ウクライナ侵攻
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社会 2022年04月05日 11時55分
「めっきり銃声と爆発音が減り…」ウクライナ取材中の日本人報道カメラマンが内情明かす
4月4日放送の『辛坊治郎ズームそこまで言うか!』(ニッポン放送)に、報道カメラマンの宮嶋茂樹氏がウクライナからスカイプを通じて、ゲスト出演を果たした。 宮嶋氏はイラクやコソボなど数々の戦場を取材してきた。今回も約1か月前にウクライナに入り、取材を続けている。 >>橋下徹氏、ロシアの強制連行を否定?「親戚の家に送られているウクライナ市民も」発言に疑問の声も<< 宮嶋氏は滞在しているホテルには内務省のメディアセンターがあり、「お湯は出る、電気は時々停電するがある、wi-fiも繋がる。4月1日からは酒が解禁になった」と現状を説明。MCの辛坊治郎氏から「キーウの中、自体は市民生活が保たれている?」と問われると、宮嶋氏は「中心部は全く問題ありません。3月31日からめっきり銃声と爆発音が減りまして。空襲警報は2回くらいしか鳴ってませんね」と現状を明かした。一部報道では、ロシア軍が首都キーウ周辺から撤退していると伝えられているが、宮嶋氏の証言はこの動きを裏付けるものとなる可能性もありそうだ。 さらに、辛坊氏から「ロシア軍はキーウ侵攻は諦めた?」と問われると、宮嶋氏は「実質無理だと判断したんだと思います」とコメント。「キーウ市内だけで200万人残っていると言われているので。あとは武器がふんだんにある。一家に一丁(銃が)ある。そういう状況を踏まえて、首都に戦車を送り込むというのは、ほぼ不可能だと判断したので戦略を変えたのでは」と背景を推察。また、ウクライナ市民の声として、「みんな勝つつもりですよ。絶対渡さないと。誰に聞いても勝つつもりですね。負けるとは思っていない。だからここに残っている」と現地の声も紹介していた。 このほか、宮嶋氏はキーウの北にある都市、イルピンを取材時に「カメラが見つかると罵声を浴びる。綺麗な英語で罵倒された」経験も明かし、西側の英語圏の国から義勇兵か何かが現地に入っているのではないかとも話していた。 これには、ネット上で「やっぱ不肖宮嶋さんの取材は非常に良いね。その辺の特派員と違って自分の言葉で語ってくれるから生々しくかつ分かりやすい」「『みんな勝つつもりですよ』という言葉がずしんと響いたな」といった声が聞かれた。
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社会 2022年04月04日 13時00分
玉川徹氏、プーチン健康不安説に「病気のせいにしたら安心できるということ?」過剰反応と指摘も
4日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、同局局員でレギュラーコメンテーターの玉川徹氏が、ロシアのプーチン大統領の健康不安説について言及し、話題となっている。 ウクライナ侵攻を続けるロシアだが、ここに来て両国の首脳会談が開催される可能性が出て来たという。だがその一方で、プーチン大統領が重い病気を患っているのではという情報も出て来たのだとか。 >>日本の政治家の理想は「プーチン政権の瓦解」? 橋下徹氏の主張が物議「どこの世界線の話だ」の声<< ロシアの独立系のメディアの報道によると、大統領が所有する別荘に、甲状腺がんの専門家が頻繁に訪問。それも一度ではなく、2016年からの4年間で計166日間一緒に過ごしたそう。 こうした報道について、意見を求められた玉川氏は「仮に病気があったからといって、何か変わるんですか?」と切り出すと、「戦争を知らない人間から見ると異常な戦争に見えるわけだけど、それを病気のせいにしたら我々は安心できるという、そういうことですか? そんなことないわけです。変わらないわけですよね」と私見。 続けて、同氏は甲状腺系の疾患について、「多くの日本人でも甲状腺で病気を抱えている人がいて、こんな話が独り歩きしたら、そういう人たちがどう思うんだろうって僕はすごく嫌なんです」と同じ疾患を抱えている人たちの心情を思いやった。 同氏の話題は甲状腺がんについての話に及び、「がんの中でも甲状腺がんというのは予後が良い方のがんに入っている」と解説。 さらに、「他の死因で亡くなった方を解剖すると、10人に1人ぐらいの方に甲状腺にがんが見つかるという、そういう風な病気なんですよ。中にはタチが悪い甲状腺もありますけれども、だからなんだという話につながってくると思うんです。だからあんまり意味がないと思ってます」と話していた。 これを聞いた司会の羽鳥慎一アナウンサーは「甲状腺だからということではなく、体調の不安が影響しているのかなというところなのかなと思う」と話を総括。 また、ロシア政治に詳しい慶應義塾大学教授の廣瀬陽子氏も「体調が不安であるということがもし事実だとすれば、自分の余命は長くないかもしれないということで、思い残すことなく自分のやりたいことをやってしまおうというような、追い詰められたという可能性が指摘できるかなと思います」と述べていた。 ネットでは、玉川氏の見解に対して「なんか突っかかるところが違うぞ」「だから甲状腺がんの話は本題じゃないのに、玉川だけ勝手にフォーカスして狂ってる」「ズレてるんだよ論点が」「病気の種類の話じゃない」「またねじ曲がった主張をしている」といったツッコミが起きていた。
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社会 2022年04月04日 11時55分
『サンモニ』元村氏、ウィル・スミスの暴力に「ウクライナ侵攻を容認するということ」発言で物議
3日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、ジャーナリストの元村有希子氏が放った、アカデミー賞の授賞式でプレゼンターに妻の髪型を揶揄され、平手打ちしたウィル・スミスへのコメントが物議を醸している。 番組は、第94回アカデミーの授賞式でプレゼンターを平手打ちしたウィル・スミスが、アカデミー賞を主催する団体からの退会する意向を示したニュースを取り上げ、司会の関口宏が「元村さん。なんか後味が悪いな、これ」とコメントを求める。 >>三浦瑠麗氏、ウィル・スミス平手打ち事件に「妻が言われたのに夫が乗り出す」“有害な男性性”と『ドライブ・マイ・カー』絡め持論<< すると、元村氏は「そうですね、『ドライブ・マイ・カー』より、こちらが話題をさらってしまった感じがした気がして残念です。ウィル・スミスさんが侮辱されたということへの反応よりも、むしろ暴力を振るったということの方に、やはり今は批判が集まっているようです」と指摘。 続けて、「私もこれは本当に迷うところなんですけども、やはり暴力で訴えるということを容認してしまうと。結局、ロシアがウクライナに侵攻するということも容認するということになるんじゃないかなと思うので、やはりほかにもう少しやり方がなかったんじゃないかと残念な思いでいっぱいです」とコメントした。 ウィル・スミスの暴力とロシアのウクライナ侵攻を同種として扱った元村氏の発言に、「なぜ一緒にするのか。意味がわからない」「独裁者による国家ぐるみの戦争と妻をなじられたことに憤慨したウィル・スミスを一緒にするな」「ウクライナのゼレンスキー大統領は差別をしていない。全くのミスリードだ」「ちょっと何を言っているのかわからない」「戦争と暴力事件を一緒にする。理解ができない」と批判の声が上がる。 ただし、「言いたいことはわかる」「わからなくはない」という理解の声も少数ながら出ていた。
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社会 2022年03月30日 12時30分
橋下徹氏、国際政治学者に「心底頭悪いな」ウクライナ侵攻巡り“他国の歴史を捏造”と指摘され反論
元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹が、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻への見解を巡り、国際政治学者の篠田英朗氏を侮辱しているとして、ネット上から批判を集めている。 事の発端となったのは、橋下氏が29日にツイッターで「ロシアが一番悪い。しかし戦争前に軍事力の均衡とメンツの均衡を崩さないようギリギリのバランスをとるのが政治の役割。NATOとロシアでそれができなかった」とウクライナ侵攻への私見を投稿したこと。 >>橋下徹氏「ウクライナ戦争が始まったとき、日本ですら戦え! 一色になった」投稿に疑問の声 矛盾の指摘も<< これに対し、篠田氏が「NATOはロシアに気をつかってウクライナを加入させていなかったわけだし、ゼレンスキー以前からプーチンはウクライナを攻め立てている。全く意味不明」と反論。「自分の保身のために自分自身の過去の言動に責任を取らないだけでなく、他人の国の歴史まで捏造するのは、あまりに罪深い」と指摘した。 すると、橋下氏は引用リツイートで「ゼレンスキー大統領自身がロシアの独立系インタビューで『ウクライナの中立化が最重要ポイントで、ロシアはそれを第一に考え、それが戦争の原因だった』と答えているのを知ってる?」と篠田氏を批判。さらに「紛争の原因を把握するのにあなたらの意見は使い物にならん」「学者がどう言おうが自由だが、使い物にならない見解ということに間違いない」と苦言を呈した。 また、篠田氏が投稿した「日本も、もし橋下徹氏が大臣だったら、ゼレンスキー大統領の国会演説は、あんなものではなかったな」というツイートに対しても、橋下氏は「心底頭悪いな」と怒りを露わにしつつ、「俺はあなたのような戦う一択ではないと言い続けてきた」と反論。 さらに、「ウクライナに中途半端な武器を提供して戦わせる西側政治家のえげつない戦略に気付かずに能天気に拍手を送れるあなたが羨ましい」などと綴り、30日にもツイッターに「学者はこれまで読んだこと、聞いたことのない見解を理解することは困難なんやろ」と篠田氏のツイートを引用しつつ投稿していた。 篠田氏への侮辱とも取れる一連のツイートに、ネット上からは「ド素人が専門家に対して何言ってるんだ…?」「侮蔑の言葉を入れないと話し合いというものができないのか」「自分だけが頭いいつもりなの?」「もはや議論じゃなくて煽り」といった批判の声が多々集まっている。 篠田氏は橋下氏の一連のツイートについて、29日にツイッターで「自分の保身のために自分自身の過去の言動に責任を取らないだけでなく、他人の国の歴史まで捏造するのは、あまりに罪深い」と指摘。また、30日にも「橋下徹氏が、『議論』と称して歴史の捏造に着手し始めているのは、看過できない」とツイートしていた。記事内の引用について橋下徹公式ツイッターより https://twitter.com/hashimoto_lo篠田英朗公式ツイッターより https://twitter.com/ShinodaHideaki
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社会 2022年03月29日 13時00分
玉川徹氏「ミンスク合意が履行されてたら戦争あったか」ウクライナ侵攻への私見に批判集まる
29日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について特集。同局社員でレギュラーコメンテーターの玉川徹氏の発言に、ネット上から批判が集まっている。 問題となっているのは、ウクライナ東部で2014年に勃発した軍事衝突の停止をめざして結ばれたミンスク合意について取り上げていた一幕。ミンスク合意の履行が今回の侵攻の外交的解決のチャンスだとも言われているが、ミンスク合意では、親ロ派に「高度な自治権」を認めるなどウクライナに不利な内容もあり、国民から不満の声が出ていた。 >>橋下徹氏、ウクライナ支援の政治家に「キエフで暫く生活すべき」 炎上で百田尚樹氏も呆れ「幼稚過ぎ」<< また、ウクライナのゼレンスキー大統領も当選後、ミンスク合意を遵守しようとせず、それがロシアのプーチン大統領の怒りを買い、両国の緊張は高まり続けた形に。プーチン大統領は2月22日にミンスク合意破棄を明言している。 この日、玉川氏は「政府の仕事っていうのは、戦争っていう状況に国を追い込まないために一体何ができるか、戦争っていう状態になっちゃったらみんな死んじゃうんですよ」と指摘。その上で、ゼレンスキー大統領がミンスク合意破棄の方向に動き続けていたことに触れ、「もしミンスク合意が履行されてたらこの戦争はあったんだろうか。そういう風なことを考えなければならないんじゃないかなと僕は思ってます」と持論を展開した。 その後も玉川氏は「ロシアに攻め込む口実を与えないためには、どうすることができたか」と言い、「この戦争が終わった後に、これからロシアがもっと攻め込んでいって、やっぱり東部2州を譲歩せざるを得ないってなった時に、この戦争の意味はなんだって話になってしまうんじゃないかと思います」と話していた。 さらに、玉川氏は「ロシアがやってることは許せない。戦争自体が許せないんだから、侵略なんてもっとも許せないこと」と自身の姿勢を改めて表明。一方、「でも、回避はできなかったのかっていうことは常に考えていかないとと思います」としていた。 しかし、この一連の玉川氏の発言に、ネット上からは「攻められる方が悪いと言ってるようなもの」「完全にロシア側の言い分」「回避するためにロシアに利しろって言ってる」「侵略戦争回避するために抵抗せず侵略されましょうってこと?」「一方的に攻めているのはロシアなのにウクライナが悪いと言う玉川ってなんなの」といった批判の声が殺到している。
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社会 2022年03月28日 13時35分
橋下徹氏、ロシアの強制連行を否定?「親戚の家に送られているウクライナ市民も」発言に疑問の声も
元大阪府知事、元大阪市長の橋下徹氏が、28日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に出演。ロシアのウクライナ侵攻を巡る発言が波紋を呼んでいる。 この日取り上げられたのは、ウクライナ東部マリウポリの市民が、ロシアに強制連行されたというニュース。彼らはロシア南部タガンログに連行され、室内競技場のようなホールに全員押し込められているという。 >>橋下徹氏「プーチンの判断が間違ってるからとは思いません」発言で疑問の声 「完全に擁護」の指摘も<< ここでロシア政治が専門の国際政治学者・中村逸郎氏が「シベリアに強制移住させられて、そこで働かされるということも、これまでの歴史から考えられます」と言及。さらに、「ウクライナの人たちの中には、1万キロ離れたサハリンにまで送られたという情報も入ってきている」と強制労働まで強いられている可能性を指摘。 これについて、橋下氏は「強制連行は言語道断です」と告げつつ、中村氏に対して「中村さん、注意しないといけないのは、『サハリンに送られている、シベリア抑留されて強制労働させられている』というのは、ウクライナの発表によるんです」とウクライナ側が言っているだけと反論。 続けて、「これはロシアのプロパガンダじゃない」と前置きしつつ、「今、ロシアに一番厳しい姿勢を取っている日本の産経新聞がオンラインで取材をしたところ、ウクライナの東部地域に住んでいる人は、その親戚の人の家に送られている市民もいる」と産経新聞の取材を論拠に、単にロシアの親戚の家にかくまわれているだけと語ったのだ。 そして最後に、「ロシアに避難ができて命が守られるのであれば、僕はそれは重要な選択肢だと思うんです」「本当にロシア内で避難ができるのであれば、ウクライナ政府は市民にきっちり説明すべきだと思います」と求めていた。 これに対して、ネットでは「無理やり連行した人に、そんな配慮あるわけない」「プロパガンダにしか思えない」「そんな無責任なことよく言えるな」「拉致ってる奴全面的に信じろとかスゲー」といった疑問が。 橋下氏は27日にも自身のTwitterで、産経新聞の記事を貼り付けた上で、「この男性は、連行後退避所経由でロシア内の親戚の家で生活している」と述べ、反発を招いていたが、今回同じような論述をしたことに「Twitterで論破されてたやつ言っちゃうのか」と要らぬツッコミも起きていた。記事内の引用について橋下徹氏のツイッターより https://twitter.com/hashimoto_lo
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社会 2022年03月28日 12時00分
『サンモニ』青木氏の発言が誤り、専門家に「しっかり見ていきましょう」と注意受ける
27日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、ジャーナリスト・青木理氏の発言が専門家に即訂正される一幕があった。 番組はウクライナ情勢を取り上げる。評論家で、ウクライナのゼレンスキー大統領を「コメディアンだった人」と称し物議を醸した寺島実郎氏は、ロシアが世界から孤立しているとして、「一定の成果を上げたことにして収斂せざるを得ない状況に追い込まれている」「ロシアはとんでもないことに足を踏み入れた」という見方を示す。 >>『サンモニ』青木理氏「メディアの自由度はどんどん下がってきている」発言に疑問の声も<< 司会の関口宏が青木氏に意見を求めると、「今回僕ね、マリウポリっていうところが今すごく攻撃されていますよね。東南部南東部のところ。ここは港町で重工業なんかも集中している要所なんですね。だからロシアが一生懸命押さえに行こうとしているんですけれども」とコメントする。 続けて、「ちょっと話が違うんですけど、ネット上でちょっと話題になっているのですけれども、マリウポリに最後まで残った、国際メディアとして残ったのがウクライナ人も含む ap通信の記者だったんですね。このap通信の記者が最後の最後に脱出をしながら書いてきたルポってのが、僕なんかすごくこう感銘を受けたんです」と話す。 そして、ルポの内容を説明した上で、「メディアとかジャーナリズムってものの原則、つまりそこにいてきちんと事実を伝える人たちがいないと、人々は混乱に陥って強いものはやりたい放題になってしまうっていうルポを書き残して、マリウポリから脱出したんですね、これ、僕は本当にこういう仕事に関わる者として、メディアとかジャーナリズムの役割ってのがこんなに凝縮されているルポはないなと思って感銘を受けた。ただそのマリウポリも、もう国際メディアが今いないんですね。ロシア側の偽旗作戦などにいろいろ翻弄されるっていう状況が整ってしまっているってことを考えながら、僕はニュースを見ないといけないなと思いました」とコメントした。 すると、この日のゲスト防衛省防衛研究所主任研究官の山添博史氏が「ただ、テレグラムなどで発信している人がいるので、しっかり見ていきましょう。すみません」と低姿勢ながらも訂正を入れる。反論を受けた青木氏は「あ、いらっしゃるんですか」と驚き、関口が早々に次の話題に移した。 青木氏の事実誤認に、視聴者からは「結局、いつも不正確な情報ソースをもとに話していると思えてしまう」「メディアやジャーナリズムに携わる人間が思い込みや不正確な情報をもとに発言すると、デマが生まれて余計混乱する」「自分が言ったことを即座に訂正されていて恥ずかしい」と疑問の声が上がる。一方で、「揚げ足を取るな」「単なるミス」という擁護も。 また、番組内で勇気を持って訂正した山添氏には「よくぞ訂正してくれた」「できる人は違う」「ジャーナリストのような文句だけの人とは考えも行動も違う」などと称賛の声が上がっていた。
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社会 2022年03月28日 06時00分
ゼレンスキー大統領に批判されたドイツ、国民の反応は? ドイツ首相にも批判の目が向いたワケは
23日、ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会でオンライン演説をした。アメリカ連邦議会での演説では、日本の名前こそ出さなかったものの1941年の真珠湾攻撃を思い出すようにと促していたため、日本が批判を受けるのではないかと考える人もいた。しかしふたを開けると、日本での演説は総じて日本への感謝を伝えるもので、日本国民の多くは演説を好意的に受け取ったようだ。 一方、演説で真っ向から批判を受けたのはドイツである。ゼレンスキー大統領は17日にドイツの連邦議会でオンライン演説をしたが、そこでゼレンスキー大統領は、ドイツがロシア産の天然ガスを輸送する「ノルドストリーム2」の計画を進めてきたことなどを“自国の経済を優先させた政策”などと批判したのだ。 >>ウクライナ大統領国会演説の動きで思い出される、感動を呼んだブータン国王スピーチ<< とはいえ、真っ向から批判されたにもかかわらずドイツ国民の反応は冷静なようだ。SNSでは「難民を受け入れるなど我々にできることはしているのに困惑している」「ドイツはやるべき制裁は科した」と反論する人もいたが「常に犠牲者の言うことには耳を傾けるべき」「世界に恥じない行動をしてほしい」と前向きに捉えている人も少なくはなかった。 このような反応が意味していることについて、ドイツ在住の日本人は「ドイツでは言いたいことは言うのが正しいとされているので、批判が悪いことだと受け取られていないのだと思います。もしかすると、ゼレンスキー大統領はこのようなドイツの文化を理解して演説の内容を精査したのかもしれません」と話す。 逆に、言いたいことは言うべきという文化が、ドイツのショルツ首相にマイナスの影響を与えたようだ。 オンライン演説でゼレンスキー大統領は「ショルツ首相に言いたい。ヨーロッパに今ある壁を壊してほしい。後世が誇れるようにドイツにふさわしい指導的な役割を果たしてほしい」と呼びかけた。このようなこともあり、ドイツ国民はショルツ首相が演説に対して何も言葉を発さなかったことを問題視しているようだ。 各報道機関がアップした公式動画などを確認すると、演説後、ゼレンスキー大統領の退席後にスクリーンは消され、ほとんどの議員が席を立って拍手をしていた。その後、進行役と思われる女性が補足説明をし、ここで一度演説については区切りとなるのだが、動画でショルツ首相が真剣に話に耳を傾けている姿は見掛けるものの、意見を述べようという態度は見られない。 ドイツのニュースサイト『DER SPIEGEL』は、「議会でこれほどまでに厳しく政治的失敗について言及されたことはなかった」とした上で、演説後のショルツ首相の態度に対し「彼は何をしたか? ただ黙って座っていただけだった」と批判した。ドイツ国民からもショルツ首相に対し「ウクライナ人が苦しんでいることは理解できるが、ドイツとしての立場もあり、全ての要望には応えられないと言うべきだった」「スピーチで問いかけられたのに通常国会にすぐに戻るなんて恥ずかしい」「ショルツ首相は返答すらしなかった」などの声が挙がっている。 またメルケル前首相の名前を出し、「メルケルだったらロシアと話し合いが持て、こんな事態にはならなかったかも」「メルケルだったらその場で意見した」などの声も一部では出ていた。 多くの国で演説をしているゼレンスキー大統領だが、国によって反応は違うようだ。記事内の引用について「Tag der Würdelosigkeit」https://www.spiegel.de/politik/deutschland/deutsche-abgeordnete-und-selenskyjs-rede-im-bundestag-tag-der-wuerdelosigkeit-kommentar-a-80735ab1-925d-4452-bdb4-46d34479bf27
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社会 2022年03月27日 07時00分
ゼレンスキー大統領の経歴で注目、日本のコメディアン出身政治家の評価は?
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の経歴で注目なのが、コメディアン出身である点だろう。主演した『国民の僕』では、素人が大統領に当選するストーリーで、それを実現してしまったと話題になっている。現在の所属政党もこのタイトルにちなんでいる。 日本にもタレント出身の政治家は多いが、ゼレンスキー大統領に同じくコメディアン出身の人間もいる。彼らはどういった活躍をしていたのか、改めて見てみたい。 >>中国の本音は「ウクライナ侵攻が終わって勝つのは中国」、元外交官・宮家氏が指摘<< コメディアン出身の政治家の代表格と言えるのが、2007年に亡くなった横山ノックさんだろう。2000年に芸能界を引退した上岡龍太郎氏らとトリオを組んでいたこともある。1968年に参議院議員に当選。1995年に議員を辞職して大阪府知事選に立候補し、当選を果たす。この選挙は前職が不祥事疑惑を受けて不出馬を表明したため、新人5人が立候補。横山さんは与野党相乗りの政党支持を受けた候補を破った。 当初はテレビ出演を継続する政治家兼タレントをめざしたが、大阪府の財政再建への注力などを理由に政治活動に専念することに。一定の成果を出したことが評価されたのか、1999年の選挙でも再戦を果たす。しかし、間もなく選挙活動中に運動員をしていた女子大生へのセクハラが明るみに。起訴されると横山さんは府知事を辞職した。セクハラで自身の立場を失ってしまった。 横山さんに同じく1995年の選挙で東京都知事に当選したのが、2006年に亡くなった青島幸男さんだ。青島さんは放送作家をしていたが、バラエティ番組にも積極的に出演していた。こちらも下馬評では政党の支援を受けた候補が有利と目されていたが、無党派で当選。翌年に開催予定だった世界都市博を公約通り中止し、高い評価を受ける。ただ、その後の都政運営に関しては「役人任せ」との声も多い。 2011年に亡くなった落語家の立川談志さんは1971年から77年にかけて参議院議員を1期務めている。沖縄開発政務次官に就任するも、二日酔いで記者会見に臨み、批判を受け辞任する破天荒伝説を残している。 漫才師の西川きよし氏は1986年から2004年まで参議院議員を3期務めた。議員時代は福祉関係の充実を掲げ、政治活動に邁進。現在も関連する講演を手がけるなどしている。評価が分かれることが多いコメディアン出身政治家の中では、安定の活躍を見せていると言えるだろう。
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社会 2022年03月25日 17時00分
『バイキング』土田晃之、武力侵攻への発言に「ウクライナ貶めてない?」の声も “無抵抗”推奨で物議
25日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について特集。出演していたお笑いタレントの土田晃之の見解に、疑問の声が集まっている。 この日、番組には元大阪府知事、元大阪市長の橋下徹氏もリモート出演。その中で、今後について「プーチンを倒すのか、倒すんだったら(西側諸国も)世界大戦覚悟でやるべきなんですよ。でも、それができないんだったら、悔しいけれども譲歩で妥結っていう“プランB”を取らなきゃいけない」と決着にはウクライナ側の譲歩が必要だと指摘していた。 >>橋下徹氏、ウクライナ支援の政治家に「キエフで暫く生活すべき」 炎上で百田尚樹氏も呆れ「幼稚過ぎ」<< この発言を受け、土田は「綺麗ごとですけど、武力は絶対駄目じゃないですか。正しい戦争はないと思ってるんで。人の命よりも重いものはないと思って。命は守らないといけない」と持論を展開。また、「戦争って、文化も壊されるってことだから」と指摘した。 続けて、土田は橋下氏の発言に触れ、「“プランB”しかないと僕も思ってるんで、ここは話し合いだと思う」と断言。「隣の家のヤバいやつがもし自分の家に来たとしても、だからって同じようにヤバく返すっていうのはこんなのはもう、話にならないので」と言い、「最初の妥協はあるかもしれないけど、そのあとですよね。そのあとが大事」と自身の考えを明かしていた。 しかし、この土田の発言にネット上からは「え?無抵抗で家を明け渡すの?」「そんなやべーやつと話し合いできますか?って話なんだよ」「家に強盗来ても話し合いするのか…」「抵抗してるウクライナ貶めてない?」「侵略した者勝ちになる」といった困惑やツッコミの声が多数集まっていた。
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ロシアで事業継続発表でユニクロのSNSが大荒れ 海外から不買呼びかけも「ウクライナ支援もしてる」疑問の声も
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坂上忍、国際パラ会長の“平和”スピーチに「勝手に叫んでて」と批判 「失礼極まりない」怒りの声も
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坂本龍一「戦争は外交の失敗」加藤登紀子が共感投稿で物議「ウクライナが悪いと?」賛否集まる
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日本の核保有はロシアのウクライナ侵攻と同じ?『サンモニ』出演者の主張が物議
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立憲・田島議員の「戦争で一番被害を受けるのは女性」発言が物議 「性別関係ない」「1番も2番もない」批判集まる
2022年03月04日 13時00分
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ウクライナ危機を日本に当てはめてみたら
2022年03月03日 23時55分
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