法外な代金を請求して女性客を脅し売春させるという、鬼畜過ぎるホストクラブ関係者が逮捕された。
売春防止法違反(管理売春)容疑などで2月26日、警視庁保安課に逮捕されたのは、東京都豊島区池袋の『ア・アメンバー』の経営者(30)、その兄の店長(31)、さらにこの兄弟の母親(51)、ほか売春クラブ経営者ら9人。
直接の容疑は、昨年11月30日から12月8日まで、女性客(20)を自宅に住まわせた上、男性3人に1回5000円〜3万円で売春させていたというものだ。
「被害者は17歳の頃からこのクラブに通っていた水商売の女性。昨年9月頃から、『ツケが全部で125万円になっている』と脅され、売春クラブが用意した場所で男性の客を取らされるようになったそうです。以来、約90人の相手をし、わかっているだけでも約200万円稼がされていた」(捜査関係者)
しかも、女性客が稼いだ金をツケ代の返済金に充てていると思わせる一方、ホストの誕生日イベントを企画し、その代金47万円を新たに請求し、未払金が減らないよう見せかけていたという。
「実はこの女性客の母親が末期ガンを患い、娘と連絡を取りたがって捜していたところ、母親の関係者が女性客の事態を知って警察に保護を求め、ようやく事件が発覚したのです。加えて警視庁は、他にも法外な飲食代金を請求されている女性客がいることを把握しており、家宅捜索をして関係書類を押収するなど、余罪を厳しく追及しているとのことです」(全国紙社会部記者)
捜査の行方に注目だ。