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レジャー 2014年11月22日 18時00分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(11/23) マイルCS
京都11R マイルCS◎フィエロ 目の覚めるようなキレっぷりで我々の度肝を抜いたトーセンラーが、昨年と同じ京都大賞典3着からのステップで連覇に挑む。追い切りの動きもシャープで、休み明けを一度使った効果は歴然。大一番へ向けてきっちりと仕上がった感。3勝2着2回3着3回と京都外回りコースの重賞戦績は現役屈指であり、これ以上の条件はないだろう。風格も増し連覇へ向けて視界は良好だ。 ラー1強vs伏兵陣という見立てで考えているが、それほど力量差はなく展開次第ではかなりの接戦にもつれ込むケースも。相手本線には、同厩のフィエロを推す。前走、1400mのスワンSでは、ミッキーアイル、サンライズメジャーの後塵を拝したが、1600mの本番を想定した騎乗で0.1秒差なら上々。何よりも、スローペースにかかることなく脚をためられた点が収穫。折り合いの不安さえなければ、春のマイラーズCのように33秒台前半の末脚が期待できる。上手に馬群を捌ければ逆転の目さえありそう。 今回と同じ舞台のマイラーズCでレコードを叩き出したワールドエースも外せない。毎日王冠での不可解な敗戦は気になるが、中間の気配は素晴らしく、大敗が尾を引くことはなさそう。この馬も京都は得意。改めて。 京都1800mで日本レコードを記録したグランデッツァもスピード勝負は望むところ。今週の追い切り後の馬体重が512キロ。12キロ減だった毎日王冠からは戻っており、ほぼベストで臨めそうだ。巻き返し注意。 以下、高速マイルで復活の可能性があるロゴタイプ、堅実なダノンシャークあたりをおさえておきたい。馬連 流し(8)-(3)(9)(10)(12)(13)3連複 軸2頭流し(8)(13)-(3)(9)(10)(12)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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スポーツ 2014年11月22日 18時00分
NPBの目算外れた!? スーパースターも呼んだのに…日米野球は超低視聴率連発!
11月10日にスタートした「2014 SUZUKI 日米野球シリーズ」(主催=NPB、MLB、MLB選手会、読売新聞社)が20日に閉幕した。 同シリーズは、10日に「壮行試合」として、侍ジャパンvsソフトバンク・日本ハム連合、11日に「日本プロ野球80周年記念試合」として、巨人・阪神連合vsMLBオールスターチームを開催。12日から、侍ジャパンvsMLBの試合を5戦行い、20日の同カードによる親善試合で幕を閉じた。 MLBからはオールスター戦6回出場のスーパースターであるロビンソン・カノ内野手(マリナーズ)を始め、ア・リーグ首位打者のホセ・アルトゥーベ内野手(アストロズ)、ナ・リーグ首位打者のジャスティン・モーノー内野手(ロッキーズ)、今季2ケタ勝利をマークした岩隈久志投手(マリナーズ)、マット・シューメーカー投手(エンゼルス)、ジェレミー・ガスリー投手(ロッキーズ)ら、それなりのメンバーが来日した。 同シリーズは壮行試合を含め、8試合すべてが地上波テレビで中継され、全戦、放送枠に収まらなかった場合は延長もされる力の入れようだった。 ところが、弾き出された視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は、10日の壮行試合(フジテレビ)が4.9%、11日の巨・神vsMLB(日本テレビ)が7.2%。日米野球本戦は、第1戦(12日=日本テレビ)=8.7%、第2戦(14日=日本テレビ)=7.3%、第3戦(15日=日本テレビ)=9.0%、第4戦(16日=テレビ朝日)=6.5%、第5戦(18日=TBS)=6.4%。20日の親善試合(TBS)は6.2%で、ただの1試合も2ケタ台を獲ることはできないという惨たんたるものだった。 日米野球が開催されたのは8年ぶりだっただけに、主催のNPBとしても、半分の4試合を放送した読売新聞系の日テレとしても、完全に目算が外れた格好だ。 侍ジャパンは17年のWBCを見据えて、若手主体のメンバーで臨んだため、「オールスター」にはほど遠く、人気球団・巨人から代表メンバー入りしたのは坂本勇人内野手ただ1人。前田健太投手(広島)、大谷翔平投手(日本ハム)、藤浪晋太郎投手(阪神)らも選ばれたものの、このメンバーでは、視聴者の関心は得られなかったようだ。 こんなに、視聴率が獲れないのなら、今後の侍ジャパンの試合の放送権を獲得する局が付きづらく、かつ放映権料もダンピングされかねない。(落合一郎)
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芸能 2014年11月22日 17時15分
さまぁ〜ず・三村 日本エレキテル連合の大ブレイクぶりを危惧「テレビに遊ばれてるな」
お笑いコンビ・さまぁ〜ずの三村マサカズが22日、自身のツイッターで日本エレキテル連合の大ブレイクぶりを危惧した。 「東京エレキテル連合は、テレビに遊ばれてるな。流行語大賞になったら本人も複雑だとおもうよ。だって、フルでネタ見せないで、ダメよーダメダメだけを取り上げてるんだから」とズバリ。さらに「また、ライブ生活になるかも知れないがネタを増やして、頑張ってほしいなぁ。自分達もネタとテレビのリンク難しかったから」とエールを送った。(三村はすぐに東京エレキテル連合を日本エレキテル連合に訂正) 日本エレキテル連合は今年、朱美ちゃん3号のコント「ダメよ〜ダメダメ」のフレーズで大ブレイク。テレビだけでなく、PRイベントなどにも引っ張りだこで、月収も大幅にアップ。日本エレキテル連合が所属する事務所・タイタンの太田光代社長は、「ビルが建つぐらい(収入で)潤っています」と喜ぶほどで、空前の日本エレキテル連合ブームが巻き起こっている。当然、「ダメよ〜ダメダメ」のフレーズは、2014年「新語・流行語大賞」にノミネートされ、大賞の大本命として期待されている。
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社会 2014年11月22日 15時22分
女子生徒から悩み相談受けた兵庫の高校教師が自宅に連れ込みわいせつ行為
兵庫県教育委員会は11月11日、勤務先の高校の女子生徒2人にわいせつ行為をしたとして、県立高校に勤める20代の男性臨時講師を懲戒免職処分にした。 県教委によると、講師は2人の女子生徒と学校では接点がなかったが、ツイッターでメッセージをやりとりするようになり、恋愛や進路などの相談にのっていた。 そんな矢先の7月下旬、講師は女子生徒の1人を自宅に呼んで相談に応じた際、キスをしたり、胸や下半身を触ったりした。さらに、8月中旬には別の女子生徒を自宅に誘い込み、性行為に及んだという。 10月下旬、女子生徒の1人が学校の養護教諭に相談して発覚した。聞き取りに対し、講師は「生徒と授業などの接点がなかったので、怪しまれないように自宅に呼んで相談を受けた」「恋愛感情はなかった。どうしてやってしまったのかと後悔している」などと話している。 この事態を受けて、県教委はSNSなどを通じて、教員が特定の生徒と私的に連絡を取ることを禁止する通知を出す方針。 県教委によると、講師は今年4月に新規採用されたばかり。自校の女子生徒を自宅に連れ込むだけでも問題なのに、わいせつ行為に及ぶなど、とんでもない話。 恋愛感情があったのなら、まだ分かるが、それもないとなると、「女子生徒と親密な関係になりたいから講師になった」といわれても仕方あるまい。 「軽率な行動と甘い考えから間違った行動をしてしまった」などと、反省の弁を述べているというが、臨時講師といえども教育者失格だ。(蔵元英二)
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芸能 2014年11月22日 15時19分
貫地谷しほりと斎藤工で久々の同級生トーク
女優の貫地谷しほりと、俳優の斎藤工が21日都内で映画「西遊記〜はじまりのはじまり〜」の初日舞台挨拶に出席した。 映画「西遊記〜はじまりのはじまり〜」の日本語吹替版を務めた2人。主人公の妖怪ハンター(ウェン・ジャン)の声優を務めた斎藤が苦労した点を聞かれ「初期の段階で声入れしたので、共演者の声が2人ぐらいしか入ってなくてソロ感があり寂しくやりました」と話すと、女妖怪ハンター(スー・チー)の声優を務めた貫地谷は「ほとんどの人の声が入っていたのでやり易かったです」とニッコリ。 2人は中学校時代に演技学校で同じクラスだったという。斎藤が「クラスは5、6人しかいなかったですね」と言うと、貫地谷は「え〜もっといますよ。10人以上はいたよ。本当に適当だね」と中学時代そのままのトーク。 最後に貫地谷は「オリジナルも素晴らしいですが、吹替版もとても面白く仕上がってます。ぜひみなさんご覧なって下さい」とPR。(アミーゴ・タケ)
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芸能 2014年11月22日 12時30分
わらふぢなるおの“小馬鹿コント”が秀逸! なんと…サンミュージックに移籍したばかりのTAIGAが乱入!
サンミュージックが主催するお笑いライブ「GET LIVE vol.194」が11月12日に都内で開催された。わらふぢなるおがMCを務め、マリア、快児、こぶし、ケンキ、手賀沼ジュン、飛石連休、お侍ちゃん、シャイニングスターズ、めいどのみやげ、ぽ〜くちょっぷ、タイムボム、三拍子、エルシャラカーニが出演した。 出演者の中で、注目すべき芸人は5組。 まずは、門脇宣也と八代拓郎がコンビを組むこぶし。矢代が扮するシンガーソングライター“タクーン”が路上ライブを行っていると、門脇扮するファンが登場。借金を背負っているという自称クズのファンは、「路上で一生懸命歌っているアナタの姿を見て、なぜか心が救われたんです」と感謝。これにはタクーンも「やめてください」と照れていたが、ファンが「コイツには勝てると…」と本音を明かすと、観客から笑いが噴出!観客の心を掴み、門脇がタクーンを散々貶して、笑いをとった。 次は45歳のピン芸人ケンキ。「警視庁匿名係杉下右京さん、僕の負けです。真実をお話しします」とゆっくりと語り始め、「僕ね、もう45歳で売れない芸人やってるんですけどね。とにかくやることなすこと裏目に出るんです」としんみりとしたBGMに乗せてゆっくりと言葉を吐き出すケンキ。そして、「気分転換で髪型坊主にしてみたら、思ってたよりずっとM字に禿げてた」と自虐ネタを披露。これには観客も大爆笑。終止、自虐&悲しいネタで笑いを誘い、会場を盛り上げた。中堅以上芸人の実力はダテではなかった。 3組目は篠木正啓と関仁彦がコンビを組むぽ〜くちょっぷ。篠木がボケると、関が強めのビンタでツッコむスタイルがストロングポイントで、スピーディーな漫才に定評がある。漫才では、スノーボードにハマっているという篠木が、「ここにいい山がありますからね」とぽっこり出たお腹を使ったギャグを披露すると、関が「スノボーの前にスベってんじゃねえよ」と篠木に強烈なビンタをお見舞い。篠木がボケて、関がビンタをする度に歓声が沸き上がり、若手ならではの身体を張った芸を見せつけた。 4組目は、口笛なるおとふぢわらがコンビを組むわらふぢなるお。なるお扮するお客が、ふぢわら扮するウェディングプランナーに結婚式の相談をするというコントを披露。とにかく、客を小馬鹿にするウェディングプランナーで、なるおの容姿で結婚できるはずがないと思っているのか、「誰が新郎ですか?」と何度も聞いたり、エステティシャンである新婦のことを「淫乱」呼ばわりしたり、ボロクソ。また、誓いのキスで「おそらく、みなさんおもどしになられると思いますけど…」と侮辱発言を連発。コントにもかかわらず手数の多いボケとツッコミで、観客を大爆笑へ誘った。今回のライブで一番盛り上がったコンビだった。 そして5組目は、三拍子。2014年の「THE MANZAI」の認定漫才師にも選出されている実力派コンビだ。登場するや否や、高倉陵が「ちょっと、相方遅刻していて、僕一人でやらさせて頂きます」とボケると、久保孝真が「いるわ!」と全力ツッコミ。観客から笑いが飛び出し、三拍子の世界へ。早押しクイズに凝っているという高倉は「絶対に正解するクイズしか出さない」と宣言し、早速久保にクイズを出題。「物理学者ニュートンが…」と出題すると、久保が「りんご」と答え、正解。しかし、問題は「物理学者ニュートンが発見した法則と言えば万有引力の法則ですが、アップルパイとは何のパイ!? りんご、正解!」と問題文を全部教えると、久保は「りんごに寄せてきたねぇ!」とすかさずツッコミ。漫才が進むに連れて、ドンドン問題の馬鹿さ加減が向上し、笑いを創造した。 ライブのエンディングには、サンミュージックに移籍したばかりで「R-1ぐらんぷり2014」ファイナリストのピン芸人・TAIGAが乱入。ギャグを披露するも、サンミュージックライブの空気に慣れていないのか、不発気味。芸人たちから「緊張している」とイジられ、笑いをとった。次回のライブからTAIGAも本格的に参戦する「GETライブ」。何かとんでもないことが起きるかも!?
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トレンド 2014年11月21日 18時03分
心地よく「つながり」を実感することができる参加型アート展が六本木・森美術館で開催中
90年代後半からさまざまな方法で観客参加型のアートプロジェクトを展開し、数々の国際展に参加してきた台湾出身/NY在住のアーティスト、リー・ミンウェイ(李明維)が、自身のプロジェクトを一挙公開する初めての大規模個展『リー・ミンウェイとその関係展』を六本木ヒルズ・森美術館にて9月20日から開催中だ。 会期の折り返しである、11月16日(日)には同展覧会のハイライトのひとつ、ピカソの傑作「ゲルニカ」を800時間かけて巨大な砂絵で再現した『砂のゲルニカ』の上を観客たちが歩き、最後にアーティスト自ら破壊してしまうという1日限りのインタラクティブ・インスタレーションを敢行。同時進行の「破壊と創造」は大勢の観客が見守る中、ミンウェイとスタッフが砂を中央に掃き集め美しいマーブル模様を作り出し終了した。 このインスタレーションはこの日限りのパフォーマンスだったが、同展には他にも興味深い作品がいくつもある。気軽に参加できるのが「プロジェクト・手紙をつづる」という、場内に設置された書斎のようなブースで手紙を書いたり、誰かが書いた手紙を読むことができるというもの。封をしていない手紙は誰でも手に取って読むことができ、封をして送り先の住所が記入されたものであれば、美術館のスタッフが代わりに投稿してくれるという。なかなか今まで伝えられなかった感謝、許し、謝罪などの手紙を書いてほしいとの趣旨があり、実際に参加しると、あらたまった環境でそうした内容の文章を綴ることは、神社の絵馬にも通じるような感慨があった。 他にも、場内に設置された“寝室”でアーティストと宿泊し語らうという<プロジェクト・ともに眠る>や、場内の食卓でアーティストとともに食事と語らいを楽しむ<プロジェクト・ともに食す>など、美術館内・展示会場内での参加型プロジェクトが12月上旬まで実施予定で、参加応募は展示脇にて受付中だ。 また、作品の一部である“花”を持ち帰ってもよいが帰り道に知らない人にプレゼントすることが条件という<ひろがる花園>や、観客が持ち込んだ衣類や布をアーティストやホスト(ボランティア)が繕っている間にコミュニケーションが交わされ、繕った衣類が壁面に取り付けられたコーン巻の糸と繋げられていく<プロジェクト・繕(つくろ)う>など、すべての展示が「見る」だけでなく「話す・贈る・書く」といった行為を通して観客が参加できるようになっている。 さらに、世界各地の11人の思想家/アーティストによる“関係性”にまつわる作品/思想も併せて紹介されており、通信技術やSNSの普及でより密になった思われがちな“人と人との繋がり”を、違うベクトルで改めて考えさせられる展示と言えるだろう。 『リー・ミンウェイとその関係展』は2015年1月4日まで、六本木ヒルズ・森美術館で開催中。http://www.mori.art.museum/contents/lee_mingwei/
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芸能 2014年11月21日 17時42分
TKO・木下 顔面神経麻痺を告白 ネット上ではスレッドも設立
お笑いコンビ・TKOの木下隆行が21日、自身のツイッターで顔面神経麻痺であることを明かした。 木下は20日放送のテレビ朝日「アメトーーク!」に出演し、「USJ大好き芸人」のリーダーとして熱弁を振るっていた。放送された番組内で左頬をしきりに触る仕草や瞼の動きが不自然だったため、放送終了後にはツイートでの指摘だけでなくスレッドが立つほど、木下の異変を心配する声があがっていた。 自身のツイッターで「TVを観て心配して下さった方々すいません」と切り出し、「僕、軽い顔面神経麻痺になっちゃいました」と告白。「発症したのが先月の末で、すぐに病院にも行って今はだいぶ良くなってきて、目や鼻から、ちょっとずつ動いてきてます」と説明した。最後に「そして沢山の心配コメント本当にありがとうございます! 僕は大丈夫です!」とコメントした。
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芸能 2014年11月21日 16時50分
たむけん 定数削減を実施しなかった安倍首相を批判「国民の事アホや思てるんやろな」
お笑い芸人のたむらけんじが自身のツイッターで20日、安倍晋三首相を批判した。 「安倍さん、軽減税率もせなあかんやろうけど、議員の定数削減は公約にせえーへんの? 野田さんと約束してたやん、それが約束で選挙したんやん! 嘘ついたらあかんって教えられたでしょ? そして子供達にもゆうたでしょ? 国民の事アホや思てるんやろな。残念だ」と鋭い指摘。 たむけんが指摘しているのは平成24年当時に自民党の安倍総裁が、衆院選直前に開かれた党首討論会で、民主党の野田佳彦首相に対して、衆院の定数削減について約束したが、政権が自民党に交代し、安倍氏が首相に就任したものの、現在まで定数削減が実現されていないということである。定数削減の問題については、たむけんだけでなく識者からも同様に指摘されている。 たむけんのツイッターには「正論」「よく言った」「ほんまにその通り」などと、たむけんの意見に賛同するコメントが多数寄せられており、国民全体にとって関心の高い議題となっている。
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スポーツ 2014年11月21日 16時30分
非情通告・吉川を巨人が獲得した真相
前中日・吉川大幾内野手(22)の巨人入りが決定した。 中日を解雇された真相を巡り、さまざまな憶測が飛び交っている。吉川は若手育成のフェニックスリーグ(宮崎)に参加したが、練習態度の怠慢さが谷繁元信・兼任監督の逆鱗に触れ、強制帰還させられたという。戦力外の非情通告を受けたのはその後の10月30日である。 「中日が堂上(剛裕)、中田(亮二)ら10選手(育成を含む)に戦力外を通告したのは、10月1日。時系列で考えると、そのあとの10月6日からフェニックスリーグは試合を行っており、吉川が強制帰還を命じられたのは同19日。ナゴヤ球場施設内で個人練習していたところを呼び出され、『戦力外』でした。若手、中堅は、フェニックスリーグのメンバーに選ばれると、『来年も契約してもらえるんだな』と安堵します。吉川を解雇した理由が勘繰られるのも無理はない」(プロ野球解説者) 報道によれば、吉川に「来季の構想に入っていない」と告げたのは、落合博満GMだという。 「中日OBの立浪和義氏が次期監督の含みを持って、コーチ入閣できないかと暗躍しているとの情報も交錯しています。立浪氏は吉川にとって、母校・PL学園の大先輩。今も吉川に強い影響力を持っているとされ、その関係を嫌ったとも推測されています」(球界関係者) 立浪氏の復帰に強い嫌悪感を示しているとされるのが、落合GMの『最大の理解者』であり、後ろ楯でもある白井文吾・中日オーナーだ。立浪氏が現役を引退した09年オフ、当時監督だった落合GMは、背番号『3』を森野将彦に継承させようとした。しかし、森野がそれを固辞し、落合GMが怒ったとの報道があった。『ミスタードラゴンズ』とも称された立浪氏をスタメンから外したのも、監督・落合だった。吉川がそのトバッチリを食ったとする話は、たしかに“一本の線”でつながる。 しかし、落合GMがそんな感情的な言動を取るだろうか。 「落合GMは堂上たちに『戦力外』を通告する際、同席していません」(前出・同) 中日OBの1人によれば、落合GMが直接、戦力外を通告したのは川崎憲次郎氏だけだったという(監督時代)。川崎氏の実績に配慮したとのことだが、今回、吉川氏への落合GM自らによる直接通告は、やはり異例ということになる。 「ドラフトで社会人の内野手、石川駿(24=JX-ENEOS)、遠藤一星(25=東京ガス)の入団が確実となりました。年齢的に見て、落合GMは即戦力と判断しているはず」(前出・プロ野球解説者) 先の時系列に、ドラフト会議(10月23日)を加えれば、最初の解雇通告と『吉川への非情通告』の間に、それが入る。ドラフト直後、遠藤が7位という下位指名を受け、プロ入り後の不安を口にしていた。その遠藤の説得に成功し、チーム登録の内野手に余剰人員が出たとも考えられるが…。 「谷繁監督が将来のクリーンアップ候補と期待している若手内野手は、高橋周平(20)です。3年目の高橋が4年目の吉川に取って代わったとも解釈できます」(前出・関係者) 真相は分からない。だが、昨年の井端弘和に続き、吉川、堂上剛裕(29)と中日勢3人が原巨人に流れた。「チーム情報がある程度握られるのは覚悟しなければならない」とこぼすスタッフもいないわけではなかった。