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トレンド 2009年04月08日 15時00分
ブレスト式 必勝ロト6当選術
一番搾りの味が麦芽100%に変わったと聞き早速トライしてみた。一言で言えば軽い。 麦芽100%ではエビス。コーンスターチと米が原材料に限ってはこの一番搾りが小生のごひいきであった。価格据置でプレミアビールが味わえるが売りなのかターゲットは明らかに若くなっている。願わくば一番搾りというブランド以外で勝負してほしかった。キリンのこの賭けが吉と出るか凶とでるか。当面、麦芽100%以外は濃すぎもせずまろやか、それでいてどこか懐かしいラガーに落ち着きそうだ。 現在、麦芽の使用比率66.7%以上のビールにかかる税金は、350ミリリットルで77円。発泡酒では、25%以上〜50%未満で62円。25%未満で47円となっている。それに比べ、第3のビールといわれている麦芽以外の材料をつかったものや発泡酒に蒸留酒を加えた新種のビールのようなものは、税金を28円まで抑え酒税法に挑戦している。国税局様、ビールの税率はアメリカの11倍、ドイツの15倍だそうですね、これもメタボ対策ですか? ドローと±1の連鎖。次回ブレスト数は出現率13.6%以上の数字群から抽出。ライン数は1ケタ1・2・3・5・9の同数。キャリーオーバー1億7412万8470円。ブレスト数3・9・37ライン数1・2・5・10・11・12・13・14・15・16・19・23・24・25・27・28・29・31・35・36・39・41【(1)・(3)・(23)・(24)・(29)・(41)】【(2)・(11)・(12)・(25)・(37)・(39)】【(3)・(13)・(14)・(27)・(31)・(36)】【(5)・(9)・(15)・(16)・(35)・(37)】【(9)・(10)・(19)・(28)・(36)・(39)】○ブレスト式とは… ランダムな数字の配列をバックリーディング(裏読み)によって抽出する攻略法。出目の読みに乏しい任意の数字を選ぶときの有効なファクターとなる。<プロフィール> 本阿弥億千(ほんあみ・おくせん)安土桃山時代を愛するロト研究家としてホテルに根城を構える。週末は北鎌倉の工房で茶器を焼く日々。趣味は刀剣鑑賞。好きな言葉ウオーレン・バフェット「価格とは何かを買う時に支払うもの。価値とは何かを買う時に手に入れるもの」
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トレンド 2009年04月08日 15時00分
官能小説書評「若女将」高輪茂著、二見文庫
高輪茂作品といえば想像力をかき立てる性描写。ハードかつジワジワとじらしながら責めていくHシーンは、下手なアダルトビデオより使い道アリ。 今回は瀬戸内海のリゾート企業を舞台に、男と女の夜の駆け引きが交錯するノンストップ・サスペンスだ。 《「人間ってのは不思議な生き物だ。君も恋人に触れられたら気分よく啼いてみせるんだろうが、イヤな中年オヤジにこうされると、死ぬほどつらい気分になる」と、紳士がいよいよ直美のショーツを抜き取りはじめた。彼女の両脚は鏡に向かってM字型に開かれようとしているのだ。「いやっ」ゆっくりと、紳士の指先が直美の肉の袷をわけた。「ほら、お嬢さんのアソコが涙を流して悦んでる」…》 後半ではお得意の潜入調査ものも登場。固定ファンも楽しめる内容だ。(税別600円)
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トレンド 2009年04月08日 15時00分
書評「ぐるぐるプサン+済州島」博多ガクガク堂著、書肆侃侃房
旅行会社各社の発表によれば、ゴールデンウイークの海外旅行者数は3年ぶりに増加しそうだという。今年はその気になれば最大16連休と日並びもよい。円高で燃油サーチャージも値下げされた今がチャンスだ。 でも、何故いまプサンなのか? それは何と言っても日本に一番近いから。ソウルに次ぐ韓国第二の都市ながら、福岡からたったの200キロメートル。すぐそこにある海外なのだ。 九州から飛び出した3人が、プサンで食べて、飲んで、買い物して、また食べて。現地の魅力を数百点のカラー写真でこれでもかと紹介してゆく。 食事紹介になるとが然力が入るのは女子グループゆえか。プサンの地に着いたらとにかく、朝も、昼も、夜も、一食も抜かずに食事を楽しめと言う。食べないならばプサンに行く意味はなし! 行く前から腹一杯になりそうな一冊だ。(税別1300円)
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社会 2009年04月08日 15時00分
経済偉人伝 早川徳次(シャープ創業者)(26)
徳次は、自分が出野家の本当の子供だろうかと、まだ長屋にいたころから疑っていた。義母はいつも徳次を空腹のまま放っておいた。マッチ箱張りの時でも、冬の夜など糊(のり)付けをする手先がかじかんですっかり感覚がなくなっても、火のそばに寄って温まれとは言ってもらえなかった。 弟妹と違ってなぜ、自分だけがこんな仕打ちをされるのだろうと、疑問に思っていたのだ。 盲目の井上せいの意味ありげな言葉や幼いころの夢のような美しい婦人の記憶。そんなものを頼りに長い年月、実の父母の存在を信じ、捜し求めていた。また、実際、長じるに従って自分が出野家の実子ではなく、生家が早川という姓であることを何となく伝え聞いていたのだ。 そんなわけで、途中まで日記に目を通すうちに、この日記を書いたのが自分の実の母親に違いないと、すっかり決め込んでいた。特に日記の中にそのことを証明する記述があったわけではなかったが、勘と希望で、そう決めてしまった。 “やっぱり本当のおっかさんがいる!”。うれしさのあまり、腹の痛みはとっくに忘れていた。顔が火照(ほて)り、体が震えてきた。日記の中に書かれている鉄砲町浅田洋次郎という名前を、その辺にあった紙に書きつけた。実家を探す手がかりになると思ったからだ。 徳次は日記から、自分の生家は早川家、実母の名は花で非常に達筆、姉がいて鉄砲町の浅田洋次郎に嫁いでいる…そのような情報を得た。 長屋を飛び出した後、どうやって中ノ郷竹町に帰ったのか、よく覚えていない。今までに味わったことのない幸福感が体の中に溢(あふ)れ、力強さを覚えた。けれども、すぐに浅田家を訪ね、早川家を、実の父母を捜しはしなかった。まだ駆け出しの職人で、人の家に厄介(やっかい)になっているということに引け目を感じた。 初めて肉親と会うには自分があまりにみすぼらしいと思ったのだ。“一人前の職人になったら…”と会いたい気持ちを堪(こら)えた。
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スポーツ 2009年04月08日 15時00分
王と長嶋〜プロ野球を国民スポーツにした2人の功労者〜(16) 公私のけじめを重んじ派閥を排除
「王さんは本当に気を使ってくれる。グラウンドに顔を出すと、わざわざ王さんの方から寄ってきて声を掛けてくれる。長嶋さんにも辞めた人間に対するそういう気配りがあれば、もっといいのにね」 巨人OBたちがよく口にする監督ONの違いだ。中日監督時代の星野仙一氏も同じようなことを言ったことがある。「なんで長嶋さんは巨人を辞めた人間の面倒を見てやらないんだろうね。オレはユニホームを脱いだ人間の就職先を探してやったり、いろいろしているよ」と。 長嶋監督1年目の75年、ワーストの最下位に終わった後のオフにフロント首脳主導の長嶋内閣大改造が行われた。「自分が選んだコーチ陣なのだから、体を張って守らないといけない。長嶋さんが『コーチを代えるのならば、辞表を出す』と言えば、フロントもコーチ陣に手を付けられないから、そうすべきだ」 側近たちは長嶋監督に強く訴えた。が、長嶋監督は動かずに関根潤三ヘッドコーチが二軍監督に転出されたのをはじめ、アンチ長嶋・川上哲治前監督の人脈の国松彰一軍打撃コーチ就任、外部から杉下茂投手コーチ招へいなどフロント主導人事で内閣改造。発足時の長嶋内閣は空中分解している。「なぜ監督はコーチを守らないのか」という側近たちの怒りの抗議の声に、「勝負の世界は負けたらどうしようもない。勝たなければ、どうにもならないんだよ」と悔しげに語っただけだった。 「勝てば官軍、負ければ賊軍」。長嶋さんがよく口にした言葉だが、負けた時には言い訳せずに潔くする。そういう勝負哲学と同時に、公私のけじめを重んじて、何よりも派閥作りを嫌ったこともある。 V9監督の川上氏はファミリーを形成、川上派という一大派閥を率いていた。陰で「ドン川上」と呼ばれたのも、そのためだし、身内の人間の世話は徹底的に見た。が、長嶋さんは「プロの選手が群れるのはおかしい。プロは一匹おおかみでいいじゃないか」と川上流に批判的だった。 「牧野と森は残した方がいい」。川上監督が長嶋新監督にバトンを渡す時に川上政権の参謀役だった牧野茂コーチと、現役を引退した森昌彦(現祇晶氏)の2人を残留させるように進言したが、長嶋さんは一蹴している。川上遺産を受け継ぐのではなく、派閥抜きの実力主義という全く新しい長嶋カラーを打ち出そうとしていたからだ。 「なんで長嶋さんはオレに必要以上に辛(つら)く当たるんだろう。オレだってV9の時のように、力があればいくらでも働ける。でも、力がなくなった晩年の今、どうしようもないだろう」 こう弱音を吐いたのは、V9エースの堀内恒夫氏だった。「なんで長嶋さんは」という問いに、新監督の長嶋さんには単純明快な答えがあった。「自分が仲人をした堀内を特別扱いしているとほかの選手に思われれば、実力主義を打ち出しているチームの和が乱れる。だから公私のケジメをつけたい」。公平無私を強調しようとするあまりについつい堀内氏に対する態度が厳しくなるのだ。 心の内では「ホリも将来、巨人の監督をやるにはコーチを経験しないといけない」などと、将来まで考えてやっているのだが、口にしないから誤解が生じる。 長嶋第2次政権下では長嶋監督=堀内ヘッドコーチという体制が出来上がったが、結果は悲劇的だった。V逸の責任を堀内ヘッドコーチが取って退団。以来、2人の間には亀裂が入ったままになっている。長嶋監督が勇退した時に後継に指名したのは、原辰徳ヘッドコーチだった。
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その他 2009年04月08日 15時00分
はぐレイヤーコスっち
左から1・2・3・4
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トレンド 2009年04月07日 15時00分
軍艦島上陸ツアー解禁
廃墟マニアに絶大な人気を集める通称・軍艦島こと端島(長崎県長崎市)が、同市条例に基づき4月末から島への上陸が許可されることを受け、近畿日本ツーリスト(東京都千代田区)が軍艦島上陸ツアーの販売に踏み切った。廃墟の錆びれた感じにゾクゾクする愛好家にとっては、待ってました! というプラン。早くも同社には問い合わせが殺到中という。35年ぶりの“上陸”は軍艦島ブームを巻き起こすか? 軍艦島は、その軍艦のような外見から廃墟マニアの間で聖地と称される“幻の海上都市”。南北に480メートル、東西に160メートルという小さな島だ。1890年から三菱財閥が石炭採掘を開始。最盛期には5200人が生活し、当時としては世界一の人口密度を誇った。島は学校、病院、映画館、パチンコ店までそろえた立派な都市だった。しかし、主要エネルギーが石油に移行したため1974年1月に閉山。以後35年間無人島として姿を残し、上陸はずっと禁止されていた。 同社は「若い世代に広がる廃墟マニアの方々をメーンに、4月から10月中に月2回程度のツアーを販売したい。早くも多くのお問い合わせをいただいている」と、国内旅行の起爆剤にと期待を込める。 軍艦島はこれまでノスタルジーな世界観に魅かれた一部の廃墟マニアが単独上陸をしかけ、その写真をネットに公開するなどしてきた。地元の漁師と直接、値段交渉して岸まで送り迎えしてもらったようだが、これらは完全な無法者。今回晴れて“公式上陸”できることになり、文化庁の世界遺産暫定リストにも入った島を一目見たいと言う観光客にとっては待ちに待った解禁といえそうだ。 廃墟マニアは建築物の錆びれ具合はもちろん、深い歴史を感じさせる佇まいにも惹きつけられるという。その意味で軍艦島は島全体が廃墟であり、存在そのものが島民の歴史。廃墟マニアが聖地と崇めるのにはこうした前例を見ないスケールの巨大さがある。この度、長崎市が条例改正してまで“解禁”を決めたのは、観光客誘致の目玉にしたいとの計算も働いたのだろう。 第1回ツアーは4月24日から26日。JR長崎駅から参加の場合は大人1人2万6800円〜、羽田発着の場合は同5万3800円〜の予定。実質、島への上陸時間は2時間半ほどになるという。 しかし、同ツアーは必ずしも上陸できるわけではないので注意が必要だ。市の条例により風速が秒速5メートル以下、波高が0.5メートル以下などの気象条件が満たされない場合は、クルージングや資料館巡りに切り替わる。島周辺は台風が多いことで知られ、同社は上陸できるのは年間100日ぐらいではないかと見積もっている。その稀有な体験がさらに廃墟マニアの心をくすぐりそうだ。(関 淳一)○軍艦島を世界遺産にする会理事長「安全面には注意を」 ツアーにはNPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」が同行し、解説を務める。理事長の坂本道徳氏も閉山される19歳まで軍艦島で育った。炭鉱は24時間操業。島は灯が消えることのない不夜城だったと振り返る。 「この島は黒字で閉山したんです。退職金も満額出ている。当時、庶民の憧れといわれた“三種の神器(クーラー・カラーテレビ・自家用車)”もほとんどの島民が持っていて、しかも閉山時には置いていったくらいです」 島を世界遺産にしようと思い立ったのは10年前。「同窓会で久しぶりに地元の仲間と会い、軍艦島に行きました。もちろん当時から上陸禁止でしたが(笑)。すると25年前、確かにそこに自分がいたという形跡が当時のまま見つかるんですよ」 世界遺産一歩手前とはいえ、島はあくまでも廃墟。安全面には十分注意してほしいという。 「上陸すれば檻の中に放たれたようなものです。いつどこが崩壊してもおかしくない。だからこそ私たちの解説と指示に従って見学してもらいたいですね」(写真提供=軍艦島を世界遺産にする会)
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社会 2009年04月07日 15時00分
森田知事“元気モリモリ”初登庁も空回りぎみ
この男は何故ここまで熱いのか? 千葉県知事選で当選した森田健作新知事(59)が6日午前10時、マニフェスト通り“元気モリモリ”で千葉県庁に初登庁した。堂本暁子前知事(76)との事務引き継ぎ式に、初公務、就任式とやる気満々。ただあまりの熱血ぶりに周囲がついていけない場面も…。新知事の人一倍熱い情熱は、新しい千葉にとって吉とでるか凶とでるか。 県庁舎に黒塗りの公用車が到着すると、出迎えた約2000人の職員から拍手と歓声が上がった。森田氏は「県民のみなさん、4年間どうか幸せになりますように」との思いを込めて庁舎に一礼し、得意のガッツポーズ。支持者からは「モリタコール」が沸き起こった。 緊張した表情で知事の椅子に座った森田氏は、「いや、意外と硬いなぁと思って」と苦笑い。「ここにいつもいるようじゃ、しようがねぇだろう!」と早く公務に取り掛かりたくてウズウズしている様子だった。 数日前、中曽根康弘元首相(90)を訪ねた森田知事は「君は直球で行き過ぎるところがあるから気をつけろよ」とクギを刺されたという。その不安は的中した。午後に行われた就任式では幹部職員約250人を前に激しくゲキを飛ばしまくる。 「知事になった以上、この千葉を日本一にしようと思っている。『お手並み拝見だ』という人(職員)は要らない。ここにいても意味ない。おぅ森田、やってやろうじゃないか! と熱くなる、オレはそういう人たちとやりたいんですよ!!」 壇上で熱く吠える森田氏に職員はタジタジ。リアクションの取りようもなく、会場は水を打ったように静まり返った。火の玉のごとく熱い森田知事と県職員の間には明らかな温度差が感じられた。 知事のイケイケぶりは記者団の前でも止まらない。就任後初の記者会見では「まずは予算が掛からない物産や観光地のPRから始めていこうと思います」と宮崎県の東国原英夫知事(51)を見習う考えを示した。その一方で、県が抱える2兆6000億円もの借金を「オレが作ったわけじゃないんですけどね」と一蹴り。さらに「全部なんて返せるわけないんです」とのブッチャケ発言まで飛び出す始末。あわや問題発言一歩手前だった。 堂本前知事から「モリタ流で大いに暴れてください」との言葉をもらった森田知事。その熱血手腕の真価が問われるのはこれからだ。
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社会 2009年04月07日 15時00分
経済偉人伝 早川徳次(シャープ創業者)(25)
徳次はもともと工夫や考案が大好きで、得意でもあった。内職のマッチ箱貼りをやらされていた8歳くらいの時には、糊(のり)付けに使う台を改良している。木の台を使っていたのだが、これは糊がくっついて作業がしにくく、拭き取りも不完全にしかできなかった。 それでいろいろ考えてみた末、真鍮(しんちゅう)を近所の職人から少し貰って、木の台に貼り付けてみた。作業スペースを金属にしたことで、糊の拭き取りがとても楽になり、効率が上がった。これが徳次の生涯で最初の考案だった。 年季奉公が終わった翌年、明治43(1909)年2月のことだった。この日、納品に行った帰りに急に腹が痛み出した。しばらく道端にしゃがみ込んで痛みの治まるのを待ったが、治まるどころか増してきて、しゃがんでいるのも辛くなった。 養家からすぐ近くの所だったので、少し休もうと思い、東大工町の長屋に向かった。脂汗をかきながら腹を押さえてどうにか辿(たど)り着くと、家には誰もいなかった。 しばらくごろんと横になっていたが、そのまま寝込んでしまうわけにはいかない。痛みはなかなか治まらないので、何か薬でもないだろうかと、たった一つだけ家の中で家具といえる茶箪笥(ちゃだんす)の引き出しを開けてみた。 開けてみては空しく閉める繰り返しの、いくつめかの引き出しの中に和紙を綴(と)じた横12センチ、縦6センチくらいの小さな細長い帳面があるのが目についた。 何気なく取り上げて見ると表紙には“月落鳥啼 花控”と見事な達筆で書かれている。 こんなものが家にあったのかと、不審に思いながらパラパラとめくる。冒頭には明治十九年とある。細い毛筆の文字で書かれたそれは日記のようだった。中の文字も表紙と同じ達筆だ。なお読み進むと“早川”の名前が散見された。徳次はこの日記に理由のない確信を得ていた。 “これは実のおっかさんの日記だ!”。
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社会 2009年04月07日 15時00分
永田町血風録 “小沢不要論”を渡部最高顧問が一蹴
無所属の新人5氏が争った千葉県知事選は、3月29日に投開票され脱政党を旗頭にした森田健作が初当選した。 森田は自民党県議の約半数の支援を受けたものの「政党のためでなく県民のための政治」を掲げ、圧倒的な票数で当選した。しかし、その後、自民党の政党支部「自民党東京都衆院選挙区第2支部」の代表を現在も務め、この支部が受けた企業献金の一部を森田の政治資金管理団体に寄付していたことがわかった。 民主党の鳩山由紀夫幹事長はこの選挙結果を受けて、「千葉県知事選と小沢一郎代表の進退は無関係」と言い、石井一副代表も「選挙結果は謙虚に受け止めるが、小沢の進退を結びつけるのはこじつけだ」と語っていた。 この千葉県知事選では、民主党は社民党、国民新党、新党日本とともに吉田平候補を推した。前回の知事選で森田を破った堂本暁子のように「勝てる」と信じていたのか誰ひとり、吉田の支持を訴えなかった。 「堂本は吉田の応援を頼んだのに、何もしてくれなかったことにショックを受けていた。“黒い霧”に包まれている中央政界より、地方は元気があって真っ白なのがいい。森田は利口だよ」と、ある永田町関係者の言葉は説得力がある。 真っ白とはいえない民主党。小沢が代表をしているうちは、これからの選挙はままならないのではないか。 だからなのだろう。民主党の小宮山洋子は「小沢さんが辞めてくれないと、来たる選挙は苦しい」と辞任するように詰め寄った。しかし、最高顧問の渡部恒三は「みんなで小沢を支えていかなければいけない」と一蹴した。 「なんとなく、みんながワッと集まって集団を作っただけなのが民主党。小沢を支持したわけではない」と言う国会議員も多い。 千葉県知事選で吉田サイドが「小沢と一枚岩でいこう」と申し入れても、「別に小沢でなくてもいいし、小沢のために選挙をする必要もない」と冷めた議員も多かったと言う。 そして、自民党だが一枚岩であろうはずがない。「政治とカネ」で不祥事が起きているし、首相の麻生太郎もまとめ切れていない。 高速道路の通行料金1000円で国民も多少は自民党に宗旨替えしたようだが、選挙で過半数を取れる保証はない。 「民主党があの体たらくだから、仕方なしに自民党」といった保守層はいる。北朝鮮がミサイル(?)を打ち上げたために、国民が一丸となる可能性もなくはない。 共産党や社民党はいつまでも錦の御旗のように憲法を守れ、と言っているようでは、世の中から取り残されてしまう。 世の中の動きに敏感でなければ務まらないのが政治家。しかし、それ以上に国民は敏感であることも忘れてはいけない。(文中敬称略)
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