どうしてこれが問題作なのか? 実際に秋葉原のショップで購入し、オマケを開封してみて絶句。夜店のハズレのようなオモチャが出てきた。いまや世界一の精巧さと称される日本のフィギュアで、このクオリティーはある意味ヤバすぎる。食玩ブームの火付け役となったフルタ製菓(大阪・大阪市)のチョコエッグが150円で塗装済みにもかかわらずだ。
ラインアップも黄色い八角形にしかみえない「バリアー」や、青いキャップにしか見えない「超電導大型冷却システム」とマニアック。ラムタラ秋葉原店のポップには「せめて、色くらいは」「あなたが本当に欲しかったのはこれ?」との文字が。それでも店員は「ボチボチ売れ続けてます」というから驚きだ。
同じく秋葉原にある大型店まんだらけコンプレックスのショーウインドーには、買い取りしたオマケが、高いものでは2000円を超える値段で並んでいた。
すでに売り切れたものも多く、シークレットの「素体くん」は1万500円という超プレミア価格だった。
その理由を買い取り販売しているまんだらけ中野店に聞いてみると「僕もこんなに人気がでるとは思わなかったんですけど、特にシークレットはカートンで大人買いしてもでない人はでないんですよ。シークレットは未開封なら8000円で買い取らせていただいてます」と興奮冷めやらない様子。
放送から15年近く経った今でも、ヱヴァ人気はまだまだ熱いようだ。