タイラー・オースティン
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スポーツ 2023年06月01日 17時50分
DeNA・オースティン、本格復活はいつ? 交流戦のキーマンにかかる期待
交流戦前の5月18日、ベイスターズの誇る大砲、タイラー・オースティンが一軍に合流した。 昨年の春季キャンプ中に右肘の故障が発覚し、4月14日には母国アメリカで手術を敢行。わずか5日で再来日し、夏場には戦列復帰したが結局スタメンはかなわず。出場は代打だけにとどまり38試合出場で打率.156、期待されているホームランも1本のみと本来の姿とはほど遠い成績に終わってしまった。 さらにシーズン後「複数のドクターと話をして、打撃のみならず、走攻守すべてにおいてチームに貢献するためには再手術が必要だと判断いたしました」と本人が決断し、10月24日にアメリカの病院で右肘内側側副靭帯修復術を受けた。 同じ箇所にメスを入れ、今シーズンはリハビリを経て4月29日にファームで復帰。7試合でホームラン1、打率.150ながら、パ・リーグのゲームではDH制となることも視野に入れた結果、待望の一軍昇格となった。 当初は代打として出場し、バットとボールがかけ離れた三振を連発し周囲を心配させたが、交流戦に入りDHとしてスタメンに名を連ねると、30日にはせきを切ったように猛打賞を記録。うち2本は2ベースと、持ち前の長打力も発揮されつつある。 コロナ禍で来日が遅れた2021年には、アレックス・ラミレス元監督の持論「外国人打者がいい状態になるには40から50打席が必要」との言葉通り、40打席を超えたあたりから調子が上向きになった。結果オリンピックアメリカ代表として銀メダル獲得に貢献するというコンディション作りの大変な状況ながら、107試合に出場。4打席だけ規定に足りなかったが、打率.303、28本塁打、74打点、OPSは1.006とフル出場ならタイトル奪取も確実視された成績を残した。 ファームを合わせて5月31日までに打席は44を数え、交流戦だけに限れば打率は.375でOPSはジャスト1と好成績をマーク。“ラミレス理論”に沿った活躍が期待される。 オースティンは絶好調時と比べてバットが湿り気味になってきた打線の起爆剤となれるのか。これからのシーズンのカギを握るのは、今年から背番号3を背負うこの男なのかもしれない。 文・取材・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年01月05日 18時30分
DeNA、2023年のキーマンはオースティン! 来日4年目スラッガーの完全復活にかかる期待
三浦大輔政権3年目の2023年。2位から悲願のペナント奪取をもくろむベイスターズは、昨年末にトレイ・アンバギー外野手獲得を発表した。経緯としては現役ドラフトで右の大砲・細川成也を放出したことに加え、昨年10月24日にタイラー・オースティンがアメリカの病院で右肘内側側副靭帯修復術を敢行したことも要因だろう。 オースティンは2021年シーズンはコロナで来日が遅れ、さらにオリンピックアメリカ代表として銀メダル獲得に献身するというコンディション作りの大変な状況ながらも107試合に出場。4打席だけ規定に足りなかったが、打率.303、28本塁打、74打点、OPSは1.006とフル出場ならタイトル奪取も確実な成績を残した。2021年12月に3年契約を締結したスラッガーは、打線のコアとして期待されていた。 しかし2022年の春季キャンプ中に右肘の故障が発覚し、4月に手術を決断。昨シーズンは結局スタメン出場を果たせず、代打起用のみで打率.156、ホームラン1、得点圏打率は.067と寂しい成績に終わってしまった。本人も帰国時に「非常に悔しいシーズンとなりました。シーズンを通じてチームに貢献することができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と無念さをにじませていた。 オースティンは「最短での復帰に向けて誠心誠意努力していきます」と誓ったが再度右肘にメスを入れたことで、来シーズンの開幕に間に合うか微妙な状況となってしまった。昨年ぽっかりと空いた穴は、楠本泰史、関根大気、蝦名達夫らの若手の台頭である程度埋めることができた。しかし相手に与えるプレッシャーや、クライマックスシリーズの3戦目の土壇場でのヒットなど、ここ一番での勝負強さはオースティンの真骨頂。スタートには間に合わないとしても、チームの勝利を愚直に追い求めるTAの存在は、優勝に向けて欠かせないピースとなる。 文・取材・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年10月13日 17時45分
DeNA・オースティン「非常に悔しい」 “心優しき助っ人”が誓う4年目の反撃
シーズン2位通過を果たしたベイスターズは10月10日、1勝1敗で迎えたクライマックスシリーズのファーストステージ3戦目を落とし、2022年の戦いを終えた。 執念のヘッドスライディング及ばず、最後のバッターとなってしまった藤田一也がファーストベースから動けぬ状況に、小池正晃コーチとともに駆けつけたのはランナーとしてセカンドにいたタイラー・オースティンだった。 昨年はコロナで来日が遅れ、さらにオリンピックアメリカ代表として銀メダル獲得に献身するというコンディション作りの大変な状況ながら、107試合に出場。4打席だけ規定に足りなかったが、打率.303、28本塁打、74打点、OPSは1.006とフル出場ならタイトル奪取も確実視された成績を残し、今年からさらに3年契約を締結。 チームの主軸として期待されたが、キャンプ中に右肘の故障が発覚し、4月14日には母国アメリカで手術を敢行した。通常、外国人選手は母国でリハビリを行うことが多く、いつ再来日するか分からないケースも散見されるが、オースティンは術後わずか6日の19日には再来日。早期復帰をめざすその姿勢に本気度を感じた。 結局スタメン出場はかなわず、代打だけでの起用にとどまり、成績も物足りない結果となってしまったが、プレー以外の部分でチームをサポートし続けた。誕生日の選手がいればバースデーケーキを用意し、CSで不調に陥っていた桑原将志に対して、3戦目の練習前には肩を抱いて登場。アップ中も笑顔を絶やさず、真夏のスターナイトのイベントでは派手なレイを首からかけて踊るなど、チームの明るい雰囲気を演出する役目の一端も担った。 11日に日本を離れる際には「非常に悔しいシーズンとなりました。シーズンを通じてチームに貢献することができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と頭を垂れた。そして「ファンの皆さま、開幕戦から最終戦まで熱い応援をしていただきありがとうございました。特に8月2日の今シーズン一軍初打席やCSファーストステージの打席で私に頂いた大きな拍手を思い出すと今でも胸が熱くなります」と具体的なシチュエーションを取り上げるところは、本気のメッセージというところがうかがえる。 開幕前には「ジャストチームウィン」と勝利至上主義を宣言しながら、消化不良に終わった今シーズン。肘の再手術の報道もあるが、心優しきジェントルマンは来シーズンこそ、プレーでもチームを引っ張っていってくれるはずだ。文・取材・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年08月19日 17時50分
DeNA、後半戦スタートダッシュ失敗も…“闘将”オースティンのエナジーに期待!
前半戦は最下位に終わったベイスターズ。しかし開幕に助っ人外国人が間に合わず、怪我人も続出した最悪の状況は交流戦を機に好転し、6月下旬には5位に浮上。オールスター&オリンピックブレイクに再充電し後半戦での巻き返しを狙っていたが、いきなりの3連敗にファンからため息が漏れた。 敗れ方も初戦のスワローズ戦はエース今永昇太が、山田哲人&村上宗隆のメダリストコンビに慎重になりすぎ、プロ2年目の奥川恭伸に投げ負け。17日からのタイガース戦では初戦でセットアッパーの山崎康晃が、18日もエドウィン・エスコバーが乱調。両ゲームとも8回に決定的な3点を献上し連敗と嫌なムードが漂っている。 そんな中、オリンピックアメリカ代表としてホームラン2本、打率.417の活躍を見せ、銀メダルに貢献したタイラー・オースティンが孤軍奮闘し、戦う姿を体現している。 スワローズ戦では力でライトに運ぶヒットを皮切りに、17日は2年間の通算で1本しかヒットを放っていない苦手の青柳晃洋から1ヒット1フォアボール、9回にもタイガースの絶対的守護神のロベルト・スアレスからもレフトにヒットとマルチ安打をマーク。 18日は1-1と同点の7回に「『ヤッター!(日本語)』捉えた感触は良かったのですが、打球が高く上がったのでスタンドまで届くか分からず走っていました。本塁打になりよかったです」と振り返る、センターバックスクリーンに突き刺す一時勝ち越し弾を放った。 後半戦に入り10打数4安打、ホームラン1本と、オリンピックでの好調をペナントレースでも維持。守備でもフェンスに激突しながらのキャッチや、タッチアップの場面でホームに突っ込む気満々のアクションを見せるなど、常にファイティングポーズを取る姿勢はまさに闘将。ホームラン後は仲の良い宮本秀明と独特のアクションで喜びを分かち合い、自分の応援ボードを見つけると、気さくにサムズアップするなど、プレー以外でもナイスガイエピソードにあふれている。 再開前に「今は少し苦しい位置にいるので、まだまだやらなければいけないことがたくさんある。一打席一打席、全力で立ち向かっていきながらも、その中で楽しむことも忘れない。それを続けていければ、他のことはそれからついてくる」との言葉を実践しているオースティン。常日頃口にする「全力でプレーし、チームの勝利に貢献する」との“TAイズム”が、苦しむチームを救ってくれると信じている。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年08月06日 11時00分
侍ジャパン決勝の相手はアメリカに決定!ハマスタ本拠地のオースティンが脅威
東京オリンピック野球の敗者復活3回戦(事実上の準決勝)が5日、神奈川・横浜スタジアムで行われ、アメリカと韓国が対戦。アメリカが韓国に勝利し、日本(侍ジャパン)が4日に決めている決勝戦(7日19時、横浜スタジアム)に駒を進めている。 試合は2回にジャック・ロペスのタイムリーで先制に成功したアメリカが、1点リードで迎えた6回、2番の横浜DeNAに所属しているタイラー・オースティンが細かい継投で決勝進出を狙う韓国ピッチャー陣からタイムリーを放つなど、一挙5得点のビッグイニングを作ると、そのまま7対2で快勝した。ジョー・ライアンが勝利投手になっている。韓国は7日のデーゲームで、ドミニカ共和国と3位決定戦を行う。 オリンピックにおけるアメリカ代表はメジャーリーガーの参戦は無いものの、初めてプロ選手の参加が容認された2000年のシドニーオリンピックで、キューバ代表との最強対決(当時)を決勝で破って金メダルを獲得。2004年のアテネ大会は予選敗退で出場できなかったが、2008年の北京大会でも3位決定戦で侍ジャパンに勝利して銅メダルを獲得するなど強さを発揮している。 2019年に行われたプレミア12では、3位決定戦でメキシコに敗れてオリンピック出場権を逃したが、今年6月にフロリダで行われたアメリカ大陸予選ではドミニカ共和国、ベネズエラといった強豪国相手に全勝し、オリンピックへの切符を手にしている。メジャーリーガーはいないが、マイナーリーグで将来有望な選手を集めた形だ。 今大会では、現役で日本の球団に所属する3選手が代表に加わっている。今季途中からクローザーに回り、安定した投球を見せている東京ヤクルトのスコット・マクガフ、2018年に来日して以降、最高の投球内容を今季残している決勝戦先発予定の福岡ソフトバンクのニック・マルティネス、セ・リーグの首位打者争いに加わり、本塁打も量産している横浜DeNAのオースティンは今大会も伸び伸びと試合をしており、オースティンは横浜スタジアムをホームにしているだけに、侍ジャパンにとっては一度勝っているものの、代表チームでも投打の中心選手として活躍している3選手は厄介な存在になりそうだ。(どら増田 / 写真・長津耀月)
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スポーツ 2021年08月05日 18時45分
DeNA主砲・オースティン、“地元”横浜のオリンピックで大暴れ! 待望のチームメイト・山崎との対戦も間近に
ベイスターズの4番で、オリンピックアメリカ代表にも選出されているタイラー・オースティンの打棒が止まらない。 アメリカ代表に選ばれ「ベリーベリーエキサイティング!!光栄で、とてもとても興奮してワクワクしている。高校の頃から(アメリカ代表に)夢を描いていた。家族も喜んでくれた」と満面の笑みでコメントを残していたが、意気込み通りの活躍でアメリカ打線を引っ張っている。 初戦のイスラエル戦では、2ランホームランをバックスクリーン右にたたき込むなど3安打&3打点の活躍。次戦では手強い韓国相手に貴重なダメ押しタイムリーを放ち、勝利に貢献した。2日には日本との戦いで、初回いきなりメジャーリーグ・ヤンキースでチームメイトだった田中将大から左中間へ抜ける2ベース、5回には今シーズンはノーヒット、2年間の通算でも1本しかヒットを放っていない青柳晃洋から、コンパクトなスイングでセンター前に運ぶヒットをマークした。 続くドミニカ共和国戦では2番に入り、初回から冷静にフォアボールを選び出塁すると、次の打者のホームランで先制のホームを踏み、5回にはソロホームランで貴重な加点。準決勝へコマを進める働きを見せた。 ここまですべての試合でスタメン出場し、17打数7安打、打率.412はチームトップ、打点5はチーム2位と堂々の成績を残している。日頃から「チームのために全力でプレーして勝利に貢献する」との姿勢はアメリカ代表でも不変のようで、全力疾走は欠かさず、ベース上で大きなアクションで手をたたきチームを鼓舞する姿も印象的だ。 4日に日本が韓国に勝利し、次戦の相手は韓国に決まった。ここに勝てば「勝ち続けて金メダルを取るのが目標」と戦前に語っていたオースティンのもくろみに近付き、さらに決勝で「チャンスが来たら、楽しい戦いになる」と舌なめずりしていたチームメイトの山崎康晃との対戦も夢ではなくなる。 アメリカが勝ち上がれば、ベイスターズファンには頼もしい味方のオースティンが一転、手強い敵になってしまう。しかしそれも国際試合の醍醐味。日本にもオースティンにも“地元”の横浜スタジアムでのオリンピックは、とても興味深い戦いになる。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年06月03日 17時40分
走攻守でハッスルプレーを連発! DeNAの“闘将”オースティンが上昇気配のチームを鼓舞
来日2年目のタイラー・オースティンが、持ち前の破壊力のみならず、ハッスルプレーも連発。交流戦に入り上昇気配のチームを支えている。 2日のソフトバンク戦では3回、2アウト1-2塁のチャンスで打席に入ると、「ランナーがいたので、なんとか還すつもりで打席に入っていました。良いところに飛んでくれて結果に繋がり嬉しいです」と振り返る一打は、詰まりながらもライト前に運ぶ先制打。結果的に1-1のドローとなっただけに、貴重なタイムリーとなった。 コロナウイルスの影響で、チームに合流したのは4月13日。キャンプ、オープン戦はもちろん、ファームでの試合も経ず一軍のゲームに出場したが、なかなか本来の力は発揮できず、4月24日には打率.229まで落ち込んだ。しかし、打数も30を超えた頃からコンタクト率も増し、スイングは鋭さを取り戻すと一気に上昇気流に乗ってきた。 5月18日には、得点圏打率の低さと出塁率の高さを鑑みて、昨年怪我以外では4番を張っていた佐野恵太が3番へ繰り上がり、オースティンが4番に入るラインナップになると、更に調子は上向きに。4番での打率は.349と高く、OPSは1.021と驚異の数字。昨シーズン佐野がケガでチームを離れた13試合でも、4番で打率.319と結果を残したことから見ても、フィットしていると言える。グイグイ押してくるパ・リーグのピッチャーには持ち前のパワーで対応し、交流戦では.打率.367、2ホームラン、OPS1.075と、好調なチームの原動力となっている。 チームへの貢献はバットだけではなく、守備ではフェンス激突も恐れずにフライをキャッチしに行き、ダイビングキャッチも度々敢行。走塁でも次の塁を果敢に狙う姿勢は、チームにファイティングスピリッツを植え付けている。象徴的なプレーは、1日のソフトバンク戦。三遊間にゴロを転がすと、ヘルメットを飛ばす激走を見せ、名手で知られるショート・今宮健太から内野安打を奪った後、意味深な屈伸を挟んで2塁に走る。驚異の強肩を誇る“甲斐キャノン”を掻い潜る激走は、来日初となる盗塁をマークした。 1年目の最終成績は65試合でホームランは20本と、143試合なら50本に届くかというハイペースで、元メジャーリーグのプロスペクトの実力を見せつけたオースティン。ラミレス前監督も惚れ込んだ逸材は、日本野球にインパクトを残し続ける。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年04月19日 17時30分
DeNA、ソト&オースティンコンビがお目覚め? 開幕から苦戦も外国人パワーで反撃開始!
開幕から苦しい戦いが続いてしまっているベイスターズだが、待望の外国人、ネフタリ・ソト&タイラー・オースティンが徐々に復調。遅ればせながら反撃の体制が整ってきた。 本来なら打線の核としての役割が期待されていたソト&オースティンの長距離砲コンビだが、新型コロナの影響で来日が遅れ、やっと登録されたのが4月13日。代打からスタメンと出場機会を増やし、少しずつチームにフィットしてきた印象だ。 8連敗中ともがくベイスターズは18日のジャイアンツ戦、終盤7回で0−2のビハインド。嫌な雰囲気が横浜スタジアムに漂う中、ソトのバットが火を吹いた。「打ったのはフォークです。低めの球でしたが、うまく捉えることができました」と振り返る一打は、体勢を崩されながらもボールをバットに乗せ、白球はレフトスタンドへ。すると8回、デッドボール、送りバント、進塁打とジワジワとランナーをサードまで進め、オースティンがサード強襲の同点打。「みんなが繋いでくれたチャンスだったので、貢献できて良かった」とチームファーストの彼らしくコメントもイケていた。 ソトは打率.176、オースティンは打率.235とまだ数字は上がってきていないが、今シーズンは練習試合やファームの試合の実戦形式の経験は皆無。完全なぶっつけ本番で一軍に合流し、ともに打席に18回しか立っていない状況だけに仕方がないと言えよう。 昨年は開幕が遅れる変則日程で、開幕前の実戦形式練習が少ない状況の中、アレックス・ラミレス前監督は「主力バッターは30から40打席立たないと、バッティングの感覚はつかめない」と常々口にしていた。自らの経験に基づいたその言葉は、本当にそれに近い状況になっただけに信憑性は高い。順調に行けば来週末あたりには、40打席近くに届くと見られるソトとオースティン。彼らの調子が上向くとともに、三浦ベイスターズの反撃の狼煙も上がって行くはずだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年09月03日 17時30分
DeNA・オースティン、ファームでやっと復帰! 渇望されるスラッガーのビッグカムバック
ケガにより戦列離脱し、ファームで調整中のタイラー・オースティンが9月2日、ロッテ浦和球場のファーム公式戦で実戦復帰を果たした。3番DHでスタメン出場したオースティンは1回、ランナーをスコアリングポジションに置いたチャンスの場面で、詰まったセンターフライに打ち取られ、2打席目はフルカウントから低めの落ち玉を、3打席目も同じように低めの変化球に手を出し、共に空振り三振の結果となった。 オースティンは開幕から右肘痛でスタメンを外れ、2カード目のドラゴンズ戦から復帰。当初の予定通り3番に座り、鮮烈な4安打デビューを果たし、3戦目には早くも初ホームランもマーク。その後も打率は3割を越え、打点も13と打線の中核を担っていたが、7月10日のタイガース戦でスイングの際に右手人差し指を痛め13日に登録抹消。23日に再登録され期待通りの活躍を見せるも、31日の甲子園でフェンスに激突し首を痛めてしまい、その後の打席でタイムリーヒットを放つなどガッツを見せたことも影響したのか、状態は改善されず、8月5日に再び登録抹消された。 バッティングだけではなく走塁でも全力疾走を怠らず、守備もダイビングキャッチを試みるなどハッスルプレーも魅力の助っ人だが、そのプレースタイルが諸刃の剣となり、結果的には度重なる戦線離脱となってしまっている。 ホセ・ロペスは不調でファームで調整中、ネフタリ・ソトも打球が上がらない状態で、過去二年間打線を引っ張ってきた強力助っ人達も本調子とは程遠い。3人の外国人が並び、超重量打線と恐れられていた開幕直後からのスケールダウン感は否めない状況で、昨日はわずか2安打と元気はない。一昨日にはキープし続けていた2位の座もタイガースに受け渡した。 現在13連戦の真っただ中で、今後も連戦の続く厳しいシーズン。実戦復帰を果たしたばかりでまだ結果も出てはいないが、破壊力抜群の元メジャーリーガーが一日でも早く万全の状態で復帰してくれれば、苦しむ打線の起爆剤としてベイスターズを救ってくれるとファンは信じている。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年06月01日 17時30分
DeNA・オースティン「コンディションも問題ない」 開幕へ向け視界良好!
ベイスターズの新外国人、タイラー・オースティンの現在の状態が、横浜スタジアムで行われた5月31日の練習後、球団を通じて発表された。 この日はキャッチボール、シートノック、バッティング練習の他に、特打ちでも汗を流したオースティン。現在のコンディションは「いい状態です。身体もコンディションも問題ありません」と明かした。 長い自粛期間中の同5日時点では、「強くて速い身体作り」に取り組んでいるとし、「スタジアムではバッティングマシンで打ち込みを行い、自宅では器具を利用して日々トレーニングに励んでいました。トレーニング量もしっかりと確保出来ていたので、身体の強さを感じています」と、自慢のパワーを更にアップ。現在は「開幕へ向けて身体のコンディションと、メンタル的な部分をしっかりと準備して、更に整えていきたいです」と、6月19日を見据えていた。 ベイスターズは28日と30日に紅白戦を実施。両試合とも3番としてスタメンで登場し、1安打ずつ2試合連続ヒットを放ち、フォアボールもしっかりと2つ選ぶなど結果を残した。オープン戦で打率.343、ホームラン4本と暴れていた頃の好調をキープできているようで、同19日に全体練習が再開された際に、ラミレス監督が語っていた「オースティンはタイミングの取り方がパーフェクトで、オープン戦、練習試合と良かった状態をキープ出来ている」と絶賛していたことが、裏打ちされた格好だ。 ベイスターズは6月2日から練習試合として、まず楽天ゴールデンイーグルスとの対外試合が組まれている。「今まではマシン中心に打っていたので、早く実戦感覚を取り戻せるように、試合では特にタイミングの取り方を意識したいです」と、課題を明確にし開幕を待つ。 筒香嘉智がメジャーへ羽ばたき、その穴を少しでも埋めることを期待されているオースティン。コメントでは常に「チームに貢献できれば」と話すなど、バット以外の面でも、チームを去ったキャプテンと似通った面も見せる新助っ人は、待ちに待った開幕へ向け標準を合わせていく。文 ・ 写真/萩原孝弘
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