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芸能 2010年12月18日 14時00分
黒木メイサに男性スキャンダルが目立つ理由
今週発売の写真誌「フライデー」(講談社)で女優の黒木メイサがジャニーズJr.のユニット「Kis-My-Ft2」の北山宏光と東京・六本木のバーから朝帰りする姿が報じられた。 「同誌には、今月上旬、六本木のバーから1人ずつ出てくる写真が掲載されている。店内でも仲むつまじい姿が目撃されたようだが、双方の所属事務所とも交際については完全否定。黒木の事務所によると、2人は以前から共通の知人を介した知り合いで、この日は総勢20人ほどのパーティーに参加していたというが、黒木はCMスポンサーへの建前上、男性スキャンダルはまずいので、事務所がそう説明するのも納得」(週刊誌記者) 黒木の事務所といえば、かつて1人で事務所を支えた先輩の内山理名は少年隊の東山紀之と交際したぐらいで、最近は男性スキャンダルがご無沙汰。黒木と同じ年で、今や黒木と並んで事務所のツートップとして活躍する堀北真希は“スキャンダル処女”だ。 「事務所はタレントもスタッフも女性のみで、豪腕女社長の厳しい管理は有名。タレントはマンションを借り上げた寮に住ませ、そこにマネージャーも住ませて24時間体制で管理させる。黒木のような売れっ子になれば寮を出られるので管理も緩くなるが、とにかく男性スキャンダルは御法度に近い」(芸能プロ関係者) 内山、堀北に比べると、とにかく黒木の男性スキャンダルの多さが目立つ。 公になっているのはニューヨークに拠点を置く新進気鋭のミュージシャン・KEN、歌舞伎俳優の中村獅童だがいずれも破局。ほかにも、「07年ごろにはドラマで共演したKAT-TUNの田中聖ともうわさになった」(先の週刊誌記者)。そして今回の北山で、ジャニーズタレントが“好物”な気もするが…。 「管理が厳しい社長への反発もあってプライベートを気ままに楽しんでいる。社長の寵愛を受ける堀北はいまだにガッチリ管理されているので、それをあざ笑うかのようだ。ただ、黒木の事務所はジャニーズが“お得意様”で、所属タレントのジャニーズとの共演が多い。黒木のスキャンダルがジャニーズとの関係に響かなければいいのだが」(先の芸能プロ関係者) 黒木は以前、週刊誌のグラビアページに登場した際、草食系男子について聞かれ、「草食系って何ですか?私は肉食系しか無理」と言い切っていただけに、『燃えるような恋』にハマっているに違いない。
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芸能 2010年12月18日 13時30分
実はアブナイお笑いコンビ
浮き沈みの激しい芸能界、現在トップを走っていたとしても決して油断はできない厳しい世界だ。「とんねるずは相当ヤバイと言われています。時代が彼らにあわなくなっている。もちろん彼ら以外にもヤバいタレントはいる」と語るのは芸能ライターだ。さらに驚きの情報も語る。 「実はダウンタウンも来年以降はヤバイのではとウワサされています」 ダウンタウンの現在のレギュラー番組は『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』などの4本。『リンカーン』『ダウンタウンDX』はゴールデンでも10%そこそこ。 「爆発的なヒット番組を持っていないのにギャラは高額。コストカットが進む芸能界で彼らを積極的に使うかどうか…」(芸能ライター) 最近のお笑いブームで、ギャラが安い若手芸人は多く輩出された。最近のテレビ番組の傾向として、面白い番組よりコストパフォーマンスの良い番組が評価される傾向にある。 「いくら力があっても、コストが高いと敬遠される。寂しいようですが、これが現実ですね」(芸能ライター) では、コストと人気を踏まえ考えると、これからはどんなタレントが使われやすいのだろうか。 「あくまで、コストと人気のバランスを考えての結果ですが、タカアンドトシ、くりいむしちゅー、ロンドンブーツ1号2号などでしょうか」(芸能ライター) 業界の流れとしては仕方ないことなのかもしれないが、あまりコスト面を重視して控えめな出演陣になることを視聴者はどう感じるだろうか…。
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トレンド 2010年12月18日 13時00分
連載ラノベ 夢ごこち(5)
吉原君に、急に、話しかけられた。 「やっぱり、早瀬さん、オカルト的な話が好きなんだね」 えっ、オカルト? 「今、うれしそうな顔してたよ」 ほんとに…、私、そんな顔をしていたんだ。 それに、もしそうなら、うれしそうな顔をしているところ、吉原君に見られた。 吉原君、どう思ったんだろう。 吉原君が目を細めている。ほっぺたも、楽しそう。 「やっぱり、オカルト、好きなんだね」 どうしよう。なんだか、恥ずかしい。 別のことを話したい。 吉原君に聞いてみた。 「吉原君は、何が好きなの」 吉原君のことだから、歴史かな。 あっ、急にまじめな顔になった。 「早瀬さんのこと、好きだよ」 言われちゃった。でも、「好き」って言ってくれたの、初めて。 うれしい。 けど、私、こういうとき、どうすればよいのかわからない。 同級生の人たちなら、かわいらしく笑って、気の利いた言葉を返すのだろうけど、私にはできない。 黙ったまま、下を向いてしまった。 土の道のなかで、少し大きめの石が、頭を出している。 石に落ち葉がつかえている。落ち葉は風に飛ばされて、吉原君の靴に引っかかった。 落ち葉が、風で揺れている。吉原君の靴を、くすぐっているよう。 でも、落ち葉って、かさかさしている。手に取って親指と人差し指でつまんだら、ぽろぽろ崩れてしまいそう。 落ち葉は、靴からも飛ばされて、がけの下へ消えていった。 静かだ。 ここには、私と吉原君しかいない。 吉原君、今、どんな顔をしているのだろう。 私のことを見て、どう思っているのだろう。 けど、私、真顔でうつむいちゃったから、吉原君、私が吉原君のことを好きじゃないって、思ったかも。 吉原君が、せきばらいをした。何か、しゃべる。 「キスしていい?」 それで今日は一日、様子がへんだったんだ。 けど、どうしよう。こういうとき、どうしたらよいのだろう。手をつないだこともないし、それに、まだ昼間だ。 でも、いやだって言ったら、吉原君に、吉原君のことを好きじゃないのだと思われてしまう。 風だ。石が笑っているみたい。(つづく/竹内みちまろ)
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スポーツ 2010年12月18日 12時30分
かつての隆盛はいずこへ… 正念場迎えたK-1
かつては格闘技界の中枢を担ったK-1が剣ヶ峰に立たされている。 現在、K-1を運営するFEG(ファイティング&エンターテインメント・グループ)が、プロデュースするイベントはヘビー級のK-1ワールドGPシリーズ、中量級のK-1 MAXシリーズ、総合格闘技のDREAMの3つ。 なかでも、K-1ブランドの衰退はFEGの経営に大きな影を差している。格闘技自体の人気下落もあるうえ、日本人スター選手の不在、新たなスターが生まれないなどの背景もあり、ワールドGPシリーズの注目度は急落。同シリーズは年間を通して、ヘビー級のチャンピオンを決める大会だが、興行数は激減し、放映するフジテレビからの協力も得がたくなっている。 一方、どん底に落ちた感があるのがMAXシリーズ。魔裟斗という絶対的なスターが引退し、苦境に立たされた。11・8両国で開催されたワールドMAX決勝戦の視聴率(TBS)は、K-1史上最低の7.6%。瞬間最高視聴率をマークした試合は、MAXとは関係がない元柔道北京五輪金メダリストの石井慧と柴田勝頼の対戦だったとあって、しゃれにもならないものだったのだ。 そもそも、K-1はヘビー級の大型選手同士の闘いが新鮮であったことで人気が出た競技。不人気だった中量級のキックボクシングに注目をさせたのは、魔裟斗ひとりの功績といってもいいのである。その魔裟斗なき後、元々人気がない中軽量級のキックボクシングを普通に見せたところで、世の注目は集められないだろう。 経営難のFEGは、今年7月に中国の投資銀行PUJIと業務提携を結び、現状打破を模索。年明けには新体制を発表するという。大みそかに開催される「Dynamite!!」の成否もさることながら、存続に向け、2011年は正念場を迎える。(ジャーナリスト/落合一郎)
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トレンド 2010年12月18日 12時00分
自宅で簡易デトックス、自然岩塩で簡単エステ
おおらかな衣食住を…ノマド(NOMAD“遊牧民”)な快適さをあなたに…。 毎日使うものを安心出来る自然なものに替えてみよう。自然なものは、作り手の優しい思いに支えられている。また自然の中で、自然に還っていくので私たちを取り巻く環境を汚染しない。自然から作られている食材や雑貨は、ただ安心というだけではなく、私たちに自然のパワーを与えてくれる。環境に優しいものは、人にも優しいものでもある。 株式会社バサラスターが取り扱う商品は、世界中から厳選されて集められた“ナチュラル・プロダクツ”。高品質でカラダと環境に優しい商品は、あなたのナチュラル・ライフをもうワンステップ豊かにするはずだ。 モンゴルの遊牧民たちの頭上に広がる高く青い空、凄まじいばかりの満天の星空。その空に抱かれながら営まれる、高度に発達した循環型社会、すなわち遊牧への驚きと感動を是非あなたに…。 3憶年前の地殻が混ざったグレーのバス・ソルト、「モンゴルバス」太古の塩で、自宅で出来る簡単デトックス。 「モンゴル天然岩塩 温泉の素」は、多くのミネラルを含有(精製塩の約14倍)され、肌への浸透力も高く、老廃物や余分な脂肪などを排出する効果がある。入浴剤として、浴槽に適量入れて、15〜20分入浴。また洗面器などにお湯を適量入れて、そこに溶かし、気になるカラダの部分をマッサージすると効果が実感できる。フットバスに溶かして、入用後にヤスリをかけると角質がよく落ち、ツルツルの綺麗なカカトに変身。また気になる足の臭いや水虫にも効果あり。株式会社バサラスター「モンゴル天然岩塩 温泉の素」http://item.rakuten.co.jp/mongolia/htha0010000000/#htha0010000000
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芸能 2010年12月18日 11時30分
大掃除で活躍しそうな有名人は?
「ショップジャパン」「ヒルズコレクション」「エクサボディ」の3ブランドを展開する株式会社オークローンマーケティング(本社=名古屋市東区)は、「ショップジャパン」ブランドから部屋の掃除に便利な高温ドライスチームクリーナー「シャーク スチーム ポータブル」を販売している。そこで、年末に向け「大掃除に関するアンケート」を行った。対象は全国の20〜59歳男女512名。 今年活躍した著名人の中で、「大掃除で活躍しそうな有名人」を聞いてみたところ、男性タレントの1位は山口智充で、「楽しくまめにやりそう」「テキパキと掃除してくれそうだから」などの理由。一方、男性最下位は戦場カメラマンの渡部陽一。女性タレント1位は北斗晶で、「世話女房で働き者のイメージがある」「細かいところまで気が付きそう」「家庭的なイメージ」との回答があった。男性が支持した女性タレント1位はAKB48となりました。理由は「人数が多い」「数で勝負」などが目立った。<大掃除で活躍しそうな有名人>男性編1位 山口智充2位 つるの剛士3位 細川茂樹4位 嵐5位 土田晃之6位 佐藤隆太7位 水嶋ヒロ8位 向井理9位 ワッキー(ペナルティ)10位 渡部陽一女性編1位 北斗晶2位 森三中・村上3位 AKB484位 市川悦子5位 松下奈緒6位 泉ピン子7位 上原美優8位 マツコ・デラックス9位 和田アキ子10位 植村花菜
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トレンド 2010年12月18日 11時00分
コンタクトレンズで失明が治る?
昨春あたりに、ニュー・サウス・ウエールズ大学の仰天研究のニュースがあった。 角膜の幹細胞をコンタクトレンズに植え付けて培養、それを嵌めると2週間程度で角膜が再コロニー化し、実際に角膜が再生して法律上の失明認定の人2名の目が見えるようになった、というのである。 そのニュースによると、コンタクトを外し18か月経ってもみえたままだ、ということだ。 簡単に調べてみた。文科省の再生医療の基礎研究班によると、「そういうことをやっている先生はいらっしゃらない」、ということである。 また、厚生労働省の審査部門によれば、「研究データとして審査に送られてきたことはないですね」との担当者談。 実際このコンタクトレンズを嵌めたいのなら、海外に飛んで治験に参加するしかないのかも。 「失明」、「コンタクトレンズ」、という2つのキーワードは、角膜移植手術を待つ人々にとって、それだけセンセーショナルなものであることは確かだ。 ただし、あらためてこれは再生医療、という分野の話であって、東大病院のHPなどを見ても、実際にウサギの目に再生シートの類を移植、角膜細胞を培養し角膜を再生させることに成功しているし、実際に同病院の専門外来で再生医療の専門医による診察や治療もしてもらえる。 同HPには、「ごく近い将来に、培養ヒト角膜内皮細胞を用いてこうした患者さんの視力を回復するために、更なる検討を行っております」という言葉があるので、月並みだが、更なる各研究機関の研究成果や、再生医療に取り組む企業とタッグを組んでの治療薬などをおおいに期待したい。 コンタクトレンズで失明が治る…なら、日本もぜひ真似してみたらどうだろう。
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トレンド 2010年12月18日 10時00分
佐々木友輔 映像個展『新景カサネガフチ』
12月18日(土)と19日(日)、イメージフォーラム・シネマテーク(東京都渋谷区渋谷2-10-2)にて、佐々木友輔監督の新作映画『新景カサネガフチ』上映会が行われる。朗読:菊地裕貴、出演:石塚つばさ、ロゴデザイン:藤本涼、音楽、田中文久、制作:佐々木友輔。佐々木監督の映画2本が上映される他、社会学者2名を交えたトークイベントも組み込まれており、18日のゲストは若林幹夫さんで、19日は宮台真司さん。 「2011年、関東鉄道常総線に新しい駅ができて、その土地の名前も「ゆめみ野」に変わった。ゆめみ野の誕生と時を同じくして結婚し、街のめまぐるしい変化に寄り添って暮らしてきた一組の夫婦は、ある出来事をきっかけにして、街の歴史と夫婦の時間を、交差させ、かさね合わせるようにしながら追憶していく。そこに浮かび上がってくるのは、いつか夢に見た景色−−累(かさね)伝説発祥の地、累ヶ淵。『夢ばかり、眠りはない』に続く、「風景」映画最新作。」(パンフレットより) カサネガフチ=累ヶ淵は、茨城県常総市羽生町にある法蔵寺裏手の鬼怒川沿岸のことで、落語や歌舞伎における怪談の舞台として有名な場所。実話に基づいているそうで、法蔵寺にある累(るい)一族の墓は、常総市の指定文化財にもなっている。1617年(慶長17年)に羽生町の百姓・与右衛門(よえもん)は、後妻お杉の連れ娘・助(すけ)を川に捨てて殺す。助は人相が悪く足が不自由だった。その翌年に産まれた娘・累(るい)の風貌は、助にそっくりだった。累は「かさね」とも読めることから「助がかさねて生まれてきた」と噂される。両親に先立たれた累は、婿に迎えた谷五郎に裏切られ殺される。谷五郎の後妻は次々に他界。6人目の後妻きよとの間に生まれた娘・菊に累と助の霊が憑き、弘経寺の祐天上人が成仏させたという。作品は発信者と受信者のイメージがかさなりあうことで完成する。江戸時代と現代がリンクした光景は、僕らの現実とかさなることで確かな重力を得るだろう。 同時上映される『彁 ghosts ver.4』は未公開の大作映画とのこと。どう読むのか分からなかったため調べてみたところ「彁」は「タカ」と読むらしく、使われることは殆どない「幽霊文字」だそうである。「国道6号沿いの廃墟に残されていたminiDVカセットテープ、そこに映っていた青い服の女。物語の主人公は、そこに残された映像を頼りに、彼女の見た景色を辿る旅に出る−−。この世に溢れる無数の映像を出会わせ、結び合わせ、一枚のディスクに刻み込むことで、他の誰でもない新しいひとつの人格=幽霊を生み出すための映画実験。『新景カサネガフチ』、『夢ばかり、眠りはない』の原型であり、佐々木友輔の見たゼロ年代映像環境の総決算。」(パンフレットより) 秋葉原事件を題材にした前作『夢ばかり、眠りはない』もそうだったが『新景カサネガフチ』や『彁 ghosts ver.4』にも一貫して「夢」あるいは「霊」がテーマに据えられている。それは必ずしも人霊とは限らず、自然に宿りし精霊をも含む「神霊=神の御魂」であり、可視/不可視に囚われず森羅万象の実体を捉えようとすれば、決して無視できない物影。その「影を撮る」行為こそが映画の「撮影」であり、それが現実の影なのか夢の影なのか観客には区別が付かない。CG(コンピュータ・グラフィック)や特撮ということではなく、僕らが住むこの現実を含む、全ての「風景」においても。(工藤伸一)佐々木友輔映像個展『新景カサネガフチ』公式サイトhttp://qspds996.com/kasanegafuchi/・開催日:2010年12月18日(土)、19日(日)・料金:当日700円/イメージフォーラム会員500円・会場:イメージフォーラム・シネマテーク(東京都渋谷区渋谷2-10-2:渋谷駅から徒歩8分、表参道から徒歩10分)・企画:イメージフォーラム(http://www.imageforum.co.jp)・お問い合わせ:qspds996@gmail.com(佐々木)・タイムテーブル 14:00 彁 ghosts ver.4 上映 17:00 トークイベント(18日ゲスト:若林幹夫、19日ゲスト:宮台真司) 18:00 新景カサネガフチ 上映
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トレンド 2010年12月18日 08時00分
昭和60年生まれの人って、今いくつ? 「西暦⇔年号」
「昭和55年生まれって何歳?」、「1985年って、昭和でいうと何年だ?」。仕事でもプライベートでも、誰しも一度はこういう会話をしたことがあるだろう。 そういうときのためのお役立ちアプリが「西暦⇔年号」(http://itunes.apple.com/jp/app/id389516185)だ。その名のとおり、西暦と年号を簡単に換算してくれるアプリで、使い方も簡単。年齢と干支も同時に教えてくれる、便利ツールだ。常に画面下に、「現在、平成22年です。」と表示されているのも意外と嬉しい。 このアプリ、製作者はなんと小学生だという。もう、ただの「ケータイ世代」じゃなくて、「スマートフォン世代」が生まれているようだ。作者のNorinmura君の今後にも注目!(谷りんご)
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トレンド 2010年12月17日 19時15分
「世界内戦」を生き抜くために
限界小説研究会の新著『サブカルチャー戦争−−「セカイ系」から「世界内戦」へ』刊行記念トークショーが、12月18日(土)に青山ブックセンター本店(東京都渋谷区)で行われる。出演者は笠井潔さん、白井聡さん、鈴木英生さんで、司会は藤田直哉さん。 共にミステリなどを手掛ける小説家でもある笠井潔さんと小森健太郎さんを中心に、若手評論家が集い結成された「限界小説研究会」は、2008年に西尾維新や谷川流、竜騎士07、桜庭一樹らの作品を扱う評論集『探偵小説のクリティカル・ターン』(南雲堂刊/笠井潔/限界小説研究会編:小森健太朗/飯田一史/蔓葉信博/福嶋亮大/前島賢/渡邉大輔)を上梓。以降、SFやミステリやアニメやゲームや映画など様々なエンターテインメントのフィクションを論じてきた。 昨年出版された『社会は存在しない』(南雲堂刊/限界小説研究会編:笠井潔/小森健太朗/飯田一史/岡和田晃/小林宏彰/佐藤心/蔓葉信博/長谷川壌/藤田直哉)では、ゼロ年代(2000-2009年)のエンタメをリードしてきたと目される「セカイ系」を論じた。「セカイ系」とは『新世紀エヴァンゲリオン』や『最終兵器彼女』や『涼宮ハルヒ』シリーズなど「君と僕」の閉じた関係が「社会」をすっとばして「世界の滅亡」やら「この世の果て」と直接リンクしてしまう作品群を示す。タイトルはマーガレット・サッチャー元英国首相の言葉から来ている。「セカイ系」を思わせるようなこの発言が、現実の政治家から出てきたものであったように、フィクションとノンフィクションを横断する問題系に、執筆者それぞれの観点から着目した。 そして今年12月2日に発売されたばかりの『サブカルチャー戦争』(南雲堂刊/限界小説研究会編:笠井潔/小森健太朗/飯田一史/海老原豊/岡和田晃/蔓葉信博/藤田直哉/渡邉大輔/白井聡)では、その「セカイ系」の先に続く「世界内戦」をテーマに据え、9.11以降に変化した「戦争」の意味を問い質す。この「戦争」とは世界大戦など日常を覆う「大きな戦争」のみならず、経済戦争など日常に潜む「小さな戦争」も含まれる。戦争が遍在する「例外状態」がデフォルトの現実をいかに生き抜くべきかを、やはりフィクションとノンフィクションをひもづけながら解き明かしていく。 扱われる題材は総じて新しい作品だが、それを意味づける言葉は古びた思想だったりもする。両者をぶつけることで思想はリニューアルされ、作品はルーツを獲得する。新しいものばかり持て囃して、古き良き伝統を腐らしてしまっては元も子もない。だからこそ古いセカイを発酵させるための新しい菌が必要だ。兵器ではなく利器としての毒が。ラディカルな言説で世界をアジる限界研の仕事も、暴力社会を毒抜きするワクチンのひとつに他ならない。(工藤伸一)以下、青山ブックセンター本店イベント情報ページより転載http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201010/1218.html『サブカルチャー戦争 「セカイ系」から「世界内戦」へ』刊行記念トークショー「世界内戦とロスト・ジェネレーション」・出演:笠井潔×白井聡×鈴木英生/司会:藤田直哉・日時:2010年12月18日(土)18:30〜20:00(開場18:00〜)・会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山・定員:100名様・入場料:500円・参加方法:2010年11月26日(金)10:00より [1] ABCオンラインストアにて予約受付いたします。 [2] 本店店頭にてチケット引換券を販売。 ※入場チケットは、イベント当日受付にてお渡しします。 ※当日の入場は、先着順・自由席となります。 ※電話予約は行っておりません。・お問い合わせ電話:青山ブックセンター本店 ※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意ください。<イベント内容> 9・11と、リーマンショックによって、グローバリズムの破綻が顕著になってきている。様々な国の内部で分裂が生じ、日本国内でも「格差」や「ロスジェネ」が問題となっている。 そのような「世界内戦」状況下において、『東のエデン論』を書いた笠井潔と、「物質の蜂起」を説いた気鋭のレーニン研究者・白井聡、『新左翼とロスジェネ』で学生叛乱の精神の現代的な形を模索した『蟹工船』ブームの立役者鈴木英生。三人にくわえて、司会として実際にロスジェネ的生活を送っている藤田直哉が参加し、「世界内戦」の現実において総ロスジェネ化とも言うべき事態にどう対処すべきか、「新左翼」と「ロスジェネ」が激論を交わす。 限界小説研究会論集『サブカルチャー戦争 「セカイ系」から「世界内戦」へ』刊行記念トークショー。<プロフィール> 笠井潔:1948年東京生まれ。1979年に『バイバイ、エンジェル』で第5回角川小説賞受賞。主な小説に『ヴァンパイヤー戦争』、『哲学者の密室』、『群衆の悪魔』、『青銅の悲劇』、など。評論は『テロルの現象学』(筑摩書房)、『国家民営化論』(光文社)、『例外社会』(朝日新聞出版)など。 白井聡:1977年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。博士(社会学)。多摩美術大学・高崎経済大学・早稲田大学非常勤講師。著書に、『未完のレーニン』(講談社)、『「物質」の蜂起をめざして−−レーニン、〈力〉の思想』(作品社)。 鈴木英生:1975年、仙台市生まれ。京都大学経済学部卒。2000年、毎日新聞社入社。青森支局、仙台支局を経て、05年より学芸部。著書「新左翼とロスジェネ」(集英社新書)。雑誌掲載記事に「実存か政策提言か」(現代の理論21号)、「森崎和江の世界」(環38号)「論壇は長く続く……」(朝日ジャーナル別冊1989-2009)、「『六八年』ブックガイド」(情況09年12月号)など。構成を手がけた本に姜尚中東京大教授と中島岳志北海道大准教授の対談「日本」、中島准教授の対談集「中島岳志的アジア対談」。<書籍紹介>『サブカルチャー戦争−−「セカイ系」から「世界内戦」へ』 限界小説研究会 編 四六判上製/416ページ/税込2625円/12月2日発売 9・11以降、アニメや映画などに描かれる戦争はどう変わったのか?2000年代前半に隆盛したセカイ系作品の戦争像と2000年代後半以降の戦争像。9・11テロを境に大きく変化したサブカルチャーに描かれる戦争。現実の戦争や経済戦争に影響を受けたアニメ、映画、マンガなどの作品を中心に論じたサブカルチャー評論!
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