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レジャー 2011年10月22日 17時59分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(10/23)ブラジルカップ 他4鞍
☆東京11R「ブラジルカップ」(ダ2100メートル) デキの良さが目立つ、フリソに期待。 とりわけ、前走の船橋交流GII・日本テレビ盃は、強豪スマートファルコンの2着だから価値が高い。増して今回は、据え置きのハンデ56キロに加えて、〈2202〉と実績抜群の東京ダ二一と好材料が目白押しで、チャンスは十分ある。 昨年の覇者で、同じ馬主のインバルコには2キロのハンデを貰っただけに、今年はフリソが勝つ番だ。◎6フリソ○8ヒラボクワイルド▲7インバルコ△14ロールオブザダイス、15ウインペンタゴン東京10R「甲斐路ステークス」(芝1800メートル) 重賞、オープンで再三好勝負を演じてきたリルダヴァルが休み明け2戦目で、本領を発揮する。 降級戦の韓国馬事会杯は、酷量58・5キロのハンデも響き3着に終わっているが、メンバー最速の差し脚で0秒3差と迫り実力は示した。 1度使ってすべての面で上積みは大きく、定量57キロなら差し切りの可能性は大。◎3リルダヴァル○9アロマカフェ▲10モンテエン△1エーブチェアマン、4マコトギャラクシー☆新潟11R「信越ステークス」(芝1200メートル) 素質馬ライステラスが、起死回生の一発を決める。 休み明け2戦は11・14着と凡走しているが、本来が叩き良化型だし前走は14キロ増と明らかに太め残りだった。それで、0秒8差なら巻き返しは十分可能だろう。2戦とも度外視して大丈夫。 今一度、未勝利→サフラン賞を連勝(いずれも人気のニシノステディーを一蹴)し、阪神JF3着、桜花賞TR・チューリップ賞(2)着の実力を見直したい。◎8ライステラス○14スギノエンデバー▲9ニシノステディー△1グランプリエンゼル、3ケイアイアストン☆京都11R「菊花賞」(芝3000メートル) 圧倒的な強さでTR・神戸新聞杯を制した、皐月賞、ダービー2冠のオルフェーヴルが史上7頭目の3冠馬に輝く。◎14オルフェーヴル○11サダムパテック▲8ベルシャザール△13ウインバリアシオン、17フレールジャック☆京都10R「桂川ステークス」(芝1200メートル) 夏を境に(1)(1)(3)(2)着と昇竜の勢いの、ボストンエンペラーをイチ押し。 クラス3度目で、ホームの京都コースなら確勝だ。◎13ボストンエンペラー○16ボーダレスワールド▲6ミスクリアモン△1デリキットピース、5ドリームバレンチノ※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2011年10月22日 17時59分
桜井聖良のむぅむぅ予想! 10・23 〜菊花賞〜
私の本命はこちら!◎ トーセンラー 色々と条件が必要になってくると思われますが、オルフェーヴルの三冠を阻止するとしたらこのお馬さん! 春は本当にツキが無かったように思えます。皐月賞は震災の影響で何とか間に合わせた感で、ダービーは馬場状態が完全に向かなかったりと…。 今回は調整も順調に来ているようですし、枠順も希望通りの内枠で陣営も何とかしたいところだと思います。 前哨戦も勝ちきれませんでしたが悲観するような内容ではなかったですし、直線が平坦な京都コースはこのお馬さんにはプラス材料になると思えます。 瞬発力勝負になると分が悪いと思いますので、きさらぎ賞で見せたような早めのロングスパートに期待します!○ オルフェーヴル 枠がやや外になってしまった事や折り合い面など心配する声もありますが、やはり相当な実力がなければ春の二冠は取れていないと思います。前哨戦も快勝していますし、無視は出来ないですよね。 池添騎手も三冠が掛かったレースでプレッシャーは相当だと思いますが、どんなレースをするか楽しみです。▲ ウインバリアシオン オルフェーヴルとは勝負付けが済んでいる感もありますが、長距離戦で安藤騎手も何か秘策を考えているのではないでしょうか。 こちらもオルフェーヴルの逆転候補のお馬さんだと思います。△ フェイトフルウォー 素質馬が前走を快勝して復活してきました。△ サダムパテック やや、距離の不安とスタートが気になりますが…。 今週も週末はお天気が悪いらしいですね…。 当日は何とか良馬場でレースが迎えられるように願っています。 買い方はこの中からお好きな買い方でどうぞ! 3連単なら(1)-(5)(11)(13)(14)-(5)(11)(13)(14)の12点買い。 馬単なら(1)-(5)、(1)-(11)、(1)-(13)、(1)-(14)の4点買い。 馬連・3連復ならボックスで10点買い。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください(ウマドル 桜井聖良)
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レジャー 2011年10月22日 17時59分
1500円のおこづかい馬券(10/23菊花賞)
日曜の勝負レースは菊花賞。本命は3冠のかかったオルフェーブルから。近々ヴィクトワールピサの引退もささやかれていることですし、世界にはばたくニュースターの誕生となればいいなと思います。 個人的には3冠よりも勝った時の池添騎手のパフォーマンス。G1で池添騎手から買う時はいつも言ってる気がするんですが、勝利の雄叫び「シャーっ!!」が出るのか、投げキッスか、3冠にかけて新たなガッツポーズが出るのか。重圧から解放されて意外におとなしいかもしれませんが、とにかく注目です。 2着候補筆頭は1枠1番のトーセンラー。内枠有利の今の京都馬場で好走必至とみます。先週の秋華賞でも2着のキョウワジャンヌが1枠1番でした。また、きさらぎ賞勝ちという点も注目。ここ最近ではアサクサキングス、ドリームパスポートが好走しています。 オルフェーブルの2着となっているウインバリアシオン、セントライト記念の勝ち馬フェイトフルウォーも2着候補で抑えます。 ということで、勝負馬券は…。3連単フォーメーション15点(14)→(1)(13)(5)→(1)(13)(5)(8)(11)(16) ということで、若手放送作家の近藤でした〜。 あと、Twitterで競馬ネタをつぶやいているのでチェックして頂けたら嬉しいです! アカウントは「@minoru1202」です。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2011年10月22日 17時59分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(10/23) 菊花賞
◆京都11R 菊花賞◎トーセンラー○オルフェーブル▲サダムパテック△ベルシャザール△ダノンマックイン 春の2冠は他馬を圧倒しての完勝。そして秋初戦の神戸新聞杯は16キロ増と幾分余裕残しの馬体だったにもかかわらず、上がり3F32.8の切れ味を発揮して後続を寄せ付けなかった。1戦毎に完成されていくような走りは、この先どこまで強くなるのだろうか、そんな感さえあるオルフェーブルだが、ミスターシービー以降の3冠馬と決定的に違うのは皐月、ダービーでの単勝支持率。ルドルフもナリタブライアンもディープも1倍台の圧倒的な支持があった。しかしながらオルフェーブルの単ッズは、これまで3冠をかけて菊花賞に挑みながら達成できなかった馬たち、近年ではネオユニヴァース、メイショウサムソンあたりに似ている。断然の1強ムードではあるが、競馬は何が起こるか分からないもの。敢えて頭は違う馬から入りたい。メンバーの揃った神戸新聞杯ではあったが、あの組で逆転の望みのある馬はいないだろう。狙うとすれば別のステップで臨んできている馬だ。セントライト2着から著しく上昇気配の感じられるトーセンラーは魅力満点。オルフェ、ウインを封じ込めたきさらぎ賞と同じ京都外回りコースだけに可能性はある。 他では、一時はクラシックの主役級だったサダムパテックの巻き返しに注意。以下、ダービー3着のベルシャザールも早めスパートが嵌るようだと怖いし、また条件を連勝してきたダノンマックインもいい脚を長く使えるだけに大穴で抑えておきたい。【馬連】流し(1)軸(8)(11)(14)(16)【3連単】フォーメーション(1)→(11)(14)→(8)(11)(14)(16)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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その他 2011年10月22日 17時59分
コンピューターゲームの20世紀 第28回…『チェルノブ -戦う人間発電所-』
まだ残り2か月以上を残すものの、今年一番の出来事と言えば誰もが東日本大震災を思い浮かべるだろう。地震が引き起こした津波は沿岸部の町に壊滅的な打撃を与え、多数の死者行方不明者を出した。そして、その津波によって起こされた重大な出来事が、福島第一原子力発電所のメルトダウン事故である。現状ではこの事故が直接の原因となる死者は0であるが、将来的に様々な悪影響を及ぼす可能性がないとは言い切れない。 時期的にやや微妙ではあるものの、今回は「不謹慎」をテーマに話を進めていきたい。避難を余儀なくされている方には不愉快に感じられるかもしれないが、何とぞご容赦願いたい。その不謹慎なゲームとは1988年にデータイーストから発売された『チェルノブ -戦う人間発電所-』である。ソ連のチェルノブイリ原発事故から1年半後に発売された本作は、当然ながら各所からかなりの非難を受けた。その際にデータイーストが発した「チェルノブはカルノフの従兄弟であり、チェルノブイリ原発とは関係ない」という言い訳は、ゲーム史の中でも屈指の迷言である。このデータイーストというメーカーは、窮地に陥ると相手を煙に巻く様な言動をするのが恒例なようで、同社の『ファイターズヒストリー』が『スト2』の模倣であるとカプコンに訴えられた際にも、「対戦格闘ゲームの元祖は我が社の『対戦空手道』である」とのコメントを残している。 お馬鹿なコメントが功を奏したかどうかは分からないが、『チェルノブ』はとにかく無事発売され、今日のゲーム史に名を残している。実際に本作はその奇怪な外見からは想像がつかないが、良好な操作性を持つアクションシューティングであり、アクションシューティングとしては、傑作と言っても差し支えないほどのゲームである。 前進することを宿命づけられたチェルノブ(自機)は一切後退することが出来ない。レバーを後ろに入れてもチェルノブはその場で足踏みをするだけなのだ。それを補うように搭載されているのが振り向きボタンである。1レバー3ボタンでジャンプ・ショット・振り向きを駆使して進むのは初めのうちは難しいが、慣れてくれば難易度自体はそう高くはない。特にチェルノブの動きが非常にスムーズで、全くストレスを感じさせない点は素晴らしい。また、出現する敵は皆異様なデザインであるが、よく考えられた配置で攻略意欲を刺激してくれる。円高ドル安・赤城山ミサイルといったバカバカしいネーミングのアイテムもイカしている。未経験の方は是非ともプレイして欲しいものである。 確かにまだ完全に原発が終息していないこの時期に『チェルノブ』を話題にするのは不謹慎かもしれない。しかし、事故に関する話題を全て禁忌にしてしまい、目をそらすことはあまりに後ろ向きではないだろうか。人間が前を向いて歩き始めるには、笑うことが何よりの特効薬であるはず。チェルノブとデータイーストのお馬鹿さを笑い、そのエネルギーで事故に立ち向かっていければ決して不謹慎などということはないはずだろう。(須藤浩章) DATA発売日…1988年メーカー…データイーストハード…アーケード(C)1988 DATA EAST CORPORATION
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スポーツ 2011年10月22日 17時59分
ネット上で“インチキ”と炎上の中日・吉見投手 その最多勝の中身
中日の吉見一起投手(27)が2チャンネルなどのネット上で、“インチキ”と大バッシングを受けている。 ことの発端は、中日が優勝を決めた翌日の10月19日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)での出来事。最多勝、最優秀防御率のタイトルを狙う吉見投手は、この試合で中日が4-0でリードした展開で、5回表から今季初のリリーフ登板をし、2回を無失点に抑えた。試合はその後、7回以降を救援投手が1失点で乗り切り、4-1で中日が勝利。吉見投手はたなぼたの18勝目をマークし、17勝で並んでいたライバルの巨人・内海哲也投手(29)に1差をつけて、最多勝を確定させた。また、防御率は1.65(190回2/3)と下げ、このタイトルも確定させた。 中日は全日程が20日で終了。ライバル・内海投手の巨人の残り試合は22日の横浜戦(東京ドーム)のみ。この試合で内海投手が勝ち投手になっても、18勝止まりで、吉見投手が最多勝を逃すことはない。また、防御率は現在、1.74(180回2/3)の内海投手が9回を自責点0で投げ終えても、1.66となり、吉見投手には及ばない。唯一、内海投手が防御率で吉見投手を抜けるのは、延長戦となって10回1/3以上を自責点0で乗り切った場合のみで、現実的には厳しい条件。 ここで、吉見投手が批判の的となっているのは、防御率ではなく最多勝についてだ。19日の登板で、ふだん通り、先発して勝ち星を挙げたのなら、むろん文句は出ない。勝ち星を得るための方法論が問題だったのだ。この試合は先発の川井雄太投手(31)が4回まで無失点に抑えていた。川井投手があと1回投げて抑えていれば、白星は彼のもので、吉見投手は川井投手から勝ち投手を譲渡されたようなもので、それが“インチキ最多勝”とバッシングを受けているのだ。 しかも、吉見投手は09年も終盤の消化試合で、同様の手法で勝ち星を稼いで最多勝を獲得しており、“インチキ最多勝常習”として、批判もより強くなった。 ただ、終盤の消化試合で、自軍の監督がタイトルを獲らせるための采配、起用をすることは日本のプロ野球では日常茶飯事。打撃部門のタイトル争いでは、露骨な敬遠合戦や、打率を落とさないためにスタメンからはずれたりといった行為は、当たり前になっている。セ・リーグでは現在、長野久義外野手(巨人=26)とマートン外野手(阪神=30)が首位打者争いを、新井貴浩内野手(阪神=34)と栗原健太内野手(広島=29)が打点王争いを繰り広げているが、残った消化試合で醜い駆け引きが見られることだろう。 こういった行為は、例年、当たり前のように行われていることで、吉見投手だけ、ヤリ玉に上げるのは疑問。まして、このような手法でのタイトル獲りは、監督の判断によるもので、吉見投手を批判するのも、ややお門違いのようにも思える。 それよりも、問題なのは最多勝の中身だ。こちらの方が重要だ。吉見投手の今季の成績(交流戦は除く)を見ると、上位球団に対しては、ヤクルト戦が4試合3勝(19日のリリーフ登板は除く)、巨人戦が2試合1勝、終盤までAクラス入り争いをした阪神戦が4試合1勝1敗で、極端に登板数が少ない。一方、下位球団に対しては、広島戦が5試合5勝、横浜戦が5試合4勝1敗。つまりは上位球団との対戦を抑え、下位球団に多く登板して勝ち星を稼いだことが明らかだ。 吉見投手の同僚で、チーム2番目の10勝(14敗)を挙げたマキシモ・ネルソン投手(29)は、ヤクルト、巨人、阪神の3チーム相手に17試合3勝11敗。下位の広島、横浜相手には7試合4勝(交流戦は除く)。チーム方針でネルソン投手は、吉見投手とは逆に、上位球団中心に登板し、負けが込んだ。 一方、ライバルの内海投手は上位の中日戦が7試合3勝2敗、ヤクルト戦が3試合1勝1敗、し烈な3位争いをした阪神戦が7試合4勝2敗。下位の広島戦は2試合2勝、横浜戦は3試合2勝で(21日現在、交流戦は除く)、下位球団相手の登板が極端に少ない。今季の吉見投手と内海投手とでは、真逆の登板傾向があったわけだ。 どの球団相手に投げるかは、ローテーションの順番や日程上の都合がある。しかし、中日は意図的にローテーションの順番を変えることも多かった。消化試合で先発投手から、1勝を譲ってもらったことよりも、弱小球団中心に投げて、勝ち星を荒稼ぎしたことの方が、批判の対象になってもよさそうなものなのだ。とはいえ、筆者はそうではあっても、吉見投手が残した数字は立派なもので、批判する気は毛頭ない。(落合一郎)
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スポーツ 2011年10月22日 17時59分
運命の指名「10月27日」へ(2) 戦力均衡化は2005年の珍事がウエーバー制復活に拍車をかけた?
野球報道で「もしも…」は禁句だが、こんな「もしも話」をするプロ野球関係者もいる。89年と90年のドラフト会議で阪神が1位指名の抽選に当たっていたら、セ・リーグの優勝チームは変わっていたのではないか、と−−。阪神は89年ドラフトで野茂英雄、90年は小池敏郎の抽選に参加している。野茂と小池がいたら…。91年ペナントレースで『2年連続最下位』に沈むことはなかったかもしれない。ペナントレースはドラフトの「クジ運次第」なのだろうか。 ドラフト制度が導入された理由は『戦力の均衡化』と『契約金抑制』に尽きる。また、何度もルール改定されたように、ドラフトとは試行錯誤の連続である。制度導入の3年目の67年には、早くも「指名する順番を抽選する」やり方に変更され、78年からは「入札方式」となる。そして、01年に『自由枠』が誕生し、04年の栄養費問題を受け、高校生と社会人・大学生の指名を別々に行う分離ドラフトが3年間行われた(05年〜)。今日の1位指名は入札、2位以下はウエーバー制というやり方が復活したのは、08年だった。 そのドラフト史の分岐点とも言える05年、ハプニングが勃発した。「外れクジ」を引いた者が「当たった」と見間違え、「当たりクジ」を引いた側もよく分からず、首をかしげていた。お粗末だったのは、その抽選クジを作成した機構側も「外れクジ」を当たりと勘違いしていたこと…。しかも、その珍事に王貞治・ソフトバンク監督、堀内恒夫・巨人監督が登場しており、恥をかかせたわけだから、機構側の不手際は否めない。 筆者のこの05年のドラフト会場にいたが、いちばん盛り上がったのはこの“失態劇”である。 現在のドラフトルールは『戦力の均衡化』と『契約金抑制』を遵守しているが、不思議に思うところもある。逆指名制が廃止されたのに、ペナントレースの順位が当時とさほど変わっていないのは何故だろうか−−。 1位指名が『入札抽選』だからか? それとも、『育成』など球団内部にも理由があるのか…。FA、外国人選手、トレードといったように戦力補強の手段はドラフトだけではない。だが、会場を一般公開したように、ドラフトはもっともファンの関心の高い補強手段でもある。 野茂、小池を連続して引き当てた場合の「もしも」の話を続けるならば、91年のペナントレースの順位を変えていたと思われるが、一方で、菊池雄星、大石達也を連続して引き当てた埼玉西武の例もある。2011年、埼玉西武は僅差でクライマックスシリーズに滑り込んだが、両投手がその原動力になったわけではない。したがって、「ドラフトのクジ運次第でペナントレースに勝てる」という前述の関係者の言葉には、現実味はない…。 やはり、ドラフトによる戦力均衡化を進められるだけでは、ペナントレースの順位は変わらないのである。育成、FA、外国人選手、トレードなど全ての戦力補強手段が機能しなければ勝てないのであって、最終的には「各球団の努力次第」ということになる。 一方で、一時期ほどではないにせよ、「特定球団以外なら、指名拒否」というドラフト候補もいなくならない。その相思相愛の関係を切り崩せるのもドラフト制度ではあるが、百歩譲って特定球団への情熱を語る気持ちも分からなくはない。あくまでも私見だが、そういう選手にはFA権の取得年数にペナルティーをつける折衷案があってもいいと思う。あるいは、メジャーを参考にして、FA選手を獲得した球団は旧在籍チームにドラフト指名枠の1つを譲るなど、補填方法を拡充してもいいのではないだろうか。 ドラフトの一般公開は好評で、NPB関係者もファン拡大の手応えを口にしていた。テレビ中継も好評を博しているそうだ。昨年の中継について聞き直したところ、オリックス・岡田彰布監督が4度目の入札でやっと1位選手を決められたときが、もっとも反響があったという。斎藤佑樹の抽選で日本ハムが引き当てた瞬間以上であり、多少のハプニングがあった方が盛り上がるのかもしれない。 05年の失態以降、12球団やNPBにも緊張感が強まったと聞いている。「自分たちはファンに監視されている」との自覚が、ドラフト会議を滞りなく進行させようとしているのだが、今のドラフトのルールが完璧だの声は聞かれなかった。おそらく、近い将来、ルール改定論が再燃するだろう。そのとき、「ファンに監視されている」という自覚があれば、戦力の均衡化、契約金抑制の原点から遠ざかることはないだろう。(一部敬称略 スポーツライター・美山和也)
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社会 2011年10月22日 17時59分
山口敏太郎の直言(9) 夢を捨てたのを誰かのせいにしていないか?
人は十代の頃、それぞれ自分のあり方に関して“夢”を持っている。勿論、まったく夢をもたない人物もいるにはいるが、大部分の人が己の将来に関してなんらかの“夢”を持っている。その“夢”の種類や規模は個人によって違うものだが、若き頃の“夢”は人を動かす大きな要因となっている。 だが、その“夢”を実現できる人々は少ない。年をとるにつれ、人は若かりし頃に抱いた“夢”を思い出にしてしまい、記憶(メモリー)という保管庫の奥底にしまい込んでしまう。所詮、“夢”は“夢”でしかない。そう自分に言い聞かせて、目の前に広がる現実に目を向けて、妥協しながら生きていく道を選択する。 これ事態は悪いことではない。ある意味、その妥協と諦めこそが大人への通過儀礼ともいえる。 だが、中にはこの“夢”を諦めきれない人々もいる。彼らは本業とは別に趣味や副業として“夢”を実現したり、定年退職後に“夢”を追いかけたりする。中には本業で食いつなぎながら、“夢”を余技として継続し、軌道に乗った時点で本業と切り替えるという荒業を使う者もいる。無論、ストレートに“夢”というものにぶつかり、見事願望を達成する猛者もいる。 最も問題視すべき連中は、“夢”を“夢”と割り切れない中途半端な立場でありながら、“夢”の実現も出来ない者たちである。つまり、妥協や諦めもできないうえ、成就もできない連中である。彼らは己の矛盾に気が付かない。 “夢”を実現する努力をまったくしていなかったり、“夢”を実現するには才能がなかったり、常識や道徳が欠如しており、それが“夢”の現実化の足をひっぱっているにも関わらず、“己のミス”や“己の責任”を認める事が出来ない。 さらに、自分の“夢”が実現しないことを他人のせいにしていることが多い。このタイプの人間は、“根拠の無い自信”や“想像力豊かな妄想”により、『自分の夢が実現しないのは、○○のせいだ』と平気で主張し、自分のおろかさに気が付かない。彼らは己の夢を捨てたことを、いつも他人のせいにしているのだ。 所詮、どんなに言い訳しても“夢”を捨てたのは己の意思であった。誰のせいでもないし、他人の陰謀でも圧力でもない。“己の成功”も“己の挫折”も全て、自分が原因なのだ。貴方は、“夢”を捨てた事を誰かのせいにしていませんか? (山口敏太郎)
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トレンド 2011年10月22日 05時00分
恒例の単独ライブをひかえる友近にインタビュー「聖母のような気持ちで見て頂けたらありがたいです」
バラエティ番組などで活躍するお笑い芸人・友近が年に一回行っている恒例の単独ライブが今年も開催が決定した。そこで、今年はミュージカル『アニー』への出演や、地元愛媛の観光大使への就任など、更なる活躍の場を広げている友近を直撃、単独ライブへの思いを語ってもらった。 −−ライブのタイトルは『せっかくやから』となっていますが、このタイトルは? 普段からの口癖なんです。使いやすくて都合のいい言葉ですよね。 −−最近、“せっかくやから”を使ったことは? 名古屋でアジアンさんと一緒に仕事をしている時に、“せっかくやから”下呂温泉に行こうと話しました。名古屋から下呂温泉は結構、離れているんですけどね(笑)。 −−ライブでは今年1年間のことがネタになるということですが、今年一番の出来事は? ミュージカルに初挑戦させてもらったのが一番大きいことでした。今までミュージカルをネタにしていた自分が、本当にミュージカルに出演させて頂き、本場を味あわせて頂きました。さらに、それをコントにしちゃいます。 −−テレビでも活躍している友近さんですが、ライブにこだわるワケは? 日ごろ思っている「これってへんちゃう」こととかを直接、口で言うと悪口に聞こえてしまったりすると思います。でも、それをネタにして演じることで、笑いながら見れることができます。見ている人も、「私も、普段からそう思っていたわ」という感じで笑ってもらえることで共感を得ることができます。ライブでは“笑ってもらいたい”というより、みんなに“賛同してもらいたい”(笑)です。あとは、芸人として、ライブをやっていないと、「なんかフワフワしてるんちゃうかなあ」とも思ってしまいますね。すっごく単独ライブって大変なんですけど、やり終えると、やっぱりやってよかったと思います。 −−テレビのバラエティ番組への出演など多忙な友近さん。ネタはどうやって考えているのですか? 昔は日々、あったことをメモってったりしていましたが、最近は出歩くことが少なくなってきたので…。でも、最近は“おかしな人”が近寄ってきてくれるので、ネタ探ししなくとも、結構、拾うことができます。ただ、単独ライブが近づくと、机に向かって必死に考えることも多くなります。 −−テレビとライブの違いはどんなところですか? ライブは編集されませんので、全部を見てもらえます。また、テレビは色々なことを気にしなければいけないですが、のびのびと安心して泳ぐことができます。でも、緊張するのはやっぱりライブですね。単独ライブをやろうと決めた日からずっとドキドキして、「どうしよう」という毎日を今は過ごしています。 −−緊張しているところで申し訳ないのですが、今までライブで何か失敗をされたことってありますか? もちろん、噛んだりはありますが、大きな失敗はまだないと思いますが、やりたいことを詰め込み過ぎて、2時間のところを4時間もやってしまいお客さんも、「こんな長いのか!」びっくりさせたことはあります。 −−他の芸人さんもライブをやる方は多いと思いますが、ここは他の芸人のライブとは違う!! と思うところは? あまりよくないことかもしれないのですが、「お客さんをどう喜ばすか」とか、「お客さんをどう笑わせるか」とかはあんまり考えてないんです。私のライブでは、自分のやりたいことをやって、「友近がまた好きなことやってるわあ」と思ってくれるお客さんが多いんです。たとえうけなくても、「あ〜友近はこれを面白がっているんだなあ」と暖かい目で見てくれる素敵なお客さんですね。 −−最後にファンの方に一言、お願いします。 今年も例年と同じように、自分が表現したいことを、のびのびと好きにやらして頂きますので、聖母のような気持ちで見て頂けたらありがたいです。<友近単独ライブ『せっかくやから』概要>■東京公演日時:11/26(土) 開場18:30 開演19:00場所:ルミネtheよしもと金額:前売 ¥3,500 当日 ¥4,000■大阪公演日時:12/9(金) 開場18:30 開演19:00場所:なんばグランド花月金額:前売 ¥3,500 当日 ¥4,000豪華ゲスト出演予定!チケット一般発売日:10/22(土)・チケットよしもと・チケットぴあ・イープラス・ローソンチケット
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レジャー 2011年10月21日 18時00分
富士S(オープン、東京芝1600メートル、22日)藤川京子のクロスカウンター予想!
東京11R、富士Sは◎ストロングリターンが得意の東京で実力を発揮します。 5歳になった今年はメキメキと力をつけ、2連勝で京王杯SCを勝ち重賞初制覇を飾ると、初挑戦のGI安田記念でクビ差2着。後方からの競馬で道中は下がって位置取りが悪くなりながらも、直線は内から脚を伸ばし、勝ち馬に際どく迫りました。上がり33秒8の脚はさすがの瞬発力で、今年緒戦の雲雀S(東京1400メートル)では上がり32秒7、前々走の京王杯SCは上がり33秒1で差し切り勝ち。今回、ペースはそれほど速くならなそうだし、馬群が固まって瞬発力勝負になればこの馬の良さが生きます。 中間は十分に乗り込んで態勢は整っており、休み明けはめっぽう走りますので、底力を信頼します。(9)ストロングリターン(12)レインボーペガサス(13)エイシンアポロン(14)ゴールスキー(5)マイネルラクリマ(3)ダンスファンタジア(6)トライアンフマーチ馬単 (9)(12) (9)(13) (9)(14)3連単 (9)-(12)(13)(14)(5)(3)(6)-(12)(13)(14)(5)(3)(6)ストロングリターン 1頭軸マルチ※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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