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レジャー 2008年06月12日 15時00分
京成盃グランドマイラーズ 伏兵コアレスデジタルが優勝
「第11回京成盃グランドマイラーズ」は11日、船橋競馬場で行われ、8番人気の伏兵コアレスデジタル(牡8歳、船橋・川村昭厩舎)が重賞初制覇を飾った。 先行集団の後ろからインを突いて抜け出すと、外から伸びたベルモントサンダーとの長い叩き合いをアタマ差制し、待望のタイトルをもぎ取って見せた。「直線、内を突いたのがよかった。もともと力のある馬だし、状態も良かったから自信はあったよ」と川村昭師。次走は「第46回ゴールドC」(SIII 浦和1500m 7月2日)を予定している。
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その他 2008年06月12日 15時00分
競輪穴男列伝 寛仁親王牌では狙ってみたい久米康徳
穴男の必須条件は「気がつかない時に連に絡んで本命ファンをがっかりさせること」だろう。久米康徳(京都・70期)はまさに、その条件にぴったりだ。 昔、荒川玄太(宮城)を称して「天災と玄太は気がつかないときにやってくる」と本紙評論家の故・川上信定さんが言っていたものだが「気がつかない」時に来るにしても力がないと追い込んではこれない。どこのコースでも突っ込む気力がないと駄目。玄太も久米も、その点は潜在能力があるから「穴男」になれたのだ。 久米は平成4年6月にデビュー。防府のプロ初戦は1着だが、A級優勝まで3年半、S級優勝はそのあと6年、平成13年10月の四日市だった。 まさに「石の上にも3年ならぬ10年」と徐々に強くなり、平成12年からGI、GIIにも選考されはじめた。 平成12年の豊橋ふるダビでは(3)(3)(5)(8)で、一次予選は峯芳暁(栃木)、田川辰二(熊本)の3着。 当時、豊橋は3連単がなかったが、初日はまさにラインなしのばらばらゴール。1、2着が万車券になっていたから3連単があれば10万円以上にはなっていただろう。 大穴を出したのは平成14年の宇都宮・共同通信社杯。(1)(1)(6)(6)と活躍、一次予選では金子貴志の先行をまくった井上貴照(群馬)を大外から追い込んで1着。2着紫原政文(福岡)3着井上で、3連単は10万5220円の大穴となった。 勢いに乗った久米は二次予選も一丸安貴(愛知)を追い込んで2着が小倉竜二(徳島)3着一丸で6万6080円と暴れまくった。 このところの久米は近畿ラインで結構人気になっているが、今年も得意の宇都宮GIIIで(9)(7)(1)(2)と初日特選は惨敗したものの、3日は竹内公亮(岐阜)を使って1着。最終日も沢田義和(兵庫)の2着と、沢田に1/4輪まで詰め寄る出来を見せている。 残念ながらびわこの高松宮記念杯には出られなかったが、7月5日の寛仁親王牌には出場が決まっている。 33バンク向きではないが、平成16年の前橋では最終日に沢田と乗って、沢田が山崎芳仁(福島)の先行をまくって勝っているレースの2着にぴたり流れ込んでいる。山崎にとってはこのシリーズがGI初デビューの場所だった。 師匠の南昇に鍛えられた久米。寛仁親王牌あたりが狙いごろになってくるのではないだろうか。 「石の上にも3年」が座右銘の久米、一戦一戦、戦う姿勢は好感が持てる。また大穴を出して「穴男」の真価を発揮してもらいたいものだ。
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その他 2008年06月12日 15時00分
ケイリン徒然草 昭和40年都道府県対抗圧勝の加藤晶には驚かされた
ふぐといえば、確かに11月の小倉のふぐはうまかった。はじめてふぐ刺しとかチリを食したが、「ふぐは毒がある」なんて敬遠されていた時代でもある。門司に近い高級料理屋に連れていってもらったが、そのうまさには驚いた。 話は変わるが、門司競輪場で行われた全国都道府県対抗争覇競輪(今の全日本選抜)に取材にいったことがある。昭和40年の夏だった。その年はくそ暑い夏で、今みたいにエアコンもない。競輪場の記者席で汗をかきながら仕事していたが、他社の年配記者が体調を崩してダウンしてしまった。あまりの暑さに自律神経がおかしくなったそうだ。 決勝戦は高原永伍(神奈川)の先行を加藤晶(京都)が14秒5でまくって圧勝した。当時500バンクでは15秒を切ったら大変なもので、B級戦なんかで風の強いときは上がりタイムが17秒台なんてこともあったから、この加藤のまくりには、驚かされた。加藤自身はまるで派手さのない選手で勝利者インタビューでも「めぐまれや」と言うだけだった。 引退するまで989勝を挙げ、千勝まであとわずかになったが、こだわりなく引退してしまった。加藤は昭和33年に高松宮杯、全国都道府県対抗では門司の前に昭和30年の大宮2000m、33年の花月園2000m、36年の岸和田4000mも優勝している。 この特別は各地区がポイントで地区優勝を争うもの。1000m、2000m、4000mと女子の2000mがあった。昭和38年に4000mに絞られ、4個レースの準決で3着は抽選で決勝に進むシステム。吉田実(香川)が抽選に勝って優勝をさらってしまった。 まだ西武園が500バンクの頃で、秩父宮妃賜杯も5回で終わってしまったが、昭和41年から45年まで開催された。第1回の優勝者は平間誠記(宮城)、白鳥伸雄(千葉)高原永伍、中川茂一(大阪)、最後は福島正幸(群馬)に輝いた。 なぜ中止になったかはオールドファンなら良くしっているはず。もう過去の事件だから多くは語りたくない。この事件で宮家に不敬であったということで宮賜杯は返上された。その後遺症で3年間は西武園も大宮も埼玉県ではビッグレースは行われていない。 昭和48年、49年にやっと日本選手権が連続開催されて、48年は阿部道(宮城)が、49年は田中博(群馬)が優勝。当時は福島、田中、阿部の3強時代といわれたものだ。 400のバンクに改修されて平成10年にも日本選手権が行われたが、400バンクの西武園でのレースは500バンクの頃とはまるで違うものとなった。癖がある500バンクといわれた昔が懐かしい。
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スポーツ 2008年06月11日 15時00分
亀田親子が再起動
プロボクシングの亀田親子の周辺が、一気に動き出している。亀田ジム設立が事実上、容認されたからだが、そこで注目されるのが興毅の復帰戦。仰天プランが持ち上がっているのだ。 亀田兄弟が育った大阪には90年代、日本中を湧かせた名ボクサーがいた。“浪花のジョー”こと辰吉丈一郎。「バンタムを制す者は世界を制す」と言われる、強豪ひしめく階級でWBC世界バンタム級の王座に就くこと3度。倒すか倒されるかのスリリングなファイティングスタイルと、愛すべきビッグマウスで人気を集めた。 ボクサーの職業病である網膜剥離で一度は引退するが再起。38歳になった今も、まだ現役にこだわっている。その辰吉は興毅を「基本ができていて、パンチ力もある。練習もよくするから、世界チャンピオンになるべき選手だ」と高く買っている。 その興毅の周辺が、再び賑やかになってきた。 大毅のセコンド役を務めた興毅、父・史郎氏が内藤戦で演じた醜態をきっかけに、所属していた協栄ジムと契約解除。その後、東日本ボクシングジム協会に出されていた亀田兄弟の「協会預かり選手」の申請は正式に却下されたが、史郎氏の謝罪をきっかけに当初は困難と見られていた亀田ジム設立が事実上、容認されたからだ。 「ボクシング関係者なら誰でも、客を呼べる興毅の価値をよく知っています。だから、亀田親子のうち興毅だけでも救おうと落としどころを探していたと言っていい。そんなときに史郎氏からの詫びは渡りに船。『2人が日本のリングに上がれるよう、協会の方々のご指導を受けながら、“独立”の方向で然るべき手順を踏んで、進めさせて頂きたいと思います』との、史郎氏からの文書のコメントも好感されました」(フリーのスポーツジャーナリスト) 史郎氏はセコンドライセンスの無期限停止処分を受けているため、ジムの会長になる資格はない。そのため、10年以上のライセンス保持者から名義を借りる、1000万円の加盟金など、いくつかクリアしなければならないハードルはあるが。 「ボクシング界にはマネージャーやトレーナーなどを含めれば、ライセンスを持っている者はゴマンと居る。金もファイトマネーをたんまり手にしているから、1000万円なら苦もなく出せる。8月にも新ジム誕生といわれるのは、そんな背景があるからです」(同) 現在、WBA世界フライ級1位の興毅の復帰戦に、7月5日にメキシコで行われるWBA世界フェザー級タイトル戦の前座戦が内定。その後もメキシコかアメリカでリングに上るプランも浮上している。亀田ジム設立後の準備は着々と進んでいるわけだ。 これまで亀田兄弟の試合を中継してきたTBSサイドも、「応援するスタンスは変わらない」と明言。数字(視聴率)の取れるコンテンツだけに、手放す気はさらさらない。 さて、そこで注目されるのが興毅の日本での復帰初戦。まずはノンタイトル戦であってもおかしくはないが、世界タイトル戦と見るのが妥当だろう。 「ずばり、内藤大助への挑戦です。『もう(亀田兄弟とは)戦わない』と内藤は言っていましたが、その発言を翻す可能性は十分ある。大毅の謝罪を受け入れているように、おおらかな性格の内藤にはわだかまりはないでしょう。ファイトマネーが満足のいく額なら挑戦を受けておかしくない」(前出・スポーツジャーナリスト) 7月30日に、WBCとWBAのフライ級ダブル世界タイトル戦が行われるが(もう1人の王者は坂田健史)、内藤が3度目の防衛を果たすのはまず間違いない。 「興毅とやるとすれば、年内でしょう。時間的に余裕があるし、因縁試合になるのか、和解の一戦になるのか。実現してほしい」(同前) 日本のボクシング史に残る戦いになることだけは、間違いない。《亀田親子の暴言・蛮行・パフォーマンス》06・8・1〜2 ランダエタとのWBA世界ライトフライ級タイトル戦の前日計量と試合前計量。前日、興毅がランダエタに、彼のあだ名(ベイビー)に引っかけてキューピー人形を渡す。試合前にはランダエタが紙おむつとおしゃぶりをプレゼントも、興毅は床に叩きつけ威嚇する。06・8・7 テレビでの、やくみつる氏の発言に史郎氏が激怒。「このままで、済むと思うな」と凄む。06・9・27 大毅の試合の判定を巡るファン同士の小競り合いに、史郎氏が介入。ファンを殴ろうとする。07・3・24 興毅の試合のレフェリーに史郎氏が暴言。JCBから「言動注意」を通達される。07・10・11 王者・内藤大助と大毅のWBC世界フライ級タイトル戦。史郎氏がリング上で内藤を威嚇。試合中にセカンドについた史郎氏と興毅が「玉打ってええ」「ひじを目に入れろ」「投げろ」などと反則行為を指示。07・10・17 史郎氏が内藤戦の謝罪会見。「反則行為は指示していない。そう聞こえたとしても何も言えない」。夕方、大毅、史郎氏、金平協栄ジム会長の3人で謝罪会見。大毅は坊主頭で無言、約2分で終了07・10・26 興毅が協栄ジムで記者会見。大毅に反則を指示したことを認め、謝罪。08・1・27 大毅が都内で追突事故を起こし、「クルマはぶつけるもんやろ」。
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その他 2008年06月11日 15時00分
「アキバ探検隊」秋葉原無差別殺傷事件ルポ そのときヲタクはどうしていた
秋葉原無差別殺傷事件でアキバ系住民を取材すると、秋葉原を狙った加藤智大容疑者(25)に口をそろえて激怒したのは本紙既報通り(10日付)。しかしもっと忠実に言うならば事件に胸を痛めたカメラ小僧もいれば、ほとんど無関心なメイドさんもいた。野次馬根性丸出しで“取材”する悪乗りグループも現れた。 8日の事件直後、中央通りの歩行者天国は封鎖され、警視庁は立入禁止の黄色いテープを張って随所に警官を配備した。夕方すぎ、テープ越しに事件現場を激写していた20代男性が警官に「歩行者天国は何時に再開されるんですか?このまま再開されないこともあり得るんですか?」としつこくまとわりついた。 報道陣が路上で目撃者を囲んだ際、その姿をカメラで撮ったり、強引に体を割り込ませて聞き耳を立てていた男性がいた。友人に「おもしえれえ話聞けちゃった!これいいブログのネタだよ」と悪乗りした。別のおばさんは報道陣に取材。周囲の迷惑もかえりみず血痕に興奮していた。 JR秋葉原駅電気街口はいつにも増してコスプレイヤーとカメラ小僧で混み合っていた。こんなときまで…と最初はあきれたが、話を聞いて考えが変わった。 やや歳のいったカメラ小僧に事件目撃の一部始終を話すよう迫ったときのこと。カメラ小僧はいったん話しかけながら言葉を止めて「それよりまず、亡くなったかたのご冥福をお祈りしたいです」と言った。思わず取材・報道する側として常に心にとどめなければならないことを忘れていなかったか?と自問した。カメラ小僧は興味本位に話すことは一切なかった。 別の男性は「早く家に帰ろうとも思うんですけど、こういう事件のあとなのでもう少しみんなといたいんです」と話した。まるで自分が狙われたように怯えていた。 現場の献花台では、亡くなった方と面識のない多くのアキバ好き男女が手を合わせている。ひとくくりに“ヲタク”“アキバ系”とまとめ、まるで彼ら全体に事件の責任があるかのように白眼視する報道はあまりに軽薄ではないか。
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社会 2008年06月11日 15時00分
一撃!体当たりで刺した 秋葉原無差別殺傷事件加藤容疑者「よく覚えてない」供述本当か?
東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、殺人未遂の現行犯で逮捕された静岡県据野市の派遣社員加藤智大容疑者(25)が、殺傷力の強いダガーナイフを腰に構え、被害者に体当たりしながら次々と刺していったことが11日、警視庁万世橋署捜査本部の調べで分かった。刺したあとで上にひねったとの報道もある。警官を刺したあとはよく覚えていないなどと供述する加藤容疑者だが、まるでコマンド部隊のような一撃必殺の凶行だった。 両刃のナイフを低く構え体ごと相手に突っ込んでいく。加藤容疑者はまるで戦場のコマンド部隊かやくざの鉄砲玉のように、冷静かつ確実に致命傷を与えていた。 殺傷力が強く扱いやすいナイフをわざわざ遠方の軍用品専門店まで出かけて購入したことに加え、その狂気ははかりようもない。 恐怖の“体当たり”は被害者の傷の状況や目撃者の証言などから総合的に判断、捜査本部は殺意は明確とみている。 加藤容疑者は凶器に、切りつけるより刺したり投げつけるのに適した全長23cm、刃渡り13cmのダガーナイフを選んだ。被害者に切りつけることはなく、犠牲者のうち4人は一突きで刺していた。 同容疑者はこれまでの調べに、1人目と警察官を刺したところまでは認識しているものの、その後はよく覚えていないなどと供述している。
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トレンド 2008年06月11日 15時00分
「この人にまいっちんぐ」多田文明氏(キャッチセールス評論家)
先日、原作を担当した「マンガついていったらこうなった」(イースト・プレス刊)が発売された、キャッチセールス評論家の多田文明(43)。キャッチセールスの勧誘先に潜入するコツと、この“疑心暗鬼の時代”を乗り切る術(すべ)について、話を聞いた。 「マンガついていったらこうなった」は、2003年に彩図社から出版された「キャッチセールス潜入ルポ〜ついていったらこうなった」をマンガ化したもの。コンビニでも発売中で、1冊500円(税込)だ。 この本には「結婚相談所/著名活動ボランティア/絵画販売/デート商法/芸能プロダクション/ヒーリングサロン/手相/英会話スクール/ヘアケアアドバイス」の9項目が紹介されている。 結婚相談所のメシの種は、独身男が抱く、入所さえすれば必ず結婚できるという“幻想”だという。 「入って1カ月たっても相手が見つからない人に、まず結婚は無理。でも、それを相談所は言わないので延々と手数料を取られっぱなしです。相談所が流行したところで少子化問題は解決できっこない。独身男がカモにされるだけ」 デート商法も以前は電話勧誘が主流だったが、最近では「オレオレ詐欺」の影響で激減している。 「その一方で、出会い系サイトとの連動型が増えてますね。女性にメールを送ったら好意的なメールが返ってきたので、会ってみたら実はセールスだったというケースが目立ちます」 “癒やし”の名目で高額な商品を売りつけるヒーリングサロン。現職警察官が霊感商法事件に関わったことでも世間の耳目を集めた。 「勧誘より友達経由での参加が多いですね、癒やされる場所を紹介するからと。要はスピリチュアルブームに乗っかった霊感商法の場合が多い。しかし、被害者本人には宗教施設に通っているという認識はありません。ここがミソ。自分は癒やされに行ってるだけ、影響を受けてるだけ、そう洗脳されるんです。まさにカルト宗教の手口ですね」 これは手相のケースでも同じ。個人でやっているようでも、実は下部のさらに下部組織だったりする。 「大本にある組織が分からないようカムフラージュしてあるのです。勧誘者は直属の上司しか知らない。その上司からさらに上へと辛抱強く調べていったら、とある巨大宗教団体に行き着いたケースもあります」 キャッチで生徒を集めているような英会話スクールは、存在そのものを疑うべきだと語る。 「そもそも生徒をキャッチで集めなきゃいけないって、どんな学校ですか(笑)。神田外語学院が“客引き”して生徒を集めてますか?そういうことですよ。町場の英会話学校に専門学校的な感覚で通うのが間違い。要は学校が潰れるリスクを、生徒側が認識しているかどうかです」 最後のヘアチェックだが、現在ではキャッチセールスは姿を消したそうだ。 「都からチェックを受け、業界団体でちゃんとやろうということになって、キャッチによる客集めはなくなりましたね。それに最近ではカツラメーカー単体としてではなく、エステ業界と融合を図ったりして、変わってきているようです」 しかし、どのようにしてキャッチセールスの懐に飛び込むのだろうか。 「さっきも英会話教室の勧誘員と話をしてきたところです。まずは相手がアルバイトか正社員かを見抜くことですね。バイトなら話は抑えめにして、正社員なら本格的に追求します」 見分け方は「事務所に行きましょう」と言って、勧誘員より先にスタスタ歩き出すこと。後ろから付いてくるようならバイト。ちょっと待って下さいと、前に立って案内するのは正社員だとか。 「だって俺を先に歩かせるのは変でしょう。こっちは事務所の場所なんて知らないはずなのに(笑)」 勧誘員が配るチラシやアンケートハガキも大切なアイテムだ。 「ハガキは記入したら相手に渡すので、こちらの手許に残らない。そこでハガキに相手の名前をメモったりして自分の物にし、手許に残します。後で揉め事が起きたとき大切な証拠になりますから」 特に相手がバイトの場合は、マニュアル通りに進めようとする。そこでイレギュラーな行動に出て、こちらがペースを握ることが大切なのだそうだ。 「チラシに“キャンペーン中”って書いてある。ディズニーリゾートのチケットやら電子辞書やら、いろいろプレゼントしてくれるってある。でも、肝心の期間が書いてない。いつまでか尋ねたら“ウーン”なんて首ひねっている。“2週間ぐらいじゃない?”なんて助け船を出したら“そ、そうです!”(笑)。先方は盛んに“事務所へ”と誘うんですが、これでは話にならないので、後で電話すると言って別れました」 最近では街頭でキャッチの姿を見かけることも少なくなったような気もする。 「条例などで取り締まりが厳しくなりましたから、減っているのは事実。でも、まだキャッチは残ってます。昔は獲物を網にかけるように、あからさまに活動していたでしょう、最近では分散型になりました。警備員が見回らない午前中、一般客に紛れてやってます。一度、彼らの後を付けたことがあります。そしたら、4〜5人のキャッチが一カ所に隠れてました。顔を見れば分かります」 最後に、キャッチセールスに引っかからないコツを聞いた。 「相手の話を鵜呑みにしないこと。それと質問に正直に答えない。見ず知らずの人にプライベートを明かしたら、何に使われるか分かりません。悪用される怖れもありますよ」 要は先を見ることが肝心。先を見れない人が引っかかるのだという。 「その場で終わりかと思っても、実はまだ先がある場合がほとんど。向こうが続きを言い出してきたら、それを断ち切る勇気を持つことが大事です」 最後はキャッチセールスの“のりしろ”について締めくくってもらった。 「勧誘員は商品を売り込むための布石をいろいろ打ってきます。それを僕は“のりしろ”と呼んでます。それに引っかかると、事務所に行かざるを得なくなり、そこで“ああ言ったこう言った”と揚げ足を取られ、契約せざるを得ない状況に追い込まれてしまう。こちらも契約書を目の前に突きつけられる前に、こころの中に“のりしろ”を作り、落ち着いて対応する心構えが必要です」〈プロフィール〉 ただ ふみあき 1965年3月31日生まれ、宮城県出身、日本大学法学部卒。2001年から雑誌「ダカーポ」(マガジンハウス社)で「誘われてフラフラ」の連載を担当。この経験を生かしてキャッチセールス評論家に。これまで潜入した勧誘先の数は60カ所以上で、あらゆる詐欺商法に精通。テレビやラジオにも多数出演しており、特に一連の著書を特番化したフジテレビのドキュメントバラエティー「ついていったらこうなった」は大反響を呼んだ。他に著書は「電話にでたらこぅなった!」(ミリオン出版)、「ついていったら、だまされる」(理論社)など。
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芸能 2008年06月11日 15時00分
ペ・ヨンジュン 東京ドームでファンミーティング計画!?
今回の来日でも衰えぬ人気を証明した韓流スターのヨン様ことぺ・ヨンジュン(35)。今後については、実業家転進などもうわさされているが、まだ日本で実現していないビッグプロジェクトを温めているという。そのプロジェクトとは果たして何なのか? 「“韓流ブーム”は下火になりましたが、“ヨン様ブーム”は不滅のようです。まだまだ来日すればがっぽり稼げます」(テレビ関係者) 先月末、ヨン様が関西国際空港に来日すると、出迎えとしては同港開港以来最多の3000人のファンが集結。6月1日の京セラドーム大阪のファンミーティングのチケットは激しい争奪戦が繰り広げられ、「8400円のチケット3万5000枚はわずか18分で完売。ネットオークションでは42万7000円で落札されたチケットもあった」(同)。4日にNHKで行われた主演ドラマ「太王四神記」の会見には300人の報道陣が取材に訪れる人気ぶりだったが、意外にドラマの方はパっとしないという。「『太王四神記』は6〜7%ぐらいにとどまっている。やはり、ヨン様といえば、『冬のソナタ』。今ごろになってテレビ東京で放送しているぐらい。ブームが巻き起こってから上映された主演映画2本もふるわなかった」(映画ライター) ヨン様はソウル市内や東京でレストランを経営し、実業家としても活動しているが、今後はビジネスがメインになりそうだという。 「ヨン様の05年の年収は約43億円で9割が日本での稼ぎ。それだけ稼いでいれば蓄えもかなりのもので、ビジネスに投資するのもうなずけます。今後の予定で決まっているのはアニメ『冬のソナタ』の声優ぐらい」(同) 俳優業をセーブするとなれば、ヨン様ファンにとってはさみしい気がするが、まだ日本で実現していないビッグプロジェクトがあるというから驚きだ。 「05年ぐらいから、東京ドームでのファンミーティングを計画していたんです。ところが、プロ野球やイベントの日程が重なってなかなかドームが押さえられず、逆にドームが空いている時はヨン様のスケジュールが埋まっていて実現しませんでした」(イベント関係者) 東京ドームといえば、収容できるのは約5万5000人。日本全国にどのぐらいヨン様ファンがいるか分からないが、さらなる計画も浮上しているという。 「札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の5大ドームでのファンミーティングもあり得る。ヨン様ファンは日本全国にいるので、全席完売でしょう」(同) ヨン様といえば、「冬ソナ」のパチンコ台も好調で、「ロイヤリティーでの収入は10億円単位」(パチンコ業界関係者)という。日本のファンのためにもビッグプロジェクトを実現させてほしいものだ。
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トレンド 2008年06月11日 15時00分
「私、テレビの味方です」豊満バストの吹石一恵“パパと強引キッス”秘話
今週取り上げるのはCMで話題沸騰中の吹石一恵(25)。吹石といえば「ユニクロ」のCMで大胆な背中ヌードを披露、「ブラをつけずに、ブラをつけてる安心感」でおなじみの製品「ブラトップ」の売上アップに多大なる貢献をした(に決まっている)ことは記憶に新しい。 個人的には背中ヌードよりも、着替え終わって振り向いた際の豊満すぎるバストに目が釘付けになってしまい、ブラトップの購入を本気で検討している次第だ。それほどいい仕事をしているということだ。 さて、失礼ながらこれといった代表作があるわけでもないのに、フッキーがデビュー後10年以上もの間、芸能界をサバイブしてきたのはなぜか? その理由の一端が、今月5日にゲスト出演した『はなまるマーケット』(TBS系)で明らかになったのでお伝えしよう。 トークの冒頭で「家族」をテーマにしたフッキー。ご存知の通り、フッキーの父親は元プロ野球選手にして現在は東北楽天ゴールデンイーグルスでスカウトをしている徳一氏(55)だ。シーズン中は全国を試合で回るプロ野球選手だったため、思春期は父親とはすれ違いの生活が続いていたフッキー。母親から「お父さんはすごい人なんだよ」という教育を受けて育ったこともあり、父のことを尊敬しているのだ。 それが証拠に、自分のものと父のものを一緒に洗濯されることを嫌がることもまったくなかったというし、父の日にはフェラガモの靴をプレゼントしたという。どうですか、内外読者のお父さん!娘の鑑じゃありませんか!むしろ積極的にフッキーの下着と一緒に洗濯したい!! さらに、奈良県在住の父が東京に来る際は必ず食事をし、「道端でバイバイする時は、嫌がる父を無理やり引き寄せてチューする」というのだ! 娘として完璧すぎるので、「理想の娘」みたいなアンケート調査があるなら必ずや上位にクイ込むこと間違いない。お父さん世代のハートはわしづかみにしているし、「ユニクロ」のCMで同世代の男子はメロメロだし、もっと人気に火がついても不思議ではない。事務所が「ユニクロ」の次に何を仕掛けてくるか…。今年下半期が勝負時!
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芸能 2008年06月11日 15時00分
市村正親 舞台の製作発表で親バカぶり全開
俳優・市村正親(59)が10日、都内で行われたミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」(12月6〜28日、東京・日生劇場)の製作発表で、妻で女優の篠原涼子(34)との間に第1子となる長男誕生後、初めて公の場に姿を見せた。 市村は赤ちゃんについて質問が飛ぶと「幸せです。毎日24時間幸せです」と即答。子育てについて聞かれると「ミルクをあげ、おしめを替え、抱っこしてます」と子煩悩ぶりを隠しもせず、「ボクが歌うと静かになる音楽好き」と明かした。 12月の上演時には「6カ月になりますから、そろそろ作品のよさが分かるころ。当然、見せますよ」と親バカぶり全開だった。 ゲイクラブの看板スター、ザザを演じる舞台は市村の代表作で9年ぶりの再演。今回、相手役のゲイクラブオーナー、ジョルジュを演じるのは鹿賀丈史(57)。(写真=ミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」の製作発表に出席した市村正親(左)と鹿賀丈史)
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