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社会 2014年12月11日 11時45分
茨城県警の署員が「捜査が面倒」と書類を偽造
茨城県警は12月5日、捜査書類を自宅に隠したり、ウソの捜査書類を作ったりしたとして、日立署地域課の男性警察官4人を、虚偽有印公文書作成・同行使や公文書毀棄(きき)などの容疑で書類送検した。 全員容疑を認めており、巡査(23)を減給(10分の1)1カ月の懲戒処分、別の巡査(27)、38歳と31歳の巡査部長の3人を本部長訓戒とした。2人の巡査は同日付で、依願退職した。監督責任などから、当時の同課長だった40代の警部ら計7人も本部長訓戒などとした。 県警によると、23歳の巡査は12年に少年に職務質問した際、盗難自転車を発見したにもかかわらず、自ら放置自転車を見つけたとする偽造書類3点を作成した。さらに、11年8月〜13年7月に取り扱った窃盗事件などの捜査書類54点を、交番の個人ロッカーや独身寮の部屋に隠した疑いがもたれている。 27歳の巡査は10〜12年、器物損壊事件の実況見分調書など6点を自宅に隠すなどしていた。 38歳と31歳の巡査部長は、08年、盗難自転車を巡り、偽造書類2点を作成するなどした。 それぞれ、「捜査が面倒だった」「書類の不備などで上司に怒られるのが怖かった」などと話している。 県警の吉田浩一監察室長は「県民に深くお詫びします。今後は業務管理の徹底を図り、再発防止を推進する」とコメントした。 事件が起きているのに、「面倒だから」などの理由で捜査をしないのなら、警察の存在意義自体がなくなる。(蔵元英二)
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芸能 2014年12月10日 20時00分
掘北真希 「寂しいクリスマス」発言に男性恐怖症の処女説
堀北真希(26)が不思議なコメントを発言。物議を醸し出した。一部には「男性恐怖症ではないか」という声まで出ている。 去る11月20日、堀北は東京スカイツリーで行われたイベントに登場。その際にクリスマスはどうするかと問われ「クリスマスは仕事です」「誰からも誘われないですよ」と答え、あっさり質問終了。彼女らしいどこか冷めた口調だった。 「彼女は男性女性を問わず抜群の人気女優。とくに連続テレビ小説『梅ちゃん先生』(NHK)では国民的アイドルと呼ばれるようになった。でも彼女自身、こうしたイベントに出てもイマイチ盛り上がる発言をしない。本人は『暗い子』と言ってネタにするだけ」(スポーツ紙記者) 彼女は10月、一部バラエティー番組に出演。きれいなワキの下と筋肉モリモリのビルドアップされた体を見せつけ「突然なぜ!?」と関係者の間で話題になったことを本誌も報じている。 「本人は筋トレが趣味で家にいるときバーベル上げの日々。普段でも鉄アレイを持ち歩いているそうですから、やはりどこか変わっているのでしょう」(同) 彼女も20代半ば。『嵐』の櫻井翔との熱愛も報じられたが、デート現場を押さえられたわけではない。 「堀北に言わせると、『家にいるのが好き』『外出は苦手』『洋服も興味ない』。それに加え、『家飲み派』ですから、まったく取りつくシマがない。人見知りであることは確かですが、相当変わっている」(夕刊紙記者) この12月7日放送のドラマ『霧の旗』(テレビ朝日)で濡れ場を演じることもわかっている。 「本人は嫌で嫌でしょうがなかったらしく、現場に母親も来た。ステージママとはいいますが、必ずしもそうではない。堀北が母親ベッタリで洋服は母親が買ってくるほど」(同) 芸能生活は10年以上と長いが、 「引きこもり説もある。彼女の男嫌いは相当根深いものがあるそうです。中学時代になにかあったらしく、封印した過去ですね。まだ処女だそうですよ」(同) 処女なホマキはいい。
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芸能 2014年12月10日 19時00分
和久田麻由子 セクシーくびれ作りに励むNHKの“まゆゆ”
本誌命名“NHKのまゆゆ”こと和久田麻由子アナ(26)が「女磨き」に目覚めたようだ。とりわけ本誌記事に発奮。“くびれ作り”に余念がないという。 和久田アナは東大出身。女子アナでもイマイチ系な東大卒は多いが、和久田アナは例外中の例外。 「最近NHKの女子アナは確実にレベルアップしている。でも東大卒というと民放、NHKともパッとしない。だから和久田アナが民放に移籍すれば間違いなく一線級で活躍できる」(テレビライター・小林タケ氏) 東大卒で人気アナというと『NEWS23』(TBS)でMCを務める膳場貴子(39)の名前が挙がるが、彼女を超える東大卒アナはなかなか出てこなかった。 「現在、和久田アナは『おはよう日本』の土、日司会ですが、今年4月に就いたばかり。あと2、3年やってもっと顔を売れば移籍確実。スターが全然いないTBSなどは、いまでもほしい人材でしょう」(小林氏) 将来の民放入りが控えているからか、和久田アナが必死になっていることがあるという。それは腰の“くびれ”なんだそうだ。 「コトは週刊実話の記事です。東大卒の美女アナとしてホメ記事が並ぶ中、最後に“うぶ貧乳”と書かれ、その表現にカチンときたとか。和久田アナは正直ズン胴系で、本人も気にしている。それをズバリ書かれたんで喜び半分、怒り半分」(NHK関係者) そこで和久田アナは凹凸のクッキリした“くびれ”を作るために、日々努力の真っ最中。 「彼女はよく“くびれ”を作るストレッチをしている。そのストレッチというのは最初軽い屈伸からはじめ股間の突き出しを繰り返すもの。その後時計回りに腰を振り、さらに逆も行う。体操しているだけですが、ドテをグッと出したり、腰をクネクネするのはけっこう悩ましい」(同) 注目を集めるようになれば、女磨きは当たり前。 「彼女は男性誌のグラビアなども見ていて“谷間”の盛り方もチェックしている。やはり東大卒らしい研究心でしょうか(笑)」(同) みんなの“まゆゆ”。
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トレンド 2014年12月10日 17時30分
芸能人女性の落とし方(24)〜乃木坂46 橋本奈々未のドッペルゲンガーは存在した!〜
にわかには信じがたい話かもしれないが乃木坂46・橋本奈々未のドッペルゲンガーは存在する。というのも現在、多くの芸能人が参加し、新世代のトークアプリとして注目されている『755』にて、彼女が綴った文章は世界の名だたる研究者達に衝撃を走らせた。 「今日初めて行く病院に行ったんだけど、わたしのカルテがあった。二年前に来ている、とのこと。確かにわたしの保険証のコピーはあったんだけど、もっと前に住んでた住所での保険証だった。それに一回来た場所、特に病院なんて忘れない。でも先生や待合室も全く記憶がない」 この発言が投下されたのは先月の15日。さらに別の投稿では「本当に一度も行ったことのない、近寄ったこともないところからわたしの三年前の落とし物が見つかったと連絡がきたよ。乃木坂に入る前のもの。確かに間違いようのない、わたしのものだった。三年越しで見つかったよ」と語った。 つまり橋本奈々未のドッペルゲンガーが、今もこの世のどこかで徘徊しているのである。そしてこの現象にこそ彼女を落とす糸口がある。 橋本奈々未を落とす方法、それは自分も橋本の分身になってしまえばいいのである。すでに橋本奈々未は2人いるのだから、もう1人くらい増えても大した問題ではない。 乃木坂46といえば最近はスキャンダル続きであり、これ以上の問題は起こしたくないと考えているはず。しかし年頃の彼女達、“気づいたら片思い”な状態を避けることは難しい。もしも橋本が男性との不適切な関係を週刊誌に撮られてしまった場合、その窮地を救えるのはドッペルゲンガーだけである。 まず橋本の熱愛写真が週刊誌に掲載された場合、そこに写っている服装のブランドから小物までを徹底的にチェックし、すべてを取り寄せる。そして橋本と自分の体型が違うのならば脂肪吸引などで引き締め、ほかにも脱毛、豊胸などの美容整形にも貯金を惜しまず使い、肉体改造しよう。もちろん髪型も彼女と同じようにカット。それでもまだ不安が残るので、ものまねメイクのざわちん先生に大金を積み、マスク姿の上に橋本風メイクを施してもらえば完璧である。 あとはそれらの格好で自撮りをし、ツイッターにアップ。 “ちょwww あの週刊誌、ななみんじゃなくて私の写真載せてんだけどwww” と、このようにツイートすれば、書き込みと共に画像は瞬く間に日本中へ拡散。「ああ、あれは橋本じゃなくてドッペルゲンガーの方か…」と世間が認識することで、橋本奈々未の禁断の恋愛はなかったことになるのだ。 とはいえ運営側によって橋本と写真を撮られた男とは別れさせられるだろう。そんな寂しい思いをしている彼女からある日、ツイッターにダイレクトメールが届く。 「ドッペルさんはじめまして。3年間も落し物を探し続けてくれたり、スキャンダルを庇ってくれたりと、いつも私を見守っていただきありがとうございます。今度お食事でもどうですか?」 メールにはこのような感謝の言葉が綴られているはず。あとはそこから関係を築き上げていこう。 というわけでトップアイドル橋本奈々未と繋がる方法は今のところこれ以外にない。健闘を祈る。(文・柴田慕伊)
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芸能 2014年12月10日 15時30分
THE MANZAIの盲点
14日の総選挙の日、『日清食品 THE MANZAI 2014〜年間最強漫才師決定トーナメント!〜決勝大会』(フジテレビ系)が開催される。春に“R-1ぐらんぷり”でピン芸人を、秋に“キングオブコント”でコント日本一を決定するコンテストがある流れで、1年を締めくくるのが漫才だ。 そもそも“THE MANZAI”の前身は、00年〜10年にわたって実施された、テレビ朝日系の“M-1グランプリ”。NON STYLEが優勝した08年は、8回目にして関西で平均視聴率35.0%をマーク。優勝が決まった直後の瞬間最高視聴率は、まさかの43.1%という驚異的な数字を叩きだす、文字通りのモンスターコンテンツだった。 “M-1”が社会現象になった所以は、旗振り役で、大会実行委員長を務めた島田紳助に、ダウンタウン・松本人志が審査員席に座る点だった。有資格者であるキャリア10年以下の若手が、神というべき存在のふたりの目の前で漫才をし、さらに、全国に生放送で届けられる。これは、優勝賞金1,000万円より重みがあった。 ところが、視聴率の低迷と時期を重ねるようにして、紳助が芸能界を引退。10年、“M-1”はちょうど10年という使命をもって、幕を下ろした。 そして誕生したのが、80年代の漫才ブームの火付け役だったフジの“THE MANZAI”。出囃子も、大会名も、上手(かみて)と下手(しもて)から登場する方法も、すべて30年前と同じ。ここに、当時、B&Bや紳助・竜助らと一緒にブームを起こした立役者、ツービートのビートたけしを最高顧問にして、その次代のナインティナインを司会にすることで、なんとか形状化した。 紳助と松本の“M-1”。たけしとナイナイの“THE MANZAI”。参加資格と優勝賞金をもうけたのが前者なら、後者は、スポンサーである日清食品の商品を1年間無償提供、フジで冠レギュラー番組ゲットというのが利点だ。 もっとも興味深いのは、来年2015年夏、“M-1”が5年ぶりに復活することだ。つまり、夏と冬に「日本一」と呼ばれる漫才師が2組も誕生する。テレ朝とフジ。勝者以上に、両局のガチ対決と、醸しだされる物議の行方のほうが、気になる。(伊藤由華)
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芸能 2014年12月10日 15時30分
元AKBメンバーとしては独自の活動を展開する秋元才加 スラッとした高い鼻筋がセクシー
AKB48といえば、高橋みなみが卒業を発表したばかりだが、先に卒業した秋元才加(26)は元AKBメンバーとしては独自の活動を展開し、評価を高めている。 秋元は88年7月26日生まれ、千葉県松戸市出身。父親は日本人、母親はフィリピン人のハーフである。 06年2月、「第二期AKB48追加メンバーオーディション」に合格し、同年4月1日、チームK初日公演で公演デビューを果たした。AKBと並行して、11年2月には梅田彩佳、宮澤佐江、増田有華との4人で新ユニット「DiVA」を結成した。 09年6月〜7月に実施の「AKB48 13thシングル選抜総選挙」では12位となり、メディア選抜入り。10年の「17thシングル選抜総選挙」では17位、11年の「22thシングル選抜総選挙」でも17位で選抜入りを果たしていたが、12年の「27thシングル選抜総選挙」では20位に終わり、選抜入りを逃して、アンダーガールズ入り。 13年4月、AKB卒業を発表し、同年の「32ndシングル選抜総選挙」には立候補しないことを表明。同年8月22日に卒業セレモニー、同28日に卒業公演を行い、AKBを去った。 卒業後は女優として、映画やドラマ、舞台に精力的に出演。さる11月5日には主演ドラマ「広島発!地域ドラマ 戦艦大和のカレイライス」(NHK BSプレミアム)が放送されたばかり。15年2月7日には、主演映画「マンゴーと赤い車椅子」が公開される予定だ。 その一方で、経済番組「マネーの羅針盤」(テレビ東京/土曜日午後0時5分〜)でMCを務めたり、NHK総合テレビの情報番組「ひるブラ」(月〜水曜日午後0時20分〜)では不定期出演ながら、レポーターを務めたりで、他の元AKBメンバーとは違う多彩な一面を見せている。 他に、TBSラジオ「千葉ドリーム!もぎたてラジオ」(日曜日午後0時30分〜)、CS・フジテレビチャンネルの料理番組「ハンサムキッチン シーズン2」のレギュラーも持つ。 タレントウォッチャーのA氏によると、「秋元は典型的なハーフ顔で、これまでのAKBメンバーでは珍しいエキゾチック系。目力や口元も魅力的なのですが、やはり最もセクシーなのは、ハーフならではのスラッと高い鼻筋です。純日本人ではなかなか、こんな鼻の人はいません。この鼻を見ると、ゾクゾクしてたまりません」と語る。 タレントして、マルチな才能を発揮する秋元だけに、しぶとく芸能界でサバイバルできそうだ。(坂本太郎)
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ミステリー 2014年12月10日 15時30分
ワラタ号の笑えない消失(4)
およそ百年ほど前の1909年、南アフリカのダーバン沖でイギリスとオーストラリアを結ぶ大型商船ワラタ号が消息を絶った。イギリス海軍の艦艇も動員して大規模な捜索活動が始まったが、捜索開始から数か月たってもなお、ワロタ号はおろか、残骸や漂流物すら発見されなかった。また、海岸でも広範囲に捜索が行われたものの、ワラタ号の救命ボートや乗船者の遺体などといった漂着物も発見されなかった。 そして、ワラタ号は安定性不足という重大な欠陥を抱えており、今回の消失は船体の欠陥がもたらした人災との噂が広まった。噂を広めた人々は船舶に関する経験や知識をもたない素人だったが、社会的地位の高い人物も含まれていたため、英商務省が調査に乗り出し、多くの労力と時間を費やしてワラタ号の欠陥説は事実無根との結論を出すに至ったのである。 では、ワラタ号が消失した本当の原因とは、いかなるものであったのか? まず、ワラタ号はほぼ満載に近い状態だったが、積み荷の大半は小麦などを中心とする農作物だった。ただし、その他に1000トンほどの鉛地金を搭載していた他、消失時は燃料の石炭も十分に搭載していたとされる。 残念なことに、出港後のワラタ号と遭遇した船舶は少なく、ダーバン沖で発光信号を交わしたとされるクラン・マッキンタイア号乗組員の証言ですら、絶対に確実とは言いがたいのだ。クラン・マッキンタイア号以外にもワラタ号と遭遇した船舶はあるものの、いずれも確実性は乏しい上に「全ての遭遇位置と時間が正しいのであれば、ワラタ号は航路上を行きつ戻りつしていたことになる」ため、不確実とされるのだ。 ただし、確実、不確実を問わず、全ての遭遇事例は一昼夜の間に集中していること、その夜には天候が悪化して波が高かったことは確かで、さらに不確実ながら「火災を思わせるほど大量の煙を吐きつつ航行する大型船」を目撃したと主張する商船の乗組員が存在したのである。 これらの情報から、ワラタ号の喪失については次のような仮説が提唱された。(続く)
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スポーツ 2014年12月10日 15時30分
三振と四球で分かる助っ人の意義 楽天・ジョーンズと西武・メヒアのチーム貢献度
東北楽天ゴールデンイーグルスのアドリュー・ジョーンズ(37)が保留者名簿から外れ、他球団との交渉が可能となった。一部で「原巨人が獲得に乗り出す」とも伝えられている。ジョーンズは13年の優勝、日本一の立役者でもある。今季もチームトップの24本塁打を放ったが、大久保博元・新監督(47)は推定年俸4億円という破格な金額も加味し、チームを作り直すと判断したのだろう。 そのジョーンズが埼玉西武ライオンズのエルネスト・メヒア内野手(29)と争っていた『リーグ記録』がある。三振数だ。1位 メヒア 156個2位 ジョーンズ 140個3位 西川遥輝 139個 メヒアはシーズン途中の5月14日にチームに合流し、翌15日に『5番・指名打者』でスタメン・デビューした。初打席初アーチという“名刺がわりの一発”が証明するように、同僚の中村剛也と本塁打王のタイトルを分け合った長距離砲である。 一方のジョーンズだが、選球眼の良さはメジャーリーグ時代から定評があり、楽天で過ごした2季で計223個の四球を選んでいる(昨季は105個)。NPB公式データによれば、2014年に選んだ118個の四球数はリーグ新記録。2年連続で100個以上の四球を選んだスラッガーは史上4人目だ。過去3人が王貞治、松井秀喜、落合博満とのことで、『好打者=選球眼』の定理も再認識できる。 メジャー通算434本塁打を放ったジョーンズが自分を押し殺し、四球を選ぶことによって、楽天打線に繋がりが生まれた。3割7厘しかなかったチーム出塁率(12年)は3割3分8厘まで上がり、逆転勝ち越しの本塁打も6本から16本に増えた(13年)。 三振と四球のジョーンズに対し、メヒアは三振と本塁打。メヒアが選んだ四球は45個。シーズン途中加入とはいえ、450打席に立っての45個だから、「10打席に1つ」、2試合で1つあるかどうかという計算だ。しかし、メヒアの三振も「チームを救った」のではないだろうか。 西武がメヒアを緊急補強した理由は、チーム低迷。伊原春樹監督(当時)も「打線がここまで打てない」とは予想外だったはず。メヒア獲得が決まるまでの3、4月の成績だが、チーム得点数102、チーム打率2割2分7厘、本塁打数13。全て12球団ワーストである。一発のあるメヒアは現場の要望にも合致したスラッガーだが、興味深いデータもある。 チーム打率2割2分7厘と苦しんでいた打線は、リーグトップの四球数127個を選んでいた。西武というチームは右方向への進塁打、機動力を絡めた攻撃は得意としている。四球と三振の両方が多いということは、相手投手のボールを見極めようとするあまり、打線全体が消極的になってしまっただろう。そんなチームを覚醒させるには、2ストライク後でも振り回してくるタイプを加えることだ。そう考えると、メヒアの三振がチームを活気づけたとも言えなくはない。 ジョーンズの四球はその前後を打つバッターが好調であれば、相手投手へのプレッシャーとなる。巨人打線は個々の能力こそ高いが、攻撃が淡白になりがちだ。巨人打線に必要なのはメヒアタイプではなく、ジョーンズのような『繋ぐこと』のできるスラッガーだ。1人の外国人選手の活躍がペナントレースを左右したのは、バース(阪神)、ブライアント(近鉄)がいたころ。今は助っ人が加わることで打線がどんな“化学反応”を起こすのかを検討しなければならない。巨人が本当にジョーンズに興味を示しているとすれば、決して誤った選択ではないと思うが…。(一部敬称略/スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2014年12月10日 15時00分
FA小谷野が西武ではなくオリックスを選んだのは幼少期のトラウマが原因?
少年時代のトラウマはなかなか消えないものだ。プロ野球選手といえども、それは例外ではない。 11月26日に国内FA権を行使していた小谷野栄一(34=前日本ハム)がオリックスバファローズ入りを表明した。「新たな場所でもう一度チャレンジしたい」と移籍に際しての決意表明を語っていたが、他球団との交渉が始まったころは「西武と相思相愛」と伝えられていた。獲得し損ねた西武側のショックはかなり大きい。 「11月23日にフェンフェスタが行われたんですが、鈴木葉留彦球団本部長が『小谷野選手から電話があった』と記者団に漏らしています。電話の内容を突っ込むと、『本人が意思表示をするのを待って…』と返してきました。その物言いから、オリックスを選択したことが分かりました」(スポーツ紙記者) 埼玉西武ライオンズは元所属選手の中島裕之(32=アスレチックス2A)にもオファーを出していたが、本命は小谷野だった。来季4年目の永江恭平(21)を正遊撃手に育てたい思惑があり、中島には「三塁で使う」と伝えていた。 「中島は遊撃手としてのプライドが高い。それを古巣の西武が知らないはずがありません」(球界関係者) 要するに、西武の補強ポイントは『三塁手』であり、三塁手として実績十分な小谷野の方が欲しかったのである。 「オリックスが小谷野と交渉したのは、西武よりも2日早い同17日でした。両球団が提示した条件は2年2億円。オリックスの方が条件がよかったと聞いていますが、それは出来高が少し違う程度で、大差はなかったはず」(前出記者) 小谷野は家族を東京に残しており、日本ハムでは単身赴任でプレーしていた。自宅から通える本拠地も、西武有利と言われていた根拠だ。19日の西武との交渉では小谷野はライオンズカラーのブルーのネクタイで現れ、小学校時代の思い出まで話が弾んだという。 「東京生まれの小谷野は、西武球場で森祇晶氏や東尾修氏が監督を務めていた時代のライオンズ戦を観戦していたそうです。西武ファンでした」(同) だが、野球小僧だったころの小谷野には“辛い思い出”も残っていた。西武球場で迷子になったことがあり、野球観戦どころではなくなってしまったことがあるというのだ。30代半ばともなれば、そういう幼児体験がいい思い出になる人もいるかもしれないが、小谷野はそうは捉えていない。ナーバスな性格が影響して、今回のFA移籍にも悲しい過去が影響していたのだ。 「日本ハムは独自に開発したBOS(ベースボール・オペレーション・システム)を使い、高額年俸のベテランには厳しい査定をするチームです。主力選手が毎年のように出て行くのはそのためです。小谷野も中田翔の三塁コンバート失敗に振り回され、さらには一塁や不慣れな外野守備にも挑戦させられることで、『自分は必要とされていない』と考え始めました」(プロ野球解説者) 小谷野が移籍会見で語った「年齢に関係なく勝負したい」という言葉が全てを物語っている。心機一転のためのFA宣言だとしたら、小谷野は少年時代のトラウマも払拭したかったのだろう。
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アイドル 2014年12月10日 15時00分
NMB48 上西恵、薮下柊、渋谷凪咲インタビュー
吉本興業によるアイドル専門チャンネル「Kawaiian TV」が1日に開局、大阪・難波を拠点に活動するアイドルグループ、NMB48は生放送「Kawaiian くらびぃー!」(月〜金曜 18:00〜20:00)の火曜日を担当、さらに、NMB48の“らしさ”を追求していく番組「NMB48 アイドルらしくない!!」(月曜20:00〜20:30)がスタート。NMB48がどんな番組を作っていくのか、メンバーの上西恵(写真=左)、薮下柊(中央)、渋谷凪咲を直撃、話を聞いた。 「NMBのみんなで野球がしたいです」との企画を提案したのは、自身が大の阪神タイガースファンである薮下柊。岩田稔投手が特にお気に入りで、祖父の代から家族ぐるみで阪神ファンだという。「みんなに(野球の)ルールを叩きこみます」とやる気満々だが、薮下自身は「スポーツは苦手なんですけどね」とのこと。ただ、体を張ったスポーツ系の企画には興味があるようだ “キケンなロケ”を熱望するのは上西恵だ。「ヘビにどれだけ近づけるかみたいな、そんな体を張ったロケが希望です」とのことだが、その裏には、「そういうロケだと海外にも行けるかもしれないじゃないですか!」との野望がある。そもそも、上西は爬虫類系が大好きで、「デカいカメレオンが特に好きです。爬虫類でNGはありませんよ。食べるのも…OKです」と語る。上西の企画が通れば、かなり挑戦的な内容になりそうだが、上西がこのようなロケに行く場合、薮下、渋谷の後輩二人も連れていくと話すと、「いやいや絶対無理」(渋谷)、「先輩とか関係なく“ヤメテ!”って言います」と二人は断固拒否の姿勢を示していた。 続いて渋谷凪咲が挑戦したいと意欲を燃やすのは、「メンバーみんなで格闘技大会」。過去に祖母のススメで護身術を習っていたという渋谷だが、「私、小学校の時に男の子を倒したことがあるんです!」と過去の武勇伝を披露。「格闘技なら、私がNMBでは頂点に君臨するはずです」と自信満々だ。ちなみに、対戦を希望するのは、「(山本)彩さんです。蹴りで一発です」と具体的な技まで考えているようだ。 さらに、やってみたい企画として3人が提案したのがクイズ番組。クイズに答える自信があるのかというと、むしろ逆のようで、「NMBはお勉強ができない子が多いんです。たぶん、みるるん(白間美瑠)や、あいりちゃん(谷川愛梨)とかが最下位です」(上西)と話す。上西自身も勉強は得意ではないが、その二人には勝つ自信があるという。ただ、薮下は、「すっごい低レベルな戦いになる」と少し不安そう。渋谷は、小学校3年生くらいの問題であれば、みんなでいい勝負ができると説明し、「九九ならかかってこい! って感じです」と微妙な自信を見せた。