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その他 2013年12月25日 11時00分
本好きオヤジの幸せ本棚(84)
◎オヤジ人生にプラス1のこの1冊『作家的時評集2008-2013』(高村薫/毎日新聞社 1890円) 別格、という形容が誠にふさわしい作家の一人に高村薫がいる。1993年に刊行して直木賞を得た『マークスの山』で、その重厚で緻密な作風は日本中に知れ渡った。さらに'97年の『レディ・ジョーカー』も大いに話題を集めた。パーソナルな人間個々、人の内面へ肉迫する洞察力と、広く社会全般がはらむ問題を透視する哲学の姿勢に畏怖の念を抱いた読者は少なくないだろう。単純にミステリーと純文学との融合、と言うのもはばかられる、いわばドストエフスキー的世界観への接近を成し遂げたのだ。 同時にこの作家は新聞等での時評の達人としても高い評価を受けている。すでに2007年『作家的時評集2000-2007』を出しており、本書はその続篇ということになる。この6年の間に発表してきたものを一堂に集めた。総じて取り上げているのは政治の問題だ。小説における作風同様、起きた出来事一つ一つを緻密に拾い集め、その根底にある原因に迫っていく強い意志がみなぎっている。未納問題、リーマン・ショック、民主党政権誕生、自民党復権…読み進めているうちに、日本全体が抱えている窒息状態が一向に解決していないと実感せざるを得ないが、著者は生活者という立場からぶれることなく権力への抵抗を試みる。そこに強さが感じられる。 軽はずみな政治家批判とは異なる理性の象徴といえる本だ。(中辻理夫/文芸評論家)◎気になる新刊『フード左翼とフード右翼』(速水健朗/朝日新聞出版・798円) 「有機野菜」「地産地消」など自然派の食を愛好する人々、そして、「コンビニ弁当」「ファストフード」など、産業化された食を愛好する人々。現代の日本人の食の好み、ライフスタイルから見えてくる政治的な分断を読み解くフード政治思想史。◎ゆくりなき雑誌との出会いこそ幸せなり 20年に一度の式年遷宮で話題となった伊勢神宮。その社殿が立地する都道府県・三重のタウン情報誌が『月刊Simple(シンプル)』(ゼロ/390円)だ。 1979年創刊、県内で最も歴史を持つ雑誌であり、三重では書店・駅売りの他に大学生協でも販売されている。音楽・映画・スポーツ・演劇などのイベント案内に加えフリマの開催日程、宴会やウエディングの耳寄り情報まで、地域密着型インフォメーションが満載。地元県民から愛読されているらしい。 2014年新春号の特集は『美味しい伊勢』。松阪牛といった豪華料理ではなく、鉄板に盛られたコッテリ味のスパゲティ“モリスパ”やカラ揚げ丼など、B級ソウルフード店を中心に126店が紹介されている。地元ファンのみならず観光客も楽しめる充実した内容だ。 四日市・鈴鹿・伊勢志摩など、市ごとに「食」をテーマとした別冊も発売されており、こちらも興味深い。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表) ※「ゆくりなき」…「思いがけない」の意
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芸能 2013年12月24日 16時30分
たかみなの「ももクロとAKB48どっち好き?」の質問にマー君逃げ腰!
AKB48の高橋みなみが24日東京・有楽町のニッポン放送で直前に迫ったニッポン放送「第39回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」のスタート直前会見を行った。 クリスマスイブの12月24日正午から翌25日クリスマスの正午まで24時間チャリティー生放送のパーソナリテイを務める高橋は「24時間という未知の領域ですが最初から最後まで全力で走っていきたいと思います」とコメント。「昨晩は緊張して眠れませんでした。この2日間は声と、またAKB48らしく音楽の素晴らしさと両方で何かを伝えていきたいです」と意気込みを語った。 正午から始まった番組の初ゲストには、時の人楽天ゴールデンイーグルスの田中将大が登場。先月行われた会見で田中に出演のラブコールを送ったことで共演が決まった高橋は「やったぜ!、いきなりスゴすぎるよ〜」とハイテンション。 以前から高橋を推しメンにあげていた田中投手は「推しメンは高橋みなみちゃんです。ぼくは変わりません」とキッパリ。高橋は「これで24時間いけるぜ〜」と絶叫。 また高橋はももクロファンとして知られる田中に「ぶっちゃけ、ももクロとAKB48、どっちが好きですか?」と直球勝負。とまどいながら田中は「アイドルが好きです」と苦笑い。(アミーゴ・タケ)
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芸能 2013年12月24日 15時30分
勝手に選ぶ芸能界10大ニュース その4 仕事より恋を選んで芸能界から消えそうな矢口真里
ここ最近の芸能界であまり大きなニュースになっていない不倫問題だが、今年5月末、「週刊女性」(主婦と生活社)が元モーニング娘。のリーダーでタレントの矢口真里が2月下旬、夫で俳優の中村昌也が留守の間、自宅に飲み会で知り合ったイケメンモデルの梅田賢三を“お持ち帰り”し、早朝に帰宅した中村と鉢合わせし修羅場に発展。以後、別居状態になっていることを報じた。 「同誌が出る前、ライバル誌の『女性セブン』(小学館)が2人の収入格差などが原因で別居状態であることをスクープ。中村サイドはその報道にいらだったようで『週女』に矢口の不倫をリークしたようだ」(週刊誌記者) 以後、他誌で修羅場の詳細な様子が報じられるなど矢口サイドにはまったく反論の余地がなく、5月30日に離婚届けを提出したことを双方の事務所がマスコミ各社にファクスで報告した。 その後、矢口は続々とレギュラー番組の降板が決まって“雲隠れ”したのに対し、中村はバラエティー番組への出演が増えいつの間にか矢口の不倫&離婚騒動を“ネタ”に。 「双方とも今回の件について一切口外しないことを条件に矢口はそれ相応の慰謝料を中村に支払ったようだ」(同)というが矢口サイドも黙っていたわけではなく、矢口の親族が一部の取材に対しリアルな収入格差や中村のDV、借金や税金滞納などの金銭的なルーズさを暴露したが中村にとって大したダメージにはならなかった。 そんな中、矢口は10月中旬に正式に無期限で芸能活動を休養することを発表。11月には「週女」で梅田と半同棲していることを報じられたが、梅田と“不倫愛”を貫いたことで芸能界復帰が難しくなってしまったようだ。 「所属事務所は関係各所に謝罪を繰り返し“火消し”に必死だった。ところが、なんとか矢口を復帰させたいと尽力する事務所の意向を踏みにじるように梅田と半同棲。矢口は周囲に億単位の貯金があると吹聴しているようだが、梅田は“ヒモ状態”で、2人とも働かず使う一方だとあっという間に金はなくなるがそんなことはお構いなし。というのも、矢口はかつて、当時は自分よりも格下の小栗旬と結婚して引退することを本気で考えていたぐらい結婚願望が強かった。その時は小栗の方が冷静に周囲の意見を聞いて突っ走らなかったが、矢口は周囲の意見に聞く耳を持たない。梅田と再婚できるならこのまま引退しても悔いはないのでは」(芸能プロ関係者) このままだと矢口はテレビから消えそうだ。
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芸能 2013年12月24日 15時30分
【週刊テレビ時評】米倉涼子主演「ドクターX」最終回は26.9%で有終の美! 堺雅人主演「リーガルハイ」も前作を大きく上回る
先週は人気ドラマ2つが最終回を迎えた。 米倉涼子主演「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(テレビ朝日系/木曜日午後9時〜)最終回(第9話=12月19日=30分拡大)は、今クールの民放連ドラで最高となる26.9%(数字は以下、すべて関東地区)の高視聴率をマークして、有終の美を飾った。 「ドクターX」は、初回(10月17日)=22.8%で好発進し、第2話(24日)では23.1%と上げた。日本シリーズ(巨人対楽天)と重なった第3話(31日)こそ、18.4%と下げたが、以降、第4話(11月7日)=21.3%、第5話(14日)=23.7%、第6話(21日)=22.1%、第7話(28日)=23.9%、第8話(12月12日)=22.5%と推移。 全9話中、第3話以外は、すべて20%超えしており、第3話が日本シリーズと重なっていなければ、全話での大台突破は確実だった。 全話平均は23.0%。昨年10月期に放送された前作は、最終回の24.4%が最高で、全8話平均で19.1%をマークし、昨年放送の民放連ドラの平均視聴率トップだったが、今作は前作以上のヒットなった。こうなると、早くも、第3弾が期待されるところ。 かたや、堺雅人主演「リーガルハイ」(フジテレビ系/水曜日午後10時〜)最終回(第10話=12月18日=30分拡大)は18.9%で、大台突破こそならなかったが、上々の数字だった。 「リーガルハイ」は初回(10月9日)=21.2%で好スタート。第2話(16日)=16.8%、第3話(23日)=18.5%、第4話(30日)=18.3%、第5話(11月6日)=18.3%、第6話(13日)=17.7%、第7話(20日)=17.7%、第8話(27日)=16.2%、第9話(12月11日)=18.3%と推移。 20%超えは初回の1回だけだったが、最低でも16%台で大崩れすることはなく、全10話の平均は18.4%と高かった。 12年4月期に放送された前作は、全11話平均12.5%で、平均で5.9%も上げた。たぶんに、7月期の「半沢直樹」(TBS系)効果ともいえるが、堺の俳優としての評価が高まった証明ともいえる。これだけの数字が出ると、フジとしては、第3弾をなんとしても制作したいところだろう。 また、草なぎ剛が主演した「独身貴族」(フジテレビ系/木曜日午後10時〜)最終回(第11話=12月19日)は9.6%と初の1ケタ台に転落し、全話平均は11.4%とふるわなかった。 椎名桔平主演「刑事のまなざし」(TBS系/月曜日午後8時〜)は全11話の平均8.0%、錦戸亮主演「よろず占い処 陰陽屋へようこそ」(フジテレビ系/火曜日午後10時〜)は全11話の平均8.7%と、ともに1ケタ台に低迷した。(坂本太郎)
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芸能 2013年12月24日 15時30分
NHK朝ドラ「ごちそうさん」 週平均視聴率連続上昇ストップも、依然高視聴率キープ
第1週から高視聴率を続けているNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(杏主演/月〜土曜日午前8時〜)の第12週(12月16日〜21日)は、第7週から続いていた週平均視聴率の連続上昇こそ、5週でストップした。だが、週平均視聴率は23.5%と依然高水準をキープし、4週連続で23%超えとなった。 第12週「ごちそうさんまでの日々」は、関東大震災が起き、主役のめ以子(杏)の夫・西門悠太郎(東出昌大)が現地調査などのために東京に向かい、め以子は大阪に避難してきた被災者たちのための避難所で、炊き出しの手伝いをするという展開だった。幸い、め以子の東京に住む家族は無事だったとの報が、悠太郎からもたらされた。 ここまで、週平均視聴率は第1週(9月30日〜10月5日)=21.07%、第2週(同7日〜12日)=21.22%、第3週(同14日〜19日)=21.65%、第4週(同21日〜26日)=21.85%、第5週(同28日〜11月2日)=21.92%、第6週(同4日〜9日)=21.00%、第7週(同11日〜16日)=21.72%、第8週(同18日〜23日)=22.35%、第9週(同25日〜30日)=23.18%、第10週(12月2日〜7日)=23.4%、第11週(同9日〜14日)=24.0%と推移している。 特筆すべきは、第1週から、12週連続で週平均21%を超え、一度も20%を割った週がない点だ。 ここ数週の視聴率を、今後も維持できれば、最終的に全話平均は22〜23%台で終えそうな気配だ。 近年の朝ドラの視聴率を見ると、03年以降では「こころ」(03年後期/中越典子主演)の21.3%が最高。00年以降では、国民的ドラマとなった「ちゅらさん」(01年前期/国仲涼子主演)が22.2%、「ほんまもん」(01年後期/池脇千鶴主演)が22.6%、「さくら」(02年前期/高野志穂主演)が23.3%で、この3作が22〜23%台。00年以降のトップは「私の青空」(00年前期/田畑智子主演)の24.1%。 さすがに、「私の青空」は抜けそうにないが、「ごちそうさん」は、先の3作の平均視聴率を超えそうな勢いだ。(坂本太郎)
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レジャー 2013年12月24日 15時30分
番外 名古屋グランプリ(JpnII、名古屋ダート2500メートル、25日)藤川京子のクロスカウンター予想!
12月25日 名古屋10R 名古屋グランプリ 前走の浦和記念で完全復活を遂げたランフォルセが軸。 低迷脱出で、連勝時の状態を取り戻したここは勢いに乗る。前走ランフォルセと0秒2差の競馬をしたシビルウォーが相手。先行力あるトウショウフリーク、エーシンモアオバー、サイモンロードの前残りに注意。このレースは相性のいい小牧騎手のナイスミーチューまで押さえたい。◎(11)ランフォルセ○(9)シビルウォー▲(3)トウショウフリーク△(7)エーシンモアオバー△(12)サイモンロード△(1)ナイスミーチュー3連単1着、112、3着、9、3、7、12、1※出馬表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認してください。
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ミステリー 2013年12月24日 15時30分
水族館で首がちょん切れた!? ダブルデートの悲劇
右の写真は先日、山口敏太郎事務所に届いた不思議写真の一枚である。 写真に写っている左側の男性に注目していただきたい。なんと体から首がスッパリと切られたかのように無くなってしまっているのだ。 山口敏太郎事務所はこれまでにも本誌で、腕の切れてしまった写真や首だけが宙に浮かんでしまった写真などをご紹介してきたが、ここまで見事に首だけがスッパリと消えてしまっている写真は珍しいと言える。 撮影者によると、この写真が撮られたのは2009年の2月下旬。東京都内の某水族館で、男女4人でダブルデートを行っていたときに撮られたものであるという。 また、撮影者によるとダブルデートあと参加者の4人は自動車事故に遭っており、全員がムチウチ症にかかり、さらに首が切れてしまった男性はプライベートでも首が切られる…つまり会社をクビにされてしまったというのである。 果たしてこれらの偶然は、今回の写真となにか関係があるのだろうか。 山口敏太郎事務所は主に関西で活躍している風水師・霊能者のあーりん女史へ鑑定をお願いした。 「写真からは、立地なりのうっすらとした霊気はありますが、このくらいは東京ではわりとどこででも感じられる程度の霊気です。被写体の人物に対しても問題があるほどの霊気は感じません。首の部分がきれいに切れているように見えますがこれは被写体の方が、うつむいているだけに思われます。撮影者との遠近感や身長差によってこの現象は起こりやすくなる場合があります。普通の襟なら後頭部の一部が見えたかもしれませんが、パーカーの大きな襟で頭部が完全に隠れている様子です。悪い霊気が特にないので、角度による不思議写真と思われます」とのことである。 さらにあーりんさん曰く、水族館のような青い水槽の前ではクロマキー(ブルーバックなどを使った合成撮影)のような状態になってしまい人体の一部が透けた欠損写真が撮られることがあり、ライティングや移動速度、シャッタースピードの関係で体の一部が切れたような写真が撮れやすいとのことである。つまり、この写真は目の錯覚や偶然によって撮影されたものであるという。 しかし、4人の参加者が自動車事故に遭って首を負傷したり、会社をリストラされたのは事実であり、もしかすると参加者が密かに感じていた「車への恐怖心」や「リストラへの恐怖」がこの写真から浮き出てしまい、このような不思議写真が撮られてしまった可能性はある。 みなさんも首の切れた写真にはご注意頂きたい。(山口敏太郎事務所)
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社会 2013年12月24日 14時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第57回 中央銀行はお金の「行先」を管理できない
12月1日、今年のノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラー教授(S&Pケース・シラー指数で有名)は、独週刊誌シュピーゲルにおいて、アメリカ株式市場やブラジル不動産市場などの価格高騰に懸念を示した。 シラー氏は、 「まだ警鐘を鳴らす段階にはないものの、多くの国の株式市場は高値にあり、一部の不動産市場では急激に価格が上がっている。これはまずい結果を招きかねない」 と述べた。 また12月5日、PIMCO(米パシフィック・インベストメント・マネジメント)のビル・グロース氏は、主要国(特にアメリカ)で実施されている「前例のない規模」の金融緩和により、株式や債券価格が本来の水準を超えて押し上げられているとの見方を示した。 さらに、12月6日には来日中だったフランス政治経済学会のアンドレ・オルレアン会長が産経新聞のインタビューに応じ、中央銀行が国内銀行から国債を買い取り、通貨を大量に発行する量的緩和政策について、「リーマン・ショック後の衝撃を和らげた」と評価したものの、「経済成長を促す点で疑問がある」と述べた。 理由は、 「量的緩和で増発されるマネーは金融市場の内部にとどまり、投機に向かう力を増幅させ、新たな金融危機を起こし、実体経済にとっては逆効果になりかねない」 とのことである。 現在、アメリカ、ユーロ圏、イギリス、日本などの主要国で株価が軒並み上昇している。 NYダウは歴史上初めて、終値が16000ドルを超えた。イギリスの株価指数FTSEは6600ポイントを超え、史上最高値に迫っている。ユーロストックス50指数は10月に3050ポイントを上回り、史上最高値を更新した。そして、日本の日経平均も再び上昇を開始し、一時は16000円台に迫った。 注意すべきは、日米英欧の「実体経済」は、決して好調とは言えないことだ。日本の物価上昇率は、コアコアCPIでようやくプラス化した段階だ。イギリスの物価上昇率はゼロ。アメリカは1%。欧州は消費者物価指数が0.7%上昇である。 米英欧諸国は、明らかにデフレ化しつつある。日本はようやく「デフレ脱却」に向かうところだが、米英欧は逆にデフレ化の方向に進んでいるわけだ。 驚くべき事実は、アメリカがリーマン・ショック以降、実に4兆ドル(約400兆円)ものドルを発行し、金融市場に投入したにもかかわらず、物価上昇率が1%と低迷している現実だ。しかも、英米両国の失業率はいまだに7%を上回り、リーマン・ショック前の水準を回復していない。 さらに、ユーロ圏の場合は「全体の失業率」が12.2%。ギリシャ、スペインの失業率に至っては、25%を上回っている。それでも、株価指数が「史上最高値」を更新してしまったのだ。 現在の日米英3カ国は、中央銀行が量的緩和、すなわち「国債の貨幣化(通称・財政ファイナンス)」を続けている。中央銀行が(主に)国内の銀行から国債を買い取り、同じ金額分の通貨を発行し続けているわけだ。 ユーロの場合は、株高と同時に「ユーロ高」が発生しているため、ジャブジャブのドルが両替され、ユーロ圏に流れ込み、株価を押し上げている可能性が高い。 問題は、中央銀行は自ら発行したお金の「行先」を管理することはできないという点だ。 中央銀行が発行した通貨が、銀行から借り入れられ、民間や政府の「消費」及び住宅投資、設備投資、もしくは公共投資に向かえば、「モノ」や「サービス」が消費、投資として購入されたことになり、必ず誰かの所得を創出する。 それに対し、中央銀行が市中銀行に発行したお金が借り入れられ、株式や土地、金融商品の購入に向かった場合、それ自体は所得を産まない。無論、株価や土地価格が上昇すれば、消費拡大という間接効果(いわゆる資産効果)が発生するが、あくまで「間接的」だ。 現在の各国の株価上昇(新興経済諸国では土地価格も上がっている)は、実体経済ではなく金融経済に「中央銀行が発行したお金」が流れ込んだことを主因としているのではないか。そうなると、主要国(特にアメリカ)が量的緩和の縮小という金融引締めに舵を切った途端に、各国の株式・土地バブルが崩壊し、巻き戻しが発生しかねない。 断っておくが、筆者は現在の資産価格の上昇について、「来年はバブルが崩壊する! 大変だ!」と、危機感を煽りたいわけではない。 何しろ、金融経済におけるストック価格の上昇は、直接的には実体経済(所得)を拡大しないが、金融経済でストック価格が暴落(すなわちバブル崩壊)してしまうと、実体経済は多大なるダメージを受ける。そんな事態は、誰も望んでいない。 金融経済における資産(ストック)価格暴落を防ぐためにも、今後の各国の政府当局は「実体経済の成長」により重点を置くべきと主張しているのだ。 要は、実体経済と金融経済のバランスの問題だ。実体経済が成長し、金融経済とのバランスを回復すれば、資産価格の上昇をソフトランディングできる可能性が高まる。 金融経済ではなく、実体経済を拡大させるためには、誰かが「中央銀行が発行した通貨」について、所得を生み出すように使わねばならない。 すなわち、政府の財政出動の出番なのだ。 ところが、日米英欧という主要国はこぞって「財政均衡主義」に冒され、適切な財政出動作に踏み出せない(それどころか「増税」を決断した国すらある)。 そうなると、2014年の各国政策担当者は、「金融引締め」と「資産バブル膨張」との間で綱渡りをせざるを得ない。 来年は色々と「難しい一年」になりそうだ。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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芸能 2013年12月24日 11時45分
大沢樹生と喜多嶋舞の長男の本当の父親は誰?
05年に離婚した俳優の大沢樹生と女優の喜多嶋舞元夫妻の16歳の長男がDNA鑑定の結果、大沢と血縁関係がなかったという衝撃の事実を発売中の「週刊女性」(主婦と生活社)が報じている。 大沢と喜多嶋は88年に放送されたドラマでの共演がきっかけに交際をスタートさせ、96年6月にデキちゃった結婚。しかし、同誌によると、長男は一定の音が聞こえない感音性難聴を患い、また、08年に結婚した15歳年下のモデルとの間に子供を授かったものの、昨年5月に胎児異常により死産。そのため大沢は「自分のDNAに問題があるのでは」と考え始め、さらに長男が自分に似ていないことから長男とともに病院に行き今年2月にDNA検査を受けたが、その結果は「父性確率0%」という残酷なものだったというのだ。 結果を受け、双方の弁護士が話し合った結果、親権は大沢から喜多嶋に移されたものの、喜多嶋は再婚相手との間に長女がいることもあり、母で女優の内藤洋子が暮らす米・ロサンゼルスに長男を行かせ、内藤が親権者になっているというのだ。 「昨年、長男は一部週刊誌に幼少期から大沢から壮絶な虐待を受けており、それが原因で喜多嶋と離婚したことを暴露したが、今回の『週刊女性』のスクープにより、喜多嶋は大沢に長男出生の秘密を打ち明けられなかったことが発覚してしまった。大沢もおそらく、喜多嶋が妊娠したことに対して違和感を抱いていたのでは。とはいえ、喜多嶋は結婚前に浮き名を流したこともなかったので、長男の本当の父親に関してはなかなか思い当たらないが、母親の内藤は事情を知っているのでは」(ベテラン芸能記者) 大沢と喜多嶋の長男が本当の父親に会える日は来るのだろうか。
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芸能 2013年12月24日 11時45分
AKB48 夢に向かって卒業する“悲劇のヒロイン・佐藤亜美菜”の軌跡
アイドルグループ、AKB48の佐藤亜美菜が22日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた公演で卒業を発表。その理由は「声優の道に進むため」であることも明らかにした。 そんな佐藤亜美菜だが、決して恵まれたメンバーではなかった。4期生としてAKB48に加入し、2008年に正規メンバーになるも、選抜メンバーに選ばれたり、メディア露出する機会は恵まれず。ただ、そんな彼女は、劇場公演で所属チーム以外でも、欠員が出た時は積極的に出演。同グループの戸賀崎智信支配人からは「多重録画すれば、亜美菜だけで全てのセットリストDVDが作れるんじゃないか」と評価される存在となる。 そんな彼女を、ファンは決して見捨てることはなかった。第1回総選挙では、選抜常連メンバーと激戦を演じ第8位にランクインする。まさに、実力で選抜メンバーへの切符を勝ち獲った。ファンが選ぶという総選挙のコンセプトを象徴するメンバーとなった。しかし、同総選挙の選抜メンバーで担当する『言い訳Maybe』のPVでは、彼女が映像として残ったシーンはわずか1秒未満。このことで、彼女は“悲劇のヒロイン”と呼ばれるようになった。 また、その後の総選挙でも、第2回、第3回と18位になり選抜入りを果たすも、彼女が選抜メンバーになれるのは総選挙でメンバーを選ぶ時のみ。第4回総選挙では21位、第5回総選挙では33位となり、選抜メンバーに残ることはできなかったが、他のメンバーに比べてメディア露出が少ない彼女は、圧倒的に不利であり、簡単に人気が下がったとは言えないだろう。 今や国民的アイドルと呼ばれるようになり、多くのテレビ番組に出演するようになったAKB48は、他のタレントと同じように、メディアへの露出機会を増やせば、人気を作り、高めることが可能になった。しかし、それで、AKB48の基本コンセプトである劇場を支える佐藤亜美菜のような存在がクローズアップされにくくなったとなれば、AKB48にとっては大きな損失かもしれない。
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