東京国際映画祭
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芸能ニュース 2022年10月31日 08時00分
King Gnu井口理「好感度あがっちゃう」馬場ふみかにベタ褒めされ大照れ?《第35回 東京国際映画祭》
28日、King Gnuの井口理、馬場ふみか、河合優実、伊藤ちひろ監督が、『第35回 東京国際映画祭』の『ひとりぼっちじゃない』舞台挨拶に登壇した。 >>全ての画像を見る<< 本作は、映画監督の行定勲氏が企画・プロデュース、伊藤監督の同名小説を映画化した、井口の初主演作。井口演じる他人とのコミュニケーションが苦手な歯科医ススメが、馬場演じるミステリアスな女性・宮子に恋をする中で変わっていく様子が描かれている。 原作はススメによる日記形式で綴られており、井口は役作りについて「映画前は日記を書きました。あんまり普段は自分の言葉をハッキリ表すことはないタイプの人間なので、そういう点でススメとリンクさせていった感じですね」と振り返った。 馬場は、これまで演じたことのない役柄だった宮子を演じるにあたって「監督から、とにかくゆっくり喋ってほしい」と言われていたそう。「普段私は早口で、ワーッと喋ってしまうタイプなので、普段もなるべくゆっくり話していかないとリズムに慣れなくて…。すごい体力使いました」と、劇中とは別人のような語り口で苦労を明かした。 また、ミュージシャンとしてのイメージが強い井口だが、撮影での印象が変わったか問われると、河合は「真剣」と一言。馬場は、「普段“King Gnu井口理”として見ている姿とはほんとに違う、役者・井口理。一つ一つのシーン、一つのセリフに真剣に向き合っている姿を見て、私もこうあらねばな、と思いました」とベタ褒め。これに井口は、「好感度あがっちゃうよ」と大照れの様子だった。 『第35回 東京国際映画祭』は11月2日まで開催。 第35回 東京国際映画祭https://2022.tiff-jp.net/ja/『ひとりぼっちじゃない』2023年春 公開配給:パルコ(c)「ひとりぼっちじゃない」製作委員会
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芸能ニュース 2022年10月31日 06時55分
塩谷瞬「役者人生の中で大きな経験」純烈・白川も出演『ハリケンジャー』、20周年の新作上映決定!
29日、俳優の塩谷瞬、長澤奈央、山本康平、姜暢雄が、『第35回 東京国際映画祭』の「忍風戦隊ハリケンジャー20周年特集」トークショーに登壇した。 >>全ての画像を見る<< 『忍風戦隊ハリケンジャー』とは、2002年2月から2003年2月まで、テレビ朝日系列で放送された東映制作の特撮テレビドラマ。キャッチコピーは「人も知らず 世も知らず 影となりて悪を討つ!」。2013年には、番組終了から10周年を記念して、Vシネマによる続編『忍風戦隊ハリケンジャー 10YEARS AFTER』が制作された。 そして、TVシリーズ終了から20年の2023年、Vシネクスト『忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th anniversary』の期間限定上映とBlu-ray&DVDの発売が、同トークショーにて発表された。同作では、舞台を江戸時代に移し、まさかの時代劇設定での新作となる。メインキャストが再び集結し、現代と江戸時代のキャラクターを一人二役、時空を超えたヒーローを演じる。 TVシリーズ終了から20年、10周年のVシネマ製作もファンを驚かせたが、20周年記念の製作は戦隊シリーズにとって異例中の異例。これが実現したのは、ハリケンイエローを演じた山本、ハリケンブルーを演じた長澤によるキャストらの説得のおかげだったという。クワガライジャー役の姜は、山本のメールによる説得の“圧”にビビっていたというが「(戦隊シリーズの)後輩のために道を作るのもいいんじゃないか」と出演を決めたという。 同作は、忍者がモチーフということもありTVシリーズから激しいアクションも見どころの一つ。塩谷は当時18,9歳の頃にハリケンレッドに選ばれ、人生が大きく変わったという。レギュラーキャスト全員がストイックなタイプで、実際撮影が始まる何カ月も前からトレーニングを始め、スーツアクターと同じトレーニングメニューをこなし、動きも見て研究していたという。その中でチャレンジも多かったといい、「僕、高所恐怖症とプロフィールに書いてたんですけど、いきなり『あの崖からお前飛ぶから用意しとけよ』と言われて、下にクッションの用意もあって安全なんですけど、そういう訓練もしてるんですけど、いきなり本番で飛んで、飛びながらシノビチェンジ(変身)をしたっていう。たぶん、普通に生きてたら一生やらなかったことを体験させていただいたというのは、役者人生の中でも大きな経験だったと思います」と、振り返った。 トークショーでは他に、同日は参加できなかったカブトライジャー役の純烈・白川裕二郎からのVTRメッセージや、ハリケンジャーの変身ポーズの披露などがあり、高倍率の参加権を得たファンを喜ばせた。 『忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th anniversary』は、2023年初夏に期間限定上映、2023年10月25日にBlu-ray&DVD通常版と大江戸メダル版が同時発売となる。
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芸能ニュース 2022年10月26日 08時00分
宮崎あおい、自身の祝いの席にも参加の故・青山真治監督は「お父さんみたいな人」思いを吐露《第35回 東京国際映画祭》
25日、俳優の浅野忠信、宮崎あおい、小説家でミュージシャンの中原昌也が、『第35回 東京国際映画祭』の『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』上映トークショーに登壇した。 >>全ての画像を見る<< 同作は、今年3月に急逝した青山真治監督作。これまでDCP(デジタルシネマパッケージ)が存在せず、上映の機会が限られていたが、今回、英語字幕付きDCP版を作成。これを機に世界での上映が期待されているという。 浅野、宮崎、中原共に同作に出演。浅野は、青山監督の『Helpless』で映画初主演、宮崎は中学生の頃の主演作『EUREKA ユリイカ』、同作、『サッド ヴァケイション』の3作に出演した。今回、同映画祭にて青山監督追悼特集で同作と『EUREKA ユリイカ』が上映され、浅野は「監督のことを語れる機会をいただいて感謝しています」と噛みしめた。 2005年に製作された同作『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』は、2015年に正体不明の致死ウイルスがまん延し世界に危機が訪れるという内容。コロナ渦と不思議とリンクしており、浅野も「これが当時作られていて今日見るというのが興味深いこと」と驚きの様子だった。 宮崎は昨日見返したというが、同じくテーマに驚きつつも「お二人(浅野と中原)がずっとニコニコお芝居をされているのがすごく印象的」と、改めて気付いたという。これに中原が「それ俺の演出。監督が怒るまでずっとニコニコしてようって」と、まさかの真実を暴露。撮影の直前に大失恋をしたという中原が、落ち込まないための策だったようだ。監督からは特に注意されなかったそうだが、シリアスなシーンだけはやめてほしいとお願いされたという。同作を観る際には注目してみるのもいいだろう。 初対面は13,14歳だった青山監督との思い出を聞かれた宮崎は、「監督と役者というよりは、ちょっとお父さんと娘みたいな感覚で。というのも、自分のお祝いの席に監督が来てくれたことがあって。そこで監督と(斉藤)陽一郎さんが一緒にギターを弾いて歌を歌ってくれて。お仕事を抜きにした、私の人生の中でもすごく大事な人。それはこれからも変わらない。私にとってお父さんみたいな人です」と、改めて監督への思いを口にした。 青山真治監督追悼特集『EUREKA ユリイカ』は、11月1日にも上映。『第35回 東京国際映画祭』は11月2日まで開催。 第35回 東京国際映画祭https://2022.tiff-jp.net/ja/
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芸能ニュース 2022年10月25日 12時25分
東京国際映画祭レッドカーペットに二宮和也、稲垣吾郎ら豪華ゲスト登場「映画人の一人として楽しみ」
「第35回東京国際映画祭」(10月24日〜11月2日)が24日、東京・日比谷で開幕し、映画祭のオープニングイベントに二宮和也、稲垣吾郎、大泉洋、柳楽優弥、柴咲コウ、井上真央、戸田恵梨香、広末涼子、前田敦子ら豪華ゲストが登壇。華やかな衣装でレッドカーペットを闊歩をした。 >>全ての画像を見る< 同映画祭オープニング作品の『ラーゲリより愛を込めて』からは、瀬々敏久監督と二宮和也が登壇。二宮は「我々の作品をオープニング作品に選んでいただいて光栄。映画人の一人として楽しみにしていました。いろんな出会いがある場所ですし、みなさんも楽しんでください」と呼びかけた。 ガラ・セレクション部門に選出されている映画『月の満ち欠け』からは、廣木隆一監督ほか、大泉洋、柴咲コウが登壇。大泉は「映えあるイベントに出演できて光栄です。コロナも落ち着いてきて、今回の映画祭には外国のお客さんもたくさん。盛り上がるのではないでしょうか」と壇上でスピーチ。同じく『母性』からは、廣木隆一監督、戸田恵梨香、永野芽郁が登壇したが、戸田は観衆の目を引く派手なロングドレスで登場。「この場所に立たせていただき光栄に思います」と感謝の気持ちを述べた。 コンペティション部門に選出されている映画『山女』からは、福永壮志監督、永瀬正敏、森山未來、山田杏奈が登壇。山田は「今回こういう場所で上映できることを嬉しく思います。みなさんに楽しんでいただけたら嬉しい」と笑顔で話した。同じくコンペティション部門の『エゴイスト』からは、松永大司監督、鈴木亮平、宮沢氷魚が登壇。鈴木も「この場に立てて幸せです。思い返せば3年前の映画祭で監督に『一緒にやりたい映画がある』と声をかけてもらって誕生したのがこの『エゴイスト』なんです。感無量の気持ちでいっぱいです」と話して笑顔を見せた。 同じくコンペティション部門の『窓辺にて』からは、今泉力哉監督、稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナが登壇した。稲垣は「国際色豊かな東京国際映画祭の場に立たせてもらって感激しております」と話した。NIPPON CINEMA NOW!選出の『彼方の閃光』からは、半野喜弘監督、眞栄田郷敦、池内博之、尚玄、加藤雅也、Awichが登壇。眞栄田は「この作品が初主演作品。このメンバーの間に立たせてもらっていることをありがたく思っています。やりたいことをとことん追求した作品。まだ配給先も決まっていないのですが、今日をスタートに何かが始まればいいなと思います」と話した。 ジャパニーズ・アニメーション部門選出の『夏へのトンネル、さよならの出口』からは、田口智久監督、松尾亮一郎プロデューサー、飯豊まりえが登壇。飯豊は「日本では上映が終わった作品ですが、世界各国での上映が決まっています。この作品が日本を代表するアニメーション映画として羽ばたいていってほしいなと思います。これを機に日本でも再上映できれば嬉しいです」と話した。 そのほか、ガラ・セレクション部門の映画『あちらにいる鬼』からは、廣木隆一監督、寺島しのぶ、豊川悦司、広末涼子が、TIFFシリーズの映画『ガンニバル』からは、片山慎三監督、柳楽優弥、片山慎三、笠松将が、アジアの未来部門の映画『少女は卒業しない』からは、中川駿監督、河合優実、小野莉奈、小宮山莉渚、中井友望が、『i ai』からは、マヒトゥ・ザ・ピーポー監督、平体雄二、宮田幸太郎、瀬島翔の各プロデューサー、富田健太郎、森山未來が、ジャパニーズ・アニメーション部門の「ウルトラセブン55周年記念上映」からは森次晃嗣、『ぼくらのよあけ』からは黒川知之監督が登壇した。 NIPPON CINEMA NOW!の映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』からは、足立紳監督、佐藤現、足立晃子、坂井正徳の各プロデューサー、池川侑希弥、田代輝、白石葵一、佐藤史恩、岩田奏、蒼井旬、坂元愛登が登壇。『はだかのゆめ』からは、甫木元空監督、唯野未歩子、前野健太、菊池剛が登壇。『アイアム ア コメディアン』からは、日向史有監督、石川朋子、植山英美の各プロデューサー、村本大輔、中川パラダイスが登壇し会場の声援を集めた。『わたしのお母さん』からは、杉田真一監督、井上真央が、『ひとりぼっちじゃない』からは、伊藤ちひろ監督、井口理、馬場ふみか、河合優実が、『あつい胸騒ぎ』からは、まつむらしんご監督、石原理衣、恵水流生の各プロデューサー、吉田美月喜、常盤貴子、前田敦子がそれぞれ登壇して会場を沸かせた。 そのほか、日本映画クラシックの『DOOR』から高橋伴明、高橋恵子夫妻、映画祭のポスタービジュアルを監修したコシノジュンコ、アジアの未来部門の審査委員である西澤彰弘、斉藤綾子、ソーロス・スクムの各氏、Amazon Prime Video テイクワン賞審査委員長の行定勲監督、フェスティバルアンバサダーの橋本愛、コンペティション審査委員長のジュリー・テイモア、コンペティション審査委員のシム・ウンギョン、ジョアン・ペドロ・ロドリゲス、柳島克己、マリークリスティーヌ・ドゥ・ナヴァセルの各氏も出席した。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2021年11月09日 17時10分
東京国際映画祭、最優秀女優賞はアマチュアに 審査委員長イザベル・ユペール「プロなのか素人なのかにこだわっていません」
8日、TOHOシネマズ日比谷で、第34回東京国際映画祭のクロージングセレモニー後の審査委員記者会見が行われ、審査委員長で女優のイザベル・ユペールが今年の東京国際映画祭の総評を述べた。 >>全ての画像を見る<< ユペールは「映画は旅」と述べ、「様々な上映を見て素敵な旅をした気持ち。カザフやアゼルバイジャンは行ったこともない国で、映画を見ることによって行ってみたい国となりました」と嬉しそうにコメント。「映画のミッションは世界で起こっていることを広げていくことが使命。それがこの映画祭でうまく実現していたと思います」と手応えを感じたと言い、「素晴らしいセレクションで素晴らしい時間を過ごせました。議論がもみ合うこともなく、審査員同士も知らない人同士でしたが、お互いの理解を深めることができた」と話した。 受賞作に関してもユペールは「非常に満足のいく、いい結果になったと思います」と述べ、「わたしは映画祭の審査委員だけでなく、審査員長もやったことがありますが、責任感もあるし、怖さもあります。今回も受賞作が素晴らしい顔ぶれになったことは良かった」と安堵の表情。「今回の東京映画祭は野心的で、素晴らしいチョイス。色々感動したし、楽しむことができました。それぞれの作品に魅了されました。素晴らしい10日間になりました」とも話した。 最優秀女優賞は『もうひとりのトム』のフリア・チャベスが受賞したが、「プロじゃない女優さんに主演女優賞を挙げた理由」を問われると、「プロなのか素人なのかにこだわっていません。わたしの目には彼女が良かった。プロかアマチュアかと言うより、彼女の場合、(狙ったようなプロの)演技をしていなかったこと、純真さがあったことが良かった。それがプロよりもいい結果をもたらすことを実感しました」とコメント。「東京映画祭への改善点」を問われると、「このまま続けてもらうことが大切。今年の開催はそもそも困難な状況下にあった。来年に期待ですね」と述べ、開催に奔走した関係者らに労いの声をかけていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2021年11月09日 08時00分
ポン・ジュノ監督、『竜とそばかすの姫』の細田守監督と対談 新作はハリウッドでの作品とアニメだと明かす
『パラサイト 半地下の家族』などで知られるポン・ジュノ監督と『竜とそばかすの姫』の細田守監督が7日、第34回東京国際映画祭で行われたトークシリーズ「アジア交流ラウンジ」でリモート対談を行った。会場ではモデレーターをぴあフィルムフェスティバルのディレクターである荒木啓子が務めた。 ポン・ジュノ監督は細田監督に「『パラサイト』の時に日本で対談して以来2年ぶり。その間パンデミックの期間があったんですけど、僕は一生懸命シナリオを書いていました。2本シナリオを書きました。細田監督もその間に『竜とそばかすの姫 』というとてつもない大作を公開されましたね」と呼びかけるなど、細田監督にとても親近感を持っている様子。 ポン・ジュノ監督はまた、直近の自身の活動について、「今2本準備していて、1本はアメリカの作品で来年撮影の準備をしています。その準備のためにロスに来ています。もう1本は韓国でアニメを撮ります」と紹介。「アニメの大家である細田さんに色々お話を聞きたい」ともコメント。『竜とそばかすの姫 』についても、「プレミア上映がカンヌで行われ、日本でもヒットしました。わたしも最近拝見して、ものすごい大作だなと思いました。アメリカでも大盛況で公開されるのではと思います」とエールを送る。 ポン・ジュノ監督は「僕の最初の短編作品も92年だったと思うんですけど、アニメ作品だったんです。大学の映画サークルで作ったもの。人形を使ったストップモーションのアニメでしたが、大変な作業で、俳優さんたちが動く方に行きたいなと思って、そっちへ行ったんです」とアニメと自身の関わりなども紹介。 細田監督はポン・ジュノ監督の発言を笑顔で聞きつつ、「見ていただいて光栄」と感謝の気持ちを述べる。「パンデミックの中で作るのは大変でしたが、現場で感染者を出さずに公開できたのは良かったと思います。カンヌでは映画を通じて自由を取り戻そうという機運が溢れていました。公開できたことが、僕らにとっては大切なことだなと改めて感じました」と感想を述べていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2021年11月08日 23時00分
犬童一心監督作出演の田中泯「映像のために踊るということをしたつもりはない」
ダンサーの田中泯が6日、東京・角川シネマ有楽町で行われた第34回東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」部門出品作『名付けようのない踊り』のQ&Aセッションに、同作のメガホンを取った犬童一心監督と登壇した。 >>全ての画像を見る<< 田中と親交のある犬童監督によって映された本作には、田中の踊りや、思い、生き様などが山村浩二のアニメーションを交えて紹介されている。田中は自分の踊りが映像化されたことについて、「映像のために踊るということをしたつもりはない」と述べ、「その場所、その場所で踊っていた踊りはその場所のための踊りで、その場所でわたしがキャッチした踊り。それが最も大事な部分。それを見てくれた犬童さんがその踊りを再生してくださった」と撮られることへの考えを話す。 田中は「ビデオテープが出て来てから色々撮られてはいるけど、一度とした(後で映像を見直して)踊っている瞬間の感覚に戻ることはない。映像になるとそういうものは消えてしまう」とも述べ、「昔はそのことを嫌悪していたんです」と映像と自身の踊りの距離感にも言及。「皆さんが見るものは僕が踊った時と違ったものになっている。自分の踊りを自分のものとして所有するつもりは全くない。踊りを見た人の中で生まれ変わっているはず。それを犬童さんは犬童さんの映画作品として証明してくださった。それを僕は言いたかった」と話して笑顔を見せる。 監督も「初めてお会いして自分の映画に出てもらってから15年くらい経つんですけど、出演交渉に行ったら、山梨で農業をされていて、農家の人のように現れたのが田中泯さん。その映画はシナリオは気に入ってくれたんですけど、『僕は演技はできません。それでもいいか』って。『ただ、撮影する場所に一生懸命いることはできる』って。その映画に出てもらってから泯さんの踊りを見るようになった」と田中との馴れ初めを紹介。 「今回、泯さんの踊りを見た時に、自分が思った疑問をちゃんと作品の中で確かめてみようかなっていう気持ちで撮りました」と作品を制作した意図も明かし、「泯さんの踊りはイマジネーションが連なっている。僕の見ている感じではメタモルフォーゼしている感じ。その面白さをすごく感じた」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2021年11月07日 11時30分
永瀬正敏「猫と2人ぼっち」のときに救われた映画の監督に感謝 コロナ禍、海外の映画仲間とも励まし合う
永瀬正敏が5日、東京国際映画祭の「トークシリーズ@アジア交流ラウンジ」に登壇した。「アジア交流ラウンジ」は、是枝裕和監督を中心とする検討会議メンバーの企画のもと、アジアを含む世界各国・地域を代表する映画人と、第一線で活躍する日本の映画人が語り合うトークショー。今年は、東京ミッドタウン日比谷にある、芝生が敷かれた屋外の会場で行われた。 >>全ての写真を見る<< 今年の同企画のテーマは「越境」。国境に限らず、様々な「境(ボーダー)」を越えること、越えていくことを含め、映画にまつわる思いや考えを存分に語り合った。この日は、永瀬とフィリピンの映画監督ブリランテ・メンドーサ氏がオンラインで対談し、モデレーターを東京国際映画祭シニア・プログラマーで日本映画大学教授の石坂健治氏が務めた。 メンドーサ監督は、2005年に監督第一作『マニラ・デイドリーム』でロカルノ国際映画祭ビデオ部門金豹賞を受賞。その後も『どん底』でベルリン国際映画祭カリガリ賞、『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』でカンヌ国際映画祭監督賞、『汝が子宮』でヴェネチア国際映画祭ナヴィチェッラ・ヴェネチア映画賞、『ローサは密告された』はカンヌ国際映画祭最優秀女優賞を受賞するなど、海外での受領歴も多い。近年ではフランスの芸術文化勲章シュヴァリエを受章、また、自身が主催する映画祭を立ち上げ、若手への技術指導といった活動も積極的に行っている。日本とフィリピンの合作映画『GENSAN PUNCH 義足のボクサー(仮)』も同映画祭で上映された。 永瀬は、国内での活躍はもちろん、海外の作品への出演も多く、2015年『あん』、2016年『パターソン』、2017年『光』でカンヌ国際映画祭に3年連続で公式選出された初のアジア人俳優となった。1990年代には、シンガポール、タイ、マレーシア、台湾、香港、日本の監督たちとタッグを組んだ合作映画『アジアンビート』シリーズに出演した。1年半かけ、単身で各国を巡った経験について永瀬は「すごいパワーをいっぱいもらえた企画でした。ただ疲れましたが(笑)」と振り返った。加えて、「またアジアの人たちが手をとりあって、ニュー・アジアンビートみたいなシリーズができたらいいなというのは、ずっと思っていますね」という構想も明かした。 約30年前の活動で得た海外の人脈が今も財産となっているという永瀬。コロナ禍となり、海外からもメッセージをもらって励まし合ったという。自身も「今やらなければいけない」と、様々な人に連絡を取るようにしていたという。コロナ禍で撮影が中止となっていた際、多くの映画を自宅で鑑賞していたという永瀬。「メンドーサ監督作と出会ったときコロナ禍で1人ぼっちで…うちには猫がいるので2人ぼっちだったんですけど、救ってもらったんですね。監督の作品がちゃんとそのキャラクター、状況に置かれた人たちに寄り添っているから、国が違っても僕が受け取ったんだと思うんです」と、メンドーサ監督の『ローサは密告された』を鑑賞した際の経験も語り、映画が人々に与える影響を訴えた。 メンドーサ監督は、コロナ禍で近しい人たちが影響を受ける中で、自身の死生観にまで影響があったと語った。「この状況だからこそやるべきことをやるという、使命感にかられました。私が一番得意なことをやる、(コロナは)私の意志をくじくのではなく、逆にエネルギーを与えられました。寂しく死にたくない、死ぬのであれば幸せな人間として死にたい。どうやったら幸せになれるか、映画を作ることが私に幸せをもたらしますので、モチベーションとなりました」と、コロナ禍において改めて向き合った映画への想いを力強く語った。 トークの様子は、東京国際映画祭の公式YouTubeチャンネルにて、19日午後6時までの期間限定見逃し配信中。
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芸能ニュース 2021年11月07日 10時00分
松田優作から「5センチ浮いた芝居を」由紀さおりが『家族ゲーム』撮影裏話を明かす 実在したパワハラ教師もモデルに?
5日、東京で開催中の第34回東京国際映画祭で『家族ゲーム』の4Kデジタルリマスター版が上映され、出演した由紀さおり、宮川一朗太、伊藤克信がトークショーを行った。司会を笠井信輔が務め、当時の撮影秘話が数々語られ会場を驚かせた。 >>全ての写真を見る<< 『家族ゲーム』は、1983年に公開された故・森田芳光監督作品。今回登壇の3人以外に、故・松田優作さん、故・伊丹十三さんも出演している。同作は、どこにでもある家庭の抱えている問題がテーマの、シニカルでシュールなホームコメディ。松田優作演じる風変わりな家庭教師が沼田家に訪れ、高校受験を控える息子を鍛え上げる様子をユーモラスに描く。映画情報誌『キネマ旬報』(キネマ旬報社)による映画賞『キネマ旬報ベスト・テン』において、1983年に日本映画第1位、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞を受賞している傑作だ。 トークショーが行われたのは、奇しくも松田さんの33回忌となる命日の前日。由紀は、同作について最も印象に残っていることとして、松田さんから顔合わせの際に「この映画は5センチ浮いた芝居をやりましょう」と言われたことを明かした。宮川は3000人以上からオーディションで選ばれたが、松田さんの演じた吉本勝役はオーディションを行うも決まらず、困った末に松田さんにオファーをし決まったというエピソードもあるという。 同作で特に印象的な、クライマックスの長回しのシーンは、1日がかりで撮影されたという。通常映画を撮影する際にはリハーサルを何度も重ねるものだが、松田さんから「もう本番やろうぜ」と言われ、このシーンは1発OKだったと、宮川から明かされた。宮川が松田さんにビンタをされビンタし返すというシーンがあるが、それについて宮川は「『最後におなかいくからな』みたいな打ち合わせは優作さんとしていました。『間髪入れずに殴れ』というのは言われてました」というエピソードを語った。松田さんの中ではどういう画になる、どういうリズムの芝居をする、というイメージがあり、あのシーンを引っ張っていったと、その役者としての凄さについても興奮気味に話していた。 また、伊藤が演じた教師役の裏話も。森田監督は、現役学生の若手俳優からの話を参考にしていたといい、出演者の1人が伝えた「うちの学校の先生はテストの点数が悪い奴に答案丸めて投げる」というエピソードを参考に、伊藤の役が生まれたという。これには司会の笠井も「今だったら大問題ですよ! すぐに『とくダネ!』(フジテレビ)でも取り上げますよ」と、自身が出演していた情報番組名を出して驚きを表現した。 由紀からは故人となった3人の貴重なエピソードも。撮影時、松田さんと伊丹さんと森田監督がよく食事をしていたが、その場に由紀が呼ばれることもあったという。当時は伊丹さんが監督デビュー直前ということもあり、「伊丹さんは中空きがあるとスクーターに乗って新宿の文化座とかに(行って)『今映画3本見てきた』とか言って。ご飯食べるのも忘れて映画の話してらした。そばでその話を聞くだけでも私は幸せでしたね」と振り返った。 トークショーの様子は、日本映画専門チャンネルで放送予定。CS放送やケーブルテレビなどで視聴できる。
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芸能ニュース 2021年11月02日 08時00分
行定勲監督「すでにライバル」若手監督らに対抗心 配信だけでなく劇場公開の重要さを語る
「Amazon Prime Videoテイクワン賞」の上映会が10月30日、第34回東京国際映画祭が開催中の東京・日比谷で行われ、審査委員長を務める行定勲監督が登壇した。 >>全ての画像を見る<< 「Amazon Prime Video」の協賛のもと、日本在住の映画作家の短編作品を表彰する本賞は、今回223本の作品の中から優秀作品を選ぶ。行定監督は審査委員長を務めるが、「(審査委員長に)選出してもらって光栄」と嬉しそうな表情で、「新しい賞ですけど、ここに選ばれた作品は、ここらしい、選出している人がかなり議論しているような、ワクワクするような作品ばかり。そこに参加できるのは嬉しい」と述べる。 参加者に対しては「すでにライバル」と競合相手と見ているとのこと。「新しい作家たちはほぼプロ。これを取りたいという信念を元に撮っている。クライアントがいる作品と違って、作り手の想いの純度が高いものが多く、僕はもう作れないけど、若手ならではの才能を感じる作品がたくさん。その発掘に立ち会えるのは嬉しい」と話す。 コロナ禍で劇場を取り巻く環境が厳しいことにも触れ、自身が手がけた映画『劇場』はコロナの影響で、ミニシアターとインターネット配信を同時に行うことになったというエピソードを紹介。「劇場が閉まるのは想像もつかないことだった。困惑する部分もあった。『劇場』の公開にあたっても、この作品を観客が見たいと思った時に見せないと、自分が思った上映と違ったものになる」と危機感を募らせたといい、「Amazon Primeさんに同日の劇場公開を頼んでOKしてもらった」と振り返る。 その上で、「そうすることが意味のあることだった」と述べ、「劇場でかかることが重要なんです。僕はいつもそれを意識して作っている。スクリーンで見ることと、自分だけの環境で見ることは違う。作り手は見てもらうことが重要。配信プラットフォームの会社と組んで、劇場公開を並行してやれないかと議論することはこれからも必要なこと。劇場で見ることは重要、そして劇場だけでなく、作品の持つ力は配信でも壊れない。それを胸にやっている」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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片桐はいり、巨匠の引退を引き留める? ツァイ監督が「商業映画の引退宣言」の真相を語る
2020年11月09日 23時00分
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芸能ニュース
『ガオレンジャー』集結でファン歓喜! 純烈リーダー酒井「この経験がなければ純烈は生まれていない」
2020年11月09日 12時25分
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芸能ニュース
中条あやみ、代役なしで競技用カヌーに挑戦 劇中のハイジャンプを室伏広治が絶賛!
2020年11月05日 18時10分
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芸能ニュース
「通常ではありえない座組」河瀨直美監督、奈良を舞台にした若手中国人監督作品をアピール「繋げていくのは私たち自身」
2020年11月03日 07時10分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分