プロ野球
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スポーツ 2020年07月06日 18時30分
DeNA・ラミレス監督に「意味が分からん」ファン困惑 またしても物議の継投策、本人は「経験してもらいたかった」と弁明
5日に行われたDeNA対ヤクルトの一戦。この試合でDeNA・ラミレス監督が打った継投策が、ネット上のDeNAファンの間で物議を醸している。 問題となったのは、「8-0」とDeNA8点リードで迎えた9回裏の継投。この回ラミレス監督は石田健大に代え、パットンを3番手の中継ぎとして投入。パットンはヤクルトの先頭・坂口智隆をレフトフライに打ちとり難なく1アウトをとった。 ところが、この直後ラミレス監督はパットンを降板させ、ドラフト3位ルーキーの伊勢大夢を4番手としてマウンドへ。急なタイミングでの交代に思うところがあったのか、パットンは首をかしげながらマウンドを降り、その後はベンチで頬づえをつき、ふてくされたような表情で戦況を見つめていた。 >>DeNA・ラミレス監督に「理解不能」批判の声継投ミスに元巨人・上原氏も苦言、試合後の弁明にも反発相次ぐ<< その後伊勢が1点を失うも、「8-1」で試合には勝利したDeNA。しかし、ラミレス監督の継投を受け、ネット上には「は?何でこのタイミングで交代?」、「打たれた訳でも無いのに意味が分からん」、「パットンめちゃくちゃ不服そうだけど、一体何の意図があるんだ」といった困惑の反応が多数寄せられている。 一方、「大差がついてたし、多少打たれてもいいから伊勢に経験を積ませたかったのでは?」、「ヤクルトはこの後山田、村上(宗隆)、青木(宣親)と好打者が続くから、伊勢に場数踏ませる意味合いがあったんじゃないか」といった、交代の理由を推測するコメントも複数見受けられた。 「試合後の報道では、継投の理由についてラミレス監督が『ああいう状況で経験してもらいたかったというのがある』と語ったことが伝えられています。ヤクルトの主力打者相手に経験を積ませることで、伊勢を早く計算の立つ中継ぎにしたいという思惑があったようです。ただ、この理由についてもファンからは『じゃあパットン出さずにイニングの頭から伊勢を出しとけよ』、『絶対事前に説明してなかっただろ、パットンかなり不満げだったし』といった批判が挙がっていますが…」(野球ライター) ラミレス監督は6月30日の対巨人戦でも、それまで1失点の好投を見せていた濱口遥大を6回途中に突如降板させ物議を醸している。相次ぐ不可解な継投は「今後の戦いへ向けた準備の一環」、「今試せる継投は全て試して、中盤以降の戦いに備えているのでは」との見方もされているが、果たして今回の継投は今後吉と出るのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月06日 17時30分
DeNA、ソトの打球が上がってきた! 3年連続ホームランキングに向け2戦3発
ベイスターズ強力打線の一角を占めるネフタリ・ソトが上昇気流に乗ってきた。2年連続ホームランキングのソトだが、開幕2戦目の6月20日のカープ戦で今シーズン1号を放ってから、11試合ホームランが出ない状況だった。 しかし、7月4日の神宮でのスワローズ戦の第1打席で、「いい風が吹いてくれた。しっかりと前で捉えることが出来た」と納得の一打は、久々の2号先制アーチとなり、5打席目も「繋ぐ気持ちで打席に向かった。フォークを前で捉えることが出来た」と振り抜いた打球で、レフトへオーバーフェンス。マルチホームランで4打点の活躍を見せた。 翌日の同カードでは、5回満塁の場面で、打ちあぐんでいたスワローズ先発・高梨裕稔のフォークを一閃。ボールはセンター左の看板の上を越え、テレビクルーのカメラ脇に弾む特大グランドスラム。昨年のジャイアンツ戦での3連発の際から、インパクトのある一打でのコメント「チョーーーーーースゴイ!」を日本語で残し、「みんなが繋いでくれたチャンス、満塁ではありましたが、最低でも1点取る気持ちで打席に向かいました」と、程よくリラックスできたことが、最高の結果をもたらしたようだった。 2018年5月6日に、横浜スタジアムでデビューしたネフタリ・ソト。107試合出場で41本のホームランを放ち、仮に144試合出場と仮定した場合、70本ペースとなる計算になっていた。また、打率も.310とセ・リーグ11位と健闘した。昨年は4月に11本の本塁打を放ち、ホームランダービートップの活躍を見せていたが、5月10日に自打球を当ててから狂いが生じたのか、6月はホームラン8本ながら打率.188と低打率となっていた。最終的にはホームラン43本、打点108でセ・リーグ2冠王に輝き、流石の活躍を見せたが、打率は.269と確実性は低くなっていた。 今年はスワローズ戦まで1ホームランだったが、逆方向へのヒットや右中間への2ベースなど、素直なバッティングが多く見られ、打席ではファールで粘るなどチームに貢献。超攻撃型打線の2番として、臨機応変な姿勢も感じられ、打率も.362とリーグ5位。更にここに来て打球が上がってきたソトは、過去2年を超える驚異的な成績も期待できそうだ。 取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年07月06日 15時35分
元巨人・上原氏「当てようとして投げてるわけではない!」 西武ベンチの暴言に苦言、死球続出にファンからは賛否
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が6日、自身の公式ツイッターに投稿。5日の西武対オリックス戦での西武ベンチの態度に苦言を呈した。 >>広島対中日戦、死球の応酬で警告試合に「何当てとんじゃボケコラァ!」一触即発の険悪ムードにファンもピリピリ<< 西武は「5-8」で敗れた同日のオリックス戦で、オリックス先発・山本由伸から計4個の死球を受けた。西武ベンチは3個目の死球の際に「何やっとんじゃコラァ!ボケェ!」、4個目の直後には「デッドボールかゴラァ!」とヤジを飛ばすなど、相次ぐ死球に相当ピリついた態度を見せていた。 これに対し、上原氏は6日に自身のツイッターに投稿。「当てようとして投げてるわけではない!」と、過剰なヤジを飛ばした西武ベンチに苦言を呈した。 投手が死球を恐れて外角ばかりに投げると、コースを読んだ打者から踏み込んで打たれるリスクが上がるという上原氏。「申し訳ない、って顔で謝ってるのが証拠。打者の皆さん、分かってくださいね」と、投手の内角攻めに理解を求めていた。 上原氏の投稿を受け、ネット上には「内角突けなかったら打たれるから仕方ない、特に西武打線は強打者ばかりだし」、「死球が多くなったのは、それだけ西武の打者が相手に重圧与えてる証でもあるよね」、「コース間違えないようにギリギリのところを攻めてるから、たまにはこういうことも起こり得る」といった賛同の声が多数寄せられている。 一方、「4個も死球当てられて文句言うなって方が無理だろ」、「故意じゃなかったら何でも許される訳じゃない」、「西武はリーグ1位の被死球数なんだぞ、それなのに『分かってください』は無いだろ」といった反発も複数見受けられた。 現役時代に巨人(1999-2008,2018-2019)、オリオールズ(2009-2011)、レンジャーズ(2011-2012)、レッドソックス(2013-2016)、カブス(2017)でプレーした45歳の上原氏は、日米通算で計34個しか死球を与えなかった投手。強気の攻めと制球力を両立させた投球で数々のタイトルを手にしただけに、今回の山本の4死球についても臆せずに攻めた結果と考えているようだ。 「2018、2019年とパ・リーグ2連覇中の西武は、2年連続でチーム打率・得点数がリーグトップの数字だった強打のチーム。今シーズンも5日終了時点のチーム打率・得点数はリーグ2位と破壊力は健在なので、死球覚悟で内角を厳しく突いた山本の投球は決して間違ってはいません。ただ、今シーズンの西武はここまでリーグトップとなる9個の死球を食らってもいます。当たり所が悪ければ大怪我の危険性もあるので、相次ぐ死球に西武ベンチが怒ったのも致し方ない面はあるでしょう」(野球ライター) 今年は6月2~16日にかけ行われた練習試合で、全68試合で計44個もの死球が続出。同月19日の開幕後も7月5日までの全88試合で計62個の死球が記録されており、巨人・小林誠司が6月21日・対阪神戦で死球を受け左尺骨を骨折するなど重傷者も出ている。今回の試合では幸いにも怪我人は出なかったが、重大なアクシデントにつながりかねない死球がこれ以上増えないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara
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スポーツ 2020年07月06日 11時00分
オリックス先発6人に目処がついた西武6連戦、鈴木優や榊原翼が台頭!
先週は千葉・ZOZOマリンスタジアムで、千葉ロッテを相手に同一カード6連敗を喫したオリックスだが、そのまま関東に残り、今週は埼玉・メットライフドームで埼玉西武との6連戦を行った。<オリックス戦績 6.30〜7.5>対 埼玉西武ライオンズ(埼玉・メットライフドーム)▽6月30日●オリックス(アルバース)2-3(高橋光)埼玉西武○▽7月1日○オリックス(鈴木優)6-0(今井)埼玉西武●▽7月2日●オリックス(山崎福)5-9(本田)埼玉西武○▽7月3日△オリックス(榊原)4-4(ニール)埼玉西武△▽7月4日○オリックス(田嶋)4-3(松本)埼玉西武●▽7月5日 ○オリックス(山本)8-5(與座)埼玉西武●※オリックスの3勝2敗1分。今季通算は15試合4勝10敗1分け。※(カッコ)内は先発 今週はダブルエースの筆頭だった山岡泰輔が離脱したことにより、開幕ローテーション入りを果たした6人のピッチャーのうち、3人が登録を抹消されてしまった先発ローテーションの再編が課題となっていたが、鈴木優、山崎福也、榊原翼がいずれも来週に繋がるピッチングを披露。鈴木優は高卒6年目にして、プロ初勝利を5回ノーヒットのピッチングで手に入れた。これで先発6枚がひとまず固まったのは、大きな収穫と言っていいだろう。 しかし、中継ぎ陣に関しては引き続き不安を拭えない。敗れた試合はいずれもリリーバーが打たれて失点をしており、クローザーのディクソンは調子が上がって来て、セットアッパーとして加わったヒギンスも好調をキープしているが、その他の選手は不安定。7回まで投げられる先発が山本、田嶋しかいないのが現状なだけに、ここは早急に再整備する必要がある。ファームで復活した近藤大亮の昇格を待ちたい。 野手は守備に難があったジョーンズを、思い切って指名打者にしたのは良かったのではないだろうか。吉田正尚、T-岡田といった和製大砲の2人が好調で、ジョーンズ、ロドリゲスにも当たりが出て来た。安達了一が全試合出場出来れば良いのだが、そこはチームでカバーしていくしかない。ただ、控え選手が弱いのが気になるところ。怖さを感じる代打の切り札は、近年のオリックスに欠けているピースの一つであり、ファームで調整中の選手から突き抜けた選手が出てくれば出場チャンスはある。 オリックスは7日から本拠地、大阪・京セラドーム大阪に戻り、北海道日本ハムと福岡ソフトバンクを相手に6連戦ずつ対戦する。この12試合で、どこまで借金を返すことが出来るのかが鍵になるのは間違いない。西武6連戦で勝ち越して本拠地に戻れたことは追い風になり、ここからの巻き返しに期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年07月05日 11時00分
西武投手をオリックスコーチが突き飛ばす! 止まらない死球に監督も「恥ずかしい」、大乱闘が勃発した記憶に新しい警告試合
6月19日に開幕した今シーズンのプロ野球。開幕から7月2日までの全71試合で計50個が記録されるなど死球が続出しており、6月28日の広島対中日戦では死球の応酬で警告試合が宣告される一幕もあった。 >>広島対中日戦、死球の応酬で警告試合に「何当てとんじゃボケコラァ!」一触即発の険悪ムードにファンもピリピリ<< 同戦では6回裏に、広島先発・森下暢仁の投球が中日・大島洋平の背中に直撃。その後7回裏には、中日の2番手・三ツ間卓也が広島・會澤翼の左ひじに投球をぶつけてしまう。相次ぐ死球を受けた審判団は報復合戦につながる恐れがあるとして、會澤への死球直後に両リーグ通じて今シーズン初となる警告試合を宣告。これ以降死球を当てた投手は問答無用で退場になるという状況になった。 その後死球は出ず「10-3」で広島の勝利に終わったが、ネット上には「大怪我や乱闘に繋がらなくてよかった」、「宣告後に何事も無かったのは幸いだったな」といった安堵の声もあったこの試合。昨シーズンには死球を巡り大乱闘が勃発し、その後も退場者が続出した波乱の警告試合があった。 2019年8月13日に行われた西武対オリックスの一戦。この日西武先発の齊藤大将が、1回表にオリックス・福田周平、3回表に後藤駿太にそれぞれ死球を当ててしまう。後藤への死球直後にはオリックス・西村徳文監督がベンチから出てくるなど、少々きな臭い雰囲気が漂っていた。 そんな中、4回表に事件が勃発する。この回からマウンドに上がった西武2番手・森脇亮介が、2死満塁で打席に立った若月健矢の左ひじに投球を直撃させてしまう。森脇に詰め寄ろうとする若月を審判や西武捕手・森友哉が制止したが、その間にオリックス・佐竹学コーチが森脇に突進し両手で胸を突いた。 これを見た両軍ベンチが佐竹コーチの元に殺到したことで、マウンド付近で押し合いへし合いの大乱闘が勃発し球場は騒然。乱闘が沈静化した後に審判団は暴力行為による佐竹コーチの退場、そして同戦の警告試合を宣告して試合を再開した。 しかし、騒ぎはここでは終わらず、直後の4回裏にオリックス・田嶋大樹が森に死球を与え退場処分に。また、9回表には西武・平良海馬が福田に死球を与えて退場となり、本塁付近で両軍がにらみ合う事態に。同戦は「11-4」で西武が勝利したが、死球をきっかけに3人の退場者を出す大荒れの試合となった。 同戦後の報道では、西武・辻発彦監督が「4つも当てて恥ずかしいし申し訳ない」、オリックス・西村監督が「当てられたことに関してはここでしゃべるつもりはない」と語ったことが伝えられている。勝った方も負けた方も、非常に後味の悪い心境だったようだ。 冒頭の広島対中日の警告試合では広島ベンチから「何当てとんじゃボケコラァ!」とヤジが飛んだが、乱闘や退場といった事態にはつながっていない。波紋を呼ぶようなことが起こらなかったことは、非常に幸運なことだったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月04日 11時00分
阪神・青柳の症状はイチローも苦しんだイップス?「野球人生のスランプ」1日1000球投げ克服した選手も
6月19日に開幕し、連日熱戦が繰り広げられている今シーズンのプロ野球。多くのファンがチームの勝敗や選手のプレーについてネット上に反応を寄せているが、中には心配の声が寄せられた選手もいる。その1人が阪神・青柳晃洋だ。 >>阪神・青柳、一塁へのバウンド送球を連発!「ずっと送球が定まってない」“イップス”への心配相次ぐ<< 青柳に心配が集まったのは、6月30日に行われた対中日戦でのこと。同戦に先発した青柳は6回1失点の好投を見せたが、3回裏に2度も一塁へバウンド送球をしてしまう。投手のプレーとしてはあまりにも不自然な送球であったため、ネット上には「何だ今の送球、青柳どうしちゃったんだ?」、「1イニングに2度もバウンド送球を投げるのはおかしい、もしかしてイップスじゃないのか?」といった心配の声が多数寄せられた。 青柳はプロ入り当初から送球難に悩まされている投手だが、同戦後の報道でバウンド送球は送球難克服へ向けた意図的なプレーだったと伝えられている。緊張や不安、もしくは何らかの理由により自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害『イップス』のような症状に苦労していることがうかがえるが、過去にはイップスに苦しんだ時期を乗り越え克服に成功した選手がいる。 横浜(2001-2010)、ソフトバンク(2011-)でプレーしている内川聖一は、プロ3年目の2003年にイップスを発症したと過去の報道などで伝えられている。プロ入り後の内川は主に二塁を務めていたが、先輩選手に囲まれて試合や練習を行う中で緊張や不安をため込んだことがイップスにつながったといわれている。 送球難からなかなか二塁のレギュラーをつかめず、2007年ごろからは二塁ではなく外野手・一塁手として起用されることが多くなった内川。ただ、このコンバートにより近距離での送球が減ったことが幸いし内川はイップスを克服。2011年からプレーするソフトバンクでも守備は安定しており、昨シーズンには一塁手として自身初のゴールデングラブ賞を受賞してもいる。 現役時代に日本ハム(1990-2005)で活躍した岩本勉氏は、プロ3年目の1993年にイップスを発症。小学生の頃からイップスを持っていたという岩本氏は、二軍での守備練習時に先輩内野手が舌打ちをしながら岩本氏のプレーに文句をつけ続けたことで、精神的負担がかかり悪化したと過去のインタビューなどで告白している。 制球難で思うように球が投げられなくなった岩本氏は、発症直後から投球動作を体に染み込ませるため1日1000球にも及ぶネットスローを敢行。また、1993年オフの秋季キャンプで当時のコーチからアドバイスを受け、サイドスローに転向したことも功を奏しイップスを克服。その後2005年で引退するまでに、「63勝3セーブ・防御率4.44・885奪三振」をマークした。 オリックス(1992-2000)、マリナーズ(2001-2012,2018-2019)、ヤンキース(2012-2014)、マーリンズ(2015-2017)で活躍したあのイチローも、2016年3月15日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)の中で過去にイップスを患い送球難に陥っていたことを告白している。イチローによると、イップスは高校2年生だった1990年から1997年ごろまで続いたといい、発症当時は「一番の野球人生のスランプ」と思い悩んでいたという。 どのように克服したかについてだが、イチローは「センスです。これは努力ではどうにもならない」と口にしている。克服できた理由については、自分自身にも分からないようだ。 以上の3名を見ると、イップスの発症には精神的・心理的不安、克服には環境の変化や自信の積み重ねが関係していると推測される。青柳も仮に送球難がイップスによるものだったとしても、原因に沿って対処すれば克服できそうだ。 特に参考となりそうなのは、ネットスローでの投げ込み、サイドスロー転向を機に克服した岩本氏の例。青柳はもともとサイドスローの投手だが、投球時にはそこまですっぽ抜けたような球は見られない。この投球時の動きを応用し、守備時にも横から腕を振って投げるようにすれば送球が安定する可能性はあるのではないだろうか。 昨シーズンは2ケタ勝利目前の9勝を挙げるなど、阪神の先発をけん引する存在として成長しつつある青柳。自身を悩ませる送球難が、1日でも早く解消されることを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月03日 19時30分
元ロッテ・里崎氏、阪神首脳陣に「大山を出そう」 スタメン固定を提案、「よく言ってくれた」賛同の声相次ぐ
元ロッテで野球解説者の里崎智也氏が3日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での阪神についての発言に、ネット上の阪神ファンから賛同の声が相次いでいる。 今回の動画で里崎氏は、6月30日~7月2日の各球団の戦いぶりをそれぞれ解説。この期間の阪神は中日相手に3連敗を喫しているが、里崎氏は自身が気になった選手やプレーについて解説した。 話題となっているのは、今後の阪神の課題についての発言。里崎氏は3連敗を喫する中で浮上した課題として「MBS(マルテ、ボーア、サンズ)砲をどうするか」と指摘。この3名の3連戦中の打率は、マルテが「.182」、ボーアが「.200」、サンズが「.200」といずれも低打率だった。 里崎氏は「あの3人はもう(スタメンに)並べない方がいい」と同時起用に苦言を呈した上で、「マルテ、ボーアのどちらかを引っ込めて大山を出そう」と提案。大山悠輔はここまで主に代打として打率「.250」をマークしている選手だが、里崎氏は「それが阪神の一番の起爆剤なような気がしてならない。今の流れを変えられるのは大山じゃないかな(と思う)」とスタメンに固定すべきと主張した。 >>阪神・矢野監督、金本前監督と同じ末路に? 100敗ペースの大不振、迷走采配は選手にも悪影響か<< 今回の動画を受け、ネット上には「里崎よく言ってくれた、首脳陣が考え変えるまでもっと言ってやってくれ」、「確かに他チームのファンからしても、阪神が何で大山を使わないのかは謎でしかない」、「マルテはまだ打ってる方だからいいけど、ボーアとサンズのどちらかは外して大山を使った方が絶対にいい影響がある」、「そもそも実績のある大山を開幕から控え扱いにしてるのが不満、わざと負けにいってるとしか思えないから首脳陣は早く目を覚ませ」といった賛同の声が多数寄せられている。 「里崎氏がスタメン固定すべきと主張した大山は、昨シーズン一塁手、三塁手として全試合に出場し、チームトップの14本塁打をマークした主力選手。しかし、今シーズンは首脳陣が大山とポジションが被る助っ人たちを優先的に起用しているため、開幕からここまで控え扱いが続きまともに使われてはいません。これで助っ人たちが本塁打を量産していたら話は違ったでしょうが、2日終了時点でMBS砲の3名はそれぞれ1本ずつしか本塁打を打てていません。多くのファンが『大山を使った方がよっぽどいい』と考えるのも無理はないでしょう」(野球ライター) 首脳陣はここまでMBSの3名を積極起用しているが、チームは2日終了時点で「2勝10敗・勝率.200」と断トツの最下位に沈んでいる。里崎氏の発言に賛同が集まったのは、それだけ首脳陣に不満を抱くファンが多いことの裏返しなのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww
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スポーツ 2020年07月03日 16時30分
広島・佐々岡監督に「二軍に落とせ」クレーム殺到 元巨人・斎藤氏も危惧、炎上続く新助っ人の代役は
2日に行われた広島対ヤクルトの一戦。この試合に登板した広島の助っ人投手・スコットの投球が、ネット上の広島ファンの怒りを買っている。 「5-5」と両チーム同点で迎えた9回裏、5番手としてマウンドに上がったスコット。この回を無失点で抑えれば、延長戦に持ち込むことができる状況だった。 ところが、スコットは先頭の坂口智隆に四球、山田哲人、青木宣親にそれぞれヒットを打たれ無死満塁の大ピンチを招くと、最後は村上宗隆にサヨナラ満塁ホームランを被弾。1アウトも取れないまま4失点を喫し、チームに「5-9」のサヨナラ負けを呼び込んでしまった。 スコットが1アウトも取れずにサヨナラを許したのは、先頭打者から4連打を浴び2点を失った6月21日・対DeNA戦以来早くも今季2度目。試合後の報道では、広島・佐々岡真司監督が「やられ方がやられ方なので、考えないといけないかもしれない」とスコットを配置転換する可能性を示唆したことが伝えられている。 >>広島・スコット、ボーア以上に「使えない」?新人を裏切る大炎上、MLB大物選手の獲得はあるか<< 今回の投球を受け、ネット上には「2週間足らずで2度炎上とか話にならない」、「先頭四球でそこからガタガタっていうのは典型的なダメ投手」、「抑えの適性が無さすぎる、佐々岡監督はすぐに配置転換した方がいい」、「『いけないかも』じゃないよ、手遅れになる前に二軍に落とせ」、「こんだけ酷い内容なのにどこに考える要素があるんだ」といった、スコットの配置転換や二軍落ちを求める声が強まっている。 また、同日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)で今回の一戦を解説した元巨人・斎藤雅樹氏も、「抑えというのは勝敗に直結するのでそうは我慢してられない」、「広島はちょっと整えないと、ズルズルいってしまいそうな気がする」と、早めに手を打たなければ致命傷になるのではと危惧している。 「今シーズンから来日し練習試合では3試合無失点と好調だったスコットですが、開幕後は既に2敗と喫し防御率も21点台と大不振。状態が良くないことは明白なため、佐々岡監督に決断を求める声が強まるのも無理はないでしょう。もし配置転換に踏み切った場合、代役は昨シーズン抑えを務めたフランスアになるとみられますが、フランスアも防御率が5点台と安定感を欠く状況。そのため、ファンの間ではチームが3連覇を達成した2016~2018年の正守護神である中崎翔太や、現在二軍調整中の新助っ人・DJ.ジョンソンを推す声も高まっています」(野球ライター) 試合前時点では3位だったが、敗戦によりヤクルト、中日に抜かれ一気に5位転落となった広島。本日3日から始まる阪神との3連戦で、佐々岡監督が新たな継投策を披露することはあるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月03日 11時40分
阪神・矢野監督、金本前監督と同じ末路に? 100敗ペースの大不振、迷走采配は選手にも悪影響か
矢野阪神が中日戦に3連敗し、12球団最速で「10敗」に到達した(7月2日)。ここまで2勝10敗。計算上だが、120試合制だから、このまま行けばシーズン100敗の屈辱ということになるが…。 「4番を予定していたジャスティン・ボーアの不振が痛い。でも、連敗はボーア一人の責任ではありません。矢野燿大監督が思い詰めるようなことにならなければいいのですが」(在阪記者) 前任の金本知憲氏も就任3年目に「さらに3年契約を交わした」という一報が出た後に、“辞任”となった。契約途中での退団となった理由は、成績不振に尽きるが、この続投から辞任に急転した当時の流れが、今の矢野監督に重なりつつある。 「昨秋のドラフト会議ですよ。阪神は本拠地の甲子園、つまり、春夏の甲子園大会で活躍した高校球児ばかりを指名し、『自分トコの庭でスカウト活動をしたな(笑)』と他球団も苦笑いしていました。次年度の戦力補強を捨て、将来への投資をしました。ある意味、補強ゼロとも言えるドラフト指名でした」(ライバル球団スタッフ) 他球団の目には、矢野監督には長期的な視野に立って、チームの基盤作りをしてもらうと映っていた。育成と勝利の両立は難しい。 >>阪神・ボーアに「今すぐ二軍に落とせ」ファン激怒相手に救われた“怠慢走塁”、矢野監督のカミナリは必至?<< しかし、19-20年オフの間、ボーア以外にもジェリー・サンズ外野手、ジョン・エドワーズ投手らも獲得し、新加入の外国人選手は計5人、投手のガルシア、呂彦青、内野手のマルテの残留も決め、球団史上最多となる“助っ人8人体制”を編成した。 「ドラフト指名した高校生たちは二軍で育成、一軍の戦力補強は外国人選手。フロントは矢野監督に『勝利』を要求したんです」(前出・同) 2日の中日戦、2点ビハインドで迎えた9回表だった。ベテラン福留がチャンスを広げ、無死一、二塁。続く近本に「送りバント」のサインが出たが決められず、矢野監督はヒッティングのサインを出し直した。しかし、力のない打球がショート頭上に上がり、追い上げムードにも水を差してしまった。あと、1本のヒットが出ない…。 「自分が試合を決めなければと、ヘンに固くなっている選手が多い」(ベテラン記者) 矢野監督はここまで12試合で9通りの打線を作っている。「打線を固定し、我慢しろ」という指摘するプロ野球解説者は多い。矢野監督はレギュラーを固定しないことで、選手に「出場のチャンスあり」と発奮材料を与えている。解説者たち、矢野監督のどちらも正論だが、先日に失敗した選手、ヒットを打てなかった選手がベンチスタートとなっている。「ミスをしたら使ってもらえない」と、矢野監督の温情をはき違えている選手もいるのではないだろうか。 阪神フロントもチーム再建を長く待つつもりはない。「優勝の圧力」が矢野監督に重くのしかかりつつあるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月02日 20時30分
広島・達川元監督、田中・會澤のプレーに喝!「負けるべくして負けた」勝機を潰した“凡ミス”に苦言
元広島監督で野球解説者の達川光男氏が、1日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。同日の試合でヤクルトに敗れた広島について、時折語気を強めながら言及した。 >>広島対中日戦、死球の応酬で警告試合に「何当てとんじゃボケコラァ!」一触即発の険悪ムードにファンもピリピリ<< 同戦の広島は相手を上回る9安打を放ったが、6回表、8回表にそれぞれ送りバントを失敗したことや、試合を通じて3つエラーが出たことが響き「3-4」で敗戦。「負けるべくして負けた」と断言した達川氏は、2度の送りバント失敗が敗戦につながったとしてそれぞれのミスに苦言を呈した。 1度目のバント失敗は、6回表無死一塁で打席に入った田中広輔によるもの。田中は捕手の正面近くに球を転がしてしまい、結果一塁ランナーが二塁でアウトにされたが、達川氏は「捕手がいい動きをしたと言えばそれまでだが、田中ならもう少し(いいところに)転がせた」とコメント。田中が注意して打球を転がせば、二塁がアウトになることはなかったのではと不満を漏らした。 2度目のバント失敗は、8回表無死一塁で打席に立った會澤翼が犯したもの。會澤は前進してきた投手に打球をワンバウンドで捕球され、その後ダブルプレーに仕留められてしまったが、達川氏は「會澤クラス(の選手)ならきっちり決めてほしかった」とバッサリ。會澤は2017年から昨シーズンまで3年連続ベストナインを受賞しているセ・リーグ屈指の捕手だが、そのような主力選手が犯してはいけないミスだったと語気を強めて指摘した。 終盤の勝負所で連発したミスにより、広島は試合の流れを自ら手放してしまったという達川氏。「負け方がちょっと悪かった」と次戦以降への影響も懸念していた。 今回の放送を受け、ネット上には「防げるミスで負けたから達川さんも怒ってるというか、不服そうな感じだな」、「プロならバントは決めて当たり前だからなあ、達川さんがダメだって言うのは当然」、「田中も會澤もレギュラー獲ってから長いんだから、こういう基本的なプレーはきっちりやってくれないと」、「初回のバントは点に繋がってただけに、その後のミスは余計もったいなかった」といった反応が多数寄せられている。 同戦の広島は1回表無死一塁で菊池涼介が送りバントを試みているが、こちらは成功しその後先制点にもつながっている。こうした細かい野球をミスなく徹底できるかどうかが、今後優勝争いに食い込むための重要なカギとなるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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