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その他 2008年06月05日 15時00分
「函館競輪開設58周年記念競輪」8日開幕 キャンペーンガールがナイガイ来訪
新緑薫る北の大地。 8日から11日まで函館競輪場で開催される「函館競輪開設58周年記念競輪」(GIII)のPRのため、関係者とキャンペーンガール(山田さやかさん=写真左=と栗橋佳苗さん)が4日、東京・中央区の本社を訪れた。 来年の函館開港150周年を記念し、愛称を「黒船杯争奪戦」と改めた同賞。S級S班5人を含む豪華なメンバーが集まり、伝統ある函館記念の栄冠を目指す。 函館市競輪事業部の酒井哲美部長は「今開催は最大12億円が当たる話題のケイリンくじ『Kドリームス』の対象レースとなっており、高額配当も期待できます。売上目標も86億5千万円を最低ラインとし、さらなる上積みを目指します」と抱負を語れば、北海道選手会支部長の俵信之選手も「迫力ある熱いレースをお見せします。ぜひ本場に来てください」と気合十分の様子だった。 開催中は往年のファンにはたまらない藤巻昇さんのレース解説&予想会などのイベントも用意されている。全国41の競輪場、54か所の専用場外(サテライトなど)で場外発売される。
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その他 2008年06月05日 15時00分
競輪穴男列伝 400、500バンクで近畿、中近の3番手時に狙いたい中井護
中井護(滋賀・74期)は小柄な体。登録時の身長は163cm、体重67kg。持ち味は番手狙いよりは切れのある追い込み脚。格上相手ではいい番手はとれないが中団からのまくり追い込みは実に鋭い。 今年の取手正月シリーズ。FIでは小林大介(群馬)を叩いたぶんぶん先行の乾準一(大阪)との近畿作戦で追い込み優勝。2着に渡辺秀明(神奈川)3着が新井秀明(埼玉)で2車単は5930円、3連単は8万9080円の大穴になった。 ようやく番手を回っての追い込みで確実な星を挙げるようになり、S1にも定着した。 平成6年8月にデビューしてから、14年になるが、師匠の井狩吉雄の指導もあって、競輪学校38位とは思えない力を見せ、B級弥彦優勝。半年後には福井でA級優勝して千葉のルーキーチャンピオンにも出場する活躍ぶりだ。 平成12年のふるダビ豊橋では(1)(1)で準決に上がり、準優も神山雄一郎(栃木)2着一丸安貴(愛知)の3着で見事優参。それも一丸には1/8輪まで詰め寄って「これはいい選手が出てきた」と思わせたが、先行目標についていくテクニックに欠け、一時は肝心のところで離され、競り負ける凡退レースも多かった。 密かに期待しただけに、がっかりもしたが、平成16年に地元大津びわこでS級を制してからは、安定した成績に戻った。4月びわこFIでは準優で村上義弘(京都)を追い込む安定感も見せている。 まだ34歳になったばかり。これからGIII、GII、GIと上がっていかなくてはならない。玉野のGIIIでは、準決Cの1着権利レースで鷲田佳史(福井)を使い見事に1着、決勝は伊藤正詞(愛知)の2着だったが、その差1/8輪とつめよっている。キレのいい追い込みと、番手がもつれるとまくる脚があることを証明している。 ラインのあるときは配当的に魅力は半減するが、番手が取れず、近畿ラインや中近ラインの3番手でまわる時には交わしの交わしが狙いごろになる。特に直線の長い400、500バンクが狙い目だ。びわこで練習しているだけに500のコツは飲み込んでいる。 師匠の井狩は57歳でA1を張る元気さ。まじめで練習も熱心な師匠についていけば、中井は一回りも二回りも大きくなるはずだ。目標としている地元・先輩の内林久徳に近づく日はもうすぐと期待している。 高松宮記念杯は出場できなかったが青森FI、四日市FIとVチャンスはある。まずはこの辺で今年2回目のFI優勝を果たして後半戦が勝負の年とみた。
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その他 2008年06月05日 15時00分
ケイリン徒然草 競輪発祥の地・小倉での思い出話
九州小倉はご存知、競輪発祥の地である。工業地帯だった小倉(今は北九州市)は米軍の戦略爆撃で散々痛めつけられた。疲弊した小倉市は競輪開催までは、職員の給与もままならぬ状態になっていた。 当時の浜田市長が競輪開催に踏み切り、昭和23年11月に第一回の開催を敢行。海のものとも山のものともつかない競輪というしろものだった。しかも、当時、毛嫌いされたギャンブルである。法律にも違反する。ところが、便利な法律があった。戦災都市復興臨時措置法である。 このいささか超法規的な解釈のもとに当時、日本を占領していた連合軍最高司令部(GHQ)の許可の下に開催された。 娯楽というより今でいうイベントに飢えていた大衆は、小倉市の不安を一掃して競輪場に詰め寄せた。車券は1枚100円。物価を見れば、もりそばが一枚15円だった。庶民にはなかなか買える金額ではなかったろう。なにせ娯楽のない時代だ。車券を買わずに自転車競技のお祭りを見るような感覚で、入場者は詰め掛けた。 競輪祭はこれを記念して毎年11月に行われていた。今は開催の都合で1月に行われているが、1月の競輪祭はなんともなじまない。 競輪グランプリが始まるまでは、年の締めは競輪祭で、場外も電話投票もないから、全国の競輪ファンは小倉に注目し、九州だけでなく全国からファンを集めた。小倉のホテルは競輪ファンの予約でうまり、なかなか部屋が取れないこともあった。 初めて小倉を取材で訪れた時は、夜行寝台特急の「みずほ」とか「朝風」が便利だった。夕方、5時か6時に東京駅を出る寝台特急は朝10時ころに小倉駅に着く。1レースの開催時間には十分に間にあうのである。 昭和40年ころだったから小倉競輪場はドームではなく、しかも500バンクを400バンクに改装中だった。 バンクとスタンドは工事の関係で離れていた。記者席からはレースがよく見えない。最終回なんかは3コーナーから4コーナーは見えないから、展開がまるで違う。「ええっ?」と思うことがしばしばだった。 選手も成績の悪い選手は3日で「おかえり」になる。宿舎や控え室も今から比べるとひどいものだった。 当時は写真資料もなかったし、カメラマンを連れて行くことも出来ない。片端から自分で写真を撮った。食堂でレンズを向けた選手からは冷やかされたこともあった。向こうも珍しいから協力的だったし、顔を覚えてもらったりして、その後の取材に役だった。小倉はふぐのうまい季節で、なんとも楽しい小倉競輪祭の思い出である。
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レジャー 2008年06月04日 15時00分
安田記念 ウオッカ 完全復活へ豪快デモ
「第58回安田記念」(GI 東京芝1600m 8日)の最終追い切りが今朝(4日)行われ、ウオッカが坂路を軽快なステップで駆け上がった。2着惜敗したヴィクトリアマイル時は寂しく映った馬体もだいぶ回復。今度は言い訳のできない仕上がりだ。ダービー以来、1年ぶりの勝利へ、機は熟した。 反動どころか、見違えるような姿になった。 「1回使って、体に張りが出てきました。上積みを十分に感じる」と前川助手はキッパリ。昨年のダービー以来の勝利へ、ウオッカが文句なしの状態に仕上がった。 本当に強い、そして底力のある馬だ。それをはっきり示したのが前走のヴィクトリアマイルだった。馬体重はデビュー以来、最も少ない478kg。威風堂々とのっしのっしと歩くいつものパドックとは違い、完全にしぼんで見えた。過酷だったドバイ遠征の影響は明らかだった。 しかし、レースになるとさすがはダービー馬。エイジアンウインズこそあと一歩、とらえきれなかったものの、鋭い末脚で2着を確保してみせた。 その後は中2週と厳しいローテーションながら慣れ親しんだ栗東でじっくり乗り込まれてきた。寂しかったトモに筋肉が戻り、従来のたくましいウオッカがよみがえりつつある。 「日曜日(1日)には坂路で52秒5(800m)をマークしたように、予定通りにきている」 追い切りをセーブしながら馬体維持に努めなければならなかった前走とはまったく違う。 ダービー、そしてジャパンC4着の実績が示す通り、男馬が相手になっても互角以上の戦いができることは実証されている。さらに前川助手は「ペースが速くなる分、折り合いをつけやすい。だから男馬相手の方が競馬をしやすい」と力を込めた。 何より、大きいのは精神面の成長だという。以前はどうかすると、レースで折り合いを欠いたりモロさも露呈していたが、「海外遠征を経験して馬が一段と成長した。精神面で大人になった」と目を細めた。 経験値の高さはすでに男馬のライバルをはるかにしのぐ。「ダービー馬として恥ずかしくないレースをしたい。また、できる状態にある」 何も不安はない。今度は自信満々で府中に乗り込む。 【最終追いVTR】岩田騎手を背に、坂路で追われ、800m52秒5をマーク。渋った馬場状態だったが、ラストも余裕たっぷりに12秒9を計時した。馬場を考えれば好時計といえるもので動きは軽快そのもの。ドバイからの帰国初戦だった前走時に比べると馬体の張り、動きともに良化。
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レジャー 2008年06月04日 15時00分
大井競馬が2倍楽しめる 「TCK.tv」メーンキャスター・山本モナさんを直撃!!
TCKにうるわしの新強力サポーターが登場だ!今年の大井競馬は「TCK.tvを見て競馬場へGO!」が合言葉ということで、3月から放送を開始した新企画「TCK.tv」で、メーンキャスターを務めるタレントの山本モナさんをクローズアップ。今回はいつもの地方競馬スペシャルをさらに華やかに、さらにパワーアップしてお届けする。 取材当日は大井競馬場で「TCK.tv」の撮影現場に潜入。撮影は快調に進み、ちょうど現在オンエア中の「うまたせせんりゅう会」では、TCKキャラクターのうまたせとモナさんの絶妙な掛け合いが現場に笑いを巻き起こしていた。また、「News!TCK」では、元キャスターの“腕前”を披露。滑らかで心地よいアナウンスが響く。 その美ぼうと美声で「TCK.tv」を盛り上げているモナさんだが、実は競馬はまったくの初心者。「トゥインクルレースを見ながらのデートが周りではやったりしていて。楽しそうで前から興味はあったけど、なかなか行く機会がなかったんですよ」。今夜、表彰式のプレゼンターを務める「第54回東京ダービー」が初めてのライブ観戦。「みんなでワイワイ見たいですね。ビールを片手に」と、とても楽しみにしていた。 そして、美人で独身とくれば、やはり本紙男性読者はその素顔が気になるところだろう。最近は「スコアは内緒!」としながらも、ゴルフにハマッているとか。さらに、もっと気になる恋愛観は?すると、ニコッと小首を傾げてほほ笑み「好きになった人がタイプですね」とサラリと交わされてしまった。 ちなみに、「TCK.tv」のコーナー「モナ談」で対談を行ったダブル的場騎手、戸崎圭騎手は「とてもストイックでプロ意識の高い方々。素敵ですね」となかなかの好感触を得ていた。ファンの男性諸君!ヤキモチはいけませんよ。 ともあれ、非常に女性らしいモナさん。一方で、「仕事で落ち込んでも、おふろに入ってぐっすり寝て、あまり引きずらないですね。休みが1カ月あったらお財布ひとつでヨーロッパとか海外に旅行に行っちゃう」とアクティブでサッパリした一面も。恐縮ながら、飾らない人柄に、一緒に競馬観戦したらとてもエンジョイできるだろうと想像が膨らんだ。 モナさんは東京ダービーに続き、25日の帝王賞にも登場する予定だ。 「私のようなビギナーでも、もともとのファンでもそれぞれに楽しめるのが競馬だと思うので、自由に楽しんでほしいですね。私も競馬についてもっと勉強して、テレビ番組で共演しているほしのあきちゃんや安田美沙子ちゃんがいつもしている競馬談義に加わりたいと思っているんですよ」 そう意気込む美人サポーターとともに、今年のTCKはより一層面白さが増すこと請け合いだ。
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レジャー 2008年06月04日 15時00分
安田記念 スズカフェニックス 春のマイル王はもらった!
春のマイル王の栄冠を手にするのはどの馬か。「第58回安田記念」(GI 東京芝1600m 8日)に向け、今朝(4日)、出走各馬が東西トレセンで最終追い切りをかけた。なかでも、際立つ動きを見せたのは昨春のスプリント王者スズカフェニックス。渋った馬場にも一糸乱れぬフットワークで坂路を登坂。2つ目のGI奪取へ視界は良好だ。 究極の切れ味を発揮してみせる。短距離王襲名を目指すスズカフェニックスが2つ目のGIを視界にとらえた。 「いつも1度使うと反応が良くなるタイプだからね。その通り、前走を叩いてだんだん良くなってきた。気持ちが充実してきて、やる気がありすぎるぐらいですよ」と橋田師は小さな笑みを浮かべた。 前走の京王杯SCは3着。勝ったスーパーホーネットを捕まえることはできなかったが、鋭い末脚で力を示した。休み明け、先に目標を置いた仕上げとすれば上々の内容だろう。 「うちの馬もよく伸びているんだけどね。前の馬も上がりが速かった」と師は振り返った。あれから東京は週末に雨ばかり。芝コースはかなり荒れてきており、前走時より大外一気を決めやすい状況が整っている。 「あとは流れがどうか。最近のGIはスムーズではない競馬が多い。そのあたりが気になるけど、不利のない競馬ができればいい勝負になると思っている」 降着はなかったものの池添騎手が騎乗停止になったオークスをはじめ、確かに審議ランプのつくGIが目立っているが、そこは鞍上に一番うまい武豊を確保した。まともなら力は一番。橋田師の横顔からはその思いがひしひしと伝わってきた。 【最終追いVTR】前半から抜群の行きっぷりで坂路をグイグイ駆け上がった。ラスト1Fを迎えてから、さらに力強さが増して最後は迫力満点にフィニッシュ。絶好調だ。
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レジャー 2008年06月04日 15時00分
遠い記憶 根岸競馬場の歴史(25)
先週に続いて根岸競馬場の昔を知る関係者のインタビューをお届けする。 W(元理事)「ロックパークで第1回皐月賞をとったときだが、馬が向こうずねを痛がって、ダグ(速足)で歩かせてね、これで僕は経験を得た。向うずねを少し痛がっても手当てしながらよく歩かせていけば、なんとかなる。あの時は単が1票も売れていなくて、払戻は上限の200円だった。楽勝だったけど、あの坂が怖くてね。横浜にはそんな記憶がある。」 K(元騎手)「横浜ってとこは、攻め馬でも止めぎわはそのままゆけよ、そうでないとぶつけるからってね。追ったときはそのまま流して、坂の第2コーナー辺りになると、馬のほうですぐ止まる。上りだから…。その点、楽だったな。」 W「東京競馬場なんかに比べると、タイム的には遅かったからだな。」 K「相当な上りだったから、ハナを切ったら無理していかないと、ということですな。」 S(元騎手)「坂とカーブで大変なコースだった。」 K「だから、故障馬というと、大体みんな腰にきたね。」 W「ダグ馬(けいが)速歩も、ほかの競馬場では体験できないレースだった。亡くなった古い新聞記者もいっていたよ。横浜は文化があって、なかなか面白かったと。障害はともかく、ダグ馬レース(繁駕速歩競走)もそうだった。」 N(元騎手)「上り下りがあって、すり鉢のふちでやっていて、観る所が高くて、一望できだんだがなぁ。」 B(元騎手)「若い馬にはなかなか大変な馬場だったな。」 W「それですかね。新呼(しんよび・新馬の呼称)がね、あんまり横浜でおろさないで、次の中山とか府中を目標にしたため、横浜では、頭数が少ないという話があった…。」
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芸能 2008年06月04日 15時00分
女子アナ珍発言集
前回、予想外に本紙ホームページでアクセス数を稼いだのが、女子アナのエロい発言集。そこで今回はエロに限らず、女子アナの珍発言を集めてみた。 結構、有名なところでは、フジテレビの高島彩アナが、ワキ汗フェチであることが発覚した発言がある。バラエティー番組「アナ☆ログ」で本田朋子アナが自身の悩みであるワキ汗の対処法を高島アナに聞いたところ、高島アナは突如「好きな異性がワキ汗をかいていると興奮する」とカミングアウト。本田アナがあ然としている横で、チュートリアルの徳井が「高島アナは性の第2ステージに入っていますね」と感心していた。 ケンドーコバヤシが「オビラジオR」で暴露したところによると、TBSの出水麻衣アナの学生時代の元カレが、TBSのある赤坂サカスに勤務しているとか。後日の同番組では、その彼氏の自宅で「ナースでナイス」というAVを発見して、爆笑してしまった思い出があることも明かされ、そのときケンコバが「巨乳モノでも笑えた?」と突っ込むと、貧乳といわれる彼女は「あてつけだと思った」と怒りを隠さなかった。 本紙でも先日、触れたが、人気のお天気キャスター皆藤愛子アナが1日6食であることは、彼女が出演した「ごきげんよう」(フジテレビ)で告白した話。その際、彼女は食べると眠くなることも明かし、「めざましテレビ」終了後に机で終電ギリギリまで爆睡したこともあるそうだ。 先日、御曹司との熱愛が発覚した日本テレビの夏目三久アナ。「アナ☆パラ」でストレス解消法を聞かれた彼女は食べることだと回答。さらに「運動しないんで太る一方」という彼女に対し、共演者が「君が太るなんて言ったら世の女性の失礼だ」とコメントすると、彼女は納得した表情で「そうですね」と一言。“普通は謙遜するところだろ”と一瞬、周りが引いたのは言うまでもない。 同じく日テレのおバカアナとして人気の宮崎宣子アナ。「ラジかるッ」での珍語録を並べてみると、 ●恋人の携帯に自分の名前が「彼女2」と登録されていた。 ●松井秀喜の結婚報道に「すっごく狙っていた」。 ●「控えめな所作」の読み方を「ひかえめなしょさく」。 ●ムツゴロウさんの本名はという質問に「六津吾郎」などなど。 最近のバラエティー番組では、女子アナの珍発言も売りの一つ。狙い過ぎの感もなきにしもあらずだが、これからも女子アナたちの珍発言に期待したい。
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芸能 2008年06月04日 15時00分
この人にまいっちんぐ お笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明
今年の正月映画「ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE」がDVD化され、リバプールから23日(月)に発売される。そこでナゾの忍者ラッパー「ハマー」役を演じた、お笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明(37)に、話を聞いた。 原作「ピューと吹く!ジャガー」は週刊少年ジャンプ誌上で連載中の、うすた京介作のギャグ漫画。小木も漫画の存在は知っていたが、実写の映画になるとは思わなかったという。 「ハマー役のオファーが来てビックリしましたよ。マッコイ斉藤監督から話を聞いて“何それ?”って不安を吐き出したら“何言ってんだ、ハマーはお前だぞ”と言われて。周囲からも“ハマーって小木さんとカブっているよね”とか言われるうち、だんだん気持ちよくなってきて(笑)。設定は素のままでいい、オレ・イコール・ハマーだと」 斉藤監督とは昔からの知り合い。もともとテレビのバラエティ畑の人だ。 「変な人なんですよ。現場で脚本をどんどん変える。小木は素がハマーなんだから台本読まなくていい。ハマーは台本読まないやつだから…って言われて。それを真に受けて本当に台本読まずに行ったら、当たり前だけど演技が全然できなくて。遠くから監督の“カ〜ット!”って怒鳴り声がしたと思ったら、こっちにスタスタ歩いてきて“映画をなめるな!”って思いっきり頭を殴られて(笑)。監督から“台本ぐらい読んどくべきだろう”と言われて。それもそうだろうけど(笑)」。 劇場公開映画ではあるが、監督お得意のお笑いの手法で撮影された。 「監督から(主演の)要(潤)さんを笑わせに行けって言われて。もちろん台本になく、リハーサルもなし。ちゃんと要さんは笑ったんですが、なんか変な感じになったんで撮り直し。キビシイですよねぇ(笑)。あのシーンはテンパっていて、何を言ったのか覚えてないんですよ」 映画にしては斬新(?)なシーンの連続なのは、そのせいか。 「監督からあるシーンで“最後にカメラが寄るから、そこで何かやって落とせ”って言われて。それで“ダッフンだ!”的な顔をしたら、本編じゃカットされていた(笑)。本当におかしな監督ですよ」 主演の要は最近テレビドラマでもコメディータッチな役を演じている。この映画に感化されたのかと思いきや、もとからそうだと言う。 「要さんとはこの映画で初めてお会いしました。二の線(二枚目)の俳優さんだし、格闘技が趣味だっていうし、役者としてもプライド高そうだし、こちらが中途半端に演技すると怖そうだし。でも、実際は近所のアンちゃん(笑)。穏やかな方でね。主役だけにリーダーシップがあって、現場をいい雰囲気にしてくれます。それに撮影現場に慣れているのも助かりました、初心者が多いですから。この映画も要さんがいたからうまくいったと思います。彼、本当は二の線じゃありません。あれは笑いのツボを知ってます」 共演はオーディションで選ばれた大村学と、女優の高橋真唯。 「大村君は映画初出演。僕も初対面でした。右も左も分からないから、演技で分からないことがあると要さんに聞き、俺には来ない。新人からも下に見られているのか、と(笑)。オレもアドバイスするんですが、軽く受け流すばかり。高橋さんは代わっている子。ジッと俺を見てるので、何か言いたいことでもあんのかなぁ〜と思って話しかけると“何でもない”と。向こうも不思議な存在として、こっちを見てたんでしょうね。それに2人とも人見知りが激しいから会話が成立しないんです。目が合ったら会釈する程度(笑)」 なぎら健壱、酒井敏也、板尾創路、カルーセル麻紀らの濃い面々が脇を固めている。特に先輩忍者役の板尾と繰り広げる“コンビ芸”は爆笑必至。 「お笑いの世界に入る前から俺は板尾さんを好きだったんですが、実はバラエティー番組などで絡んだことが一度もないんですよ。緊張したけど楽しかったです。プライベートでお話しする機会はなかったんですが、2人で警官と対峙するラストシーンは打ち合わせも何もなく、アドリブで自由に演じました。俺は息が合うと思ったんですが、向こうはどうか分からないですね。逆にやりずらかったかも知れない。ぜひ、この2人でスピンアウト映画を撮りたいですよ」 実写映画への出演は、過去にチョイ役はあっても、メーンキャストとして出演するのは初めて。 「新鮮で楽しかったですね。待つのはつらいけど、ふだん会えない人と会えるのが楽しいし、次も…という欲が出る。楽しんでやりたいですね、優しい監督さんと(笑)。映画監督って怖いイメージがあるでしょ、裏側で怒鳴り散らしたりとか。ああいうのを見ているとやりたくないですね。いいよいいよ、と気分良く演じさせてくれるのなら。気を使わなきゃいけない大物俳優がいなくて、カワイイ娘に囲まれて、海外で1カ月ぐらいの長期ロケなら、互いに気心の知れた仲になれるんじゃないですかね。今回のロケは3週間、しかもほとんどロケバスの中にいましたから(笑)」 本作の感想を聞くと「何度見ても内容のない映画だな」とのこと。もし続編のオファーがあったらどうするのだろう。 「楽しかったらやります(笑)。ハマー役以外でもいいけど。でも、他の人が演じて上手だったらヤダな」 最後にメッセージを。 「この映画を見て“小木ってかわいいな、優しそうだな、男として魅力あるな、この人の彼女になりたいな”と思ってくれて結構!いや、あえて思って欲しい! 小木を注目して欲しい。このDVDを買っていただいて、小木の出るシーンまで早送りして下さい。10シーンぐらいあるので、そこだけ見ていただければ(笑)。そして小木を好きになって下さい!」〈プロフィール〉おぎ ひろあき 1971(昭和46)年8月16日生まれ、東京都出身。B型。T178、B90W85H93。趣味はサッカー、ゴルフ、ボウリング。高校時代からの友人だった矢作謙に誘われ、1995年「おぎやはぎ」を結成。M-1グランプリ2001に出場し、決勝10位。02年NHK新人演芸大賞特別審査員賞。06年10月10日に元歌手の森山奈歩と6年間の交際を経て結婚・入籍。〈「ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE」ストーリー〉 高校卒業間近の酒留清彦(大村)はミュージシャンを志願。ギター1本で参加したオーディション会場で、たてぶえを持った一人の男が暴れていた。これがジャガージュン市(要潤)との出会いだった。 オーディションの結果、清彦は芸能人養成所に入所するが、養成所の三太夫セガール(なぎら健壱)が連れて行った先は、なんと「ふえ科」。ギター科志願の清彦は憤慨するが、契約書には「ふえ科入学希望」の小さな文字が。しかも教室には、オーディションで出会ったジャガーが講師として待っていた。 ジャガーから「ピヨ彦」と名付けられた清彦は、謎のヒップホップ忍者・ハマー(小木)や、謎のアイドル志望の女の子・高菜(高橋真唯)ら個性的な人間と出会い、いつしかふえ科になじんでしまう。 しかし、三太夫セガールが赤字を理由に養成所の廃止を通告。数千万円の未納授業料を払えば存続させるが、払えなければ今後ふえ科のメンバーを音楽業界で生きていけなくすると脅迫。4人は資金を工面すべく、ある作戦を実行する。
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芸能 2008年06月04日 15時00分
ギャラクシー賞贈賞式に相武紗季・宮崎あおいが出席
テレビ・ラジオ番組などを顕彰する「ギャラクシー賞」の贈賞式が3日、都内で行われ、女優の相武紗季(22)、宮崎あおい(22)らが出席した。 視聴者投票をもとに選ぶマイベストTV賞グランプリはTBS系のドラマ「歌姫」に決定。ヒロインを演じた相武がトロフィーを受け取り、「現場ではみんなでゲームに熱中した」といい雰囲気の撮影現場を振り返った。 個人賞に輝いたのは、NHK大河ドラマ「篤姫」の宮崎あおい。「役作りをしないタイプなので、現場で相手の役者さんに会って初めて分かることがたくさんある。周りの方に助けてもらっている」と話した。(写真=ギャクラシー賞の贈賞式に出席した宮崎あおい(左)と相武紗季)
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