メジャー
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スポーツ 2020年12月17日 11時00分
ヤンキース・田中にライバル球団移籍が浮上? 首脳陣の意味深な“沈黙”、現地メディアも残留難航を予想か
田中将大が「ニューヨークを離れるのではないか?」といった声が出始めた。 ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ブーン監督がリモートによる会見に登場したのは、12月15日だった(現地時間)。主にオフの補強、その進展具合について語られ、「田中には残ってもらいたい。素晴らしいチームメイトであり、愛される存在だ」と訴えた。 この指揮官の言葉を受け、日本のメディアは「ヤンキースに残留」と解釈したが、米国ではそうは受け止めていなかった。「残留交渉が難行している、もしくは予定よりも遅れている」というのが、米メディアの見解だ。 米国人ライターがブーン監督のリモート会見をこう説明する。 「この会見の田中に関する内容を報じたのは、ごく一部でした。実は、ニューヨークの野球ファンの最大の関心は、今季、ア・リーグ首位打者に輝いたDJラメイヒュー内野手がヤンキースに残るかどうかで、田中の残留はその次。もちろん、田中には残ってもらいたいと思っていますが、ラメイヒューの残留を確実にしてから、田中との交渉に入るようです」 ラメイヒューは2019年1月に移籍してきた。本職は二塁だが、サード、ショートも守れ、今季は3割6分4厘で首位打者のタイトルを獲得した。ロッキーズ時代の16年にも同タイトルを獲得しているので、ア・リーグ、ナ・リーグの両方で首位打者を獲得した選手として、今オフの米FA市場の野手部門では、「注目の一人」と位置づけられていた。 交渉がラメイヒュー、田中の順番となるのは仕方ないとしても、それだけでは田中の残留が怪しいという根拠にはならないはず。 「ブーン監督の会見の数日前、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMも取材に応じています。その時、ラメイヒューとの残留交渉については『最優先事項』と力強く語ったのに対し、田中のことを聞かれると、『選手会との規定で何も喋れない』と言っただけでした」(前出・同) チームの編成責任者であるキャッシュマンGMのコメントも影響していたようだ。 >>ポスティングの巨人・菅野、残留が濃厚?米メディアからは異例の提言も本人が「迷っている」と漏らしたワケ<< 日本人メディアの解釈では、球団サイドが多くを語らない場合、「交渉の細部を詰めている」と捉える。米国ではその反対のようだ。 もっとも、田中本人を知る日本のプロ野球解説者にヤンキースとの残留交渉について聞いてみると、「ニューヨークでの生活が気に入っている」と言う。残留濃厚のようだが、直接確かめたわけでないようだ。 「ヤンキースの交渉の優先順位ですが、ラメイヒューの次は田中。でも、地元メディアはラメイヒューの次は外野手のブレット・ガードナーだと捉えています。ガードナーはヤンキース生え抜きのベテランで、けっこう人気があるので」(特派記者) 仮に田中が3番手だとしよう。1、2番手の選手と話を詰めている間に、他球団と先に話がまとまってしまう可能性もある。昨今、同じくニューヨークに本拠地を構えるメッツが「田中に興味を示している」との報道もあるそうだ。田中がヤンキースからの残留条件を聞いてから、他球団とも交渉するとしているのなら、結論が出るのは正月明けということになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月24日 11時30分
田中マー君が証明した「捕手は日本がイチバン!」
マー君こと、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が“怪我”に関する会見を開いたのは、7月14日(現地時間)だった。実戦形式の打撃練習に登板し、対戦した味方野手の打球が右の側頭部付近に直撃(同4日)。「その後、症状は出ていない」とのことだが、大事を取って、いったん開幕ローテーションは外れることになった(同時点)。この田中の出遅れが、日米の捕手事情の違いを考えさせる契機ともなりそうだ。 「ヤンキースの正捕手はゲーリー・サンチェスですが、昨季はメジャー全捕手の中でワーストタイとなる15失策を記録しています。でも、34本塁打を放っています」(米国人ライター)“日本式の配球”で一目を置かれている控え捕手もいる。カイル・ヒガシオカだ。日系4世で一昨年は何度か田中と組み、意気投合した。昨季はエース格のドミンゴ・ヘルマンと4試合、ジェイムズ・パクストンとも3試合だがバッテリーを組み、ともに防御率1点台のゲームを築き上げている。「田中効果」であり、ヒガシオカも「田中と他投手の好む配球を比べるのがとても面白い」と話していた。 日米間の捕手が占める試合の重要性、配球の違いだ。 その詳細は“企業秘密”だから、地元ニューヨークのメディアにも語られていない。日米間の捕手の違いとは…。 これは、ダルビッシュ有がメジャーデビューした頃、ア・リーグ中部地区の駐日スカウトが教えてくれた話によれば、「米国では、日本のように捕手がチームの勝敗を握るような位置づけはしていない」そうだ。配球面についても、こんな話もしてくれた。 「米国の捕手は味方投手の持ち球を全て投げさせようとする。それに対し、日本の捕手は試合前にやることが多すぎます。スコアラーがまとめた対戦チームの報告書を頭に入れ、そこから攻略法を話し合い、先発投手の状態を確かめ、試合終盤に出てくるリリーバーとも打ち合わせをしておかなければなりません。自分のウォーミングアップもあるし…」 田中は野村克也氏のもとでプロ野球人生をスタートさせた。故・野村氏がこうした「日本の捕手スタイル」を確立させたことは説明するまでもないだろう。 見方を変えれば、アマチュア時代から細部に渡った配球論を経験していない外国人捕手は「日本球界では不向き」ということになる。しかし、去る7月1日、中日は育成選手だったアリエル・マルティネスを「捕手」で支配下登録した。過去、何人かの外国人捕手がNPBでもマスクをかぶっているが、長続きはしていない。筆者もこのマルティネスをファーム戦で観たことがあるが、守備位置は一塁か、指名打者だった。とは言え、与田剛監督はマルティネスの強肩を買って、一軍でも捕手として試合で使っている。 関係者の一人が、中日が正捕手不在で泣いた2017年シーズンを指して、こう言う。「正捕手不在となり、森繁和監督(当時)が『外国人の捕手を探そうか?』と言い出したんです。日本流の配球を教えるのは難しいと反対意見も多かったんですが…」 バリバリのメジャーリーガーではなく、当時20歳そこそこのマルティネスを選択したところに、「日本で育てる」の意図もあったのだろう。 前出の米国人ライターによれば、日本流の配球を嫌うメジャー投手も少なくないそうだ。城島健司(現・ソフトバンクフタッフ)がメジャーリーグで苦しんだ理由もこの辺にありそうだが、WBCなど国際大会で、海外メディアが必ず口にするセリフがある。「日本の捕手は投手だけではなく、試合そのものをプロデュースしている」――。 今季、ヤンキースとの契約が満了となる田中は大型更新を勝ち取るため、是が非でも好成績を収めたいところ。日米の配球の違いを楽しんでいるヒガシオカがそれをサポートしてくれるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月30日 11時45分
マエケン、広島時代の投球スタイルが復活? MLBに浮上する特別ルール、新天地での活躍に追い風となるか
“カープ時代”のマエケンが見られそうだ。 6月1日にキャンプ再開。メジャーリーグの活動再開に向けて動き出した。これまでも、アリゾナ州など3州に30球団を集結させるなどの案も出ていたが、具体的に「日時」が示されたのは、これが初めてだ。ペナントレース開催に向け、MLB機構と同選手会の話し合いはかなり進んでいるのだろう。 それと同時に、興味深い情報も飛び込んできた。 「1試合でも多く消化させたいからでしょう。今季に限り、『1試合7イニング制』の変則ルールを導入する案もある、と」(米国人ライター) 中学生の軟式野球部の試合みたいだが…。しかし、米国内では「7イニング制」に強い反対は出ていないそうだ。この7イニング制をプラスに変えそうなのが、マエケンこと前田健太投手だ。 前田は先発投手層の厚いドジャースでは昨シーズン中盤以降、リリーフに回ることも多かった。ミネソタツインズへのトレードは、“先発専念”のチャンスではあるが、前田自身も先発枠を勝ち取るため、ピッチングスタイルや投球フォームをマイナーチェンジさせてきた。その一例が「100球スタイル」だ。 「前田は先発完投型の投手として知られていました。9イニングを投げるペース配分、ストレートの力加減がありました。しかし、中継ぎ、クローザーとの完全分業制が確立したメジャーでは、『9イニングを投げるスタイル』は不要です。前田は初回から飛ばすスタイルに変えています」 広島時代を知るプロ野球解説者がそう言う。 また、急斜面の米国のマウンドに適応させるためだろう。歩幅を狭くしている。 「ツインズへのトレードですが、ドジャース退団は前田自身が希望したものでした。『トレードの話があったら』とフロントに申し出ていました。シーズンを通して先発でやりたいとする希望と同時に、やり切る自信もあったのでしょう」(前出・プロ野球解説者) メジャーでは、投球数が100球を超えた時点で、好投していても「交代」という雰囲気になる。しかし、前田には低めに変化球を集める技術もあり、「100球余りで6イニング目」という試合も少なくなかった。 仮に7イニング制が決定したとしても、最終イニングを任されるクローザーの負担は変わらない。7イニング制の導入が話し合われている理由は、選手の負担軽減だ。試合数を多く行うため、連戦、ダブルヘッダーなどの日程を組み込むためであり、こうした状況を考えると、「前田が投げる試合はクローザーを休ませ、完投させよう」となりそうだ。 日本プロ野球界で先発ローテーション入りする投手は、実際に試合で投げてみて、自身の好不調を見極めるタイプが多い。悪ければ悪いなりに投球スタイルを建て直し、ウイニングショットの変化球を変えるなどして修正していく。前田もそのタイプだった。7イニング制の特別ルールによって、カープ在籍時代の「先発完投のマエケン」が見られそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月09日 17時40分
レッズ・秋山の入団会見に「拍子抜け」の声 視聴者数は400人、SNSでの生配信に関心が集まらなかったワケ
今オフ海外フリーエージェント権を行使し、西武から米メジャー・レッズへ移籍した秋山翔吾。その秋山の入団会見が現地時間8日午前10時(日本時間9日午前0時)に行われた。 2010年ドラフトで3位指名を受け西武に入団した秋山は、翌2011年から今シーズンまで9シーズンにわたりプレー。この間首位打者を1回(2017)、最多安打を4回(2015、2017-2019)獲得し、2015年にはプロ野球記録となるシーズン216安打もマークしている。 日本球界を代表する“安打製造機”の晴れ舞台に、ネット上のプロ野球ファンからも「応援してるよ!頑張って!」、「メジャーでもヒットを打ちまくってくれ」、「怪我には気をつけて、まずはレギュラーを確保してほしい」と期待する声が多数寄せられた。 ところが、期待の声が挙がる一方で、「会見見てる人が少なすぎる…」、「もっと人が集まるかと思ったけどなんか拍子抜けだな」、「これ見てるの物好きな日本人しかいないんじゃないか?」というコメントも多く見受けられた。 レッズの本拠地で行われた秋山の入団会見は、球団の公式ツイッター、公式ユーチューブチャンネルで生配信されている。しかし、開始からしばらくは公式ツイッターは400人程度、公式ユーチューブでは100人程度しかリアルタイム視聴者がいなかった。 「今オフメジャー移籍した筒香は日本時間午前5時、昨年の菊池は同午前4時の会見だったので、秋山はこの2名に比べれば見やすい時間帯に会見がセッティングされたといえます。ただ、この日はその前後に、保釈中に日本からレバノンに逃走したカルロス・ゴーン被告や、中東イランとの衝突を招いたドナルド・トランプ米大統領の会見もありました。国際的に注目を集める両名に挟まれてしまったとあって、『不運すぎる』、『話題をさらわれてしまった』と嘆くファンも散見されましたね」(野球ライター) ゴーン被告、トランプ大統領に関心が集まる裏で、秋山は「僕はそんなにパワーのある打者ではないので、しっかりコンタクトして(打って)確率良く塁に出る」と自身の長所を生かしチームに貢献すると宣言。また、「(同級生の)ヤンキース・田中将大、ドジャース・前田健太と戦うことを目標に頑張りたい」と、日本人投手たちとの対戦を楽しみにしていることも明かしていた。 チームを率いるベル監督が、1番打者での起用を既に明言しているとも伝えられる秋山。怪我なく順調にシーズンを迎えられれば、ファンの注目を一手に集めるような日本人対決の実現が大いに期待できそうだ。文 / 柴田雅人
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