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トレンド 2010年06月29日 11時00分
ヒーロー達の今〜阪本良介から坂元亮介へ〜その2
今年放送開始35周年を迎える、スーパー戦隊シリーズ第8作『超電子バイオマン』において、主演のレッドワン=郷史郎役を熱演した坂元亮介さんへの独占インタビュー後篇をお届けいたします。 −−阪本良介から坂元亮介へ フランスのイベントをきっかけに、芸能界に復帰すると「良介! 今までお前どうしていたんだ?」って、人の輪が急速に広がって…懐かしい人との再会から、新しい出会いまで沢山ありました。そんな中、出会ったのが今の事務所のマネージャーである小森さんです。小森さんは僕が円でレッスンを受けていた頃にマネージャーをして下さった方なんですよ。 そして僕は50歳になったのを切っ掛けに、僕が20代の頃から舞台を通じて付き合いのある脇太平さんの勧めで今年から芸名を改めまして、心機一転、読みは同じでも新しい「坂元亮介」として頑張ろうと…! 脇さんによれば字画数が良いらしいんです。今までの芸名は本名でもあるんですが、姓名判断すると運気の浮き沈みが激しいらしく、改名を勧めて下さったんです。まだまだ浸透してなくて方々でよく字を間違えられるんですが(苦笑)。 −−これからの坂元亮介 うちの事務所は元々、老舗のモデル事務所なんです。小森さんを中心に芸能部を立ち上げまして、若い仲間と共に今年は事務所のプロデュース公演をする運びとなりました。僕にとっても新しい経験ばかりで、戸惑うことばっかりです。今までで一番プレッシャーを感じていますよ! でも若い子に負けないくらいに汗をかいて、全力でぶつかっていきたいと思います。熱さ=情熱だけは、どんな新人にも負けていないつもりですよ!(微笑)。 この公演を通して、僕が芸能界で初めて携わった小森さんの想いに対して、初めて舞台の演出を手掛ける加門さんの想い、そしてこれまで『バイオマン』と役者=阪本良介を応援してくれたファンのみなさんの想いに応えていきたいと思うんです。 役者って一人では何も出来ないんですよ。素敵な共演者と、支えてくれるスタッフの皆さんがいて、応援してくれるファン・お客さんがいてくれるから頑張れる。 そうしたものに対しての恩返しを含めて、これからも全力で走っていきたいと思います…! 第一回プレステージ・プロデュース公演「夢をつかむSHOW! #1スイート・ホームズ探偵」は6/30〜7/4 劇場・シアター風姿花伝にて上演。6月吉日 新宿「家庭料理の店きいろいはな」にて 協力(株)プレステージ、家庭料理の店きいろいはな、石山雄大、加門幾生 (敬称略・順不同)●坂元亮介公式サイトhttp://www4.ocn.ne.jp/~rsoldier/index.html●(株)プレステージhttp://pre21.jp/●加門幾生公式サイトhttp://www.goodpopjapan.com/kamop/(小野寺浩 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年06月29日 09時00分
彷徨うセレブゴーストたち
マイケルジャクソンの突然の死から、まもなく1年が過ぎようとしている。世界中のファンが彼の死に大きな衝撃を受けた。大スターマイケルの死はそれほどに突然だったのだ。 マイケルの死からしばらくして、ネット上にマイケルジャクソンの幽霊動画と称する映像が流れて、大きな話題になった。 当時のニュース番組で撮影されたというもので、マイケルが過ごしたネバーランド邸宅内に、マイケルの亡霊らしい姿が映っているというものだった。それは廊下でマイケルがムーンウオークをしているような姿で、影が画面を横切るというものだった。細身の体系と、僅かながら長髪の髪が揺れる姿を拝見する限り、その姿はマイケルに間違いないように私にも見えた。 後日、映像に映っていた影は撮影スタッフのものだという話が出た。その話が本当ならば、そのスタッフは故意にムーンウオークの真似をしていたことになり、悪質ないたずらと取られても仕方がないだろう。 マイケルジャクソンの幽霊以外にも、アメリカでは有名芸能人の幽霊が目撃されることが多い。日本では聞きなれない言葉だが、彼らの幽霊は一般的には「セレブゴースト」と呼ばれている。 特にハリウッドなどでは多数目撃されている。例を挙げると、マリリン・モンローはルーズベルトホテル、ニッカボッカホテル、ウェストウッド記念墓地などで見かけられている。ジョン・ウェインは彼の保有していたヨットで見かけられるという。オーソン・ウェルズもロサンゼルスのレストランで見かけられると言う。 死んでもなお、この世を彷徨うセレブゴーストと彼らの生前の成功は、成仏することを難しくしているようだ。(藤原真)
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芸能 2010年06月29日 00時00分
ケリー・ローランドの恋愛リスト
ケリー・ローランドは恋人をキープしておくことができないらしい。 現在シングルのケリーは、仕事が最優先事項のため、それが恋人たちと不協和音を作ってしまう原因なのだと語った。 「恋人を見つけて、デートに行ったりしても、相手の方は結構すぐにうんざりしちゃうみたいね」「私がいつも長い間遠くに行くかららしいの。仕事に重点を置いているし、ただそれが私の最優先事項なのよ」 ケリーは過去に不幸な恋愛をしてきたと語るが、元デスティニーズ・チャイルドのメンバー、ビヨンセのアドバイスを受けてからは、失恋から学ぼうとしているそうだ。 先日ケリーは「失恋はより自分のことを強くしてくれるの。自分が恋愛で何が欲しくて何がいらないのか気づかせてくれるし。実はそれはビヨンセから教えてもらったの」「ビヨンセに泣きながらある男のことを電話して、その間ミシェル・ウィリアムスが私の背中を摩ってくれていたことを覚えているわ。そしたらビーは『まあ少なくとも自分の“欲しいもの”と“欲しくないもの”は分かったじゃない!』って言ったのよ」「自分はビヨンセみたいに考えたことがなかったから、それってものすごくステキなことじゃないって思ったの。泣くのをやめて『ホントね!』って感じたわ。だから自分が“欲しいもの”と“欲しくないもの”を書き出すようになって、今ではそのリストはいい感じよ」と語っていた。
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芸能 2010年06月28日 23時00分
エマ・ロバーツ、危うく自分の顔に轢かれる!
エマ・ロバーツはケロッグ社の『ポップタルツ』という商品のコマーシャルに出ることを、いつも夢見ていたという。 ジョニー・デップやシンシア・ニクソン(セックス・アンド・ザ・シティ)と共演してきたエマにとって、子供のときにやりたかったことは、この人気のおやつのコマーシャルだったという。 「私の夢って何だったか知ってる? 『ポップタルツ』のコマーシャルにでることだったんだ」「子供の頃、『ポップタルツ』のコマーシャルが一番カッコよかったの」 ヒット映画での主役を夢見ているエマだが、今でも自分の顔は『どこにでもあるような顔』だと思っている。「若い子は私に気付いてくれるんだけど、割とどこにでもいる顔なのね」「『ワイルド・チャイルド』に出演したときは、ロンドンのバスの側面に広告が貼られていたの。私がちょうど道路を横切っている時、アメリカとは車線が逆なのに、私は車の来る反対方向を注意して見ていたの。友達が私をつかんで引っ張ってくれたわ」「バスに貼り付いた“私の顔”が通り過ぎていったんだけど、そしたら友達に『あなた、もう少しで自分のバスにひかれるところだったわよ。もしそうなったらすごく恥ずかしいじゃないの』って言われたの」
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芸能 2010年06月28日 22時00分
ポール・マッカートニー、ムスメ命!!
ポール・マッカートニーは自分が歳をとったと思わないらしい。 ビートルズ時代に『ホエン・アイム・シックスティー・フォー』(サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド)を作ったポールは、今でもパフォーマンスを行なうことが大好きで、音楽を始めた頃のようなフレッシュさをこの歳でも感じるようだ。 「年齢を感じるかって? 全然。自分が68歳なんていうのは不思議だよ。20代の頃に『ホエン・アイ・アム・シックスティー・フォー』っていう曲を書いたんだけど、面白いよね。その頃は『それまでは生きていないだろうな』って思っていたんだから」「その年齢よりももう4歳も過ぎているよ」「エレキギターを何人かの前で演奏して、曲を作るのがいつも僕の野望だった。それを今もやっているんだ。最初のコードを弾いて、ボリュームアップして、普通じゃない大音量で演奏するっていうのは、今でも反抗的な行動だと感じているよ」 ポールは元妻へザー・ミルズとの間にもうけた6歳になる娘のベアトリスと一緒の時間をもっと増やしたいために、以前のような数のツアーを行なわないと語っていた。 「1回公演をやったら1週間は休みだよ。その理由の大半は、僕の小さな娘のためさ。僕は実際に娘にべったりタイプの父親だし、娘と一緒にいる時は働き過ぎたくないんだ。だから僕の生活は完全に変わっちゃったんだ」「家に帰った時が僕の現実の世界だよ」
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芸能 2010年06月28日 21時00分
ビル・ワイマン、今更ストーンズ関係なし!!
ビル・ワイマンにとって、先月リマスターされた「ローリング・ストーンズ」のアルバム『メインストリートのならず者』が、ストーンズにいた頃の“奇妙な時間を過した頃”の“最悪な記憶”を思い出させると語った。 1992年にストーンズを脱退して、その後結成した自身のバンド「リズム・キングス」としてツアー中のビルは、「ローリング・ストーンズ」が1972年にこのアルバムのオリジナル版を発表した当時は“奇想天外”なことが起こった時期だったと語った。 ビルはBANGショービズの取材に対し、「このアルバムの再リリースは最悪な記憶を思い出させるよ。当時は本当に風変わりなことをしていた時期で、レコードの作り方だって無茶苦茶だった」「あのアルバムは素晴らしいものだったから、その当時を知らない今の人たちにとって再販はいいことだな」 全29曲収録のこのアルバムは、先月にユニバーサル・レコードから再リリースされた際に、全英アルバムチャート1位、全米ではビルボードチャート200で2位を獲得した。 一方で、巷では「ローリング・ストーンズ」が来年ツアーを行うという噂が広まっている中、ただビルはまったく気にしないそうだ。ロンドンのアルチチュード・バーで行われたサムスン社のギャラクシーS発売イベントに出席したビルは「気にしないよ! 向こうはやるかもしれないし、やらないかもしれない。自分には関係ないね」「俺は(ドラムの)チャーリーとは仲がいいんだけど、とりあえず、あいつはツアーに行きたいと思ったことは一度もないんだぜ! あいつは1965年から行きたくないのに、まだ続けているんだよ!」
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芸能 2010年06月28日 20時00分
ミーガン・フォックス、ラブコメ無理!
ミーガン・フォックスが、リメイク版『ロストボーイ』への出演を熱望している。 1987年にキーファー・サザーランド、コリー・フェルドマン、そして今は亡き故コリー・ハイム出演で製作されたコメディー・ホラー映画『ロストボーイ』の大ファンであるミーガンは、今回のリメイクに出演できたら夢のようだと語る一方、新しいバージョンは圧倒的な人気を誇るオリジナル版を『台無し』にするかもしれないとも思っている。 「リメイクできなかったのは、台なしにするかもしれないからよ。でも『ロストボーイ』はずっと大好きだったの。オリジナル劇中の女性キャラクターは大したことない役だけど、新しいバージョンでもし男性キャラクターの一人が女性になるなら、是非私が演じたい」「あの映画は私の人生の中にいつも存在するの。私にとっては何か不思議な力を持った映画よ」 そんなミーガンだが、コメディに挑戦することは、自分がまだ相応な年齢に達していないため、気が進まないとも語る。 「ラブコメに出演することには、用心深いの。もしかしたら、その後に同じようなものばっかりになってしまうかもしれないから」「仕事としてはそういう映画は出演するのは、安定していると思けれど、私はまだ24歳だし、ラブコメには早いと思うの。『ジェニファーズ・ボディ』のようなブラックコメディだったら多分大丈夫だけど、『旅するジーンズと16歳の夏』のようなのは、私には無理かもね」
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芸能 2010年06月28日 19時00分
マイリー・サイラス、大学は67歳で!
マイリー・サイラスが大学に通うのは、なんと50年後かもしれない。 現在17歳のマイリー、『シークレット・アイドル ハナ・モンタナ』のクランクアップが近づいているが、これからも映画と音楽の仕事を続けたいと思っているため、いつ高校を終了するかが分からない。 「私の姉は2年間大学に通ってから、ミュージシャンになりたいと決意して、今はミュージシャンをしているの」「すでに私は何をしたいのか分かっているし、もし大学に行きたいと思ったらいつでも行けるわね」「その考えはおばあちゃんから教わったの。彼女は67歳で大学に入って、70で卒業して、それから教師になったの。おばあちゃんは現在77歳だから、私もいつでも学校に行くことは可能なはずよ」と語った。 マイリーは先日LAに340万ドル(3億円)の家を買い、18歳になる11月に引っ越す予定でいるが、自分だけの場所を持つことが待ちきれないそうだ。 「自分の家を買ったから、好きなように装飾をしたいし、自分だけの空間を持つために一生懸命頑張ったと思うわ。自分だけの落ち着いた、静かな場所なの」
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芸能 2010年06月28日 18時00分
笑いのセンスが疑われる千原ジュニア また問題発言
お笑い芸人の千原ジュニアの発言が、ネットで話題になっている。25日放送の「人志松本のすべらない話」で先輩芸人である木村祐一(47)が女性に凍った鶏肉を投げつけたことをネタしたもの。ネットの掲示板などでは「傷害罪だろ」と大問題に発展した。 千原ジュニアの発言が問題となったのは今回がはじめてではない。過去にトーク番組で、飲食禁止の美術館で千原ジュニアがフリスクを食べ職員に注意され、“それ本気で言ってるのか!”と激怒したことを話し、「決まりは決まりだろ」とヒンシュクを買っていた。 「正直、彼に笑いのセンスがあるかは微妙です」と話すのは芸能ライター。「いちいち発言に対して、苦情を言うのは不必要な規制につながるし、しかもお笑い番組なので、ある程度許容されてもいいとは思います。しかし、千原ジュニアの発言は、笑わせているのではなく呆れさせるようなものが多い。そこには大きな違いがありますから、センスを疑いますね」。 また、千原ジュニアに対しては、こんな見方もされる。「彼の話には特別、面白いオチもない。面白くない話をあそこまで、面白そうに話せる話術は立派ですが、うまいのは話術であって、お笑いの技術はそれだけじゃないはず。話術頼りで、話のセレクトを失敗することが多いです。ほとんどは悪質なクレームの話しばかりですから。ただ、番組などのスタンスを見ていると、でもどうやら本人が一番そこに気づいてないようです」(芸能ライター)。 千原ジュニアは、ダウンタウン松本のお気に入りと言われている。「ダウンタウンが第一線で活躍している間は、彼のポジションも安定でしょう。ただ、今のように“オレって少し変わっててイケてるでしょ”というスタンスはどこまで通用するか疑問。方針転換は必須でしょう」(芸能ライター) これから、千原ジュニアはどこへ向かうのか…。
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スポーツ 2010年06月28日 17時30分
過去の遺恨消えず、ステーキ・フォークと鎖鎌で流血! 6・26「スーパーFMW」の場外ウラ事情
かつて、プロレスにおけるすべてを破壊し、新たな世界を創造した男たちがいた。「邪道」と呼ばれることを恐れず、己の道を貫いた団体、それがFMW(Frontier Martial-arts Wrestling)である。 古巣・全日本プロレスで“一度目の引退”の後、流浪の人生を送ってきた大仁田厚が、海外で活躍していたターザン後藤に声を掛け、男女混合・異種格闘技戦・有刺鉄線デスマッチなど、「なんでもアリ」のインディー団体を立ち上げてから早20年以上。途中、主要選手の離脱や借金、社長の自殺、そして崩壊…ダークでアンタッチャブルな数多の醜聞を繰り広げ、伝説となった。 そして昨年12月24日、ターザン後藤が「スーパーFMW」として、FMWのリングを復活させた。 つい先日、大仁田厚が6度目の引退を表明し、ファンの間のみで密かに話題となったばかりだが、ターザン後藤はブログで「俺達は心ある限りFMWは絶対に潰さん!」という大仁田の意志を受け継ぎ「言いたい奴はいくらでも言え! 誰が何と言おうと俺達がFMWだ」と高らかに宣言している。 未だに、かつてFMWのスタッフであった茨城清志が過去のDVDを販売し続けるなど、遺恨が尾を引き、旧団体名を権利問題でそのまま引き継ぐことができなかったりなど、過去の負債やトラブルは山積み状態だが、それでも男たちの熱い情念だけは伝わってくる。 そんなスーパーFMWの興行が、2010年6月26日、東京・新木場1st Ringで開催された。 前座は、ネギやダイコンを手にしたニューハーフによるバルーンマッチや、バカボンのパパや駅員姿の芸人レスラーが対決する「真・下町プロレスvs.西口プロレス」。力士と女子レスラーによる男女混合異種格闘技、チェーンソーを振り回すレザーフェイスなど怪奇レスラーによる場外乱闘、果ては年齢不詳の演歌歌手・茜ちよみがセーラー服姿で登場するなど、イロモノを盛り込みつつも、「FMW認定インディー世界ジュニアヘビー級選手権」などガチンコ勝負もしっかりあって、まさに「なんでもアリ」というFMWの遺伝子を継ぐ内容であった。 しかし、中でも圧巻だったのはラストの「ハードコア・ストリートファイト6人タッグマッチ」だろう。 ターザン後藤とミスター・ポーゴという、若き日にアメリカでタッグを組んでいたという名コンビに、狂猿・葛西純ら外様レスラーたちが挑んだ。しかも、チラシには6人と書いてあるのにリングに上がったのは8人…のっけからメチャクチャである。 ゴングが鳴るより先にバトルが始まり、ターザン後藤が海外修行時代にバイトのレストランで愛用したというステーキ・フォークを持ち出し、相棒のポーゴはいきなりカバンから鎖鎌を取り出した。 アッという間にマットは血に染まり、客席の最上段まで巻き込んだ場外乱闘が始まった。逃げ惑う観客たちのド真ん中でパイプ椅子が振り下ろされ、まさに会場は阿鼻叫喚の地獄絵図。 客席の椅子がリング上に積み上げられ、行き場を失った観客たちが右往左往する最中、ターザン後藤が相手を丁寧に並べた椅子の上に寝かせつけ巨体を駆使してダイブ、息も絶え絶えになったところをフォールして3カウントを勝ち取った。 ラストのマイクパフォーマンスでは「お前の老後の面倒はオレが見てやる」とポーゴに求愛とも解釈できる発言をし、おもむろに手にした蛍光灯を頭でカチ割り、自身の胸を割れたガラスで傷つけはじめた。 かつてはいざこざもあり、つい最近もプロレス雑誌に悪口を書かれるなど、単純にタッグを組める間柄ではないものの、積み重ねた年月と想い出が、二人を感傷にひたらせるのか…リング上に哀愁が漂い、何とも言えない空気が流れ始めたところで客席から「もう、いいよ後藤!」と声が掛かった。 もはやプロレスが「筋書きのあるドラマ」であることは周知の事実となりつつあるが、リングの外側にはドラマが満ちあふれている。単なる流血パフォーマンスのウラ側にも、言葉にならない「熱い思い」が込められているのだろう。 末期状態に近いこの不況下において、かつての人気バンドが経済的理由から復活を余儀なくされるケースが音楽界では数多いが、プロレス界もその例外ではなく、これまでに数多のレスラー、団体が廃業とカムバックを繰り返している。スーパーFMWの復活も、その一つと受け取られても無理はないだろう。 だが、スーパーFMWには新たな伝説の息吹を感じる。激動の荒波に身を置かずにはいられない男の性が、旋風を巻き起こしてくれるに違いない。 ちなみに会場ではターザン後藤の使用済みコスチュームが3万円で販売されていた。最後まで売れ残っていたので、興味のある方は次回の興行でゲットしてみてはいかがだろうか。念のためスタッフに尋ねてみたが、洗濯してあるのかどうかは定かではない。◆真・ターザン後藤一派公式サイトhttp://www3.hp-ez.com/hp/tgoto/(「亡国コラムニスト」犬山秋彦 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou