大谷翔平
-
スポーツ 2022年04月08日 11時00分
大谷翔平、今季は盗塁数が激減?「新DH制ルール」が及ぼす影響を現地メディアが指摘
「一人2役」じゃないのかよ!? 日本時間4月8日午前10時38分、エンゼルスの大谷翔平選手がアストロズとの開幕戦に「1番・投手」で出場する。 そう、指名打者制(以下=DH)に関するルール改定がされたので、「先発投手」と「DH」の2役で出場すると思われたのだが、ジョー・マドン監督はDH制を解除し、本来の9人野球で戦うことを選択した。 >>大谷翔平、調整順調も深刻な問題? 現地メディアは登板間隔に懸念も本人は多くを語らず<< 「新DH制は『大谷ルール』とも呼ばれています」(米国人ライター) 改定されたDH制だが、大谷は「先発投手」と「DH」の2役で出場することができる。投手として降板した後も、DHとして試合に出続けることができるように“変更”されたわけだが、この恩恵を受けるのは大谷だけ。だから、「大谷ルール」と呼ばれているのだ。 「エンゼルスは大谷ルールを利用すべきです。『投手・大谷』を降板させた後も、1番バッターとして打席に立たせれば、その分、得点を挙げるチャンスも広がります」 マドン監督の選択に首を傾げる取材陣も少なくなかった。 しかし、開幕直前の4月5日(現地時間)、ドジャースとのオープン戦を中継していた米放送局BSウエストで、実況アナウンサーと解説者のこんなやり取りが見られた。 「大谷は昨季と同じくらい盗塁を仕掛けてくると思いますか?」 「いや、昨季よりも減ると思うよ」 2021年シーズン、大谷は26盗塁をマークした。リーグ5位である。 マドン監督は大谷を1番バッターで起用していくプランも明かしており、アナウンサーもそのことを前提に「盗塁数」のことを質問したのだ。 しかし、解説者はそれを否定した。その理由はこうだ。 「去年、大谷が積極的に盗塁を仕掛けたのは、得点圏の二塁に進むため。でも今年は、主力打者のトウラト、レンドンが復帰してきたから、盗塁を仕掛ける必要がないんだ」 その解説者とは、マーク・グビザ氏。エンゼルスのOBでもある。独自ルートで情報も掴んでいたのだろう。 その盗塁について、こんな見解も聞かれた。 「マドン監督は盗塁による体力の消耗を心配していました。投手で出場した時は大谷も盗塁を自重してくれるので、開幕戦で『1番・投手』で起用したのは、走って体力を消耗させないためでしょう」(前出・米国人ライター) 昨季、96個の四球を選んだが、一塁ベース上では常に「隙があれば」という“盗塁狙い”のスタンスも見せていた。そんな実直さも彼の魅力ではあるが、ペナントレースは長い。 「メジャーリーガーの故障は、走塁絡みのアクシデントが多いんです。野手との接触、不意をつかれた時の帰塁で指先を負傷することも少なくありません」(前出・同) 指先の怪我は、投手にとっては致命傷にもなりかねない。 今後、大谷ルールを適用し、投打の2役で“フル活動”させなければならない試合も出てくるだろう。開幕戦でDH制を解除したのは大谷を守るためであり、地区優勝のカギを握っている大事な選手とも言えそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2022年04月05日 04時00分
大谷翔平、オフシーズンのルーティーンを明かす 意外な習い事も? 限定カラーの『エアーポータブルモバイルマット』登場!
エンゼルスの大谷翔平がセレクトしたデザインの『エアーポータブルモバイルマット 大谷翔平モデル』が、4月5日より発売。これを記念して大谷選手のインタビュー動画が特設サイトにて公開された。 >>全ての画像を見る<< 『エアーポータブル モバイルマット』とは、外泊時のホテルなどで使用できる持ち運び用マット。表面の凹凸構造が体圧を分散し、ベース部が体をしっかりと支えリラックスした眠りに導いてくれるという。また、通気路の『クロスホール』を縦方向と横方向に採用し、睡眠中の接触面の不快感を軽減してくれる。今回の大谷デザインは、大谷をイメージさせるレッドをメインにホワイトをアクセントにした限定カラー。大谷のサインを記した限定ラベル付きとなっており、持ち運び用ケースは正面に大谷のサイン、側面にSHOHEI OHTANI LIMITED EDITION”の文字を配したデザインになっている。 公開されたインタビュー動画では、大谷が幼い頃から現在までずっと大切にしてきた実生活でのルーティーンを紹介。表舞台で活躍し続けている大谷だが、オフシーズンについても語っている。また、シーズン中でもオフシーズンでも変わりなく大切にしている“軸”についてのトークは、これからスポーツに力を入れていきたい人や健康意識を高めていきたい人必見の内容に。 オフシーズンのルーティーンについて大谷は「大体練習が10時ぐらいからスタートするので、8時ぐらいに起きてご飯を食べて、少しゆっくりしてから練習場に行って練習します。練習時のスケジュールは、ウエイトやトレーニングがあるかどうかで終わる時間が1~2時間変わるのですが、遅くても3時くらいには帰ります」とコメント。オフシーズンの睡眠については「リラックスした状態で寝ることができます。次の日投げなきゃいけないプレッシャーはないので、ちゃんと睡眠が取れる環境はあるかなとは思います」と振り返った。 また、子供時代については「僕が野球始めたのは小学校2年生の秋、3年生になるかならないかぐらいの時で、小学校の時は土日が基本的に野球の練習や試合があったりという感じでした。リトルリーグに所属していたものの、地元の少年野球団みたいな所には入っていなかったので、平日は普通に遊んだり、5年生か6年生ぐらいまでは週2でスイミングをしていたので、その練習をしていました」と明かした。 『エアーポータブル モバイルマット 大谷翔平モデル』は、西川公式オンラインショップなどで、西川創業456年に合わせ456本限定販売となっている。インタビュー掲載ページ:https://www.airsleep.jp/ohtani/『エアーポータブル モバイルマット 大谷翔平モデル』商品詳細ページhttps://www.airsleep.jp/lineup/sx.html
-
スポーツ 2022年03月23日 11時45分
大谷翔平、調整順調も深刻な問題? 現地メディアは登板間隔に懸念も本人は多くを語らず
今年こそ、2ケタ勝利&2ケタ本塁打の偉業達成を! エンゼルス・大谷翔平投手がロイヤルズとのオープン戦で、今季初登板を果たした(日本時間/3月22日)。2回1/3を投げて、被安打3安打失点1。奪三振数は「5」。「投手」としての調整は、順調に進んでいるようだ。 同日のピッチングのポイントは、2つ。“ヘンな軌道の変化球”を投げていた。その正体と、次回登板に向け、何日間、間隔を空けるのか、だ。「登板間隔」を確認するのは、大谷が開幕投手を務める可能性も出てきたからだ。 「エンゼルスは先発投手の補強に成功したとは言い切れないので。大谷が先発陣の主軸を務めなければなりません」(米国人ライター) >>エンゼルス・大谷翔平、先発補強不発のツケを払わされる? 開幕いきなり“リアル二刀流”へ準備中<< また、「打者・大谷」に関しては、こんな情報も飛び交っていた。 「今季は1番バッターとして起用していくようです。レンドン、トラウトの強打者が復帰してきます。マドン監督は『1番・大谷、2番・トラウト、3番・レンドン』の打順を考えています」(現地メディア) 昨季は、主に2番で出場していた。1番になっても、「打者出場」による体力的な負担は、大きく変わらないだろう。 「対戦投手のマークがレンドン、トラウトにも分散するので、2人の復帰は『打者・大谷』にとってもプラス材料です」(前出・同) しかし、「投手・大谷」は心配だ。 昨季は中5日か、6日を空けて先発起用されてきた。メジャーリーグの先発投手は「中4日」で投げるのが通常とされている。中4日で投げられないのは打者出場による二刀流のためだが、先のレンドン、トラウトの復帰に重ねて、 「大谷には投手出場に重点を置いてもらうのではないか。打者・大谷の抜けた分はレンドンらで補ってもらえるのだから」 とも予想されている。 次回登板が中4日になるのであれば、投手出場に重点を置いた起用になるだろう――。そんな予想を立て、開幕投手の探りも兼ねて、「登板間隔は?」の質問が大谷にぶつけられた。 大谷はこう答えていた。 「中(登板間隔)を空けて球数をそれなりに多く投げる調整もありますし、ある程度球数を抑えて間隔を短くして試合をこなすという調整もあると思う。(マドン監督と)話しながら…」 はぐらかされてしまった。中4日で少ない球数での登板を繰り返していくとなれば、たとえチームが勝利しても、大谷に勝ち星がつかない試合も増えてくる。 日米のファンは1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりとなる同一シーズンの「2ケタ勝利、2ケタ本塁打」に期待しているのだが…。 「ヘンな軌道の変化球についても、はぐらかされてしまいました。スプリットのような落ち方をするんですが、これまで投げてきたスプリットとは違って、球速が遅いんです。タイミングを外され、空振りしたバッターもいました」(前出・米国人ライター) 大谷はその“珍球”について、「確かめる必要はない」と笑っていた。この新しい変化球で投球数を激減させることができれば、勝ち投手の権利となる5回まで投げられるかもしれない。ともあれ、まずは「開幕投手・大谷」が見たい。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2022年03月10日 11時00分
大谷翔平、打率3割クリアは固い? 現地メディアも期待するシフト禁止ルールのメリットとは
大谷翔平は本当に来るのか? 日米の両メディアは、その不確かな情報に惑わされてしまった。 新・労使協定を巡る両者の話し合いが長期化し、それを憂いた選手会が、「合同キャンプ」を主催した。そこに、「大谷も来るらしい」との“未確認情報”が飛び交ったのである。 「米アリゾナ州のメサ市内にある球場施設で、合同キャンプが行われました。大谷はそこからクルマで移動できるところにあるジムでトレーニングをしています。個人でできる練習には限界がありますし」(現地記者) 交渉は難航しているが、合意できた議案もある。2023年からの「ルール変更」だ。 「大谷シフトがなくなります。極端に守備位置を変えるシフトが禁止となり、投手が捕手からボールを受け取ってから、投げるまでの時間を厳しくチェックされることになりました。ベースも3インチ(約8センチ)ほど大きくなります」(米国人ライター) 左バッターの大谷が打席に立つと、遊撃手が二塁ベースを越えて、一・二塁間まで移動してくることもあった。 MLB公式サイトによれば、昨季、大谷がセンターから右方向に打った打球は約77パーセント。内野手の頭上を越えていく打球ならともかく、本来ならば、一塁手と二塁手の間を抜けていく“ゴロ・ヒット”が「大谷シフト」によって阻まれてきた。 「2割5分7厘に終わった打率が、3割に到達するとの計算も弾き出されました」(前出・同) 新ルールは「打者・大谷」の打率アップにつながりそうだが、こんな見方もできる。 「投手・大谷」の別の一面もクローズアップされるのではないだろうか。 「大谷は守備も巧いですよ。極端な守備シフトの禁止案に選手会が賛成したのは、守備で好評価を受けてきた選手たちが、極端なシフトによって、アピールする機会を失っていたからです」(前出・現地記者) 大谷は守備も巧い。バントの少ないメジャーではその打球処理の速さをアピールできなかったが、エンゼルスも右方向への打球が多い左バッターに対し、「大谷シフト」を模倣してきた。 それがなくなれば、投手・大谷が一塁ベースカバーに走らなければならない場面も増えてくる。そのスピードと正確さに米国ファンは驚くはずだ。 また、投球モーションを開始するまでの時間が厳しく制限されるのであれば、捕手とのサイン交換も迅速に済ませなければならない。試合時間の短縮が目的だが、「間延びしない分、バッターは自分のテンポで打てる」とも言われているが、 「近年、日本プロ野球界では走者のいない場面でもクイックモーションを使って、対戦打者のタイミングを外しています。大谷も日本ハム時代に使っていました」(プロ野球解説者) と、むしろプラスになるとの声も聞かれた。 大谷が合同キャンプへの参加を見送った理由は分からない。 そう言えば、2月上旬に開かれた選手会の決起集会にも姿を見せなかった。「金銭交渉よりも野球がしたい」と捉えているのだろう。その気持ちが、熱くなりすぎたオーナー陣営と選手会代表者にも届けば良いのだが。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2022年02月28日 11時00分
大谷翔平、「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」は達成できない? 長引く日程遅れで浮上する深刻な問題とは
日本時間の3月1日、メジャーリーグは予定通り、3月31日(現地時間)にペナントレース開幕戦を行えるのかどうか、“ファイナル・アンサー”を出す。現地時間2月25日、本来ならば、オープン戦も始まっていた。今季のメジャーリーグの日程はゴチャゴチャになり、その被害を受けるのは大谷翔平選手のようだ。 「大谷はオープン戦の成績があまり良くありません。打撃成績が特にそうなんですが、マシン打撃とは異なるピッチャーの生きたボールに対応するのに、他選手よりも時間のかかるタイプなのでしょう」(米国人ライター) 日本のプロ野球解説者たちも同様の指摘をしていた。投手、打者の双方の調整、さらに投手登板した翌日以降の疲労度合いなど、他選手よりもやらなければならないことがたくさんあるからだろう。 >>エンゼルス・大谷翔平、先発補強不発のツケを払わされる? 開幕いきなり“リアル二刀流”へ準備中<< 「今季ペナントレースの試合数を減らす案も、選手会、メジャーリーグ機構の両方から聞こえてきました」(前出・同) 大谷は本塁打王のタイトルも射程圏内にある。しかし、投手・大谷はエンゼルスの大黒柱的な存在であり、今季からア・リーグ、ナ・リーグともに指名打者制(=以下DH)が採用される。 これまでナ・リーグ球団主催ゲームではDH制が使えなかったため、ベンチスタートとなることもあった。ナ・リーグのDH制採用により、「大谷の打席数が増える」という見方もあるが、投手に専念し打席に立たない試合も出てくるだろう。 今季、改めて「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」にも挑戦するわけだが、勝ち星、本塁打の数字はともに積み上げていくものだ。ペナントレースの試合数削減はマイナス要素でしかない。「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の偉業を阻む原因は、MLB機構と同選手会の新・労使協定の交渉難航に尽きる。本来なら、オープン戦がスタートしていた25日のことだ。MLB機構は公式ホームページで「3月8日以降のオープン戦スタートに」と伝えていた。 「その25日、MLB機構と同選手会が直接対面しての話し合いを行っています。時間にして約5時間、ロックアウト突入後、最長の時間が費やされました」(現地取材記者) しかし、その5時間だが、前出の米国人ライター、現地メディア、関係者などの話を総合すると、実際に対面しての議論に全てが費やされたのではないようだ。一方が提案を出すと、相手側が「待った」をかけ、離席してオンラインで誰かに報告し、対案を伝えるというのを繰り返していたらしい。 「実際、議論に費やされたのは、1時間程度だと思う」(前出・同) こんな調子では早期の決着は難しいだろう。 大谷の古巣・日本ハムの元同僚らによれば、大谷はメジャーリーグのキャンプ地であるフロリダ州にすでに入っており、スポーツジムなどで個人練習を続けているそうだ。 「コロナ禍による出入国の制限などがなければ、ギリギリまでNPBの練習施設を利用することもできたんですが…。個人でできる練習には限界があります」(関係者) エンゼルスの開幕投手に大谷を予想する声も少なくないという。DH制をいきなり解除して、打席に立つ可能性もある。二刀流は調整に他選手の2倍の練習時間を要するのだろう。交渉の遅延、試合数削減の話、どちらも大谷にとってマイナスでしかない。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2022年02月14日 11時55分
大谷翔平、今季は打率大幅アップ確実? DH制導入がもたらす“マイナーチェンジ”とは
「打者・大谷」の武器は、ホームランだけではない。 新・労使協定を巡るメジャーリーグ機構と同選手会の話し合いは“平行線”を辿ったまま。そんな状況下において両者が合意できた数少ない事案の一つに、ナ・リーグの指名打者制(以下=DH)の採用がある。 「昨季まで、ナ・リーグ主催のインターリーグ・ゲーム(交流戦)ではDHが使えず、そのため、大谷翔平はベンチスタートとなっていました。ナ・リーグもDH制になれば、大谷の打席数は40以上も増えるので、ホームラン王のタイトル獲得も…」 日米双方のメディアがそう予想している。 >>エンゼルス・大谷の「勝ちたい」発言に監督が激怒? 勝利でシーズン終えるも不満顔だったワケ<< もちろん、「代打待機となっていたナ・リーグ主催試合が大谷に休息を与えていた。体力面が心配」との声もあるが、本当にそれだけだろうか。 「大谷はメジャー移籍後、バットスイングの軌道をアッパー気味に変えています。ホームランを意識しての改造ですが」(プロ野球解説者) また、バットの形状もビミョ~に変えてきた。グリップエンドの部分を若干だが太くし、日本ハム時代よりも短くした。メジャー投手に力負けしないための工夫であり、21-22年オフもバットの材質を変更している。 「フルスイングした時の力がボールに伝わるように、それから、相手投手の投げたボールの威力がバットを持った手に伝わってきた方が良いと考えたようです」(関係者) 日本ハム時代を知る前出のプロ野球解説者がこう指摘する。 「大谷は外角球をレフト方向に流して打つ技術にも長けています。試合展開や体調に応じて、フルスイングしない日を決めたら、もっと打率が上がるはず」 二刀流として大活躍した昨季、打率だけは2割5分7厘と振るわなかった。ホームランを狙い、打ち損じた場面もあるからだ。 今回の「ナ・リーグのDH制採用」により、体力を温存しなければならない状況も出てくるだろう。その時、大谷は「出塁すること」に徹した“脱力打法”も取り入れてくるとも予想されている。 「打席に立てばフルスイング、投手としてマウンドに立てば、直球をメインにした投球。常に全力なのも大谷の魅力ですが、昨季の『投手・大谷』はスプリットなど縦の変化球も効果的に使っていました。今季は、打者としても、力勝負だけではなく技術を見せてくれるのでは」(米国人ライター) 現地時間2月10日、MLBのロブ・マンフレッドコミッショナーが、フロリダ州でオーナー会議後に会見し、「キャンプ、ペナントレースの日程変更はない」と伝えた。これに懐疑的な声の方が多い。一方、選手会側はその前日に決起集会を開き、“徹底抗戦”の意思を改めて確認したという。 「集会はキャンプ地に近いアリゾナ州で行われましたが、大谷を始めとする日本人選手が参加したとの情報は聞かれませんでした」(前出・同) 大谷もメジャーリーガーの一人として無関心でいることはできないが、「練習優先」の姿勢を貫いたのだろう。労使交渉が決着し、フルスイングと脱力打法に細分化した打者・大谷を、早く見せてもらいたいものだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2022年01月19日 11時35分
大谷翔平、今季は投打ともにタイトル獲得のチャンスか ハイペース調整で準備万端も現地では心配の声も?
新・労使協定を結ぶためのメジャーリーグ機構と同選手会の話し合いは、いまだ進展ナシ。この遅延が大谷翔平(エンゼルス)の二刀流にも影響を与えそうだ。 「球団総年俸、フリーエージェント権取得の年数短縮など、お金に関わる話ばかり。機構側(経営者)が強気な姿勢を続けており、選手会側が代案を出すか、折れるしかない以外、決着はつかないでしょう」(米国人ライター) そんな平行線を辿ったままの話し合いの中で、「これだけは早く合意してしまいましょう」と双方が主張している案件もある。ナ・リーグの指名打者制(以下=DH)の採用だ。 >>エンゼルス・大谷の「勝ちたい」発言に監督が激怒? 勝利でシーズン終えるも不満顔だったワケ<< ア・リーグ、ナ・リーグの両方がDH制を採用した場合の効果について、日本のプロ野球解説者がこう予想していた。 「DH制が使えないナ・リーグチームとの試合で、大谷がベンチスタートになることもありました。ナ・リーグもDH制になれば、大谷の打席数も増えるので、本塁打王タイトルにさらに近づけると思います」 昨季、ア・リーグ本塁打王に輝いたウラジミール・ゲレーロ・ジュニア(ブルージェイズ)は161試合698打席に立ち、48本の本塁打を放った。それに対し、大谷の打席数は639。数字上ではチャンス拡大だが、米国では別の見方もされていた。 「米国のファンも、『投手・大谷』がそのまま打席に立つリアル二刀流に注目しています。2022年シーズンも大谷が先発登板する試合は、DH制を解除して打席に立たせるはず。エンゼルスのジョー・マドン監督は、昨季終了後、大谷を外野手で使うプランも示唆していました」(前出・米国人ライター) 昨季はDH制の使えないナ・リーグチームとの試合は、大谷の“休養日”ともなっていた。ナ・リーグもDH制を採用すれば、休養日がなくなる。体力面が心配されるというわけだ。 また、投手・大谷についても、こんな指摘が聞かれた。 「もっとスプリットを使うべきだとの意見がチーム内外から出ています。大谷もそのつもりです」(現地関係者) スプリットとは、日本におけるフォークボールもこれに含まれる。 投球分析が進んでいる米球界では「大谷のスプリットは20年と21年で軌道が異なる」とも伝えられていた。大谷自身が試行錯誤した結果だと思われるが、この“21年版の軌道”には手応えを感じているという。早いカウントからスプリットを投げ、ゴロ・アウト量産で投球数を減らそうとしている。 「大谷はまだ1月半ばだというのに、もうブルペン投球ができるところまで体が仕上がっています。昨季だって投打ともに大忙しだったのに、一体、いつ休んでいるのか…」 古巣・日本ハムの関係者がそう言う。 スプリット多投による“省エネ・ピッチング”が進めば勝ち星は増えていくはずだ。ハイペース調整の情報はちょっと気になるが、ナ・リーグのDH制導入によって、大谷は投打の両タイトルを狙えるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)※メジャリーガーのカタカナ表記は「メジャーリーグ選手名鑑 2021」(廣済堂出版)を参考にいたしました。
-
スポーツ 2022年01月07日 11時00分
侍ジャパン・栗山監督、大谷翔平の招集は絶望的? 初陣前に噴出する編成面の難題とは
日本野球機構(以下=NPB)は“大忙し”となりそうだ。 1月6日夜、巨人から各メディアに向けて通達があった。沖縄県内で自主トレ中の坂本勇人内野手ら主力選手たちの取材は、対面ではなく、リモートに変更するという。感染防止の観点からすれば当然だろう。 「沖縄県では9球団がキャンプを張る予定です」(スポーツ紙記者) ファンのキャンプ観戦を認める方向でいたが、慎重論も出始めた。NPBは新外国人選手の来日遅延を防ぐため、動き始めている。その迅速な対応はさすがだが、発表が早すぎた案件もある。 野球日本代表・侍ジャパンの親善強化試合だ。昨季までペナントレースを戦っていた栗山英樹新監督は、その危険性を予測できたはずだが…。 >>侍ジャパン、栗山監督の抜擢は権力抗争が原因? 愛弟子・大谷招集よりも期待される役割とは<< 「3月5、6日に台湾選抜チームと試合を行います。新型コロナウイルス禍はもちろんですが、それ以上に心配なのは『新生・侍ジャパン』入りするメンバーたちのことです」(球界関係者) 選手たちの体調が心配される理由は、一つ。「2021年の疲労」だ。 昨季は東京五輪によるペナントレースの中断により、日本シリーズを終えたのは11月27日。通常シーズンより1か月ほど遅かった。しかし、22年1月に自主トレ、同2月1日にキャンプインという日程は変わっていない。 「例年よりも1か月短いオフが故障につながるとの見方もされています。12球団とも、キャンプの練習メニュー作りに慎重でした。『ベストコンディションで来い』と選手に伝えても、ビシビシと鍛え上げろとは言っていません」(前出・同) NPBが今年3月に国際試合を実施する狙いは、次回WBC大会に備えるためだ。現時点では「23年3月の開催予定」となっており、22年3月のタイミングを逸すれば、国際試合ができるのは、同年オフと23年3月の直前だけだ。 「3月上旬と言えば、通常日程ならオープン戦も始まったばかり。侍ジャパンに選ばれたメンバーは早めの調整をしなければなりません」(プロ野球解説者) 台湾戦が行われた場合、肝心の選手たちに負担をかけ、故障を負う危険にも晒すことになる。 「前任者時代の主力メンバーのほとんどを入れ換え、栗山監督は若手中心の新チームを編成したいと考えています」(前出・同) 阪神・佐藤輝明、東京ヤクルト・奥川恭伸、オリックス・宮城大弥、DeNA・牧秀悟、千葉ロッテ・佐々木朗希らの代表入りも予想されている。しかし、彼らも21年シーズンの疲労を蓄積しているだろう。栗山監督の代表指揮官への就任が伝えられた時、日本ハム時代の師弟関係から「大谷翔平の招集も!?」と期待されていた。 疲労困憊の若手を送り出す各球団に対し、栗山監督は起用法など十分な説明をしなければならない。23年本番の招集に向け、大谷と話す時間もなくなってしまいそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2021年12月16日 11時00分
エンゼルス・大谷翔平、先発補強不発のツケを払わされる? 開幕いきなり“リアル二刀流”へ準備中
2022年開幕戦で、いきなり“リアル二刀流”なんてことにもなりそうだ。 米スポーツ専門サイト・ESPN(電子版)が、メジャーリーグ各球団の補強状況をまとめ、それを順位付けした(日本時間12月15日)。大谷翔平選手のいるエンゼルスは4位だった。30球団中4位、なかなかの健闘ぶりだが、そうではないらしいのだ。 >>元日本ハム・岩本氏、大谷会見での炎上は新庄会見が影響?「帰ろうかと思った」真相明かすも「もう出るな」の声<< 「エンゼルスは、『今オフの補強が重要だ』と各方面から指摘されています。米国では大谷が優勝を狙えるチームに移籍するとの情報がいまだ消えていません。彼を引き止めるためにも強いチームに変貌しなければなりません。そのためにも今オフは積極的に補強を進め、チームを強化しなければなりません」(米国人ライター) エンゼルスの補強ポイントは、投手だ。メッツから先発タイプのノア・シンダーガード、救援左腕のアーロン・ループを獲得した。 「前レッズのマイケル・ローレンゼンも獲得しました。ローレンゼンは大谷ほどのスケールではありませんが、投手でありながら、外野手でスタメン出場した経験もあります。これからは大谷のように二刀流で頑張りたいとして、新天地を求めたんです。エンゼルスも彼の挑戦に理解を示しています」(前出・同) しかし、その期待のシンダーガードとローレンゼンが不安視されていたのだ。 シンダーガードは昨年3月に右肘にメスを入れたため、今季の登板は2試合だけ。それも、ペナントレースの行方も見えてきた9月下旬から…。また、ローレンゼンに対しても、 「ギャンブルに近い」 と、先発投手としての力量が疑われていた。 ローレンゼンは身体能力が高く、レッズ在籍中は大きな期待も寄せられていた。しかし、先発のチャンスをもらっても、シーズンを通して安定した成績を残せず、“伸び悩んでいる”といった印象もファンに与えていた。 「シンダーガードが復活していたら、エンゼルスではエース的な存在となりますが」(メジャーリーグ解説者) 活躍の確証はない。ギャンブル。良く言えば、期待値で補強が進められたようだ。そう考えると、今季後半戦で実質的なエースだった大谷が「開幕戦からフル回転」となる可能性も高い。 大谷の古巣・日本ハムの関係者がこう続ける。 「帰国後はウエイトトレーニングをメインに練習を続けています。メジャーリーグの投手はオフの期間、ウエイトトレーニングに時間を割き、シーズン中は汗を流す程度しかやりません。オフに蓄積したパワーをシーズン中に放出するようなイメージです。大谷がウエイトトレーニングに時間を割いているところから察すると、『投手』を意識して練習しているのだと思います」 エンゼルスに在籍して4年が経過した。球団の台所事情も分かっているはずだ。実績十分、即戦力となる大型投手を獲得するとなれば、巨額な資金が必要となる。エンゼルスは財布の中身を確かめながら交渉する側の球団だ。大谷が例年以上に厳しいオフを送っているのは、チーム内で増していく自身の重責を強く感じたからではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)※選手名のカタカナ表記は「メジャーリーグ選手名鑑2021年」(広済堂出版)を参考といたしました。
-
-
スポーツ 2021年12月10日 20時30分
元日本ハム・岩本氏、大谷会見での炎上は新庄会見が影響?「帰ろうかと思った」真相明かすも「もう出るな」の声
野球解説者の岩本勉氏(元日本ハム)が9日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。先月15日に開かれたエンゼルス・大谷翔平の帰国会見で、自身の言動が物議を醸した件の真相を明かした。 >>『ミヤネ屋』大谷選手への質問に「困ってたし迷惑」「勘違い関西人のノリやめて」の声 元日ハム岩本氏の空回りが不評<< 今回の動画で岩本氏は中日の片岡篤史二軍監督をゲストに迎え、今オフ就任した日本ハム・新庄剛志新監督の会見や言動をテーマにトーク。その中で、片岡氏は新庄氏がワインレッドのスーツに、大きなえりを立てた白いシャツという出で立ちで就任会見に臨んだことについて「あんな服着てみ俺ら、似合わへんで」と自虐を込めて発言。これに岩本氏が「バッシングの嵐ですよ。大谷翔平の記者会見でファイヤー(したことよりも)、もっと大ファイヤーになって…」と返したことをきっかけに、大谷の帰国会見での振る舞いについて経緯や当時の心境を語った。 岩本氏は同会見中盤に大谷に質問したが、質問前に「会場の皆さん、世界でこれだけ活躍している大谷翔平選手が、華々しく日本に帰ってきてくれました。まずをもって大きな拍手をお願いします」と集まった報道陣に呼びかけるも拍手はまばら。続けて、英語で「ロングタイムノーシー ハウアーユートゥデイ(久しぶり、元気ですか?)」と大谷に投げかけると、大谷は会釈しながら困惑した表情を浮かべた。 また、岩本氏はその後「私生活で一番お世話になった方を教えていただきたい」「家族、友人、知人の中で『この言葉が支えになった』と思うことを教えていただきたい」といった質問をしたが、質問が長すぎたのか大谷が「あとなんでしたっけ?」と聞き返す場面も。これを受けたネット上では「主役はお前じゃないのに目立とうとするな」、「本業に関係無い質問をだらだら喋るなよ」といった批判が噴出した。 この振る舞いについて、岩本氏は「新庄ビッグボスの就任記者会見での拍手、質問が大うけやったんで同じことやってもうたんですよ」と発言。11月4日の新庄新監督の就任会見で質問時に拍手を求めたところ周囲の反応が良かったため、大谷の会見でも同じ振る舞いをしてしまったと説明した。 岩本氏は続けて、「(拍手が挙がらず)『みんなもっと拍手せえよ!』みたいな(気持ちになった)。そこで大谷君パッと見たら『あ~岩本さんやってる』みたいな顔してたんで、思わず『ロングタイムノーシー』(と言った)」とコメント。自身のもくろみに反してそれほど拍手が起こらなかったことによる焦りから、大谷に唐突に英語を投げかけてしまったと語った。 ただ、これを受けた大谷の反応も思わしくなかったことから、岩本氏は「もう帰ろうかなと思った。英語(の問いかけ)が滑った時点で」と意気消沈。その後は「彼のパーソナルな感謝を引き出そう」という思いから質問したが、質問終了後も「僕椅子でこんなんなって(うなだれて)ましたもん」と空回りしたことを引きずっていたことを明かした。 岩本氏の発言を受け、ネット上には「自分でもやらかした自覚はあったのか」、「新庄の会見が伏線になってたとは知らなかった」、「いきなり英語喋り出して『どうした?』って思ったけど本人も苦し紛れだったのかよ」と驚きの声が寄せられている。 一方、「だから会見後にツイッターでファンに八つ当たりしたのか?」、「会見の時点で気落ちしてた分、その後見聞きした批判に感情を抑えられなくなったんだろうか」、「後でキレ散らかすぐらいなら最初から下手なことしなきゃよかったのにな」と、会見後の行動について推測するコメントも多数挙がった。 岩本氏は会見後に自身の公式ツイッターに、自身を批判する内容のツイートを引用した上での反論ツイートを複数回投稿。岩本氏はそれ以前にこのような行動をとったことはほとんどなく、ツイートの中には「お前なんも分かってないなぁクソ」といった過激な内容も散見されたため、ネット上には「岩本メンタル大丈夫か?」、「叩かれすぎて精神病んでないか」と心配の声も少なからず挙がっていた。 会見のみならず、その後の振る舞いも物議を醸した岩本氏。今後、会見オファーが舞い込むかどうかは不明だが、ファンの間では「これだけ痛い目見てるんだし、次回以降は反省生かして真面目にやってくれるだろう」、「岩本もファンも誰も得しないしもう会見には出るな」と賛否両論となっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について岩本勉氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC7CeOxGzcmmxbf_Oacxf7sg岩本勉氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/gun18gun18
-
スポーツ
大谷翔平に「ラストチャンス」MLB公式の真意は 古巣日本ハムも危惧? 本人だけに収まらない二刀流の弊害とは
2021年01月04日 11時30分
-
スポーツ
最大の“戦犯”は大谷? V逸のエンゼルスが崩壊の危機、同僚は職場放棄からそのまま退団か
2020年09月25日 11時15分
-
スポーツ
エンゼルス・大谷、練習中に意味深な光景? 不振の中も首脳陣が安堵、まさかの新打法を導入か
2020年08月24日 11時55分
-
スポーツ
エンゼルス・大谷が故障禍から抜け出せないワケ 高校時代から続く苦労、今季中の復帰登板も絶望か
2020年08月15日 17時30分
-
スポーツ
エンゼルス・大谷、メスを入れた右ひじに異変? KO後の意味深な表情、計算を狂わせた2つの理由とは
2020年08月04日 11時50分
-
スポーツ
張本氏「難しいな今年の大谷は」紅白戦登板の大谷翔平を酷評 「投手としては厳しい」「結論出すの早い」賛否の声
2020年07月13日 12時00分
-
スポーツ
張本勲氏、大谷翔平に「今年は大した成績を残せない」 数十秒の練習動画への発言に「何がわかるのか」批判の声も
2020年06月08日 12時00分
-
スポーツ
マエケン、大谷の凄さを独自の表現「ちっちゃ!」 NPB時代に打者として対戦、打席で受けたストレートの衝撃を明かす
2020年05月07日 17時00分
-
スポーツ
コロナ禍でも衰え知らず? 張本勲氏の上半期炎上発言3選
2020年05月05日 11時30分
-
スポーツ
大谷、外崎は望み薄も楽天・銀次に達成の期待? 歴史上で2名のみ、全ポジションで出場したユーティリティープレイヤー
2020年04月26日 11時00分
-
スポーツ
中日・石川、大胆起用の必要はなし? 開幕スタメンに抜擢された高卒新人野手、揃って1年目に大苦戦
2020年04月12日 11時00分
-
スポーツ
甲子園がどよめいた! 大谷翔平の豪速球を受けたDeNA伊藤、率直な感想を明かす 「一般人には想像できない」ファンも驚き
2020年04月10日 18時55分
-
スポーツ
大谷翔平、監督の言った「タイミングのずれ」本当の意味は 昨季後半にも露呈した姿、オフの“マッチョ化”も逆効果に?
2020年03月06日 11時55分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分