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レジャー 2009年10月15日 15時00分
「渋井哲也の気ままに朝帰り」外れる確率! を教えてくれる客引き
今回は、また「客引き」について書いてみたい。 最近、顔なじみの客引きが減ってしまった。詳しい理由はわからないが、過去にあった話では、「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」(いわゆる、迷惑防止条例)の第7条「不当な客引き行為等の禁止」に違反したとして逮捕されたケースもありました。また仕事を辞めて実家に帰った、結婚して仕事を変えた、ということもあったのです。社内の移動で勤務地が変わった、ということもありました。 いずれにしても、顔なじみの客引きがいなくなるとさびしいものです。ただ、新たな客引きとの出会いのチャンスでもあります。新たな客引きとの出会いは、新たな店、新たなキャバ嬢との出会いにつながるものです。 ずっと同じような場所で立っている客引きの場合、私もどのような店を紹介する人なのかをある程度わかってきます。私のことを覚えている人もいて、気軽に、友達かのように声をかけてきます。気軽なのはよいけど、度を超えるとちょっと頭に来る時があります。自分本位の客引きには要注意です。 さて、新たな客引きと出会ったときに、私はある言葉で、その人のスタンスを試すことがあります。 「そのお店で、外れる確率はどのくらいですか?」 キャバクラに行く客は、もちろん、単にお酒が飲みたいだけではありません。女の子と飲みたいわけで、できれば、外見がよく、トークもよく、気配りができ…。といった「質」を求めるものです。しかし、その「質」というのは、客によっても違うわけです。男が求める女性像にはバラツキがあるのは当たり前でしょう。 男友達6人で上野の街を彷徨っていたとき、客引きが声をかけてきました。ある人は、 「もうしわけありません。当たり外れはお客様によって違いますので、私は保証できません」 と言ってきました。なんという正直ものでしょうか。私はスタンスとしては嫌いではありません。しかし、そこまで正直に言われると、その店のキャバ嬢がイメージできにくくなります。そんなときは、 「お兄さんは、芸能人で言うと誰が好きですか?」 「そういう芸能人が好きなお兄さんからみれば、その店で外れる確率はどのくらい?」 と聞いてみるのです。このときの客引きは、正直に「6:4」ですかね。あたりが6割というのはリアルな数字です。その店にいってみたいと思いました。 一方、歌舞伎町での話です。 帰宅途中の私をみつけて、初めて見る客引きが話かけてきました。そこで、同じように、「外れる確率」を聞いてみました。すると、 「うちの店は外れません」 と言ってきました。近くに店長がいたせいもあるのでしょうが、それは嘘っぽいです。だから私は、 「そんな外れない店なんてないじゃないですか。詐欺っぽいです」 と言ってみた。しかし、その客引きは食い下がってきます。もちろん、当たり外れは、客引きのせいではないことがあります。たまたま、店のコンセプトとは合わないだけか、コンセプトと合ったとしても、タイプのキャバ嬢がつかなかっただけかもしれません。 まったく初めての客引きと私との相性を試したくなりました。そのため、「OK」して店に入ってみました。しかし、私は店で楽しめませんでした。楽しめない店であることは仕方がありません。問題は、その後です。 店を出た後、客引きが店の前にいました。そこでの態度の問題です。客引きが真に自信があるのなら、「どうでしたか?」と聞いたりするものです。しかし、その客引きは私を無視しました。誠意がないことを感じたのです。 私は思いました。 「もう、この客引きは信じないだろう」 と。<プロフィール>渋井哲也(しぶい てつや)フリーライター。ノンフィクション作家。栃木県生まれ。若者の生きづらさ(自殺、自傷、依存など)をテーマに取材するほか、ケータイ・ネット利用、教育、サブカルチャー、性、風俗、キャバクラなどに関心を持つ。近刊に「実録・闇サイト事件簿」(幻冬舎新書)や「解決!学校クレーム “理不尽”保護者の実態と対応実践」(河出書房新社)。他に、「明日、自殺しませんか 男女7人ネット心中」(幻冬舎文庫)、「ウェブ恋愛」(ちくま新書)、「学校裏サイト」(晋遊舎新書)など。【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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レジャー 2009年10月14日 15時00分
秋華賞(GI、京都芝2000メートル、18日) ブエナビスタ 史上3頭目の牝馬3冠へ死角なし
札幌記念で2着に終わり、予定していた凱旋門賞出走を断念、海外への夢を断たれたブエナビスタ。だが、それと同時に新たな伝説が始まった。 これまでメジロラモーヌ(1986年)、スティルインラブ(2003年)の2頭しかまだ成し遂げたことのない牝馬3冠へのチャレンジ。しかし、ブエナにとって未知の戦いになる世界戦に比べれば、ハードルは低い。同じ3歳牝馬が相手なら、春に見せつけた規格外の末脚がある。もちろん、松田博調教師も絶対の自信を見せる。 「前走の札幌記念はあれだけ引っ掛かっていたし、外へもふられたから仕方ない。今度は京都の内回り戦だけど、直線の短い札幌よりレースは楽になる。能力通りなら結果は出せるよ」 札幌記念後はノーザンファーム、山元トレセンを経由して9月19日に栗東へ帰厩。慢性的な爪の不安を抱えているものの、順調に調整が行われてきた。1週前にはWコースで6F83秒4、ラスト1F11秒7の好時計をマーク。同師も本番を前にして状態面の良さに太鼓判を押す。 「前走時はダートでしかやれずに歩様が小さかった。今回はウッドで乗り込めているので、フットワークものびのびしている。トモの張りも抜群やね」 同厩舎で、名牝と呼ばれたベガは93年に桜花賞、オークスを制覇。しかし、エリザベス女王杯(現秋華賞)で惜しくも3着に敗れて3冠の夢を逃した。その時に味わった悔しさとともに、競馬の怖さも同時に知っている。それでも、師は一貫してこれまでと同じ姿勢を貫く。 「ベガの時とは状況が違うし、マスコミが騒いでいるだけでワシは意識してへん。重要なのはここまで変わることなくきたこと。何も変わらんのが一番なんや」 そのままの姿で能力を出し切れば、必ず勝てる。指揮官の信頼感はもはやベガの比ではない。 何より札幌記念の敗退によって巡ってきたチャンス。春と変わらない姿、変わらない能力の違いで豪快に3冠を決める。 【最終追いVTR】Wコースで6F82秒7→66秒7→51秒9→37秒9→11秒5(直一杯)。長めから目いっぱい追われた先週に続き、今朝も攻めのケイコ。3頭併せで前の2頭を2馬身後方から追走。4角で内から抜き去るとラストはこの馬らしい豪快な伸び脚を見せた。ゴール板では6馬身先着。これで態勢は整った。
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レジャー 2009年10月14日 15時00分
秋華賞(GI、京都芝2000メートル、18日) レッドディザイア ラスト1冠は譲れない
今秋は違う道を歩むはずだったブエナビスタとレッドディザイア。しかし、競馬の神様は2頭を再びマッチアップさせた。 3度目のBR対決。レッド陣営にとっては悲願のGI制覇に、春同様の大きな壁が立ちはだかろうとしている。だが、ブエナを越えない限り、頂点はない。そしてライバルに勝利してこそGIの価値がある。 1週前はそんな意気込みが伝わってくるような追い切りだった。栗東Wコースで6F81秒8、ラスト1F11秒5。豪快な末脚で併走馬を1秒ちぎってみせた。 「この中間はWコースでしっかり追い切ってきた。春はコースでやるとテンションが上がるので坂路中心だったけど、今回はコース入りしてビッシリとやっている」 ジョッキー時代には第1回秋華賞をファビラスラフインで勝利している松永幹調教師。しかも腎臓摘出手術から復帰してわずか1カ月近くでのGI勝ちで、騎手時代の思い出に残るレースのひとつとなった。そんな縁のある秋華賞。陣営の気迫はブエナ陣営をも上回っている。 「前走以上にメンバーがそろう分、大外一気という競馬ではなく、うまく立ち回りたい。何より今回は3冠最後。それだけに何とか頑張って取りたい」 ローズSは追い込み届かず2着に終わったが、あくまでもステップ。メンバー最速の上がり3F34秒0をマークした末脚に陰りはまったくない。ブエナが凱旋門賞に出走していたら実現しなかった夢の競演。だからこそ今度は力でもぎ取る。最後の1冠だけは譲れない。 【最終追いVTR】坂路で併せ馬で追われ、800メートル50秒2→36秒2→12秒6(一杯)。先週に続き、実戦さながらのハードトレを敢行。スマートソロモン(3歳未勝利)と併せ、テンからスピード感あふれる走りで坂をグイグイ上がっていく。ラストは脚力の違いを見せ、パートナーに4馬身先着。まさしく目イチの態勢だ。
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レジャー 2009年10月14日 15時00分
秋華賞(GI、京都芝2000メートル、18日) ミクロコスモス 武豊の英才教育が実るか
前哨戦のローズSで4着に敗れたミクロコスモスだが、明らかに本番を見据えた「試走」だった。 阪神外回りとは違い、京都内回りは早めに抜け出しても十分に残れるコース設定。ローズSで武豊騎手が見せた強引とも取れるマクリは、決して出遅れをばん回するための無謀な戦法ではなかったのだ。しかも、レッドディザイアのさらに外を回すロスがありながら勝ち馬からは0秒5差。「次回こそは」を思わせるには十分すぎるほど、収穫の大きいレースだった。清山助手も納得の表情を見せる。 「早めに仕掛けるという秋華賞を見据えたレースができた。京都内回りは本当にトリッキーなコース。うまくクリアできると思う」 さらに、前走では道中しっかりと折り合い、大人な部分も見せた。清山助手も「春に比べてレースでの精神状態がアップしている。それと同時に体調も上向いている」と、しっかりと成長の跡を感じ取っている。 前走後も坂路、芝、Wコースをたくみに使い分け、乗り込まれてきた。「先週は負荷をかけた割には馬がまったくこたえていなかった」。手加減抜きでケイコができるようになったのも馬が充実してきた証拠だろう。 「この世代ではトップレベルの馬。豊さんも『可能性を感じる』と常々言ってくれている。本番でも好勝負してくれると思う」 2強にひと泡吹かせるのは、武豊自身が“馴致”したこの馬かもしれない。 【最終追いVTR】武豊騎手がまたがり、Wコースで5F66秒0→51秒3→37秒3→11秒6(馬なり)。先週は行きたがる仕草を見せたが、今朝は3頭併せの真ん中で折り合いもピタリ。スムーズな走りを見せた。ラストは内のトールポピー(古馬オープン)にクビ差遅れたが、気配は良好。馬体も大きく見せている。
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芸能 2009年10月14日 15時00分
北川景子の触れてはならない過去
月9のヒロインや映画の主演を務めるなど、最近勢に乗る女優・北川景子(23)。同じ事務所の沢尻エリカ(23)が事実上解雇されたことで、事務所の稼ぎ頭となった彼女だが、決して触れてはいけない過去があるという。どんな過去なのか? 「一時期は沢尻、長澤まさみ、上野樹里、上戸彩ら同年代がU-21と呼ばれ注目されたが、北川は入ってなかった。しかし、今や同世代の女優を一歩リードしている」(芸能記者) 9月まで放送された月9ドラマ「ブザー・ビート」ではヒロインを務め、来春は主演映画で初の時代劇作品「花のあと」の公開が控える北川だが、プライベートも順調。 「8月に女性誌で“バレエ王子”こと宮尾俊太郎との熱愛が発覚。宮尾とは映画『花のあと』で共演。北川演じる主人公が宮尾演じる役に恋心を寄せる設定だが、すっかり感情移入して交際に発展した」(同) もともと、北川はティーン向けのファッション誌「Seventeen」のオーディションをきっかけに芸能界入り。モデルとして活躍した後、女優に転向したが、決して触れてはいけない過去とは、女優初仕事のことだというのだ。 「もともと、北川は地元・神戸のモデル事務所にいて、女優初仕事のテレビドラマはそこの事務所がブッキング。そのドラマが放送中に今の事務所の移籍したが、プロフィールからはそのドラマを削除していない」(ファッション誌のライター) 北川の女優初仕事とは、人気アニメの実写版「美少女戦士セーラームーン」だが、北川ほどの逸材が脇役だった。 「主役のセーラームーンに変身する月野うさぎ役はかつてはグラビアでも活躍していた女優の沢井美優。北川は3番手のセーラーマーズこと火野レイ役だ」(テレビ誌編集者) ドラマはTBS系で2003年10月から翌年9月まで約1年にわたって放送されたが、「子供向けのため土曜日の朝の放送枠。にもかかわらずマニアにはたまらないパンチラシーンもあり。もちろん、北川も体当たりのアクションや、パンチラを連発していた」(同)。 たしかに、当時の映像をみると、コスチュームとは分かるものの、今より少しふっくらしている北川が今では絶対に見せない“お宝パンチラ”を披露している。 「最近は、もう、そんな過去を聞く必要がないくらい実績を重ねましたが、以前はインタビューの際、マネージャーが『セーラームーンの話はNGで』と何度も念押ししていた。北川にとって、今となっては、笑って話せるはずの下積みだと思うのだが…」(同) 思い出したくない過去かもしれないが、今後もどんどんコスプレものに挑戦してほしいものだ。
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トレンド 2009年10月14日 15時00分
堀越日出夫の「私、テレビの味方です」 藤原紀香のK-1声援問題を考える
いきなりだが、今週のテーマは「藤原紀香の声援問題」である。何のことかわからない読者のために説明しよう。藤原紀香(38)といえば、K-1のサポーターとして知られており、テレビ中継でも実況席に陣取って、長いこと「ゲスト解説」を務めている。 その際、紀香は感情をそのままに表現する。先月26日に行われたソウル大会でも、「行けーー!」とか「効いてる! 効いてる!」とか絶叫していたのだが、それを不快に感じる視聴者が多数いるようで、ネット上でもバッシングされているのだ。 だが、ちょっと待ってほしい。個人的には、紀香のキャリア上のベストワークはK-1での絶叫芸だと思っている。紀香の「効いてる! 効いてる!」を聞いて不快に感じたことは一度もない。いや、むしろ紀香を好きになるばかりである。 紀香はK-1を愛している。紀香がK-1に携わり始めたのは13年前に格闘技情報番組「SRS」(フジテレビ系=終了)のアシスタントに抜擢されてからだ。それまでのK-1といえばゴールデンタイムで放送されておらず、まだマニアの域を出ていないイベントだった。それがメジャー感のある大会に成長できたのは、フジテレビの尽力と紀香の絶叫芸あったればこそなのだ! 実況席における紀香の役割は、素直に感情を出すことでお茶の間に「ここが応援ポイントですよ」とか「ここで○○が負けたらK-1はジャンルとしての危機を迎えるんですよ」とかいうことをわかりやすく声に出して教えることだ。それがディレクターの意図だし、それを紀香は忠実に実行している。それどころか、そんな使命をとっくに超越して、K-1 LOVEを100%表現している。 紀香は陣内智則(35)よりもK-1を愛している。 そもそもK-1はテレビとともに成長してきたスポーツである。だから、「大衆をいかに巻き込むか」をテーマにしてきた。普通のキックボクシングとK-1の違いはそこにあるわけで。K-1の水先案内人=紀香は大功労者として表彰されてもいいくらいである。「スポーツ実況がギャーギャーうるさいのが嫌い」という視聴者の意見もわかるが、テレビとともに成長してきたK-1でその意見は正しくない。スポーツはギャーギャー言いながら見る方が面白いに決まっている。 それに、そのK-1を文句タレながらも見ているということは、フジテレビと紀香の術中に何%かはハマっているのだ。
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その他 2009年10月14日 15時00分
「ヲタク記者は見た!」ヤバすぎるヱヴァフィギュア
アキバでいまヱヴァンゲリヲンのスナックについてくるオマケが「ヤバすぎる!」と話題騒然だ。ヲタクたちを悩ませる問題作はムービック(東京・板橋区)が販売する「ヱヴァンゲリヲンスナック」(税込み315円)。ピザ味のスナック菓子のオマケに40種(他にシークレット1種)からいずれか1つフィギュアがついてくる。 どうしてこれが問題作なのか? 実際に秋葉原のショップで購入し、オマケを開封してみて絶句。夜店のハズレのようなオモチャが出てきた。いまや世界一の精巧さと称される日本のフィギュアで、このクオリティーはある意味ヤバすぎる。食玩ブームの火付け役となったフルタ製菓(大阪・大阪市)のチョコエッグが150円で塗装済みにもかかわらずだ。 ラインアップも黄色い八角形にしかみえない「バリアー」や、青いキャップにしか見えない「超電導大型冷却システム」とマニアック。ラムタラ秋葉原店のポップには「せめて、色くらいは」「あなたが本当に欲しかったのはこれ?」との文字が。それでも店員は「ボチボチ売れ続けてます」というから驚きだ。 同じく秋葉原にある大型店まんだらけコンプレックスのショーウインドーには、買い取りしたオマケが、高いものでは2000円を超える値段で並んでいた。 すでに売り切れたものも多く、シークレットの「素体くん」は1万500円という超プレミア価格だった。 その理由を買い取り販売しているまんだらけ中野店に聞いてみると「僕もこんなに人気がでるとは思わなかったんですけど、特にシークレットはカートンで大人買いしてもでない人はでないんですよ。シークレットは未開封なら8000円で買い取らせていただいてます」と興奮冷めやらない様子。 放送から15年近く経った今でも、ヱヴァ人気はまだまだ熱いようだ。
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スポーツ 2009年10月14日 15時00分
「時代」を彩った男と女・あの人は今 女子プロゴルファー・小林浩美さん
ツアー参加5年目の89年、「スカイコートレディーストーナメント」でプロ入りの初優勝をした小林浩美(46)は、その年、6勝を上げ賞金ランク2位になった。 「クラブを振り回すたびに優勝がだんだん近づいてきた。そんな感じがしたのが初優勝の感想」と本人は語り、当然のようにメキメキと腕を上げていった。生まれ持ったスポーツに対する勘のよさもそれに加わった。 90年から米国ツアーに参戦。93年には「JALビッグアップルクラシック」で優勝。樋口久子、岡本綾子に次ぐ日本人3人目の米国女子ツアー優勝を果たした。 このころから「ポスト樋口」といわれた。身長170センチ、体重69キロという恵まれた身体で叩くボールは小気味よいほどグリーンを捉えた。そのため小林のゴルフには男性ギャラリーが多く集まった。それと合わせて小林には、観戦する人に何かゆとりのようなものを与えるところがあり、しかもそのフォームは美しかった。 「美術館巡りや旅行が趣味だからです。せこせこするのはあまり好きではありません」 22年間の現役時代に得た生涯獲得賞金額は2億5624万6579円で、現在57位にランクされている。 97年からスタートした日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の樋口久子(69)体制は、すでに6期目に突入している。だが、そのLPGAは樋口が率先して行動を起こし、盤石のものである。 08年2月、新理事となった小林は「会長を助けていま以上に女子プロを盛り上げていきたい」と行事には積極的に参画している。そして若い選手へのアドバイスも「私の責任でしよう」と、コースに出て実行しているのが、現在の小林である。◎ゴルフ好きの父の勧めで… 福島県立磐城女子高校(現・磐城桜ヶ丘高校)時代はソフトボール部でピッチャーを務めていた。 「体育教師を目指していたが、大学受験に失敗したことからプロゴルファーになっただけ」と、淡々と語る。しかし、大学受験に失敗したことで悩んでいた時、ゴルフ好きだった父親の勧めでゴルフの道を選んだ。 そしてLPGA会長・樋口久子が「次の会長は小林浩美」と名指しするほどの実力と信頼を併せ持つまでに成長していた。 今、日本女子プロには人気、実力ともキラ星のごとく若手が並んでいる。そしてトップ10の平均年齢は25歳だ。樋口が「もう若い人がリーダーになる時代」というのもうなづける。 LPGAの規約では会長になるには理事を2期以上務めなければならないが、「規約はいつでも理事会で変更できる」(関係者)というから、11年には「小林浩美会長」が生まれる可能性は十分にあるだろう。
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スポーツ 2009年10月14日 15時00分
ルチャの女王に君臨したシンデレラガール・HIROKAに迫る
今から4年半前、単身メキシコに渡り、CMLL世界女子王者にまで駆け足で上り詰めた現代のシンデレラガール、それがHIROKAだ。女子プロレスを活性化させるヒロインをクローズアップする。 HIROKAはLLPW所属の若手選手だったが、特に目立った活躍もないまま逃げるようにしてメキシコ入り。実のところ、LLPWを離脱するための口実がメキシコ行きで、そのままプロレスを辞めるつもりでいたのだ。 だが運命のいたずらかHIROKAにはルチャリブレの水が合っていた。日本での実績がないのも好都合で、すんなりとルチャのスタイルを学べたのだ。そしてメキシコ入りしてから、たった1年3カ月後には世界王座を戴冠してしまった。 その意味では自らの実力とその強運でメキシカン・ドリームをつかんだといえよう。HIROKAが王座を獲得した相手は師でありライバルとなったマルセラだった。その恩義に応えるために07年1月の凱旋では日本サイドに交渉し、マルセラを帯同する機会に恵まれたのだ。 「ルチャが何もわからずに悩んでいたころ、マルセラが“私には思いっきりかかって来なさい!”と叱咤してくれてふっ切れましたね」 王者となってからはレディ・アパッチェとの抗争に突入した。髪切りマッチに快勝するなど、06年6月〜12月までの在位期間に13連続防衛に成功。その年のMVP的な大活躍をしたのだ。 王座転落後は日本から定住した先輩の下田美馬と日本人タッグを結成。メキシコシティだけではなく、各地でもてはやされ、CMLLは世界女子タッグ王座新設へと動いたが、残念ながらベルトに絡むチャンスをつかむまでに至らなかった。 私生活ではミゼットの世界王者にもなったペケーニョ・ダミアン666と2年の交際を経て、昨年結婚。熱愛カップルはアレナ・メヒコからほど近い場所に家を構えた。さらに将来に備え、近くに店舗を開くための土地も購入。まだ28歳の若さながら、したたかな根性で将来設計は万全である。 現在は下田とのタッグを解消して、プリンセサ・ブランカ&プリンセサ・スヘイとトリオを結成。その名もラ・ソラス(女狐軍団)といい、おそろいのユニークなコスチュームを着て、9月27日のアレナ・コリセオ大会で初陣を飾った。 「ブランカはセクシーさを強調したかったみたいですが、私にそれを求めても無理ですよ(笑)。このメンバー構成はブランカのアイディアなんです。でもこの世界はジェラシーが強くて、足の引っ張り合いも多いから、それならと、私がところてん式に押し出したいと思っているんですよ」 さらにHIROKAは「本当は産休を視野に入れていたんですが、ある企画を頂き検討中です」と次なる展開に思索をめぐらす。 今年の6月には最大の理解者だった父親が他界し、意気消沈したが、それを乗り越えることができたのは、メキシコで単身奮闘しながら身についた内面の強さがあった。 HIROKAはブル中野、北斗晶、吉田万里子らCMLL世界女子の歴代日本人王者とは違い、団体のバックアップがないにもかかわらず、メキシコで最も成功した日本人ルチャドーラである。◎現在のメキシコ女子の実情 現在のCMLLの女子はルーダ(ヒール)全盛となっている。世界王者のアマポーラはもう2年以上もタイトルを死守し、伝統のナショナル王者はプリンセサ・スヘイが保持。ブランカにHIROKAとプリンセサ・スヘイを加えたトリオ「ラ・ソラス」が始動したばかりだ。 一方のテクニカ(正統派)はベテランのレディ・アパッチェが健在ぶりを見せるが、そのオーラとカリスマ性は誰もかなわない。人気ナンバーワンはTNAの女子タッグ王者にも君臨するダーク・エンジェルだ。 このところ日本からの遠征者も多く、8月には栗原あゆみ、9月は風香、現在は木村響子&江本敦子&中川ともかが滞在。ルチャの世界に可能性を求め模索中だ。
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スポーツ 2009年10月14日 15時00分
ボクシング 興毅 “一家心中?”を決意
次は一家総出でリベンジや。亀田興毅が13日、WBA世界フライ級タイトルマッチで惜敗した次男・大毅の近況を明かした。父史郎氏のセコンド復帰を切望する興毅は、デンカオセーン・カオウィチットとのリマッチに向け“司令塔”の存在が必要不可欠と判断。大毅3度目の世界挑戦に4人で挑むことを誓った。 2年ぶりとなる世界挑戦で大毅は判定で涙をのんだ。だが、興毅によれば2年前とは違い、下を向くこともなく、早ければきょう14日にも練習を再開する見込みだという。 すべては王者と再戦するため。亀田ジムも年内の再戦を目指し、9日に提訴する内容の書面とビデオをWBA本部に送っている。大毅は15日から鳥取で行われる合宿にも参加予定だ。 興毅は「なんか納得いけへんやん。オレが大毅やったらもう一度やりたいって気持ちはある。もう一回やったらどっちが強いかわかるしな」と大毅の思いを代弁。 さらに「(2年前の試合が)トラウマになってるのもあるんかな? ちょっとマジメ過ぎた。強引さや荒々しさがあったらチャンピオンになってたかもしれない」と再起を目指す弟にアドバイスを送った。 再戦を望む理由はそれだけではない。「あそこでオヤジが見てたらもっと早くに勝負させてたと思う」と“大黒柱”の不在を嘆いた。 現在亀田ジムでは司令塔でもある史郎氏のセコンドライセンス復活に向けて動いている。それだけに興毅は「ライセンスが復活してくれたらうれしい」と一家全員でのリベンジ戦を訴えた。 この日は、都内のホテルで行われた「プロ野球OBオールスターアスリートカップ」(11月21日、2010年1月2日、いずれも東京ドーム)の記者会見に特別ゲストとして出席。同実行委員会の最高顧問を務める大沢親分こと大沢啓二氏や東軍監督の“サブマリン”山田久志氏らを激励した。 「クヨクヨすんなしかない。次(試合)決まったらアイツどつくわ」と大毅にハッパをかけた興毅。11・29に決定している内藤への世界挑戦もニラみ一家総出の反撃に出る。
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