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スポーツ 2009年03月26日 15時00分
WBC 原監督は侍ジャパン卒業へ
WBC日本代表は25日、成田空港にチャーター機で凱旋帰国、千葉・成田市内のホテルで会見を行った。 世界一となった侍ジャパンの指揮官は、代表卒業を示唆。次の目標としてセ界制覇との2冠獲りを宣言した。 −−帰国して今の気持ちを 「世界一になって日本に戻ってくることができました。正々堂々戦って世界のつわものと、勝ち抜くことができた。29人、それぞれが覚悟と潔さを持って、日本力(にほんぢから)を見せつけてくれました。私の考える日本力とは気力、粘りの2点です。韓国戦も気力、粘りを見せつけて勝てた」 −−チームをまとめる上で心を砕いた点は? 「私は何も言っておりません。同じ目的をもって1つになって戦ってくれた。1日1日進化して強くなっていきました。イチローくんが、きょうの会見で『向上心』と言っていたが、まさにそれを持って戦った」 −−チームに戻って忘れないでほしいことを 「日本野球人にとってジャパンというチームは誇りであり憧れです。29人の戦士が日の丸を背負って戦いました。それらを胸に日本の野球を支えていってほしい。2連覇の偉業は未来永劫(えいごう)残るだろう」 −−代表監督として振り返ってください 「5カ月間、侍ジャパンという監督の命を受けてやってきました。会見を最後に侍ジャパンを卒業したい。この会見が終わると同時にジャイアンツの監督として(リーグ)3連覇を目指します」
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芸能 2009年03月26日 15時00分
庄司智春&藤本美貴が24日に婚約を発表した理由
かねてから交際中の元「モーニング娘。」のリーダー藤本美貴(24)とお笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春(33)が婚約し、今年7月ごろに入籍することを24日に発表した。同日は庄司と同じ事務所で、女優の藤原紀香(37)と離婚したお笑いタレントの陣内智則(35)が単独会見。なんとも微妙なタイミングでの婚約発表となったのだが…。 「陣内の会見だけならまだしも、WBCで侍ジャパンが連覇。この2つだけでもスポーツ紙の紙面も、ワイドショーの枠もいっぱい。そこに、ダメ押しで紀香がHPで離婚後初めてメッセージを発表した」(芸能ライター) 藤本と庄司は24日夜、それぞれの所属事務所を通してマスコミ各社にファクスで婚約を報告。藤本は「お互いを理解しあい、成長させてもらえる人と出会えて、凄く幸せです!」、庄司は「彼女の優しさとまっすぐな性格に惹かれ結婚する事を決めた」と文面から喜びをにじませた。 「2人の交際は07年5月に写真誌で発覚。藤本は責任をとってモー娘。を脱退しましたが、愛を育みようやく婚約。最近は、2人のどちらかがバラエティーに出演すると必ずネタにされますが、まんざらでもない様子で、交際の順調ぶりをアピールしている」(同) 婚約発表当日は、陣内の会見、侍ジャパンのWBC連覇とニュースがてんこ盛り。にもかかわらず、婚約発表したのには裏があったようだ。 「吉本は4月の新社長就任に向け、主催した沖縄国際映画祭で盛り上げようとしたが、陣内と紀香の離婚報道で潰された格好。陣内は会見であっさりと離婚を認め、殊勝な態度を見せた。その上で、彼のマイナスイメージを少しでも打ち消そうと、藤本と庄司の婚約をぶつけたのだろう」(芸能リポーター) 陣内の会見を受け、25日に帰国する紀香が離婚後初めてHPでメッセージを発表。「ずっと添い遂げたかったお墓に入るまで。と神様の前で誓ったんだもん でも だめだった 最後は心も体も数々のことに壊れてしまった自分がいました」などと胸中を明かした。 「陣内の浮気報道で、世論は紀香寄り。陣内を責めないメッセージでさらに好感度はアップ。25日に帰国するから、今週末まで紀香と陣内の話題が芸能ニュースを独占するはず」(同) 結局、事務所の先輩・陣内の離婚問題にめでたい話題を“利用”された形となった庄司と藤本だが、そう悪いことばかりでもなさそうだ。 「藤本は庄司との交際発覚以来、男性ファンの人気が急降下し、仕事もやや干され気味で演歌に挑戦しても人気が出なかった。しかし、もう、隠すことはないので、庄司との“交際秘話”をぶっちゃければバラエティーで再浮上のチャンスがある」(放送作家) 藤本と庄司には、紀香と陣内の二の舞は避けて欲しいものだ。
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芸能 2009年03月26日 15時00分
グラドル直撃インタビュー 岡本果奈美
現役女子大生グラドル岡本果奈美が最新DVD「Hのレシピ(ハート)」(晋遊舎)を28日にリリースする。現在、法政大学在学中の彼女。タイトルは法政の「H」とバスト88センチHカップの「H」からとったという。色白&美巨乳で人気急上昇中の彼女を直撃した。 −−撮影中のエピソードを教えて。 「撮影中は大変でした。着ているのが水着ではなく、もはや布やカーテンで隠しているっていうような状態だったので、少し動いただけで、ずれてしまい、見えてはいけないものが見えたりしてしまうので…。そっちに気を使いつつも表情も作ったりで神経をかなり使いました」 −−お気に入りのシーンはある? 「スケスケの赤いドレスを着てお風呂に寝そべっているシーンです。撮影中は、これ本当に大丈夫!? と思っていましたができ上がった写真をみてとても感動しました」 −−大学生活はどう? グラビアデビューして友人たちの反応はあるの? 「反応はあまり変わらないですね(笑)。けど、みんな雑誌のあの写真がよかったとかコメントをくれるので応援してくれているみたいですよ」 −−Hのレシピってどんなレシピ? 「中にすべてが詰まっている! 想像にお任せします」 −−最後に読者へのメッセージを。 「これからも岡本果奈美、突っ走るぞー!!」<プロフィール> おかもと かなみ 1988年5月2日、神奈川県生まれ。A型。T158、B88(H)W54H86。29日にはアキバのソフマップアミューズメント館でDVD発売記念イベントを14時から行う。
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レジャー 2009年03月26日 15時00分
高松宮記念 美浦黄門・橋本千春記者が究極の上がり馬アーバニティの古賀慎調教師を直撃
関西の強豪がそろったなか、東から一頭の伏兵が春のスプリント王者の座を狙い、勇躍、高松宮記念に出陣する。2連勝でオーシャンSを制した上がり馬のアーバニティがそれだ。目まぐるしく王者が入れかわる昨今のスプリント路線。絶好調の横山典騎手を背に、一発を狙う陣営に美浦黄門こと本紙・橋本千春が迫った。 −−追い切りはどこに主眼を置きましたか? 古賀慎調教師「連闘明けの中2週と間隔が詰まっているので、乗り手には気持ち良く走らせてくれと指示を出したが、いい動きだった」 −−それにしても、この春は2連勝と目覚ましい活躍ですね。 古賀慎師「オーシャンSは直線で前が窮屈になり冷や冷やしたけど、そこから抜け出してきた瞬発力は素晴らしかった。持ち味を余すところなく発揮できた結果が2連勝につながりました。スティンガーの下(半弟)で、もともと期待していた馬がようやく本格化しましたね」 −−これで千二は2戦2勝となりました。 古賀慎師「当初は上(スティンガー)のイメージが強く、千四から千六を中心に使ってきた。そこでも上手な競馬をしているが、ベストは千二と確信しました」 −−コンビの横山典騎手は「どん底からはい上がり、短期間でGIを使えるまでになった」と感無量の面持ちでした。 古賀慎師「どん底というのは、新馬戦(13着)に乗って骨折した苦い経験を指しているのでしょう。それから、園田競馬(5戦4勝)を経由して、中央に戻ってきたわけですから」 −−最後に意気込みをお願いします。 古賀慎師「少し前まで条件クラスだった馬を、GIの舞台に立たせられるのは幸福なことだし、調教師冥利に尽きます。強敵ぞろいで楽観はできないけど、人馬の勢いは誰にも負けないと思っています」
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レジャー 2009年03月26日 15時00分
高松宮記念追い切り速報 キンシャサノキセキ 反応鈍く不安
昨年は高松宮記念でファイングレインのクビ差、スプリンターズSではスリープレスナイトに0秒2差と、ともに悔しい2着に終わったキンシャサノキセキ。それだけに、陣営は「今年こそ」の思いは強い。 前走のオーシャンSは1番人気を裏切る10着。だが、堀調教師に悲観の色は見られない。「久々でまだ完調ではなかったし、緩い馬場もこたえた。それでも、差は少し(0秒3)。決して悪い内容ではなかった。もともと高松宮記念に100%になるようにという気持ちで仕上げてきたから」 当然、1度叩かれた上積みは十分。19日に行われた1週前の追い切りではWコースで6F84秒1、上がり3F41秒3→14秒2(馬なり)をマーク。馬体が引き締まり、外ラチ沿いを気持ちよさそうに走っていた。「息をつくることが目的だったから長めからいったが、いい感じだった。体は絞れているし、気持ちも前向き。心配していた反動が見られなかったのは何よりだね」とトレーナーは納得の表情だった。 明けて6歳とはいえ、南半球産の遅生まれで、実質は5歳半。まだ老け込む年ではない。「春の大目標だし、悔いのない仕上げをしたつもり。良馬場でやれればチャンスはある」と悲願の金メダル奪取へ力強く結んだ。 【最終追いVTR】Wコースでポパイザセーラマン(古馬500万)と併せ馬。5Fで3馬身先行し、4角で僚馬と合体。直線、追われてからの反応が鈍く、手応えで格下の併走馬に見劣った。かろうじて最後はクビ差抜け出したが、やや不安の残る内容で、この後の変わり身がカギになる。
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レジャー 2009年03月26日 15時00分
高松宮記念追い切り速報 ファイングレイン急上昇
連覇を狙うファイングレインが、ひと叩きされてきっちり調子を上げてきた。 休み明けだった前走の阪急杯は11着と大敗。影山助手は「59キロを背負って重馬場と、厳しい条件が重なってしまった。体調自体は良かったんですけどね」と振り返った。 その後の乗り込みは順調そのもの。「1週前追い切りも文句なし、抜群の動きをしてくれた。何よりケイコの動きとレースの結果が直結するタイプだから、楽しみになってきました。久々にこの馬らしい馬体の張りもしているしね」 ある程度、時計のかかる今の馬場はこの馬にピッタリ。「とにかく昨年と似た雰囲気できている。末脚を生かせればチャンスは十分ある」と気合が入っていた。 【最終追いVTR】幸騎手を背にDWコースで併せ馬。アグネスハッピー(古馬1000万)を2秒近く後方から追走して、直線入り口で併せる形。最後の追い比べでは外から力でねじ伏せるように1馬身先着。ラスト1F12秒5とこの馬らしい力強い伸び脚でフィニッシュを飾った。復調著しい。
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レジャー 2009年03月26日 15時00分
データインパクト 中山芝2500メートル編
今回は28日に行われる日経賞の対策として、過去5年の中山芝2500メートルを徹底調査。その結果を紹介しよう! ◇騎手 同コースで20戦以上した騎手の複勝率1位は50%の田中勝。単複を1万円ずつ買い続けた場合の収支も、34戦で68万円の投資が106万円にまで増加と実に素晴らしい。 2位は49%で蛯名。彼も単勝、複勝ともにプラス収支で、もし1万円ずつ買い続けていたら、39戦で78万円が162万円に。なんと、2倍以上に増加していたという驚がくの数値を叩き出している。1位の田中勝以上にもうかる騎手といっていいだろう。 3位は意外にも40%で武士沢。彼にとって、日本の競馬場すべてのコースの中で、中山は一番得意なコースではないだろうか。常識的な競馬ファンは、「中山芝2500メートルでは、横山典や後藤より武士沢が上」などと考えていないと思うので、配当妙味を踏まえると、お買い得感は非常に高い。 ◇種牡馬 産駒が10戦以上している種牡馬を対象に、集計した複勝率の結果は下記の通り。1位アグネスタキオン(55%)2位ティンバーカントリー(36%)3位サンデーサイレンス(35%)4位トウカイテイオー(33%)5位メジロマックイーン(30%) 単複収支も併せて考えると、1位のタキオン産駒が群を抜いていて、ティンバー、SSがそれを追う。そのほか、さまざまなデータを調べたところ、血統で得意、苦手がハッキリ出やすいコースといえる。この5頭の産駒は重視したいところだ。 ◇日経賞 種牡馬データからみて、大きくプラス評価したいのは、タキオン産駒のダイワワイルドボア。そこまで人気になりそうにないので、今回は絶好の狙い目だ。ほかでは、SS産駒のキングストレイル、マックイーン産駒のホクトスルタンも面白い。
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社会 2009年03月26日 15時00分
経済偉人伝 早川徳次(シャープ創業者)(18)
それである日、勇気を奮って芳松に「そろそろ他の仕事をやらせてもらえないでしょうか」と言ってみた。 普段は頭ごなしに怒ったりしない芳松から、この時、徳次はいきなり怒鳴られた。 「何いっ! 炭を搗(ひ)いてちゃ他の仕事が覚えらんねえ? ベラ棒め。門前の小僧習わぬ経を読むってえ言葉を知らねえか。3年、5年、炭の粉を搗いていても、てめえの心がけ一つで他の仕事は覚えられるんだ。他の仕事がわからねえっていうのはお前の心がけがいけねえんだ。習わぬ経を読む心がけで勉強しろ。心がけのよくない野郎だ」と散々な言われようだった。 “門前の小僧習わぬ経を読む”という諺(ことわざ)は、徳次が初めて会得した教訓である。それからは、職人や兄弟子達の仕事をじっと見て、自分から覚えるように努力した。 明治39(1905)年に、1年半にわたって続いた日露戦争が終わった。日本は勝利したが、不況は続いていた。 徳次の奉公も7年目に入った明治41(1908)年のある日、突然、芳松が“鉛筆製造”を始めると言い始めた。既にドイツ製の機械も注文していた。 日本で鉛筆を工場生産した草分けは明治20(1887)年、東京・内藤新宿に造られた水車を動力とした真崎鉛筆製造場が挙げられる。日清戦争(明治27〜28年)後、好景気が訪れ、日本の小学校は就学率も学校数も倍増したが、長い間、筆記用具は毛筆を主としていた。 それが順次、鉛筆に切り替えられて、大正の半ば(1920年頃)には一般家庭にも普及していく。 明治34(1901)年には、全国の郵便局で鉛筆使用を開始していた。 芳松が鉛筆製造に乗り出そうとした背景には、こうした鉛筆の普及と需要の増加があった。ドイツ製の機械を入れた鉛筆工場も都内の各所にできていた。
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社会 2009年03月26日 15時00分
永田町血風録 “次の政権”ひそかにうかがう鳩山兄弟
民主党の鳩山由紀夫幹事長と自民党の鳩山邦夫総務相の兄弟が、それぞれの党内で動き始めた。 「2人とも選挙を意識してのもの。兄の由紀夫は、小沢一郎代表が西松建設の企業献金で身辺に危機が迫りつつあることから、小沢に『ぼつぼつヤバくなったので考えた方がいい』とこのところ、ことある度に忠告している」(政治ジャーナリスト) 確かに小沢にあれこれ言えるのは、自民党時代から行動を共にしてきたし、小沢を支えてきたからだ。最近では、小沢が政治資金規正法で秘書が逮捕された時、地検のやり方を「国策によるもの」と必死で庇(かば)ったことは何度もこの項で書いたとおり。 その鳩山由紀夫が、急に小沢に「国民の声に耳を傾けた方がいい」といったような意見を言い出した。小沢も「(そのことは)気にしている。24日に大久保隆規秘書の拘留期限が切れた後、どのようになるかを見極めた上で考える」と答えるなど、鳩山兄の言うことを少なからず聞くようになった。 民主党は小沢の続投が決まったことで、代表の座を狙っていた菅直人、岡田克也、前原誠司らも再びだんまりを決め込むことになった。 小沢の側近と自他ともに認める鳩山兄も、彼らの後塵を拝するわけにはいかない。党内で小沢に意見を述べることでその存在がクローズアップされ得る。 一方、自民党の弟、総務相の鳩山邦夫は津島派に所属している。かんぽの宿売却を白紙に戻させ、最近は東京中央郵便局の増改修に烈火の如く怒ってイチャモンをつけて脚光を浴び、その存在は全国区人気になっている。津島派内の5人の若手と新グループを結成した。 「(派閥の)総会に出ないのは派閥離脱ではないか。はっきり、何か狙いがある」(津島派幹部) そんな穿(うが)った見方もされている。 津島派は、昨年の総裁選で石破茂農水相など、複数候補を支持したように、もう1つまとまりを欠いている。鳩山邦夫は「あくまで勉強会であり、これでどうこうしようとするものではない」と、この新グループの旗揚げを説明している。 しかし、かつて兄の由紀夫に従って、自民党を離党して同一行動をしたことがある。 穿った見方をすると、鳩山兄弟はこの混迷している政界をうまく利用して、その再編を行い祖父・鳩山一郎の後を継いで天下(首相)を手に入れようとしているのではないかという声も出始めていた。 小沢は政治資金規正法違反に関する件で、その政治生命を縮めたのは確かだ。鳩山幹事長が「小沢の次」を狙わないはずがない。 邦夫は不人気の麻生太郎に代わり自民党総裁の座が転がり込んでこないとも限らない。鳩山兄弟の動きからは目が離せないのだ。(文中敬称略)
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トレンド 2009年03月26日 15時00分
プチ整形がブーム
最近よく耳にする“婚活(結婚活動の略)”という言葉。若年層だけの話かと思いきや、実は中高年層にもかなり浸透しているという。特にじわじわと増加中なのが“プチ整形”による若返り。そこで十仁美容整形の梅澤文彦院長に、中高年の“婚活整形”について話を聞いた。 百年に一度という未曾有の大不況。今や企業は人減らしに懸命で、解雇を逃れても給料激減で夫婦間に不協和音…なんて話も聞く。失職、離婚した中高年男性が、再就職や再婚に向けてリスタートを切りたいと願うのも当然だろう。しかし、それがなぜ“プチ整形”につながるのか? 「人間、どうしても第一印象に影響されるもの。就職の面接官だって人間ですから、少しでも見た目がいい人を選びますよ。私は古い人間だから、男が外見なんて気にするなとは思うけど。でも、それが現実なんだから仕方ない」(梅澤院長) 昔から「人を外見で判断するな」という。この格言、就職活動や婚活には通用しないのか。 「もちろん内面を磨くことは何より大切。でも、自分の気になる部分をプチ整形で直すことで、不安が取り除かれて自信につながる。外面を磨くことで内面にも好影響を与えることができるわけ。そもそも結婚については男のほうがロマンチストですよ。女は自分の人生がかかっているから真剣。会ったとたん相手の生涯賃金を計算するから(笑)。しかも男の頭のテッペンからつま先までシビアにチェックしている。初対面でひと言も話していなくても、女性は第一印象でビビッと感じるものです。それにもし女性から“生理的にダメ”って言われたら、そこで終わり。婚活以前の話ですよ」(同) 整形手術なんて芸能人じゃあるまいし…という認識は古い。手術の必要がない“プチ整形”の登場により、世間一般に幅広く浸透することになったからだ。 「現代人はね、大変だったり重かったりすることが嫌いなんだ。お見合いは面倒くさいから嫌だけど、婚活ならいいとかね。メスを入れないプチ整形がもてはやされているのも、そのあたりが要因でしょう。女性の患者さんにとってプチ整形は、白髪染めと同じような感覚。短い期間と低廉な料金で、欠点を直して颯爽と見せることができる。男性も同じ。ピッと光ってなきゃ」(同) 男性がプチ整形で直したい場所のトップは鼻。アゴや目元も比較的多いという。 「顔の形に合った鼻にして欲しいって要望が多いね。アゴの場合、下アゴを前に出して口を控えめにすると、口元が力強く男らしく見える。目元の施術は目の下のクマやタルミ取り。クマやタルミがあると疲れて見え、パワー不足の印象を与え、目力(めぢから)が減退するんです」(同) 昭和の時代には男性の美容整形なんて想像もできなかったこと。それがいまでは“白髪染め”感覚の気軽なものになってしまった。時代が変わったのだろうか? 「今は厳しい時代ですよ。昔なら“まぁいいか”で済んだものが、いきなり○か×かを迫られ、中間の△ってのがない。こういう時代だからこそ、打つべき手を打つ人は生き残れるし、手をこまねいている人は脱落する。それが競争社会。内面を磨くことはできても、さすがに自分で自分の顔を整形できる人はいない。だから美容外科に行く。そういう人じゃないと競争社会で生き残れないんじゃないかな?」(同) ここで、これから実際に婚活整形を受けるという及川政彦さん(50)に、その心境を聞いてみた。 「もとは大手広告代理店で営業をやっていました。家庭内が上手くいかなくなり、内面的な荒廃が顔に出てきたんでしょうね。結構いい成績を挙げていたのに、どんどん数字が悪化してしまいました。上司からも他の社員に悪影響があるからと遠ざけられ、揚げ句に退職、女房とは離婚」(及川さん) 営業マンだけに元来はポジティブ思考の持ち主だったという。それが一転ネガティブなことしか考えられなくなり、表情に暗い影を落とす“負のスパイラル”に見舞われる。 「急激にヤセて顔にシワが増え、一気に老け込んでしまいました。いくつも面接を受けたんですが、担当官からは『暗い』とか『地味』とか言われて。これはいかんと思いました。営業は人と接する仕事ですから。幸い小さな広告代理店に再就職できたので、次は再婚しようかと」(及川さん) 整形箇所は苦悩の末に刻まれた額のシワ。伸ばすことで2〜3年は若く見られるという。 梅澤院長は「50歳って微妙な年齢です。肉体的には初老なのに精神的にはまだまだ現役。隠居する年じゃないですから、2〜3年若く見られるのは大きいですよ。美容整形のメリットは外面だけでなく内面も美しくしてくれること。見た目が美しくなれば内面にも自信が出てきますし。新調したスーツを着れば気持ちがパリッと改まるのと同じようなものだと思いますね」と話す。 “プチ整形”というだけあって、会社帰りや休日といったわずかな時間で気軽にできる。同じような悩みを抱えている中高年の男性にとって、ちょっとだけ人生を変えてみる好機になるのでは?(写真=婚活整形の実態を語る十仁美容整形の梅澤文彦院長と、営業マンの及川政彦さん)
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