東京国際映画祭
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芸能ニュース 2021年11月01日 18時45分
橋本愛、池松壮亮、伊藤沙莉、美山加恋らがレッドカーペットに登場 第34回東京国際映画祭が開幕
10月30日、第34回東京国際映画祭が開幕し、フェスティバル・アンバサダーの橋本愛や、コンペティション部門審査委員長のイザベル・ユペールらが登場してレッドカーペットを闊歩した。 >>全ての画像を見る<< 11月8日まで日比谷、有楽町、銀座地区で開催される本映画祭。今年はコンペティション部門に113の国や地域から1533本がエントリーされている。レッドカーペットではコンペティション部門出品の『ちょっと、思い出しただけ』の池松壮亮、伊藤沙莉、松居大悟監督、ジャパニーズ・アニメーション部門『フラ・フラダンス』の水島精二総監督、声優を務めた美山加恋、富田望生、ガラ・セレクション『GENSAN PUNCH 義足のボクサー(仮)』の南果歩、尚玄、金子拓平、Nippon Cinema Now『親密な他人』の黒沢あすか、中村真夕監督らが姿を見せた。 池松は映画『ちょっと、思い出しただけ』について、「こういう時期で、自分の人生、過去、記憶に触れる機会が多かった。世界中そうだったと思います。みんなで自分たちの人生の記憶を持ち寄って、『過去に色々あったけど今は大丈夫だ』という映画になればいいと思っていました」と撮影時の心境を紹介。伊藤も同作の撮影について、「コロナ禍っていうことをいい意味で忘れた時間もあったし、作品の時間軸が長めで6年間の話。みんなの生活も変わって感慨深いなと思いながらやっていました」と話した。 美山は『フラ・フラダンス』について、「どの国の方にも、言葉がなくとも伝わるダンスがたくさん。この映画も言葉がなくとも伝わる要素がたくさん詰まっていると思います」とアピール。橋本はアンバサダーとして、「まずはこの映画祭がすごく楽しいものになるように少しでも自分にできることをやる。今年は楽しそうな映画がたくさん。みなさんに少しでも知ってもらえるよう頑張りたいと思います」と心境を述べた。 ほかにも、『スパゲティコード・ラブ』の八木莉可子、三浦透子、丸山健志監督、『グッバイ、ドン・グリーズ』の梶裕貴、いしづかあつこ監督、『よだかの片想い』の中島歩、安川有果監督、『三度目の、正直』の川村りら、小林勝行、野原位監督、『なぎさ』の山崎七海、古川原壮志監督らも姿を見せ、会場に華を添えた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2021年11月01日 15時30分
仏女優イザベル・ユペール、東京国際映画祭「開催されたのは勝利だと思います」橋本愛もコロナ禍の開催喜ぶ
女優の橋本愛とイザベル・ユペールが10月30日、東京・銀座で開催されている第34回東京国際映画祭(TIFF)のオープニングセレモニーに出席。同映画祭への思いなどを語った。 >>全ての画像を見る<< 11月8日まで日比谷、有楽町、銀座地区で開催される本映画祭。今年はコンペティション部門に113の国や地域から1533本がエントリーされている。橋本は映画祭のフェスティバル・アンバサダーを、ユペールはコンペティション部門の審査委員長を務める。 橋本はセレモニー前にレッドカーペットを闊歩。「コロナ以前はレッドカーペットも周りにお客さんがいて、みなさんと交流できる楽しいイベントだったんですけど」と前置きしつつ、「でも、同時に今年こういう状況で映画祭が開かれたことに、ありがたみをじんわり感じれる時間でもありました」とレッドカーペットを闊歩した感想を述べる。 司会者の中井美穂とのトークでは、「ポストコロナで、その後の映画界はどうなるか」との質問を受けたが、「個人的な体感としてはあまり変わらないと思うんです」と持論を述べ、「映画祭を通して、日本に対しても世界に対しても、民族や国の垣根を超えたものを届けられるのはありがたいです」とコメント。また、「海外の人にオススメした日本の映画館の魅力」についても問われたが、「海外の映画館にあまり行ったことはないんでわからないですけど、映画館はその場所、その場所でカラーや空気感、座席の質感が違う。映画のセレクトももちろん違う。そこの映画館でしか味わえない空間があるのが大好きなところです」と話した。 フランスから来日したイザベル・ユペールは「コンバンワ」と日本語であいさつ。「このようなコロナ禍において映画作りはチャレンジ。でも、このような中、映画祭が開催されたのは勝利だと思います」とスピーチ。「わたしたちはここで一緒に映画を見るべきだと思います。これはコロナ禍にわたしが一番やりたかったことでもあります。わたしたちは映画が必要です。そして映画はわたしたちを必要としています」と呼びかけて会場の拍手を浴びていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2021年09月30日 10時00分
橋本愛、「愛されなかったからこそ愛を知った」人生を変えた思い出の映画明かす
女優の橋本愛が28日、都内で開催された『第34回東京国際映画祭』(10月30日~11月8日)のラインナップ記者会見に映画監督の吉田恵輔と出席した。 >>全ての画像を見る<< 橋本は同映画祭のフェスティバル・アンバサダーに、吉田監督は「Nippon Cinema Now」部門特集監督に選出。安藤裕康(東京国際映画祭チェアマン)、市山尚三(プログラミング・ディレクター)、藤津亮太(「ジャパニーズ・アニメーション部門」プログラミング・アドバイザー)各氏らと共に壇上に上がって映画祭への意気込みを述べた。会見では、上映作品ラインナップの発表やイベント・概要の発表、審査員の発表も行われた。 毎年開催される同映画祭だが、橋本はプライベートで足を運んで映画を観に行くこともあったと言い、「この季節になると、暇な時間に上映スケジュールを調べて観に行ったりするんです。自分の日常の延長線上にこの映画祭がある感じがします」と親近感を感じている様子。今年のラインナップに関しても、「クリント・イーストウッド監督のオープニング作品が見たいです。あと、わたしは身体芸術が大好き。田中泯さんの映画も見たい」と目を輝かせて話す。 アンバサダー就任に関しては「映画、文化、芸術が、日本の島国という地中深くに根を張っていけたらいいなって願っているんです。みなさんの生活の中にもっと芸術がはびこっていければいいなって。この映画祭も、水面下にみなさんの生活の中のもっと大きな一部になれたらいいなと思います」と意気込む。 橋本はまた、過去にチリの鬼才・アレハンドロ・ホドロフスキー監督の『エンドレス・ポエトリー』(2016年)を同映画祭で観て感銘を受けた経験も紹介。「人生を丸ごと救われたような経験になった」と述べ、「映画の中に印象的な場面があったんです。『愛されなかったからこそ愛を知ったんだ』ってセリフがあって、目から鱗な気分になりました。得られなかったからこそ必要なものがわかる。それを教えてくれたこの映画に感謝の気持ちを覚えました。わたしの人生を変えてくれた一本でした」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2020年11月10日 18時10分
柳楽優弥、「日本映画が大好き」コロナ禍の映画界への思い語る 新作映画に「最高の時間が過ごせました」
俳優の柳楽優弥が9日、『第33回東京国際映画祭』が行われている東京・六本木で開催された同映画祭のクロージングセレモニーに出席。主演作で、この日のクロージング作品になっていた『HOKUSAI』への思いを共演者の田中泯、企画・脚本の河原れん氏、橋本一監督とともに語った。 >>全ての画像を見る<< 葛飾北斎の謎めいた生涯を描く本作に主演した柳楽は「世界的な日本のアーティストを演じるということで、とてもやりがいのある最高の時間が過ごせました」と同作の撮影を回顧。「2020年は大きな時代の転換期でもありましたが、そんな中で、何かをめざす情熱を維持しようと頑張っている人たちにとって、追い風のような存在の映画になってくれたらいいなと思います」と述べ、「日本映画が大好き。(コロナ禍の時代に)負けずに映画界を盛り上げていきたい」と感慨深げな表情で映画界への思いを語った。 田中も「ひたすら光栄な時間を過ごさせてもらいました」と同作の撮影を振り返る。「言いたくないセリフがある映画も過去にはあったけど、今回はほとんど納得させられるセリフばかり。やりがいがあった」と役者としての手応えを感じた作品になったという。 橋本監督も「『北斎』は世界に名の知れたアーティスト。優れたエンターテイナーでもあり、それは映画のクリエイターたちにも通じるものがあるのではないかと思って撮影していました。アーティストでありエンターテイナーであるその北斎の両面を、彼がどんな風に生きてお客さんに届けていったかを描いてみたつもりです」と本作を紹介。河原氏も「いろんな逸話がある人ですけど、全てを入れ込むと面白くない。何が北斎を突き動かしていったのかを中心に描いていきました」と本作の制作過程を振り返っていた。(取材・文:名鹿祥史)『第33回東京国際映画祭』開催期間:2020 年 10 月 31 日(土)~11 月 9 日(月)会場: 六本木ヒルズ、EX シアター六本木、東京ミッドタウン日比谷、日比谷ステップ広場ほか
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芸能ニュース 2020年11月10日 15時15分
のん「ここに一生いたい」 女優業は自分にとっての「生きる術」、主演作が東京国際映画祭『観客賞』に
女優ののんが9日、「第33回東京国際映画祭」のクロージングセレモニーに登壇。同映画祭の観客賞に主演作の『私をくいとめて』が選ばれ、大九明子監督と共に受賞の喜びを語った。 >>全ての画像を見る<< 観客賞はショーケース部門「TOKYOプレミア2020」の中から、観客の投票によって選ばれる。のんはセレモニー後、会見を開くと「素晴らしい賞をいただいて喜びでいっぱい。わたしごとではありますが、何年ぶりかの主演映画。心から嬉しい」と満面の笑みを浮かべた。 受賞の連絡は昨日、音楽の生配信番組の放送中に来たと言い、「スタッフから聞きました。音楽ライブが終わった直後にスタッフの方から『受賞しました』って。嬉しくって『わー!』ってなってしまって、ライブのスタッフがみんなで拍手してくれて、みんなで嬉しい気持ちを共有しました」と興奮気味に振り返る。観客が選んだ賞という部分も嬉しかった理由の一つだといい、「映画は見てくださる方がいて、その方々の心に届いて作品が完成していく。たくさんの方に届いて賞をいただけて大興奮です」と話す。 自身にとって女優業とは何かを問われると、「わたしは本当に女優のお仕事が大好き。ここに一生いたいと思っています」とにっこり。「十代の時にわたしは女優をやっていなかったら何をやっていただろうって思ったけど、何も思いつかなきませんでした。実家の妹に電話して聞いてみたりしたんです。そしたら妹に『その辺でのたれ死んでいると思う』って。やばいやばい、この道があってよかったって。これは自分の生きるすべだって。それまでも大好きでこれで生きていきたいと思っていたけど、『あ、ここしかないんだ』って気持ちが固まりました」と思いを語った。 主演作という事に関しても、のんは「主演映画は本当に特別だと思うんです。たくさん自分のシーンがあって、ずっと演技をしていられる。それが至福、幸せだなと思います」とコメント。「映画は本当にたくさんの人が集まって、それぞれが技術を持ち寄って、たくさんの人の思考が同じところに向かっていくのがたまらない」と述べ、「みんなで『これ絶対いいシーンだね』っていうのがあると、すごく幸せな気持ちになれます。そこがわたしにとって映画が特別な部分である理由だと思います」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2020年11月09日 23時00分
片桐はいり、巨匠の引退を引き留める? ツァイ監督が「商業映画の引退宣言」の真相を語る
アジアを代表する映画監督と日本の映画人を招いて行われるトークセッション『アジア交流ラウンジ』が6日、第33回東京国際映画祭の開催地の一つである東京・日比谷で行われ、女優の片桐はいりが登壇。台湾を代表する映画監督のツァイ・ミンリャンとオンラインでのトークセッションを行った。 >>全ての画像を見る<< モデレーターの市川尚三氏も参加して行われた本イベントに参加したツァイ監督は、第21回東京フィルメックスの特別招待作品として出品された新作『日子(英題:Days)』が公開予定だ。片桐はツァイ・ミンリャンの映画の大ファンであるといい、「ユーロスペースで、台湾映画の面白いのやっているよって言われて拝見したのが最初。『愛情萬歳』(1994年)からずっと見続けています」とコメント。 ツァイ監督が商業映画引退を宣言した『郊遊(ピクニック)』(2013年)で来日の際には、「それを引き留めよう」とイベントに駆けつけたこともあったといい、「(そういう経緯があったからこそ)今日『日子(英題:Days)』を見れた喜びといったら」と頰を緩ませる。 ツァイ監督は片桐が指摘した商業映画引退宣言の真相について、「『郊遊(ピクニック)』を撮り終えた後、いろんな思いがやってきて、観客がチケットを買って見る映画はもう撮りたくないって思ったんです」と振り返ると、「わたしは一作ごとにチケットを街頭で売っていたりしたんです。それは疲れる作業でもありました。商業映画は(ヒットのために)どうしても入れなきゃいけない要素なんてものも出てくる。それで疲れていたんでしょう」と自身の当時の思いを分析。 その上で、「映画を撮りたくないというのは、チケットを売りたくないということ。映画を撮らないと言ったわけではありません。別の方法で映画を撮るという手段は捨てていなかったんです。撮りたいようにしか映画を撮りたくないと思っただけ」と、商業路線ではない作品に力を入れようという意味での商業映画引退宣言だったと説明した。 来年は東京で舞台をやる予定もあるといい、「コロナ禍でどうなるかわからない。でもわたしは東京で舞台をきちんとやりたいと思っています。ぜひコロナが何とか収まってほしい」と話すツァイ監督。「コロナに限らず、映画を見る行為は多様化している。でも内容はどうか。映画館で見るのは単一(どれも似たもの)になっている。Netflixなどでの配信作品に関しても、単一なフィルムしか出て来ていないと感じています。映画館自体新しい形態になるべきだと思っています。もっと、例えば美術館形式のものがあってもいいんじゃないか。そこでアートフィルムをかけるとか」と今後の映画界への思いなども熱っぽく語っていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2020年11月09日 12時25分
『ガオレンジャー』集結でファン歓喜! 純烈リーダー酒井「この経験がなければ純烈は生まれていない」
純烈の酒井一圭が企画する「スーパー戦隊サプライズフェスティバル」が8日、第33回東京国際映画祭の会場の一つである東京・日比谷で開催され、酒井自身がガオブラック役で出演したスーパー戦隊シリーズの25作目「百獣戦隊ガオレンジャー」のトークショーを、ガオレッド役の金子昇、ガオイエロー役の堀江慶、ガオブルー役の柴木丈瑠を交えて行った。 >>全ての画像を見る<< 「ガオレンジャー」は、2001年2月18日から2002年2月10日までテレビ朝日系列で放送された東映制作の特撮テレビドラマ。百獣の王・ライオンを始めとする様々な動物をモチーフとしたヒーローが登場する。 酒井は登壇すると、純烈がこの「ガオレンジャー」の影響を強く受けたグループであることを紹介。「『ガオレンジャー』の経験がなければ、純烈は生まれていない」と断言し、「やり方が一緒なんです。純烈は、みんながみんなを応援しようよっていうグループを作ろうと思ったんです。だから、『ガオレンジャーだよこれ』って言っていたくらい。『ガオレンジャー2』ですよ」と、純烈と「ガオレンジャー」の関係を紹介。 放送当時は競馬で作った400万円もの借金があったといい、「ガオレンジャーでみんなと出会った時は、競馬で借金があって大変だったけど、僕だけでなく金子さんや堀江さんもそうだった。撮影中もなんとかしようって、そんな話をロケバスで一緒にしていて、“現実戦隊”みたいでした」とため息。 ガオレッドの金子も「まさか20年経って、いまだに『ガオレンジャー』としてお仕事をいただけるのは本当に幸せなこと」と感慨深げ。「来年20周年なので、何かやれればとも思っています。コロナもありますから、期待をせずにみなさん待っていてください」と述べ、「『ガオレンジャー』を東京国際映画祭で上映なんて、奇跡はあるんだなって」としみじみと述べる。 柴木は撮影当時18歳だったといい、「一番大変だったのは堀江くん。撮影中に芝居のことを熱く語ってくれるけど、言ってること面倒くさいし難しいし、何言っているんだろうって。金子くんはいい人でした。自分がまだ右も左も分からない中、(そういう楽しい仲間が身近にたくさんいて、)1人じゃなくてよかったなって思いました」と当時の撮影を振り返る。 イベントには、同作のプロデューサーだった日笠淳、横塚孝弘、声優の稲田徹も飛び入り。同作でハイネスデュークオルグ・シュテンの声を担当していた稲田は「ガオレンジャーは戦隊で初めてのレギュラー」だったといい、「ワンクールで退場ですごくがっかりしたのを覚えています。わたしは戦隊との相性は声優界一番いい」と戦隊シリーズには数多く出演したとのこと。酒井ともその後、仕事などで共演する機会が多かったといい、「酒井さんとは『ガオレンジャー』後に新宿のロフトプラスワンで地下にこもって、楽しいことをたくさん一緒にさせてもらったりしました。また、新宿の地下に帰ってきてほしい」と酒井に呼びかけていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2020年11月05日 18時10分
中条あやみ、代役なしで競技用カヌーに挑戦 劇中のハイジャンプを室伏広治が絶賛!
女優の中条あやみが4日、第33回東京国際映画祭が開催されている東京・六本木で行われた主演映画『水上のフライト』(11月13日公開)の舞台あいさつに、共演者の小澤征悦、本作のメガホンを取った兼重淳監督と出席。途中、ゲスト登壇した室伏広治スポーツ庁長官から、劇中披露したという陸上のハイジャンプを絶賛され、「この映画は金メダル」と嬉しそうな表情を見せた。 >>全ての画像を見る<< 本作は実話を元に、事故で歩行困難となったヒロイン・遥がパラカヌーと出会い、周囲に支えられながら夢に向かって前進していく姿を感動的に描くヒューマンドラマ。中条は登壇すると、「みなさんの愛でできた作品。たくさんの人に見てもらいたい」と感慨深げにあいさつ。 撮影では、競技用のカヌーを練習し、代役を立てずに、自分で漕いで演技をしたといい、「乗るだけで一か月かかると言われているんです。練習期間はそんなに長くなかったけど自分の力でしっかり漕いで、スクリーンに臨場感が出るといいなって頑張りました。全部自分でやることができてよかったなと思います」と嬉しそうに語る。 陸上のハイジャンプにも挑戦しているといい、これに室伏が「かなり努力されたんだと思います。ハイジャンパーのようで、素晴らしいシーンになっていました」とエールを送ると、中条も思わず笑顔。「その言葉をいただけただけでこの映画は金メダルです」と頬を緩ませた。 映画の内容に絡め、スランプや挫折を経験した時にする工夫も話題に上がったが、中条は「日記にその出来事を書くようにしています。後から見返した時にこんな出来事があったから今の自分があるんだなって思えるように。今思えば小さい悩みだったなって。強くなるための経験としてそういうことも日記に書くようにしています」と自身の工夫を明かしていた。(取材・文:名鹿祥史)第33 回東京国際映画祭開催期間:2020 年 10 月 31 日(土)~11 月 9 日(月)会場: 六本木ヒルズ、EX シアター六本木、東京ミッドタウン日比谷、日比谷ステップ広場ほかhttps://2020.tiff-jp.net/
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芸能ニュース 2020年11月03日 07時10分
「通常ではありえない座組」河瀨直美監督、奈良を舞台にした若手中国人監督作品をアピール「繋げていくのは私たち自身」
11月1日、東京国際映画祭の特別上映『再開の奈良』の上映後トークに、河瀨直美監督と俳優の國村隼が登場した。 『再開の奈良』は、今後の活躍が期待される若手の映画監督がメガホンを取り、奈良を舞台にした映画を撮影、それを世界へ発信するという、なら国際映画祭プロジェクト「NARAtive(ナラティブ)」の2019年作品。河瀨直美×新進気鋭中国人ポンフェイ監督が奈良県御所市を舞台に本作を製作した。メインキャストは國村隼、ウー・ヤンシュー、イン・ズー、永瀬正敏、劇団EXILEの秋山真太郎も出演の、中国と日本を繋ぐ映画となっている。 本作でプロデューサーを務めた河瀨監督は、「通常ではありえない座組」だとした上で、「海外の若い監督が地方都市の田舎に行って映画を撮る、ということは、間に入った人のコミュニケーション次第で、とてもリスクがあります。映画を撮るということが、地方都市の田舎の村では初めてのことだったりするので、奈良に生きている人たちが積極的にこの映画に関わるということをしなければいけない。なら国際映画祭のスタッフたちが、(現地の人が)いつも暮らしている場所としての村を、映画の舞台として昇華していかなければいけないということです」と、この作品製作の難しさを語った。 >>橋本愛「自分や大切な人がいつ死ぬか分からない恐怖が常にある」コロナ前後の想い語る キム・ボラ監督と東京国際映画祭でトークセッション<< 國村は、ポンフェイ監督について「この作品を見てくださった方が感じていらっしゃるであろう“あったかーい”感じ、これが彼の人柄そのままだなと思う」と話した。本作でも特に印象的な、出演者がひたすら歩いているというラストシーンについては「國村さんなんもいわんとずーっと歩いといて」と言われたそうで、1テイク10分間を3テイク撮影したと、裏話を明かした。 このシーンについて河瀨監督は、「ポンフェイがこだわった、みなさんを3回も歩かせながら、歩き続けた道の先というものが、私たちが作っていく未来なんじゃないかな、と思っています」と、本作のキモとなるシーンだと明かした上で、「この映画に明確な結末はありません。分断のたくさん起こってしまっているこの地球上で、それを繋げていくのは、ポンフェイはじめ私たち自身なんじゃないかな、と思っています。みなさんもこの映画を見て、そのような気持ちになっていただけたら、本当に嬉しいと思います」と話した。 國村も、「(観客の)みなさんがどんなふうにこの映画を受け止めてくださったのか不安でしたけど、今みなさんと過ごさせてもらって、みなさんがあったかくこの映画を受け取ってくださったんだな、とホッとしています。もっと多くの人がこの映画を世界中で見てくださったら嬉しいです」と、本作の持つ影響力に期待を寄せた。第33 回東京国際映画祭開催期間:2020 年 10 月 31 日(土)~11 月 9 日(月)会場: 六本木ヒルズ、EX シアター六本木、東京ミッドタウン日比谷、日比谷ステップ広場ほかhttps://2020.tiff-jp.net/
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芸能ニュース 2020年11月02日 21時45分
東京国際映画祭開催で役所広司が挨拶 深田晃司監督は『鬼滅の刃』大ヒットに映画業界人として「御礼申し上げたい」
10月31日、第33回東京国際映画祭が開催となった。今年は新型コロナウイルス感染予防対策のため、毎年恒例の六本木ヒルズアリーナでのレッドカーペットイベントは実施されず、東京国際フォーラムホールCのロビーにてレッドカーペットを模した「レッドカーペットアライバル」を実施。レッドカーペットアライバルには総勢56名の豪華なゲストが華やかな姿で登場し映画祭を彩った。 >>全ての写真を見る<< フェスティバル・アンバサダーを務める役所広司もラインナップ記者会見に引き続き祝福に駆け付け、「今回の映画祭の開催はこれまでとは異なる形ですので、実行委員の皆様はとても苦労されたかと思います。いよいよ今日から始まります映画祭、観客の皆様を頑張っていきたいと思います」と“映画祭の顔"らしく堂々と挨拶。今年は例年とは違い、観客が良かった映画を自ら選ぶ「観客賞」が選出されることに対し、映画を観る時に大事にしている視点を問われた役所は「観客が映画を評価するのは一番正しいこと。でも世界中の映画人が人生をかけて作った作品を評価するのには責任を感じてしまいますね。素直に心を動かされた作品に投票することが大事だと思います。観客の皆さんが重要な役割を担うというのは映画祭の熱気につながると思うので、とてもいいことですよね。映画産業を盛り上げる賞になるのではないかな」と期待を寄せた。 日本映画界のいまを写し出す「Japan Now部門特集」からは深田晃司監督が森崎ウィン、筒井真理子と共に登場。部門の選出について深田監督は「本当に驚きました。自分にはまだ特集組んでもらえるようなキャリアはないと思っていたので。しかし2010年に『歓待』という作品で賞をいただいてからちょうど10年なので、もっとがんばれと叱咤激励を受けたと思っています」とコメント。また、記録的ヒット中のアニメ映画『鬼滅の刃』が映画界の活気を取り戻す起爆剤になっているとして、「この大ヒットについてはムーブメントを作り出した人たちに、この業界の末席にいる1人として御礼申し上げたい」と、映画界を代表して感謝の言葉を述べた。深田監督の『よこがお』で2019年度の第70回芸術選奨映画部門において文部科学大臣賞を受賞した筒井からは、「コロナ禍で授賞式が中止になってしまいまして、残念なことに立派な賞状を宅急便のお兄さんから頂いたことがとても印象深かったです」とのエピソードが明かされ会場を驚かせた。 第33回東京国際映画祭のオープニング作品に選出された『アンダードッグ』からは、武正晴監督、俳優の北村匠海と瀧内公美、脚本家の足立紳、佐藤現プロデューサーが登壇。主演を務めた森山未來は大阪で舞台公演中のため、リモートでの参加となった。冒頭の挨拶では全員口々にオープニング作品に選ばれた喜びを語った。そして、映画祭への想いも述べた武監督。「非常に意義深い作品でこうやって映画祭に呼んでいただき、非常に光栄に思っています。こういう場所でいろんな映画人たちともっともっと映画の話をして、次の企画を考えていきたい。映画祭とはそういう場所であってほしいと思うので、ぜひ映画祭の中でいろいろな交流を進めていただきたいと思っています。本当にこういう場を与えていただけると、『やっぱり(映画製作を)やめられないな』と思いますので」と熱いメッセージを残しイベントを締めくくった。第33 回東京国際映画祭開催期間:2020 年 10 月 31 日(土)~11 月 9 日(月)会場: 六本木ヒルズ、EX シアター六本木、東京ミッドタウン日比谷、日比谷ステップ広場ほかhttps://2020.tiff-jp.net/
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