プロ野球
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スポーツ 2020年05月05日 11時30分
コロナ禍でも衰え知らず? 張本勲氏の上半期炎上発言3選
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツイベントが軒並み中止になっているものの、毎週『サンデーモーニング』(TBS系)内での過激発言が物議を醸す張本勲氏。今回は2020年4月までの炎上発言を振り返ってみたい。・大谷翔平に「プロレスラーじゃない」「走り込め」 アメリカメジャーリーグ、アナハイム・エンゼルスの大谷翔平が、2020年シーズンのスプリングキャンプで大幅にビルドアップした姿を見せ、張本氏は「ダメだねえ大谷は。あんな身体作っちゃダメだよ。プロレスじゃないんだからね。野球に必要な身体だけでいいんですよ」と、強烈なダメ出しをする。 さらに、「身体を大きくすると膝に負担がかかる」「上半身ばかり鍛えてもダメ」と話し、「もっと走り込むべきだ」と、これまでの「走り込み至上主義論」を展開した。 この発言に、「大谷も考えての行動。頭ごなしに否定しないでほしい」と怒る声と、「確かに余計な筋肉は付けるべきではない」という意見で議論が巻き起こることになった。・ヤクルト嶋基宏の骨折に「避けるのが下手」 3月に無観客で行われた、東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガース戦で、阪神タイガースの中田賢一の投げたボールが、嶋基宏の右手に当たり骨折した様子を見た張本氏は「嶋には悪いけどね、下手だねえ今の選手は、デッドボール逃げるの」と指摘。 さらに、「背中で受けなければダメ」と技術不足を指摘した上で、「あれを教える人が今、少ないんですよ。バントの構えとか、バントする技術。あるいはデッドボールで逃げる。教えるコーチがいないんだねえ」と指導者にも批判を浴びせた。 この発言も、「技術不足は否めない」「間違ったことは言ってない」と擁護もあったが、「ぶつけられた選手を悪く言うな」「嶋を責めるのは間違っている」という批判が噴出することになった。・元気の秘訣は「ラフィーネアルファ」を飲む 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、張本氏のみ出演となった4月5日の放送。関口宏からコーナー冒頭で、「元気の秘訣」を聞かれた張本氏は「後で教える」と話す。 そして、コーナー最終盤で「それと最後に、元気なのは健康食品のラフィーネアルファというのを飲んでるの」と、発言。関口は「PRじゃないの?」と困惑してしまった。 張本氏はラフィーネアルファのCMにも出演しているだけに、一部視聴者から「宣伝するな」と批判されることになった。 発言が炎上・批判されることが多い張本氏だが、発言の注目度は高い。これからも、その過激発言で視聴者を楽しませてほしい。
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スポーツ 2020年05月05日 11時00分
衝撃の事実を明かした動画も プロ野球OBユーチューバー“トップ3”の最高再生動画、ゲスト招集がヒットのカギ?
2018年4月24日に高木豊氏(元大洋、横浜他)がOBとして初めてユーチューブチャンネルを開設して以降、参入者が相次いでいるプロ野球OBユーチューバー。現在(4月28日)までに、25名以上のOBがチャンネルを開設している。 その中で現在チャンネル登録者数トップ3に位置するのは、約27.2万人の里崎智也氏(元ロッテ)、約21.6万人の高木豊氏(元大洋・横浜他)、約14.9万人の片岡篤史氏(元阪神他)の3名。この3名の動画の中で、今年1月から現在(4月28日)までにそれぞれ最高再生回数を記録している、人気を集めた動画がある。 現在の球界の制度やトピックへ持論を展開しファンの支持を集める里崎氏のチャンネル。その里崎氏が今年自身のユーチューブチャンネルにアップした87本の動画の中で、最も再生回数が多いのは2月26日公開の『【新企画!!】これが10億円で組む最強チーム里崎だ!!!』で約45万回。本動画で里崎氏は、アンタッチャブル・山崎弘也が自身に提案してきた「年俸総額10億円で作る最強チーム」という企画にチャレンジしている。 10億円以内に収まるように投打12名の選手を選出する里崎氏に、ネット上からは「やっぱり山本(由伸/オリックス)はコスパいいし選ぶよな」、「自分だったら年俸4500万の村上(宗隆/ヤクルト)は絶対入れる」といった反応が寄せられた。ちなみに、本動画をきっかけに高木氏、片岡氏も、それぞれ自身のチャンネルで同じ企画に挑戦する動画をアップしている。 高木氏のチャンネルは自身の人脈を生かし大物ゲストを登場させる動画を数多く投稿しているが、今年公開した123本の動画の中での再生回数トップは、1月31日公開の『【最強の巨人三本柱を受けてきた捕手が語る!!】凄い投手の特徴はこれだ!村田真一さんと語ります!』で約48万回。本動画には村田真一氏(元巨人)がゲスト出演し、90年代の巨人で先発の“三本柱”と呼ばれた斎藤雅樹、槇原寛己、桑田真澄の3投手をテーマにトーク。当時を知るファンからは懐かしむ声が多く寄せられた。 片岡氏のチャンネルも高木氏と同じく大物ゲスト、特にPL学園時代からつながりのあるゲストがしばしば登場しているが、今年投稿された64本の動画で最も多い再生回数を記録したのは4月14日公開の『コロナウィルスに感染しました』で約294万回。この動画で片岡氏は、自身が新型コロナウイルスに感染していることを公表。鼻に酸素供給用のチューブをつけ病床に横たわり、かすれた声で感染を報告する片岡氏の姿はファンの衝撃を呼んだ。数多くのメディアでも取り上げられたことにより、動画公開以降にチャンネル登録者数は1万人ほど増加している。 野球関連の動画に絞ると、最高再生回数を記録したのは1月1日の『【清原和博が選ぶベストナイン】昔を振り返りながらベストナインを決めていきました!ベスト監督と清原賞もあります!!あけましておめでとうございます!』で約166万回。本動画には清原和博氏(元巨人他)がゲスト出演し、現役時代に対戦した選手の中から自身が選んだベストナインを発表している。 以上3本の動画内容を見ると、独自企画やゲストを招いてのトークがファンの支持を得ていることがうかがえる。里崎、高木、片岡の3名は現役時代から高い知名度を誇ったOBだが、知名度に乏しいOBでも企画力や人脈次第では再生回数をアップさせられるのかもしれない。 新型コロナウイルスの影響により開幕延期が続いていることもあり、ファンからの需要も高まっていることが予想されるOBユーチューバー。そのトップに位置する3名の動画は今後も注目を集めていきそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA
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スポーツ 2020年05月04日 17時00分
巨人GMのクビが飛ぶ事態に? GWの悲劇、各方面に波紋を広げた“フランシスコ事件”とは
プロ野球各球団の球場が、大いににぎわいを見せる時期の1つであるゴールデンウイーク(GW)。今シーズンは新型コロナウイルスによる開幕延期の影響で試合が行われないが、昨シーズンは4月27日から5月6日までの期間で合計200万人以上の入場者数を記録した。 元号が平成から令和に移るタイミングだったこともあり、巨人・坂本勇人の“令和初ホームラン”などが大きな話題となった昨年のGW。今から5年前のGWには、それを大きく上回るほどの出来事があった。それが2015年5月4日の巨人対広島戦(マツダスタジアム)で起こった“サヨナラインフィールドフライ”だ。 2-2の9回裏。1死満塁とサヨナラのピンチを迎えた巨人は、打者・小窪哲也がホームベース付近に打ち上げたフライを一塁・フランシスコ、三塁・村田修一がお見合いし捕球できず。球審がフェアの判定をしたことを受け、フランシスコはグラウンドに落下したボールを捕球してホームベースを踏み、球審も三塁ランナーのアウトを宣告した。 これで2アウトになったと思いきや、広島の緒方孝市監督、石井琢朗コーチが球審に猛抗議。すると、球審が三塁ランナーアウトの判定をセーフに覆し、その結果広島のサヨナラ勝ちというまさかの幕切れとなった。 当時のネット上も「は?どういうこと?」、「何が起きたのか全く分からない」と騒然となったサヨナラ劇の真相はこうだった。小窪のフライ、その後のフランシスコ・村田の捕球ミスに対し球審はフェアの判定。しかし、実は三塁塁審が球審より早く『インフィールドフライ』を宣告していた。 『インフィールドフライ』とは、「0アウトまたは1アウトで、走者が一・二塁、一・二・三塁にあるとき、打者が打った飛球(ライナーおよびバントを企てて飛球となったものを除く)で、内野手が普通の守備行為をすれば、捕球できるもの」と公認野球規則で定められているフライのこと。これが審判から宣告された場合打者はその時点でアウトとなるが、進塁を狙う走者のアウトにはタッチプレーが必要となる。 しかし、ボールを捕球したフランシスコは三塁塁審の宣告に気付いていなかったため、ホームベースを踏むだけでアウトと思い込み三塁ランナーへはタッチせず。そのため、三塁ランナーの生還が認められることとなった。 敗戦につながる重大なミスを犯したフランシスコは、5月7日の二軍落ち以降一軍に呼ばれることなくオフに戦力外に。また、フランシスコの獲得に関わった巨人・原沢敦GMが、5月11日にGM職を解かれる異例の人事も起こっている。 様々な方面に波紋を広げたこのサヨナラインフィールドフライ。一部ファンの間では、今も“フランシスコ事件”という呼び名で語り継がれている。 GWも含め、本来なら行われていたはずの試合が行えないという状況が続いているプロ野球。今シーズンはどんなドラマが起こるのか、全てのプロ野球ファンが開幕を待ち望んでいる。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年05月04日 16時00分
プロ野球史上2回目の開幕延期…過去1回だけ実施された2011年、横浜ベイスターズの戦いの軌跡
新型コロナウイルス感染防止対策のため、ゴールデンウィーク真っ只中の現在も開幕していない日本プロ野球界。開幕を延期したのは2011年、東日本大震災が起きた過去一度のみである。 3月11日、宮城沖で襲った大地震。当時TBSが親会社であったベイスターズは、横浜スタジアムで東京ヤクルトスワローズ相手にオープン戦を戦っていた。14時46分に大きな揺れが起ると、警備の若い女性は叫び声を上げその場にへたり込み、照明塔の水銀ランプ同士が接触しガシャンガシャンと音を立てていた。未曾有の大震災は、仙台にある楽天イーグルスと、千葉のロッテマリーンズの本拠地を使用不能にし、3月25日に予定されていた開幕は、4月12日に変更された。 尾花高夫監督の2年目となったベイスターズは、横浜スタジアムで中日ドラゴンズを相手に開幕戦を行った。試合は難攻不落の浅尾拓也から、内藤雄太がセンターへサヨナラヒットを放ち、平日のデーゲームに集まったファンを歓喜の渦に巻き込んだ。勢いそのままにこのカード勝ち越しを果たし、「今年こそ」と淡い期待を持たせたが、それが長く続くことはなかった。 5月からは暗黒時代らしく低迷し、鬼門の交流戦は最下位を脱出するのがやっとの11位。オールスターまでに借金は19まで膨らんだ。後半戦も低空飛行を続け、10月9日には4年連続の最下位が決定。同18日には落合ドラゴンズに本拠地・横浜スタジアムで胴上げを見せつけられる屈辱も味わい、首位から27.5ゲーム差、5位カープにも11.5ゲーム差を付けられた。最終的には47勝86敗11分、勝率.353の成績だった。 前年オフにTBSから住生活グループ(現LIXILグループ)へ身売りが進められるも御破算になり、球団自体も揺れていた年。戦力面でも内川聖一がソフトバンク・ホークスにFA移籍し、2010年に活躍した下園辰哉が、くしくも3.11に右足を骨折し出遅れ、FAで獲得し、中華街で派手な入団外見を開いた森本稀哲は期待外れ。村田修一は前年に続き、144試合に4番としてフル出場したが、“飛ばないボール”の影響もありホームランは20本。前年途中から加入し19ホームランを放ったブレッド・ハーパーは大きく成績を落とし、ターメル・スレッジも怪我での離脱など、両助っ人の働きもイマイチだった。 投手陣は高崎健太郎が防御率3.45で177.1回を投げ抜くも、5勝15敗と勝ち星に恵まれず、三浦大輔も前半2軍落ちも経験し5勝に終わった。開幕を任された山本省吾と、前年10勝を挙げた清水直行はわずか2勝ずつ。震災の影響で日本に不安を感じたブレント・リーチは一度アメリカへ帰り、7月に再来日するも1勝7敗。低迷の理由はいくつも上がる散々たる状況だった。 このオフには現在の親会社であるDeNAに球団の譲渡が決定され、11年間で最下位8回と、目を覆いたくなるような戦績を残したTBS時代は幕を閉じた。野球界だけではなく日本中が混乱を極めた2011年。ベイスターズにとってもまた、ターニングポイントとなった年であった。文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年05月04日 11時30分
巨人・菅野、今オフのメジャー移籍は絶望的? “カネ”に苦しむMLB球団、東京五輪も理由に挑戦は先送りか
MLBの「無観客試合」は、ネクスト・メジャーリーガーにも影響しそうだ。 「2020年オフの米球界を目指す日本人選手が何人かいました。米スカウトの間でもっとも評価が高いのは、巨人の菅野です。ソフトバンクの千賀を推す声も多く出ています。ただ、現時点で言えることは、彼らの評価は非常に高いですが、米球界挑戦を実現させるには、所属球団がポスティングシステムに掛けることを許可しなければなりません。そういう調査ができないので…」(ア・リーグ中部地区スカウト) 一連のウイルス禍のため、メジャーリーグでは一切のスカウティング活動も禁止されている。今オフ、ポスティングシステムなどを使って、米球界に挑戦するとされている日本人選手は、巨人・菅野智之、DeNA・山崎康晃、千葉ロッテ・石川歩、北海道日本ハム・有原航平、同・西川遥輝、ソフトバンク・千賀滉大など…。 スカウティング活動の禁止による“調査不足”以外の理由で、今オフの米球界挑戦は不可能となる可能性も出てきた。 その理由は、「カネ」だ。 「MLB機構は米選手会に改めて話し合いの場を求めています。すんなりと合意できないでしょう」(米国人ライター) 4月末時点で、MLB機構はアリゾナ州などウイルス感染者が比較的少ない3州に全30球団を集結させ、ペナントレースを開催する方向で調整を続けている。「無観客試合」となるのは避けられないが…。 「3月、MLB機構と選手会は“年俸の減額”でいったん合意しました。ペナントレース162試合、全てが行われた場合は満額、試合削減となった場合にそれに応じて減額していくという…。例えば、100試合しか行われなかったら、『年俸の162分の100』を払うことで合意しました」(前出・同) ところが、である。この時点で、MLB機構や30球団のオーナーたちは、無観客試合になる可能性を“軽視”していた。無観客になれば、チケット収入は入ってこない。TV中継による放映権料のみとなるため、減額した年俸分も払えるかどうか怪しくなってきた。再度の話し合いが必要となった理由はこれに尽きるが、こんな情報も交錯している。 「興行収入の激減は、2020年オフの補強に大きく影響してきます。今オフ、契約満期を迎えるメジャーリーガーの再契約はもちろん、日本人選手との契約も厳しくなります」(プロ野球解説者) 選手会側はMLB機構、経営陣との再協議に難色を示しているという。選手会側はすでに今オフに契約満期を迎える選手たちが渋チン交渉になることも見据えている。さらなる減給に応じる見返りとして、「さまざまな交換条件も検討中」(前出・米国人ライター)とも伝えられているそうだ。 追い詰められているのは経営サイドであり、「今オフは、日本人選手との新たな契約にまで手を伸ばせないとの見方も強まっています」(同) たとえ買い叩かれたとしても、メジャーリーグに行きたいと言う日本人選手も出てきそうだ。しかし、手放す日本の球団側も譲渡金(上限2000万ドル)をアテにしている部分もないわけではない。主力・看板選手を手放すのに見合った分を払ってもらわなければやっていけないだろう。 「順調に行けばの話ですが、来年7月~8月に延期された東京五輪を理由に、『米挑戦を先送りした』と言うかもしれません。東海岸の球団や大都市に本拠地を置く一部の球団は交渉できるかもしれませんが」(球界関係者) 収入減により、メジャー各球団は日本人メジャーリーガーの獲得交渉をする余力はない。菅野は「巨人愛」を貫くことになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年05月03日 17時30分
阪神・藤川、“松坂世代”初の名球会入り? 右ひじ手術から7年、故障を経て身につけたスキルとは
松坂大輔は、「あと30勝」できるのか。 かつて、松坂世代なる“称号”があった。松坂を筆頭に、1980年4月2日から1981年4月1日生まれの同学年選手たちが揃って活躍したからだが、その松坂世代のトップは松坂大輔ではなくなるかもしれない。※松坂大輔 170勝108敗2セーブ藤川球児 60勝36敗243セーブ※ プロ野球には、名球会なる組織がある。ピッチャーなら、日米通算200勝以上か、250セーブ以上を記録し、バッターならば、同通算2000本安打を達成しなければ、入会することができない。まさに一流のトッププレーヤーだけが集まる“メンバーズクラブ”とも言えるが、その中に松坂世代の選手は一人もいない。上述の数字からして、藤川の名球会入りは時間の問題と言っていい。 「村田修一は惜しいところで現役引退となりました。2017年、巨人から戦力外通達を受けた時点で、通算1865安打でした。あと1年、レギュラーで試合に出ていたら、2000本に到達していたはず」 「あとひと息」だったことを惜しむ声は多く聞かれた。 松坂世代のNPB現役選手はこの2人のほかは、和田毅、久保裕也の4人だけ。松坂のトミー・ジョン手術に代表されるように長期欠場を経験した選手も少なくない。おそらく、松坂世代からの名球会入り選手の誕生にここまで時間を要した理由は怪我のせいだろう。 「今季、アクシデントがなければ、巨人・坂本隼人が2000本安打を達成します(現在1884本)。坂本、斎藤佑樹、田中将大たちは『ハンカチ世代』と呼ばれ、松坂世代と同じように球界を牽引してきました。単純に比べられる話ではありませんが、8学年下の坂本が『松坂世代』と同じシーズンに名球会入りするとは思いませんでした」 松坂世代のドラフトイヤーで活躍した元スカウトマンがそう言う。 単に生涯成績だけを見ると、「もっと勝ち星を挙げていても…」と思うところはあるが、松坂世代の魅力はそれだけではない。松坂を始め、エース、4番、クローザーとチームの中核を担う選手も多かった。シーズンを棒に振るような長期欠場もあったが、見方を変えれば、チームが「復帰」を待ってくれたとも解釈できる。復帰を待ちたくなるような選手、待たなければならない存在が揃っていた世代とも言える。 「藤川が右肘にメスを入れたのは、2013年。ストレートに往年の威力が戻ってきたのは昨季後半ですが、そこに至るまでの間、藤川は先発や中継ぎも務めてきました。先発で成功したとは言えませんが、自身の役割に応じて調整法を変えるなど、ピッチングスタイルのパターンをたくさん持っています」(球界関係者) 昨季、「往年のストレートが蘇った」との評価も多く聞かれた。しかし、投手出身のプロ野球解説者や20代の頃を知る阪神OBたちは「変化球を使う割合が増えている」とも評していた。対戦バッターにストレートを速く感じさせるテクニックも習得したのだろう。 藤川がトップを切って名球会入りするのだから、この点に関しては“松坂以上”と評価しても良いのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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芸能ニュース 2020年05月03日 12時20分
ようやく独立後の新規オファーがあった中居正広 これが今後の足掛かりとなるか
5月3日、フジテレビ系で特番「中居正広のスポーツ珍プレー好プレー元気が出るセレクション」が3時間スペシャルで放送される。 一部スポーツ紙によると、同番組は、スポーツの伝説の名場面をまとめたもので、コロナウイルスの感染拡大によりスポーツ界にも影響が広がる中、「元気」と「笑い」、「自信」と「勇気」を届ける。 番組では、緊急アンケートで選ばれた「逆転劇ベスト10」を懐かしいVTRとともに振り返るコーナーも。1996年にプロ野球・巨人が最大11.5ゲーム差をひっくり返した逆転劇「メークドラマ」など、奇跡の名場面を掘り起こすという。 「芸能界きっての巨人ファンとして知られる中居だけに、『メークドラマ』を語る際には特に熱が入っているのでは。まったく開幕のメドが立っていないプロ野球ファンにとってはありがたい番組になりそうだ」(スポーツ紙記者) 中居は4月にジャニーズ事務所から独立し、個人事務所「株式会社のんびりなかい」で活動している。 お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史は、16日深夜のニッポン放送「岡村隆史のオールナイトニッポン」に出演。中居とのメールのやりとりを明かし、中居から「俺も暇だよ。独立してから、もう仕事がないよ」と返信があったことを明かした。 「おそらく、独立後の初オファーなのでは。今後、シーズンが開幕するまではプロ野球の歴史を振り返るような企画が増えると思われるが、中居にはその手のオファーが入るのでは。来年に延期した東京五輪に関しても、『侍ジャパン』関連の仕事がどこかの局から入ることになるのでは」(芸能記者) おそらく、中居も野球と五輪に絡む仕事を心待ちにしているはずだ。
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スポーツ 2020年05月03日 11時30分
日本ハム栗山監督「気持ちだけをお届けしたい」球団が北海道の医療機関へマスク5万枚を寄付
北海道日本ハムは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、医療現場で感染防護具の不足が深刻になっている状況を受けて、医療従事者のために役立つよう、不織布マスク5万枚等を北海道へ寄付すると発表した。 球団では選手会とも協議し、この難局を乗り越えるため、医療現場の最前線で懸命に力を尽くしている医療従事者への支援を優先すべきと考え、過去のチャリティオークション等でファンの善意を積み立てた「ファイターズ基金」と選手会費から物資を購入し、北海道を通じて5月以降道内の各医療機関へ分配を依頼することになったという。 北海道では、感染症が依然、猛威を振るい続ける状況下で、地域やファンに支えられるプロ野球球団として、何らかの支援ができないかとの考えから、球団と自主練習期間に入っている選手らが4月上旬から検討を開始。医療現場の最前線で感染防護具の不足、医療従事者の心理的負担の増大、新型コロナウイルス感染に対応する医療体制により外来診療や入院、手術の減少で病院経営に影響があることなどを把握すると、球団の取引先から医療物資が確保できたため、球団が長年続けている地域貢献活動に役立ててほしいとの申し出があり、社内や選手会と協議した結果、購入し、北海道への寄付を決定に至ったそうだ。不織布マスク5万枚、フェイスシールド920個が寄付される。 栗山英樹監督は「ウイルスとの闘いで、本当に大変な思いをされてると思います。その中でも、特に医療関係に従事されている皆さん。本当に命を懸けて、多くの皆さん、感染された方々のケア、検査を含めまして、本当にありがとうございます。ドクター、看護師の皆さんだけではなくて、病院で働くいろいろな方々。そして、そういったものを作ってくださる皆さん。本当に感謝しております。そういった皆さんの気持ちを考えると、本当に我々は何も出来ないんですけど、何とか応援する気持ちだけを皆さんにお届けしたいと思います。僕らも精一杯応援していきます。そして僕らも頑張っていきます。皆さんも本当に大変ですけども、みんなが感謝をしております。その思いをもってこれからも頑張ってください。本当にありがとうございます」とコメントし、医療従事者に対して感謝の意を述べた。 投手陣では、自主練習中の加藤貴之と宮西尚生が、寄付するマスクの段ボール箱を手にした写真撮影に応じている。(どら増田)
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スポーツ 2020年05月02日 17時30分
巨人・広島が一触即発の睨み合い! “因縁の相手”山口に會澤が激昂、和解まで1年以上を要した“警告試合
新型コロナウイルスの影響により、5月に入っても開幕延期が続いている今シーズンのプロ野球。本来の予定であれば5月最初の3連戦(1~3日)として、セ・リーグでは巨人対広島(東京ドーム)、DeNA対中日(横浜スタジアム)、阪神対ヤクルト(甲子園)のカードが行われていたはずだった。 中でも、昨年のリーグ王者巨人と一昨年まで3連覇を果たした広島の一戦はかなりの盛り上がりを見せていたことが濃厚。2年前にも5月最初の3連戦で対戦している両軍だが、その時には球場が別の意味で盛り上がる事件が起きている。 舞台となったのは、2018年5月1日に行われた巨人対広島(マツダスタジアム)の一戦。同戦の巨人先発・山口俊(現ブルージェイズ)は立ち上がりから制球が定まらず、2回までに4四球。また、広島・會澤翼には死球も与えていた。 3回にバティスタ、鈴木誠也に2者連続本塁打を浴び同点に追いつかれた山口は、なおも迎えた1死一、三塁の場面で打席の會澤に2打席連続の死球を与えてしまう。すると、會澤は死球を受けた瞬間にバットを投げ捨て、「オイッ!」と叫びながらマウンド上の山口に詰め寄った。 會澤の動きを見て、主審、鈴木、巨人・マギーの3名が真っ先に制止へ。それに続くように他の選手も守備位置やベンチから一斉にマウンド付近に集まり、両軍入り乱れ一触即発の状態となった。両軍は1分ほどにらみ合いとなった後、殴る蹴るの乱闘には至らずベンチに戻ったが、これを受けた主審は両軍に「警告試合」を宣告した。 「警告試合」とは、試合中に乱闘やにらみ合いなどが起こった際、審判団がその後に選手への死球やスライディングなどの報復行為が行われる危険性があると判断した試合のこと。宣告された場合、審判は故意・過失にかかわらず、報復行為と判断できるプレーを行った選手やそのチームの監督に退場を宣告することができる。 その後試合は再開されたが、山口は2死満塁から田中広輔に押し出し四球を与え勝ち越し点を献上。さらに、5回には1死一塁の場面で會澤にタイムリーツーベースを打たれ追加点を許すと、2死一、三塁では菊池涼介にもタイムリーを浴びここで降板。チームも「4-6」で敗れそれまで連勝が8でストップした。 2度の死球がにらみ合い、警告試合に発展したのには、山口と會澤を巡る“因縁”も関係したとされている。2012年8月2日のDeNA対広島戦、會澤は当時DeNAの山口から顔面に死球を受け鼻骨を骨折。翌3日に登録を抹消され、一軍復帰を果たせないままシーズンを終えている。 なお、後日山口が謝罪したものの両者には“因縁の相手”というイメージがつき、2019年11月のプレミア12で共に侍ジャパンに選出された際は「仲間割れ起こさないか心配」、「絶対に試合でバッテリー組ませたらダメ」というコメントも散見された。ただ、大会終了後に巨人のファンフェスタに参加した山口は、「(大会の)一番の収穫は會澤と仲直りしたこと。日本でもご飯に行ったりして完全に仲直りしました」と語っている。 こうした一触即発の事態が起こるのも、試合が行われてこそのこと。今シーズンの開幕はまだ具体的な日程が決まっていないが、日程決定の目途が立つ日が来ることを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年05月02日 11時30分
オリックス、夏の陣や関西クラシックなどイベント試合の中止を発表
オリックスは、今シーズン予定されていたイベント試合の中止を27日に発表した。 中止になるのは次の5イベント。・6月10日、7月8日 『大人の部活』(京セラドーム)・6月19日 『花火ナイト』(ほっと神戸)・6月20日 『神戸大花火大会』(ほっと神戸)・6月26〜28日 『KANSAI CLASSIC 2020』(京セラドーム)・8月21~23日、28~30日 『Bs夏の陣2020』(京セラドーム) 『大人の部活』は8、9月にも予定されており、こちらは現時点では開催する方針。『花火ナイト』も7月に予定されている2回はまだ中止になっていない。 着てもらいたいユニフォームをファン投票した近鉄バファローズと南海ホークスの復刻試合『KANSAI CLASSIC 2020』は今年、残念ながら中止になってしまった。これはオリックスファンだけでなく、ソフトバンクファンにとっても残念な知らせだろう。 また毎年ユニフォームが話題となる恒例企画『Bs夏の陣 2020』も中止に。この結果、今シーズンは現時点で、ホーム、ビジター、サードの3つに加え、既に発表されている神戸主催試合で着用するオリックス・ブルーウェーブ時代の「がんばろうKOBEユニフォーム」と、故・西本幸雄元監督生誕100年を記念した阪急ブレーブス復刻ユニフォームといった5種類のユニフォームで闘うことになりそうだ。 なお、5月29〜31日に開催予定だった女性ファン向けイベント『Bsオリ姫デー 2020』は延期するとしている。(どら増田)
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西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
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DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
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2020年01月15日 11時57分
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.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
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2020年01月10日 11時40分