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スポーツ 2014年09月06日 17時59分
練習の鬼、親心、情熱、『上甲スマイル』
春のセンバツ大会で2校を『初出場優勝』に導いた上甲正典監督が胆管ガンのため、永眠した。67歳だった。宇和島東高校(愛媛県)、済美(同)の両校を優勝に導いた経歴は説明するまでもないだろう。 関係者によれば、今夏の甲子園大会中に症状が悪化。入院先の病院で「(明徳義塾の)馬淵(史郎)監督に会いたい」と伝えたという。馬淵氏も多忙なスケジュールを調整し、8月26日に駆けつけたそうだ。甲子園の素晴らしさ、高校野球の苦楽を熟知した2人は、どんな会話を交わしたのだろうか。日本中の高校野球関係者は1日も早い回復を願っていたが、9月2日午前、名将は帰らぬ人となってしまった(同4日の葬儀・告別式)。 2005年12月だった。筆者は名将・上甲正典監督に叱られた。 済美高校野球部を創設3年目で全国制覇に導いた翌年のことで、その練習内容や教育方針について取材を申し込んだ。 「いいよ。グラウンドに直接おいで。いつ来るの?」 電話で取材主旨を伝えるなり、名将は驚くくらい気さくに応じてくれた。「高校野球ファンを魅了した、あの名将が会ってくださる」−−。興奮してしまい、思わず、「明日行きます!」と返した。 出張取材の準備なんかしていなかった。こんな急展開で取材が決まるとは思っても見なかったからだ。大急ぎで愛媛行きの飛行機とビジネスホテルを抑えたものの、直前での手配だったため、割安サービスを利用できず、手痛い出費となった。だが、お金には変えられない『貴重な取材機会だ』と自分に言い聞かせていた。 「珍しい記者さんだね。皆、大会前とか実戦練習をやっているときに来るんだけど」 優しく出迎えてくださった。穏やかな口調だったが、TV中継で見た『上甲スマイル』とは違う威厳が漂っていた。 上甲監督の練習は「冬場のトレーニングにも特徴がある」と紹介されていた。何十種類にも及ぶ基礎体力系のトレーニングメニューをはじめ、ボート漕ぎ運動のマシンやジムマシンなど最新機具も取り揃えられ、その一方で、冬場とは思えないようなノックの雨も降らせるという。 最新式と昔ながらの練習の両方を、かつレパートリー豊富な練習メニューの組み合わせを毎日変えながら、球児たちを鍛え上げていく−−。そんな“上甲野球”を見たかったのが、野球シーズン外の取材理由だった。 「高校野球は実質2年半しかない。その2年半、どれだけたくさんの有意義な練習をするか…」 「練習にはそれぞれ目的がある。なぜ、こういう練習をさせたのか、子供たち(教え子)が自分で考え、理解しなければ」 そんなことを話してくださった。 ブルペンを見ると、プレートとホームベースの間に芝を植えられているところもあった。芝はベースの幅でマウンドまで伸びており、この芝生を見れば、自身の投球がストライク・ゾーンに入っているのかどうか一目で分かるよう、工夫したのだという。グラウンドには同監督ならではのエッセンスも散りばめられていた。 予定の2日間の取材を終え、筆者は練習終了を待って、上甲監督にお礼を伝えた。 「駅まで送っていくから待っていなさい。タクシーを呼んである? 断りなさい。話があるから」 車に乗せていただくなり、私は素晴らしい訓示をいただいた。「マジメで大人しい教え子がいちばん心配なんだ」と切り出すなり、 「マジメすぎると、どうなると思う?」 と、こちらに聞いてきた。 こちらがしどろもどろしていると、こう諭してくださった。 「何でも『はい、はい』と返事をするだけだと、自分が損をするんだよ。自分ができることとできないこと、必要以上の、必要でないことで無理をしようとすると、自分が窮屈な思いをしたり、辛い思いをしたり…。結局、自分が損をするんだよ」 上甲監督は筆者のぎこちない質問ぶりから、慌てて東京からやってきたことを見抜いていたのだ。「ちゃんと準備をして、また来なさい」−−。 筆者は自分をマジメで大人しい性格だとは思っていないが、自分の意思を相手に伝えること、準備することの大切さを教えられた。冬場の厳しい練習とは、春の野球シーズン到来に備えた準備なのである。 興奮して「明日行きます」なんて言わず、きちんと準備をして臨めば、もっと有意義な取材ができたはずだ。私は貴重な取材機会を台無しにし、「損」をしてしまったのだ。 プロ注目の右腕・安楽智大投手が昨春の甲子園で772球を投げ、右肘を痛めた。米メディアは愛媛県の済美高校までやってきて、『投球過多』だと批判したそうだ。 だが、筆者はこんな光景も目の当たりにしている。捻挫、炎症などの故障を抱えた教え子が「今日は練習を休みます」と申し出れば、「分かった」のひと言で全て認めていた。 指導者として、これ以上続けさせるべきではないと判断すれば、「今日は辞めておけ」とも伝えていた。 「練習できるかどうかも、自分で判断しなければダメなんだ」 肉体的な限界を、気持ちで乗り越えなければならないときもある。だが、安楽投手に限らず、教え子の将来を考えながら、無理をさせてもいいときなのか否かも見極めていた。 練習の責任者は監督、試合は厳しい練習を乗り越えた教え子たちが主役。『上甲スマイル』には、そんな意味も込められていたように思う。夏の予選後に部内イジメも発覚した。心労はもちろん、無念な思いも強かったのではないだろうか。冬場の厳しい練習は、シーズン到来に向けた準備期間。準備を怠らないことの大切さ…。心からご冥福をお祈り申し上げます。(スポーツライター・美山和也)
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トレンド 2014年09月06日 16時00分
レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第201回>
毎週末に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第201回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。◇今週のこの1枚◇トッド・ラングレン「Something / Anything?」(1972年/Bearsville Records) この当時、まだ2枚組を出すということは、とても冒険的で、レコード会社もあまりいい顔をしなかったのですが、そんな周囲の予想とは裏腹にロングランの大ヒットとなり、トッド・ラングレンの一番分かりやすい名刺となった作品です。 この頃のトッドは一番精力的で、作曲に至っても、20分で1曲が書けたらしいです。アルバムの1曲目の「I Saw The Light」は、素晴らしいメロディーの曲ですが、この曲も20分で出来たと言っています。そんなペースで曲を作っていたので、2枚分の曲もたまったのでしょう。このアルバムからほとんどの楽曲を一人で演奏しています。ドラム入れが一番苦労したらしく、クリックに合わせて叩くことが経験不足で、頭の中で楽曲を想像しながら叩くことにより、結果オーライになったみたいです。 多重録りはロサンジェルスで演っていて、ちょうどその時、現地で大地震があり、車を使わなくてはどこにも行けない生活に飽きてたトッドは、地震を機会にニューヨークに移り住みます。そこで、残りの曲を現地ミュージシャンとセッションして仕上げ、その中から、自身の曲のリメイクですが、代表曲「Hello It's Me」が生まれます。今まで自分でやる作業が多かったため、このセッションはとてもリラックスした時間だったとトッドが言ってます。 とってもバラエティに富んだ作品で、メロディーの美しい作品が並びます。コーラスの多重録音も素晴らしいですね。ナッズのバンドの頃と比べると、soulの影響を感じますね。このアルバムの成功により、より自由で変態的なトッドの怪進撃が始まります(笑)。■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html■ライブ日程はこちら http://npn.co.jp/newsrelease/detail/0352870/
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スポーツ 2014年09月06日 15時00分
巨人・ナベツネ最後の野望「松井監督・1番イチロー」動く!(1)
逃げる巨人、猛追の阪神−−。プロ野球界、特にセ・リーグはこれ以上ない展開で終盤を迎えるが、その一方で密かに進行している計画がある。ナベツネ巨人の最終章『松井監督、1番イチロー』の新政権作りだ。 見事に優勝した交流戦で首位に立ち、2位阪神に3.5ゲーム差をつけて後半戦を迎えた巨人。順風満帆のはずが、夏の甲子園大会が始まり“死のロード”に出た阪神に、あっという間に追いつかれてしまった。おかげで慌ただしさを増したのが、次期巨人監督が約束されている松井秀喜氏の周辺だ。 ニューヨークに滞在している松井氏は8月23日、ヤンキースでワールドシリーズを4度制したジョー・トーリ前監督の背番号6を永久欠番とする記念式典に出席した後、秋以降の予定を白紙に戻したという。 「長嶋茂雄終身名誉監督が『帰ってこい』の指令を出し、秋季キャンプでの臨時コーチをあらためて要請したからです。日本球界を離れて米国で静観していた松井氏も、後輩の星陵高校ナインが石川県大会の決勝で9回に8点差を逆転し、サヨナラ勝ちしたことが全米でも話題となり、野球の虫が騒ぎだした。心境が変わり、巨人のユニホームを着る準備を進めているようなのです」(ベテラン巨人担当記者) 巨人の急失速は、阿部をはじめとする主力の不振や故障によるものだが、巨人上層部の不穏な動きも見逃せない。いや、こちらの方がGナインを迷走させているといった方がいい。 巨人は今年6月、読売新聞グループ本社の株主総会を前に球団人事を一新した。渡辺恒雄球団会長が球団最高顧問に退き、後任に桃井恒和球団社長が就いた。新たな球団社長には久保博読売新聞東京本社常務取締役事業局長が抜てきされ、就任の席で新球団社長は「アメリカでの自己研鑽の時期は終わった。時期が合えば希望したい」と松井氏に真正面から復帰オーダーを発信したのである。 「ナベツネさん自らが一歩退いた形の今回の人事に対し、高齢に伴う健康面という理由を前面に出していましたが、真の狙いは松井政権を一気に進めることにある。自分がトップにいては原監督に遠慮があり、肩をたたくのは難しい。そこで新社長にその役を、というわけです」(巨人関係者) さすがの球界のドンも御年88歳。松井氏の監督就任を余裕で待てる時間はない。それは松井氏の師匠でもある長嶋茂雄氏も同じ。巨人が優勝を逃せば、それを機に監督交代というわけだ。
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レジャー 2014年09月06日 14時00分
夜を棄てたキャバ嬢〜結婚を機に専業主婦になった藍子〜
夜の世界を離れる理由で特に多いのが恋人の存在である。パートナーから夜の世界を辞めるように頼まれたり、結婚を機に店を去っていく嬢たち。 大学に通いながらキャバ嬢として働いていた藍子(仮名・23歳)は卒業後、一般企業に就職。そして昨年、就職後に出会った男性と結婚し、夜の仕事を棄てた。専業主婦となった今も、旦那にはキャバで働いていたことは話していないという。 「結婚してからはキャバを辞め、旦那の稼ぎだけが頼りになっています。正直、今の生活は経済的に厳しいため、キャバ時代は多くのお金がもらえてよかったなと思うときはありますね」 専業主婦となった藍子はキャバ嬢時代のように、好きなものを好きなだけ買うという生活は送れなくなった。そのため生活は厳しくなり毎月赤字、食費は月に2万円ほどでやりくりしているという。客との同伴も多かったキャバ時代の藍子は、高級イタリアンや、テレビでしか見たことのなかった大きなフカヒレなど豪華な料理を定期的に味わっていた。だが今はそんな贅沢もできず、一人で過ごす時間も多い。経済的にも潤っていたあの頃に戻りたいとは思わないのだろうか? 「確かにキャバ嬢時代はお金の面では満たされていました。しかし本当に好きな人と一緒になってみて、心が満たされているのは今だと感じます」 キャバ嬢時代、いくら客から熱烈なアプローチを受けても藍子の心に響くことはなかった。会話の中身もほとんどなく、こういうリアクションをすれば相手の客は喜んでくれるだろうという術ばかりが身につき、純粋に客と向き合うことができない日々。さらに仕事においても指名を取り、同伴もしなければならないというプレッシャーもあったため、藍子の心には、ぽっかりと大きな穴が開いていたという。 「やっぱりお金がなくても、本当に好きな人と過ごす時間を大切にしていきたいです。だからもうキャバに戻ることはありません」 お金がなくても愛情で繋がった生活を選んだ藍子。今後も専業主婦として旦那を支えていくという。(文・佐々木栄蔵)
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社会 2014年09月06日 13時21分
始発が運行されず! ミス相次ぐ名古屋市バスに中部運輸局が処分
名古屋市営バスの始発のバスが運行されなかった問題で、国土交通省中部運輸局が中川営業所(同市中川区)を監査したところ、「運転手への指導監督が不適切だった」として、8月29日、名古屋市交通局に対して、道路運送法違反で同営業所のバス1台を、20日間の使用停止とする行政処分を行った。 同市交通局は、車検が切れたバスに客を乗せて運行したとして、2月にも使用停止処分を受けている。 運輸局によると、5月27日、同営業所の男性運転手(63)がダイヤの確認を誤り、午前6時25分発車の始発が運行されなかった。運輸局は、点呼などが行われていれば、ミスは防げたとしている。 4月以降、同市バスの運行ミスは332件も発生している。それを受けて、運輸局が7〜8月にかけて、中川、鳴尾(同市南区)など6営業所に立ち入り調査を行い、所長や運転手の聞き取り調査を実施した。 その結果、始業点呼の際に行き先を確認するなど、改善が進んでいた反面、点呼を出発の1時間も前に行っている営業所もあり、「まだ不十分」とし指摘した。 運輸局は市交通局に対し、今後検討すべき課題として、複雑なダイヤ構成の見直しや、始業点呼のやり方の改善などを求めた。 市交通局は「信頼を損ねることになりおわびする。指導監督を徹底したい」としており、9月にまとめる再発防止策に反映させたいという。(蔵元英二)
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社会 2014年09月06日 13時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第90回 '94年以降、最も消費を減らした内閣
8月13日。2014年第2四半期のGDP統計が発表された。 実質GDPの成長率が、対前期比マイナス1.7%、年率換算でマイナス6.8%。衝撃的なマイナス成長となった。 全体の落ち込みもさることながら、細かくGDPの中身を見ると、その内容のあまりの悪さにショックを受ける。筆者が内閣総理大臣だったら、数字を知った瞬間に隠棲を決意するほどの悲惨さなのだ。 特に酷かったのが、民間最終消費支出の落ち込みである。対前期比マイナス5%。第2四半期のGDPにおける、民間最終消費支出の対前期比マイナス5%という落ち込みは、統計を比較できる'94年以降で最大なのだ。 「前の増税('97年)の時は?」 「リーマンショックの時は?」 「東日本大震災の時は?」 と、思われた方も多いと思うが、今回の消費の落ち込みは'97年増税時、リーマンショック、東日本大震災時を軽く上回っている。 第二次安倍内閣は、四半期当たりの民間最終消費支出(マイナス5%)及び家計消費支出(マイナス5.2%)を、統計史上、対前四半期で最も減らした政権ということになる('93年以前にしても、さすがにここまでの消費の落ち込みがあった年はなかったのではないだろうか)。 もちろん、'14年第1四半期の消費が「駆け込み消費」で膨れ上がったため、その反動があったという「言い訳」はできないことはない。とはいえ、その場合は数字で'97年と比較しなければなるまい。(1)'97年 民間最終消費支出(対前期比) 第1四半期 2.1% 第2四半期 マイナス3.5%(2)'14年 民間最終消費支出(対前期比) 第1四半期 2% 第2四半期 マイナス5% 上記の通り、駆け込み消費の勢いは'97年の方が少し大きく、駆け込み消費後の反動は'14年の方がはるかに大きいというのが「現実」なのだ。 今回の('14年第2四半期の)消費の落ち込みについては、もはや「想定の範囲内」で片づけることは不可能である。 もっとも、想定の範囲を「マイナス5%」と設定すれば可能だが、その場合は「なぜ、マイナス5%なのか?」を説明する必要がある。 GDP全体に話を戻すと、冒頭にも書いた通り、'14年第2四半期の実質GDPの成長率は、対前期比マイナス1.7%、年率換算でマイナス6.8%だった。'97年に消費税を増税した際も、確かに第2四半期の経済成長率はマイナスに突っ込んだ。とはいえ、'97年4月の消費税増税時、第2四半期のGDPは年率換算で3.55%(対前期比0.9%)のマイナスだったのだ。 すなわち、今回のGDPの落ち込みは、パーセンテージで'97年時の2倍近いということになる。 しかも、まずいのが、民間在庫の寄与度(ある変数の変動に対し、それぞれの要因がどれだけ影響しているかを表したもの)が1.0%と、大きなプラスになっている点だ。 GDP統計上、在庫の増加はGDPの「押し上げ要因」になる。つまり、第2四半期に企業の在庫が積み上がった(現実には、生産は行われたため、GDPは増える)ことを意味しているのだ。 在庫増という好ましくない寄与度が0%だったと仮定すると、第2四半期の実質GDPは年率換算で10%を超えるマイナスになっていただろう。 そして、積み上がった在庫が「はける」まで、企業は生産を手控える。すなわち、第3四半期のGDPは押し下げられる。 実際、同じく8月13日に発表された6月の鉱工業指数確報値では、生産が対前月比マイナス3.4%、在庫率が同プラス3.4%、そして稼働率が同マイナス3.3%となり、 「生産の減少、在庫の増加、稼働率の低下」 が着実に進行していることがわかる。 また、外需の寄与度はプラス1.1%だったが、これは「輸出の増加」ではなく、「輸入の減少」によるものだ。 GDP統計上、輸出入は「純輸出(輸出から輸入を引いたもの)」で計上されるため、輸入の減少はGDPに「プラス」の影響を与えるのだ。 ゆえに、内需縮小により輸入が減少したことで、外需の寄与度が上がっていることになる。「不況型の純輸出の増加」と表現すればいいだろうか。 政府には、「想定の範囲内」といった抽象語で逃げるのではなく、 「なぜ、'97年時と比べて落ち込みが激しいのか?」 を、真摯に考えて欲しい。 筆者は、今回の増税による経済の失速が'97年よりも大きい主因は「実質賃金の低下」であると確信している。 '97年は国民の実質賃金が「上昇局面」にある状況での増税であった。それに対し、今回は実質賃金の「下降局面」における増税なのだ。 しかも、国民経済ベースの「家計貯蓄率」を見ると、'97年時は10%近かったのが、現在は何と1%を下回っている。貯蓄率を見ても、日本国民に所得の「余裕」がなくなってきていることが、あまりにも明らかなのだ。 国民に余裕がない状況で、安倍政権は消費税増税を強行してしまった。 よりわかりやすく書くと、国民が豊かになっていた時期の増税が'97年で、貧しくなっている時期の増税が'14年なのである。 '97年は実質賃金が上昇していた状況で増税したにもかかわらず、我が国はデフレ経済に突っ込んだ。 果たして、今回は?三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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その他 2014年09月06日 11時00分
専門医に聞け! Q&A 熱中症と冷え性の関係
Q:ここ数年、暑いこの時期に何回か熱中症のような状態になりました。体は丈夫なほうではなく、近年はとくに冷え性がひどくなったように思います。熱中症と冷え性とは何か関係があるのでしょうか。対策法と併せて教えてください。(39歳・信用組合) A:近年、熱中症のマスコミ報道が頻繁にみられます。実際、熱中症にかかる人は年々増加しており、同じく冷え性の方も年々増えていると言われています。これは仮説ですが、冷え性の方は熱中症になりやすいと私は考えています。 まず、冷え性は自律神経失調が関係しています。ストレスや不適切な生活習慣により自律神経のバランスが崩れると、血液循環が悪くなり冷え性や低体温になります。 体温は自律神経の働きで自動調節されます。暑さにさらされると、体表面の毛穴(血管)を開き、汗を蒸散することによって熱を逃がし、深部体温を正常に保とうとします。一方、寒さにさらされると、体表面の毛穴(血管)を閉じ、熱を逃がさないようにして、体の深部の熱(体温)を維持しようとします。 ところが冷え性の場合、自律神経もうまく働けない場合が多いため、猛暑の中で体温が上がると、体温調節機構が正常に作動しにくくなります。また、低体温の状態に慣れていると、体は外気温の異常な上昇に対応できないのです。●冷えの防止と運動を このように、私は冷え性と熱中症の関係を捉えています。ですから、熱中症予防のために、まずは冷え性対策をすればよいわけです。 近年の猛暑のため、ビル内や公共交通機関では冷房を効かせています。この冷房が冷えを加速しますので、夏こそ冷え対策が必要です。 冷え対策の第一は、服装に気を配ることです。オフィスでは腹巻きを使い、さらに、足首からふくらはぎの部分はレッグウォーマーをあてましょう。最近は若者を中心にカジュアルなソックスとして、くるぶしの下までしかない短い丈のものが人気ですが、足首を冷やすと冷えが促進します。 その他、日常できることとして実践していただきたいことは運動と入浴です。運動で新陳代謝を高め、ゆったりした入浴で冷えを改善するとともに自律神経のバランスを整えましょう。 なお、基本的な熱中症対策として、炎天下にいる時の水分補給と電解質補給は忘れないようにしましょう。首藤紳介氏(表参道首藤クリニック院長) 久留米大学病院小児科、大分こども病院、聖マリア病院、湯島清水坂クリニック等の勤務を経て、表参道首藤クリニック院長。自然療法や代替医療をはじめ、水素温熱免疫療法や再生医療(臍帯血幹細胞治療)などの高度先進医療を実践。
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トレンド 2014年09月05日 19時00分
下北沢CLUB251の新レーベルSORAMIROから第二弾バンド・安頭(アンズ)のリリース決定!
下北沢のライブハウスCLUB251から発信される音楽新レーベル「SORAMIRO」から、早くも第二弾リリースが決定した。今回デビューするのは、「安頭(アンズ)」という平均年齢20歳の3ピースバンド。9月13日(土)にミニアルバム『夢に出てきた。』のレコ初イベントとして東京・下北沢のCLUB251でライブを行う。プロデューサーにはに河崎雅光(Large House Satisfaction,BYEE the ROUND などのプロデューサー / wash? の Bass)を起用した今作は、ゴキゲンなロックで&POPでどこかセンチメンタルな安頭の魅力がふんだんに詰まった作品となっている。今年来年の“台風の目”になるかもしれないバンドだから要チェックだ。(青山)■公式サイト http://ansansans.jimdo.com/■妖怪になりたい。PV https://www.youtube.com/watch?v=RIpOHtoTB1Y
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芸能ネタ 2014年09月05日 19時00分
現役引退で“犬猿の仲”も解消か 安藤美姫が浅田真央をスカウトで狙う芸能界制覇
フィギュアスケートからタレントに転身した安藤美姫(26)が密かに抱いているのが、芸能界制覇だという。安藤の個人事務所が、あの浅田真央(23)をスカウトしようと急接近しているからだ。 もっとも安藤と浅田といえば“犬猿の仲”として業界内では知らぬものはいない間柄。しかし最近になり、なぜか2人が頻繁に密会する現場を目撃されている。 「中京大学スケート部のある共通の先輩に、安藤が仲立ちを頼んだのです。以前は警戒していた浅田でしたが、最近の安藤のタレント活動を知りOKをしたそうです」(事情通) 今年5月から無期限の休業生活に入った浅田は、年末にもフィギュア界からの正式引退を表明すべく準備を始めたという。 「現役続行を諦めた理由は体力の限界もあるが、一部関係者の間で囁かれているのが、収入を巡るイザコザともいわれている。日本スケート連盟やマネジメント事務所などの手数料があまりに高く、浅田が稼いだ収入の約7割近くを搾取されていると噂されているんです。浅田が連盟に所属している限り、この負のスパイラルが消えることはない」(関係者) そこで以前から報道されていた通り、芸能界への転身を真剣に模索しているのだ。 「浅田が芸能界に転身した場合、CMだけでも約10億円の価値があるとされている。これにテレビのバラエティー、スポーツ番組のキャスターなど出演オファーは数え切れないでしょう。ギャラはバラエティーで最低一本70万円、キャスターなら100万円は下らない。芸能界では浅田を所属させられたら、かなり大きな収入と権力を握れると話題になっているんです」(芸能プロ関係者) この浅田に安藤が目を付けたというわけだ。 「今や浅田は、連盟と決別し個人事務所を立ち上げタレントとして独り立ちした安藤の存在を認めている。元フィギュア選手という絶対的共通項は強い絆を生み出すんです」(事情通) 浅田が認めた安藤の売れっ子ぶりは確かにすごい。 「バラエティー番組『しゃべくり007』(日テレ)や『月曜から夜ふかし』(同)に出演。しかも6月に放映された織田裕二主演のスペシャルドラマ『奇跡の教室』(日テレ)でついに女優デビューを果たした。この秋からテレ朝やTBSでバラエティーのレギュラー、年末ドラマにも出演が内定してます」(関係者) この勢いを駆って安藤の年収はいまや1000万円超え間近との声もチラホラ。そんな安藤が浅田のマネジメントを請け負うことができれば、確かに大きな勢力になるはずだ。
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芸能 2014年09月05日 15時30分
バラエティ番組で出た“迷言”週間トップ3(8/29〜9/5)
●第1位「ジャニーズに入って、よかったぁ」(TOKIO・城島茂/日本テレビ系『行列のできる法律相談所』8月31日) “24時間テレビ”(日テレ系)のチャリティーマラソンで、無事に101kmを完走した城島。走り終えたその足で、後続番組の“行列”にも出演。両番組ともで、高視聴率を叩きだした。43歳の独身ジャニーズは、ミニマムブレイクの予感を感じさせるが、“行列”では、小学生時代から憧れている超大物プロレスラーのミル・マスカラスと初対面。史上最強にうれしいドッキリを仕掛けられた。煽りVTRを観る段階から、本人が登場する瞬間まで、文字通り開いた口がふさがらないリーダー。スタジオに登場したマスカラスがオーバーマスクを放り投げると、キャッチ。そのマスクを手にしたまま放った「ジャニーズに入って、よかったぁ」は、まさに感無量といった面持ちだった。●第2位「身近なうちらに、手出せばいいのに」(ハリセンボン・箕輪はるか/フジテレビ系『ウチくる!?』8月31日) 今年が結成10周年のハリセンボンが、1時間をかけて行きつけの店で飲み・食べまくり、縁のある仲間が出まくり、発掘映像を流しまくり、最後はお涙ちょうだい的に感動手紙で泣きまくるという番組に登場。ハリセンはいじられキャラのため、オープニングから気になる女芸人の恋愛に言及。司会の中山秀征から、「女芸人会に男子が来ても、合コンにはならないの?」という質問を受けると、近藤春菜は「うちらをぜんぜんいい。イヤらしい目で見てほしい」とスタンバイOKの実情を吐露。箕輪は、「身近なうちらに、手出せばいいのに」と、受け入れ万全の本音を明かした。しかし周知の通りふたりは、男と無縁の日々を送っている。●第3位「今日が30代でいちばん大事な日」(千鳥・ノブ小池/テレビ朝日系『アメトーーク』9月4日) 丸々1時間、千鳥で押し切る“帰ろか…千鳥”が、満を持しての登場。関西を活動拠点にしていたころは、レギュラーが11本で、年間ロケが200回にまで達した千鳥。絵に描いたようなロケットダッシュだったが、東京進出した今は緩やかに下降。全国ネットでレギュラー番組を持てるほどではない。そんな“燻り”にメスを入れ、最後には「テレビ関係者の皆さま、仕事をください」とプレゼンするオチだったが、オープニングからド緊張。「今日が30代でいちばん大事な日」と、気合いが入りまくりのノブは収録日の朝、大阪で仕事をこなして、東京に移動。そのわずかな隙間の時間を利用して、美容院に行き、なぜか刈り上げにした。気合いを刈り上げで示したノブに、相方の大悟は、「ノブ史上最高の刈り上げ」と補足。言っている大悟も、緊張の色を隠せなかった。(伊藤由華)
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