韓国・聯合ニュースによれば、問題の女性は2月9日、江原道江陵市にある店で生後3カ月のマルチーズを購入。しかし、その約7時間後に再び店を訪れ、「犬が食糞(排泄物を食べる行為)をする」との理由で返金を要求した。
この要求に対し店長が「環境が変わると一時的に糞を食べてしまうことがある。数日様子を見てほしい」と説明すると、腹を立てた女性はケースから子犬を取り出し、店長に向かって投げつけた。子犬は店長の体に当たって床に落ち、数時間後に死亡したという。
店長は「動物虐待・名誉毀損で訴訟を起こす」としているが、女性は「自分が子犬を死なせておいて、なぜ責任をなすりつけるのか」と反論。法的措置をとる考えを示しているという。
この話には続きがある。女性が子犬を投げつける様子を収めた動画がツイッターで公開され、多くの人々の怒りを買っているのだ。この映像は江陵市でブリーダーをしているA氏の息子が10日、ネットに投稿した。
これについてネットユーザーからは「恐ろしい。スリッパを投げるように犬を投げるなんて」「動物も感情があり、痛みを感じる。本当に悪魔のような女性だ」「厳しく処罰してほしい。犬の命も人間の命と同じくらい大事」「食糞はストレス時にやることで改善方法はいくらでもあるって言っても飼い主は理解しないんだろうなぁ」「犬は家族として迎え入れないといけないのに、このような人がいるのは残念でならない」などと女性を非難する声が続出している。
また「犬を売り買いするシステム自体が悪い」「ペットショップを失くしてほしい」と訴える声も見られた。
警察はこの件に関して、女性が動物保護法に違反しているとみて捜査に着手したという。今後の展開に注目が集まる。