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レジャー 2014年11月29日 18時00分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(11/30) キャピタルS
東京9R キャピタルS◎キングズオブザサン 富士Sの上位馬、2着シャイニープリンスと4着ロサギガンティアが人気の中心となりそうだが、力量的にこの2頭に引けを取らないのがキングズオブザサン。実際、京成杯AHではシャイニーに、NHKマイルではロサに先着している。 前走こそ10着に敗れたが、直線で窮屈なところに入ってしまったのが大きな敗因。明らかに不完全燃焼の一戦だった。それでもシャイニーとの着差は0.5秒。まともなら際どい競馬に持ち込めたかもしれない。秋3戦目、走り頃でもありキングズの巻き返しに期待する。 相手本線は、使い詰めで上がり目の薄いシャイニーよりも、キングズ同様3戦目のロサを選択。530キロ超の大型馬が、休み明け2戦を7→4着と型どおりに着順を上げており、順当なら勝ち負けに加わってきそうだ。 他で注意したいのが、秋3戦、思わぬ大敗を続けているタガノブルグ。調子自体は悪くないので、NHKマイルで激走した舞台に替わって大駆けの可能性を秘める。思い切った騎乗をする田辺騎手への乗り替わりも不気味だ。馬連 流し(13)-(4)(10)(11)(14)(16)3連複 軸1頭流し(13)-(4)(10)(11)(14)(16)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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スポーツ 2014年11月29日 18時00分
“元K-1ジャパン王者”天田ヒロミが白血病と闘うライバル、ノブ・ハヤシと友情タッグ! アントニオ小猪木は女子にKO負け
かつて、一大ムーブメントを巻き起こしたK-1。そのマットでしのぎを削ったのが、天田ヒロミとノブ・ハヤシだ。 2人は04年6月26日、K-1ジャパン・グランプリ決勝戦で対戦。天田が判定でノブを下して、日本の頂点に立った。 その後、K-1は衰退の一途をたどり、活動を停止(現在のK-1は別組織)。天田は新たな戦場をキックボクシングのリングに求め、近年IGFなどプロレスのリングにも上がるようになった。 一方、ノブは09年1月に急性骨髄性白血病を発症。いったんは快方に向かい、同年11月にエキシビションマッチを行ったが、10年1月に再発。長い闘病生活の末、13年11月3日、「チャクリキファイティングカーニバル」で公開スパーリングを行ったが、その相手を務めたのが、かつてのライバルである天田だった。 その後、今年8月、2人はお笑いコンビ「1-K」を結成して、「キングオブコント2014」に挑んだが、それはコントの舞台でのこと。公開スパーでから1年の月日を経て、再びリングという同じ舞台に立つことになった。 11月27日、東京・後楽園ホールで開催されたASUKA PROJECTのプロレス興行で、天田がプロレスラーの鈴木秀樹(フリー)と対戦。そのセコンドにノブが付き、夢の合体を果たしたのだ。 試合は鈴木がいきなり場外戦に持ち込み、セコンドも加勢。大乱戦のなか、突如、海賊男が現れ、天田に手錠をかけると、たまらずセコンドのノブもリングに上がり、両軍大乱闘となって、無効試合の裁定が下った。 試合後、天田は「汚いことばかりやりやがって。久々に鈴木選手と試合できると思ったのに、悔しい。どこのリングでもいいから、もう一度やりたい」と再戦を希望した。 ノブはBLADE12・29大田区総合体育館大会で、6年ぶりの復帰戦に臨むことが決まっている。 また、11・27後楽園には、アントニオ猪木のモノマネでおなじみのお笑い格闘集団・西口プロレスのアントニオ小猪木(身長158センチ)も出場。小猪木は先頃、モデル・瓜谷はるみ(身長182センチ)との実に24センチもの“身長差婚”を発表したばかりで、「J-Girls」の女子キックボクサー・難波久美(契明ジム)と異種格闘技戦を闘った。 試合は3ラウンドに入って、難波がローキックで立て続けにダウンを奪い、3ノックダウンで小猪木がTKO負け。 独身最後の試合で、女子選手に惨敗を喫した小猪木は、「身長差は得することが多い。彼女が高い所に手が届くし…。家庭が不仲、家庭内別居、離婚に至らないようにしたい。家庭では猪木さん(バツ3)を見習わないようにしたい」と、試合そっちのけで、結婚に向け抱負を述べていた。 なお、同大会のメーンイベントでは団体代表の篠瀬三十七がジ・ウインガー、真霜拳號と組み、“邪道”大仁田厚、矢口壹琅、アズール・ドラゴンと対戦。篠瀬は大流血に見舞われながらも、バズーカエルボーでドラゴンを仕留め、初進出となった後楽園大会を締めた。(ミカエル・コバタ)※ASUKA PROJECT公式ホームページhttp://www.asuka-pro.com/
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ミステリー 2014年11月29日 18時00分
ニホンオオカミ生存説! 残された目撃証言で謎を追う!
11月26日、埼玉県秩父市の鍾乳洞から「ニホンオオカミ」と思われる歯一本が見つかった、と各ニュース媒体で報じられた。 報道によると洞窟の入り口付近で泥にまみれた歯を発見。野犬の歯とは形状が違うことから「ニホンオオカミのものでは?」と話題になっているという。 ニホンオオカミは一般的に明治の中期に捕獲されたのが最後の一体とされ以後、100年以上に渡り絶滅した動物として知られている。 一説によると1905年に奈良県、もしくは1910年に福井県で捕獲されたものが最後のニホンオオカミの記録とされており、平成26年を生きるほぼすべての日本人がニホンオオカミの姿を見ることができなかったことになる。 しかしニホンオオカミの「生存説」は昭和、平成を超えても広く語り継がれる「ミステリー」として生き続けている。 現に絶滅したと思われる1910年以後もニホンオオカミによく似たオオカミの目撃証言、遠吠えを聞いたという話は広く伝わっており、個人や団体を含めた多くの探検隊が生存の可能性を信じて日夜調査を行っている。 実際、今回の歯が見つかった秩父では平成初期にニホンオオカミに非常に酷似したオオカミの姿が写真に収められ、ほかにも東京都青梅市、紀伊半島、四国などにも目撃の証言が残っている。もっともどれも捕獲には至ってなく、や野犬の見間違いも多いため生存説を裏付ける証拠はまだ揃っていないというのが現実だ。 日本ではニホンオオカミを含むオオカミは「お犬様」「大口の真神(まかみ)」と言われ信仰の対象にもなっている。 埼玉県の三峯神社ではニホンオオカミを「神の使者」として祀っており、現在も秩父でその信仰が深いとされている。 奇しくもニホンオオカミの歯らしきものが発見されたのはまたも埼玉県の秩父地方である。 生存論はともかくとして埼玉県秩父地方にはニホンオオカミの謎を解く大きな「鍵」があるのは間違いなさそうである。 写真:明治期に撮影されたニホンオオカミのものとされる一枚文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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その他 2014年11月29日 17時00分
話題の1冊 著者インタビュー 馳星周 『復活祭』 文藝春秋 1850円(本体価格)
−−'80年代のバブル景気を描いた『生誕祭』に続き、今作では20世紀末のITバブルを題材にされています。この10年でご自身も変わりましたか? 馳 ITバブルのころは、『不夜城』などの小説が売れて“個人バブラー”なんて周りから言われ、銀座や六本木で遊びまくってました(笑)。でも、今は軽井沢に住んでいますし、夜遊びもしなくなった。また、お金はあるに越したことはないけど、お金を稼ぐために自分を殺し過ぎてもつまらない人生だと思うようになりましたね。 −−当時は、そうした現象をどう見ていましたか? 馳 六本木で、たまにITで儲けたオタク風の小銭稼いでいる若造を見掛けましたけど、派手に金を使っただけのダサい遊びをしているなと見ていました。一方の'80年代末のバブル期は、同時代を生きてはいたけど、その恩恵にはあずかれず、タクシーがつかまらないくらいしか思い出がないんですよ。 −−今作は『生誕祭』の続編になるのですか? 馳 明確に続編を書くという意識はなかったのですが続編になりますね。ITバブルでは、M&A(企業の合併買収)を繰り返し、実態以上に会社を大きくし、株価でもうけるという手法が横行していた。これをストーリーの中心にし、『生誕祭』の登場人物を配置したので。そのころ僕はすでにインターネットには触れていて、世の中がどんなふうになっているのかは皮膚感覚としてわかっていましたから、前回のバブルは土地で、今回は株価と、同じようなことが起こっているなと。でもどうせいつかバブルははじけるだろうと。それにしても、安倍首相のアベノミクスを見ても、日本人はバブルのことが忘れられないんだなとつくづく思いますよ。あれだけ簡単にお金を稼げる時代を実体験として知っている40代以上の人たちにとっては麻薬のような刺激だったんじゃないですか。 −−当時を知る人は、さらに楽しめますし、若い人にはこんな時代もあったと。 馳 僕は誰かに向けて書いていないんです。小説家だけでなく、画家などもそうだと思いますが、基本は誰かに向けて書くのではなく、自分の内側から出てくるものを表現し、自分が面白いと思うものを書けばいいと思っているので。もちろん、純文学ではなくエンターテインメントですから、読者をリードするためのさまざまなテクニックはあります。 −−今作のさらに続編を期待する声もあるようですが。 馳 次作はアベノミクスをテーマにしましょうか(笑)。(聞き手:本多カツヒロ)馳星周(はせ せいしゅう)1965年、北海道生まれ。横浜市立大学卒。'96年『不夜城』で小説家デビュー。著書に『漂流街』(徳間書店/第1回大藪春彦賞)など多数。
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芸能 2014年11月29日 16時14分
亡くなった高倉健さんの作品で最も思い出に残っている映画は?
まさに昭和を代表する俳優・高倉健さんが11月10日、悪性リンパ腫のため、亡くなった。享年83歳。高倉さんは新作映画の準備をしていたところ、体調を崩し入院し、療養中だった。 個人事務所「高倉プロモーション」がその事実を発表したのは、同18日のこと。それから、10日以上が過ぎたが、いまだに、その死を惜しむ声がやまない。 高倉さんはデビュー作となった56年の「電光空手打ち」から、遺作となった「あなたへ」(12年)まで、実に205本に及ぶ映画に出演している。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「高倉健さんが出演した映画で、思い出に残っているものは?」との意識調査を、11月18日〜28日に実施し、17万5240票(男性=77.5%、女性=22.5%)の回答があった。 選択肢として、「Yahoo!ニュース」が16作品をチョイス。そのなかに、思い出の作品がない場合は、「その他」を選ぶ形となった。 最も多くの票を集めたのは、やはり性別、年代層を問わず、多くの人に愛された代表作「幸せの黄色いハンカチ」で5万6089票(32.0%)を集め、全回答数の約3割を占めた。 2位は大きく票差が開いて、「鉄道員(ぽっぽや)」で2万2710票(13.0%)。3位は「南極物語」で1万3129票(7.5%)、4位は「八甲田山」で僅差の1万3117票(7.5%)。5位は異色の作品となった「ブラック・レイン」で1万2601票(7.2%)。 以下、6位=「網走番外地」=9214票(5.3%)、7位=「あなたへ」=8134票(4.6%)、8位=「駅 STATION」=6780票(3.9%)、9位=「遙かなる山の呼び声」=6197票(3.5%)、10位=「居酒屋兆治」=4289票(2.4%)、11位=「昭和残侠伝」=3913票(2.2%)、12位=「新幹線大爆破」=3085票(1.8%)、13位=「日本侠客伝」=1673票(1.0%)、14位=「ホタル」=1523票(0.9%)、15位=「単騎、千里を走る。」=1019票(0.6%)、16位=「四十七人の刺客」=925票(0.5%)の順となった。 「その他」には1万842票(6.1%)が入り、「野生の証明」を推す意見が多く、「夜叉」「冬の華」「海峡」などを支持する声も多く聞かれた。 長きにわたって、ファンに愛され続けた高倉さんの作品は、終生その心のなかに残ることだろう。 高倉さんのご冥福を心よりお祈りいたします。(リアルライブ編集部)
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芸能 2014年11月29日 16時00分
AKB48マラソン部、総監督に瀬古氏が就任、目標は「新記録」
「AKB48マラソン部」の新体制発表会が28日都内で行われメンバーの島田晴香、高城亜樹らが登場。DeNAランニングクラブ総監督の瀬古利彦氏が監督に就任した。 島田晴香と、前田美月は、30日に行われる富士山マラソンに出場する。島田は、「いろんな方にAKBマラソン部を知ってもらえるように、全力で走ります」と意気込みを語った。また、母がマラソン選手だった前田は、「マラソンは、初挑戦なのですがお母さんも応援してくれるので、島田さんについていけるように頑張ります」とやる気。 瀬古監督は“AKB48マラソン部”の目標として「西谷綾子さんがもつ女性芸能人記録の3時間3分3秒を切りたい!」と宣言した。 この日登場したのは“AKB48マラソン部”高城亜樹、島田晴香、平田梨奈、野澤玲奈、湯本亜美、前田美月、佐々木優佳里。
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スポーツ 2014年11月29日 15時00分
大久保流管理野球に楽天ナイン困惑 救援投手陣は崩壊寸前
東北楽天ゴールデンイーグルスの秋季キャンプは、某テレビ番組さながら“珍百景”のオンパレードだ。 「8人対8人の試合をしたり、紅白戦では選手に監督をやらせていました。ポジションごとに選手のランク表も作ったりして…」(スポーツ紙記者) 大久保博元新監督(47)によるチーム改革の一環だという。 「いや、大久保監督は裏では勉強家なんです。個人的に大学教授のもとを訪ね、心理学、物理学、スポーツ科学、生理学などを学んでいます。現役時代の実績が誇れるものでないことを自覚しているので、知識やデータで選手を心服させるしかないと必死なんですよ」(球界関係者) その熱心さが、三木谷浩史オーナーの「大久保にやらせてみたい」の“鶴の一声”につながったようだ。 8人制野球、選手の監督代行もゲーム展開を考えさせる手段だとすれば、合点がいく。しかし、秋季キャンプでは「やりすぎでは!?」といった光景も見られた。 「休日、選手全員でゴミ拾いをやっていました」(前出記者) 決して悪いことではない。楽天は球団創設時からファンサービスを重視しており、秋季キャンプ地の岡山県倉敷市の市民と触れ合う活動の一環だったのかもしれない。選手は真面目に町のクリーン活動に勤しんだが、「わざわざ休日に…」といったような、アピール目的の活動を煙たがる声は聞こえてきた。極めつけはその後に行われた監督の訓示である。 「常勝軍団の足掛かりを作りたい」 その意気込みはいいが、選手は大久保流のプランに戸惑いを感じている。その一つに、中継ぎ投手の定期的な入れ替え案がある。中継ぎ投手を2チームに分け、定期的に一軍と二軍を行き来させるというものだ。「登板過多の疲労を蓄積させないため」とのことだが、こんな意見も聞かれた。 「中継ぎ投手は一軍登録の試合日数で年俸を査定させます。投手の年俸が上がらない」(前出関係者) 楽天のブルペンはマーティ・ブラウン元監督が整備し、前任の星野監督時代もそれが踏襲されたという。監督が「行け!」と指示を出した投手以外はブルペンで投球練習をしない。登板が空き、調整で投げ込み練習がしたい者は担当コーチに申し出る。このメジャー式のブルペン管理で登板過多を防いで来た。 この長年定着したやり方を変えるというのは、救援陣全体に影響が及ぶ。 「大久保監督は『楽天流デーブ指導マニュアル』なるものを自ら作成し、これが後のチームのバイブルになるくらいの自信を持っています」(同) 大学教授のもとで学び、今日に備えてきたのだろう。 「『挨拶は帽子を取ってしろ』とか、『お辞儀は深くしろ』など、礼儀面も指導していました」(前出記者) 社会人としてのマナーは必要だ。しかし、直近にそれで失敗した例がある。2014年の球宴前に退任した伊原春樹前西武監督だ。伊原前監督は服装や髪形を厳しく指導した。西武が低迷した原因は、その息苦しさにあったと言っても過言ではない。新任監督は現役時代にもっとも影響を受けた指揮官のやり方を踏襲するという。大久保も“管理野球”時代の西武で育てられたライオンズOBである。
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社会 2014年11月29日 15時00分
福井鉄道の社員が定期券を偽造して払い戻し、500万円を着服
福井鉄道(福井県越前市北府=村田治夫社長)で、30代の社員が乗車券発券システムを悪用して、定期券を偽造し、払い戻す方法で、現金約500万円を着服していたことが分かった。 同社は11月15日付で、当該社員を懲戒解雇し、刑事告訴を検討している。 11月の監査で、定期券の売り上げ記録と実際の収入額が食い違っていたことが判明。乗車券発券システムは特定の人間しか操作できないため、対象となる立場の社員を調べたところ、この社員が着服を認めた。 元社員は13年4月頃から、複数回にわたって、本社や有人駅にある同システムを使い、正規の手続き以外の手口で定期券を偽造発券し、駅で払い戻して、現金を懐に入れていた。 現在、同社では刑事告訴に向け、県警越前署と協議しているため、詳細な犯行手口や当該社員の性別などを明らかにしていない。 同社は「お客さまをはじめ、関係の皆さまにご迷惑をお掛けいたしますことを、心より深くお詫び申し上げます。今回の事態を厳粛に受け止め、社員に対する指導・教育を徹底し、再発防止と信頼回復に努めてまいります」とコメント。 今後は再発防止策として、内部統制の強化、システムチェックの強化、社員へのコンプライアンスの徹底を図るとともに、高い倫理観をもって業務に精励するよう、社員の意識改革に取り組むという。 同鉄道は福井市と越前市を結ぶ鉄道の他、路線バス、高速バス(福井〜東京、名古屋、大阪、小浜〜大阪)を運行している。 同社は1945年(昭和20年)に設立され、1963年(昭和38年)に名古屋鉄道の資本下に入ったが、2008年に名鉄が全株式を沿線の支援団体などに売却し、名鉄グループを離脱した。資本金は1億円、従業員数は211人(今年3月末現在)。(蔵元英二)
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社会 2014年11月29日 13時00分
東京11区で“下村めい”が出馬表明
東京11区に激震! 下村博文文部科学大臣の地盤である東京11区に何と同姓の「下村」が出馬を表明。28日、東京・板橋で緊急決起大会が行なわれた。 まさに「下村VS下村」の図式となったのだが、安倍内閣の懐刀に挑むのは新人。しかも27歳の女性である。さながら“女子挺身隊”とでも言うべき勇ましい女性の名は下村めいさん。“女子挺身隊”は集団だが彼女は個。一人で同姓の“巨人”に喧嘩を売ったのだ。 一見おっとりしている下村さんだが内に秘めたる気持ちは強い。約6年勤務した総合病院を退職してまで下村文科大臣と一戦を交えようと決意したのは次の通りだ。 「日本の教育を変えたい。今年のいじめの発生件数は過去最多です。私自身も中学時代、いじめを経験しています。現職の文化大臣が教育を形成している東京11区で戦わなければ意味が無いと思いました」 彼女の出身は長野。前職は作業療法士として総合病院に勤務していた。それが「全てを投げ捨てて」衆議院選に出馬表明だ。 一体、何が彼女をそこまで駆り立てたのか−−。 「教育と福祉と減税で日本を変えたい。これに尽きます。医療現場にいてこれを実感したのです。がです。福祉の現場にいると感じるのですが、自分たちで自分の健康を守っていけるような支援を行ないたい。そうでないといけない」 彼女の公約である「3本の矢」。教育、医療、減税…一見、よくある話だが彼女の場合、病院勤務で不特定多数の声を耳にしているだけに説得力がある。 「教育は私の実体験。福祉の整備は整っていますが突発的に病気・事故対応が不十分。消費税は5%に戻して消費を活性化させる。そうしないと景気や消費は回復しない。以上3点は患者さんの意見や私自身の経験に基づいて思った事です」 キャッチコピーは《新しい下村。クリーンな下村。しがらみのない下村。下村めい“めい一杯”頑張ります》。“めい一杯”有権者のハートを掴める事が出来るか−−。 東京11区がにわかに騒がしくなってきた。
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社会 2014年11月29日 13時00分
大阪は「裏切り」の大義あり! 橋下vs創価学会・公明党総動員の肉弾戦(1)
読者が本稿を目にするときには、すでに師走が総選挙一色に染め抜かれることが決定しているはずだが、その中で永田町の注目を一身に浴び始めた選挙地域がある。それが、他ならぬ大阪なのだ。 ご存じの通り、同地域は『維新の党』の牙城だが、共同代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎大阪府知事が、衆院選に殴り込みをかける見込みが急速に高まり、中央政界を震撼させているのである。 実際、橋下氏は11月12日の記者会見で、「公明にやられたままで、人生を終わらせることはできない!」と過激な発言を行ったほど。また、橋下氏と共同歩調を取る松井知事も、同時出馬の可能性を匂わせているのだ。 その背景を地元紙記者が解説する。 「もともと、維新と公明党の確執は、安倍政権が誕生した2年前の衆院選にあるのです。この時、維新人気を恐れた公明党は、橋下が悲願とする大阪都構想の後押しを条件に、公明党候補が出馬する選挙区に維新候補を擁立させなかった。ところが、昨年の参院選で橋下の求心力に陰りが見えると、維新を裏切り、府議会で都構想に反対を表明した。これに怒り心頭の橋下が大阪都構想の推進と逆襲をかけ、衆院選に殴り込みをかける可能性が急速に高まっているのです」 ちなみに、橋下氏は公明党の裏切りが鮮明となった際には、同党の支持母体である創価学会をも猛攻撃。「宗教の前に人の道があるのではないか!?」と怒りを爆発させた経緯がある。そのため、永田町ではすでに維新が公明党に対して激烈な選挙攻勢を仕掛けると評判で、選挙時の重点地区までが注目されているのだ。 前出の地元紙記者がこう続ける。 「橋下が公明党、学会票の殲滅に特に力を入れるのは、大阪の下町といわれる大正区、住之江区、西成区などを束ねる大阪3区と、堺市を中心とする16区とみられている。3区は現在、公明党の大阪本部代表を務める佐藤茂樹前厚生労働副大臣の選挙区だが、ここに橋下が出馬。さらに、同党の北側一雄副代表の選挙区である16区に松井知事が殴り込み、2人を血祭りに上げる計画を練っているようで、維新所属議員らもこれを大歓迎している状態なのです」 ただ、それも無理からぬ話と言うほかはない。維新の党は前回'12年の衆院選で、大阪の19選挙区のうち12選挙区で勝利したものの、かつてのブームも今は昔。今回の衆院選で野党候補が乱立すれば、大きく議席を減らすことにもなりかねないからだ。 それだけに、在籍議員らはこの“起爆剤”となり得る情報に誰もが前のめりとなっているのだが、そこには橋下氏一流の策略が渦巻いているともいわれている。 「つまり、維新にとっては再びブームを巻き起こす捲土重来の大チャンス。また、橋下氏にとっても、行き詰まりを見せた大阪都構想の推進を打破する唯一の方法で、あわよくばポスト安倍が狙える位置にまで付けられる起死回生の計略なのです。そのため、今では維新の議員のみならず、大阪府民も固唾を飲んで橋下氏の動向を見守っている状況なのです」(全国紙政治部記者) もっとも、この維新の党の逆襲に危機感を募らせているのが、他ならぬ公明党だ。同地域は創価学会の池田大作名誉会長が布教を拡大させ、かつては選挙時に鉄壁の守りを見せた金城湯地。'09年の衆院選では全敗したが、学会内部には「常勝関西」の言葉もあり、負けが許されない地域といわれているからだ。 「学会では、'09年の選挙全敗の責任を取って西口良三総関西長が更迭され、名誉会長の長男である池田博正氏と正木正明副会長が最高参与、関西総合長の職に就任した。公明党が維新と密約を交わしたのは、学会のプリンスが大敗するわけにはいかないとの配慮からだが、その際には昨年引退した白浜一良前参院議員が、橋下氏と松井氏に土下座。公明党議員が出馬する選挙区への擁立を見合わせてもらった経緯があるのです。そのため、公明党は橋下氏の国政出馬に大慌て。山口那津男代表などは、歯ぎしりしているともいわれているのです」(学会ウオッチャー) また、自民党の中堅議員はこう語る。 「公明党は、まさか橋下、松井のツートップが自ら衆院選に身を投じてくるとは夢にも思ってなかったはず。もしも両人が出馬すれば、佐藤と北側の小選挙区での当選も相当厳しい。さらに前回選挙で奪還した兵庫2区や同8区も奪われ、維新人気がそれ以上に再燃すれば、またも全敗に陥る可能性も高いのです」