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アイドル 2015年08月27日 17時24分
女優・川栄李奈を演出家の岡村俊一氏が大絶賛
元AKB48の川栄李奈が主演をつとめる舞台『AZUMI 幕末編』の舞台稽古が公開され、同舞台の構成・演出を担当する岡村俊一氏が、川栄を大絶賛した。 AKB48ではおバカキャラであった川栄だが、岡村氏は「学ばない人のことをバカというのですが、川栄の場合は容量が巨大にある空っぽなコンピューターみたいな感じ。すいすい入っていきます。とてつもないスピードで」と語った。報道陣から、これまでAZUMIを演じた女優と比べて覚えの速さを質問されると、「覚えに関してはずば抜けて1位ですね」と絶賛された。これを聞いた川栄は、「やった〜!」と喜んでいた。 さらに、囲み取材でも、岡村氏は川栄を「覚えがいいとともに感受性が強いので、殺陣をやってても同じ形でもキレイに見える時というのは、殺陣に感情がこもっているんですよ。感受性は良いんですよ。本当はとてつもない緻密なコンピューターなんですよ。使ってないだけで」と再び絶賛された。ただ、台本は振り仮名ばかりだったようで、「鎌倉時代と江戸時代はどっちが先?」と質問されると、「う〜ん、どっちですかねえ」とAKB48時代と変わらないおバカぶりを発揮。共演者たちから、「稽古前からやり直せ!」とツッコまれていた。
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アイドル 2015年08月27日 16時55分
元AKB48 川栄李奈 共演する男性陣からのラブレターを募集中
元AKB48の川栄李奈が主演をつとめる舞台『AZUMI 幕末編』の舞台稽古が公開された。 舞台の演出で、男性に抱きかかえられるようなシーンもある川栄だが、「いや〜新鮮ですよね」と苦笑い。報道陣から、「顔がにやけているような感じは見受けられたんですけど」と聞かれると、共演者たちから、「芝居中? マジメにやってよ〜」とツッコまれていた。 またAKB48を卒業したことで、恋愛も解禁になった川栄。「男性から言い寄られたら?」と聞かれるも、「ないですね」と即答。「お手紙をもらったりは?」とさらに聞かれると、「ないですね。欲しいですね」と答え、共演する男性陣に向かって、「いんですよ。お手紙くださっても」とアピールするも、おバカキャラで知られ、今回の舞台も台本も振り仮名だらけだという川栄に対して男性陣は、「全部、(手紙は)ひらがななんでしょ」とツッコんで、笑いを誘った。
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芸能 2015年08月27日 16時52分
ものまねタレント・コロッケ 誤解を解く「本物のちあきさんはこんな人じゃない」
27日、東京・帝国ホテルで「15年秋 サントリーコーヒー『BOSS』新CM発表会」が行われ、女芸人のいとうあさこ、女装家のミッツ・マングローブ、DJの赤坂泰彦、ものまねタレントのコロッケが登場した。 ミッツが出演する新CMにちあきなおみの名曲「喝采」が起用されているため、コロッケはちあきなおみの格好で登場。「喝采」の歌に合わせて、口パクをしながら激しい顔芸を披露し、会場は大いに盛り上がった。 ちあきなおみの真似をしながら「どうも」と挨拶をするも、ものまねをしたまま生声で挨拶するのは初めてなようで、コロッケは「どうしたら良いか分からない」と戸惑い気味。赤坂から「たぶん声が違う。瀬川(瑛子)さんになってた」と指摘されてしまった。イベントで一番目立っていたコロッケだったが、実はCMには出演しておらず、「どこか1か所でいいから出たかったなぁ」と悔しがった。 コロッケといえば、ちあきなおみの他に森進一、野口五郎、岩崎宏美、田原俊彦、千昌夫、北島三郎など数々のものまねレパートリーを持っているが、ちあきなおみの「喝采」はデビュー当時から芸を披露してきた。ちあきなおみを知らない世代がコロッケのものまね芸を見て、「喝采」を知ることも少なくない。そのような背景もあり、コロッケは、ものまねはあくまでも“芸”であり、「本物のちあきさんはこんな人じゃない」と必死に誤解を解いていた。
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芸能 2015年08月27日 16時00分
TBSヤケクソ? 関東では不振の昼の情報番組「ゴゴスマ」を2時間に拡大
TBSが今秋の改編に伴い、関東では1時間枠で放送している昼の情報番組「ゴゴスマ〜GOGO!Smile!(以下、ゴゴスマ)」(月〜金曜午後1時55分〜2時53分)を、9月28日から2時間枠に拡大し、午後3時51分までオンエアすることを決めた。 「ゴゴスマ」は系列の名古屋・CBCが制作するローカル番組で、名古屋地区では、そこそこの視聴率を獲っている。今春、TBSでは同時間帯でひとり勝ち状態の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系=読売テレビ制作/月〜金曜午後1時55分〜3時50分)、そして新たに放送開始の「直撃LIVE グッディ」(フジテレビ/月〜金曜午後1時55分〜3時50分)に対抗すべく、3月30日から関東地区でも「ゴゴスマ」の放送をスタートした。 しかし、名古屋ローカル番組とあって、取り上げられるネタは東海地区のものが多く、MCの石井亮次アナ(CBC)も関東ではなじみがないとあって、視聴者からはソッポを向かれ、関東地区での視聴率は低迷。 ましてや、同番組はCBCでは3時50分までの放送だが、TBSでは前半のみ2時53分までのオンエアで、関東地区では突如番組が終わってしまうため、あまりにも中途半端だった。 そんな背景もあり、早期打ち切り説も浮上していたが、TBSは撤退ではなく、逆に“拡大”に舵を切った。9月28日から、終了時間を3時51分までに変更。TBSでも、CBC同様に2時間枠に拡大する。これにより、日テレ、フジ、TBSによる昼の情報番組戦争は3局とも、ほぼ同時間での放送となる。 関東での放送枠拡大に伴い、「ゴゴスマ」は今秋より番組内容をリニューアルする。従来の柱だった生活情報に加え、事件・事故や芸能の速報、生中継などを追加。東海地区メーンの構成から脱却し、全国向けの内容に一新するという。 MCは石井アナのままで、曜日レギュラーには大久保佳代子、林修、松本明子、山口もえ、黒田知永子らが残留する。 フジ「グッディ」もそうだが、「ゴゴスマ」も、関東では王者「ミヤネ屋」の前に惨敗を喫している。“テコ入れ”というと聞こえはいいが、「今さら」感はぬぐえない。「従来通り、午後3時台にはドラマの再放送をしていた方が視聴率はまだましなのでは?」(某テレビ関係者)との声もある。 長い目で見る余裕はないだろう。半年やってみて、ダメなら関東では完全撤退し、名古屋ローカル番組に戻る可能性がありそうだ。(坂本太郎)
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社会 2015年08月27日 16時00分
大阪西成区あいりん地区 夏の闇市一斉摘発で判明した無法地帯ぶり
大阪西成区あいりん地区、南海電車高架下の名物といえば、路上に並んだ何でもアリの“泥棒朝市”。その露店に7月末から大阪府警の一斉取り締まりが入り、道路交通法違反で全てが撤去された。そこで明らかになったのは、約1年前にも行われた大規模摘発とは様相が変わった違法露店の実態だった。 「去年までは裏DVDやコピー商品、古本などが多く、地区の外から買いに来る客も多かった。それが今は、地元密着型の品を売る店が圧倒的に増えていたんです」(地元ボランティア) 摘発された中には相変わらず裏DVDのような“趣味向け”の店もあったが、生活に関する物を扱う店がほとんどだったという。 「衣料品や日用品に加え、薬品も堂々と売られていました。もちろん普通の薬ですが、それでも去年までは陳列棚にもなかったんですよ」(同) 薬品の場合は使用上の注意書きなどはほとんどなし。簡単な効能が書かれたシールが貼られているだけの代物が売られていたという。さらに驚かされるのは、賞味期限切れ食料品の激安売りだ。 「どっかのスーパーから回ってきたんやろね。1個100円ぐらいのおにぎりが30円ぐらい、200円ぐらいのサンドイッチが50円前後。毎朝必ず仕入られて並んどるわ。もちろん期限切れいうのは分かっているけど、今の生活保護ではあんなとこでしかモノ買われへん」(あるホームレス) 摘発直前の朝市ではもちろん一番人気だったが、仕入れから販売まで違法であることは間違いない。 「仕入費用ゼロで集めたものを、激安とはいえホームレス相手に販売するというのは、これは立派な貧困ビジネスですよ」(別の地元ボランティア) 今回の摘発では食料品店も根こそぎ撤去されたが、商品が生活の一部に組み込まれているというのが今のあいりん地区の実態。営業再開は時間の問題のようだ。
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芸能 2015年08月27日 15時00分
年明け早々大舞台に立つ子役出身の小関裕太
西内まりや主演のドラマ「ホテルコンシェルジュ」(TBS)にお坊ちゃまのベルボーイ・牧原豪太役で出演しているのが俳優の小関裕太だ。 三浦春馬、佐藤健らが所属する大手芸能プロに子役として03年に所属。同年「セキスイハイム」のCMに阿部寛の息子役で出演した。 翌年、ドラマデビューを果たし、06年にEテレの人気子供向け教育番組「天才てれびくんMAX」に初出演。てれび戦士として3年間レギュラー出演を果たした。 同年、ドラマ「ダンドリ。〜Dance☆Drill」(フジテレビ)で主演の榮倉奈々演じる主人公の弟役で連続ドラマ初出演を果たした。 11年には人気ミュージカル「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」に初出演し2年間同じ役を演じた。 昨年はドラマ「ビター・ブラッド〜最悪で最強の親子刑事」(フジ)で8年ぶりに連ドラマ出演。12月にはファースト写真集「ゆうたび。」を発売した。今年3月に公開の映画「あしたになれば。」で映画初主演をつとめるなど注目の若手イケメン俳優の1人となった。 「180センチの長身で、さわやかな和風顔。可愛らしい表情をみせることから、守ってあげたくなる“弟系イケメン”と言われている。同じ事務所にはライバルが多いが、好きな俳優としてあげる先輩の三浦、“肉食系”の佐藤とは違うジャンルを確立した」(演劇関係者) そして、来年1月、東京・新国立劇場で上演される、ミュージカル「DNA-SHARAKU」で歌手のナオト・インティライミとW主演を果たす。 2116年、人工知能が支配する日本を舞台にしたSF作品で、最新映像を駆使した新しいミュージカルになるというだけに、小関の“出世作”となりそうだ。*画像は小関裕太オフィシャルブログから http://ameblo.jp/koseki-yuta/
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レジャー 2015年08月27日 15時00分
ハッシーの中央競馬新馬セレクション(8/29新潟・8/30新潟)
今週デビューの注目馬は、8月29日新潟第5R芝1600m戦に出走予定のエディクト。馬名の由来は「勅命。父名、母名より連想」。牡、鹿毛、2013年1月10日生。美浦・二ノ宮敬宇厩舎。父キングカメハメハ、母サンクスノート、母父サクラバクシンオー。生産は日高町・下河辺牧場、馬主は窪田康志氏。母は10年京王杯スプリングC(GII)の勝ち馬。叔母にはダート1800mで5勝を挙げ、OPクラスまでいったカシュカシュ(父アフリート)がいる。本場の前駆はまさに短距離馬といった造り。頸が太く胸前にはボリュームがあり、肩から上腕にかけても申し分ない筋肉量。前駆と比べると後駆は少し物足りなさがあるが、それだけまだ伸びしろがあるということ。使われる毎に良くなっていきそうなタイプ。なお、鞍上には田辺裕信騎手を予定している。 もう一頭の注目馬は、8月30日新潟第5R芝1200m戦に出走予定のアンナトルテ。馬名の由来は「オーストリアのチョコレートケーキ名。母名より連想」。2013年3月21日生。美浦・奥村武厩舎。父エンパイアメーカー、母クーヴェルチュール、母父ブラックホーク。生産は浦河町・富菜牧場、馬主はヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン。愛馬会法人・ユニオンオーナーズクラブの募集馬で総額1500万円。母は07年キーンランドC(GIII)の勝ち馬。伯父には07年京王杯2歳S(GII)を勝ったスキップジャック(父メジロライアン)がいる。本馬はダートに良積があるエンパイアメーカー産駒ながら芝に適性がありそうな造り。繋ぎには柔らかさがあり、動きにも軽さがある。脚が長めで距離はマイルくらいまで持ちそうだ。なお、鞍上には北村宏司騎手を予定している。※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。
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スポーツ 2015年08月27日 14時00分
セ・リーグが予告先発を廃止か? 低レベル最多勝争いに危機感
セ・リーグが予告先発を廃止するかもしれないという。 セ・リーグの優勝争いは8月17日時点で阪神タイガースが抜け出しつつあるものの、いまだに混戦が続いている。最多勝争いも阪神の藤浪晋太郎が10勝を挙げてリードしているが、2桁勝利を挙げているセ・リーグの投手はこの藤浪のみ。各チームのエースが勝利数を思うように積み上げられていない。 「このまま行けば、今年のセの最多勝投手は、昨年同様に13勝程度かもしれない」(ベテラン記者) 昨年の最多勝は阪神のメッセンジャーと中日ドラゴンズの山井大介が挙げた13勝。この勝利数での最多勝は、2リーグ制になってから最も少ない数字だ。 「9勝を挙げている菅野智之は、2ケタ勝利一番乗りを掛けた13日の対DeNA戦で、9回に逆転アーチを許し、敗戦投手となりました。菅野と広島のジョンソンは1点台の防御率をキープしており、防御率3位の前田健太も2.31と好成績です」(同) 要するに、どのチームも打線が振るわず、エースが登板した試合で援護できない状況が続いているのだ。 そこで浮上してきた改善案が、予告先発制をやめるか、ということだという。 「予告先発制なら、その投手の名前でお客さんが呼べる試合ができてくる。営業的利点も大きいが、対戦投手の研究をする時間を十分に与えるのと同じなので…」(球界関係者) 先発投手を明かす不利益はどのチームも同じのはず。とはいえ、各球団のエースが勝ち星を上げられない状況は芳しくない。セ・リーグはパ・リーグにならって予告先発制を導入したが、その際にもファンに「先発投手を予想させる醍醐味がなくなる」という懸念が指摘されていた。予告制発制が廃止されるとなれば、「やっぱり」と思うファンも少なくないだろう。しかし、先発投手たちは「いまのままがいい」という心境だという。 予告先発制のパ・リーグ投手だったプロ野球解説者が予告先発について説明する。 「ハッキリ言って、プロ野球チームのスコアラーは例外なく優秀だから、先発投手を伏せていても、次の試合に誰が投げるかは見抜いています。外すとしても、1年に1回か2回。ローテーションもあるし、試合前の調整を見ていれば分かります」 スコアラーがお見通しなのであれば、予告先発制を止める理由はない。このままファンに情報を提供し、営業につながる予告先発は続けるべきなのではないか? 「相手チームに読まれていても、あえて隠すというポーズをしなければならないんです。投げ込み練習を故意にやらなかったりとか。その気苦労がなくなるだけでも、予告先発制には意義がある」(同) セ・リーグも、予告先発制になって投手の気苦労がなくなった。しかし、予告先発がなければ、先発ローテーションを崩して、若手や中継ぎ投手を先発させる奇襲が可能だ。 奇襲が必要とされるチームは正攻法で勝てないチーム。それはすなわち弱いチームと言える。今年のセ・リーグは交流戦でもパ・リーグに大きく負け越した。セ・リーグが予告先発制を見直す動きが出てきたのは、6球団が揃って弱くなったということだろうか。
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芸能 2015年08月27日 12時00分
テレ朝が藁にもすがる思いでオファー 3代目「散歩人」高田純次の出演料
テレビ朝日が是が非でも継続にこだわっているのが、故・地井武男や加山雄三らが登場したお昼の散歩番組だ。『ちい散歩』の後番組として3年前に始まった『若大将のゆうゆう散歩』の打ち切りが発表された。そして先頃、高田純次(68)が後継者に決まった。もっとも高田に決まるまでには、かなりの力技が必要だったという。 「当初、番組の核となる散歩人のなり手がなかなか見つからず苦労したんです。初代が地井、2代目が加山とくれば、それなりの芸能人が務めなければ番組のクオリティーが保てませんからね…」(制作関係者) これまでも、西田敏行や、高橋英樹、松平健、北大路欣也、武田鉄矢らの名前が複数、挙がったのだという。 「交渉はできたが、最終的にギャラで折り合いが付かなかったんです。西田は1回で120万円、高橋が50万円、松平が90万円、北大路が100万円。武田が70万円。1回の番組制作費が150万円だから無理な話。加山は知り合いのスタッフを通じて1回30万円で受けてもらっていた。ギャラで折り合いが着かなかった」(芸能プロ関係者) 最終的に、テレ朝が藁にもすがる思いでオファーを出したのが、バラエティー番組でお馴染み、平成の無責任男として知られる高田だった。 「実は最近、仕事が先細り状態の高田は、初めからかなり興味を示していた。今回、内定したことで早速、ジムに通い体力作りに励んでいます。何でも東海道五十三次を制覇すると張り切っている」(同) 気になる出演料だが…。 「地井や加山の基準よりやや低い20万円で落ち着いたとか。高田は、裏テーマにナンパを設定し、行く先々で声を掛けるそうです」(前出・制作関係者) 果たして高田の新・散歩人は定着する!?
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芸能 2015年08月27日 12時00分
【バラエティ黄金時代】全723回の平均視聴率21.4%! 驚異的な数字を叩き出した『なるほど!ザ・ワールド』
今年2月28日付けで、フジテレビの益田由美アナウンサーが定年退社した。同局で女性アナウンサーが定年したのは初めてだ。早稲田大学出身、エリートアナウンサーだった益田さんのその名を広めたのは、『なるほど!ザ・ワールド』(フジ系)。1981年に、愛川欽也&楠田枝里子の絶妙な司会者でスタートした、クイズバラエティ番組だ。 世界中の話題を、現地に派遣されたリポーターがクイズ形式で紹介。海外クイズ番組のパイオニアと呼ぶにふさわしかったが、同時に、愛川と楠田によるスタジオ展開、ENGカメラ(フィルムを伴わない、ビデオカメラとレコーダーの一体型)を使った高性能で最先端な映像、レポーターの体当たり取材も魅力だった。先の益田アナが“ひょうきんアナ”の愛称で親しまれたのも、物おじしないレポートが共感を呼んだからだ。 家族団らんで見られる番組だけあって、およそ15年、全723回の平均視聴率は21.4%という驚異的な数字。初回こそ1ケタだったが、第9回目で早くも20%超えを果たした。最高視聴率は、83年12月に叩き出した36.4%。その前月から18週連続で30%台を突破している。 国民で知らない人はいないというほどのおばけ番組だったため、流行語も生まれた。そもそも、愛川が「な〜るほどザ」と発したあとに、楠田が「ワールド」と続けるタイトルコールからして、当時は誰もが知っていた。また、やや高めの声で「楠田枝里子です!」と自己紹介するものまねも、お笑い芸人を中心にはやった。 番組オンエア期間中にはじまった『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)で、愛川が広めたと思われがちな挨拶「おまっとさん」も、“なるほど”のほうが先。また、解答者チームが不正解を出すと、愛川が解答机を叩きながら「はい、消えた」と口にするのも、お決まりだった。 先の益田アナしかり、多くのスターを輩出したのも大きな特徴だ。意外なのは、明石家さんま。全国的知名度が浸透しだしたころ、当時のアイドルだった高田みづえをパートナーにして、準レギュラー出演していた。さんまは、みずえが大人気力士の若島津(当時)と交際しているのを知っていたが黙っていると、さんまとみづえの熱愛報道が出た。真実を明かせないさんまは、若島津から冷ややかな視線を浴びながら、悶々としていたという。 国内外のレポーターには、いかりや長介(故人)や安達祐実、泉ピン子や堺正章、松坂慶子、デーモン小暮、八代亜紀など、ジャンルにとらわれない面々が挑んだ。みのもんたにいたっては、国内取材の常連で、番組ナレーターも担当していた。 そのナレーションも、豪華だった。平常時は、アニメ『ドラゴンボール』の孫悟空の声優・野沢雅子が務めていた。特番では、国民的アニメ『サザエさん』のサザエ役・加藤みどりが担当して、交代でおこなうこともあった。 一般人として出演していたのは、藤原紀香。同番組は途中から旭化成の1社提供になったが、視聴者からのハガキ募集を告知する際、数秒だけキャンペーンガールがアップになった。このうちのひとりが、藤原だった。当時、旭化成とアサヒビールのイメージガールも兼任していたが、売れるために必死だった。 番組史上もっとも悲しいオンエアとなったのは、85年。日航ジャンボ機墜落事故がおこった翌日の8月13日は、「200回記念」が放映された。この収録には、同事故に巻き込まれ、番組にほぼレギュラー的に出演していた坂本九が、妻の柏木由紀子と一緒に出演していた。制作側は、安否がつかめない坂本の出演シーンを検討したが、事前収録であるテロップを入れて、あえてそのまま放映した。最後に、放映に踏みきった経緯を文章で説明。「坂本九さんの無事をお祈りします」というコメントを寄せた。その翌日である、坂本の訃報が伝えられたのは…。 時代の変遷とともに、VTR、海外、現地からのおもしろルポが当たり前になり、より新しいものが希求されたことによって、“なるほど”はその使命をまっとう。開始から15年弱で華々しく散り、その後、同枠はドラマ枠に切り替わった。それでもなお、“復活してほしいバラエティランキング”で、上位を占める。愛川が逝去した今、完全再現は不可能だが、昭和から平成にかけて、同番組が燦然と輝いていた記録だけは色あせない。(伊藤雅奈子=毎週木曜日に掲載)*画像イメージ
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