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社会 2015年05月07日 16時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 格差拡大の構造がみえてきた
4月17日の毎日新聞が興味深い分析を掲載した。総務省が毎年公表する「市町村税課税状況等の調(しらべ)」を使って、全国1741市区町村の納税者1人当たりの年間平均所得を求め、格差の度合いを示す「ジニ係数」を計算したところ、小泉内閣後半と第二次安倍内閣で、格差が急拡大している事実がわかったのだ。 これまで、数多くの格差の定量分析が行われてきたが、小泉政権や安倍政権下での格差拡大を明確に示す証拠は、なかなかみつからなかった。というのも、大金持ちが所得を調べる調査に回答しなかったからだ。ところが、金持ちも、税務データからだけは逃れることができない。逃れようとすると脱税で捕まってしまうからだ。 毎日新聞によると、直近の'13年の課税所得の内訳をみると、給与や事業に伴う所得は、前年比0.8%増とほぼ横ばいだったのに対して、短期の不動産売買による所得は1.4倍、株式譲渡や上場株式の配当による所得は3.1倍に膨張し、これらを合わせた資産所得の全体は、前年比70.9%増の7兆3953億円に達したという。 我々は、格差拡大というと、すぐに大企業と中小企業の格差を思い浮かべてしまうが、実はアベノミクスの格差拡大の本質は、カネでカネを稼ぐ人が最も大儲けをしているということなのだ。 そのことは、具体的な地域を採り上げてみると、さらにはっきりする。全国で平均所得が最も高かったのは東京都港区で、前年比40.5%増の1267万円だった。一方、平均所得が最も低かったのは熊本県球磨村で、前年比1.3%増の194万円。港区の所得は球磨村の6.5倍だ。港区と球磨村は、通常の所得でも4.4倍の格差があるが、不動産の譲渡所得(長期)で84倍、株式の配当で154倍、株式の譲渡益で4455倍もの格差がついている。 真面目に働いていたら金持ちになれない。まさにいまの日本を象徴する数字だ。ちなみに港区の平均所得1267万円のうち、383万円が株式の譲渡による所得だ。国民のうち株式を持っている人は1割、その中で実際に株式を売って儲けた人が1割とすると、実際に売却益を手にした人は、1%ということになる。だとすると、港区で、株で儲けた人は、3億8300万円もの大金を手にしたことになるのだ。しかも、それは実際に手にした利益で、株式を保有し続けている人の含み益は、これよりずっと大きいということになる。 私はずっと「濡れ手に粟の大金持ちから税金を取れ」と言い続けてきた。そう言うと、必ず出てくる批判は、「そんな人はほとんどいない。大金持ちが存在するなどというのは、妄想に過ぎない」というものだった。しかし、具体的な名前こそわからないが、たくさんいることは間違いないことが、市町村税の課税データで証明されたのだ。 港区で区民税の所得割を収めた人は12万7000人いる。そのうち1%だとしても、大金持ちは1270人もいることになる。平均所得のランキングは、港区に続いて、千代田区、渋谷区、芦屋市と続いている。これらの地域を家宅捜索するだけで、お金がゴロゴロでてくるというのが、いまの日本の本当の姿なのだ。 とりあえず、「ヒルズ税」を創設したらどうだろう。
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レジャー 2015年05月07日 15時30分
ハッシーの中央競馬新馬セレクション(番外編(7))
今週の注目馬。5月9日(土)東京11RプリンシパルSに出走予定のムーンクレスト。500万下を勝ち上がったばかりだが、好メンバーが揃ったきさらぎ賞で5着に入った力の持ち主。好位からでも後方からでも競馬が出来る器用さがあり、これまで掲示板を外したのは新馬戦の1度のみと堅実。これまで戦ってきた相手も高レベル。なずな賞ではNHKマイルCで上位人気になりそうなフミノムーンと0秒7差。きさらぎ賞では桜花賞で断然の1番人気になったルージュバックと0秒6差。アルメリア賞では後のフローラS勝ち馬シングウィズジョイに先着。今回も好メンバーが揃っているが、左回りはこれまで2戦1勝3着1回と好成績。中一週続きではあるが、続けて使えるということはそれだけ好状態と いうこと。頭までは厳しくとも、複勝圏としては面白い一頭。※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。
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スポーツ 2015年05月07日 15時30分
19歳のクローザー・松井裕を登板過多にさせない大久保采配
4月を終えた時点での東北楽天ゴールデンイーグルスの成績は、11勝13敗2分けの5位。オリックスが“開幕6カード連続負け越し”と躓いてなかったら、最下位に沈んでいたかもしれない。しかし、昨季の最終順位も最下位であり、やはり4月終了時点で負け越していた。 4月30日の対オリックス戦だが、先発・菊池が6回を無失点に抑えたものの、後続投手が掴まり、逆転負けを喫した。 試合後の大久保博元監督(48)のコメントが興味深い。 「今日は8回を青山、9回を松井裕で決まると思ったんだけどな…」 下位に低迷しているが、セットアッパー・青山から松井裕に繋ぐ継投策は出来つつある。 松井裕樹(19)は4月18日以降、登板していない(同時点)。クローザーを投入する試合展開に持ち込めないからだが、大久保監督はプロ2年目のこの左腕を「勝ち試合でしか使わない」と決めていたのだろう。 今さらではあるが、松井裕は将来のエース候補として期待され、1年目から一軍マウンドを踏んできた。制球難に苦しみ、二軍降格も経験したが、奪三振数は126(リーグ5位)。同5位タイの岸孝之(30=埼玉西武)が161回3分の1を投げたのに対し、松井裕は116イニングしか投げていない。その奪三振能力の高さを考えれば、「先発で大きく育ててほしい」というのがファンの意見だったが、大久保監督は昨秋キャンプ終盤から、クローザー抜てきを示唆。外国人投手でクローザーを補う選択肢もあったはずだが、最終的には同監督が強く主張し、他コーチ陣を説得したという。 クローザー転向に批判的な声も少なくなかった理由は、「救援投手=連投=短命」の図式があるからだろう。しかし、大久保監督の松井裕を一人前に育ててみせるという重きは本当のようだ。 そもそも、同じ救援投手でも、セットアッパーとクローザーはその調整法が異なる。セットアッパーは勝敗に関係なく、「行け!」と言われたところで投げなければならないが、クローザーは違う。クローザーがブルペンで肩を作るのは勝ち試合のみ。セットアッパーとクローザーの両方を経験したプロ野球OBによれば、「同じ年間50試合に投げたとしても、その疲労度は天と地ほどの差がある」という。大久保監督はクローザーの調整方法を生かし、松井裕の肩を“消耗”させずに経験を積ませていくとの教育プランを選んだのだろう。 「楽天の救援陣は、マーティ・ブラウン監督が就任した年から『セットアッパーも監督、担当コーチが指示した投手以外は投げ込みをやらない』という調整法が浸透しています。セットアッパーは、ブルペンで肩を作っても、先発投手が持ち堪えて登板ナシなんてことも多々あります。だが、ブラウン式のブルペン管理は星野(仙一氏)態勢でも継承され、大久保監督が変更したという話も聞きません」(投手出身のプロ野球解説者) 19歳のクローザーは12球団最年少。連投による消耗は防げるとしても、中盤戦以降の課題は「連敗で登板間隔が空いてしまった場合の調整方法」だろう。来季以降も松井裕を救援で使っていくのかどうかは分からないが、大久保監督が数年後も見越していることは間違いないようだ。
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レジャー 2015年05月07日 14時00分
キャバ嬢が生まれる瞬間(43)〜記憶力に自信のあった美由紀〜
志田美由紀(仮名・21歳) 私は子供の頃からあまり勉強をしたことがなかった。いつも先生が黒板に書いた文字や、教科書を少し見るだけで、全部その場で記憶してしまうからだ。もちろん人の顔を覚えるのも得意。でもその時は顔の作りを記憶するというよりも、その人の特徴を瞬時に顔の造形と結びつけて覚えてる。 記憶力が人より良いから、1度しか会ったことのない他人と半年後に再開したとしても、絶対に名前を忘れることがない。誕生日だって一緒。芸能人のも含めると何百人ものプロフィールが頭の中に入ってるよ。それで思ったんだよね。私はキャバクラで働くのに向いているんじゃないかって。だって人間って、他人が自分のことをいつまでも覚えていてくれたらうれしいでしょう。だからトークがそこまでうまくなくても、相手がキャバにリピートさえしてくれれば、前の接客での情報を思い出し、「○○出身で○○が好きな○○さんですよね?」と言って喜ばすことができる。 あとキャバクラの接客では時事ネタも重要。だからキャバクラ嬢になってからは、出勤前に軽く新聞を読むようにしてる。私、記憶力はいいんだけど、文字を読むのが昔から遅かったんだよね。でも数年前に速読を身に着ける携帯ゲームソフトを買って、毎日地道に訓練した。だから今では当初の何倍も早く文字を読めるようになった。新聞に目を通してから行くと、初回でもお客さんとけっこう話が弾むことがある。 それと働き始めて思ったのが、キャバの上位に行く子は皆、頭がいいってこと。勝手なイメージで高卒の子とかが多いのかなって思ってたら、みんな国立大学出身の子ばかりだったんだよね。だからといって頭の良さを提示せずに、その場に応じて自分の知識を披露したり、多少抜けている様子を演じるのに長けてる感じだった。私はキャバで働いてみて、そういう頭の使い分けも重要なんだなと知ったよ。 今後はその場の空気をしっかりと読んで、記憶力をアピールするだけに徹せず、お客さんに楽しんでもらうことを一番に考えてがんばっていこうと思ってます。(取材/構成・篠田エレナ)
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スポーツ 2015年05月07日 14時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈アントニオ猪木vsウィリー・ウィリアムス〉
「猪木はとんでもないヤツと闘うことになった」 当時、多くのファンがそう感じたものだった。 「まともにやったら殺されるんじゃないか」 1980年2月27日、蔵前国技館。ウィリー・ウィリアムスとの『格闘技世界一決定戦』−−。 このころ、ウィリーのバックボーンである極真空手に対するマスイメージは、まさしく「地上最強のカラテ」であった。極真の道場生が街を歩けばチンピラヤクザもこれを避ける。喧嘩や果たし合いとなれば、これに勝る格闘技はない、と。 こうした印象の多くは、梶原一騎原作の劇画『空手バカ一代』によって作り上げられたものではあったが、それ以上に、当の門下生たちが「極真こそが最強」との矜持を持ち、このことが一層、極真幻想を膨らませていた。 ウィリーはそんなツワモノぞろいの極真空手にあって、さらに規格外。クマと素手で戦い、極真世界大会では反則負けも厭わなかった荒くれ者で、身の丈2メートルにも迫る巨躯から繰り出される正拳突きをまともにくらった日には、さすがの猪木といえども無事に済むわけがない…。 「ただ、ウィリーの“熊殺し”とはあくまでも映画の演出で、実際に闘ったのはいわゆるレスリング・ベアという調教されたクマ。そんなウィリーを最初に見た往年の名キックボクサー・藤原敏男の感想は“ライト級の俺でも勝てそう”という辛辣なものでした。これを藤原の師匠である黒崎健時が猛特訓によって鍛え上げた、いわば発展途上の選手だったわけです」(夕刊紙記者) また極真大会における三瓶啓二戦、襟をつかんでの反則負けも「外国人選手に優勝をさせてはならない」という周囲の圧力からのもので、決してウィリー自身の本意ではなかったといわれている。 だが、同時進行ドキュメントとして週刊少年マガジンに連載されていた、やはり梶原原作の劇画『四角いジャングル』には、もちろんそんな実態は描かれていない。そこに登場するウィリーは、あくまでも極真空手史上最高のバケモノじみた実力者であり、人心を持たない野獣であった。 そうして極真の看板を背負ったウィリーがリングに立つことで、試合は極度の緊張感を帯びたものとなっていった。 ウィリーの師匠である大山茂は「ウィリーが負ければリング上で腹を切る」と、その覚悟を語る(劇画内のことではあったが)。 当日セコンドに就いた極真勢は「いつでも代わりにリングに上がる」とばかり、実際に闘うウィリー以上の闘気をみなぎらせ、その空気はブラウン管越しにもひしひしと伝わってきた。 「ただ、今あらためて試合の映像を見ると、ウィリーの繰り出す上段蹴りはモーションが大きくて、とても猪木を捉えられそうにない。鋭く放たれる正拳突きや膝蹴り、肘撃ちも、急所を狙っているようには見えません」(格闘技ライター) 後には、この試合の実質的なプロモーターでもあった梶原自身も「あれは八百長だった」と暴露している。 2ラウンドでの両者リングアウトから立会人・梶原の裁定で試合続行、そして4ラウンド両者負傷によるドクターストップまで、全てが梶原の筆による筋書き通りだった、と。 しかし、それが真実だったとしても、だからといってこの試合に価値がないかといえば、決してそんなことはない。 「絶対に負けられない闘い」として臨んだ極真勢の意気込みは紛れのない本物で、そこから生まれた緊張度MAXの空気感は、いかなるプロ格闘技興行においても味わえないだけのものが確かにあった。 ウィリーの蹴りに「かすっただけでもKO必至」と固唾をのみ、懸命の防戦から寝技で攻勢に回る猪木に快哉を送る−−。そんな、一時たりとも目を離せない緊張感に満ちていたことに間違いはない。 梶原劇画による事前プロモーションから始まり、周囲までをも本気にさせた舞台設定、そしてもちろん、ピリピリと張り詰めた試合を実現させた猪木とウィリーの両者まで全てがかみ合った、最高の名勝負の一つであった。
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芸能 2015年05月07日 12時00分
銀座超高級クラブで目撃情報 日テレ・上重アナに浮上する泥酔接待疑惑
“利益供与”と“友情ボール売却”疑惑報道の渦中にいる日本テレビの上重聡アナ(34)が、銀座8丁目の超高級クラブで泥酔現場を目撃され、新たな“接待疑惑”が持ち上がっている。 上重アナは3月末から朝の情報番組『スッキリ!!』の司会に大抜擢された。しかし、初回放送直後に靴の小売チェーン『ABCマート』の創業者である三木正浩氏から、タワーマンションの購入資金として無利息で1億7000万円を融資されていたことが明らかになり、“利益供与疑惑”が浮上した。 さらに追い打ちをかけるように、親友であるソフトバンクホークスの松坂大輔投手から“友情の証”として贈られた、WBC優勝時のサインボールを売却したとの疑惑も一部週刊誌に報じられている。 「日テレは“友情ボール売却”については否定し、報じたマスコミに法的手段を取ると言っているが、いずれにせよ度重なる疑惑は晴れていない。“利益供与疑惑”に関しては『スッキリ!!』内で謝罪したが、その後はお咎めなしのため、視聴者から“降板させるべき”という抗議もあるようです。上重にはせめて私生活だけでも自粛して欲しいが、入社当時から目上の人に取り入るのが上手で、高級店を飲み歩くスタンスは変わっていないようだ」(日テレ関係者) 上重は番組を持つようになってから、銀座を飲み歩いているとの噂が絶えなかったという。 「4月中旬には、上重が銀座8丁目の超高級クラブ『A』からベロンベロンに酔っ払って出て来たところを、近所のクラブのホステスや従業員が目撃しています。また他の日にも、別の小さいクラブで度々目撃されている。人気アナとはいえ、局アナが銀座の高級クラブを飲み歩いているなんて話は聞いたことがない。ましてや『A』のような店では自腹で飲めませんよ」(銀座8丁目のクラブ関係者) 当日、上重を『A』で目撃したという別のクラブ関係者は、その時の様子をこう語る。 「泥酔状態の男が店から出て来たと思ってよく見たら、上重アナだった。その際、人物まではわかりませんが、連れが一緒だったんです。騒動の最中にもかかわらず銀座で酒が飲める神経が理解できません」 いたたまれない気持ちはよ〜くわかるが…。
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スポーツ 2015年05月07日 12時00分
新加入の巨漢・フランシスコは救世主になれるの!?
ホアン・フランシスコ内野手(27)が5月2日の阪神戦でデビューした。第3打席に放った来日初ヒットが試合を決める決定打となり、本人も喜んでいたが、ネット裏に陣取っていた他球団のスコアラーたちの評価はあまり高くない。巨人が緊急獲得したこのフランシスコは、本当に戦力になるのか−−。 フランシスコは右投左打の内野手。2004年にレッズ入りし、09年にメジャーデビューした。その後、ブレーブス、ブリュワーズ、レイズなどを渡り歩いた。 「試合前のフリー打撃を見ていると、本当に凄い。レッズ時代、デイビット・オーディスと並んでも引けは取らないし、当時は凄い若手が出てきたと期待していたんですが…」(メジャー情報に詳しいジャーナリスト) デイビット・オーディスとは、本塁打王1回、打点王2回、シルバースラッガー賞6回などのバットマン・タイトルに輝いたメジャーを代表するパワーヒッターだ(14年シーズン時点の成績)。その彼と並んでも「引けを取らない大飛球を放っていた」というのだから、かなり期待されていたのだろう。 「フランシスコがその素質を開花させられなかった理由は3つ。とにかく、守備がヘタクソ。サードの守備に付いたこともあるが、守備範囲が狭すぎる。ファーストを守らせても、エラーの数も多い。13年は67試合に出て、10失策。しかも、彼の場合、『スローイング・エラー』も多い。一塁のベースカバーに入った投手に暴投したり…。性格的にもノンビリしているというか、所属チームが『これ以上増えたら罰金』と体重維持・減量を命じても、全然、危機意識がない。罰金を払い、反省を口にしてもまたしばらくすると、体重オーバーで罰金を課せられていました」(前出・同) 3つ目の理由は、自慢の打撃も弱点があるからだという。「変化球が苦手」とされ、とくに、緩急をつけられたピッチングや、スライダー系の変化球に対応ができず、「対左投手が苦手なバッター」とも評されてきた。三振も多いという。 三振。たしかに、デビューからの2試合・8打席で4三振を喫している。また、「対左投手」の成績だが、数値にも表れている。昨季は出場機会に恵まれず、出場試合数は多くないのだが、対右投手の打率が2割3分8厘だったのに対し、対左投手は1割1分8厘まで落ち込む。 デビュー2戦目に対戦したのは、奇しくも全て左投手だった。技巧派・能見からは3打数1安打。しかし、2三振を喫しており、高宮、島本との対戦でも快音は聞かれなかった。「左投手が苦手で、三振が多い」という情報は間違いないようだ。 「12年から13年オフに掛け、巨人渉外担当者が獲得のアタックを掛けております。巨人サイドは高く評価していると思われます」(球界関係者) 変化球に対応できないパワーヒッターが日本球界で成功した例は決して多くない。 こうしたフランシスコの苦手情報は他球団も入手しているはず。しかし、ネット裏のスコアラーたちはデビュー戦を視察し、「ちょっと違う印象」も抱いたという。 前出・スコアラーはデビュー戦の対戦投手が藤浪晋太郎だったことを指して、こう言う。 「変化球が苦手だとは聞いていたが、速いボールにはきちんと対応できるという意味ではなさそうだね。藤浪のように150キロ台後半の球速をマークできる投手は多くないが、速球派投手との対戦では相当苦しむと思う」 苦手とされる変化球についてだが、「視察データがまだ少ないが」と前置きしたうえで、こうも話していた。 「いや、高めの変化球には対応できている。藤浪から放った決勝打はカットボールを打ち返したもの。実は、藤浪は2球続けてカットボールを投げており、その2球目を打たれました。最初に放ったカットボールは低めに決まったが、打たれた方の2球目はやや高かった。低めの変化球にどう対応するか、もうしばらく調査してみたい」 苦手とは言え、全く手が出ないという意味ではないようだ。 フランシスコの加入により、打撃不振が長引く村田修一のスタメン落ちも予想されている。故障の阿部慎之助が帰ってくれば、「一塁・阿部、三塁・フランシスコ」の布陣になるという声と、「捕手・阿部、一塁・フランシスコで固定するのではないか」なる予想の両方がある。いずれにせよ、原辰徳監督がフランシスコに期待していることを前提としての予想だが、セ5球団は急ピッチでのデータ収集を進めている。あまり肩入れしない方が良いと思うが…。
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芸能 2015年05月07日 12時00分
【バラエティ黄金時代】日曜日の家族団らんに不謹慎ネタ総投入「ダウンタウンのごっつええ感じ」
“日本一のお笑い求道者”ダウンタウン・松本人志が、「ほか(の枠)、ないか?」と嘆いたのは、1991年。過去2回、トライアル放送された『ダウンタウンのごっつええ感じ』(〜97年/フジテレビ系)が、待望のレギュラー化になったはいいが、裏番組が『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)であることを知った瞬間だ。それまでの日曜よる8時といえば、“元テレ”の独走状態にあった。天才・ビートたけしが生みだす企画や人材は、次々とメガヒットしていたからだ。 たけし政権が敷かれていた時間帯に、ゴールデン初進出のダウンタウンが挑むのは、無謀以外の何物でもなかった。しかも、メインキャストは、松本&浜田雅功を座長に、今田耕司、西端弥生(引退)、吉田ヒロ、130R(板尾創路&蔵野孝洋=現ほんこん)、松雪泰子、東京パフォーマンスドールの篠原涼子(当時)、YOUなど。今でこそ、「錚々たるメンバー」の表現がマッチするが、当時はダウンタウン以外、みな無名。たけしと戦って勝てる勝算は、どこにもなかった。 ところが、窮地でこそ天賦の才を開花させるのが、“天才・松本”。ゴールデンを度外視したコントの数々は、現在テレビで活動する多くの芸人に影響を与え、コントの礎を築いた。その結果、番組の平均視聴率は15%を超え、SP版では22%超えを達成。95年には、最高視聴率24.2%をマークした(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。陣頭指揮を執った松本は、『8時だヨ!全員集合』(TBS系)のように、子どもから年寄りまで、老若男女が理解できる笑いではなく、ハイレベルにして、あえてハイリスクな作品を創った。ゆえに、現在でいう放送倫理にひっかかるようなことにも、果敢に挑んだ。 たとえば、松本が原作のアニメ『きょうふのキョーちゃん』。一見すると、かわいくポップな児童アニメだが、オバケのQ太郎のような主人公のキョーちゃん、並びに、ほかの登場人物を、とにかくグロテスクに描いた。ときには内臓が飛散したり、暴行を加えたり、血がほとばしったり。露骨な下ネタ、性表現もあり、行きすぎたブラックユーモアを笑いにつなげようとした。そんな陰惨シーンが、日曜日の家族団らんの時間帯に許されるはずがない。予想どおり、クレーム殺到の憂き目に遭って、全7話で終了。同番組はのちにビデオ、DVD化されたが、このアニメはお蔵入りになった。 家族団らんに不謹慎といえば、一部マニアのあいだで今なお高い支持を得ている“キャシィ塚本”シリーズも、問題作を生みだすことがしばしば。これは、司会者のコウジ(今田)とアシスタントのリョウコ(篠原)が毎回、四万十川料理学園の講師・キャシィ塚本と料理をする、テレビ番組のコント。しかし、塚本が異常な指示、言動を繰り返して、まともに作らずに、大暴れ。終盤に差しかかるに連れて、その異常と思える狂気性は増していき、ついには豹変。超デカ餃子を調理した回では、完成するや、窓からガチで放り投げてしまうこともあった。当然、視聴者からは、「食べ物を粗末にするな」というクレームが相次いだ。 “子どもに見せたくない”シーンとして挙げられたのは、今田と東野幸治でやっていたキャラクターシリーズ『放課後電磁波クラブ』。S極君の東野、N極君の今田が、女性水着のスリングショットを着用して、磁力で世の乱れを正す変態チームを結成。少しでも動こうものなら、ムスコがはみ出す超過激水着で、暴れたり、逆立ちしたり、眠っている男性の顔の上に座ったり。ポロリするとモザイク加工をされたが、その回数のあまりの多さがクレームの対象になった。まだ若手だった今田&東野にとっては、意味ある出世作…だったかも。 今は、俳優としても大活躍の板尾は同番組出演中、謹慎処分を食らっている。94年、当時14歳だった女子中学生と性的関係を持ち、逮捕。事件は、少女が別件で補導された際に発覚し、板尾は相手が18歳、合意だったと主張。幸いにも事務所解雇、番組降板は、松本ら仲間の強い要望によって免れ、復帰も同番組ではたした。その後、ド天然というべく板尾のパーソナルな部分を生かしたブリッジコント『板尾社長』や、『シンガー板尾』は着実にファンをつかみ、唯一無二の存在を知らしめた。 在阪時代の冠番組だった『4時ですよーだ』(毎日放送)時代から、苦楽を共にした仲間を絶対に裏切らないのが、ダウンタウン。それも、芸人のみならず、のちにモデル、バラエティタレント、女優として大成する女性にも着眼して、コントのイロハを情け容赦なく叩きこむ。このイズムこそがダウンタウンであり、昨今の芸人がいちばん失った根でもある。(伊藤雅奈子=毎週木曜日に掲載)
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芸能 2015年05月07日 11時45分
小向美奈子 出所後はジューンブライド?
覚せい剤取締法違反で先月27日に東京地裁から懲役1年6月の実刑判決を言い渡された、タレントの小向美奈子被告が控訴しない意向で、出所後には交際中で7歳年上の飲食店店員と結婚する意思を示していることを一部スポーツ紙が報じている。 記事によると、知人らには「彼を凄く信頼している。早く結婚したいから、早く(刑務所から)出てくる」と話し、結婚に向け素行良く服役し、1日も早く仮釈放されることを望んでいるという。さらには、ウエディングドレスを着たいからか、知人には「服役中に痩せたい」とも話しているというのだ。 「模範囚だと認められれば、来年の5月ぐらいには出所できるだろう。そうなれば、多くの女性が憧れる“6月の花嫁”として挙式することができる。控訴せずにこの時期に服役するということは、そこまで考えているのでは」(芸能記者) 小向被告の“転落人生”の始まりは09年1月。同法違反で逮捕・起訴され、初犯だったことから懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた。その後、11年2月に同法違反で逮捕状が出され、小向被告はフィリピンでの“逃亡生活”経た後に逮捕されたが、処分保留のまま釈放され不起訴処分となった。 そして今年2月、またまた同法違反で逮捕・起訴されたが、3度目の逮捕だっただけに情状酌量の余地はなく、実刑判決が言い渡されることになった。 「これまで小向被告が身を置いていた芸能界やAV業界は少なからずクスリとの接点があったため、思わず誘惑に負け同じ過ちを繰り返してきた。しかし、結婚していわゆる“堅気”の生活を送れば今度こそ“クスリ断ち”できそうだが、最後は本人にクスリをやめようという強い意志があるかどうか」(同) 出所後は結婚して幸せな人生を歩んでほしいものだ。
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芸能 2015年05月07日 11時45分
爆笑問題・太田光 『ど根性ガエル』実写ドラマ化に「一番あり得ない」
5日深夜に放送されたラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」で爆笑問題の太田光が、昭和の人気アニメ「ど根性ガエル」の実写ドラマ化に言及した。 4日、「ど根性ガエル」の実写ドラマ化が発表され、主人公のひろしを演じるは俳優の松山ケンイチ。ドラマの設定は、14歳だったひろしが30歳になり、大人へ成長した2015年の夏が舞台。ピョン吉だけでなく、京子ちゃん、五郎、ゴリライモなどお馴染みのキャラクターも登場する。 太田は「俺、前から言ってたんだよ。やったらすごい気持ち悪いことになるから、やってみてもらいたいって」と興奮気味に語り出し、「昔、実写版で一番あり得ないと思っていたのは『ど根性ガエル』と思ってたけど…」と驚愕している様子だった。その理由としては、太田の頭の中には本物のカエルがTシャツに潰れてくっついている画を想像していたからだという。 当然、相方の田中裕二も同作の実写ドラマ化にビックリ。2人は個性的なキャラクターがどのような大人になっているのかを想像し、早くもドラマ放送を待ちわびていた。
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
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GII毎日王冠 テレグノシス花道V
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アイルランドT キンシャサノキセキ断然
2006年10月06日 15時00分
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よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分
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