プロ野球
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スポーツ 2020年07月02日 18時30分
巨人・澤村、原監督の“公開説教”で涙!「何年も同じ失敗してるくせに」進歩のない投球に呆れ声も
1日に行われた巨人対DeNAの一戦。TV中継の画面に映し出された巨人・澤村拓一の様子が、ネット上の巨人ファンの間で話題となっている。 >>巨人・原監督「お前もう一生料理するな!」甥っ子・菅野への激怒に賛否、致命的な怪我を負った選手も?<< 同戦の澤村は「3-2」と巨人1点リードの8回表に登板するも、四球、空三振、四球で1死一、二塁のピンチを招いたところで降板。後を受けた高木京介が2死満塁からDeNA・オースティンに走者一掃の逆転スリーベースを浴び、チームはそのまま「3-5」で敗れる結果となった。 注目が集まったのは、直後の8回裏に中継カメラが映したベンチ内の様子。この回の途中、原辰徳監督は自身の近くに澤村を呼び寄せ腕組みしながら説教。この日の中継で解説を務めていた元巨人・桑田真澄氏は、説教の内容について「打たれるならまだしも、四球でみすみすランナーをためるのは良くないという話をしていると思う」と推測していた。 原監督の話が終わった後も厳しい表情を崩さないまま戦況を見つめていた澤村だが、その両目には一筋の涙が。逆転のきっかけになってしまった自身の投球に対し、相当な悔しさを感じていることがうかがえた。 涙を流す澤村の様子を受け、ネット上には「キツいこと言われただろうけど腐らず頑張ってほしい」、「この涙をバネにもう一皮向けてくれたら」、「シーズンはまだ始まったばかり、次回以降の登板で原監督を見返してやればいい」といった激励のコメントが多数寄せられている。 一方、「何年も同じ失敗してるくせに泣くなよ」、「泣きたいのは原の方だろ、計算して送り出した投手が四球で自滅したんだから」、「いつまでも制球難抱えたままだと居場所無くなるぞ」といった呆れ声も複数見受けられた。 「2011年にプロ入りした澤村は2015年から中継ぎを主戦場としていますが、当初から制球難で自滅する投球が続いている投手。今シーズンも6月25日の広島戦で、1死二塁の場面から与えた四球をきっかけに2失点を喫し降板するなど、なかなか課題を払しょくすることができていません。今年32歳を迎えた澤村は、現在の一軍投手陣の中では最年長。本来なら経験豊富なリーダーとして投手陣をけん引すべき立場なのですが、数年間課題を克服できていない姿に不満を抱くファンも少なくないようです」(野球ライター) 試合後の報道では、原監督が「もうリーダーなんだから何とかしてもらいたい」、宮本和知一軍投手チーフコーチが「しっかり抑えてもらわないと、次の登板というのが指名もできなくなる」と、それぞれ澤村に厳しい言葉を口にしたことが伝えられている。ファンだけでなく首脳陣の信頼も大きく損なった形だが、今後の登板で信頼を取り戻すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月02日 17時30分
DeNA、“将軍”パットンがキレッキレ! 流れを変えてジャイアンツ打線を制圧
ベイスターズのスペンサー・パットンの活躍が目覚ましい。 来日4年目になるパットンだが、毎年シーズン当初は不安定なマウンドが続き、昨年はインパクトの大きなリリーフ失敗を繰り返してしまう。5月以降は持ち直したが、8月には自らの不甲斐ないピッチングと、審判への不満からベンチの冷蔵庫を殴打し骨折。セットアッパーとしてチームに貢献し続けていた男にとって、不本意なシーズンとなってしまった。 しかし、今年はオープン戦、練習試合からほぼヒットすら許さない安定感抜群の素晴らしいピッチングを続けると、昨年フル回転の活躍を見せ、しかも左腕のアドバンテージもあるエドウィン・エスコバーとの競争に勝ち、一軍メンバーに名を連ねる。開幕戦となった6月19日に初登板し、21日にはチームに初勝利を呼び込むピッチングで勝ち星もマーク。その後も24,26,28日と危なげない内容で、ドラゴンズ、タイガース相手に無失点を続けていた。 勢いそのままに1日のジャイアンツ戦、1点ビハインドの7回2アウトからバトンを受け取ったパットンは「石田がしっかりと投げてくれて、2アウトランナー無しという状況にしてくれたので、その分落ち着いて投げられた」と、怖い坂本勇人をオールストレートで空振り三振に切って取ると、いい流れに乗り味方は8回に逆転。次の回も回跨ぎでマウンドに上がると、絶好調の岡本和真を3球三振、陽岱鋼をストレートで押し込んだ後のスライダーで空振り三振、パーラも陽と同じような配球で空振り三振。圧倒的な内容に「全体的に良かった。肩も軽く感じ、真っすぐを投げたいところにコントロールでき、スライダーも凄く良い感触で、投げたいところに投げられた」と振り返った。 6月30日は嫌な逆転負けを喫したベイスターズだが、この日は中継ぎ陣の踏ん張りでリベンジに成功。その中でもパットンのマウンドを制圧するピッチングは、間違いなくMVP級の働き。これで今年は6試合登板、6回2/3イニングで被安打はわずか3、無失点で2勝1ホールドと抜群の成績。計算できる“将軍”の復活は、ベイスターズのキーとなる継投策にバリエーションを増やす、重要な存在となる。 取材・文 ・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年07月02日 17時00分
阪神・ボーアに「今すぐ二軍に落とせ」ファン激怒 相手に救われた“怠慢走塁”、矢野監督のカミナリは必至?
1日に行われた阪神対中日の一戦。この試合に「5番・一塁」で先発した阪神・ボーアのプレーが、ネット上の阪神ファンの間で物議を醸している。 >>阪神・ボーア、打率0割台でも「悪くはない」元阪神片岡氏が復調を予言、視察中に見た“光明”も明かす<< 問題となったのは、4回2死一塁でボーアが第2打席を迎えた場面。ボーアは中日先発・山本拓実のスライダーを引っ掛けゴロにしてしまうが、打球を捕球した中日の二塁・阿部寿樹が一塁に送球しようとした際に落球。さらに、拾い直した球を悪送球したため、ボーアは二塁エラーで出塁する形となった。 しかし、ボーアは「アウトになる」と思ったのか、阿部が捕球した直後に走塁スピードがあからさまに減速。その直後の落球を見て再び加速したため結果的にはセーフになったが、送球ミスがなければ完全にアウトのタイミングだった。 ボーアの走塁を受け、ネット上には「なに最初から諦めてんだよ、阿部が普通に送球してたらアウトじゃないか」、「勝手にアウトと決めつけてノロノロ走るのは怠慢走塁でしかない」、「開幕から不調でも復活してくれるって信じてたけど、あの走塁見て一気に嫌いになった」、「チームが最下位の状況でこんな怠慢プレーするような選手はいらん、今すぐ二軍に落とせ」、「矢野(燿大)監督は怠慢走塁に厳しいから絶対ブチ切れてるだろうな」といった批判が多数寄せられている。 「矢野監督は走塁で全力プレーをしない選手には厳しい監督で、昨シーズンも振り逃げを狙わなかった木浪聖也に『諦めるような選手は使いたくない』、二塁に滑り込まずアウトになった大山悠輔に『スライディングしないのは論外』とそれぞれカミナリを落としています。ボーアの走塁についてのコメントは特に伝えられていませんが、決して快く思ってはいないでしょうね」(野球ライター) 開幕11戦目となった同戦でようやく来日初アーチを放つも、「その前に怠慢走塁やってるからそこまで嬉しく思わない」、「こんな姿勢なら1本打ったところで調子は上がらない」と手放しで称賛されてはいないボーア。大事な来日1年目の序盤で早くも悪いレッテルを貼られる状況となっているが、今後の試合でファンの信頼を取り戻すような全力プレーを見せることはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月02日 11時50分
巨人、ウィーラーに続くトレードの可能性 コロナ禍で吹く追い風、ソフトBの年俸額も抜き返すか
これも、野球文化の違いだろうか。 ゼラス・ウィーラーがチーム合流2日目となる7月1日のDeNAとの試合前、守備練習でセカンドに入った。その後、ファーストミットを持って一塁の守備練習もこなしていた。原辰徳監督は「内野も外野も守れるのは大きい」(6月30日)と話していた。一塁の守備は分かる。しかし、巨漢のウィーラーがセカンドを練習していたのは、ちょっと衝撃的だった。 「原監督はプラス思考の指揮官です。ウィーラーをセカンドに入れて、外野に丸、パーラ、亀井を入れる重量級打線も考えているのかもしれません」(スポーツ紙記者) メジャーリーグを経験した外国人選手は特にそうだが、「複数のポジション」をこなすのは当然のことと思っている。新しいポジションをテストされることも「出場機会が増える」と前向きに捉えている。 >>巨人・澤村、原監督の“公開説教”で涙!「何年も同じ失敗してるくせに」進歩のない投球に呆れ声も<< 「セカンド・ウィーラー」の実現はともかく、同日のスタメン・オーダーを見て思った。巨人は年俸面でも“重量級打線”と言えそうだ。 ウィーラー獲得のトレードが成立した直後の6月29日だった。プロ野球選手会が12球団の年俸総額を発表した。支配下登録選手を対象としたもので、ソフトバンクが平均7131万円(前年比593万円増)で、2年ぶりにトップに返り咲いた。※ 1位 ソフトバンク 7131万円2位 巨人 6107万円3位 楽天 5100万円4位 広島 4236万円(中略)12位ロッテ 3035万円※ ソフトバンク、巨人の“ワン・ツー”は昨年と同様だ。両球団とも、優勝、日本一を強く意識しているからだろう。「費用対効果」という点では、首位戦線を順調に突き進んでいる千葉ロッテとなる。12球団トップの福岡ソフトバンクは勝率5割を切るスロースタートとなったが、現時点では巨人は高い年俸に見合った成績となっている。 「第2のトレードを予想する声も少なくありません。『お金をかける』と言うと、悪いイメージを抱くファンもいますが、優勝戦線から早々に脱落してしまうと、営業面での打撃を受けます」(ベテラン記者) 無観客試合での開幕となったため、すでに営業面で打撃を受けている球団も多い。選手会が発表した年俸額を減らすため、「主力選手の放出を考え出したチームがある」(関係者)との情報も駆け巡っている。主力級投手の放出があれば、巨人も放っておかないだろう。 陽気なウィーラーの加入で、巨人ベンチは明るくなった。原監督が「水を得たフィッシュのごとくですね」(30日)と言って周囲を笑わせていた。未経験のセカンドでウィーラーは「アテにされている」と働き甲斐を感じ、巨人打線も厚みを増した。 ウィーラーを手放した東北楽天も左のリリーバー・池田駿に期待を寄せている。お互いがプラスになれるのなら、トレードは前向きに捉えるべきだ。もっとも、高額なウィーラーの年俸を払えるとした巨人の資金力がなければ成立しなかったが…。 プロ野球全体として、年俸は上昇傾向にある。しかし、今季の年俸、つまり、契約更改は新型コロナウイルス禍の始まる前に交わされたものだ。米国では選手会と経営陣が年俸の減額幅を巡って激しくぶつかったが、日本では「おカネ(年俸)でもめるのは、お互いに取ってマイナス」という発想だ。いずれにせよ、今季はカネについて考えさせられる場面も多く見られそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月01日 18時30分
阪神・青柳、一塁へのバウンド送球を連発!「ずっと送球が定まってない」“イップス”への心配相次ぐ
30日に行われた阪神対中日の一戦。この試合に先発した阪神・青柳晃洋のプレーに、ネット上のプロ野球ファンから心配の声が寄せられている。 >>元阪神・関本氏、梅野の「どこに不満がある?」矢野監督に苦言で賛否「やり方変えるのも必要」スタメン固定には反発も<< 同戦の青柳は6回に中日・阿部寿樹にタイムリーを浴びたものの、この他に失点はなく6回1失点と好投。チームが得点を挙げられないまま「0-5」で敗れたことで敗戦投手になったものの、先発としては及第点と言える投球内容だった。 その中で心配の声が集まったのは、3回裏の守備時に出たプレー。この回、青柳は先頭の京田陽太を投ゴロに打ち取るも、一塁へ力のないツーバウンドの送球をしてしまう。送球がバウントする間に京田が一塁ベースを踏んだため、思わぬ形で出塁を許す結果となった。 さらに、青柳は1死一塁の場面で柳裕也が仕掛けた送りバントを捕球した後も、球を叩き付けるようにワンバウンドで一塁に送球。こちらは何とかアウトになったが、投手のプレーとしてはいずれも不自然な送球だった。 青柳のプレーを受け、ネット上には「バウンド送球連発って青柳どうしたんだ?」、「何でもない投ゴロをツーバウンドにするのはおかしい、イップスじゃないのか?」、「青柳はプロ入りからずっと送球が定まってないから心配になる」、「制球はちょっと良くなったイメージだけど、送球はまだイップス気味なのかな」といった心配の声が多数寄せられている。 “イップス”とは緊張や不安、もしくは何らかの理由などにより自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のこと。2015年にはヤクルトの2007年ドラフト1位・増渕竜義が、イップスが原因で27歳の若さでの引退を余儀なくされるなど選手生命を脅かすこともある症状として知られている。 「2016年にプロ入りした青柳は当初から制球難・送球難といったイップス気味の症状に悩まされており、2017年には12登板で10個もの死球を記録。同年の6月30日・対ヤクルト戦では、プロ野球ワーストタイ記録となる1イニング3死球をマークしてしまっています。昨シーズンは25登板で12死球だったため制球難については改善の兆しが出ていますが、送球難については現在まで一塁への悪送球などが頻発する状況が続いています」(野球ライター) 試合後の報道によると、今回のバウンド送球は送球難克服を狙いとした意図的なプレーだったとのこと。イップス疑惑もささやかれる送球難に講じた懸命な対策は、克服への糸口となるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月01日 17時00分
DeNA・ラミレス監督に「理解不能」批判の声 継投ミスに元巨人・上原氏も苦言、試合後の弁明にも反発相次ぐ
6月30日に行われたDeNA対巨人の一戦。この試合でDeNA・ラミレス監督が見せた継投策が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>ソフトB・工藤監督に「もう辞任しろ」ファン激怒 3連敗を招いた継投ミス、本人も「僕自身も見直して」と反省?<< 同戦のDeNAは初回に佐野恵太の犠牲フライ、宮崎敏郎のタイムリーで幸先よく2点を先制。先発の左腕・濱口遥大は2回裏に巨人・中島宏之にソロホームランを浴びたが、5回裏まで1失点と試合を作っていた。 6回裏も先頭の増田大輝に四球を与えたものの、続く丸佳浩はセカンドゴロに打ち取った濱口。しかし、1死一塁として坂本勇人を打席に迎えるこの場面で、ラミレス監督は濱口に代え中継ぎ右腕・国吉佑樹をマウンドへ。6回途中、球数88球での交代に、濱口は「えっ?」と困惑した表情を見せつつ降板した。 2番手の国吉はその後岡本和真、パーラにそれぞれタイムリーを打たれ2失点。その後8回裏にも4番手のエスコバーが2点を失ったDeNAは、「2-5」で逆転負けを喫する結果となった。 完全に裏目に出たラミレス監督の継投を受け、ネット上には「球数も88球でまだ余裕あったのに、なんであのタイミングで代えたんだ」、「ここまで抑えてた坂本のところで降板は理解不能」、「巨人ファンだから助かったけど、追いつかれてもないのに降ろされて逆転って濱口は絶対納得してないだろ」、「最初から丸までって決めてたなら分かる、でも濱口の表情見る限りそれは無さそうだしなあ」といった批判や苦言が数多く寄せられている。 また、元巨人・上原浩治氏も自身の公式ツイッターで「中継ぎの気持ち…」、「やっぱり回のアタマから投げたいよね」と、イニング途中で中継ぎを投入した点に疑問を呈している。 「試合後の報道によると、ラミレス監督は“前回登板で133球を投げた影響で5回から球速が落ちてきたこと”、“丸より後は坂本、岡本、中島と右打者が続くこと”などを継投の理由としています。ただ、この理由についてもファンからは『じゃあ変に引っ張らず6回頭から継投に入れよ』、『右投手出すなら国吉より伊勢(大夢/防御率0.00)を選ぶべきだった』と反発の声が挙がっています」(野球ライター) 対巨人3連戦の1戦目を落としたことにより首位巨人とは1.5ゲーム差となり、この日試合がなかった広島にもゲーム差なしで2位を譲ったDeNA。残り2試合を連勝すれば巨人を逆転できる状況だが、ラミレス監督は汚名返上の采配を振るうことができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara
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スポーツ 2020年07月01日 11時40分
巨人・原監督がウィーラーよりも熱視線を送る選手とは 坂本の後継者として期待? 他球団も獲得に興味か
ゼラス・ウィーラーがチーム合流と同時に「7番左翼」でスタメン出場した(6月30日/登録は内野手)。2打席目に三塁手の頭上を破るレフト前ヒットを放ったが、その瞬間、巨人ベンチは大いに盛り上がった。現打線の中で「本塁打を狙って打てるバッター」は、4番の岡本和真だけ。原巨人はチーム本塁打数が勝敗に影響する傾向が強いので、17年シーズンに30本塁打超えを果たしたウィーラーが準備万端と分かれば、今回のトレード補強は成功と見ていい。 「試合前の全体ミーティングで、改めて彼が紹介された時、『(ウィーラーに)何て呼べばいいか?』と聞かれました。さらに、原辰徳監督が『ハクションでいいか? 大魔王?』と突っ込みを入れました。ウィーラーは喜んでいました」(関係者) ウィーラーの風貌がアニメ・ハクション大魔王に似ているのは楽天時代から言われていた。実際にそのコラボ企画もされており、原監督はそのことを知っていたのだろう。「チームに合流したばかりの選手をいきなりスタメンで使うのも、原監督らしいと言うか…」(前出・同) 原監督は「動の指揮官」とも言われている。 その「動」だが、同日、グラウンド外でも原巨人は次の一手を打っていた。“遊撃手・坂本の後継者候補”、“内野陣の強化”で、意中のアマチュア内野手を調査していた。 「巨人三軍が社会人・JFE東日本と練習試合を行いました。スカウトも同行し、調査しています」(アマチュア野球担当記者) 巨人スカウトが熱視線を送っていたのは、平山快内野手。JFE東日本は昨夏の都市対抗野球で優勝しており、平山は攻守に渡ってそれに貢献している。当然、他球団も指名候補に挙げているが、興味深いのは、この日、平山は「2番・遊撃手」でスタメン出場したこと。本来は、三塁か一塁を守っているのだが…。 「右打ちですが、一塁まで走り抜けるスピードが速いんです。でも、高校、大学時代はもちろん、JFE東日本でも4番を務めてきました」(前出・同) 東海大相模、東海大を経て、JFE東日本へ。原監督の後輩でもある。不慣れなショートの守備も無難にこなし、バットの方では3安打2打点と結果を残している。同試合は「関係者以外立ち入り禁止」となったため、詳細は分からないが、巨人以外の球団スカウトも来ていたという。 「原監督は今春のキャンプ前、一塁手と二塁手の力不足を口にしていました。要は、打てないと使ってもらえないということ。中島宏之が一塁のレギュラーを取り戻せたのは打撃が好調だからで、二塁手が日替わりなのは、吉川尚、増田大、山本、北村らが打撃面でまだ不安定だからです」(プロ野球解説者) 6月1日から社会人野球も活動を再開させている。巨人スカウト陣は「その日のうちに、JFE東日本に挨拶をした」という。トレードで獲得したウィーラー、三軍との練習試合を組んでお目当ての選手の力量を計るスカウト活動。色々な意味で、球界は“平常”を取り戻しつつあるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月01日 11時00分
ロッテが7.10有観客試合開始に向けてZOZOマリン観戦ガイドラインを発表
千葉ロッテマリーンズは、5000人以下の有観客試合開催を行う7月10日からの埼玉西武3試合(千葉・ZOZOマリンスタジアム)にて、「NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」を参考にしながら新型コロナウイルス対策を実施すると発表した。観戦ガイドラインは次の通り。1.来場制限をガイドラインに準じて実施。体温37.5℃以上、強い倦怠感、感冒様症状(咳、咽頭痛、息苦しさなど)、味覚・嗅覚異常などの異変、海外から帰国後14日未満、マスク未着用(球場売店でのマスク販売なし)等に該当する方のご来場は控えてもらう。2.チケット購入者への対応。座席位置把握のため、試合後14日間はチケット半券の保管を要請。正当な理由・手段でチケットを譲渡する場合は、譲渡先の氏名・連絡先把握の要請。感染の判明や濃厚接触者に指定された場合に球団指定連絡先であるマリーンズ・インフォメーションセンターへの連絡を要請。来場者の感染発覚時には対象席番を公式ホームページ等で公表し、近隣座席購入者へ球団から連絡。3.入場ゲートでの対策。10日のみ開場時間を通常より30分前倒し(16:00開場予定)、並び列での十分な距離(1~2m)の確保への協力依頼、サーモグラフィーでの検温(入場レーンごとに1台設置、各ゲートに追加で予備1台設置、関係者入り口も含めて合計31台設置)、アルコール性消毒液を使用した手指消毒(全ゲートに設置)、アルコール飲料の持込禁止、その他飲料の持込は衛生手袋を着用した係員から渡される移し替え用カップに自身で移し替え。4.スタジアム内での対策。マスクの着用必須、内野・外野間の通行を一部制限、再入場時に再度検温、スタンドに入ったボールを自席から離れて拾う行為の禁止、個室トイレ利用後の便座クリーナーの使用要請、ジェットタオルの使用禁止、退場時、密集・密接を避けるため、規制退場を実施する場合もあり。5.応援ルール(禁止事項)。ジェット風船、タオルを大きく振り回す行為、応援旗、ゲートフラッグ、応援ボード、両手をメガホン代わりにした大声での声援、応援歌・球団歌の歌唱、指笛での応援、お客様同士のハイタッチや握手などの接触がある応援。飛び跳ねなど集団での動きを伴う応援、座席の上に立ち上がっての応援。私設応援団の活動はない。6.飲食店舗。球場内、球場外周の一部店舗が営業、アルコール飲料の販売なし(フードとソフトドリンクのみ)、売り子による販売なし、営業時間の短縮(六回裏終了まで)。7.施設・サービスの利用制限(不特定多数との接触を防ぐ目的)。利用不可となる施設:ボールパークステージ、マリンひろば、キッズハウス(託児所)、Life-do.Plusキッズスクエア、給水機。利用制限のある施設:喫煙所(定員を設定、他利用者との十分な距離(1m~2m)を確保)※新型コロナウイルス感染拡大防止対策の詳細は、公式ホームページにて確認のこと。また、今後政府の指針や状況の変化や「NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」の更新に伴い、内容が変更となる場合があり。 今回の取り決めは、7月10日からの埼玉西武3試合を対象にしているという。7月28日からの東北楽天6連戦のガイドラインは追って発表される見込みだ。今シーズンは2月末からオープン戦も含めて無観客試合で開催されてきたため、各球団のチケットは争奪戦が予想されており、プラチナ化は必至だ。(どら増田)
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スポーツ 2020年06月30日 21時30分
ダルビッシュ、新球“スプリーム”を解説 150キロの球速で変化?「沢山の投手の武器になる」と自信も
カブス・ダルビッシュ有が30日、文章や写真、イラストなどを投稿できるWEBサービス『note』に投稿。自身が考案した新変化球“スプリーム”について言及した。 >>張本氏とのトラブル続く?『サンモニ』、MLBの話題もダルビッシュの発言スルーで物議に<< スプリームとは、ダルビッシュが20日に自身の公式ツイッターに投稿した動画内で披露した新変化球のこと。ダルビッシュは動画に添えたツイートで「これがスプリームです 150km/hはでます」と速球系の変化球である旨を明かしていたが、30日に開始した『note』で詳細を自ら解説した。 スプリームについて、ダルビッシュは「どんな変化球かというとスプリットとツーシームの間のような球」と説明。速い球速で下方向に落ちるスプリットと、打者の手元で小さく変化するツーシームを掛け合わせた球種だという。 球速については「ブルペンでのストレートの球速は93〜96マイル(149〜154キロ)ぐらいなんですがこの球は92〜94マイル(148〜151キロ)ぐらい出ます」といい、変化量については「4シームに比べ、約18cm落ちていて、約10cmシュートしている感じ」とのこと。右投手である自身が投げると、自身から見て右斜め下方向にストレートと同じ速さで変化するようだ。 『note』内ではこの他にもスプリームの球質や、変化が似ていると言われたというNPB現役投手の変化球について明かしたダルビッシュ。投稿の最後には「この球が通用すると沢山の投手の武器になるかもしれません」と自信をのぞかせた上で、「次はこのスプリームを投げている投手1人を見つけたのでその人について書いてみます」と予告していた。 今回の投稿を受け、ネット上には「空振りを取る球っていうよりは、バットの芯をずらしてゴロやファールを誘う球って感じがするな」、「速球とほぼ同じ速度で小さく曲がるのは打者にとってかなり厄介になりそうだな」、「今までに無い変化球だから初見では絶対に打たれなさそう」、「既に使ってる投手もいるし、これからどんどん習得する投手が増えるだろうな」といった反応が多数寄せられている。 今回ダルビッシュが考案したスプリームは、ソフトバンク・千賀滉大が早くも26日の二軍戦・対阪神戦で使用。試合後の報道によると、千賀はダルビッシュ本人から送られてきた投球動画を見て習得に励んでいるといい、「もう少し球速が出れば理想」と手ごたえも口にしたことが伝えられている。 ダルビッシュや千賀がスプリームを駆使して結果を残せば、他の投手が「自分も投げてみよう」と追随することは想像に難くない。約10日前に披露されたばかりの新球は、今後投手たちの間で一大トレンドとなる可能性も秘めているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式『note』よりhttps://note.com/faridyuダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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スポーツ 2020年06月30日 20時15分
元中日・森野氏、高橋に打点量産を期待も賛否 「大島とくっつけるぐらいしないと」ファン同士で議論が勃発
元中日で野球解説者の森野将彦氏が、29日放送の『ドラゴンズステーション』(東海ラジオ)に生出演。番組内での発言をきっかけに、ネット上の中日ファンの間で議論が巻き起こっている。 >>元中日助っ人、無報酬でNPB復帰? MLB移籍から8年の今なぜ、“後輩ルート”の売り込みもあるか<< 今回の番組内で森野氏は、自身が思う今シーズンのキーマンとなる中日選手を紹介。開幕から9試合が終了した28日終了時点で「.389・1本・5打点・14安打」と好成績を残している高橋周平の名を挙げ、成績や好調の理由について語った。 議論のきっかけとなったのは、高橋に期待する役割についての発言。森野氏はここまでの高橋が四球2個と、あまり球を選んでいない中でもヒットを打てている点に着目。「四球は2個なので少し少ないがヒットは出てるので、今は打って走者を返すことに専念してほしい」、「(現在の)打点は5だけどまだまだ上げてほしい」と、塁上の走者を返すポイントゲッターとしての役割を期待した。 この森野氏の発言を受け、ネット上には「開幕からずっとヒットが出てるから得点圏だと見てて安心感がある」、「今のチームでは一番状態がいいから、無理やり繋ごうとせずに『俺が決める』って気持ちでバットを振っていってほしいね」、「高橋が出た走者を確実に返せればチーム状況も好転するだろうから期待したい」といった賛同の声が多数寄せられている。 一方、「前の打者が打たないから無理、現状は高橋だけが打っても意味ない状況」、「平田やビシエドのバットが湿ってるから、走者無しで高橋って場面も多いしなあ」、「今上位で打ってるのは大島ぐらいだからキツイ、高橋の打順上げて大島とくっつけるぐらいしないと打点は伸びない」といった否定的なコメントも複数見受けられるなど議論が飛び交っている。 「今シーズンの高橋は6月25日・対DeNA戦で3番を務めた以外は全て5番でスタメン起用されていますが、高橋の前を打つ1~4番を見ると主に1、2番を打つ大島洋平(.306)を除いては打率1~2割台。近年上位打線に定着している平田良介(.179)や絶対的4番であるビシエド(.237)が低調なため、走者をためて高橋に回す状況をなかなか作れていません。高橋の得点圏打率はちょうど5割と高い数字になっているため、状況さえ作れれば打点が伸びることは濃厚。そのため、高橋の打順を5番から3番に上げ、さらに出塁が期待できる大島を2番に据えるなどテコ入れをしないと打点は伸びないと考えているファンは多いようです」(野球ライター) 28日終了時点で「3勝6敗・勝率.333」の5位に沈む中日は、チーム得点数もリーグ5位(28得点)と得点力不足に苦しんでいる。高橋は本日30日の対阪神戦でも5番に入っているが、このまま打点、チーム得点が伸びなければ打順を上位に移動させるのも一手なのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ
阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
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