昨年末にビリー・レイ(『アメリカを売った男』)による脚本が20世紀フォックスからダメ出しをくらい、ペンディングを強いられていた劇場版『24』。今回の映画版では既に企画から離れているプロデューサーのハワード・ゴードン氏は、レイが執筆した脚本が「充分に力強く、充分に魅力的」ではなかったと言った。ゴードン氏の主張は、ジャック・バウアーのアドベンチャーは、絶対にパワフルでアトラクティブでなければならないようだ。
しかし、キーファーは新作の企画にピッタリの脚本を得ることに関して、かなり楽観的なようだ。
「この8年でおおよそ200エピソードもやってきたから、何か新しいことを考えるのは至難の業だけど、過去の一連の物語を踏襲しながら、ユニークなストーリーになるように心掛けるよ」「可能性は大だよ」とキーファーは、エンターテイメント情報番組『エクストラ』で語った。
脚本には関係なく、キーファーは今年の年末までには映画版の撮影が開始されると考えている。
テレビ番本作は、一日24時間で起こる事件をリアルタイム形式で、毎週1日間ずつ放映してきた『24』、映画版はこれを2時間の中で凝縮されことになる。
既に監督には、トニー・スコットと交渉が始まったといい、明らかに、脚本への新しいアイデアは監督からキーファーに投げかけるようだ。
『24』のファンへは、「大丈夫!ジャック・バウアーは必ず帰ってくる」と断言できるだろう。
そしてキーファー(ジャック)は、次のとんでもなくツイてない一日を過ごすハメになるピッタリな任務を担うはずだ。