-
社会 2009年03月11日 15時00分
森健氏絶叫「職のないヤツはオレんとこに来い!」
いよいよ明日12日に告示となる千葉県知事選。立候補を表明している俳優で元衆参院議員の森田健作氏(59)が、本紙の独占インタビューに応じ、気合のこもったコメントを連発した。派遣切り問題では「職のないヤツはオレんとこに来い! 千葉県で一緒に頑張ろう」と失業者らにエールを送る一方、「目標? 『青春立国・千葉県』の創設です!」と、なんだかよく分からないながらもノリノリに宣言。熱き青春男・モリケンは知事の椅子獲りに、本気と書いてマジだ! 「ともかく、職がないヤツはオレんとこに来い! 『オレもないけど気にするな』じゃないよ!? オレがこれから作るから! 『千葉・日本一』に向かって一緒に頑張りましょう!!」。人いきれのする事務所に、モリケンの威勢のいい声がこだました。 モリケンといえば先ごろマニフェストを発表。その内容は独創的かつ有権者目線に立ったものだった。「7大政策」と銘打った公約の中で、特に目立つのは「アクアライン800円とリニアモーターカーの実現を!」の項。「アクアライン通行料を800円に値下げすれば、(中略)年間400億円の直接的経済効果が見込めます。(中略)さらに、成田・羽田間にリニアモーターカーを通し、成田空港を世界に誇るハブ空港へ。これらを起爆剤として積極的な企業誘致・新規雇用を創出し、経済全体を底上げします!」としている。 アクアライン通行料の価格破壊と、実現が先延ばしになりっぱなしのリニアモーターカーの導入。奇抜なアイデアばかりが注目されがちだが、むしろ目を向けるべきは後半部分だ。 モリケンは「今大問題になっている『派遣切り』ですが、千葉はそこまで雇用問題がひどくない。ただし、財政はひどい。県民1人あたり約40万円の借金をどうにかしなければなりません。このマニフェストを実現させれば、千葉のみならず首都圏の構造を変える大改革になり、雇用増進にも寄与するはずです!!(ガッツポーズ)」と力説。さらにその口調は熱を帯び、「ともかくねえ、私が言いたいのは『やってください』じゃだめなんだ! 『何がしたい』『何ができる』『森田と一緒にやる』。この3つをきっちり言える人なら、失業者だって大歓迎だよ。もちろん高齢者もね。私は今年還暦だけど、60だって青春! 80歳だって青春だよ〜! 私は『青春立国・千葉』を作る!!(絶叫)」。…そして冒頭のウエルカム発言につながった次第。 ちなみに地元政界通の会社社長は、「東京の臨海副都心から高速に乗りっぱなしで木更津まで来てごらんなさい。何分かかると思う? たった30分ですよ。もちろんアクアラインを使えばの話ですがね。この地の利を千葉県はまったく生かしていない。木更津は相変わらずド田舎だし、アクアラインのたもと周辺には広大な空き地が残されたまま。本当に800円になれば、あそこらは『第2の臨海副都心』として急速に発展するんじゃないか」と話す。地元の期待はかなり大きそうだ。 ところで、モリケンの独演はまだまだ続いた。 「千葉県民は人が良すぎるんだ。国や東京の言うことを言われるままにやってきた。優秀なゴールキーパーではあっても、シュートがないんだ。これからは国にモノ申さなきゃ。チェンジだよ!!」 …「チェンジ」はもちろんオバマ大統領。「国にモノ申す」は橋下徹大阪府知事。おまけにマニフェストには「知事は千葉ブランドのセールスマン!」という記載まであった。これは東国原英夫宮崎県知事…と元ネタ満載だ。話題の政治家へのリスペクトを欠かさないモリケンが、千葉、いや日本全土を青春パワーでチェンジ!! してくれる日が近づいているのかもしれない。<プロフィール>もりた・けんさく 1949年12月16日生まれ、東京都出身。俳優、歌手、元衆院・参院議員。1969年、映画「夕月」で俳優デビュー。71年の日本テレビ系ドラマ「オレは男だ!」の大ヒット以来、イメージが「ザ・青春」に。92年、参議院議員に初当選。98年、衆議院議員初当選。2005年、千葉県知事選に立候補するも、わずか6000票差あまりで現職の堂本暁子知事に惜敗。「青春の巨匠」の県知事リベンジ戦に注目が集まる。
-
社会 2009年03月11日 15時00分
経済偉人伝 早川徳次(シャープ創業者)(8)
必死にあっぷあっぷとしている徳次を、熊八はやがて引き上げた。綱を解いて着物を脱がせると、水を絞ってまた着せた。そして泣きじゃくる徳次に今度は優しく言って聞かせた。 「おめぇ、深みに落っこちてみなー。今のようじゃ済まねえよ。死んじゃうんだから。これからは金輪際(こんりんざい)やるんじゃねエ」 この時以来、この遊びを徳次は二度とやらなかった。 熊八は後妻が徳次を虐待していることに気付くような、細かい心遣いのできる人間ではなかった。ただ、徳次の短かった子供時代に、父親としての熊八を感じさせるこの思い出を徳次はずっと大切にしていた。 熊八一家は、小名木(おなぎ)川に近い長屋に住んでいた。長屋は当時としても一般的な都市住宅だが、電気、水道はもちろんなく、井戸や台所、便所も共同だった。 小名木川は旧中川と隅田川を結ぶ運河で、古くから千葉・行徳から運び入れる塩を始め、東北や関東各地から諸物資を江戸の中心部に送り込む重要な水路であった。一帯はもともと低湿地帯のため、大雨が続くと、よく洪水に見舞われた。 近所に盲目の井上せいという祈祷師がいて、いつも白い紋服(もんぷく)を着て祈祷に出かけていた。 徳次に出会うと彼女は「お前さんは気の毒な子だよ。せっかく幸せに暮らせるものを…苦労しなさる」と意味ありげなことを言う。徳次はその言葉の意味を躍起になって尋(たず)ねたが「今にわかります。それまで辛抱しなされよ」と首を振って、どうしてもそれ以上のことは教えてくれなかった。 徳次には夢のようなうろ覚えの記憶があった。4、5歳の頃のこと。ある日、美しい女の人が長屋の前に来て徳次を呼び、何かをくれた。貰(もら)った物が何であったかは忘れたが、ただその女の人が美しく、いい匂いがしたことだけが記憶に残った。
-
スポーツ 2009年03月11日 15時00分
王と長嶋〜プロ野球を国民スポーツにした2人の功労者〜(5) 長嶋「もしあの時に辞めていたら…」
日本シリーズで長嶋監督率いる巨人を倒して2年連続日本一達成、ホークス王国をアピールする王監督の思惑は誤算に終わった。だが、勝った長嶋監督にもその後に計算違いがあった。 「本当に迷ったんだよ。ONシリーズに勝って勇退する。最高の引き際だと思ったのは事実だ。辞めようか、もう1年だけやろうか。心が揺れ動いたが、結局もう1年やることになってしまったからね。ONシリーズを制した、あの時に辞めていたら最高の幕引きだったのに…」 2位に終わった2001年のシーズン限りで勇退、原辰徳ヘッドコーチに政権禅譲した長嶋さんは、しみじみと本音を漏らした。20世紀最後を飾るONシリーズを制しての勇退というのは、これ以上ない最高の花道だった。長嶋さんが悔やむのも分かる。 昨シーズンでユニホームを脱いだ王さんの勇退はもっと大誤算だった。誰も全く想像しない、最下位に転落してのユニホーム生活との決別だったのだから。孫オーナーら球団首脳から「来季も、ぜひ指揮を執ってほしい」と必死に続投を要請したが、「体力の限界です」と健康面を理由に固辞した。その上で、「チームが最下位になったのだから、監督が責任を取るのは当然です」と、自ら責任問題に言及している。 3年連続V逸の1980年シーズン終了後、電撃解任された巨人・長嶋監督が無念さを隠して「男のケジメです」と名言を吐いたのとオーバーラップする。長嶋さんが「勝負の世界は結果がすべて。勝てば官軍、負ければ賊軍」と言えば、王さんは「監督は何年契約でも関係ない。1年、1年が勝負だ。負ければクビになっても仕方ない。監督というのは、実際には1年契約なんだよ」と言い切る。いずれも誕生時は「半永久政権」ともてはやされながら巨人監督の座から長嶋さんが6年間、王さんも5年間で追われ、現役時代には味わわなかった屈辱を知り、非情な監督業に関する思いは共通するものになったのだろう。 それでもONの監督論は、時代の流れとともに変わっており、その変化を追うと面白い。75年のシーズンから指揮を執った、39歳の輝ける青年監督、巨人・長嶋監督は監督定年論の自説があった。 「監督は選手と一緒になって動けることが必要だ。動けなくなったら辞める。監督にも自ずと定年というものがある」と。四球を乱発した投手に対し、「打たれるのは仕方ない。が、打者から逃げるのは許せない。逃げるな」と鉄拳政策も辞さなかった。しかし、13年の充電生活を経て92年に、56歳で巨人監督に復帰した第2次政権時の長嶋監督は大きく様変わりしていた。「鉄拳制裁? 冗談じゃないですよ。いまどきの選手は殴ったりしたら、野球にならないよ。ショウベンをちびっちゃうよ。頭をなで、おだてながら使わないとね」とユーモアたっぷりにひょう変の理由を明かした。 若さを前面に打ち出した直情径行から年輪を重ねた大人の選手操縦法ともいえる。が、熱血指導という根本は変わったワケではない。「松井4番千日構想」は口だけではなく、人目の付かない密室でのマンツーマンレッスンまでしている。遠征先の監督室、東京・田園調布の長嶋邸の、長嶋さんが現役時代に試合後に時間を忘れ、素振りを繰り返した、あの地下室でと、秘密の特訓が行われている。 巨人の4番からメジャーリーガーへ。松井は今でも長嶋さんの熱血指導に感謝感激している。
-
-
芸能 2009年03月11日 15時00分
黒木瞳がテレビから消えつつある理由
民放各局4月スタートの連続ドラマが続々と発表されているが、このところ、ラインアップからしばらくごぶさたなのが大物女優の黒木瞳(48)だ。以前は連ドラの常連だったが、ここ数年は連ドラの仕事はなく、メーンは映画出演。最近は、関西ローカルの旅番組に出演しているという。黒木が起用されなくなった理由とは? 「各局やはり金欠のようで、ギャラが高いビッグネームよりも、阿部寛、内野聖陽、天海祐希らギャラはそこそこで、演技力が高く視聴率に少しでもつながりそうなキャストを起用しています。とはいえ、黒木もやたらとギャラが高いわけではないですが」(民放ドラマ関係者) 黒木の連続ドラマ出演のピークは03年ごろ。同年1月からTBS「GOOD LUCK!!」、7月から同局の「愛するために愛されたい」、10月からフジテレビ系「白い巨塔」に出演した。ところが、05年10月からTBS系で放送された主演ドラマ「恋の時間」で評価を下げてしまったというのだ。 「初回こそ13.3%(ビデオリサーチ調べ、以下同)だったが、最低8.2%まで落ち込み、全放送のうち半分はヒトケタだった。ギャラは1話あたり150万円ほどで、女優ではトップクラス。この視聴率ではギャラに見合わない」(同) 「恋の時間」以後は、映画にシフトしたのか、ドラマ出演は単発しかない。最近では関西ローカルの番組もこなしている。 「宝塚時代にレギュラーでアシスタントをしていた朝日放送の旅番組のロケに参加したようです。しかし、付き人を派手に引き連れ、“大女優オーラ”はしっかり出していたようです」(女性誌記者) 宝塚退団後、映画「失楽園」など全国区の仕事でトップ女優に駆け上った黒木。最近、オファーが減った理由のひとつとして、黒木と同じ宝塚歌劇団の娘役トップスターだった檀れい(37)の存在があるという。 「黒木よりもギャラが安く、演技力もある。ドラマで主演というわけにはいかないが、これまで黒木が起用されていたようなCMは確実に檀に回っている。黒木としても、檀の台頭に危機感を抱いていた」(映画関係者) もうひとつは、売りものにしていた“ママさん女優”のライバルの台頭である。 「『子持ちの強い女性』のイメージで売っていたが、ともにバツイチで子育てと仕事を両立する竹内結子(28)、広末涼子(28)の方が今では、女性層に支持されているし、男性人気も高い。このあたりで黒木もイメージチェンジしなければ出番が増えないでしょう」(同) 早い話が、世代交代が起こったというわけだ。それにしても、あの美ぼうを見られなくなるのは惜しい。黒木の再浮上は果たしてあるのだろうか?
-
スポーツ 2009年03月11日 15時00分
K-1 「女子格闘技の祭典」開催表明 レスリング“絶対王者”に参戦ラブコール
立ち技系格闘技のK-1が女子部門を立ち上げる。K-1谷川貞治イベントプロデューサー(EP)が10日、都内のホテルで会見を開き、年内に女子の新格闘技イベントを旗揚げする意向を表明した。女子ブランド新設に先駆けて韓国で人気沸騰中の美人格闘家の試合を発表したほか、早くも国内のレスリング五輪金メダリストの吉田沙保里選手や人気スポーツタレント、水野裕子らに参戦ラブコールを送った。 K-1がいよいよ女子格闘技に本格参戦だ。 選手発掘プロジェクト「K-1トライアウト」、最強高校生を決める「K-1甲子園」など、次々に新たなコンテンツを生み出してきたK-1。今年はK-1女子部門を新設する構想が明らかになった。 谷川EPが「K-1が発展していくには世界、10代、そして女子がキーワード。K-1では世界中で予選を開いてきたし、K-1甲子園で10代の発掘もした。次は女子。今年中にイベントをやる」と発表。年内に「女子格闘技の祭典」を開催することを表明した。 女子イベント旗揚げに際し、今月20日には「K-1MAXコリア」(韓国ソウル、セントラルシティー・ミレニアムホール特設舞台)のセミファイナルで女子の試合を開催する。現在、韓国で空前の人気を誇る美人ファイターで「韓国マット界のキム・ヨナ」と呼ばれるイム・スジョン(=写真)と、日本の女子高生シュートボクサー、REINAの一戦が発表された。 現時点では「K-1ルールのほかに総合ルールの試合もやるかもしれないし、選手についても情報を集めている段階」という谷川EPだが、早くも女子イベントの参戦選手について言及した。 「K-1の会場などで女子レスリングの吉田沙保里選手や浜口京子選手らと会ったときに、何か一緒にやりたいと思っていた。まだ話をしてませんが、吉田選手の大ファンなのでぜひ出てきてもらいたい」と女子レスリングの絶対女王に参戦を呼び掛けた。また、「水野裕子さんもいいなぁ。出てほしいな」と、過去にTBSの番組企画で総合格闘技に挑戦したこともある人気スポーツタレント、水野裕子にも参戦ラブコールを送った。 「新聞で女子アスリートはあれだけ報道されてるし、K-1も女子のコンテンツは、この先、重要。ほかのスポーツに負けないものを築く。大マジメにやる」と谷川EPはK-1女子イベントをアピールした。
-
-
スポーツ 2009年03月11日 15時00分
K-1 谷川EPが秋山に恨み節
K-1谷川EPがUFCへの移籍、モデルのSHIHOとの結婚を発表した秋山成勲に「なんで僕の愛情がわからないのか…」と嘆いた。 「秋山君が韓国でUFC参戦の会見をやったのを寂しいなと思って見ていた。なんで僕の愛情が分からないんだろうと思った」と未練タラタラ。 さらには「スポーツに必要なのは世界、10代、女子、それと悪役なんですよ。まあ悪役には去られてしまいましたけど…」とブラックジョークを交えて秋山のUFC流出を嘆いた。
-
スポーツ 2009年03月11日 15時00分
ボクシング 粟生リベンジへ余裕のKO予告
王者オスカー・ラリオスとのリマッチに向けて粟生隆寛はKO予告した。WBC世界フェザー級タイトルマッチ(12日、東京・後楽園ホール)の調印式が10日、都内のホテルで行われた。 粟生は前回、判定で敗れた王者に5カ月ぶりのリベンジを誓う。この日は試合で使用するグローブをチェックする際、王者から「グローブはチャンピオンが最初に選ぶ権利がある。赤ではなく黒だ」となどと難癖をつけられた。 しかし、粟生は全く動じることはない。「赤も黒も一緒だと思うんで問題ない。そんなことでは揺さぶられません」と軽く受け流すと「勝ち逃げは許さない」とV宣言だ。 首周りを1.5センチ太くし、打たれ強さをアップ。同時に田中繊大トレーナーはラリオス対策を練ってきた。「前回、勝てなかったのは技術の差。セオリーとは違う動きを練習しています。いろんな種類のパンチが出せると思います」と相手を幻惑させる技を磨いてきたという。 前回はなかった新たな武器を手に入れ、プロ初黒星を喫した相手に雪辱を晴らす準備は整った。
-
スポーツ 2009年03月11日 15時00分
ハッスル H軍に不協和音
ハッスル(H)軍が10日、都内のハッスル道場で会見。新戦力としてアラン黒木の入団を正式発表した。だが、高田モンスター(M)軍との全面戦争を前に、H軍内に不況和音が流れ始めた。 黒木は開口一番、「俺が正式加入したからには(M軍を)ぶっ潰してやる。まずはトップ面している川田が獲物だ」とモンスターKに宣戦布告。 新戦力が加入したH軍は、団結力を強めるため、合同練習を行ったが、どうも様子がおかしい。バンザイ・チエが「テメェーは、いつまでも媚売ってんじゃねえ!」とKGをバ倒して退室。その後もRGのセクハラ攻撃にKGがブチ切れるなど、ぎくしゃくした空気が漂ったまま練習は終了した。 M軍との対抗戦を前に、H軍が内部崩壊し始めた。
-
レジャー 2009年03月11日 15時00分
フィリーズレビュー(JpnII、阪神芝1400メートル、15日) ミクロコスモス 桜の権利はもらった
先週のチューリップ賞を圧勝したブエナビスタで断然のムードが支配的な桜花賞戦線。しかし、ミクロコスモスの陣営だけは打倒女王へ意欲満々だ。 「先週、あの馬が結果を出したからね。ライバルに負けないよう、こちらも何としても答えがほしいんだ」と清山助手はうなずいた。 前走のクイーンCは4着に敗退。「勝てる」と期待は大きかったが、行くところ、行くところ、前がふさがってしまい能力を出せなかった。 「直線だけで2度も不利があってはね。まったく力を出していないし、不完全燃焼だった。もちろん、スムーズなら結果は違ったと思うよ」と振り返った。 まだ賞金は900万円。このままでは桜花賞出走は微妙だ。ウオッカ、シーザリオなどの名牝を育てた超一流厩舎が「今年のエース」とイチオシする逸材の真価を発揮するためにも、まずは権利を確実なものにしたい。 だから、前哨戦といっても手は抜けない。「前走が目いっぱい競馬ができなかった分、ダメージはまったくといっていいほどなかった。その後はここを目標にしっかり乗り込んできたし、先週は水曜日と日曜日にきっちり追い切れている。いい状態で送り出せる」 今年のクラシックを席巻するネオユニヴァース産駒が、また1頭、主役に名を連ねそうだ。 【最終追いVTR】デルタブルース、インセンティブガイの古馬オープン2頭に胸を借り、3頭併せで追われた。武豊騎手が騎乗したのもあるが、フットワークは実に軽快で最後は両馬にクビ差先着。中2週も、むしろ馬体は前走時より、ふっくらと見せている。好仕上がりだ。
-
-
レジャー 2009年03月11日 15時00分
中山牝馬S(GIII、中山芝1800メートル、15日) トールポピー 久々もデキ文句なし
いよいよ昨年のオークス馬トールポピーが始動する。 鼻出血でエ女王杯を回避した後は立て直しを図って山元トレセンで放牧。そのかいあって心身ともにリフレッシュ。明け4歳となり、たくましさを増して栗東へと帰厩した。 「昨年はカイバ食いの心配が絶えずあったけど、今はその不安がまったくなくなった。この中間もしっかり食べてくれているし、体はフックラしている」と清山助手は充実ぶりを強調する。 今回は休養明けとなるが、これまで鉄砲は<1101>と苦にしないタイプ。1週前追い切りではミクロコスモス、デルタブルースとの3頭併せで気合を注入され、5F70秒5、ラスト1F12秒0をマークする絶好の動きを披露している。 「ケイコでは気持ちが入りすぎているくらい。間隔があいているが、これなら実戦の勘も心配ないよ。馬格があるので56.5キロのハンデもそれほど気になる材料じゃない。彼女の力を出せる態勢にありますよ」 ひとつ年を重ねて大人の女へと変身を遂げた樫の女王の走りに注目が集まる。 【最終追いVTR】池添騎手を背に坂路で追われ、800メートル53秒8→39秒0→12秒5(強め)。終い軽く反応を確かめられただけだったが、馬自身は気合満々。ゴール前でも首を大きく下げて闘志を前面に見せつけた。放牧明けだが、馬体は緩んでおらず、完ぺきな態勢だ。
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分