プロ野球
-
スポーツ 2020年07月25日 11時30分
日本ハム投手がシーズン絶望の大怪我! 本人は「見えませんでした笑」と前向き? ソフトB投手陣より壮絶だったピッチャー返し
17日から19日にかけて行われたソフトバンク対オリックスの6連戦後半戦。ソフトバンクが3連勝を飾ったこの3連戦中には投手への打球直撃、いわゆるピッチャー返しが2度あり注目を集めた。 1度目は17日の試合の2回裏に起こった。この回先頭のオリックス・T-岡田が放った打球がワンバウンドして、ソフトバンク先発・東浜巨の右足甲に直撃。東浜は一旦ベンチで治療を受けた後に続投したが、3回まで投げた後に降板。試合後に病院で検査を受けた結果打撲と診断された。 当たりどころが悪ければ骨折の危険もあった東浜への打球直撃だったが、翌18日の試合でも同様の事態が起こってしまう。同戦の7回裏、ソフトバンクはこの回から2番手の高橋礼がマウンドに上がったが、オリックス先頭のT-岡田の打球がノーバウンドで右太ももに直撃。治療後に続投してこの回を投げ切った高橋は、東浜と同じく試合後に病院で打撲と診断されている。 >>元ソフトB・川崎氏も「外野を見とかないと」 西武・源田の“深追い守備”に心配の声、過去には複数箇所を骨折した選手も<< 2試合連続で起こったピッチャー返しを受け、ネット上にも「2日連続で打球直撃は不運でしかない」、「連続で当てちゃったT-岡田も複雑だろうな」といった反応が多数寄せられた。一部では、「上沢のような大怪我に繋がらなくて良かった」、「去年の上沢みたいな悲劇が起こらなくて本当に安心した」といったコメントも挙がった。 名前が挙げられている「上沢」は、日本ハムに所属する上沢直之。今シーズンは2試合に登板し「0勝1敗・防御率3.60」といった数字を残しているが、昨シーズンにピッチャー返しが体を直撃しシーズンを棒に振る大怪我を負っている。 2019年6月18日、横浜スタジアムで行われた日本ハム対DeNAの一戦。同年に自身初の開幕投手を務めた上沢は、試合前時点で「5勝2敗」と好調。同戦でも5回まで投げて1失点と好投を見せていた。 しかし、6回裏2死の場面で予期せぬアクシデントが上沢を襲う。この場面で打席に入っていたDeNA・ソトの打球が、目にも止まらぬ速さで上沢の左膝にノーバウンドで直撃。跳ね返った打球を捕手がつかみ、一塁に送球したためソトはアウトとなったが、上沢は左膝を曲げたまま仰向けに倒れ込んでしまった。 すぐさま木田優夫一軍投手チーフコーチやトレーナーが駆け付けるも、上沢は激痛で顔をゆがませ立ち上がることができず。チームを率いる栗山英樹監督も心配そうに見つめる中、上沢は担架でグラウンド外へ運ばれ、そのまま病院へ救急搬送された。 病院での検査の結果左膝蓋骨骨折と診断された上沢は、同年6月19日に手術を受けるも全治5カ月の重傷でそのままシーズンを終えることに。ただ、翌20日には自身の公式ツイッターに「ソト選手の打球は速すぎて見えませんでした笑」、「これからリハビリ頑張ってまた1軍の舞台で投げれるように頑張ります!」と前向きな言葉を投稿した。 その後懸命なリハビリを続けた上沢は、2020年6月2日の練習試合・対ロッテ戦で実戦復帰を果たすと、開幕後の同月30日には378日ぶりに一軍マウンドに復帰。一軍復帰戦は「5回1失点」と勝ち星こそつかなかったが、ネット上には「長いリハビリを乗り越えてよく戻ってきてくれた」、「怪我直後はもう戻ってこないことも覚悟してたから泣けてくる」といった歓喜の声が多数寄せられた。 冒頭で取り上げた東浜、高橋の両名は幸いにも登録抹消や長期離脱には至らず一軍に帯同しており、高橋は直撃翌日の19日の試合にも登板しているが、当たりどころ次第では上沢のような大怪我のリスクもあるピッチャー返しの直撃。投げた投手はもちろん、打った打者にも全く予想ができない打球だが、今後の試合でもなるべく起こらないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2020年07月24日 17時30分
“陰に日向に”クールな仕事人 DeNA・石田が「勝利のために」背負うモノ
「ベイスターズに石田健大がいなかったら」。考えただけでもゾッとする。 昨年は中継ぎ~先発~中継ぎと、難しい起用法を任された上で結果を残し、今シーズンは「先発で1年間投げ切るのが理想」とし、順調にコンディションを整えていた。しかし、中継ぎ左腕が手薄な状況から、フタを開ければ中継ぎに。それでも、「どこでも投げられる準備をすることは、ピッチャーとして必要なこと」と切り替え、任務を全うするために全力を尽くす。実際に僅差の終盤の場面、1点もやれない厳しい状況で、前のピッチャーの残したランナーが塁上を埋めている中、クールにマウンドに上がり、ピンチを切り抜ける。颯爽とベンチに帰る“仕事人”の姿は、頼もしいの一語に尽きる。 頼もしいのはマウンドだけではない。選手会長の座も務める石田は昨年、「選手一人ひとりと話す機会が出来て、いい時間が取れた。視野も拡がった」と思わぬ効果も口にした。また、昨年終盤の優勝争いの際、キャプテンだった筒香嘉智と共にチームをまとめ、「一生残る、一瞬のために」とのスローガンも決めた。メジャーへ旅立った筒香のキャプテンシーを受け継ぎ、若き新キャプテン・佐野恵太のバックアップも惜しまず、開幕前のチーム団結のスローガン「心をひとつに」の決定にも一役買った。やっと開幕した6月19日にはチームを代表して、「最前線でサポートして頂いている医療従事者をはじめ、多くの皆様のおかげで開幕することができます。選手一同今日に向けて準備してまいりました。多くのファンに元気や勇気を与えられるように頑張ります」とチームの顔として堂々のスピーチを披露した。 かつては“左腕カルテットの長男”と言われていた男は、今やチームの長男と言っても過言ではない。マウンドでもブルペンでもベンチ裏でも、更には首脳陣及び選手間でも絶対的な信頼感を得ているだけに、圧し掛かるモノも大きいはずだが、淡々とマルチタスクをこなし続ける石田健大。唯一無二の左腕は、今日も当たり前のようにチームをヘルプする。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
-
スポーツ 2020年07月24日 17時00分
15年ぶりの珍事! 楽天対オリックス戦で起こった濃霧コールド 前回は西武・松坂も驚きの展開に?
21日に楽天生命パークで行われた楽天対オリックスの一戦。試合は「10-3」でオリックスが勝利したが、試合結果以上に話題となったのが「濃霧コールド」だった。 試合開始時点の天気はくもり。同戦の楽天生命パークでは4回ごろから白い霧がかかり始め、回が進むにつれて徐々に濃霧に。8回表、オリックスが10点目を奪いなおも無死満塁のチャンスという場面で、審判団は視界不良でプレーの続行が難しいと判断し試合を中断した。その後、両軍選手はベンチに引き上げ霧が晴れるのを待ったが回復せず。結局、中断から約25分後の午後9時過ぎに審判が濃霧コールドを宣告し試合は打ち切りとなった。 >>楽天・松井、先発転向は判断ミス? 不安が続く前守護神、「言い訳はできない」次戦で屈辱を晴らせるか<< イレギュラーな形での結末となった同戦だが、ネット上には「打球や投球が見えなくて大怪我する可能性を考えたら当然」、「点数も大差がついてたし、打ち切ったのはいい判断だったと思う」と理解を示す声が多数寄せられた。一部では「霧で打ち切りっていうのは2005年の日シリを思い出すな」、「濃霧コールドはロッテ阪神の日シリ以来か?」といったコメントも挙がっている。 レギュラーシーズンのみを対象とすると、2000年5月9日に鳥取・米子市民球場で行われたオリックス対近鉄戦以来20年ぶりとなった濃霧コールド。ただ、ポストシーズンも含めると、2005年日本シリーズ第1戦・ロッテ対阪神戦が直近の事例となる。 2005年10月22日に、千葉マリンスタジアム(現ZOZOマリンスタジアム)で行われた第1戦。くもりの天気で始まった試合は5回表終了時点まで「1-1」と拮抗していたが、5回裏にロッテが3点を挙げ勝ち越すと6回裏にも1点を追加。「5-1」とロッテ3点リードで終盤の7回に入った。 ところが、7回表に入った直後から球場上空に白い霧が垂れ込み始め、7回裏には球場全体が霧に覆われてしまう。ロッテはこの回里崎智也の3ラン、ベニーの2ランで5点を奪ったが、どちらの本塁打もテレビ中継の画面では軌道が確認できないほどの濃霧だった。 霧による視界不良を受けた審判団はベニーの本塁打直後に協議を行った後、「この状況で打球が見づらいので少し中断いたします」と場内にアナウンスし試合を中断。だが、30分ほど待っても霧は全く晴れなかったため、審判は午後9時ごろに濃霧コールドを宣告し試合は「10-1」でロッテが勝利。濃霧コールドで試合が打ち切られるのは日本シリーズ史上初の出来事だった。 思わぬ形で先勝したロッテだが、当時のバレンタイン監督は試合後のヒーローインタビューで「最後の9回まで試合ができなかったのは残念」とコメント。また、テレビ中継でゲスト解説と務めていた西武・松坂大輔は「この先も何かが起こるんじゃないか」と、同シリーズは第2戦以降も波乱の展開が起こるのではないかと予想していた。 なお、その後のシリーズはロッテが「10-0」、「10-1」、「3-2」と阪神を圧倒し、4勝0敗のストレート勝ちで日本一に。また、阪神がチーム得点(4点)、安打(22本)、本塁打(0本)など複数のシリーズ史上最低記録を樹立してしまうなど、松坂の予想通りに波乱づくしのシリーズとなった。 その日本シリーズ以来のハプニングが、6連戦の初戦で起こった楽天対オリックスの対戦カード。6連戦は26日まで予定されているが、今後の試合で“何か”が起こることはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2020年07月23日 17時30分
阪神・福留が「あっ、打てるかも」と直感! 復活のV2ランは初めてでは無かった? 日本を救った“伝説の一打”
16日に行われた阪神対ヤクルトの一戦。「6-4」で阪神が勝利したこの試合でヒーローとなったのが、試合前まで「.120・0本・0打点」と不振にあえいでいた阪神の43歳・福留孝介だった。 同戦はスタメンではなくベンチスタートだった福留は、「1-3」と阪神2点ビハインドの6回裏2死一、二塁の場面で代打起用されると、2点タイムリーツーベースを放ち試合を振り出しに。その後「4-4」で迎えた8回裏1死一塁の場面では、バックスクリーンに決勝2ランホームランをたたき込んだ。 >>エモやん「福留は怒ってるんじゃ」 阪神・大山の“謎盗塁”に苦言、岡田元監督も「絶対にやってはいけない」と一喝しファン共感<< 代打での登場から「2打数2安打・1本塁打・4打点」と大活躍を見せた福留に、ネット上には「福留がいなかったら確実に負けてた、救世主になってくれてありがとう」、「43歳でバックスクリーンにあんなホームラン打てるのは凄すぎる」といった称賛の声が多数寄せられた。一部では、「代打から決勝2ランって流れはWBCを思い出すな」、「あの時のWBCと同じように生き返ったな」といったコメントも挙がっている。 福留は中日時代の2006年、MLB・カブス時代の09年にそれぞれWBCに出場した経験を持っている選手。06年WBCでは今回の試合と同じように、代打出場からチームを勝利に導く劇的な一打を放った試合がある。 06年3月18日、アメリカ・ペトコパークで行われたWBC準決勝・日本対韓国戦。王貞治監督率いる侍ジャパンの一員として大会に参加していた福留だが、試合前時点で「.105・1本・2打点」と絶不調。同戦ではスタメンから外れベンチスタートとなったが、「0-0」で迎えた7回表1死二塁のチャンスで王監督は福留を代打に起用した。 初球、2球目を見逃し、カウント「1-1」となった後の3球目。同戦で実況を務めていたTBS・松下賢次アナウンサーが「生き返れ福留!」と叫んだ瞬間、福留は相手投手が投じた直球をフルスイング。打球はライトスタンドへ一直線で飛び込む、値千金の先制2ランホームランとなった。 福留の一発で勢いに乗った日本はこの回に5得点、8回にも1点を追加し「6-0」で韓国を粉砕。福留は迎えた同月20日の決勝・キューバ戦でも9回に代打で2点タイムリーを放つ勝負強さを見せ、「10-6」の勝利、並びに日本の優勝に大きく貢献した。 日本を救ったこの一打について、福留は19年11月13日放送の『戦え!スポーツ内閣』(MBS)で当時の心境を明かしている。福留によると、韓国戦の7回、先頭の松中信彦(当時ソフトバンク)がツーベースを放った瞬間に「あっ、代打俺だ」と直感したといい、同じタイミングでベンチから代打を告げられたとのこと。また、打席でも初球を見逃した瞬間に「あっ、打てるかも」と、直後の劇的弾を予感していたという。 福留はWBC以降も現在に至るまで、たびたび勝負強さを発揮しチームを救っている。19年5月5日のDeNA戦では、セ・リーグ最年長記録となる42歳0カ月でのサヨナラ2ランホームランを放ってもいる。 14年が経った今でも“伝説の一打”として、多くのファンの間で語り継がれている福留の代打決勝2ラン。16日の試合での福留の大活躍を受け、当時の記憶が蘇ったファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2020年07月23日 11時00分
ソフトB・松田「やっぱり俺はプロ野球選手だ」 観客解禁で復調気配、工藤監督も「一番乗ってほしい」と期待
その存在感の大きさを改めて思い知らされた気がした。 今シーズン初めて、プロ野球が有観客で開催された7月10日、PayPayドームは松田宣浩の一振りにより、それまでの空気が一変した。 初回から三者連続を含む4つの三振を奪うなど、絶好の立ち上がりを見せていた楽天のエース則本昂大に対し、2回裏2死後、この試合最初の打席に立った松田は、初球、149kmの外角ストレートを捕らえると、右方向へと上がった打球はそのままライトスタンドに飛び込んだ。 ダイヤモンドを回り、チームメイトの祝福を受けた後、2020年シーズン初めて見せた「熱男」ポーズは、歓声が制限されているスタンドの観客の分まで、力が込められているように見えた。 それまで打率2割を下回るなど、不調のどん底に喘いでいたものの、スタンドのプロ野球ファンの前で放ったこの日の今シーズン初本塁打に加え、翌日にも貴重な同点本塁打を打つなど、夏を迎えるとともに本来のバッティングを取り戻しつつある。 今季ホークスは柳田悠岐の復帰、バレンティンの補強など、3年連続日本一へ向けて攻撃面での強化は万全のはずだった。ただ、グラシアル、デスパイネの両外国人の来日が遅れていることもあり、打線の厚みがもう一つ足りないことに加え、投手陣の失点も目立ち3連敗を2度記録するなど、開幕から投打の歯車も噛み合わない戦いが続いていた。その中で、ムードメーカーでもある松田の存在が、例年以上にクローズアップされていた。 松田の復調がチームへも好影響をもたらしたのは明らかで、首位楽天戦は10日から3連勝で、ようやく借金返済し、続くオリックス戦でも勝利し、今季初の貯金も得た。「一番乗ってほしいのはマッチ」とは工藤公康監督のコメントだ。指揮官の願いの通り、松田の成績とチーム状態が比例して上向きとなっているのが面白い程だ。 11日の今季2号を打った試合後、「やっぱり俺はプロ野球選手だ」と観衆の前でプレーすることへの喜びを語っていたという。松田の存在、そして豪快な一振りはチームを上昇気流に乗せるとともに、プロ野球を観る者に勇気と活力を届ける。果たして、ファンと共に繰り広げる「熱男」パフォーマンスはこの夏、何度、観られるのだろうか。(佐藤文孝)
-
-
スポーツ 2020年07月22日 18時40分
上原元投手が「何か残念やわ」、大久保元監督も「本当ならしっかり償って」 元楽天・阿部容疑者の逮捕にファン・OBから驚きの声
2011年から2017年にかけ、楽天でプレーした元プロ野球選手の阿部俊人容疑者。21日、その阿部容疑者が詐欺と商標法違反の疑いで広島県警に逮捕されたと複数メディアが報じた。 報道によると、阿部容疑者は妻と共謀し、昨年12月から今年1月にかけオークションサイトでゴルフクラブをブランド品と偽って販売。これを落札した広島県の男性から約7万8300円をだまし取った疑いで、21日に妻と共に逮捕されたとのこと。また、2人が「本物だと思っていた」などと容疑を否認していることも伝えられている。 2010年のドラフトで3位指名を受け楽天に入団した31歳の阿部容疑者は、翌2011年から現役を引退した2017年までに「260試合・.210・0本・13打点・58安打」といった数字をマーク。引退後は今年6月まで「楽天イーグルスアカデミー」でコーチを務めるかたわら、『サンドのぼんやり〜ぬTV』(東北放送)など宮城のローカル番組にもたびたび出演。現役時代から明るい性格のムードメーカーとして知られ、チームメイトやファンからの支持も高かった。 その阿部容疑者の逮捕を受け、複数の球界OBがSNS上でコメントしている。元巨人・上原浩治氏は22日、自身の公式ツイッターに「現役の時は、稼頭央のところで一生懸命トレーニングしてたはず」、「チーム稼頭央、チーム上原で食事会もしたやんかぁ。何か残念やわ」と投稿。西武・松井稼頭央二軍監督を介して面識があったという阿部容疑者に苦言を呈している。 >>元巨人・上原氏も「いい気しない」 DeNA・ラミレス監督の“山崎交代”にファン・OBから苦言、本人の弁明も物議<< 2012年から2015年にかけ楽天で一軍監督や打撃コーチを歴任した大久保博元氏も、22日に自身のツイッターに投稿。「4年間の楽天時代を一緒に過ごした阿部ちゃん。二軍に落とされても腐らず一生懸命にプレーする選手だった」、「もし罪が本当ならしっかり償って欲しい」と願っている。 今回の一件を受けては、ネット上にも「現役時代から名前知ってた選手だから逮捕はビックリ」、「引退後もローカル番組とかに出てた選手が詐欺なんてショック」、「こんなことする人とは思わなかった、現役時代のグッズ保管してたけど全部処分しよう」、「人を騙さなきゃいけないほどお金に困ってたんだろうか…」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に目立った成績を残したわけではないものの、引退後は順調なセカンドキャリアを送っていた阿部容疑者。故意に偽物のゴルフクラブを販売したのか、それとも本当に知らなかったのか、今後の続報が待たれるところだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara大久保博元氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/DAVEOHKUBO
-
スポーツ 2020年07月22日 17時00分
矢野監督が「最高」、大久保元監督も「大ファンになった」 阪神・馬場のガッツポーズにファン・OBから称賛相次ぐ
21日に行われた阪神対広島の一戦。試合は「9-4」で阪神が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが阪神のプロ3年目・25歳の馬場皐輔のガッツボーズだった。 「6-1」と阪神5点リードの7回表。阪神のマウンドには先発・秋山拓巳が上がっていたが、広島・鈴木誠也に2ランを被弾。その後1死一塁となったところで秋山は降板し、2番手として馬場が登板。馬場は田中広輔のタイムリーで1点を失いなおも2死満塁という大ピンチを招くも、ここで迎えた西川龍馬を投ゴロ併殺に打ち取りピンチを脱出した。 すると、馬場は3アウトとなった瞬間に喜びを爆発させ、右拳を突き出すガッツボーズをしながら全速力で一塁ベンチへ。まるで優勝したかのような喜びように甲子園の観客からは大歓声が起こり、降板した秋山も笑顔で拍手しながら馬場を出迎えていた。 同日に放送された『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)では、番組に出演した元楽天監督・大久保博元氏や元巨人・斎藤雅樹氏らOBが馬場のガッツボーズにコメントしている。番組内で大久保氏は「(ガッツボーズを見て)馬場の大ファンになった」、「阪神はこういう(気持ちを前面に出す)選手があまりいない。いいキャラクターが出てきた」と馬場を称賛し、斎藤氏も「(ガッツボーズが出たのは)素直な気持ちだと思う。それが出るというのはいいこと」と同調している。 >>中日・荒木コーチに「辞めた方がいい」 楽天・大久保元監督が判断ミスを痛烈批判、「荒木はむしろ被害者では」と反発も<< 馬場のガッツボーズを受けて、ネット上にも「併殺取ってテレビの前でガッツボーズしたら、馬場が自分以上にガッツボーズしてて笑った」、「高校球児みたいな喜び方で見てて気持ちよかった」、「あそこまで感情をむき出しにする選手は最近じゃ珍しいな」といった反応が多数寄せられている。 「今回ガッツボーズが話題となった25歳の馬場は、闘志をむき出しにした投球で知られるヤンキース・田中将大を目標にしている選手。2018年にプロ入りする前のアマチュア時代から、田中と同じくマウンド上で感情をあらわにする場面はしばしば見られました。プロ入りから昨シーズンまでは一軍登板が計4試合とあまり出場機会がありませんでしたが、既に8試合に登板している今シーズンはもう何度か今回のようなガッツボーズが見られるかもしれませんね」(野球ライター) 試合後の報道では、チームを率いる矢野燿大監督が馬場のガッツポーズについて「最高のガッツポーズだった」とべたぼめしたことが伝えられている。同戦の勝利でチームは5連勝となったが、馬場のガッツポーズがさらに勢いをもたらしてくれそうだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2020年07月22日 11時50分
巨人・菅野、2位ヤクルトが天敵に? 今季唯一未勝利の“鬼門”、東京ドーム改修にも思わぬ影響か
菅野完封で、原巨人に独走の兆しが…。 7月21日、中日に三塁すら踏ませない圧倒的なピッチングで完封勝利し、巨人の勝率はついに7割を超えた(17勝7敗1分)。2位・東京ヤクルトとのゲーム差は「3」。数字的にはそんなに開いていない感じだが、今年は120試合制である。「直接対決で3連勝する」のならともかく、3ゲーム差を縮めるのは2週間以上を要するだろう。 >>巨人・原監督「お前もう一生料理するな!」 甥っ子・菅野への激怒に賛否、致命的な怪我を負った選手も?<< 「菅野は7月3日の中日戦(東京ドーム)から23イニング連続無失点です。順調に行けば、次の登板も東京ドームなのでやってくれそうですね」(ベテラン記者) 東京ドーム。この発言は意味深い。中日打線を完封した7月21日は、今季5度目の先発マウンド。絶好調の菅野に唯一、勝ち星がつかなかった試合がある。自身2度目の先発マウンド、6月26日の神宮球場だった。菅野は「神宮球場が苦手」なのだ。 6月26日の神宮球場での対ヤクルト戦、敗戦投手にはならなかったが、6回途中で降板。それも、6回のマウンドだけで5失点という屈辱に見舞われている。同球場での通算成績を調べてみたが、計10試合の登板で1勝6敗、防御率5・76。“鬼門”と言っていい。 「神宮が苦手な理由? 菅野は東海大学の出身ですよ。同大学が所属する首都リーグでの好投し、今日があるわけです。リーグ戦の舞台だった神宮球場がキライということは考えにくい。神宮が苦手なのではなく、ヤクルト打線が苦手なのでは」(プロ野球解説者) もっとも、東京ドームや他球場でヤクルトと対戦した時、防御率、勝率ともに苦手というほど悪い数値は出ていない。本人も神宮球場で勝てないことは強く意識しているという。こうした情報を聞くと、ヤクルトが巨人の独走を阻止する可能性もある。 「神宮で痛い目にあった時のキャッチャーも大城でしたね。中日を完封した7月21日も大城。どちらも大城とのバッテリーです」(前出・プロ野球解説者) 関係者によれば、神宮でKOを食らった後、菅野は大城のリードに“注文”を出したという。2ストライク後の配球が特にそうらしいのだが、「ウィニングショットなのか、ボールカウントでいいのか、分かるように」と伝えた。 巨人には小林、炭谷といった捕手もいるが、投手に出すサインは同じだ。同じサインを出されて、小林、炭谷からは伝わって来て、大城からは伝わって来ないものがあるとすれば、それは経験の差、大城の未熟さによるものだろう。 「大城は打撃優先の捕手です。小林、炭谷とは異なる配球をするので、他球団のスコアラーは、目下、それを研究中」(前出・プロ野球解説者) 完封劇の舞台となった東京ドームだが、菅野登板の前日(20日)、3年がかりの大型改修工事が発表された。センターバックスクリーンの超大型化、完全キャッシュレス化などがピーアールポイントとして紹介されたが、マウンドの造り(傾斜の具合)、人工芝などプレーに影響する部分に関しては“現状維持”ということのようだ。大城の教育もそうだが、菅野が投げやすいとしているマウンド、巨人は菅野のチームに変貌しつつある。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2020年07月21日 19時30分
元ロッテ・里崎氏、DeNA・ラミレス監督の強攻策に苦言 「何でバントをしないのか」試合後の言い訳の矛盾も指摘
元ロッテで野球解説者の里崎智也氏が20日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。DeNA・ラミレス監督の采配に疑問を呈した。 今回の動画で里崎氏は、17日から19日にかけて行われた試合における各球団の戦いぶりを解説。その中で、6回裏で試合が打ち切られ「1-2」の雨天コールド負けとなった17日・対巨人戦でのラミレス監督の采配について言及した。 里崎氏が問題としたのは、「1-2」とDeNA1点ビハインドで迎えた5回裏1死一塁での采配。この場面で打席には投手・井納翔一が入ったが、ラミレス監督はセオリーのバントをさせずそのまま打たせる強攻策を敢行。ただ、井納は空振り三振に終わり、後続も続かず無得点に終わった。 >>元巨人・上原氏も「いい気しない」 DeNA・ラミレス監督の“山崎交代”にファン・OBから苦言、本人の弁明も物議<< ラミレス監督の強攻策について、里崎氏は「(前打者の)大和を打たせるのは分からないでもないが、井納のところで何でバントをしないのか」、「(井納が)バントをして、好調な梶谷(隆幸)、ソトで何とか追いつく采配があるかなと思ったらなかった」とコメント。バントをすればランナーを得点圏に置き上位に回せる場面で、なぜ井納にそのまま打たせたのか疑問を呈した。 試合後の報道では、ラミレス監督は強攻策の理由について「一塁ランナーが戸柱(恭孝)だったから。バントが併殺になる可能性を避けたかったのでバントはさせなかった」と語ったことが伝えられている。だが、里崎氏は「井納は打ちにいってたけど、打って内野ゴロとかだったら(どのみち)併殺になっちゃう」と実際の采配との矛盾を指摘した。 雨の日はバントの打球の勢いが死ぬため併殺の危険性はそこまでなかったのではという里崎氏は、「1点を戦略的に取りにいく巨人と、1点を打線の爆発で取りにいくDeNA。金曜日(17日の試合)は前者が勝利に結びついた」とコメント。初回から主軸の丸佳浩にバントのサインを出した巨人とは明暗が分かれたと語っていた。 今回の動画を受け、ネット上には「雨天コールドを考えてバントで1点を取りにいくべきだった、実際にそのままコールドで負けてるし」、「雨なら送球ミスの可能性もあったのに、なぜ打力が低い投手に強攻させたのか本当に意味が分からない」、「自分の采配ミスを『戸柱が鈍足だから』って選手のせいにしてるのも気に食わない」「こんな采配を続けるならBクラス、下手したら最下位だろうな」といった反応が多数。その一方で擁護の声はほとんど挙がっていない。 17日の敗戦を含め巨人に3連敗を喫し、阪神に抜かれて3位から4位に転落したDeNA。采配に対するファンの不満も高まっている様子がうかがえるが、本日21日のヤクルト戦以降の試合でラミレス監督はどのようにファンの信頼を取り戻していくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww
-
-
スポーツ 2020年07月21日 17時00分
ロッテ・吉井コーチ「実力を出せていません」 若手中継ぎ陣に喝、「東條あたりは状態持ち直すはず」期待の声も
ロッテ・吉井理人一軍投手コーチが、20日に自身のブログに投稿。チームの若手中継ぎ陣を叱咤激励した。 今回のブログで吉井コーチは、14日から19日にかけて行われた対日本ハム6連戦での投手陣の働きについて言及。投稿後半でチームの若手中継ぎ陣に奮起を求めた。 6連戦中に喫した計29失点のうち、11点を中継ぎ陣が失っているロッテ。吉井コーチは6連戦中に無失点だった益田直也、ハーマンといった中堅・ベテランの中継ぎを称賛した一方、若手中継ぎに対しては「もう少し頑張ってほしいです」、「投げている球は1軍レベルなのですが、状況によっては実力を出せていません」とコメント。打者を抑えられる力は十分あるはずなのに、その力を試合で発揮しきれていない投手が多いと指摘した。 ロッテは開幕から主に勝ちパターンの8回を任されていたジャクソンが、9日に突如退団(翌10日に大麻所持容疑で逮捕)するというアクシデントにも見舞われている。吉井コーチはこの件もあって接戦での若手の出番が増えているとした上で、「緊張するのはわかるが、ピンチと思わずチャンスと思って、打者に向かっていってもらいたいです」と奮起を求めていた。 >>元ロッテ・ジャクソン、広島県警による逮捕で憶測呼ぶ 「保釈金集めようとしてた?」不自然なクラファンにも疑問の声<< 今回の投稿を受け、ネット上には「若手中継ぎは軒並み防御率悪いからここから少しでも数字を戻してほしい」、「益田、ハーマンもいつ不調になるか分からないし、何人かカバーできるような人材が出てきてくれないものか」、「ジャクソン退団は痛手だけど、若手は『空いた枠は俺が奪う』って気持ちで闘志を見せてくれ」、「東條(大樹)あたりは実績あるんだから状態持ち直してくれるはず」といった反応が多数寄せられている。 「19日終了時点の成績を見ると、ロッテのチーム中継ぎ防御率は『4.18』でリーグ4位と今一つ。一般的に若手とされることが多い20代の選手でいうと、東條(防御率7.36)や石崎剛(同8.00)といった選手が特に苦しんでいます。現在は種市篤暉や石川歩といった先発が投球回を稼いでカバーしていますが、このままだと先発陣に疲れがたまる後半戦で厳しい戦いを強いられることは濃厚。東條は昨シーズン58試合登板、石崎も阪神時代の2017年に26試合登板で防御率1点台とそれぞれ実績はありますので、先発が踏ん張っている間に何とか復調したいところです」(野球ライター) 日本ハムとの6連戦は「3勝3敗」と勝ち越せず、順位もソフトバンクに抜かれて3位に下がっているロッテ。1ゲーム差の2位ソフトバンク、2ゲーム差の首位楽天を追走するには、若手中継ぎの奮起が必要不可欠だといえそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について吉井理人コーチの公式ブログよりhttps://ameblo.jp/yoshii81/
-
スポーツ
西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
-
スポーツ
DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
-
スポーツ
巨人、オフ補強失敗が意外なベテランに影響? 元木ヘッドコーチも期待、若手を差し置いての優先起用もあるか
2020年01月15日 11時57分
-
スポーツ
中日・根尾が二軍、ルーキー石川が開幕一軍? 就任2年目のシーズン、与田監督が目論むチーム構想とは
2020年01月14日 11時44分
-
スポーツ
ソフトバンク・コラスも復帰絶望か 給料を持ち逃げした選手も、球団との契約を反故にしたお騒がせ助っ人
2020年01月13日 09時00分
-
スポーツ
.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
-
スポーツ
西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
2020年01月11日 17時30分
-
スポーツ
日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
2020年01月11日 11時00分
-
スポーツ
阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分