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スポーツ 2009年07月28日 15時00分
メジャー連合緊急会談 11月にライセンス発行へ
プロレスラーのライセンス制度導入に向けて、メジャー3団体が再び動き始めた。プロレスリング・ノア、新日本プロレス、全日本プロレスの首脳陣が27日、都内のノア事務所で自由民主党本部での意見交換会後、初となる会談を開催。健康管理の徹底を確認し、11月をメドにライセンスを発行する意向を示した。 メジャー連合の3団体が協調路線をより強固なものにした。ノア、新日本、全日本は、今年に入り水面下で試合出場に必要なライセンス制度を導入する方針で合同会議を実施。これまで2回の話し合いが行われていた。 本来であれば6月下旬に第3回を予定していたが、13日に三沢光晴さんが急死したことで、スケジュールの見直しを図った。その後、3団体の首脳は馳浩衆議院議員が中心となって自民党本部で行われた文部科学部会と文教制度調査会に出席し、ライセンス発行の意思を再確認。協調路線を敷いていた。 この日の会合にはノアの仲田龍相談役、新日本の菅林直樹社長、山本小鉄相談役、全日本の内田雅之取締役が出席。11月に記者会見を開き、ライセンス発行を目指すことが話し合われた。 新日本の山本小鉄相談役はライセンス発行の狙いについて「今はちょっとでも練習すれば、会社員でもプロレスラーとして肩書きがついてしまう。プロレスラーというのは、(人一倍練習して)汗水を流すべき人間。三沢さんが(プロレス界に)警笛を鳴らしてくれんじゃないか」と説明。ライセンスを発行することでプロレスラーとしての線引きをより明確にするものという。 山本氏によれば、ライセンスは各団体ごとに発行し、現在参戦している選手は定期的な健康診断を受診し、許可が下りた選手が出場可能になる。期限は1年間ごとに更新される予定。新たに入団する選手は、各団体の入団テストを通過し、練習を積んだ上で発行されるという。 今後は、各団体のリングドクターなどが集まり、現場レベルでの話し合いなど、最終調整が必要となってくる。 「ケガを隠している人は出さないよう各団体が目を光らせて。ああいう事故がないように」(山本氏)選手の命を守るため。さらにプロレス界の発展のため。3団体の合同船は再び進み始めた。
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スポーツ 2009年07月28日 15時00分
戦極 野獣 “金髪”口ヒゲに変身
いよいよ今週末にゴングが鳴る「戦極〜第九陣〜」(8月2日、さいたまスーパーアリーナ)へあの“野獣”藤田和之が帰ってきた。27日には海外合宿から帰国して成田空港で会見。1年2カ月ぶりのリングに立つリアルビーストは人間離れした進化を遂げていた。 昨年のコマンドサンボ世界選手権で“人類最強の男”エメリヤーエンコ・ヒョードルを倒したつわものブラゴイ・アレクサンドル・イワノフと対戦する藤田。この日は米国で4週間の直前合宿を終え「相手がサンボの選手なので山本(宜久)さんと対策を練ってきた。寝技も心配ない」とサンボ対策も万全だ。 今回対戦するヒョードルを倒した男は、弱冠24歳の未知なる強豪。藤田によれば「オレが中2でセンズリばっかしてたころに生まれた相手か…。写真を見て毛深いなって思ったけど、映像がないからどういう相手かわからない」というが、38歳になった連戦練磨のリアルビーストは初顔合わせも「関係ない。川の流れのように受け流すだけ」と全く意に介さない。 “ヒョードルを倒した毛深い男”との対戦に向けて藤田も負けじと驚くべき進化を遂げている。昨年6月「戦極〜第三陣〜」でトラビス・ビューにTKO負けを喫して以後、この1年2カ月で野獣はなぜか自然とヒゲが金髪になったそうで「染めてはいないんだけどこういう感じ。当日はこの勝負ヒゲで行くよ」と、野性味を増したリアルビーストは臨戦態勢だ。 だが、藤田にとって今回は勝つも負けるも地獄。もちろん負ければ今後開催予定のヘビー級チャンピオンシップから一歩後退することになるが、例え勝ったとしても、対戦ラブコールを受けている石井慧や吉田秀彦など、日本人強豪ファイターからターゲットにされることは必至。
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スポーツ 2009年07月28日 15時00分
戦極 中尾 藤田さん乱入させて貰います
8・2「戦極〜第九陣〜」でヘビー級ワンマッチ(対チェ・ムべ)に臨む中尾“KISS”芳広(37)が27日、都内のジムで公開練習を行った。 練習後、以前診察を受けた病院で薬を間違えられ、食中毒のような症状になってしまったことを告白。コンディションが最悪の状態だった過去を振り返り、「試合が組まれた時点で試合開始のつもりでいる」とプライベートの時も決して油断しない気構えで生活していることを明かした。 「一日中、格闘技しかやっていない」と話すようにまさに練習漬けの毎日。今年で37歳となるが、全く肉体の衰えを感じていない。それどころか「ここ二、三年が一番良い感じ」と自信を深めている。 今回勝てば、1月にTKO負けを喫したアント二オ・シウバとの再戦も見えてくる。「いつの日かヘビー級トーナメント一回戦でシウバとやりたい」と決意を新たにした中尾だが、最後に不敵なセリフを吐いた。「もし藤田選手が勝ったらリングに上がります」と対戦を熱望する藤田に対して宣戦布告を行った。 藤田との一戦、そして自らが提唱するヘビー級トップ選手のトーナメント開催に向け今回は負けられないところだ。
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スポーツ 2009年07月28日 15時00分
大日本プロレス デスマッチ王宮本貫録勝ち
27日の大日本プロレス後楽園ホール大会で蛍光灯200本凶器持ち込みタッグデスマッチが行われ、BJWデスマッチヘビー級王者の宮本裕向が激勝。 この日、佐々木貴と組み、伊東竜二&“黒天使”沼澤邪鬼と対戦した宮本。リング四方に200本の蛍光灯が張り巡らされ、有刺鉄線ネット、ラダー(脚立)、蛍光灯束などの凶器が持ち込まれた。 コールと同時の奇襲攻撃を受け、いきなり蛍光灯を被弾。さらに場外で、痛めつけられた。 なんとかリングに復帰すると、蛍光灯で伊東を殴打、さらにリング上に蛍光灯を敷き、ボディースラムで叩きつけ流血に追い込む。そして蛍光灯の破片を沼澤の脳天に突き刺すなど過激さは増していく。 もう止まらない王者・宮本は持ち込んだラダーの上から沼澤に雪崩式ファイヤサンダーを敢行。リング上にセットした机に脳天から叩きつけ最後はムーンサルトで圧殺した。 試合後、宮本は竹田誠志&木高イサミと結託し、伊東&アブドーラ小林&貴らにケンカ状。どうやら大日マットで世代闘争がぼっ発したようだ。
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その他 2009年07月28日 15時00分
新日本チケットプレゼント
新日本プロレス「G1クライマックス2009」中盤戦のヤマ場となる横浜大会(8月10日・横浜文化体育館=18時半試合開始)に、本紙読者10組20人をご招待。 『がんにならない・負けない神奈川づくり』応援チャリティー5周年記念大会として行われる同大会の問い合わせは株式会社 創まで。 ※プレゼントの応募は締め切りました。
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スポーツ 2009年07月28日 15時00分
球界因縁のライバル(33) 田中VS斎藤(上)
セ、パ分立60周年を記念して、11月22日に東京ドームで「プロ・アマNPB60周年センバツ野球」が行われる。大学球界の選抜チームと、プロ野球界の26歳くらいまでの若手選抜チームが対戦するメモリアルゲームだ。目玉にしようとしているのが、楽天・田中将大VS早大・斎藤佑樹の甲子園以来の対決。しかし、田中は難色を示しているという。「僕が選手を選ぶワケじゃないですから」と素っ気ないコメントに本心がにじみ出ている。 2006年夏の甲子園大会決勝戦。駒大苫小牧・田中は「ハンカチ王子」という国民的な人気者になった早実・斎藤と死闘を演じた。延長15回、37年ぶり2度目の決勝引き分け再試合の末に敗れている。『ハンカチ王子世代』と呼ばれたように、主役は斎藤で、田中は引き立て役にすぎなかった。が、ドラフト1位で楽天入りして3年目。野村監督から「神様・仏様・マー君やな。稲尾の後継者が出来た」と絶賛されるように、プロ野球界を背負って立つニュースターに成長している。 1年目に11勝7敗で新人王獲得。「マー君、神の子、不思議な子」と野村監督から命名されている。2年目の昨年は腰や右肩の故障もあり、2ケタに届かない9勝7敗1セーブという成績に終わった。しかし、3年目の今季は開幕から2完封を含む4試合連続完投勝ちして、「神の子」から「神様・仏様」に昇格している。その後、右肩の張りを訴え、一時期戦列を離れたものの、復帰後にすぐに勝ち投手。「田中は開幕前のWBCで大化けして帰ってきた。松坂などの体験談を聞き、実際にメジャーリーガーと対戦して最高の勉強をしてきたんだろう。ひと皮もふた皮もむけ、全く別人のようだ」というナインの評価は変わらない。 プロ野球界で3年目の雄飛を現実のものとしている田中にしたら、今さら甲子園のライバル、神宮のエース斎藤との投げ合いなどで騒がれたくないというのは、まぎれもない本音だ。斎藤がプロ入りして、自分の立場に追いついて来たときに初めてライバルとして認めることになるのだろう。 「ハンカチ王子世代と言われたが、今はマー君世代と呼ばなければおかしいだろう」。球界OBがこう明言する。甲子園ではハンカチ世代の田中だったが、今や立場が逆転。早大・斎藤の方がマー君世代と呼ばれるようになったのだ。斎藤がプロ野球を目指すのならば、当然のことだろう。田中を最大のライバルとして、追いつき追い越せで、プロ野球界でも再び立場を逆転するしかない。 ハンカチ王子狂騒曲の最中、早実の大先輩のソフトバンク・王貞治監督(現球団会長)は、胃ガンの手術で胃を全摘出、入院加療中だったが、かわいい後輩に親身のアドバイスを送っていた。「ワイドショーで『ハンカチ王子』などと騒がれているのは良くない。大学に進学して、本当の実力を見つけてプロの世界に入ってきてほしい」と。 甲子園で優勝直後はプロ入りに気持ちが傾いた時期もあった斎藤だが、王監督が望むように、早大教育学部に進学して着実に実力を身につけてきている。春季リーグ戦、1年生で開幕投手を務め勝利。07年6月3日の早慶戦では10年ぶりに神宮を満員にしている。さらに、早大優勝に貢献して1年生で史上初のベストナイン。その後の全日本大学野球選手権でも早大優勝で1年生として史上初のMVPを獲得している。その後も白星を積み重ね、20勝の大台に乗せている。
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トレンド 2009年07月28日 15時00分
戻って来たゾ「秋葉男」
映画「秋葉男Z(ゼータ)」の初日舞台あいさつが22日、東京・渋谷のアップリンク・ファクトリーで行われた。 同作は、2006年に映像化された「秋葉男」の続編。鎌倉泰川監督がMCを務め、この作品見どころを登壇者に尋ねるところから舞台あいさつ開始。ぺよん・潤とレイパー佐藤が持ちネタを披露し、おいしいところを持っていったが、役者陣も負けじと、関西ではロケ弁がお好み焼きだったなどの裏話を披露。池乃めだかとの撮影では、めだかのおかげで店舗内撮影があっさり許可されたという秘話もあった。また、当初は大物政治家も出演予定だったが、あれよあれよと言う間に幹事長、総理大臣となってしまい、ついに出演は実現しなかったらしい。 舞台あいさつは29、30日も19時から行われる。 同作のDVDも8月1日に発売される。<あらすじ> 薩摩都知事(森次晃嗣)は、秋葉原での不祥事の数々に対応するため条例によりヲタクたちを収容所送りにすることを決定。ヲタ仲間・志郎(鈴木優介)の協力で難を逃れるため、大阪・日本橋に逃げ込んだ世間知らずの王子様系ヲタ・右京(津田英佑)。ホステスのせりか(福永ちな)と彼女の父・由幸(池乃めだか)にかくまわれ、救世主たる伝説の秋葉男“ダン”(松井明)を捜し出し、ヲタク開放戦線を決意する。秋葉原と日本橋での縦断ロケ敢行。ヲタクたちの精鋭が秋葉原の不祥事、事件に立ち向かう社会派コメディー。テニスの王子様で人気キャラの声を演じる津田英佑と初ヒロイン役のグラドル・福永ちなの恋の行方、ウルトラセブンの森次晃嗣や吉本新喜劇の池乃めだかも入り乱れ救世主たる秋葉男を捜すサスペンスも見所。
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トレンド 2009年07月28日 15時00分
8月1日公開「サマーウォーズ」 サイト特別映像配信中
少女の清冽(せいれつ)な一瞬を捉え、世界中で数々の賞を獲得したアニメ映画「時をかける少女」。業界内外に旋風を巻き起こしてから3年の時を経て、細田守監督が新たな話題作を生み出した! 8月公開のアニメ映画「サマーウォーズ」は夏にふさわしく、アクション満載かつ家族の結びつきも描いた幅広い年齢層向けのエンタテインメント作品。舞台が長野県上田市ということで、同市では数々の催しが企画され、映画を後押ししている真っ最中。 7月20日には上田市民限定による特別試写会が行われた。細田監督のほか、主演の神木隆之介、桜庭ななみも信州上田の地を訪れ、上田城跡公園内の真田神社でヒットを祈願。その後、試写会前の舞台あいさつでは、3人が上田市でサマーウォーズが上映されることに対する特別の思いを語った。 特別試写会の様子は、上田市による「サマーウォーズ」サイト(http://www.ueda-cb.gr.jp/s-wars/)で報告されている。また、このサイトから「上田市行政チャンネル;http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/ht/hisho/channel/」に飛ぶと、細田守監督と上田市・母袋創一市長の対談動画も閲覧可能。この対談では、上田市が単なる舞台というだけではなく、細田監督との深い関わり、物語の着想のきっかけなどが語られている。サマーウォーズファン、時かけファンならば必見だ。(写真=(左から)母袋市長、桜庭ななみ、神木隆之介、細田守監督)
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その他 2009年07月28日 15時00分
大垣「全日本選抜」8・1開幕 キャンペーンガールがナイガイ来訪
8月1日から4日間、岐阜県・大垣競輪場で開催される『GI全日本選抜競輪』の関係者とキャンペーンガール(井上貴恵さん)=写真=が東京江東区の本社を訪れた。 大垣市経済部公営競技事務所の佐竹芳行所長(開催執務副委員長)は「最高のメンバーがそろっていますし、イベント、ファンサービスを充実させて本場7億、場外100億、電話投票20億の合計127億円の売上げを目標にわたしたちも頑張りますので、ぜひみなさんも大垣競輪場までお越しください。この全日本選抜競輪を一大イベントとして、大垣市を全国にアピールしていきたいと思っています」と、意欲をみせる。 なお、全国42場の競輪場とサテライトなど61の専用場外で場外発売を実施する。
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その他 2009年07月28日 15時00分
競輪人国記 山口(1)
競輪選手の在籍数が少ない山口県だが、過去にはキラリと光る選手たちがいた。先行まくりの石川最之、直線大外を伸びるまくり追い込みで強敵を食った田中久彦、小兵ながらも競りよし、差しよしの板村和馬らは全国で活躍した。 昭和26年1月、競輪学校1期生で入った石村正利は、わずか16歳だった。当時を振り返って石村は「練習では最後まで残り、1期生で必ずトップになってやると猛練習に励んだ。食事と睡眠時間以外は自転車に乗っていた。当時のライバルは田中久彦。彼がバンク50周乗ると、俺は51周。ともかくプロになってから10年間は練習が中心の生活だった。どうしたら力をつけて上位に上がれるか、それしか考えていなかった」 昭和32年11月の後楽園・日本選手権では特別競輪に初優出。決勝戦はスタンドが溢れかえり、バンクの中に5000人のファンを入れ5メートル置きに警備員を配置してレースが行われたという。 この時は佐藤喜知夫(北海道)が2角まくりを決めて優勝したが、石村も直線8番手から中割りで3着に入り表彰台に上がった。 昭和39年2月の後楽園・日本選手権では笹田伸二(徳島)の2着に入って実績を残している。その後は選手会支部長から選手共済会の理事長、顧問などを歴任して、全国では小松島に次いで売り上げの少ない防府競輪場で『ふるダビ』を開催するなど、競輪振興策にも努めている。 同県人の美人レーサー畑田美千代と結婚、イケメンでしかも風格があった。