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その他 2016年06月06日 11時05分
レッドブル・エアレースで室屋義秀選手が初優勝
5日、千葉県千葉市で開催されていた「レッドブル・エアレース」千葉大会で、日本人パイロットとして、ただひとりマスターシリーズに参戦している室屋義秀選手が悲願の初優勝を果たした。 ベスト8で優勝候補のマティアス・ドルダラー選手(ドイツ)とのマッチングとなったが、室屋選手は、1分04秒610の好タイムでフィニッシュ。対するドルダラーは、途中にハイGの危険性のあるゾーンで、オーバーGのミスをして失格となった。 優勝者を決める「ファイナル4」では、ベスト8を勝ち抜いた、4人のタイムレースとなったが、2番目にフライトした室屋は、1分04秒992の好タイムを叩き出して、まず1番目にフライトを終えていたベテランのナイジェル・ラム選手(イギリス)の記録を上回り、表彰台を確定。その後にフライトしたカービー・チャンブリス選手(アメリカ)、マーティン・ソンカ選手(チェコ)を抑えて母国大会で頂点に立った。 室谷選手は優勝後記者会見に出席し優勝後の心境を「操縦技術世界一を目指してやってきました。届きそうで届かない、1番というのは難しい世界。これでちょっと一息つけるかな」と語った。 また、ベスト16では、スモークが出ないというトラブルに見舞われ、1秒のペナルティーを受けるという窮地に立たされた。しかし、相手選手のピート・マクロード選手(カナダ)がオーバーGで失格となり、ベスト8の進出を決めた。以前にも同様のトラブルが発生し、今回は入念にチェックしてのトラブルとのことだったが、結果的にベスト8で前スモークをチェックする機会となったということで、「この1秒がなかったら、ファイナルにはいなかった思う」とコメントをした。 この優勝に、来場した約5万人の観客も大歓声をあげた。レースを観戦していた千葉県在住の20代男性は「信じられない。おめでとうといいたい」とコメント。去年も観戦に訪れたという東京都在住の20代女性は、「決勝で4番目の選手(マーティン・ソンカ)のタイムが出て室屋さんの優勝が決まった時は会場が一体になっていました」と答えた。(斎藤雅道)
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アイドル 2016年06月06日 11時00分
横山由依、総選挙に向けて心中明かす「AKBの最前線にいたい」
AKB48の横山由依が4日、都内で行われた「AKB48公式10年史『涙は句読点〜普通の女の子たちが国民的アイ ドルになるまで〜』」の発売記念イベントに出席した。横山は先日発表された「第8回AKB48選抜総選挙」の中間投票速報の順位が26位。「総監督として初めての総選挙でもあり、目標は神7」と改めて意気込みを述べると、「総監督という役割を与えてもらっているので、AKBの最前線にいたい。選抜メンバーに入れたらいいなと思っています。当日、みんなと一緒に笑えたら」と心中を明かした。 AKB48が歩んだ10年をメンバーのインタビューや写真などで振り返る本書。発売イベントには横山のほか、小嶋真子、向井地美音、山田菜々美、NGT48の本間日陽も出席。横山は本書について「先輩たちはたくさん苦労をして、いろんな経験を積んでいたから素晴らしいんだなと改めて実感しました。わたしたちも20年史が出来るとき歴史に残るようなメンバーになれるように頑張ります」としみじみ。 会見では総選挙に向けて意気込みを述べると共に先月、突然休養を発表した岡田奈々についても言及。「本人とは連絡を取っていないのですが、がんばり屋さんですごくまじめな子。ちょっとお休みする期間が必要なのかなって。奈々ちゃんは今回の順位も7位。嬉しかったと思います。名前と同じ7ですし。(休養については)ちょっと見守っていただけたらなと思います」とコメントしていた。(取材・文:名鹿祥史)
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アイドル 2016年06月06日 10時52分
NGT48北原里英、セクシー路線の映画出演に前向き「オファーお待ちしております」
NGT48の北原里英が4日、都内で行われた映画『任侠野郎』の初日舞台あいさつに出席。本作で佐藤二朗演じるヤクザの愛人役を体を張って熱演するが、「今後またセクシー路線の役が来たら受けるか?」と問われると、「今回の作品くらいコミカルなものであれば楽しくやれるんじゃないかな」と前向き発言。「オファーお待ちしております」と話して会場をわかせた。 蛭子能収が長編映画初主演にしてヤクザの元若頭を演じた本作で、パンチラシーンを連発しながら、セクシーな愛人役を演じた北原。佐藤との演技の掛け合いが「半分くらいアドリブ」であったと明かすと、愛人役についても「愛人といえば世間的には橋本マナミさんのイメージ。でも、この作品では“愛人といえばわたし”と思ってもらえるようになればいいなと思いながら演じました」としみじみ。 会見には主演の蛭子をはじめ、中尾明慶、トリンドル玲奈、橋本マナミ、大悟(千鳥)、メガホンを取った徳永清孝監督も出席し、イベント後半には劇中、蛭子の若き日を演じた大悟と蛭子の“睨み合い対決”も行われたが、結果は大悟が蛭子を圧倒。睨みをきかせながらもどこか本気になれない蛭子のニヤケ顔を大悟が「近くで見ると、おじいちゃんというよりおばあちゃん」と評して共演者らの笑いを誘った。 また、蛭子と現場で一緒になる機会が最も多かったという中尾は、蛭子が現場で全くセリフを覚えてこなかったことに言及。「こんなにセリフを覚えてこない役者さんは初めて」とバッサリ切り捨て、蛭子を大弱りさせる一幕も。蛭子は「全然覚えていないです。最近ちょっと物忘れがひどくて」と中尾を前に申し訳なさそうな表情を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ネタ 2016年06月05日 15時00分
歌謡(うた)のマドンナ 多岐川舞子 着物でサックス演奏!? 多彩な楽器をこなすマルチプレイヤー
−−スラリとした着物姿が美しい多岐川舞子。幼い頃から、娘を歌手にしたいと願う父の後押しで、数多くの大会やオーディションに出ていたという。 「父が買ってくれるのは演歌のレコードばかり。だから必然的に演歌の方へと進んでいきました。関西で有名な『素人名人会』に出たり、父と一緒に東京まで行ってちびっ子歌番組に出たりしていました。演歌以外にも、岩崎宏美さんや八神純子さんなどが好きで、幅広く歌っていましたね」 −−中学2年生の時、『スター誕生』に出演。そこで、ある人物の言葉が彼女の背中を押すことになる。 「西川きよしさんと横山やすしさんが司会でした。1・2週目は森昌子さんの曲、3週目に岩崎宏美さんの曲を歌ったんですけど、点数が足りなくて落ちてしまったんです。その時に横山やすしさんが『アンタは演歌やで』と言ってくださって。いろんな歌を歌いたくて気持ちが揺れていたけれど、その一言がきっかけで『そうか、私は演歌なのか!』と思ったんです」 −−高校1年の時、NHK『勝ち抜き歌謡天国』の奈良大会で優勝。都はるみなどを育てたことで知られる作曲家・市川昭介氏の弟子入りを認められた。 「高校を卒業するまで2年半は、月に一度、日曜に東京まで日帰りで行ってレッスンを受けていました。朝8時に家を出て、新幹線で東京へ。東京駅から新宿駅へ行って、小田急線に乗り換えて新百合ヶ丘駅に。さらにバスに乗って市川先生のお宅に着くのは午後2時頃。半日がかりでした。先生のお宅には2時間滞在して、そのうちおしゃべりが1時間半(笑)。午後4時に出て、家に帰り着くのが夜10時。大変でしたけど、楽しい高校生活でした」 −−18歳で上京し、19歳でデビュー。以来、着物で演歌を歌い安定した人気を保っている。最近は、奈良県天川村を題材にした『天川しぐれ』、出雲大社の60年ぶりの大遷宮の年に出した『出雲雨情』、天空の城として話題になった竹田城を歌った『霧の城』など、いわゆるパワースポットや話題の名所を題材にした作品が多いのも特徴だ。 「『天川しぐれ』を発売した時は、レコード会社のスタッフたちも一緒に、天川村のお寺でヒット祈願の水行(みずぎょう)をしました。せいぜい足まで水に入る程度だろうと思って、軽い気持ちで『私もやります』とOKしたんですけど、境内の池に肩まで浸からなければいけなくて。11月だったので水がかなり冷たくて、大変な思いをしました(笑)。でもすごく神聖な空気を感じられて、ご利益もあった気がしますよ」 −−ステージではこれまでにピアノ、ギター、フルート、サックスなど、多様な楽器演奏を披露してきた。 「子どもの頃に見た五木ひろしさんのステージの影響が大きいですね。演歌歌手って、ステージに立って歌うだけというイメージだったのに、五木さんはダンスをしたり、楽器を弾いたり、本当にいろんなことをされるんです。カルチャーショックでした。演歌でもいろんなことをやっていいんだと思いましたね」 −−最も得意なピアノは、小学生の頃から習っていた。 「高校生の時、先生が簡単なコードを教えてくれたんです。おかげでピアノを弾きながら歌謡曲を歌えるようになって、より楽しくなりました。歌手になってからも、ディナーショーで八神純子さんの『みずいろの雨』などを弾き語りで歌って、好評でした」 −−しかし、それ以外のサックスやフルートは、実は「仕方なく」始めたのだという。事情を聞くと、苦笑いしながら説明してくれた。 「当時の事務所の女社長さんがとても厳しい方で、常に新しいことをやらないとダメだと。『次は何の楽器をやるんや?』と言うので、まったく吹けないのにアルトサックスを買って、次の年のディナーショーで披露するのを目標に、1年間練習しました。それが終わるとまた社長が『次は何やるんや!』と言うので、次はフルートを(笑)。フルートは繊細な楽器で、音が思うように出せず、苦手でした。今は家でケースの中に眠ってます(笑)。でも私自身も楽しんでやっていましたし、アルトサックスとピアノ弾き語りは今でもショーに取り入れています」 −−最新曲『七尾しぐれ』のカップリング曲『噂の真相』では、サックスを吹いてから歌うという、演歌界において未だかつてない試みを取り入れている。 「サックスが吹ける自分の歌が欲しいなと思って、お願いして作っていただいたんです。キャンペーン先にもサックスを持ち運んで、着物のままサックスを吹いています(笑)。ショッピングモールとかだと、通り掛かった人にものすごく驚かれますし、若い人も立ち止まって見てくれるのがうれしいですね」 −−常識にとらわれない見せ方は、普段演歌にふれない人たちにも振り向いてもらいたいからだという。 「他の人がやっていないことをステージに取り入れることで、興味を持ってもらえるきっかけになれば。だから、楽器はこれからも続けていきたいですね」たきがわ・まいこ=1969年11月24日、京都府南丹市八木町生まれ。1989年5月「男灘」で日本コロムビアからデビュー。2013年にはデビュー25周年記念リサイタルを日本青年館で開催。特技は楽器演奏(ピアノ・ギター・フルート・サックス)。身長167cm。 『七尾しぐれ』は、日本コロムビア発売中!
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スポーツ 2016年06月05日 12時00分
新日ジュニアに新時代の到来! リコシェとオスプレイが奏でた16分47秒の神試合!
5月27日に後楽園ホールで行われた「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」公式戦。メインイベントには、リコシェとウィル・オスプレイによる外国人対決がラインナップされた。世界を代表するハイフライヤー同士の対決に戦前から注目が集まっていたが、ゴングが鳴ると両選手はいきなり立体殺法を繰り出し、お互いにヘッドシザースドロップで着地しただけで後楽園ホールは大爆発。スワンダイブ式フライングボディアタックセカンドロープからのトルニージョ(きりもみ回転式のプランチャ・スイシーダ)ハンドスプリング式スピンキックスワンダイブ式フライングフォーアームトルニージョ式サスケスペシャル変型カナディアンハンマーリバースフランケンシュタイナーその場飛びスパニッシュフライ 次々に飛び出す難易度が高い技の数々に対してファンは「This is awesome!!」(これは凄い)チャントを送るなど、盛り上がりが尋常ではなかった。気がつけば、リコシェのパートナーであるマット・サイダルも客席の後ろから目を輝かせながら2人の攻防に一喜一憂している。他にヘビー級の選手も含め、多くのレスラーたちがインタビュールーム前に設置されているモニターの前に椅子を並べてこの試合を見ていたそうだ。 試合はリコシェがオスカッターをキャッチして変型のジャンピングパワーボムで叩きつけてから一気に仕掛け、変型ノーザンライトボムからのブレーンバスター、その場飛びシューティングスタープレスを敢行。さらにトップロープからの630°スプラッシュを放つも自爆し、高角度の変型DDTを喰らってしまう。最後はコークスクリューキックからの必殺オスカッターでオスプレイが勝利を収めた。試合時間は16分47秒。 試合の途中からは勝敗のことなど吹っ飛んでいたファンが多かったのではないだろうか。試合後、リコシェが再戦をアピールし、オスプレイが握手で応えると大きな拍手と歓声がリング上の2人を包み込んでいた。さらに印象的だったのは、選手が退場しても観客がなかなか帰ろうとしなかったこと。私がインタビュールームから戻った時には、リングの撤収作業が行われていたのだが、まだ残っているファンが多数見受けられた。何人か話しかけてみると「あまりにも凄いものを見てしまったので呆然としてしまいました」「もう少しこの余韻に浸りたい」「今年のベスト興行」といった賞賛の声を聞くことができた。リコシェとオスプレイによる16分47秒の闘いは、新日ジュニアに新時代の到来を感じさせるには十分な内容だったのだから、当然だろう。 ここ数年、KUSHIDAを中心に築き上げてきた新しい新日ジュニアのブランドは外国人選手にもしっかりと根づいている。かつての新日ジュニアも獣神サンダー・ライガーを中心に築き上げ、外国人選手が広げていくことでブランド化した。 この試合は新日本プロレスワールドを通じて世界に同時配信されたが、これを見た元新日本プロレスのエース外国人だったビッグバン・ベイダーや、元新日本の常連外国人で現在WWEのウィリアム・リーガルなどがTwitter上で賛否両論を唱えており、世界中のプロレスラーにインパクトを与えた試合になったようだ。反響が大きいことを受けて新日本は、スーパーJr.の決勝が行われる6月7日までの限定ながら、新日本プロレスワールドとYouTubeで同試合の完全ノーカット版を無料配信することを決定。YouTubeでは6月1日現在、6万回を超える再生を数えている。良いものはより多くの人に見てもらいたいという新日本の柔軟な姿勢は評価するべきだろう。実況が入っていないこともあり、当日の会場の熱い雰囲気がストレートに伝わってくるのもポイントが高い。 試合後、敗れたリコシェが「俺たちは何回も闘ったことがあるから、お互いの技をわかっているんだ」と言えば、勝ったオスプレイは「リコシェは新しい時代を切り開いたハイフライヤーだが、俺は乗り越えてみせる」とコメント。この2人がアリーナクラスや東京ドームで対戦したらどんな試合になるのだろうか。こんなワールドクラスのカードが新日本マットで見られる幸せを噛み締めた5・27後楽園大会だった。(増田晋侍)<新日Times VOL.20>
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芸能ネタ 2016年06月05日 12時00分
木村多江 「とと姉ちゃん」好調の陰に割烹着女優のエロス
この2年余り、“割烹着の似合う女優”という言葉は黒木華の代名詞と言われてきた。 「'14年2月、『小さいおうち』に出演していた黒木が、ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で、銀熊賞の最優秀女優賞に輝きました。第二次大戦前から戦中までの間、女中・タキが見た奉公先の家の密かな恋愛事件を描いたもので、主演は家の奥様、松たか子。平成のタキが倍賞千恵子で黒木は若き日のタキ役でしたが、その演技とともに割烹着姿が高く評価されたのです」(映画ライター) しかし、ここにきて黒木に取って代わる“割烹着女優”が現れた。 「スタートから絶好調のNHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演している木村多江(45)です」(芸能関係者) 木村の役どころは、高畑充希演じるヒロイン・常子の母親役である君子。 「おっとりとした性格の良妻賢母という役柄ですが、早くに夫に先立たれてしまい、女手一つで3人の女の子を育てることになるんです」(同) そこで君子は、実家の裏にある仕出し屋で働くことになるのだが…。 「この時の割烹着姿が色っぽいと、世の親父族を中心に多くの男性視聴者からNHKに大きな反響が寄せられたのです」(芸能記者) 以前から、木村の着物姿や浴衣姿が「艶やか」「うなじがキレイ」という声はあったが、割烹着は初めて。 「“どこで売ってる?”“妻に着せたい”などといった、ちょっとマニアックな声もあるようです。ナイトライフの“小道具”に使おうとしているのかもしれません。いずれにせよ、お父さんたちの“癒やし”になっているようです」(同) ドラマ収録の合間は、高畑らとジェスチャーゲームや女子トークで盛り上がっているという。 「母娘4人は、いつでも一緒。“男の人にどうされたらキュンとするのか”などといったテーマで、ワーワーキャーキャーやってます。話の中心にいるのはいつも木村です」(ドラマ関係者) 不幸な役を演じさせたら右に出る者はいないという評価から、“薄幸女優”などと呼ばれることもある木村だが…。 「とんでもない。結婚10年で小学生の娘がいる幸せ人妻女優です。馬刺しが大好きな“肉食系”でもあるんです」(芸能レポーター) このギャップがたまらん!
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アイドル 2016年06月05日 12時00分
アイドル刺傷事件から考察「握手会は必要なのか?」
5月21日、音楽活動をしていた大学生、冨田真由さんがファンの男に刺される事件が発生してから2週間が経った。ネット上には、今も彼女の容体を心配するアイドルファンたちの声が絶えない。すべてのアイドル、すべてのアイドルファンにとって、決して他人事ではないからだ。 立場や役割上、各種メディアでは、すでに風化の色さえ見せはじめている。しかし、アイドルに関わるすべての者は、この事件を見つめ続ける義務がある。アイドルとファンの関係、アイドルビジネスの在り方。それらに、的確な答えを見つけることはできるだろうか? 冨田真由さん刺傷事件のあらましは、すでに多くのメディアによって報じられている。改めて詳細を並べる必要はないだろう。こうした事件が起きるたび、必ず湧き上がるのが、事件を「アイドルビジネス」や「オタク」という枠のなかに嵌め込んで語るメディア側の論理と、自分たちに向けられた視線を跳ね返そうとするオタク側の論理の対立だ。 「オタクや握手会が危険なのではなく、事件を起こした男が危険なだけだ」 アイドルファンが挙げる反論には一理ある。犯人がオタクだったから、オタク全体まで危険視されたのではたまったものではない。一部の常軌を逸した者によって、アイドルが傷付けられる事件は、過去にもたびたび発生している。古くは美空ひばり、岡田奈々、松田聖子らが、命の危険性すらあった暴行を受けている。また、今回の被害者の冨田真由さんは、かつてアイドル活動をしていただけで、現在の肩書きは「シンガーソングライター」に近い。そこから、「今はアイドルではないのだから、アイドルやアイドルオタクを標的にするのは間違っている」という意見も、しばしば見聞きする。 確かに、いずれも一理ある。しかし、だからといって「アイドルとアイドルファンには関係がない」と一蹴するわけにはいかない。 美空ひばりが狂信的な女性ファンから塩酸をかけられ、松田聖子がステージに駆け上がった男性から鉄製の工具で殴打された頃と現在とでは、アイドルを取り巻く環境が大きく異なる。握手会などの各種イベントによって、アイドルとファンとの物理的な距離は、非常に近いものになっている。 要は「機会」の問題だ。銃のない社会では、「銃で人を傷つける」という発想がそもそも生まれないのと同じように、機会が多く与えられれば、それだけアクシデントが発生する可能性は高くなる。また、「今はアイドルを名乗ってはいないのだから、アイドル全体を問題視するな」という指摘も、いささか的外れなものだ。冨田さんの現在の肩書き云々ではなく、その活動の一部がアイドル的であったこと、またアイドル時代から冨田さんを応援するファンが事実上いることなどから、メディアでは「アイドル」や「アイドルビジネス」を論じようとしているに過ぎない。 アイドルファンが、自分たちの住む世界とアイドルそのものを守りたいという気持ちは重々理解できる。しかし、今後、冨田さんと同じような被害に遭う可能性を最も持っているのがアイドルであるならば、それはアイドルの問題として受け止めるべきだろう。その世界を守りたいのであれば、なおのことだ。 現在のアイドル業界が、「握手」をせずにビジネスを成立させるのは、難しいのかもしれない。特に、大きな資金的支えを持たない非メジャーアイドルたちは、握手やチェキ撮影などによって、なんとか運営資金を賄っているのも事実だ。また、アイドルと至近距離で触れ合い、会話ができるのは、多くのファンにとっては大きな喜びだ。既存ファンへのサービス、新規ファンの獲得、CD売上の上乗せなど、さまざまな点において、“正しいビジネス手法”であるのは間違いない。 ただ、そうした手法が王道であるなか、握手をせずにビジネスを成立させている例もゼロではない。そのひとつが、ももいろクローバーZだ。ももクロも、結成当初やブレイク直後あたりまでは、たびたび握手会を催してきた。しかし、現在ではそれらの接触系イベントからは手を引いている。また、海外人気が著しいBABYMETALも、「握手をしないアイドル」のひとつだ。 彼女たちの成功を見る限り、アイドルにとって握手は大きなメリットを生むが、「絶対条件」とまでは言えないようだ。 「握手をしない方がスター性を感じられる」 「ライブを観たときの感動が大きい」 「メンバーを疲弊させないで済む」 ももクロやベビメタのファンには、握手をしないことをデメリットではなく、メリットとしてとらえる声も多い。今回の事件のような危険を回避できるという点も、当然あるだろう。 2年前、AKB48の握手会で傷害事件が起きた際、タレントの松本人志は「握手会以外の方法でもファンを魅了することはできる。握手会をやめろとは言わないまでも、別の道を模索してもいいのではないか」と提言し、アイドルファンの間でも議論を呼んだ。警備の強化、握手会の是非、アイドルビジネスの在り方。アイドル業界は、これらの課題や問いに明確な答えを見つけることができるだろうか。 変化が求められているのは間違いない。その変化は、アイドルファンにとって喜びの減少に繋がるかもしれない。しかし、アイドルが安心して夢を追うことができるのなら、それこそアイドルファンの本望とも考えられる。ももクロやベビメタの成功も、ひとつの参考にはなるはずだ。【リアルライブ・コラム連載「アイドル超理論」第30回】
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レジャー 2016年06月04日 17時30分
安田記念(GI、東京芝1600メートル、5日)藤川京子のクロスカウンター予想!
東京11R、安田記念は◎モーリスが世界の走りを日本のファンに披露します。 4歳の転厩後は、7連勝中と負けなしでGIは4連勝。香港マイルを制して昨年は年度代表馬に選ばれ、今年緒戦の前走のチャンピオンズMも優勝。香港Mの方がメンバーが揃っていましたので、前走好位から横綱相撲で2馬身差の楽勝は決定的な着差。香港ではすっかり有名馬になりました。海外遠征明けですが、中間は芝で2本追い切れましたし気配も上々。力を出せる状態にあると思います。 昨年のこのレースの覇者。スピードだけでは勝てないコースでパワーも求められますが、昨年は58キロの斤量で4歳にして制覇。昨年の勝ちタイムは1分32秒0で、1分31秒台の決着もあるレースですが更にパワーアップしている今はまだ時計を縮められそうだし、時計勝負は歓迎。前年の好走馬のリピーターが多いレースでもあり、ここは中心。勝利を収め、マイルGI勝利数でトップに躍り出ます。連覇を達成し、伝説は続きます。(8)◎モーリス(11)○リアルスティール(5)▲コンテントメント(4)△ディサイファ(9)△イスラボニータ(7)△サトノアラジン(10)△フィエロワイドボックス (8)(11)(5)(4)3連単 (8)-(11)(5)(10)(9)(7)(4)モーリス 1頭軸マルチ※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
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レジャー 2016年06月04日 17時25分
ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜(6月5日)安田記念(GI)他2鞍
ど〜も! ハッシーです。今年の日本ダービーが終わり、今週から2014年産の2歳馬新馬戦がスタートします。ハッシーも心機一転頑張りますよ!☆東京5R 2歳新馬戦(芝1600m) 今週から始まる新馬戦。中でも今週はアンティノウスに注目。素質はあったが激しい気性のために大成できなかったミクロコスモスの初仔。全体の造りは母方の血が強く出ているが、走り自体はパワフルでしっかりと父クロフネの良さも受け継いでいる。追い切りの動きを見ると馬なりのまま3頭合わせで先着。きっちりと仕上がっており、初戦から勝ち負けする可能性は高い。◎(3)アンティノウス○(5)ロジムーン▲(2)ロードミュートス△(11)マイネルズイーガー△(1)メモリーミネルバ買い目【馬単】5点(3)→(1)(2)(5)(11)(5)→(3)【3連複1頭軸流し】6点(3)-(1)(2)(5)(11)【3連単フォーメーション】9点(3)→(2)(5)(11)→(1)(2)(5)(11)☆阪神8R 3歳以上500万下(ダート1800m) グレンガイルは、近走3走9、8、7着と少しずつ着順を上げているが、元々このクラスは勝利を上げており力は十分に通用する。以前はなかなか詰めて使えていなかったが、ここにきて体質がしっかりとしてきており使われながら状態が上がってきた。前走も4コーナーの手応えでは勝ち負けになるかというものであったが、道中まくって行った分息切れをしてしまった。叩き3走目の今回は一変に期待する。◎(3)グレンガイル○(9)セプティエーム▲(1)ダノンレーザー△(14)ネオヴァリアント△(8)レッドジェイド△(6)ハッピーロード買い目【馬単】6点(3)⇔(1)(9)(14)【3連複2頭軸流し】4点(3)(9)-(1)(6)(8)(14)【3連単2頭軸マルチ】24点(3)(9)⇔(1)(6)(8)(14)☆東京11R 安田記念(GI)(芝1600m) 近年国内マイル路線は本命馬不在の混戦模様が続いていたが、昨年モーリスが現れて状況は一変。安田記念、マイルCSと国内のマイルGIを連勝すると、香港マイル、チャンピオンズマイルと香港のGIも連勝し、目下GI4連勝中と日本の現役マイラーを飛び越え、ロンジンワールドベストレースホースランキングで124ポンドのレーティングで世界3位の評価を受けるほどに。それ故か、今年の安田記念は12頭立てとGIにしては少頭数になり、より本来の力が求められる展開になりそうだ。中心はモーリスだが、今回は香港帰りの上に検疫の関係で、東京競馬場で直接仕上げる通常とは異なる調整方法がポイントとなる。追い切りを見る限り絶好調とまではいかないが、8分以上には仕上がっており問題なしと見る。相手筆頭はマイル、左回りとベストの条件となるイスラボニータ。追い切りの動きを見ても相変わらず柔軟性のある四肢が伸びたダイナミックな走りを披露していた。デキは文句なく良く、ベストの条件で躍動する。▲はドバイでGI初制覇を飾ったリアルスティール。以下、クラレント、ダノンシャークまで。◎(8)モーリス○(9)イスラボニータ▲(11)リアルスティール△(1)クラレント△(2)ダノンシャーク好調教馬(11)(2)買い目【馬単】4点(8)→(1)(2)(9)(11)【3連複1頭軸流し】6点(8)-(1)(2)(9)(11)【3連単フォーメーション】12点(8)→(1)(2)(9)(11)→(1)(2)(9)(11)※出走表などのデータは、必ず JRA 公式発表のものと照合して下さい。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙への入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり3連単100万円越えもあり。予想スタイルは馬の適性、過去のレース内容、調教を重視。
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レジャー 2016年06月04日 17時14分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(6/5)安田記念、他
3回東京競馬2日目(6月5日・日曜日)予想・橋本 千春☆東京11R「安田記念」(芝1600メートル)◎11リアルスティール○8モーリス▲3ロサギガンティア△7サトノアラジン、10フィエロ 4歳馬で<3411>と、まだ底が割れておらず、成長力の大きいリアルスティールに期待する。実績は昨年の覇者でマイルGI4連勝中のモーリスが抜きんでているが、勝負付けの終わった面々に対して、初対決は魅力だ。ポテンシャルもモーリスに勝るとも劣らない。共同通信杯でドゥラメンテに快勝、皐月賞TR・スプリングS、菊花賞はキタサンブラックの2着しているのだ。そして、そして、前走のドバイターフでついに、悲願のGI制覇を達成。名実ともに一流馬の仲間入りを果たした。マイルは初めてだが、母父はマイラー色の強いストームキャット。血統的にはむしろ大歓迎といえる。ここまで、闘ってきた相手は、モーリスが闘ってきた相手よりもっと層が厚い。その結果、唯一馬券の対象から外れたのは、ダービー4着だけ。このことからも、益々期待が膨らむ。相手は、順当にモーリス。5月1日の香港チャンピオンズマイルから、僅か1か月余。ローテーションは過酷だが、力を出し切れば昨年に続き2連覇も夢ではない。☆東京12R「三浦特別」(ダ1600メートル)◎5ブラゾンドゥリス○16ベストマッチョ▲10ビッグギグ△13ポムフィリア、15サンタエヴィータ 東京1600メートルは2連勝を含めて、<2210>と、安定感抜群のブラゾンドゥリスでいける。中身も濃い。3走前に千万条件を圧勝(0秒4差)、前走2着は準オープンのBSイレブン賞だ。降級してチャンスは大きく広がった。相手は、2戦2勝の3歳馬ベストマッチョ。古馬と初対決だが素質は引けを取らないし、54キロなら好勝負必至。☆東京10R「由比ヶ浜特別」(芝1400メートル)◎15ワンスインナムーン○5ブリクスト▲18ショウナンライズ△7ネバーリグレット、16スマイルシャワー 前走の500万条件を圧勝(0秒6差)、勢いに乗るワンスインナムーンでもう一丁。勝ちタイム1分20秒1は、準オープンのフリーウェイSより0秒5も速い。これを物差しにしたら、1000万条件は通過点に過ぎない。もともと、新馬勝ちしている素質の持ち主でもある。ここに来て一皮むけたと判断できるだけに、ハンデ52キロなら2連勝の可能性は十分ある。強敵は、勝って同条件のブリクスト。☆阪神11R「垂水ステークス」(芝1800メートル)◎6トーセンビクトリー○5グァンチャーレ▲4ドラゴンストリート△3マイネグレヴィル、7オースミナイン 前走から条件がガラリ好転した、トーセンビクトリーをイチ押し。ヴィクトリアマイルは17着と惨敗を喫しているが、GIメンバーが相手の上に外枠も響いた。悲観することはない。降級すれば巻き返しは必至。とりわけ、1800メートルは前々走の難波Sを含め3勝を挙げている最適の条件。もう、負けることは許されない。相手も、降級組(前走2着)のグァンチャーレ。※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。