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レジャー 2014年10月25日 17時59分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(10/26) ブラジルC 他
4回東京競馬7日目(10月26日日曜日)予想・橋本 千春☆東京11R「ブラジルカップ」(ダ2100メートル)◎2ヴォーグトルネード○5ノースショアビーチ▲12ランウェイワルツ△7マスクトヒーロー、11クリノヒマラヤオー 充実期の5歳を迎えて本格化した、ヴォーグトルネードで軸は堅い。とりわけ、東京2100メートルは、<3210>と、安定感抜群。近5戦も(2)(4)(1)(1)(3)着と充実著しい。この馬の武器は強靭な末脚。実際、毎回メンバー最速の差し脚を繰り出しているのだ。前走のBSN賞3着は平坦コースの新潟1800メートルが合わず、不発に終わったもので悲観することはない。その時から条件が大きく好転しており、チャンスは十分だ。ハンデは据え置きの57キロだし、乗り替わりも戸崎騎手なら心配無用。相手は、成長力の大きいノースショアビーチと、ランウェイワルツの3歳両馬。☆東京10R「甲斐路ステークス」(芝1800メートル)◎4サトノフェラーリ○9ファントムライト▲10ミエノワンダー△2マイネルディーン、6トーセンアルニカ サトノフェラーリは、休み明け+昇級緒戦+古馬混合とハンデが重なった弥彦特別をメンバー最速の差し脚で圧勝(0秒2差)。実力を見せつけている。続くセントライト記念は、イスラボニータの前に13着と返り討ちに遭っているが、1コーナーでごちゃごちゃして、引っ掛かったことが敗因だ。それで、0秒8差なら悲観することはない。自己条件に戻り、得意の1800メートル<3102>なら巻き返しは必至だ。10頭立てと手頃な頭数で、馬群も捌きやすい。相手は、昇級以降(2)(2)着と充実一途のファントムライト。春に現級勝ちしているミエノワンダーも侮れない。☆福島11R「みちのくステークス」(芝1200メートル)◎16モズハツコイ○6ミッドナイトクロス▲5マイネサヴァラン△11アポロスターズ、12レモンチャン 昇級2戦目の道頓堀Sで小差2着と好走し、ここに大きく望みをつないだモズハツコイをイチ押し。もともと、重賞のファンタジーSで2着しているように、実力の裏付けは十分ある。夏を境に一皮むけ、素質に力が追いついたとなれば期待できる。小回り平坦の福島コースも最適の舞台だ。相手は、休み明け2戦目で走り頃のミッドナイトクロス。この2頭に迫るのは、マイネサヴァラン。福島1200メートルは、<4201>と、実績はメンバー屈指。☆京都11R「菊花賞」(芝3000メートル)◎14トゥザワールド○15ワンアンドオンリー▲9ハギノハイブリッド△4サウンズオブアース、6ショウナンラグーン 皐月賞2着馬のトゥザワールドが、最後の1冠を奪取する。ダービーはワンアンドオンリーの前に5着と後塵を拝しているが、これで勝負付けが終わったと判断するのは早計というもの。何故なら、皐月賞TR・弥生賞でワンアンドオンリーを一蹴しているし、本番も先着を果たしているからだ。秋緒戦のセントライト記念は2着に終わっているが、本来が叩き良化タイプで上々のスタート。本番に大きく期待を抱かせる内容だった。京都コースは3戦3勝と、自分の庭同然だし、3000メートルもドンと来い。相手は、順当にワンアンドオンリー。穴は、ハギノハイブリッド。スタミナは折り紙付きの血統だし、最後の直線でグイグイ伸びて来るシーンが見られそう。☆京都10R「ディープインパクトC」(芝2400メートル)◎7ジャイアントリープ○1トウシンモンステラ▲6スズカデヴィアス△3スノードン、5リメインサイレント 本命には、ジャイアントリープを推す。全4勝が2400メートルを含め、2000メートル以上で挙げているエキスパートだからだ。そのうち、2勝は京都コースだ。前走6着は距離不足の1800メートルに加えて、出遅れる不利が重なったもので度外視して大丈夫。その時から条件は大きく好転し、勝利は目前だ。前走比2キロ減のハンデ55キロも強調材料。相手は、クラスの安定勢力トウシンモンステラ。台風の目は、3歳の精鋭スズカデヴィアス。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2014年10月25日 17時59分
菊花賞(GI、京都芝3000メートル、26日)藤川京子のクロスカウンター予想!
京都11R、菊花賞は◎ワンアンドオンリーが二冠を達成します。 前走の神戸新聞杯は、後方で折り合いをつけて追走。外から早目に動いて4角4番手。直線で追い出して先頭に立ちましたが、2着馬と並ぶシーンもありながら最後は差し返す根性を見せアタマ差の辛勝。しかし、後半のラップが速い中、こちらは外を回って長くいい脚を披露していますから、たいしたもの。距離延長も問題なさそうです。 使った方が良いタイプで、前走時は追い切りで併走馬に遅れましたが、今回は同じ相手に先着し好気配。派手に攻め駆けはしない方ですけど前回よりも動いていて、更に馬自身に貫禄があり良くなっているように見えますね。ダービーと神戸新聞杯を連勝。このパターン同様、ディープインパクト、オルフェーヴルに続いて歴史的瞬間を制します。(15)ワンアンドオンリー(14)トゥザワールド(13)ミヤビジャスパー(4)サウンズオブアース(2)トーホウジャッカル(16)サトノアラジン(12)タガノグランパ 馬単 (15)(14) (15)(13) (15)(4)3連単 (15)-(14)(13)(4)(2)(16)(12)ワンアンドオンリー 1頭軸マルチ動画予想は、こちらへ→http://www.youtube.com/watch?v=GbI6Dv1InKk&list=UU4F6naTcHghQRmkcbay4vDw※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2014年10月25日 17時59分
ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜(10月26日)菊花賞(GI)他2鞍
ど〜も! ハッシーです。やはり女心は難しかった先週の秋華賞。今週は男たちのガチンコの闘い菊花賞です。男たるものここは当てておきたいレース。ビシっと当ててやりましょう!☆京都2R 2歳未勝利牝馬限定戦(芝1400m) ビットレートは、前走休み明けだったこともあり、勝負所で反応が鈍かった分追い込み届かず2着に敗れたが、直線では一時4馬身差ほど開いていた差を坂にかかるとグングン伸びて1馬身差まで詰めた内容は見所あり。一度使われて反応が良くなればあっさりも。◎(9)ビットレート○(8)グランディフローラ▲(6)ノースファンタジー△(12)メイショウミソラ△(7)ニューエディション買い目【馬単】6点(9)→(6)(7)(8)(12)(6)(8)→(9)【3連複1頭軸流し】6点(9)-(6)(7)(8)(12)【3連単】6点(9)→(8)→(6)(7)(12)(9)→(6)(7)(12)→(8)☆京都3R 2歳未勝利戦(芝1600m) デビュー戦となった前走で、前半少しかかってしまった上に直線では少し気難しさを出してしまい、手応えほど伸びなかったセンターピース。一度使われて追い切りの動きも変わってきており、折り合いさえ付けば好勝負。 ◎(7)センターピース○(16)ノスタルジー▲(12)ブライトボイス△(3)メイショウワカアユ△(8)アイファーサンディ買い目【馬単】6点(7)⇔(3)(12)(16)【3連複1頭軸流し】6点(7)-(3)(8)(12)(16)【3連単】9点(7)→(3)(12)(16)→(3)(8)(12)(16)☆京都11R 菊花賞(GI)(芝3000m) クラシック3冠の中で最も距離適性が出る菊花賞。過去10年の勝ち馬を見てもデルタブルース、アサクサキングス、スリーロールス、ビッグウィークと、ざっと5頭は生粋のステイヤー。2着にしてもアルナスライン、フローテーション、フォゲッタブル、スカイディグニティと、やはり長距離適性が高く、キレのある馬より長く良い脚を使うタイプが好走している。となれば今年も長距離適性の高い馬をチョイスするのみ。距離適性、実績からやはり中心はワンアンドオンリー。今年のダービー馬とくれば実力は折り紙つきで、胴長で繋ぎも長く、すらっとした如何にも長距離向きの体型をしている。キレで勝負するタイプではなく、長く良い脚を使うタイプと、ここまで菊花賞好走馬の条件に当てはまっている。休み明け初戦となった前走は、後方から大外を回って進出し、一度は交わされたものの差し返して勝利した内容は着差以上の強さ。勝ち負け必至。相手筆頭はヴォルシェーブ。ひと夏を超えてパワーアップした馬体、追い切りから好走を期待した前走であったが、後ろから行きすぎてこの馬のレースが出来ていなかった。春の時点で古馬を破っておりその実力は確かで、今回は長距離戦を意識し、前半はゆったりとしたペースで入り、終いを伸ばすという追い切り。動きそのものも躍動感あふれる走りで絶好のデキ。展開によっては逆転の目もアリ。一発ならゴールドアクター。2600m戦を2連勝してきた夏の上がり馬。先行馬が少なく展開も向きそうで、後続が本命馬に気を取られるようなら面白い。以下、ショウナンラグーン、トゥザワールド、ハギノハイブリッドまで。◎(15)ワンアンドオンリー○(17)ヴォルシェーブ▲(10)ゴールドアクター△(6)ショウナンラグーン△(14)トゥザワールド△(9)ハギノハイブリッド好調教馬(14)(2)(4)(17)買い目【馬単】8点(15)→(6)(9)(10)(14)(17)(6)(10)(17)→(15)【3連複1頭軸流し】10点(15)-(6)(9)(10)(14)(17)【3連単】12点(15)→(6)(10)(17)→(6)(9)(10)(14)(17)※出走表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合して下さい。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙へ入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり3連単100万円越えもあり。予想スタイルは馬の適正、過去のレース内容、調教を重視。
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レジャー 2014年10月25日 17時59分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(10/26) 菊花賞
京都11R 菊花賞◎トーセンスターダム 秋華賞と同じように1強ムードとなっている。前週あるいは前走、直前の記憶が馬券予想に及ぼす影響は小さくなく、仕上がり途上のTRでダービー馬の底力を見せつけたワンアンドオンリーに人気が集まるのは当然だろう。そして、先週の反省から? 馬単ではなく馬連で、そう考える人が多いはずだ。3000mは未知数だが、神戸新聞杯からの上積みも大きく、軸としては鉄板級。穴狙いせずにワンアンドから馬連で流すのが無難な選択と思える。気になるデータとしては、ダービーと菊の「二冠」馬は、40年以上現れていない。その間、三冠馬は5頭出現しているが。 頭も狙える相手候補として挙げたいのが、池江厩舎の3頭。トゥザワールド、トーセンスターダム、サトノアラジン。最後の1冠に向け、いずれも自信を持って臨める仕上げ。また、それぞれ鞍上に配した3騎手が菊花賞を勝っているのも心強い。 中でも個人的に期待するのがトーセン。3番人気に支持されながら7着に敗れた神戸新聞杯(前が壁にならなければ入着以上はあったと思われる)は、明らかに消化不良。近走内容から大きく評価を下げているが、先週、今週と併せ馬での動きが抜群で、前走からガラリと一変している。見直しが必要だ。何よりも鞍上は名手・武豊。長丁場でもピタリと折り合い、直線でズバッと差してくるシーンを我々は何度も見ている。京都コースに替わるのもプラスだし、一発逆転があっても驚きはない。馬連 流し(15)-(7)(9)(13)(14)(16)3連複 軸 2頭流し(7)(15)-(9)(13)(14)(16)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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ミステリー 2014年10月25日 17時59分
山口敏太郎事務所に舞い降りた霊魂? 正体は戦争で散った魂か!?
右の写真は山口敏太郎事務所所属の歌手・タレントの水木ノア氏が自身のCD発売を記念して撮影された告知動画のキャプチャー画面である。 CDを手に笑顔の女性が水木ノア氏なのだが、実はこの動画には不思議なものが写りこんでいたという。 右の写真はその決定的瞬間を切り取った写真なのだが、赤い丸をつけた部分をご覧いただきたい。白いモヤモヤした物体が宙を舞っているのがおわかりになるだろう。 動画にはこの白いモヤモヤした物体が猛スピードで彼女の目の前を横切る様子がおさめられていた。出来事はほんの一瞬だったのだが、カメラはハッキリとその姿を捉えていたのだ。 動画には3分27秒ごろに横切る様子が確認できるだが、この時に水木ノア氏とオカルト研究家の山口敏太郎氏(動画のカメラ担当)は水木ノア氏の地元である福島県について会話をしていた。 動画では山口敏太郎が「水木ノアの実家のある二本松市には二本松少年隊がいたため歴史ファンにはおなじみの土地である」という内容のトークがはじまるやいなや白い物体が横切る様子が収録されていた。 山口敏太郎の言う「二本松少年隊」とは1868年の戊辰戦争において出兵した会津藩出身の13〜17歳までの少年兵のことである。戊辰戦争の少年兵となると「白虎隊」が有名であるが二本松少年隊は二本松城が崩落する寸前に自らの意思で出兵した白虎隊よりさらに若い少年たちが中心だった。 二本松少年隊は白虎隊とは違い、各自バラバラの部隊に配属されたため特定の隊名が存在しておらず長らく歴史に埋もれていた存在だったのだが、戦争後50年を経て出版された「二本松戊辰少年隊記」という本がきっかけではじめて全国に知られることになる。 水木ノア氏は本CDを「故郷福島県のために役立てたい」とも動画内で語っており「二本松少年隊」の想いが霊魂となって水木ノア氏に届いた可能性は十分にある。 もっとも、撮影された場所は千葉県の一般家屋である山口敏太郎事務所のためまったく関係のない別の霊魂ではないか、という見方もある。 撮影された山口敏太郎事務所の和室にはこれまでに生首の霊の目撃談のほか、急にものが落ちるといった怪現象がたびたび起こっている。また古い家内ゆえに落ちてきたホコリではないか、という可能性も捨てきれないだろう。 果たしてこのモヤモヤの正体はなんだったのだろうか…?【参考動画】水木ノアの新アルバム告知 福島頑張れhttps://www.youtube.com/watch?v=nL1DKge-I0I&list=UUy-GNMfhIvwtFliYifj0pZw文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2014年10月25日 17時59分
東京・港区の職員が小6女児を買春
公務員の男が、小学生の女児を買春するというショッキングな事件が起きた。 神奈川県警港北署は10月22日、当時小学校6年生だった女児に現金を渡して、みだらな行為をしたとして、強姦と児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで、東京都港区職員で芝浦港南地区総合支所の男性主事(32=千葉県八千代市村上南)を逮捕した。 逮捕容疑は、今年1月6日、当時12歳だった少女(現13)に、現金5000円を渡して、神奈川県横浜市内のホテルで、みだらな行為をした疑い。 同署によると、男は昨年12月頃、インターネットの掲示板で少女と知り合い、携帯電話のメールで連絡を取り合い、1月6日に初めて会った。2人のやりとりのなかで、男は少女が当時12歳であることを認識していた。 少女の家族が同署に相談し発覚した。男は警察の調べに対し、「思い出せない」と供述し、容疑を否認しているという。 港区の武井雅昭区長は「公務外の行為とはいえ、職員が逮捕される事件が起きたことは、大変遺憾であります。関係の方々には多大なご迷惑をおかけし、区政に対する区民の皆さまの信頼を損ねたことを心より深くお詫びいたします。区としては、二度とこのようなことが発生しないよう、法令や服務規律の遵守を徹底し、区民の皆様の信頼回復に向けて、再発防止に向けて取り組みます」とコメント。 逮捕された当該職員の処分については、「早急に事実を確認し、厳正に対処してまいります」としている。(蔵元英二)
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その他 2014年10月25日 17時00分
本好きリビドー(27)
◎快楽の1冊 『容疑者』ロバート・クレイス/高橋恭美子=訳創元推理文庫 1260円(本体価格) 犬を連れ散歩している人の姿。特に珍しくはない。至って普通に住宅地や公園で見掛ける。しかし、ふと思う。なぜ人はペットを飼うのか。相手はしゃべらないのに。一緒に酒を飲み交わしてくれるわけでもないのに。それでも多くの人は、人間ではない動物をかわいがり、同居している。 本作『容疑者』の原書アメリカ刊行は2013年で、この邦訳版は先月9月に出た。登場するのは警察犬であり、ストーリーの中心は殺人事件の捜査だ。決して穏やかなだけの時間を描いているわけではない。けれども間違いなく、人が動物を愛する心を丁寧につづってくれている。 ロス市警の刑事スコット・ジェイムズ巡査は打ちのめされてしまった。パトロールの最中に街で銃撃戦に出くわし、相棒のステファニーが絶命したのだ。スコットは密かに彼女を愛していた。車を武器か楯にして応戦しようと歩み出したとき、血を流し続ける彼女が叫んだ。「置いていかないで!」と。見捨てるのではなく救うための行動を誤解したまま先逝ってしまったのではないか。誤解を解きたかった、という後悔が事件後のスコットを苦しめる。警備中隊へ異動した彼は雌の警察犬マギーと出会う。この元軍用犬も、かつて相棒の調教師を戦闘で失っていた。スコットとマギーは新たな相棒となり、ステファニーの命を奪った犯人を捜し始める。 物語全体の視点中心人物はスコットだが、時折マギーの視点も挟み込まれる。犬でもきちんと考えているのだ。その結果、ただスコットが一方的にマギーを大切に思っているわけではなく、両者が互いに信頼し合っている、という印象が強まった。そう、人間以外の動物をこよなく愛する人は、人間同士では味わえない別種の愛によって何かしらの深い心の安寧を求めているのかもしれない。スコットはマギーに救われている。(中辻理夫/文芸評論家)【昇天の1冊】 2012年に話題となったドキュメンタリーが文庫化された。『飛田で生きる』(徳間書店/720円+税)は、大阪市西成区山王の飛田新地で現代の“遊郭”を経営していた元オーナー・杉田圭介氏の回顧録だ。 現在は新地で働く女性のスカウトとして生計を立てているという、内情を知り尽くした著者だけに、内容は赤裸々で興味深く、一気に読める。 飛田新地の女たちといえば、生活に困窮したワケあり女性という印象を持っていたが、決してそればかりではない。もちろん何らかの理由でカネが必要なわけだが、素顔は十人十色。キャバクラや風俗から転身してきたコもいれば、夏休み期間だけ飛田にやって来る学生バイトもいるという。 一方で通称「妖怪通り」「年金通り」と呼ばれる、年齢層の高い女性ばかりが集まるエリアもあるらしい。当然、飛田でしか生きる術をもたない女たちが、そこにいる。 また、店の収入は? 女性たちの稼ぎは? 店舗の賃料は?…といったリアルなカネの話題から、呼び込みのおばちゃんの経歴、女のコ同士のイジメやケンカといった人間模様、そして、そもそも法治国家であるはずの日本で、なぜ飛田が存続し得るのかというカラクリまで、つぶさに記されている。「いかがわしい場所といわれるが、そういう場所で人間の道を極めるのもオモロイ」とつづる著者の言葉が、読後に飛田で生きる人々の“たくましさ”を残す。 それにしても、日本にはまだまだ謎が多い。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)
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レジャー 2014年10月25日 16時44分
【第17回富士S】ステファノス待望の初重賞制覇
競馬の「第17回富士ステークス」(GIII・芝1600メートル、25日東京16頭)は、最後の直線で力強い伸び脚を発揮した単勝2番人気のステファノス(54キロ戸崎圭太騎手)が、ゴール前の攻防をクビ差制して優勝。待望の初重賞制覇を達成した。1分33秒2。2着シャイニープリンス(単勝12番人気、56キロ柴田大知騎手)、3着レッドアリオン(単勝5番人気、56キロ小牧太騎手)3/4馬身。 ステファノスは父ディープインパクト、母ココシュニックの牡3歳馬(鹿毛)。馬主は(有)キャロットファーム。戦績=10戦4勝。主な勝ち鞍=重賞初勝利。戸崎騎手、藤原英昭調教師は初勝利。「配当」単勝(16)610円複勝(16)250円(7)760円(11)350円枠連(4)(8)8370円ワイド(7)(16)4370円(11)(16)1600円(7)(11)4310円馬連(7)(16)1万4780円馬単(16)(7)2万2700円3連複(7)(11)(16)4万6230円3連単(16)(7)(11)26万6760円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。
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スポーツ 2014年10月25日 16時30分
阪神のリベンジなるか? ソフトバンクとの日本シリーズがいよいよ開幕
プロ野球の日本シリーズがいよいよ、10月25日に開幕する。 セ・リーグはレギュラーシーズン2位ながら、CS(クライマックスシリーズ)で下剋上を果たした阪神が9年ぶり2度目の出場。パ・リーグはリーグ優勝したソフトバンクが、3年ぶり15度目(前身の南海、ダイエー時代を含む)の出場となった。阪神は実に29年ぶり2度目、ソフトバンクは3年ぶり6度目の日本一を目指す。 過去、両軍による日本シリーズは64年(南海時代)、03年(ダイエー時代)と2度あり、いずれも4勝3敗でホークスが制しており、阪神にとっては“リベンジ”を懸けた決戦となる。 05年以降の両軍のセパ交流戦での対戦成績は、ソフトバンクの21勝20敗3分けと、ほぼ五分だ。 阪神はリーグ優勝こそ逃したが、CSでは5勝1分けと負け知らずで、日本シリーズ進出を決めて、波に乗っており、互角の闘いが期待できそうだ。 「Yahoo!ニュース」では、「2014年日本一に輝くのは阪神? ホークス?」との意識調査を10月20日から実施したところ、25日午後3時現在、5万0915票(男性=83.2%、女性=16.8%)の回答があった。 その結果は、「阪神」が2万6195票(51.4%)、「ソフトバンク」が2万4720票(48.6%)ときっ抗するものとなった。 両軍にとって、差があるのが日本シリーズでの経験値。ソフトバンクは11年に日本一となったメンバーが多数残っているが、阪神は出場すること自体が05年以来で、その差は明らか。 阪神で03、05年の日本シリーズに出場した経験がある選手は、鳥谷敬内野手、関本賢太郎内野手、安藤優也投手、能見篤史投手、福原忍投手の5人しかおらず、エース・能見は中継ぎでの起用だった。 福留孝介外野手(元中日)、藤井彰人捕手(元近鉄)、鶴岡一成捕手(元巨人)らは、他のチームに在籍した際に日本シリーズを経験しているが、キーマンとなりそうなのが、“お祭り男”西岡剛内野手だ。 今季、故障のため、不本意なシーズンとなった西岡だが、CS6試合では27打数10安打、1本塁打2打点、打率.370と打ちまくり、大舞台での強さを発揮した。西岡はロッテ時代の05、10年と日本一を2度経験。しかも、10年はリーグ3位から下剋上を果たしての日本一だった。両年とも、西岡は全試合にスタメン出場しており、その存在は大きいといえそう。 日本シリーズは25日、阪神の本拠地・甲子園球場で開幕。第3戦から福岡ヤフオク!ドームに舞台を移し、第6戦で甲子園に戻る。 果たして、日本一の栄冠に輝くのは、阪神かソフトバンクか?(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年10月25日 15時00分
策士、策に溺れる FA補強をねらう落合GMが避けられないFA流出
谷繁元信選手兼任監督(43)が10月8日に白井文吾オーナー(86=中日新聞社会長)へシーズン終了の報告を行った。その席上で白井オーナーが来季へ向けて大型補強を約束。FAでも金に糸目は付けないという。オーナーは「監督の好きなようにやってくれ」と語っていたが、補強の陣頭指揮を執るのは今年も落合博満GM(60)である。 「中日も今オフの主役とも言っていい、金子千尋(30=オリックス)の獲得に参戦します。社会人時代のトヨタの後輩に当たる吉見(一起=30)もおり、この件で一歩リードしている巨人を巻き返せると中日首脳陣は見ています」(ベテラン記者) 交渉には落合GMが当たる予定だ。同GMは、昨年オフにチーム総年俸を約8億円も減らしたように、交渉の巧さでは右に出る者はいない。FA補強には心強い話だが、その軍資金が必要になるため、今季のチーム功労者が割を食うことになりそうだというのだ。 「国内FA権を取得した山井(大介=36)をどうするのか? 慰留させるなら、昇給、複数年契約を約束してやらないと…」(地元関係者) 山井はFAについて聞かれると、「まずは球団の話を聞いてから」と答えている。そんな含みのある物言いから、「行使する可能性も高い」と見られているが、実はシーズンを終了したいまも(12日時点)、中日側から交渉のアクションは受けていないという。 「開幕から先発ローテーションを守ったのは山井だけ。プロ13年目で最多勝(13勝)、最高勝率の二冠を達成しています」(前出関係者) 山井の今季推定年俸は6000万円。山井の孤軍奮闘がなければ、チームは最下位転落もあり得る状況だった。そんな主力に対して放置プレーという状況はおかしいが、それも落合GMの交渉の戦術らしい。 「昇給提示はされるでしょう。でも、山井が求めているのは複数年契約で、落合GMは来季37歳という年齢的理由から単年提示で押し通すつもり」(前出記者) 落合GMは金子との交渉で、近年のその安定した成績を評価したことを伝えるつもりだ。それは昨季、5勝しか挙げていない山井に対する間接的な批判ともなる。作為的なマイナス査定はしないが、それでも納得できないのなら、権利行使せよというメッセージだ。 「白井オーナーは補強費に糸目を付けないと言いましたが、成績を上げた自軍選手の昇給については明言していません。Bクラス低迷を名目に微増の昇給しかされなかったら、外部からいくら選手を獲っても、チームのモチベーションは上がりません」(同) 山井には、阪神など食指を動かしているとの情報もある。金子争奪戦に敗れたチームも山井にラブコールを送るだろう。落合GMの主張は間違っていないが、巧みな交渉話術だけでは谷繁体制を盛り立てることはできない。