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トレンド 2010年03月13日 12時00分
コンピューターゲームの20世紀 第2回…『スペランカー』
<身長ほどの落差でも簡単に死ぬ> 「地下深くに存在すると云われる伝説のピラミッドには、計り知れないほど高価な宝物が眠っているという」(説明書より一部引用)。この高価な宝物に目がくらんだのだろう。些細なことで即死する極度の虚弱体質にもかかわらず、主人公はたった一人で危険な洞窟に足を踏み入れるのだった…。 伝説の“死にゲー”として今も多くの人々から愛される『スペランカー』は、1985年にアイレムから登場。ただし元は海外PC向けのゲームであり、ファミコン版がオリジナルではない。ゆうれいを倒すために銃(のような物であり説明書にも記載なし)を使ったり、爆弾を仕掛ける等のシーンは時おり見られるものの、ジャンプがアクションの中心。従い、ジャンプが上手く出来ない人にとっては、単に死にやすいだけのダメなゲームに映るかもしれない。が、ある程度のテクニックが身につけば、良ゲーに変貌を遂げるのである。 その証拠に、本作にはファミコン版発売当初から多数の愛好者がおり、中には延々と周回プレイを重ね、事実上の最終周である256周に到達したジャンキーも。なお、2007年8月からは、過去の名作ゲームをネット配信するWiiのバーチャルコンソールにも仲間入りを果たした。しかも配信直後には『スーパーマリオブラザーズ』を抑え、ダウンロードランキング1位を約2週間に渡って死守するという快挙まで達成。いわゆる“クソゲー”もしくは“バカゲー”に類するゲームでは異例の事態と言えよう。 <スペランカー先生の弱さは未来永劫語り継がれるべき> ところでクソゲーやバカゲーはその定義が非常に難しいが、最低条件として、プレイヤーを惹きつける何かしらの魅力がなければならない…というのが筆者の考え。たとえば、本作と同じくジャンプに重きを置いたゲームでも、悪名高い『カケフくんのジャンプ天国スピード地獄』はクソゲーには該当しないといった具合だ。こういったゲームに関しては、単純に“ゴミ”と呼ぶことにしている。 さて、この『スペランカー』だが、次世代機ではWiiの他にPS3でも配信されており、6人までの同時プレイが可能(オンライン対応)。美麗な3Dポリゴンで描かれたスペランカーを楽しめるリニューアルモードのほか、昔懐かしいオリジナルモードも搭載しており、全4面だったステージ数は100面まで増加。ちなみに操作方法などの基本システムはファミコン版の流用だが、今プレイしてもそれが古臭いとは感じない。つまり、20年以上も前にゲーム性は既に完成の域に達していたということなのだろう。 本来ならば神ゲーと評されてもおかしくないほどのデキである(さすがに言い過ぎか)。しかしながら、本作は「死にやすい」というだけでクソゲーのレッテルを貼られた。とは言え、洞窟内で足下を滑らせて死ぬというのは現実世界でもたまに耳にすることがある。そこで筆者は偉大なるスペランカー先生の名誉のため、この機会に彼が本当に虚弱体質か否かについて検証してみようと考えたのだが、彼が「コウモリのフンに当たって死ぬ」のを思い出して検証を断念。スペランカー先生は、やはり「どうしようもなく弱い」のである。そしてこの先も“史上最弱の主人公”として、人々から永遠に愛されることだろう。(文=内田@ゲイム脳)DATA発売日…1985年12月7日メーカー…アイレムジャンル…アクション(C)1985 IREM CORP.LISENSED FROM BROADERBUND
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社会 2010年03月13日 09時00分
バカ事件fromアメリカ・ネブラスカ編
【3月11日アメリカ・ネブラスカ州リンカーン現地時間】今週火曜日の早い時間に、ある男がレッドスター・オートプラザ中古車センターに訪れて、ピックアップトラックの試乗をしたらしい。男はその辺を一人で運転して廻って、何食わぬ顔で中古車センターに戻り、車をちゃんと元の場所に駐車した後に帰った。翌日、中古車センターの従業員が出勤すると、その試乗されたトラックが盗まれていた。 いちばん心当たりがある人物はあの男だ、と考えたここの店長は、男の住所(試乗する際に、免許証や保険証書のコピーをとられたため)まで事情を聞きに行くと、なんと、男の家から10ブロック離れた場所に放置されているトラックを発見。店長はすぐに警察に通報すると、この39歳の男はすぐに逮捕された。男は試乗の際に、ホームセンターなどに立ち寄って車のイグニッションキーをコピーしたあと、その夜か翌朝方に中古車センターに忍び込んで、車を盗んだらしい。 しかし、車を盗まれた中古車センターもとん馬だが、車を盗んだ男はどうして家の近く、それも路駐しておくなんて、なんて間抜けなんだろう。ネブラスカ、呑気です。
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レジャー 2010年03月12日 18時00分
キャバ嬢のちょっと怖い話 雑誌でお部屋を公開したら、客が観葉植物持参で実家にやって来た
<モデルじゃ食えないからキャバクラ勤めを> ギャル雑誌のモデルをしながら、キャバクラでバイトをしている女の子はかなり多い。ギャル誌のモデルは、事務所に所属するプロのモデルとは違いほとんどが素人。ギャラは安いが、雑誌で活躍することがステータスなので、服に化粧品に交際費にと出費も多く、必然的にお水をやっていたりする。新宿のキャバクラ『D』の篠原葵さん(仮名・21歳)も、黒肌お姉ギャル雑誌『S』の読者モデル。毎号誌面を飾り、専属モデルと遜色のない活動をしている。 「とにかく服代がハンパじゃない。専属の子も他にバイトしてるし、風俗やってる子もいる。モデル以外に仕事をしていない子は、彼氏が、闇金か詐欺師。オレオレ詐欺ね。あとは893の愛人。これ鉄板。ギャルはブラックボーイズ大好物ですから」 他の女の子の反感や妬みを買いがちなので、お店ではモデル話は控えているそう。「撮影中のハプニングとか話していると、“またあの子自慢してるよ〜”とか言われてイジメられるから。結構気を使っていますよ」女の世界は何かと大変。 それでもモデルであることは、付加価値であり、休日デート等々を断る際にも便利なので、彼女目当ての常連客は知っている。「たまに雑誌買ってる人もいるみたいだけど、そこまで興味持つ人はほとんどいない。だってオジさんがギャル誌買ってたら引くよねえ」しかし中には、雑誌は毎月切り抜き用と保存用と2冊を購入し、表情のアレコレから化粧の違いまでチェックしているマニアックな客も存在する。 「キモ嬉しいって感じ? 雑誌情報から化粧品とか香水とか消耗品貰えるのがいい。あとは好きなブランドとかもチェックしてるから新作をプレゼントしてくれたり。でもかなりイッちゃってる人もいる。Wさんって言うんだけど。キャバの私じゃなく、モデルの葵に“萌え”なんだって」 プレゼントをくれる際も、「これ葵ちゃんに渡してね」といった具合。Wさんの中では、目の前にいるキャバ嬢の葵さんは、モデルの葵の友達のようなポジションらしい。「勘弁してよ〜と思ったのは、お部屋紹介で家を特定されちゃったここと。住んでる場所は前に話したことがあったし、部屋の窓の形が結構変わってるから、分かったのかも」 <ソックリ部屋を作るのに3か月かかった> ある日、玄関のチャイムが鳴り、出てみるとWさんが、自分の身長ほどもある観葉植物の鉢を持って立っていた。 「お気に入りのベンジャミンが枯れちゃったって書いてたでしょう。大きいから持って来たんです」 お店でしょっちゅう会っているのに、初対面のようにオドオドと緊張していたそう。 「“押しかけちゃてすみません。私こういう者です”とか言って名刺まで出すの。絶対変だよね。実家だったからウッカリ開けちゃったけど、一人暮らしだったら、これって相当怖い展開だったかも」 その後、お店に来たWさんに、「葵が家には来ないで欲しいって言ってたよ」と伝えると、Wさんは非常に申し訳なさそうに小さくなってしまった。「そういうの見ると、変だけど悪い人じゃないのかなって。ファンってこんなものかなとか思っちゃうんだけど」 しかし、この出来事にはさらに後日談がある。その後何事もなく穏やかに数か月が過ぎた頃、Wさんから数枚の写真を見せられた。それは葵さんの部屋の写真。すわっ不法侵入か! 身構えた葵さんだったが、よく見ると窓の形や天井などが違う。「いやあ、苦労したよ葵部屋。完成まで3か月かかっちゃった」Wさんは葵さんの部屋ソックリに自分の部屋を改造していたのだった。 「照明とか家具とかはもちろん。ラグとかオブジェとか…」メーカーなど特定出来るものは同じ商品。その他ラグやカーテン、置物等々は限りなく似ているものを探し回ったという。唖然とする葵さんを前に、Wさんは実に得意気。 「たださあ、雑誌だとCDのタイトルが見えなくて。葵さん、葵ちゃんに何のCDか聞いておいてくれる?」これには開いた口がふさがらない葵さんであった。
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トレンド 2010年03月12日 17時35分
今年のホワイトデーの予算は?
今年のホワイトデー、男性は女性にいくらかけるのか? コンシェルジュによる結婚情報サービスを展開する株式会社パートナーエージェント(本社・東京都新宿区)が30歳未満の未婚の男女1,202名に対してアンケートを行った。 まずしっかり本命にバレンタインデーのお返しをするのが全体の52%。その中で、プレゼントの平均金額は6,366円との結果になった。また女性にはバレンタインデーでの予算を聞いてみると平均金額は3,909円。俗に3倍返しと言われるが、そこまででなくとも男性からの“お返し”にかける予算の方が高いこようだ。<男性のホワイトデーにかける予算>5% 3万円以上19% 1万円〜3万円21% 5,000円〜1万円30% 2,000円〜5,000円25% 2,000円未満<女性がホワイトデーにかけた予算>2% 3万円以上9% 1万円〜3万円15% 5,000円〜1万円35% 2,000円〜5,000円39% 2,000円未満
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レジャー 2010年03月12日 17時30分
「渋井哲也の気ままに朝帰り」 駆け引き上手のキャバ嬢
「くんくん、今夜忙しい?」 私を「くんくん」と呼ぶのは、六本木のM嬢(22)である。M嬢が19歳の時に歌舞伎町で知り合ったが、その際につけられた「あだ名」である。 「忙しいと言えば忙しいよ。同伴してってこと?」 「もう、そんな風に言わないでよ」 M嬢との電話はいつもこんな風に始まる。もうお互いの距離感が決まってしまっているかのようだ。知り合ってから3年、近づいては離れ、そしてまた近づいての繰り返しなのだ。だからなのか、電話があってもお茶だけ飲んで、お店には行かないことも何度もある。今夜もそんな気がしたのだが、なぜか、私から店に行こうと言い出す。 「今夜なら空いてるよ」 「え? 珍しくない?」 どうしてM嬢と飲みたくなったのだろうか。自分でもわからないが、久しぶりに会いたいという衝動に駆られたことはたしかだ。 「じゃあ、ご飯食べる? どこがいいかな? この前、お客さんに、『とろろ鍋を食べてきた』と聞いて、どこに行ってみたくなったの。そこでいい?」 というので、地下鉄の乃木坂駅付近で待ち合わせをすることになる。そういえば、M嬢が電話で「前髪をパッツンにしてきた」と言っていたっけ。22歳のわりには常に大人に見えるのだが、前髪をそろえる「パッツン」にする、ということはどんなイメージになるのだろう、と思っていた。 タクシーから降りた彼女を見ると、本当に「パッツン」で、いつもよりも5歳くらい若く見えた(いつもは、何歳に見えているのか? というのは内緒です)。 「前髪、似合ってるよ」 「ホント。人に見せるのは、くんくん、初めてだよ」 「あれ、電話で、『今日、先輩とお昼ご飯を食べた』って言ってなかった? ということは2人目じゃない?」 「うーん、まあ。でも、男の人には、ってことで(笑)」 と笑顔でごまかされてしまう。食事後、お店に行ったときに、M嬢にこう言われる。 「今夜、くんくん、どうして素直だったの? いつもなら来ないのに」 「来ないと思って、電話してんの?」 「うん。どうせいつも来ないし。ただ、会いたいなって思ったり、話したいな、って思ったりするから電話してんの」 「そうなのか。でも、ほら、くんくん、って犬のイメージでしょ? ペットの犬だよね? ご主人様の言う事をたまには聴かないとだめじゃない?」 「なんかあったの?」 別に何かあったわけではない。すべては会話の流れだったり、M嬢との人間関係だったり、お金の問題だったりする。それにタイミングや感情も、お店に行く動機としては重要かもしれない。たまたま、そのときに行きたいと思っただけだ。 そして、M嬢はいろんなことをいつも話してくれる。この日のテーマも、愛人だった。なぜ、愛人にならなかったのかといった話だった。でも話を聞いていると、相手は愛人にしようとした、というよりは、マジ恋愛の相手として口説いているのでは? と思ったりもした。 「あ、そうかもしれない。いやー、だったら無理でしょ」 「じゃあ、無理じゃない相手って、どんな?」 「わかんないな。言われてみないと」 「そうか。私はすでに3回もフラレているしな…」 「え? なにそれ?」 「もう、3回も告白してるじゃん?」 「聞いてない、聞いてない」 M嬢は、私の告白は冗談だと思っているのか、単純に会話を聞いていないのか。私がM嬢に告白したことを「知らない」という。拍子抜けをするのは、こっちのほうである。ただ、M嬢が当てはまるかどうかはわからないが、一般論として、キャバ嬢は、客の告白をいかにかわすかも仕事上のテクニックとして重要な要素だ。 「かわすとかないし。私、駆け引き、下手なんだからね。上手だったら、何人も愛人いるでしょ?」 M嬢の言っていることをどこまで信用したらよいのか。そう思ってしまう時点で、こちらが駆け引きで負けているのかもしれない。 「じゃあ、今夜は口説かないの?」 「店で口説いても嘘っぽでしょ?」 そういうと、M嬢は満面の笑みをしながら、 「うん。嘘っぽい」 といって、お酒を口にした。<プロフィール>渋井哲也(しぶい てつや)フリーライター。ノンフィクション作家。栃木県生まれ。若者の生きづらさ(自殺、自傷、依存など)をテーマに取材するほか、ケータイ・ネット利用、教育、サブカルチャー、性、風俗、キャバクラなどに関心を持つ。近刊に「実録・闇サイト事件簿」(幻冬舎新書)や「解決!学校クレーム “理不尽”保護者の実態と対応実践」(河出書房新社)。他に、「明日、自殺しませんか 男女7人ネット心中」(幻冬舎文庫)、「ウェブ恋愛」(ちくま新書)、「学校裏サイト」(晋遊舎新書)など。【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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レジャー 2010年03月12日 17時00分
アネモネS(オープン、中山芝1600メートル、13日)藤川京子の熱中予想!
土曜中山11Rは、桜花賞TRのアネモネS。上位2頭に優先出走権が与えられます。ここは◎アニメイトバイオが実力を示します。 初勝利を挙げた中山の芝のマイル戦では1分34秒4の好時計勝ちを収めると、続くサフラン賞では、終始外を回りながらも直線鋭く追い込み1分21秒5のレコード勝ち。調教などで教わっていないことなども、実戦に行くとまるでレースをわかっているかのような力強い走りを見せるバイオ。その抜群のセンスには目を見張るものがあります。そして牡馬相手に挑んだ重賞の京王杯2歳Sでは、スタートで躓き大きく遅れたにも関わらず、4角17番手の最後方から直線は内を突いてグイグイと伸び、メンバー最速の上がり34秒0を駆使して0秒2差の2着。勝ち馬エイシンアポロンはその後の朝日杯FS、弥生賞を共に2着の実力馬。3歳牡馬の中でも5本指には入る力の持ち主でもありますから、ハイレベルなレースでの好走は見逃せません。 前走の阪神JFは、スタートを決め好位からの競馬。道中は折り合って追走し、器用な走りを展開。手応えは抜群で、最後の直線では差し返す根性を見せ、0秒1差の2着と健闘。間を割って出る闘争心など、勝負魂は相当なモノで強いハートに心を惹かれます。まだ成長途上だし、仕上げきっていない状態でもありましたから、GI2着は奥深さを感じますね。 休み明けになりますが、ここ目標に乗り込みは十分。動きは申し分なく、馬自身のヤル気が漲っている様子もいいと思います。成長分として増えた馬体は逞しくなっており、成長力に期待。馬体はそれほど大きくなく、父のようにどんな競馬にも対応できる器用さとセンスがあります。頭のいいところを含め、生まれ持った資質の高さは現段階では群を抜いているような感じさえします。7番枠は外過ぎないのでいい位置につけられそうだし、馬群にもヒルまず中団辺りからうまく立ち回ってくれそう。直線抜け出し、力強く差す競馬を披露してくれるでしょう。(7)アニメイトバイオ(8)マイネアロマ(2)ギンザボナンザ(1)オルレアンノオトメ(12)トーセンフリージア(5)リープオブフェイス(15)ワシリーサ(13)プリマビスティー(14)エムオーハンズ馬単 (7)(8) (7)(2) (7)(1)3連単 (7)(8)→(7)(8)(2)(1)(12)(5)(15)(13)(14)→(7)(8)(2)(1)(12)(5)(15)(13)(14)
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スポーツ 2010年03月12日 16時30分
新潟県のプロ野球誘致作戦
11日、泉田裕彦・新潟県知事が、『プロ野球を誘致する会』(仮称)を発足させ、新潟にプロ球団を本格的に誘致する計画を明かした。「準フランチャイズとして」という方法は、日本ハムを移転させた札幌と同じだ。 社団法人日本プロ野球機構との『プロ野球の森』調印式に出席した泉田新潟県知事は、「加藤コミッショナーとも雑談で話をした」と、加藤良三コミッショナーとも『プロ野球を誘致する会』に関して話をしたことを明言した。24日に設立、20万人の署名を集めるという。 「プロのサッカーチームを作ったときも『どうかな』と言われたが、リーグトップクラスの観客動員を記録している。プロ野球選手が何人も出ているし、もともと野球熱は高い。言葉よりも切符が売れることでアピールしていきたい」。泉田知事はこう成算を語った。7月24日に開催されるオールスターは格好のアピールの場になるだろう。「準フランチャイズで」という言葉の裏には、札幌の成功例が見え隠れする。 札幌市は、当初いきなりのフランチャイズ球団招致は無理だとして、観客動員減に悩んでいた西武に対し、「準フランチャイズとして、年間数十試合してほしい」と要請。西武側も了承した。そこへ割って入った格好だったのが、日本ハムだった。本拠地・東京ドームの使用料が高く、大赤字に悩んでいた日本ハムは、札幌側の「球場使用料を安くするように配慮する」というオファーがあり、思い切って移転を決断。 「約束違反だ」と西武が猛反発してスッタモンダしたが、結局「札幌移転が失敗すれば、いよいよ球団身売りしかない」という日本ハム本社首脳の重大決意の元に、04年、東京ドームから札幌ドームに本拠地を移し、成功を収めている。それまで札幌は巨人王国だったが、今や日本ハムの本拠地として根付き、巨人のつけいる隙はなくなっている。 こういう成功例があるだけに、新潟県がいきなり高望みせず「準フランチャイズで」という目標を掲げたのもわかる。視野に入れているのは、観客動員に頭を悩ますヤクルト、横浜といった在京のセ・リーグ球団だといわれている。 横浜などは内心、新潟県移転に強い関心を持っているが、移転を危惧する横浜市側から「長期契約のあることを忘れないように」と太いクギを刺されているという。ヤクルトも神宮とは深い関係にあり、本拠地を移転するとなれば、簡単にはいかないだろう。新潟県サイドもそのへんの事情を察しての「準フランチャイズ」としての誘致で、機が熟したら、本拠地移転の誘致に切り替える作戦だろう。
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レジャー 2010年03月12日 15時30分
一発野郎! 石沢の“超穴馬券”3/13日
<アネモネS(中山11R)=◎マイネアロマ> (1)(12)(2)(6)(15)着の成績から狙いづらいタイプであるのは確かだが、素質は非凡だ。新馬戦はダイワバーバリアン(弥生賞4着)を競り落とし、1分48秒8の好時計勝ち。黄菊賞では上がり3F33秒8の切れ味で2着と能力の高さを証明している。さらに今回はキャリア初となる牝馬限定戦。今までダノンパッション、エイシンフラッシュなどの強力牡馬にぶつかってきたことを考えればグンと相手関係が楽になる。一発は十分だろう。【馬単】(8)=(7) (8)=(5) (8)(1) (8)(2) (8)(11) (8)(12)【3連単】2頭軸マルチ(8)(7)軸(5)(1)(2)(11)(12)<ポラリスS(阪神11R)=◎アンクルリーサム> 好走してもさほど人気が上がらない“盲点馬”。展開がハッキリとしないメンバー構成だけに、安定した先行力は大きな武器になる。年齢(9歳)を考慮してか、前走オープン勝ちでもハンデは56キロの据え置き。強力な追い込み型不在なら、再度の粘り込みは可能だ。【馬単】(6)=(12) (6)=(2) (6)(4) (6)(7) (6)(9) (6)(14) (6)(15)【3連単】2頭軸マルチ(6)(12)軸(2)(4)(7)(9)(14)(15)<中京記念(中京11R)=◎シャインモーメント> 芝に戻してから4戦2勝と5歳にしてようやく本格化のにおい。陣営が当初から「芝でこそ」と明言していた通りの出世街道を突き進んでいる。2着に2馬身差をつけた前走(アメジストS)の勝ちっぷりに、ハンデも54キロの軽量。驚かす条件は整っている。【馬単】(8)=(10) (8)=(14) (8)(1) (8)(2) (8)(4) (8)(17) (8)(18)【3連単】2頭軸マルチ(8)(10)軸(14)(1)(2)(4)(17)(18)
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レジャー 2010年03月12日 15時30分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(3/13日中山・中京)
中山メインの桜花賞トライアル「アネモネS」(2着まで優先出走権)は、アニメイトバイオで九分九厘勝てる。 実績、実力ともここでは抜きんでた存在でちょっと、負けるシーンは想像できない。京王杯2歳S、阪神JFはいずれも2着に惜敗。長蛇を逸しているが内容は負けて強しだ。 とりわけ、スタートで大きく出遅れ4角17番手という絶望的な位置から、0秒2差と迫った京王杯2歳Sは見ていて鳥肌が立った。勝負根性は並外れている。勝ち馬エイシンアポロンは、先週の弥生賞でも2着と好走した皐月賞の有力候補でもある。 阪神JFのアパパネは先週のチューリップ賞で2着と不覚をとったが、メンバーに恵まれたアニメイトバイオが勝つ可能性は限りなく高い。 約3か月間のブランクを抱えているが、仕上げに抜かりはない。普通に走ってくれば結果はついてくる。◎(7)アニメイトバイオ○(2)ギンザボナンザ▲(12)トーセンフリージア△(1)オルレアンノオトメ△(5)リープオブフェイス△(10)ミオリチャン 中京競馬11R「中京記念」は、トウショウシロッコが京都記念6着のリベンジ。 スローペースにつられて先行し、身上の差し脚が不発に終わったが前走の二の舞はしない。顔ぶれからペースも速くなりそうで、差し切りが決まる。◎(9)トウショウシロッコ○(5)シャドウゲイト▲(14)ナリタクリスタル△(1)リトルアマポーラ△(2)ホワイトピルグリム△(16)マイネルスターリー 中山12Rは敢然と連闘で勝ちに来た、ランブルジャンヌが狙い目。◎(16)ランブルジャンヌ○(8)ヤマニントップギア▲(14)エイブルアロー△(4)ブライトアイザック△(6)メリトゥム△(15)アクセプトアゲン
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芸能 2010年03月12日 15時00分
下手うま!? ある意味ロック! 宮崎あおいの元気の出る歌声
時として言霊は、落ち込んだ人間や暗い社会を元気にさせてくれる。類稀なる歌声は、人々の心を確実に動かすのだ。今、先の見えない不況で疲れ果てた人々の心を癒すCMソングが、静かなブームになっている。そのCMソングとは、「earth music&ecology」のCMに使用されている“アカペラの歌声”である。実は、この曲が何度も何度も脳内で再生されてしまうほど、強烈なインパクトを持っているのだ。 「earth music&ecology」のCMで伸び伸びとした歌声を披露しているのは、女優の宮崎あおいである。このCMは、「歩く」篇、「野球」篇、「鉄棒」篇の3種類があり、宮崎あおいが、明るい表情で歌声を披露しているのだ。しかも、口ずさむ曲は、ロックバンド・THE BLUE HEARTSの名曲「1001のバイオリン」である。 この名曲を宮崎あおいが歌いあげているのだが、これがなかなか味わい深いのだ。決して上手いとは言えない歌声だが、彼女の生き様、ポジティブな思考が感じられ、一度聴いたら忘れられない歌声となっている。 ナチュラルテイストがセールスポイントである女性向けファッションブランドの「earth music&ecology」のイメージにも合っており、自然体で生きる女性らしさが、この歌声と表情に現れているのだ。 人々の心を揺さぶるこの歌は、ある意味ロックであり、メッセージソングでもある。疲弊しきった日本の再生は、「自然体」というキーワードの中にこそある。(山口敏太郎)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou