ヤクルト
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スポーツ 2022年09月22日 11時00分
中日、根尾の先発テストを前倒し? 落合ヘッドが示唆も問題は山積
9月21日、東京ヤクルトが中日に勝利し、2位DeNA敗戦で、優勝マジックナンバーを「4」まで減らした。 村上宗隆対根尾昂。この2人が対峙した時、鳥肌が立った。そして、「56号アーチが出るのでは?」と思った。 村上は54号を巨人・菅野智之から、55号は新人セーブの更新に挑む大勢から放っている。ビッグネーム、プロ野球界の将来を背負って立つ新・守護神から“メモリアル・アーチ”を決めていたので、NPB日本選手の新記録は、「ドラゴンズのスター候補生」から生まれるのではないかと思ったのだ。 結果は、見逃しの三振。こちらの予想は外れたが、根尾の最後に投じた低めの快速球が「終盤戦の3位争い」にも影響してきそうだ。 >>中日野手陣に「人としてあり得ない」と批判 先発・高橋をグラウンド外でも“見殺し”? 敗戦後の光景が物議<< 「21日が23試合目の登板となりました。球速を抑えたスライダー系の変化球で、しっかりとストライクが取れるようになりましたね。変化球の精度も上がってきました。ヘンな言い方だけど、ピッチャーらしくなったと言うか」 投手出身のプロ野球解説者がそう評していた。 しかし、村上を封じ込めた投球内容が良すぎて、気が抜けてしまったのか、根尾は“イニング跨ぎ”に失敗した。 「2イニング目となった8回、先頭打者にいきなり四球を与えるなど散々でした。試合前に根尾には『イニング跨ぎもあり得る』と伝えていたとの情報も聞かれましたが」(地元メディア) 根尾はいずれ「先発」に転向させるという。投手としての育成ビジョンは、「今季は1試合40球メド」。チーム関係者によれば、シーズン終了まで一軍で経験を積ませる方針だ。 「根尾の先発テストですが、シーズン終了後の『みやざきフェニックス・リーグ』が予定されていました。でも、チームの最下位脱出も難しくなってきたので、前倒しされるようです」(球界関係者) 落合英二ヘッド兼投手コーチが「投手・根尾」について聞かれる時、必ず返すセリフがある。 「良い経験をできそうと思ったら、惜しまず根尾に経験させよう、と」 変化球の精度も上がってきた今、“イニング跨ぎ”を連続する先発で、根尾に経験を積ませてくる可能性は高い。 高校時代は投手兼任とは言え、先発完投は何度も経験してきた。責任イニングを投げ切るスタミナはあるはずだが、課題となるのは配球だ。 「ヤクルト戦で根尾がイニング跨ぎに失敗したのは、配球ですよ。1イニング目と同じ内容で攻めたからです。ヤクルト打線はストライク・カウントを見て、真っ直ぐが投じられるタイミングを見破っていました」(前出・プロ野球解説者) 日程表を見てみると、中日は23日金曜日から本拠地・バンテリンドームで今季最後の巨人3連戦を迎える。巨人サイドは3位争いが懸かっているため、この3連戦を重要視しているそうだが、中日投手陣の中で最多勝争いに加わっている投手はいない。「来季」に切り換え、27日からのDeNA戦で、「先発・根尾」がテストされる可能性は決して低くない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月21日 15時40分
巨人戦、長岡アウトに誤審と批判!“ジャンパイア”がSNSトレンド入り、妥当な判断とバッシングへの苦言も
20日に行われ、ヤクルトが「4-5」で敗れた巨人戦。「8番・遊撃」で先発したヤクルトのプロ3年目・20歳、長岡秀樹のプレーを巡る判定がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-4」とヤクルト1点ビハインドで迎えた6回表1死一、二塁でのこと。打席の塩見泰隆が放った打球をジャンプして捕球した巨人遊撃手・坂本勇人は、二走・長岡を刺そうと二塁手・吉川尚輝に送球。長岡も吉川の捕球とほぼ同時に右足から二塁へ帰塁したが、アウトと判定されたため高津臣吾監督はリクエストを要求した。 中継では一塁内野スタンド後方、バックネット、バックスクリーンと3つの視点からのリプレー映像が流されたが、スライディングする長岡の右足付近からは砂煙が上がっており、長岡の帰塁、吉川の捕球のどちらが先かは分からず。結局、リクエストでも判定は変わらず、ヤクルトは変則的なゲッツーで同点機を逃す形となった。 >>巨人・廣岡に死球のヤクルト・高橋が激怒?「謝るどころかにらみつけてる」 主審にも猛抗議、不自然なひじの動きを問題視か<< この長岡アウト判定を受け、ネット上には「はぁ? 何で今のがアウト判定になるんだよ」、「際どいのは分かるが、長岡のつま先が先にベースに入ってるように見えたんだが…」、「これは誤審濃厚だな、解説の江川(卓氏/元巨人)さんもセーフっぽいって言ってたし」、「リプレー映像見ても判定間違うような審判の存在価値とは?」といった審判批判が相次いだ。 また、批判や不満の多さからか、Twitterでは一時「ジャンパイア」というワードがトレンド入り。ジャンパイアは巨人のチーム名「ジャイアンツ」と審判を意味する英語「アンパイア」を掛け合わせた造語で、際どいプレーについて巨人に有利な判定を下した審判に用いられる蔑称のことだが、こうした過激な表現を使ってしまうほど判定内容に憤ったファンも少なくなかったようだ。 リクエストによるリプレー検証は確証が得られない、具体的には「グラウンドの土などでタッグやベースへの走者の足の入りが確認できない」といった事象がある場合は当初の判定が優先される。一部ファンの間からはこれを引き合いに「誤審と叩くのはおかしい、ルール通りの判定だろ」と批判への苦言も上がっているが、セーフ、アウトどちらが妥当だったのかはファンの間でも意見が割れているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月21日 11時10分
ヤクルト・村上、本塁打記録の更新は困難か「至って普通!」語気強める高津監督、内心イライラ?
ゲームセットがコールされた後、東京ヤクルトの主砲・村上宗隆は暫し立ち尽くしたままだった。東京ドームでの今季最終戦ということで、ヤクルトナインが三塁・左翼側に向かって整列する。村上は少し遅れて歩を進めた。その間、ずっと仏頂面…。 「村上はチームの勝利を一番に考えています。試合に負け、自身はノーヒット。得点に絡むこともできませんでした」(関係者) 9月20日の巨人戦は、3打数無安打。これで4戦続けてホームランなしとなった。2位DeNAも阪神戦に勝利したため、優勝マジックナンバーは「6」のままだ。 >>ヤクルト・村上の表情に「相当キレてそう」と指摘 三振判定後の一幕が物議、審判の過剰なジェスチャーに批判も<< 試合後の高津臣吾監督は「まあ、打てない時だってあるでしょう」と主砲をかばった。記者団に「本塁打記録の重圧か?」と続けて質問されると、「至って普通! 去年の方がプレッシャーとか掛かっていたと思うんで。いつもと変わらない感じがする」 と、少し語気を強めて反論した。 逆転負けを喫した同日のゲームを、プロ野球解説者がこう評する。 「やはり、村上が打たないとチームの士気も上がってきません。優勝決定は少し遅れるのでは」また、村上についてこうも語っていた。 「55号が出た後、『内角攻め』がより厳しくなりました。その影響でしょう。村上のスイングがコンパクトになりすぎているような印象を受けました」 巨人バッテリーも第1打席でぶつけてしまった。高津監督は否定したが、本塁打記録のプレッシャーもあるのかもしれない。 「ヤクルト全体の話をすると、投手陣の不調が気になります。全体的に疲れているのか、ピリッとしません。優勝は時間の問題ですが、投手陣の不調はクライマックスシリーズにも影響してきそうですよ」(ベテラン記者) 村上の快進撃で気づかなかったが、ヤクルトのチーム防御率は3・59。リーグ5位であり、昨季が3・48だから“下降傾向”にある。 先発の原樹理が3回39球で降板、試合序盤で投げたリリーバーも失点をカウントしており、短期決戦のクライマックスシリーズに向けて不安を残してしまった。 「村上が打ちまくっていたから、投手陣の不振が目立たなかっただけ」(前出・同) 村上への厳しい内角攻めだが、「死球」で思い出されるのは、9月12日のDeNA戦。右太股にぶつけられており、翌13日、 「本人が(試合に)出たいと言わなければ、大事を取って休ませようと思った」と、チーム関係者が話していた。 東京ドーム最終戦で食らった死球も、“ほぼ同じ箇所”に直撃している。 死球後の第2、第3打席、村上は二ゴロに倒れたが、一塁まで全力疾走していた。その様子を見る限り、「死球の後遺症」はないと思われるが…。 残り11試合。55号を放って以来、12打数1安打で、打率も3割3分まで下落した。今、見えない重圧と戦っている。ここを乗り切らなければ、優勝決定後のCSが危ない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月17日 11時00分
悪質ヤジで物議のヤクルト・森岡コーチ、2年前は被害者だった?「もう一発はアカンやろ!」乱闘騒ぎ招いた広島とのトラブル
12日に行われたヤクルト対DeNA戦。「1-7」でヤクルトが敗れたが、試合結果以上に話題となったのがヤクルト・森岡良介一軍内野守備走塁コーチのヤジだった。 同戦のヤクルトは8回表に主砲・村上宗隆が死球を受けて途中交代するアクシデントに見舞われたが、森岡コーチは怒りが抑えられなかったのか、その裏のDeNA主砲・佐野恵太の打席中に「当ててもいいんだぞこっちは!」と死球を匂わせるようなヤジを飛ばす。ネット上には「村上の仕返しするぞって佐野をヤジるのは神経を疑う」、「死球いくぞってヤジにキレた2年前とやってること真逆じゃないか」といった批判が相次いだ。 故意・報復死球を示唆するようなヤジでひんしゅくを買った森岡コーチだが、2年前の2020年10月3日・ヤクルト対広島戦では、今回とは逆に死球を匂わせる敵ベンチのヤジに激怒している。 >>ヤクルト・村上の表情に「相当キレてそう」と指摘 三振判定後の一幕が物議、審判の過剰なジェスチャーに批判も<< 問題が起こったのは、「0-13」とヤクルト13点ビハインドの8回裏。この回ヤクルトは1死一塁の場面で、広島2番手・菊池保則から左ふくらはぎに死球を受けた青木宣親が負傷交代。1死一、二塁となった後に山田哲人が打席に入ったが、この際に広島ベンチから「いったれもう一発、いったれいったれ!」と、山田にもぶつけろと言わんばかりのヤジが飛んだ。 すると、これを聞いた森岡コーチは「もう一発はアカンやろオラ! 当てといてなんじゃコラ!」と激怒しながら、自軍ベンチを飛び出し広島ベンチへ詰め寄ろうとする。後を追うように両軍ベンチから選手・コーチが飛び出すと、本塁後方付近で両チーム入り乱れるなど一触即発の事態に発展した。 場内も騒然としたこの乱闘騒ぎはヤクルト・高津臣吾監督、広島・佐々岡真司監督が1分ほど話し合いの場を持った後に沈静化したが、審判団は両チームがベンチに引き揚げた後に警告試合を宣告。試合は「2-13」とヤクルト劣勢のまま終わったが、両チームに後味の悪さが残る一戦となった。 また、試合後に取材に応じた高津監督が「詳しいことはね」、佐々岡監督も「それはいろいろあること」と詳細をほとんど明かさなかったことから、ネット上では広島側の誰がヤジを飛ばしたのか憶測が過熱。「ブルペンにいた選手は距離的にヤジを飛ばせないだろう」、「ヤジは流ちょうな日本語だったため助っ人の可能性は低いのでは」といった推測を元に勝手に犯人扱いされる選手が相次いだ。 同戦に「6番・左翼」で先発していた広島・長野久義も、野球解説者・井端弘和氏(元中日他)が同年12月23日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に出演した際に“冤罪”をかけられたことを明かしている。動画によると長野は騒動が起こった時はベンチ裏でアイシングを受けていたため、誰がヤジの犯人なのかは全く分からず。ただ、試合後には「もう一発いけはアカンぞ」と自身が犯人なのではと勘繰って連絡してくる知人も一部いたため、「いや、僕じゃありません」と困惑しながら弁明に努めたと苦笑交じりに語っている。 2017年からヤクルトでコーチを務める森岡コーチは、中日(2003-2008)、ヤクルト(2009-2016)でプレーした現役時代から良くも悪くも熱い性格の持ち主として知られている。2年前の件も今回の件も、自軍選手を守ろうという気持ちが少々いき過ぎてしまったようだが、一部からは「昔吹っ掛けられてキレたくせに自分から仕掛けるなよ」といった呆れ声も上がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
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スポーツ 2022年09月14日 11時00分
ヤクルト・村上、DeNA戦の死球箇所が紫色に変色? 満身創痍で放った55号に栗山監督も上機嫌か
まだ15試合も残っている。記録は、どこまで伸びていくのだろう。 9月13日、巨人戦。東京ヤクルト・村上宗隆が55号3ランを放ち、「日本選手最多記録」に並んだ。王貞治氏がシーズン55本塁打をマークしたのは1964年、“あと1本”が出れば、58年ぶりの記録更新となる。 「感触はばっちりでした。入ったかなと思いました」 55号の手応えを聞かれ、そう答えていた。 >>ヤクルト・村上の表情に「相当キレてそう」と指摘 三振判定後の一幕が物議、審判の過剰なジェスチャーに批判も<< 質疑の際だが、村上ははにかんだような表情を見せる。NPBの歴史に名を刻んだ英雄に失礼ではあるが、その時の表情は“野球少年”だ。 そんな村上が異なる「怒の表情」を見せたのは、12日のDeNA戦。第4打席で右太股に死球を食らい、キナ臭い雰囲気となった。村上は鋭い眼光でDeNAベンチを向けながら、一塁まで歩いて行った。 チーム関係者の一人がこう言う。 「死球を食らったところ? 紫色に腫れ上がっていますよ。他の選手なら休ませていたと思います。村上自身が『試合に出たい』って言って聞かないし」 スタメン落ちも予想されていたが、村上を奮い立たせる出来事もあった。侍ジャパンの栗山英樹監督が視察に訪れ、ヤクルトの練習が始まった午後3時頃、直接声を掛けられたのだ。 会談は5分程度だったが、栗山監督は記者団に、「打ってほしいと思う時に絶対打ってくれる、勝たせてくれる人。誰が見ても、感じるものは感じるだろ?」と答えていた。「来春3月のWBCでの4番は村上か?」の質問に対してである。 栗山監督は「何でもいいから書けよ」とまで言って、ニヤリ。ここまで言うとは、相当な期待を寄せているのだろう。 「エンゼルスの大谷翔平が侍ジャパンに合流したとしても、4番は村上じゃないか? 日本ハム時代、栗山監督は『1番投手・大谷』など、トリッキーな打順も作りました。今、大谷は2番で試合に出ることも多いので」(プロ野球解説者) 期待を寄せる代表監督視察の日に55号のメモリアルアーチを放ち、村上に対する注目度はさらに高まった。 ヤクルトの試合日程だが、16日の中日戦を皮切りにビジターでのゲームが続き、本拠地・神宮球場に戻ってくるのは22日。神宮での試合は残り7試合だ。球場スポンサーによる“1億円豪邸”のプレゼントは「56本目以降のホームラン」の条件だったので、本拠地7試合の打席全てが企画対象となる。「豪邸とか言われても、ピンと来ないみたいです」(前出・チーム関係者) 「ピンと来ない」といえば、55本のホームランにもそんなところがある。本塁打王争いの2位が巨人・岡本和真の27本だから、いかに村上が優れているかが分かる。しかし、「1964年以来の快挙」と言われても、よく分からないのだ。 王さんの55号は球史として聞かされた、バースの54本は少年時代に知った。バレンティンの60本は覚えているが…。 そんな感じなのだ。村上の本塁打記録とは、これからとこれまでのプロ野球界の両方を見せてくれる“ドラマ弾”でもある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月12日 20時30分
ヤクルト・村上の表情に「相当キレてそう」と指摘 三振判定後の一幕が物議、審判の過剰なジェスチャーに批判も
11日に行われ、ヤクルトが「1-0」で勝利したDeNA戦。球審・岩下健吾審判の判定がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、試合開始直後の1回表2死二塁でのこと。打席のヤクルト・村上宗隆に対し、DeNA先発・大貫晋一はカウント「2-2」からの5球目に内角のスライダーを投じる。この球は村上から見て高さはベルト付近とゾーン内。ただ、コースはベース板の右端にかかったかどうかで、かなり際どくDeNA捕手・嶺井博希もミットをわずかに左下方向に動かしながら捕球する、いわゆる“フレーミング”(際どい球を審判にストライクと判定させるための捕球技術)を行っていた。 岩下審判はこの球をストライクと判断し見逃し三振をコールしたが、バットを全く動かさずに見送った村上はこの判定に納得がいかなかったようで、コールの瞬間に岩下審判の方を振り向き数秒ほど凝視。目線を外した後も三塁自軍ベンチ方向を見ながら、ふてくされたような表情を浮かべるなど強い不満をにじませた。 >>ヤクルト・村上にコーチが激怒「お前これはないぞ!」 宮本氏がプロ初弾の舞台裏明かす、浮かれすぎて大目玉?<< この岩下審判の判定を受け、ネット上では「今の球入ってんのかよ、ちょっと判定辛くないか?」、「これで三振は納得いかんし、本人も表情見る限りでは内心相当キレてそうだな」、「あのボールストライクはキツい、打ちに行ってもファールが精一杯では」、「嶺井がミット動かしたってことはギリギリボール球だったんじゃないか」などと不満が相次いだ。 ストライク・三振判定に疑問の声が集まる中、一部からはコールする際の態度も問題視されている。岩下審判は嶺井のミットにボールが収まってから2秒ほど間を置いた後、右を向きながら左手の握り拳をアッパーのように突き上げるジェスチャーで三振をコール。ネット上には「コールの遅さも大げさなジェスチャーも全てが不愉快」、「村上がキレ気味だったのはこれもあるだろ、煽ってんのかってレベルの振る舞いだったし」といった意見も散見される。 1回表の第1打席も含め、この試合「3打数無安打、1四球」とヒットを打てず終了した村上。物議を醸した岩下審判の判定はその後も尾を引いてしまったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月07日 11時25分
ヤクルト・村上、メンタルが心配? 52号アーチの裏で見せていた“らしくない”プレー
5時間17分の消耗戦、それでもこの試合が「長い」とは感じなかった。各選手の感情、背負っているものが交錯していた。 9月6日の阪神対ヤクルト戦の決着がついたのは、延長11回だった。 「11回表、一死満塁の好機を活かし、ヤクルトが辛うじて逃げ切りました」(在阪メディア) スコアは「8対6」、その点数からも分かる通り、投手戦にはならなかった。両チームの打線が意地を見せた。そして、主役はやはり村上宗隆だった。 「52号アーチが出て、野村克也、落合博満両氏の記録に並びました。試合も4回の適時打から点取りゲームの様相となりました」(プロ野球解説者) >>ヤクルト・村上にコーチが激怒「お前これはないぞ!」 宮本氏がプロ初弾の舞台裏明かす、浮かれすぎて大目玉?<< しかし、同日の村上は「失敗」もしている。 初回、阪神の4番・大山悠輔の放った平凡なサードゴロを捕り損ね、一塁走者を三塁まで進めてしまった。失点には繋がらなかったが、その直後の第一打席では、空振りの三振…。ミスをして平気でいられる選手はいない。しかし、「三冠王に向けてまっしぐらのオトコでも、ナーバスな一面があるんだな」と思った。 試合前、村上は両腕をグルグルと回しながら、グラウンドを闊歩していた。ストレッチなのだろうが、その落ち着きぶりは、まるで“甲子園も本拠地”と言わんばかりだった。 データを見返してみたら、甲子園での打撃成績は「打率3割6分4厘、本塁打5、打点9」(試合前)。7月31日には3打席連続アーチを放っている。 「村上自身も甲子園球場が好きみたいですね。バッターボックスに立つと、他球場よりもピッチャーの投球が見やすいそうです」(チーム関係者) “甲子園を闊歩されている”状況は、阪神バッテリーも深刻に受け止めていた。 「村上対策に相当な時間を掛けていました。先発の青柳晃洋は、前日からスコアラーの報告書に目を通していました」(前出・在阪メディア) 第三打席で52号アーチを献上した際、青柳は打球の行方を確かめる前に顔を顰めた。ダイヤモンドを一周する村上を一瞥したが、その表情は“完敗”といった感じだった。 「青柳は5戦連続で勝ち星ナシ。その不遇さが終盤戦に影響しそう」(前出・同) 主砲の一撃とは、対戦投手の戦意まで喪失させるものなのかもしれない。 また、村上の失敗は初回のエラーだけではなかった。1点リードで迎えた7回表、二死満塁の場面で打席が回ってきた。結果は平凡な二ゴロ。青柳から放った52号と全く同じ外角高めの直球だった。 「完全に仕留めたつもりでバットを振りました。ミスショット、力が入りすぎたのかな?」(前出・プロ野球解説者) その時の対戦投手は、中継ぎに降格した岩崎優。チーム関係者によれば、コントロールミスで外角高めに行ったという。再三の注意を払った青柳が打たれ、ミスをした岩崎が抑えるとは、不思議なものである。 試合を決めたのは、途中出場の塩見泰隆。不振でベンチスタートとなる日も続いていたが、決勝打が出たのは村上が三振に倒れた直後だった。村上の本塁打量産態勢は止まらないが、エラーや打ち損じも気になる。本塁打に記録更新の話が重なったことで、メンタル的にちょっと疲れているのかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月05日 11時05分
ヤクルト・村上、本塁打記録更新に暗雲? 他球団が警戒強化、優勝戦線にも悪影響か
ドラマティックな一撃となるか、それとも「空砲」か? 9月4日の中日戦を落とした。2位DeNAも敗れたため、ゲーム差「7.0」は変わらないが、東京ヤクルトの8月以降の成績は同日まで13勝13敗1分。マジックナンバー再点灯までもう少し時間が掛かりそうである。 「村上(宗隆)次第ですね。各球団も色々と対策を講じているみたいですが、『ホームランさえ打たれなければ』という配球をするチームもあれば、完全に勝負を避けているところもあります。最近では、点差が離れている場面でしか勝負しないチームも出てきました」(プロ野球解説者) その影響だろう。村上の打撃成績は「四球とホームラン」が目立つ日も多くなってきた。 >>ヤクルト・村上にコーチが激怒「お前これはないぞ!」 宮本氏がプロ初弾の舞台裏明かす、浮かれすぎて大目玉?<< また、村上の脅威を語る上で、こんな“シン野球用語”も囁かれるようになった。トリプル100――。 打点125、得点100、四球102。「四球部門」のセ・リーグ2位が巨人・丸佳浩の70だから、いかに村上が“警戒”されているかが分かる。 打率、本塁打、打点はリーグトップ。「令和初の三冠王」かと期待されているが、「得点100」ももっと評価されてもいいのではないだろうか。こちらもリーグ2位は巨人・丸で73。打点はホームに返した走者の数、得点は走者としてホームインした回数のこと。ヤクルト全体での得点は535だから、村上一人がチームの約20パーセントを稼ぎ出している計算だ。 そんなケタ外れな主砲が得点好機で勝負をしてもらえないのだから、ヤクルトの勝率が落ちるのも当然だろう。 「クライマックスシリーズになったら、満塁でも敬遠されるなんて情報も飛び交っています。村上は得点好機や『最年少での50本塁打到達』など、記録の掛かった場面でも萎縮しないんです。メンタル的な強さは相当なもの」(球界関係者) 記録と言えば、「シーズン最多本塁打数60本」超えにも期待が掛かっている。 村上は4日の第3打席で51号を放った。121試合に出て51本だから、「2・37試合で1本」。ヤクルトは残り22試合なので、計算上では新記録達成の可能性はある。しかし、こんな指摘も聞かれた。 「走者を置いた場面では、フルスイングはせず、コンパクトにバットにボールを当てていくようになりました。相手ピッチャーにまともに勝負してもらえないためです」(前出・プロ野球解説者) 球団発表によれば、本拠地・神宮球場とトップスポンサー契約を結ぶオープンハウス社が、村上の56本塁打目以降の本塁打に対し、「上限1億円(税込)、都内の家」をプレゼントするという。神宮球場の主催ゲーム、バックスクリーン上の同社グループの看板および、右翼席の特設ホームランゾーン以外に飛び込んだものと制約はついたが、神宮球場では「あと9試合」が残されている。 「22日の中日戦、23日からの2位DeNAとの3連戦で…」 そんな期待の声も聞かれた。 2位DeNAとの3連戦では、リーグ優勝も掛かってきそうだ。61号で胴上げ、そんなドラマが見られるだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月03日 17時30分
ヤクルト・マクガフ、大車輪の活躍も油断は禁物? 勝負の9月に懸念される昨季の悪夢とは
連覇に向け、守護神は健在だ。 ヤクルトスワローズのスコット・マクガフは8月を終え、ここまで両リーグ最多の34セーブを記録、首位を快走するチームを安定感のある投球で支える存在だ(数字は8月31日終了時)。 今季はシーズン開幕からクローザーを務め、終始、力強いピッチングを披露してきており、セーブ数を2年連続で「30」の大台に乗せた8月も、絶対的な守護神として君臨した。 4.0ゲーム差で迎えた、2位DeNAとの直接対決となった26日からの横浜での首位攻防戦でも、初戦と3戦目の最終回に登板、追いすがるDeNA打線の前に立ちはだかり、試合を締め括っている。 さらに、8月は終盤から連日のようにマウンドに登り続け、23日から広島、DeNAと6連戦、30日からの巨人2連戦の計8試合のうち、6試合で登板し全て無失点で抑え、4セーブ、1ホールドを記録した。31日、5時間を超える総力戦となった巨人戦でも、延長12回裏のマウンドに登り、坂本勇人、松原聖弥、丸佳浩をいずれも三振に切って獲り、8対8の引き分けに持ち込んでいる。 マクガフ自身も大車輪の活躍を見せたこの8月を終え、いよいよ優勝争いが決するペナントレース最終盤を迎える。今季も変わらず、頼もしいマウンド姿を見せ続けてきた背番号37に不安要素があるとすれば、この夏場から秋に向かう9月のコンディション、そして登板内容だ。 昨シーズン、9月は計11度リリーフでのマウンドを務め5セーブを上げたものの、防御率は5.91という成績に終わっている。この月で記録することとなった自責点7は、マクガフの昨シーズン全体での1/3以上にも上る。 今季の7・8月は、東京五輪開催によるシーズンの中断があった昨年よりもチーム試合数が多いことはもちろん、マクガフもハイペースでマウンドに登り続けていることからも、夏場の疲労が懸念される。 ここから、リーグ連覇へ向け、さらにクライマックスシリーズでの戦いも見据える中、重要な場面でのマクガフのピッチングがさらに必要となってくることは言うまでもない。追いすがる他球団を振り切り、再び、2位以下とのゲーム差を広げつつあるシーズン終盤、守護神・マクガフのパフォーマンスこそ、2年連続でペナントを手繰り寄せるための大きなカギとなるだろう。(佐藤文孝)
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スポーツ 2022年09月02日 18時45分
ヤクルト・村上にコーチが激怒「お前これはないぞ!」 宮本氏がプロ初弾の舞台裏明かす、浮かれすぎて大目玉?
野球解説者・下柳剛氏(元阪神他)が1日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、野球解説者・宮本慎也氏(元ヤクルト)が登場。ヤクルトプロ5年目・22歳の村上宗隆にまつわる発言がネット上で話題となっている。 今回の動画で宮本氏はヤクルトコーチ時代(2018-2019/一軍ヘッド)に重要視していた指導内容や、指導の結果急成長したヤクルト選手について話した。急成長した選手の1人として村上の名を挙げ話す中で、プロ初本塁打を放った直後の村上にカミナリを落としたというエピソードを明かした。 >>ヤクルト・村上、ヒロイン中の“映り込み”が話題「つば九郎に晒されてる」 青木の過去発言にも注目集まる<< 村上がプロ初弾を記録したのは、2018年9月16日・広島戦。当時のプロ1年目・18歳の村上は二軍で「.289・17本・70打点」と好調だった点を買われ、同日にプロ初昇格・初スタメン(6番・三塁)に抜擢される。すると、「0-4」とヤクルト4点ビハインドの2回裏1死一塁で迎えた一軍初打席で、高卒新人では史上7人目となる初打席初本塁打をマーク。村上は打球を放った直後、右手人差し指を高く突き上げるポーズで喜びをあらわにした。 球界では本塁打を放った選手が人差し指を突き上げる、拳を握りガッツポーズをとるといった行為で喜びをあらわにすることは珍しくない。また、相手選手を見ながら行うなど敬意を欠くようなことをしなければ、首脳陣やファンの間で問題視されることもほとんどない。 ただ、喜ぶ村上の姿を見た宮本氏は、直前の1回表無死で4失点の引き金を引く一塁悪送球を犯した反省が感じられないと問題視。石井琢朗一軍打撃コーチ(現DeNA一軍野手総合コーチ)と共に、ベンチに戻ってきた村上に「お前さぁ、お前のエラーで4点取られてんのにこれはないぞ!」と苦言を呈したという。ただ、カミナリを落とされた後の村上の反応については触れなかった。 宮本氏が明かしたエピソードを受け、ネット上には「めでたい初ホームランの裏でそんな一幕があったとは知らなかった」、「痛恨ミスを自分で取り返したのにそれは厳しすぎないか」、「宮本さんがあえて村上に厳しくしてたのは知ってるけど、初本塁打後の態度にまでケチつけてるとは」といった驚きの声が寄せられた。 宮本氏は元プロ野球選手・上田剛史氏(元ヤクルト)が2021年12月15日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に登場した際、自身の入閣と同年にプロ入りした村上には意図的に厳しい指導を行っていたことを明かしている。動画によると宮本氏は侍ジャパンの4番になれる素質があると村上を高く評価し、大成を実現するためにプレー面・素行面を徹底指導。あまりの厳しさに村上から反発を受けることもしばしばだったといい、「(村上は)間違いなく俺のこと嫌いだと思うよ」と今でも恨まれているのではとも口にしている。 村上は2018年は1本塁打で終えたものの、翌2019年から長距離砲として台頭し、今季は1日終了時点で「.339・49本・120打点」と三冠王を狙えるほどの数字をたたき出している。心を鬼にした宮本氏の指導も急成長の一因となったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について下柳剛氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCdOs2kfP7gdqAvfWcjHLV-A
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