矢野燿大
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スポーツ 2020年09月28日 21時30分
阪神・藤浪は「セットアッパーで使える」 投球の特徴が追い風に? 田尾元監督がリリーフ本格転向を猛プッシュ
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が27日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。阪神・藤浪晋太郎について言及した。 >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< 今回の動画で田尾氏は、27日に行われ「9-3」で阪神が勝利した阪神対ヤクルトの一戦を複数選手の名を挙げながら解説。その中で、同戦の8回裏に3番手として登板した藤浪について語った。 今シーズンここまで8試合に先発している藤浪は、26日対ヤクルト戦で2013年4月7日対広島戦以来7年ぶりにリリーフとして登板。翌27日の試合でもリリーフ起用され、2試合で計「3回1失点・被安打3・四死球0・3奪三振」といった数字を残している。 藤浪のリリーフ起用について、田尾氏は「(先発の時も)初回はほとんどゼロに抑えてたから、リリーフの1イニングなら確実に任せられるのではないか」とコメント。今シーズンの藤浪は先発8試合のうち6試合で初回を無失点に抑えているが、田尾氏はこの点を踏まえ1イニング投球が基本となるリリーフに適性があるのではと指摘した。 田尾氏は続けて、「昨日(26日)は2イニング目に村上(宗隆)に決勝本塁打を打たれて負け投手になったが、(1イニング目は)安定した投球をしていた」とコメント。26日の試合は回またぎがあだとなったが、「被安打1・2奪三振」だった1イニング目の投球は良かったと評価した。 「9回は抑えのスアレスがいるが、藤浪はその前(の8回)を任せられる、セットアッパーで使える投手になるんじゃないか」という田尾氏。「将来はまた先発(再転向)ということになるかもしれないが、少しの間リリーフとして1イニングを任せるということをやってみたらどうか」と藤浪や首脳陣に、リリーフへの本格転向を提案していた。 今回の投稿を受け、ネット上には「この2日間は四死球ゼロだしリリーフは意外とアリな気がする」、「回またぎなしの1イニング限定での起用なら十分戦力になるのでは」、「リリーフを経験することでブルペン陣の大変さを知れたら、今後先発に戻った時にも活きるのではないか」、「澤村や涌井みたいに成功したら相当デカいから、まずは点差のついた場面で楽に投げさせてみてほしい」といった賛同の声が多数寄せられている。 「2012年のドラフトで1位指名を受け阪神に入団した26歳の藤浪は、昨シーズンまで『50勝40敗・防御率3.25』といった数字を残し、2015年には最多奪三振(221個)のタイトルも獲得している先発右腕。ここ4年は計15勝と今一つで、今シーズンも先発8試合で『1勝5敗・防御率5.87』と黒星が大きく先行していましたが、今回のリリーフ2連投でまずまずの投球を見せたことから本格転向への待望論が高まっているようです。球界ではロッテ・澤村拓一、オリックス・ディクソンなど先発からリリーフに転向して成功を収めている選手は複数人いますし、楽天・涌井秀章がリリーフから先発に再転向した後に最多勝を獲得したケースもありますので、藤浪のリリーフ転向も一考の価値は十分あるのではないでしょうか」(野球ライター) 27日の試合後に阪神・矢野燿大監督は当面の間、藤浪のリリーフ起用を継続する旨を口にしたことが伝えられている。先発で不振が続く藤浪だが、リリーフで復活への手応えをつかむことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年09月18日 15時45分
巨人・若林に「やり方が汚い」ファン激怒 守備妨害を誘った“トリックプレー”に賛否、篠塚氏は「うまく演技してます」
17日に行われた巨人対阪神の一戦。試合は「11-0」で阪神が大勝したが、同戦に「6番・二塁」で先発した巨人のプロ3年目・27歳の若林晃弘のプレーがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、試合開始直後の1回表にあったプレー。この回、巨人は先発・サンチェスが2点を失いなおも2死満塁のピンチ。ここで打席の木浪聖也が二塁に高くバウンドするゴロを放ったが、打球を処理しようとした若林の左手が二塁に向かう陽川尚将に接触。はめていたグラブが左手から抜け、若林は捕球できなかった。 ただ、このプレーを見た審判はランナーの陽川を守備妨害としてアウトに。阪神・矢野燿大監督は抗議するも判定は覆らず、阪神は三者残塁で初回の攻撃を終えることとなった。 >>巨人・後藤コーチに「違反行為じゃ?」疑問の声相次ぐ 三塁ランナーへの“肉体的援助”、高津監督の抗議も実らず<< 今回のプレーを受け、ネット上には「何で守備妨害なんだ、若林自ら当たりにいってるからむしろ走塁妨害だろ」、「わざとぶつかられた陽川がアウトにされたのは納得できない」、「やり方が汚い、守備優先を見越してわざと左手出したな」、「下に出した左手が当たるなら分かるが、完全に横に出してるから故意にしか思えない」といった若林への不満が噴出している。 一方、「守備優先がセオリーなんだから別に騒ぐほどのことじゃない」、「避けられなかった陽川が悪い、リプレー見る限りでは大きく避ける動作もしてなかったし」といったコメントも複数見受けられた。 「公認野球規則では守備妨害は『走者が打球を処理しようとしている野手を避けなかったか、あるいは送球を故意に妨げた』場合、走塁妨害については『野手がボールを持たないときか、あるいはボールを処理する行為をしていないときに、走者の走塁を妨げる行為』を行った場合に適用されると定められていますが、基本的には守備妨害が優先されます。ただ、今回の若林は陽川の前を横切り打球を処理しようとした際、左手を故意に走路上に出して陽川に当てにいったようにも見えたため、守備優先を念頭にわざと陽川と接触したのではと考えているファンも少なくありません」(野球ライター) 同戦で解説を務めた元巨人・篠塚和典氏も「若林はうまく演技してますね」とコメントした今回のプレー。試合後の報道では若林のコメントは特に伝えられていないが、意図的だったのかどうか疑問を抱いているファンは多いようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月16日 17時00分
阪神・矢野監督に「勝負勘が無さすぎる」ファン激怒 大量得点を狙った強攻策に批判、本人も采配ミスを反省
15日に行われた阪神対巨人の一戦。試合は「6-3」で巨人が勝利したが、阪神・矢野燿大監督が同戦で見せた采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-5」と阪神2点ビハインドで迎えた7回表での采配。この回、阪神は巨人2番手・高梨雄平からヒット、四球で無死一、二塁のチャンスを作る。ここで迎えた梅野隆太郎は初球にバントの構えを見せたが、続く2球目で矢野監督はバスターエンドランを敢行。一、二塁走者は一斉にスタートを切り、梅野はバントの構えから打ちにいった。 ところが、高梨の2球目は内角低めに外れるボール球で梅野はバットに当てられずに空振りし、スタートを切っていた二塁走者が盗塁死する最悪の結果に。1死二塁となった後も阪神は得点を挙げることができず、そのまま試合にも敗れる形になった。 >>阪神、解雇投手から逆襲される? 自力V消滅危機の裏で起きていた復活劇とは<< 完全に裏目に出た矢野監督の采配について、ネット上には「高梨の球荒れてたのに何で無理に打ちにいかせたのか、勝負勘が無さすぎるだろ」、「相手が自滅しかかってたのに、逆に自分たちが自滅するとは思わなかった」、「待球作戦で揺さぶりをかけた方が絶対に良かった」、「素直に送りバントしてれば糸原(健斗)、サンズで点取れてただろ」といった批判が噴出している。 「7回表からマウンドに上がっていた高梨は、梅野を迎える前までにストライクを2球、ボールを4球投じるなど制球が乱れており、梅野への初球も外角低めに外れるボール球。無理に打ちにいくよりバントの構えのままプレッシャーをかけていた方がリスクは小さかったと思われますが、2点ビハインドで終盤という状況もあり矢野監督は一気に逆転を狙ったのかもしれません。ただ、梅野の後は初回にタイムリーを放っている糸原、得点圏打率『.426』のサンズと打順が続くことを考えると、送りバントでも複数得点の可能性は十分だったとも思うのですが…」(野球ライター) 今回の采配について、試合後に矢野監督は「責任というか、それは俺自身が受け止めている」と反省していることが伝えられている。采配ミスもあり同戦を落とした2位阪神は、首位巨人とのゲーム差が10.5ゲームに拡大。また、巨人には優勝マジック38が点灯している。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月14日 19時30分
阪神・藤浪に「常に力が入っている」斎藤氏が苦言 3戦未勝利で登録抹消、一軍帰還を左右するカギは
13日に行われた阪神対広島の一戦。試合は「7-6」で阪神が勝利したが、阪神・藤浪晋太郎が同戦で見せた投球がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 同戦に先発した藤浪は、初回にいきなり広島・鈴木誠也に先制3ランを被弾。その後2、3回は無失点で抑えるも、「5-3」と逆転した4回に一死満塁のピンチを招いたところであえなく降板となった。 その後2番手の馬場皐輔が2点を取られてしまったため、藤浪は「3.1回5失点・被安打5・2四球」という内容に。チームは点の取り合いを制し広島を下したが、藤浪自身は3戦連続勝ち星なしという結果に終わった。 >>阪神、巨人追撃のキーマンは藤浪? 高木氏の見解に賛否、ファン同士で議論に「岩貞先発に戻した方が計算できる」<< 同日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)では、元阪神・江本孟紀氏、元巨人・斎藤雅樹氏ら球界OBが藤浪の投球についてコメントしている。番組に生出演した江本氏は、「(力の入れ具合が)一定(に)するように、もう少し力を抜いて(投げるべき)」とコメント。力で押そうとするあまり力配分がバラバラになっているため、力を抜いて投げた方が安定するのではと指摘した。 番組に電話で生出演した斎藤氏も「(力が)常に入っている感じがする。(力を)抜く間を作るともうちょっといい(投球になる)のかなという気はする」と、力が入り過ぎだという江本氏の意見に同調している。 同戦の藤浪については、ネット上にも「確かに速球一辺倒で緩急が全く使えてない感じはする」、「速い球ばっかで押すのにもさすがに限界がある、遅球系の球種を増やした方がいい」、「球速はそれなりに出てるから、緩い球を織り交ぜれば投球の幅は広がりそうだけどなあ」、「3戦連続で白星が無いわけだし、一旦起用を止めて二軍で再調整させた方がいい気がする」といった反応が多数寄せられている。 「同戦の藤浪はストレート、カットボール、フォークの3球種を投じていますが、それぞれの平均球速はストレートが『152.7キロ』、カットボールが『134.5キロ』、そしてフォークが『142キロ』。いずれの球種も球速自体は出ていますが、球速差があまりないがゆえに打者に見極められやすくなっているという点は否めません。そのため、江本氏や斎藤氏が指摘するように力を抜いて投げる、具体的にはチェンジアップやカーブのような球種を取り入れ緩急を使った投球をした方がいいのではと考えるファンも少なくないようです。チェンジアップについては昨秋キャンプで元中日・山本昌臨時コーチから教わったと伝えられていますので、採用の価値は大いにあると思いますが…」(野球ライター) 試合後、チームの矢野燿大監督は「今すぐちょっと答えは出ないので、考えます」と今後の起用に含みを持たせていたが、翌14日に一軍登録を抹消された藤浪。残りのシーズンで一軍に戻れるかどうかは、新球種習得を含めた二軍での取り組みに大きく左右されそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月08日 19時30分
阪神・矢野監督、ミス連発の近本を叱責もファンから反発「1人だけに責任を被せるな」批判相次ぐ
7日に行われた阪神対巨人の一戦。試合は「3-2」で巨人が勝利したが、阪神・矢野燿大監督の試合後の発言がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>阪神・藤浪、二軍降格待望論が浮上するワケ 「もう1回はと思っているけど…」矢野監督も決断に含みか<< 4日から行われた(6日は雨天中止)同カードで「1勝1敗」とし、7日の試合で勝てば勝ち越しという状況だった阪神。だが、両チーム「0-0」で迎えた3回表1死満塁、タッチアップ阻止を狙った中堅・近本光司の本塁送球が捕手・梅野隆太郎の頭を大きく超える悪送球となり三塁ランナーが生還。近本の送球ミスで先制を許してしまった。 さらに、近本はこのミスを意識して丁寧にいきすぎたのか、続く4回表1死二、三塁の場面でも本塁にスリーバウンドで送球しまたもや三塁ランナーの生還を許してしまう。2度の送球ミスで2点を奪われたことも響き、阪神は5カードぶりに負け越す結果となった。 試合後、矢野監督は報道陣に対して「今日は近本で負けた」と近本を名指しで批判。その上で、「近本自身が成長して、近本自身が残り試合でチームをどう勝たせていくか」と次戦以降での名誉挽回を求めている。 矢野監督のコメントを受け、ネット上には「矢野監督の言う通り、近本のミスが無ければ十分に勝機はある試合だった」、「1個目のミスよりも、それを引きずって消極的になった2個目のミスの方がいただけない」、「手元が狂ったのかどうか知らないけど、同点・僅差の場面で同じミス連発するのは叱られて当然」と同調する声が寄せられている。 一方、「近本1人の責任じゃない、カットプレーをしなかった内野手も悪い」、「近本の補殺数考えたらどう考えても内野手がカットに入るべきだった」、「矢野は近本だけじゃなくてカット怠った内野陣も叱責すべきだろ、1人だけに責任を被せるな」といった批判や反発も複数見受けられた。 「2018年のドラフトで1位指名を受け阪神に入団した25歳の近本は、昨シーズンリーグトップの補殺数(10個)を記録していますが、今シーズンの補殺数はここまでゼロ。送球で結果を出せていないことを考えると、3、4回のミスはどちらも内野手がカットに入る方がリスクは少なかったと思われます。ただ、阪神内野陣は1度目のミスの時は誰もカットに入らず。2度目のミスの際は遊撃・木浪聖也が送球のライン上には入りましたが、カットはせず送球を見送っています。これらの点を踏まえ、今回のミスは近本だけでなく内野陣にも非があると考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 同戦の敗戦で首位巨人と8.5ゲーム差となった上、0.5ゲーム差でDeNAに抜かれ3位に転落した阪神。首位との差を詰められずに逆に突き放されたことで、逆転優勝は非常に厳しい状況となっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月24日 20時30分
「3番に入れる必要なかった」阪神・矢野監督の采配ミスを指摘? 田尾元監督の主張に賛否、「誰使っても変わらん」諦めの声も
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が23日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。阪神・矢野燿大監督の采配に疑問を呈した。 今回の動画で田尾氏は同日に行われ阪神が「2-4」で敗れた対ヤクルト戦について、複数選手の名前を挙げながら解説。その中で、「3番・右翼」に福留孝介を起用した点について言及した。 NPBではこれまで中日(1999-2007)、阪神(2013-)でプレーしている43歳の福留は、NPBでは昨季まで16年間で「.291・280本・1045打点・1897安打」をマークしている強打の外野手。しかし、今シーズンは「.171・1本・11打点・12安打」と不振に陥っており、3番で起用された同戦も4打数ノーヒットと結果を残せなかった。 その福留の3番起用について田尾氏は、当初「(調子が)良くなってきたから3番にしたのかな?」と思っていたとのこと。福留は同戦が8月9日の対広島戦以来14日ぶりのスタメンだったが、復調の兆しが見えたためスタメンに起用したのではと見ていたという。 ただ、4打数ノーヒットに終わった姿を見る限り調子は全く上がっていないように感じたという田尾氏は、「福留の状態が上がってきていないのであれば、3番に入れる必要はなかった」と矢野監督の采配を疑問視。続けて、「(同戦で6番の)ボーアの後ろでも良かったのでは」と、起用するならばクリーンナップではなくその後ろに置くべきだったと指摘した。 3~5番をサンズ、大山悠輔、ボーアで構成しその後ろの6番に福留を据えれば、3番に比べれば重圧の少ない打順のため結果は違っていたのではないかという田尾氏。「その辺の判断をちょっと誤ったんじゃないかと思う」と、福留の3番起用は采配ミスだったと語っていた。 >>阪神打線に「わざと負けにいってる」ファン激怒 上原氏も苦言「ゼロでは勝てない」、歴史的貧打に批判相次ぐ<< 今回の動画を受け、ネット上には「確かに3番福留は謎だった、言葉は悪いけど『捨て試合か?』って思った」、「打率1割台の選手がクリーンナップなんだからそりゃ勝てないよね」、「今日の試合を見るともうスタメンは厳しい、代打を主戦場とするしか生き残る道は無さそう」といった反応が多数寄せられている。 一方、「誰使っても変わらんだろ、打率3割の選手がいるとかなら話は別だが」、「福留3番は疑問だが、かといって福留より使う価値があると言い切れる選手もいないしなあ」といったコメントも複数見受けられた。 「同戦の阪神は控えに糸井嘉男、高山俊、江越大賀、中谷将大と4名の外野手がいましたが、いずれも打率0割台~2割台中盤で本塁打数も0~2本と福留と大差ない数字にとどまっています。突出した存在がいないということで、矢野監督は実績のある福留にクリーンナップを託したのかもしれません。しかし、現在の阪神はチーム打率がリーグ最下位(.240)、得点数も5位(222得点)と貧打が続いています。1人、2人の不調をカバーできるような打線ではないことを考えると、得点に絡みやすい3番に福留を置いたのはやはり疑問ですね」(野球ライター) 試合後の報道では、矢野監督は「いろんなことを含めてスタメンを考えている」と口にしたことが伝えられている。自信を持って起用できる選手がいない現状に、矢野監督も頭を悩ませているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年08月21日 17時00分
阪神打線に「わざと負けにいってる」ファン激怒 上原氏も苦言「ゼロでは勝てない」、歴史的貧打に批判相次ぐ
20日に行われた阪神対巨人の一戦。試合は「2-0」で巨人が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが阪神打線の“貧打”だった。 18日は「0-1」、19日も「0-8」と、2戦連続で巨人に零封負けを喫していた阪神。雪辱を期した3戦目は2回、7-9回と4イニングでランナーを得点圏に進めるも、いずれの場面も得点には結びつかず。特に7回は2死満塁と同戦最大のチャンスを演出したが、ここで代打の中谷将大が見逃し三振とあと1本が出なかった。 結局この日も無得点で敗れた阪神は、2001年以来19年ぶりとなる同一カード3戦連続零封負け。さらに、16日の対広島戦の2回から続いている連続イニング無得点記録も36イニングまで伸びてしまった。 >>阪神守備陣に「もう何やっても無駄」諦めの声も 12球団ワーストのエラー数、片岡氏も「プロの一軍のレベルとして…」と苦言<< 貧打に陥る阪神の現状について、元巨人・上原浩治氏やDeNA・中畑清元監督ら球界OBがSNSやスポーツ紙を通じてコメントしている。上原氏は20日に自身の公式ツイッターに「打線はミズモノって言いますが…ゼロでは勝てない」、「どうにかしてやろう、っていう気持ちがファンに伝わっていればいいんですが」と投稿。現在の阪神打線からは、なんとかして得点をもぎ取るという気概があまり感じられないと苦言を呈した。 中畑元監督は21日の『スポーツニッポン』(スポーツニッポン新聞社/電子版)の記事内で「もがき苦しむ姿すらも見えない」、「サンズは8回の右飛で全然走っていなかった」とコメント。阪神ナインからは焦りやいら立ちが感じられなかったばかりか、一部選手には怠慢プレーすら見受けられたと指摘した。 沈黙が続く阪神打線については、ネット上にも「完全に巨人のカモに成り下がってしまった、わざと負けにいってるとしか思えない」、「巨人のユニフォーム着たら、ド素人の自分でも抑えられそうな気がするほど打つ気配が無いな」、「ボーアやサンズが特に酷い、確かどっちもまだ東京ドームでヒット無しだろ」、「まともに打てないなら待ち球作戦で四球選んで、そこから足を絡めるぐらいのことをしないと」といった反応が多数寄せられている。 「今シーズン東京ドームで6戦全敗の阪神は、同球場の試合でのチーム打率が『.157』。個人別に見ても健闘しているのは糸井嘉男(.300)、大山悠輔(.250)ぐらいで、その他の選手は軒並み打率0割台後半から1割台前半がほとんど。ボーア、サンズの両助っ人に至っては、まだ1本もヒットを打つことができていません。阪神は昨シーズンまで巨人相手に8年連続で負け越しているため苦手意識やモチベーション低下もあるのかもしれませんが、現状を打開するためには根本的に攻め方を変える必要があると言わざるを得ないでしょう。阪神は同球場ではここまで3盗塁と機動力も発揮できていませんが、巨人の主戦捕手である大城卓三の盗塁阻止率がセ・リーグワースト(.214)という点を考えると、積極的に盗塁を仕掛けて活路を見いだすというのも一手ではないでしょうか」(野球ライター) 試合後の報道では、阪神・矢野燿大監督が「これだけ点取れないとチームも乗ってこない」と唇をかんだことが伝えられている。1979年に記録した球団ワーストの43イニング連続無得点まではあと7イニングに迫っているが、巨人戦の悔しさをバネに21日のヤクルト戦で記録をストップできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara
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スポーツ 2020年08月19日 15時45分
元巨人・上原氏「負けはしたけど…」 惜敗の阪神・高橋を称賛、「エースになれる投手」岡田元監督は制球力を評価
18日に行われた阪神対巨人の一戦。この試合に先発した阪神のプロ3年目・24歳の高橋遥人の投球が、球界OBやプロ野球ファンの間で話題となっている。 8月6日の対巨人戦以来、中11日での先発マウンドに上がった高橋。前回登板で「7回無失点・被安打3・1四球」と抑え込んだ巨人打線相手に、同戦も3回までノーヒットピッチング。4回に岡本和真に先制のソロホームランを浴びたものの、これ以外は失点を許さず「7回1失点・被安打2・3四球」でマウンドを降りた。 相手先発の菅野智之が「9回無失点・被安打3・1四球」で完封勝利を収めたため、今シーズン初の黒星を喫する形になった高橋。ただ、失点は岡本のソロによる1点のみで、得点圏にランナーを置くピンチも1度だけ。内容的には菅野とほぼ互角と言っても過言ではない投げ合いを演じた。 >>阪神守備陣に「もう何やっても無駄」諦めの声も 12球団ワーストのエラー数、片岡氏も「プロの一軍のレベルとして…」と苦言<< 高橋の投球を受け、複数の球界OBがSNSやスポーツ紙上でコメントしている。元巨人・上原浩治氏は、18日に自身の公式ツイッターに「ナイスピッチング 負けはしたけど、投げっぷりは気持ちいいものがあります」と投稿。セ・リーグトップの得点数(220得点)、本塁打数(69本)を誇る巨人打線相手に臆することなく、しっかりと腕を振って強い球を投げ込んでいたと称賛した。 阪神・岡田彰布元監督は、19日の『デイリースポーツ』(株式会社デイリースポーツ/電子版)の記事内で「岡本に打たれたあの1球だけ、ボールが高めに浮いてしまった。ただそれ以外はすべて低めに集まっており、エースになれる投手だということを改めて感じさせた」とコメント。岡本に被弾した一球は失投だったとした上で、それ以外は直球、変化球のどちらも低めのコースに投げ込めていたと制球力を評価した。 高橋の好投については、ネット上にも「確かに大体のボールは低めにいってたし、浮いた球もきちっとボールゾーンに外れてた印象」、「7回で106球だから、球数やスタミナ的にも申し分ないと言っていいと思う」、「菅野相手に堂々と投げ合ってたんだから、打線も奮起してなんとか援護してほしかった」、「今日は負けちゃったけど、中6日でこの投球が続けられるならエースの座も近い」といった反応が多数寄せられている。 試合後の報道では、チームの矢野燿大監督も「菅野としっかり投げ合えたというのは、中身としてあったと思う。『あのピッチャーにどう勝つか』っていうのは、遥人の中でも大きな自信になると思う」と評価したことが伝えられている梅津。次回登板は中11日のままなら30日の対広島戦、一般的な登板間隔である中6日なら25日の対中日戦になるとみられるが、次回登板でも好投を披露できるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara
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スポーツ 2020年08月02日 11時00分
阪神、北條・近本は選手生命の危機だった?「1人では生活できない」正面衝突で大怪我を負った西岡の悲劇
7月30日に神宮球場で行われた阪神対ヤクルトの一戦。「6-0」でヤクルトが勝利したこの試合中、多くのファンの心配が集まるプレーがあった。 問題となったのは、「1-0」とヤクルト1点リードで迎えた7回裏に飛び出たプレー。この回ヤクルトは阪神・藤浪晋太郎から1点を奪いなおも2死一、三塁のチャンスを作るが、ここで迎えた上田剛史が遊撃後方へフライを打ち上げてしまう。ところが、この打球を追った阪神の遊撃・北條史也と中堅・近本光司が交錯しどちらも捕球できず。落下したボールが転がる間に2者が生還し、思わぬ形でヤクルトが2点を追加する結果になった。 >>元阪神・片岡氏、北條のレギュラー入りを熱望?「糸原が帰ってきても外せない選手に」発言に「植田の方がマシ」と反発も<< 幸いにも交錯した北條、近本に怪我はなかったが、ネット上には両者を心配する声が多数寄せられた。一部では「西岡のような事態にならなくて良かった」、「西岡みたいな悲劇はもう見たくないから本当に気をつけて」といったコメントが見られた。 コメントで挙がっている「西岡」は、2013年から2018年にかけて阪神に所属した内野手・西岡剛。阪神では主に二塁、三塁を守っていたが、在籍中の2014年シーズンに守備中の交錯で大怪我を負うアクシデントに見舞われている。 2014年3月30日、東京ドームで行われた阪神対巨人の一戦。「0-0」で迎えた2回裏、阪神は先発・榎田大樹(現西武)が1点を失いなおも2死一、二塁というピンチだったが、迎えた巨人・大竹寛が二塁後方へフライを打ち上げる。同戦に「3番・二塁」で先発出場していた西岡は、打球を捕球するため猛ダッシュで背走した。 しかし、西岡と同じく右翼・福留孝介も打球に猛チャージをかけており、打球が落下する寸前で両者は交錯し倒れ込んでしまう。落下したボールが転々とする間に2者が生還し巨人が2点を追加したが、この間も西岡と福留は倒れ込んだまま。プレーが止まった後、すぐに阪神ベンチから和田豊監督(当時)やトレーナーが飛び出し両者の元へ向かった。 それから約2分後に福留は何とか自力で起き上がったが、西岡は15分ほど経過しても倒れ込んだまま動けず。そのため、急きょグラウンド上に乗り入れた救急車で救急搬送するという措置が取られた。 想定外のアクシデントに見舞われたショックは大きかったのか、阪神はその後「12-3」で巨人に大敗。交錯後一度は出場を続行した福留も、4回表の攻撃では打席に立ったものの、その裏の守備で交代した。 試合後、両者が病院で検査を受けた結果が伝えられたが、福留の負傷が胸部打撲のみにとどまった一方、西岡は鼻骨骨折、左肩鎖関節脱臼、左右の第一肋骨骨折など複数箇所を骨折する大怪我。西岡は数日間の入院を経て4月2日に退院したが、同月5日に自身のSNSを通じて「まだ1人では生活できない状況」と日常生活にも支障が出ていることを告白。また、この時点では各種報道でも全治は不明とされていた。 しかし、西岡はその後懸命にリハビリを重ね、同年6月27日の対中日戦で「1番・三塁」で一軍復帰。その後、交錯の影響による背中の痛みで翌7月下旬に再び登録を抹消されるも、終盤戦の9月に一軍に復帰し代打中心で出場。ポストシーズンからはスタメンに復帰し、チームの日本シリーズ出場に貢献した。 西岡と福留がなぜ交錯したのかについてだが、後の報道によると福留は西岡から「僕が深追いし過ぎました」と自分に非があると言われたという。だが、同戦には4万5666人もの大観衆が詰めかけていたことから、両者の声が大声援にかき消され連携が取れなかった結果とする見方もある。実際、別の報道では同戦で西岡の処置に当たったトレーナーが「あの大観衆で声は聞こえない」、「衝突するまでの間に『これはぶつかるな』と思い、既にベンチの外に出ていた」と語ったことも伝えられている。 今回の交錯は北條が打球を深追いし過ぎたことが主な原因とされているが、チームを率いる矢野燿大監督は「その悔しさを練習にぶつけて、その結果を試合に出すしかない」と北條を責めずに奮起を促している。今後の試合では怪我には十分気をつけた上で、汚名返上の全力プレーを見せたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月22日 17時00分
矢野監督が「最高」、大久保元監督も「大ファンになった」 阪神・馬場のガッツポーズにファン・OBから称賛相次ぐ
21日に行われた阪神対広島の一戦。試合は「9-4」で阪神が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが阪神のプロ3年目・25歳の馬場皐輔のガッツボーズだった。 「6-1」と阪神5点リードの7回表。阪神のマウンドには先発・秋山拓巳が上がっていたが、広島・鈴木誠也に2ランを被弾。その後1死一塁となったところで秋山は降板し、2番手として馬場が登板。馬場は田中広輔のタイムリーで1点を失いなおも2死満塁という大ピンチを招くも、ここで迎えた西川龍馬を投ゴロ併殺に打ち取りピンチを脱出した。 すると、馬場は3アウトとなった瞬間に喜びを爆発させ、右拳を突き出すガッツボーズをしながら全速力で一塁ベンチへ。まるで優勝したかのような喜びように甲子園の観客からは大歓声が起こり、降板した秋山も笑顔で拍手しながら馬場を出迎えていた。 同日に放送された『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)では、番組に出演した元楽天監督・大久保博元氏や元巨人・斎藤雅樹氏らOBが馬場のガッツボーズにコメントしている。番組内で大久保氏は「(ガッツボーズを見て)馬場の大ファンになった」、「阪神はこういう(気持ちを前面に出す)選手があまりいない。いいキャラクターが出てきた」と馬場を称賛し、斎藤氏も「(ガッツボーズが出たのは)素直な気持ちだと思う。それが出るというのはいいこと」と同調している。 >>中日・荒木コーチに「辞めた方がいい」 楽天・大久保元監督が判断ミスを痛烈批判、「荒木はむしろ被害者では」と反発も<< 馬場のガッツボーズを受けて、ネット上にも「併殺取ってテレビの前でガッツボーズしたら、馬場が自分以上にガッツボーズしてて笑った」、「高校球児みたいな喜び方で見てて気持ちよかった」、「あそこまで感情をむき出しにする選手は最近じゃ珍しいな」といった反応が多数寄せられている。 「今回ガッツボーズが話題となった25歳の馬場は、闘志をむき出しにした投球で知られるヤンキース・田中将大を目標にしている選手。2018年にプロ入りする前のアマチュア時代から、田中と同じくマウンド上で感情をあらわにする場面はしばしば見られました。プロ入りから昨シーズンまでは一軍登板が計4試合とあまり出場機会がありませんでしたが、既に8試合に登板している今シーズンはもう何度か今回のようなガッツボーズが見られるかもしれませんね」(野球ライター) 試合後の報道では、チームを率いる矢野燿大監督が馬場のガッツポーズについて「最高のガッツポーズだった」とべたぼめしたことが伝えられている。同戦の勝利でチームは5連勝となったが、馬場のガッツポーズがさらに勢いをもたらしてくれそうだ。文 / 柴田雅人
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