この日の『バイキング』では、反社会的勢力絡みの闇営業参加や金銭授受をめぐる虚偽発言などで謹慎中である宮迫を特集。宮迫は15・22日号の『週刊文春』(文藝春秋)から約150分に及ぶインタビューを受けている。宮迫は吉本興業から契約を解消される原因となった金塊強奪犯とのギャラ飲み疑惑について、「見ず知らずのお客さんに頼まれて撮っただけ」などと否定。一部報じられている明石家さんまの個人事務所「オフィス事務所」への移籍について、「松本人志さんに対しても『さんまさんについていきます』と伝えている」などと前向きな姿勢をのぞかせた。
また、宮迫は吉本興業を通さずに謝罪会見を決行した理由についても初告白。会見二日前の吉本興業の弁護士との話し合いで、ロンドンブーツ1号2号の田村亮が、同社に「残りたい」と申し出たにも関わらず、会社の判断が「会見を開くなら二人は引退か契約解消」と二者択一しか許されず、「会社に対する感情が切れてしまった」と語った。
しかし、坂上は「ちょっと厳しいことを言うようなんですけど」と前置きしながら、亮が吉本興業に残りたいと申し出たと語った宮迫に「何でこれを言う必要があったのか。今回の一連の宮迫くんの発言なり行動を見させていただいた時に、自分の思いとか正当性っていうのを謳うために、言う必要のないことまで言っちゃってるのは、僕はどうしても納得ができない」と痛烈なダメ出し。
さらに坂上は、前日の『バイキング』でも、宮迫が4日に神奈川・茅ヶ崎市で振り込め詐欺防止啓発イベントに参加など、ボランティア活動をしているという特集があったことを挙げつつ、「ボランティアへ行くことをオープンにしたおかげで、(次長課長の)河本(準一)くんが長年人知れずやってきたボランティア活動も表沙汰になっちゃって、それってどうなんだって言う人まで生まれている」と河本が地元の岡山県で老人ホームや児童養護施設などを訪れるボランティア活動にも影響が出ていると批判。「会見で確かに言い足りないことがあったのかもしれないけど、そのたびに、ほかの人たちが巻き添えになっていることを、もう少し考えてあげれないのかな」と宮迫に自重を促した。
これにネットは「坂上に大賛成!宮迫は保身のために周りを巻き込んでるだけ」「ホンマに後輩芸人さんの事考えてるんかな。宮迫さん....自分ばっか目立ってて、とにかく違うと思う!」「そうそう。宮迫は昔から発言が軽い。だから信用されないんじゃん」などという坂上への称賛が見受けられられた。
しかし一方、「散々週刊誌やテレビで違うこと書かれて、自分の主張を行う場所がたまたま今回発売の文春だっただけだと思うけど」「坂上忍も蛇みたいにしつこいねぇ。余程宮迫を許せないんだろうね」「坂上って必要以上に宮迫ディスってるよね。お前はそこまで人をディスれるほど間違いのない人間なのかっていう」など、坂上の主張が厳しすぎるとする意見も出た。
午後2時からは、吉本興業が反社会的勢力との交際など重大なトラブルの回避などを目的に設置した「経営アドバイザリー委員会」の第1回目も行われている。まだまだ一連の吉本問題解決への道のりが遠い状況で、宮迫は行動を慎むべきという意見も多数だが、彼を必要以上に叩くワイドショーにも慎重な姿勢が求められているようだ。