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レジャー 2007年05月14日 15時00分
またしても大波乱 ヴィクトリアマイルはコイウタに軍配
「第2回ヴィクトリアマイル」(JpnI 芝1600m 東京 13日)は12番人気のコイウタが1分32秒5(良)の好タイムで勝利。先週のNHKマイルCに続き、春の東京“GI5連戦”はまたしても大波乱の幕切れとなった。管理する奥平師、鞍上の松岡騎手は、ともにこれがGI初勝利。悲鳴にすら近い歓声の中、高々と拳を天に突き上げた若武者のパフォーマンスが印象的だった。 NHKマイルCに続き、ヴィクトリアマイルも大波乱。12番人気のコイウタがゴール板を真っ先に駆け抜け、2、3着にもアサヒライジング、デアリングハートの伏兵陣が…。3連単は228万円超のビッグな配当が飛び出した。 「馬場の内側は伸びないので」。ほぼすべての騎手が口にしていた言葉だが、逆にこれを利用したのが松岡騎手だった。 「ボクも外に出そうとは思ったんですが、窮屈になりそうな雰囲気だったですからね。それで内に入れたんですが、ゴーサインを出してからはすごくいい反応をしてくれた」 ペースが予想以上に落ち着き、逃げたアサヒライジングが2着に粘る前残り。さらに有力各馬は外々へ…。ここで躊躇(ちゅうちょ)していたら、アタマまであったどうかは分からない。瞬時に下したジャッジが、コイウタを栄光の頂へと導いた。 もっとも、フロックとまではいえないにしても、有力馬たちが力を出し切れなかったのも事実である。「一瞬、来たかと思ったが、このペースでこの上がり。あれではさすがに厳しいよ」。9着に敗れたスイープトウショウの池添騎手がこう解説したように、後方からの馬は成す術なし。逃げたアサヒライジングに上がり3F34秒4を計時されては、上がり3F33秒6の鬼脚を発揮したスイープもお手上げだった。 要はこのレースだけで、勝ち馬の評価を額面通り受け取るのは早計というもの。レース後、「海外へは?」との問いに奥平師は「それは未知」と答えたが、まさにその言葉通り、この勝利は“参考記録”といえる。 むしろ評価を下すとすれば、勝ち馬でなく鞍上の若武者。皐月賞ではサンツェッペリンを2着に好走させ波乱を演出したが、とにもかくにもこの好判断に好騎乗だ。海外での武者修行を経て急成長を遂げた松岡騎手にこそ、世界での活躍が期待されるというものではないだろうか。 初のGI勝利にも落ち着いた表情で「この時期の牝馬だから、カワカミにもスイープにも付け入るスキはあると思っていた」と答える松岡騎手。すでに風格すら漂い始めた22歳には、計り知れない可能性が感じられた。
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レジャー 2007年05月14日 15時00分
47歳のあくなき挑戦 濱口楠彦騎手
心の底から“濱ちゃんスマイル”がこぼれた。今年4月23日から6月22日までの間、浦和・小久保智厩舎所属として期間限定騎乗で南関東に参戦している笠松競馬の濱口楠彦騎手が、8日の大井競馬2R(ネオノムラダイオー)で期間限定騎乗開始後18戦目にして、ようやく初勝利を挙げた。2000勝を誇る名手も戸惑いを隠せない環境の変化。その笑顔の下には隠れた苦悩があった。 似ている。いつも変わらずペロッと舌を出し、キュートな笑顔で首をフリフリしながら、立っているあの人に…。魔力の宿った微笑みを、不○家のシンボルキャラクターと重ね合わせてしまうのは記者だけではないはず。さすがは「濱ちゃん」の愛称で親しまれ、一部ファンから「笠松一の癒し系ジョッキー」とも呼ばれているだけはある。とにかく、この笑顔の吸引力はすごい。 1976年10月20日にデビュー。記者が生まれる前からすでに騎手として活躍している大先輩を、恐れ多くものっけからペコちゃん扱いしてしまったが、濱口楠彦騎手は地方通算成績1万6762戦2151勝(JRA通算53戦1勝)を誇る。いうまでもなく笠松のトップジョッキーの一人だ。 だが、そんな笑顔の絶えない“いぶし銀”は47歳を迎えたこの春、苦悩の日々を送っていた。「浦和は難しいですね」。騎乗1週目の浦和開催、積み上がる着外の数に、思わずため息をついた。人気馬に騎乗しての不甲斐ない結果もあっただけに、ファン、馬主、調教師ほか厩舎関係者…多くの期待を裏切ってしまったという責任を感じていた。 小回りで直線が短い。コースの規模は笠松と大きな差はないが、浦和は1600m戦が3角ポケットからのスタート、枠順の有利不利が大きいなど地元とはまた違った独特の難しさがある。「先行馬が粘ることが多かったり、先行していても他馬が競りかけてくるタイミングが早い」。“アウエー”の洗礼を受けたベテランはペース配分や仕掛けどころの見極めに戸惑いを感じていた。 昨年はJRAのワールドスーパージョッキーズシリーズ(阪神競馬場)に出場。第3戦のゴールデンサドルTをアドマイヤディーノで制してJRA初勝利を挙げるなど、騎手生活30年を超えてなお、その豪腕ぶりは衰えを知らない。そんな名手でも、「1勝できて、やっぱりホッとしましたよね」。初勝利を目指す新人騎手とかわらない、1勝の重みを改めて肌で感じたという。 「競馬は日々勉強です。本当にいい経験をさせてもらっている。勝負ですから心で泣いても、顔は笑っていたい」。勝利の後の会心の笑み見たさに、ついつい応援にも力が入ってしまう。笑顔の魔力にすっかりはまってしまっている記者だが、その懐の深さには見習うべきものも多い。
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スポーツ 2007年05月14日 15時00分
船木誠勝 現役復帰を明言。ヒクソンとの再戦も?
柴田勝頼を指導しているARMSの“ハイブリッドレスラー”船木誠勝が13日、東京・新宿のビックカメラでイベントに出席。現役復帰をチラつかせたばかりか、ヒクソン・グレイシーとの再戦まで言及した。 この日、PS2ソフト「レッスルキングダム2」の発売記念イベントに出席した船木。トークショーでは古巣の新日本プロレスについて「いま新日本に興味のある選手はいない」「でも新日本はいま不安定ですから、新しいものを作ろうとする努力が大事」などと語った。 最近はHERO'Sで戦りつの秒殺デビューした柴田とともにARMSを立ち上げ、トレーニングにまい進しているという船木は「まあ、柴田と一緒にボクも練習してます。7年前から衰えてない」。船木はリング復帰についても言及した。「もう復帰しないとは言いません」と前置きした上で、「年齢的にいえば、いまのボクはあのときのヒクソンより若い。まあ、オファーがあったら突然復帰するかもしれませんね」と言ってのけたのだ。
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スポーツ 2007年05月12日 15時00分
ゼロワンMAX 大森隆男がハルク・ホーガン超えた!
10日のゼロワンMAX大阪大会で、大谷晋二郎を相手にAWA世界ヘビー級王座初防衛を果たした大森隆男が11日、都内のFOS事務所で会見。挑戦者の大谷をわずか147秒アックスボンバーでふっ飛ばし、病院送りにした大森は、斧爆弾の使い手として元祖ハルク・ホーガンを超えた。 大谷を病院送りにした大森のアックスボンバーは、1983年の「IWGP決勝戦」で、エプロンに立つ猪木に斧爆弾をたたき込み、舌出し失神KOに追い込んだホーガンを彷彿させるほど強烈だった。「絶対に一発で決めようと、力を込めてぶっ放した」という一撃は「今まで何百発と打ってきたが、これ以上ない衝撃。右腕にかつてないインパクトが伝わり、決まった瞬間、絶対に勝てると思った」というほど、大森にとっても会心の斧爆弾だったという。 世界のベルトも幾度となく巻いている大谷を秒殺したことで、大森はホーガンに肩を並べたといっていい。そんな大森だが、「まだまだ磨けば破壊力を増す」とホーガン超えにも意欲満々だ。
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スポーツ 2007年05月12日 15時00分
新日本プロレス 韓国プロレスに選手派遣。さらに韓国サーキット計画も浮上!?
新日本プロレス魔界倶楽部の星野勘太郎総裁が11日、韓国プロレス界に“参入”することが分かった。韓国AWF世界プロレス連盟の興行に新日プロから選手を派遣することを明らかにしたもの。韓国メジャー団体との“タッグ結成”を言明した星野総裁。しかし、その舞台裏では早くも新日プロの韓国サーキット計画が見え隠れしている。 星野総裁が韓国プロレス界の復興に“ビッシビシ”乗り出す。 この日、韓国メジャー団体のひとつ「AWF世界プロレス連盟」の興行に協力することを言明した星野総裁。同団体の「AWFタイトルシリーズ」ソウル大会(25日19時から、蚕室学生体育館)と龍仁市大会(27日16時から、明志大学校体育館)に新日プロから選手を派遣することを明らかにした。 参戦するのはジュニアのカリスマ金本浩二を筆頭に、GBHの真壁刀義や矢野通、ブラック・ストロング・マシンの4選手。対戦カードおよび開催概要については後日正式発表される見込みだが、同2大会ではAWFのタイトルマッチを行う可能性もあるという。 また、韓国の国営放送KBSで放送も予定されている。星野総裁は「再び韓国でプロレス人気に火をつけることに成功したら死んでもいい」と最後のロマンに懸ける熱い思いを吐露。さらには「ワクワクして寝れない。今回一回だけじゃなくて秋もやる。ビッシビシいくぞ」と燃えているのだ。 韓国プロレス市場参入に並々ならぬ決意を示した星野総裁だが、選手を派遣する新日プロも思惑がある。新日プロのフロント幹部によると「今回の試みが成功したら韓国サーキットをやっても面白い」とのこと。
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スポーツ 2007年05月12日 15時00分
全日本プロレス 「武藤祭」でフェイク王座防衛戦決定
全日本プロレス「武藤祭」(6月10日、東京・後楽園ホール)の一部カードが11日、都内の同事務所で発表。初代F-1タッグ王者の武藤敬司&神奈月組VS挑戦者・渕正信&上島竜兵組の一戦が決定した。 レスラーとお笑い芸人というタッグの勲章として昨年12月に新設されたF-1タッグ王者。現在は武藤&神奈月組がV2を果たしている。3度目の防衛戦となる今回は、渕と初参戦となるダチョウ倶楽部の上島組と激突することになった。 会見では武藤が「いままで一番強敵」と警戒心をチラつかせれば、一方の上島は「デスマッチのような感じで持っていきますよ。多少反則をしてでも勝ちたい」と負けずに反論。“邪道”大仁田厚のごとく「ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ」を要求していた。
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レジャー 2007年05月12日 15時00分
ヴィクトリアマイル 藍子は大胆にコイウタ◎
『声援馬券2』の佐藤藍子は「第2回ヴィクトリアマイル」(JpnI 東京芝1600m 13日)の本命に大穴コイウタを果敢に指名した。「人間と同じく牝馬は難しい」としながらも、前走で復活の兆しを見せた4歳馬と心中する。連勝中と勢いある6歳馬ジョリーダンスとの組み合わせで、“歌って踊って”万馬券ゲットだ! 先週のNHKマイルCの3連単は970万ですよ。ハーっみたいな。改めて競馬は何がきてもおかしくないことが分かりましたね。その時の馬の状態とジョッキーの状態が噛み合えば、人気がなくてもくるんだなあと。そこまで意識はしていないけど、今週も荒れそうな予感がします。 ヴィクトリアマイルはぶっちゃけ、カワカミプリンセス、スイープトウショウは強い。けど、それじゃあ馬券的に面白くないじゃないですか。本命はコイウタにしました。 桜花賞ぐらいからずっと応援してたんですけど、さすが前川清さん、いい馬名をつけるなあと。昨年のオークスでは競走中止するなど、その後はあまりパッとしませんでしたが、前走のダービー卿CTでタメる競馬で2着と復活の兆しを見せました。騎手の松岡さん、調教師の奥平さんともに、いまノリにノッていますからね。若さに期待したいです。もちろん、大好きなフジキセキ産駒っていうのもあります。 あと、同等の評価をしたいのがジョリーダンス。マイルは持ち時計が大事なのかなあと思うんです。その点、ジョリーは3番目の持ち時計。スタートはもちろん、馬が持っている能力が最も発揮されるのがマイルですからね。あと、女の子ってカーッとなりやすいから、難しさが抜けて気性が落ち着いたのはいいですね。6歳でってのは遅いですけど(笑)。今週のテーマはコイ“ウタ”、ジョリー“ダンス”で、歌って踊って万馬券ですね(笑)。 ディアデラノビアも忘れてはいけませんね。実況泣かせの馬名!ワタシは連呼できませんもん。リーディングジョッキーの岩田騎手の手綱さばきに注目です。 やっぱり、スイープトウショウは外せませんよね。ワタシ、この馬、牝馬だとは思っていませんから(笑)。鞍上も知り尽くしているので、掲示板を外すことはないと思っています。 カワカミプリンセスも3連複のヒモにしましたけど、マイルが未経験でしょ?コーシローさん(武幸騎手)は追い込みというより先行のイメージがあるし、初めて乗るプレッシャーは相当なものでしょう。もし、大胆なことをして負ければ、もう乗せてくれないでしょうから。 長々と予想しましたけど、人間と同じで牝馬は「よう分からん」って感じです(笑)。とにかく、パドックでお尻がプリプリしている馬を買えっていうことですかねえ。 馬券は(4)と(17)の単勝に200円ずつ。馬連で(4)から(17)、(2)、(7)に200円。3連複は(4)(7)を軸に(17)、(2)に300円、(6)に400円の計9点で勝負します!
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レジャー 2007年05月12日 15時00分
ヴィクトリアマイル 本紙・橋本はアサヒライジングで攻める
日米のオークスで3、2着。そして、秋華賞2着とGIで毎回好勝負を演じてきた“無冠の女王”アサヒライジングが、今度こそ栄冠を手にする。 休み明けの2戦は13、8着と凡走を繰り返しているが、敗因は歴然。フケ(発情)のためレースに集中できなかったのだ。度外視して大丈夫。フケは治まった。体の張り、毛ヅヤが良くなり、状態は今回が一番。 オークス、秋華賞で好走していることから中距離馬のイメージが強いが、真価を発揮できるのは2勝を挙げているマイル戦だ。2枠3番と絶好の枠順を引き当て、が然、運も向いてきた。 同型不在で展開はおあつらえ向き。スタミナとスピードの持続力にも定評があり、華麗な逃亡劇を決めるシーンは十分だ。 強敵は実績一番のカワカミプリンセス。6カ月間のブランクに加えて、久々のマイル戦など、マイナス材料を抱えており、評価を割り引いたが、もちろん、底力でカバーして不思議はない。その時は素直に脱帽する。
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芸能 2007年05月12日 15時00分
プチ所ジョージ・見栄晴の華麗なる人脈
先月、結婚したことが明らかになったタレントの見栄晴(40)。 「地元、東京の府中市役所に本人が婚姻届を提出した際、職員から祝福されたのを一般の人が目撃。すぐにマスコミにメールをして話が広まったそうです」(週刊誌記者) 実は、見栄晴は府中ではちょっとした有名人で、小学校の同窓生にはJRAのトップジョッキー、横山典弘らがいる。 「昔は府中に多くの競馬関係者が住んでいましたからね。だから、見栄晴はギャンブル大好き人間なんです。それにしても今回の結婚は本人たっての希望で“おめでた婚”となったけど、本当は完璧な“できちゃった婚”。イメージを気にするキャラクターでもないでしょうに。自分の趣味と実益を兼ねた楽しい仕事、しかしていなんですから」(ワイドショー芸能デスク) この時期、少し前ならいわゆる“長者番付”が発表になっていたものだ。 「趣味と実益を兼ねた仕事しかしない代表タレントといえば、所ジョージでしょう。毎年、楽しく仕事して2〜3億円の稼ぎをあげています。テレビを見ても、まったく肩に力が入っていません。見栄晴もスケールは所に及びませんが、好きな仕事だけで億に近い稼ぎをあげています」(芸能プロ関係者)
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レジャー 2007年05月12日 15時00分
ヴィクトリアマイル 血統ビーム・亀谷敬正はアドマイヤキッスから
天皇賞、NHKマイルCは、凱旋門賞馬ダンシングブレーヴの血と米国血統の血を持つ馬が上位を独占。SSの血を引く人気馬は、馬群に沈んだ。SSの傑作産駒ディープインパクトも凱旋門賞では飛べなかったように、SSの血と凱旋門血統は水と油の関係にある。 今年のヴィクトリアマイルは、凱旋門賞馬ダンシングブレーヴの孫にあたるカワカミプリンセスとスイープトウショウの実績が抜けている。しかし、ここはサンデーサイレンスの反撃にかけたい。昨年も本レースは1〜3着をSS産駒が独占しているからだ。 本命はアドマイヤキッス。父はSS。もはやこれ以上、理由を語る必要はないが、母父がジェイドロバリーというのもいい。ジェイドロバリーはGIの底力が問われる流れは弱いものの、GII、IIIの軽いレースでは堅実に力を発揮する特徴がある。 先週のNHKマイルCでは、フレンチデビュティ産駒が実質GII、IIIレベルのNHKマイルCには適していることを指摘したが、ヴィクトリアマイルも牝馬限定戦で、実質GII、IIIレベル。ジェイドロバリーには適した軽さがある。実際、ジェイドロバリー産駒もNHKマイルCでショウナンナンバーが14人気で3着に激走したことがある。 牡馬顔負けの力勝負なら、ダンシングブレーヴ連合に劣るかもしれないが、牝馬同士の軽さ比べなら、アドマイヤキイスの軽快なスピードを取りたい。 対抗はディアデラノビア。前走の阪神牝馬Sは前日予想でも軽視し、ジョリーダンスを本命にしたが、これは阪神の芝1400mは瞬発力血統には鬼門で、欧州指向の血統馬が有利だから。前走は力の衰えでないことだけは確かだ。