-
芸能 2014年07月24日 11時45分
黒谷友香 男役ヒーローに挑戦! 特撮史上初!
女優の黒谷友香が9月6日公開の映画「イン・ザ・ヒーロー」で、男役ヒーローを演じることが、明らかとなった。女性が男性ヒーローを演じるのは日本の特撮史上で初めてのこと。 黒谷の他、唐沢寿明、和久井映見、寺島進、日向丈らが出演する。
-
トレンド 2014年07月24日 11時45分
竹田圭吾&為末大が世界160か国放送の大作『ザ・ワールド・ウォーズ』の魅了を語る
第一次世界大戦の開戦から100周年(7月28日)を迎えるこの夏、質の高いドキュメンタリー番組を放送している世界最大の歴史エンタテインメント専門のヒストリーチャンネルで、記念すべき特別番組が世界160か国で放送される。 その番組とは、『ザ・ワールド・ウォーズ〜権力者が生きた世界大戦〜』。第一次世界大戦開戦から第二次世界大戦終結に至るまでの約30年間を“ひとつの戦争”としてとらえ、最新のCGを駆使した圧倒的クオリティで描く再現ドラマをはじめ、当時の貴重な映像、著名人や専門家のインタビューから構成される超大作ドキュメンタリー番組シリーズだ。 同シリーズは日本を含む12の国や地域の共同制作番組となり、先日、権威あるテレビ界の最高峰・エミー賞で、作品賞(ドキュメンタリー/ノンフィクション・シリーズ部門)、脚本賞(ノンフィクション番組部門)、音響編集賞(ノンフィクション番組部門)の3つの賞にノミネートされた。アメリカ・オバマ大統領が同作のために特別にコメントを発表したことでも注目度の高さが伺える。日本では、8月9日(土)・8月10日(日)の連日、21:00〜24:00ほか放送(1時間×全6話、1日3話ずつ放送)。 また、ヒストリーチャンネルでの放送に先立つ7月23日、都内で、『ザ・ワールド・ウォーズ〜権力者が生きた世界大戦〜』特別先行試写会が開催された。ニューズウィーク日本版元編集長でジャーナリストの竹田圭吾氏と、元プロ陸上選手でコメンテーターとしても活躍中の為末大氏がトークショーを行った。 すでに、『ザ・ワールド・ウォーズ〜権力者が生きた世界大戦〜』を見た2人は、作品の魅力と、注目点を語った。 為末氏はまず、「第一次大戦と第二次大戦を繋げて考える」という発想が新鮮だったことを紹介した。ヒトラーやルーズベルトなど第一次世界大戦では前線で戦っていたような若者たちが、第二次世界大戦では権力者となり、世界にどのような影響を与えたのかという独自の切り口で制作された同作に触れ、「第一次大戦での個人としての体験が、第二次大戦でのリーダーとしての決断に影響しているのではないかなどが見えてきました。そこが面白かったです」と感想を語った。 竹田氏も、第一次大戦から第二次大戦までを“ひとつの戦争”としてとらえている点が、「この番組の一番のポイントであり、面白いところ」と語った。「歴史は点ではなく線」という竹田氏は、「第一次大戦、第二次大戦、その間の大恐慌を、学校でもバラバラに習いますし、普段の印象としてもバラバラにインプットされますが、実は、この作品に描かれているように、全部繋がっているのです」とも。 また、権力者の一人、一人の人生にスポットライトを当てた構成については、為末氏が「バランスが良かった」と指摘。為末氏の言葉を受けた竹田氏は、「一人、一人の権力者・指導者の決断と判断に絞ってドラマを再現しているところがすばらしい」と為末氏の言葉を補足する形で絶賛。インタビューを、政治家や指導者のみならず、歴史家・作家・評論家など幅広い視点を持つ著名人に行っていることも評価した。 最後、為末氏は、「グローバル化といわれますが、相手がどんなロジック、どんなものの見方で世の中を見ているのかということがこの番組でわかったような気がします。各国のものの見方とでもいうものが。それぞれの国も人もみんな、違う見方をしているのだということを改めて認識するうえでも、すばらしい作品です」と試写会参加者に呼びかけた。 竹田氏は、「第1話は、ヒトラーとチャーチルの若いときがメインなのですが、彼らの青春時代の立ち振る舞いであり、考え方があり、時代が彼らを作っていく過程が描かれます。最終的に、広島と長崎の原爆であり、もっといえば、今のウクライナ情勢のような世界全体に繋がっています。その一番最初のところなのだということがよくわかります。また、ドキュメンタリードラマとしても、非常に楽しむことができます」とメッセージを送った。(竹内みちまろ)
-
芸能 2014年07月24日 11時45分
元AKB48 篠田麻里子が営業停止した「ricori」について思いを語る
元AKB48の篠田麻里子が24日、自身のブログで、監修、デザインを手掛けたブランド「ricori」が営業停止したことについて語った。 「皆様へ」とのタイトルで更新された同ブログで篠田は、「この度は突然のニュースに私自身驚きと、悲しみで言葉を失いました。正直、状況が掴めずに皆様にお話が出来ませんでした。ただ、ずっと自分の言葉で皆さんに伝えたかったです。ricoriを知ってくれた方、好きになってくれた皆様、応援してくれた皆様、本当にありがとうございました!」とファンへコメント。 そして、「私はずっと服を作ることが夢で、芸能界に入る前は服飾学校に行き、夢を追いかけていました。オシャレが好きで服が好きで。そんな私がricoriをオープンするとなった時、地元の友達が高校の卒業文集を見せてくれました。十年後の夢、私は自分のブランドを立ち上げて、お店を持つ! と。高校卒業からちょうど十年経っていたので、私自身、驚くと共に、夢は願えば叶うんだと実感しました」とも。 そして最後に、「短い期間でしたが、皆様と築き上げてきたricoriの歴史、そして最高のスタッフに恵まれたこと、ずっと私の財産であり、宝物です」との言葉で締めくくっている。
-
-
芸能 2014年07月24日 11時45分
SMAP 「27時間テレビ」で「サザエさん」に出演
26日にスタートする「武器はテレビ。SMAP×FNS27時間テレビ」で総合司会を務めるSMAPが、番組内で放送される「サザエさんスペシャル」に出演することが23日、わかった。 SMAPはオープニング曲「サザエさん」の2番を歌うことも決定している。
-
芸能 2014年07月24日 11時45分
カラテカ入江が武藤敬司にスリーパーホールドも「こんな痛い記者会見は初めて」
お笑いコンビ カラテカの入江慎也が書籍「社長が落ちる接待力」刊行記者会見&公開取材をプロレスラー武藤敬司と共に23日都内で行った。 昨年プロレス団体W-1を旗揚げし、社長兼レスラーとして奮闘中の武藤にプロレス特訓を受けた入江。武藤をスリーパーホールドで締めあげたが、あっという間に足四の字を決められ、断末魔の悲鳴を上げた。入江は「こんな痛い記者会見は初めてです」と息も絶え絶え。武藤は「足短いからガッチリ決まっちゃたよ。ところで何しに来たの?」と入江に質問。入江が「社長・武藤さんに経営者としてのお話しを伺いに来ました」と話すと、武藤は「俺の一番苦手な部分だね。今もギリギリでどうにかやってるよ。去年は団体を乗っ取られてこっちに来たんだ」と苦笑い。 入江はプライベートで豊富な人脈を持ち、多くの社長とも交友関係を持っているという。武藤は「チケットを買ってくれる社長を紹介して」と懇願。入江が「何回か飲む席に来ていただければ紹介します。仲良くなったらチケットを買ってくれます」と請け負うと、武藤は「酒を飲むのは得意だから、接待はぜひ参加します」とやる気満々。 最後に武藤は「本が売れたらチケット買ってね」と入江にお願い。入江は「券を買って後輩を連れてみんなで見に行きます」と笑顔で語った。(アミーゴ・タケ)
-
-
レジャー 2014年07月24日 11時45分
ハッシーの中央競馬新馬セレクション(7/27福島・7/27中京)
先週ピックアップした2頭。福島デビューの注目馬・マイティーハニーは、まずまずのスタートを切ると内枠ということもありポジションを取りに行く。1コーナーでは内枠の利で先頭に立つがややかかり気味。一度グッと手綱を引いて3番手まで下げたが、チグハグなレースになってしまいスタミナを消耗。4コーナーで一旦盛り返したが、さすがにそれ以上の脚はなく踏ん張るのが精一杯。6着に敗れはしたが、随所に幼さを見せ、チグハグな競馬になった割には良く粘った。競馬を覚えてくれば面白い存在になりそう。所変わって中京デビューの注目馬・ルアンジュは、出遅れたもののすぐに盛り返し4、5番手の位置取り。3コーナーからじわじわと上がっていき、直線入り口では早くも2番手へ上がる。追い出されると内へもたれて追い辛くなるが、それでもスッと伸びて1着。気性的に少し難しいところがありそうで、混戦になった時に不安が残るが、まともに追えなくてもこれだけの脚が使えるのだから能力は高い。気性が良い方に向けば今後が楽しみな1頭。 今週の福島デビューの注目馬は、7月27日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のエッケザックス。馬名の由来は「北欧神話に登場する剣」。牡、鹿毛、2012年5月9日生。美浦・鹿戸雄一厩舎。父デュランダル、母リーチマイハーバー、母父Boston Harbor。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は社台レースホース。愛馬会法人・社台サラブレッドクラブの募集馬で総額3600万円。全兄には中央で全5勝を挙げ、11年アーネストリーが勝ったオールカマー(GII)で3着に入ったカリバーンや、半姉には芝の中距離戦で4勝を挙げ、12年ジェンティルドンナが勝った秋華賞(GI)で4着に入ったブリッジクライム(父ゼンノロブロイ)がいる。コンパクトな馬体をしているが、胸前は厚く、肩から上腕の筋肉は立派なもの。トモには良質な筋肉が付いており、キレ味鋭い末脚を発揮しそうだ。蹄には厚みがあり、馬場が渋っても力を発揮出来るタイプだろう。なお、鞍上には横山典弘騎手を予定している。 中京デビューの注目馬は、7月27日(日)第5R芝1400m戦に出走予定のロープアドープ。馬名の由来は「モハメドアリがキンシャサでジョージフォアマンを破った時の戦法」。牡、青鹿毛、2012年5月23日生。栗東・白井寿昭厩舎。父キンシャサノキセキ、母フィールソーナイス、母父アーミジャー。生産は浦河町・日進牧場、馬主はヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン。愛馬会法人・ユニオンオーナーズクラブの募集馬で総額1700万円。半兄には全6勝を挙げ、06年京阪杯(GIII)を勝ったアンバージャック(父パラダイスクリーク)がいる。好馬体の持ち主。繋ぎは短いが、一見するとこれぞ短距離馬というかたちではなく、頸、胴ともにそこそこの長さがあり、フットワークの大きな走りから1800mくらいまではやれそうだ。キレで勝負するタイプではなく、大きなフットワークを活かしグイグイ伸びて来るタイプだろう。なお、鞍上には川須栄彦騎手を予定している。※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。
-
社会 2014年07月24日 11時45分
北海道議が航空機の座席の背もたれ巡り乗客CAに暴言吐く
地方議員の失態が相次いでいるが、今度は北海道議が航空機内で酔って大暴れをした。 北海道議会の「自民党・道民会議」に所属する小畑保則議員(65)が、道議会の海外調査団の一員として欧州へ向かう航空機内で、乗客や客室乗務員(CA)とトラブルになり、暴言を吐いた。 小畑氏によると、7月13日、欧州連合(EU)の農業・環境政策を視察する海外調査団(8人)の一員として欧州に向かうため、成田発フランクフルト行きの日本航空機に搭乗した。 その機内で、後ろに座っていた日本人の男性乗客がコンセントを差し込みたいとして、CAを通じて、リクライニングシートをいったん戻すよう依頼された。これにブチ切れた小畑氏は、男性乗客と口論になり、胸ぐらをつかんで拳を振り上げた。さらに、前に座った乗客が背もたれを倒したことを巡って、トラブルになった。仲裁に入ったCAに、「サービスが悪い」「倒産した会社が何を言っているんだ」などと暴言を吐いた。 当時、小畑氏は機内でウイスキー3杯と焼酎1杯を飲んでいた。到着地で日航から、「迷惑行為を慎むように」と警告書を受け取っていた。 道議会事務局によると、調査団はドイツやフランスで、ワイナリーや酪農家を訪ね、19日に帰国した。 「会派の筆頭副会長としての責任の重さを感じた」として、小畑氏は22日、加藤礼一議長に辞職願を提出し受理された。 同日、会見した小畑氏は「道民の皆さんや議員仲間に迷惑をかけて申し訳ない。失態を心から深くお詫びする」と陳謝。「酒に酔ってはいなかったと思う。感情を抑えられなかった」とコメントした。 小畑氏は釧路市議を経て、03年の道議選で初当選し、現在3期目だった。既に来春の道議選において、自民党道連から公認を受けているが、立候補については明言を避けた。(蔵元英二)
-
その他 2014年07月24日 11時00分
がん・動脈硬化・脳卒中予防に効果アリ 身体を丈夫にする「コーヒー」の上手な飲み方(2)
また、海外ではウィーン大学のソモザ博士が、がんを予防するコーヒー成分として、カフェインと併せて生豆に多く含まれるクロロゲン酸と焙煎豆に多いNMPが関与すると強調。三つの成分が相乗効果をあらわすと説明している。 医療関係者の一人は「最近では、医者がなぜコーヒーを勧めないのか、疑問だとする論文すら出てきています」と言う。 「2型糖尿病のリスクを下げる点については、カフェインが膵臓細胞を保護するだけでなく、クロロゲン酸が糖分の吸収を抑えて食後の血糖値を低く保ち、脂肪の燃焼を促進させるのです。コーヒーを8週間ほど飲み続けると、インスリンの働きを強め血糖値を安定させる働きのある、アディポネクチンの血中濃度が高くなるという報告もあります」(同) さらに、アルコールの飲み過ぎによる“二日酔い”の防止、抑制にも効果があるとされ、酒好きには有難い存在でもある。 「二日酔いは、独特の頭痛で頭がガンガンすることがありますが、これはアルコールが肝臓で分解される途中でできるアセトアルデヒドが、脳の周りの細かな神経に作用し締め付けるためです。コーヒーに含まれるカフェインは、血管を拡張させる作用があり、脳の血液の循環を良くする一方で、肝臓や腎臓の働きを活発化させる。そのため、飲んだお酒を酸化させ、悪酔いを引き起こすアセドアルデヒドの分解を促し、利尿作用で体外に排出、二日酔いを改善するのです」(医療ライター) さらにこんな例もある。1日に3〜5杯のコーヒーを飲んでいる人は、飲まない人に比べると、将来アルツハイマー型認知症になるリスクが最大62%低下するというのだ。 「認知能力の低下を防ぐ成分が何なのか、まだはっきりとわからないところがありますが、カフェインが短期的記憶力を向上させ、計算速度を速めたり作業時間を持続させることが判明しつつあります」 このように、コーヒーは多くの病気を予防する効果があり、いいこと尽くめに見えるが、飲み過ぎは逆効果なので注意が必要だ。 新潟大学病院の元管理栄養士で料理研究家・林康子氏がこんなアドバイスをする。 「コーヒーは、お酒の二日酔いにも効果がありますし、ニンニクなどの臭い消しにも有効です。ただし、飲み過ぎは注意。朝食抜きの空腹時に飲むと、カフェインが脳の迷走神経を刺激して胃酸を分泌させ、胃が荒れてしまうのです。ブラックはダメ。カフェオレがお勧めですね。また、1日5杯以上飲むのは止めましょう。飲みすぎると胃に負担がかかり、逆に集中力がなくなることもあります。高血圧や脂質異常症をもたらしたり、膀胱がんの発症リスクを高めるという調査結果もあります。あとは、砂糖の入れ過ぎにも気をつけて。糖の甘味は習慣化されやすいため、糖分は、ここ一発というときに加える、と意識するのが賢明です。糖尿病の人はとくにですね」 飲み方を間違えなければ、何気なく飲んでいたコーヒーが有難い存在に見えてくる。コーヒーブレイクも悪くはない!
-
芸能 2014年07月24日 09時15分
“大河ドラマ史上最低視聴率男”松山ケンイチ ついに禁を破ってTBSドラマで主演
俳優・松山ケンイチ(29)が、8月25日に放送されるTBSの「テレビ未来遺産“終戦69年”ドラマ特別企画 遠い約束〜星になったこどもたち〜」で主演を務めることになった。 同ドラマは、戦後、新京の難民収容所で暮らした経験がある増田昭一氏が実体験に基づいて描いた「満州の星くずと散った子供たちの遺書」「戦場のサブちゃんとゴン」「約束」(すべて夢工房刊)が原作。 終戦後、満州の難民収容所で頼る親もなく、肩を寄せ合って懸命に生きた子供たちと、それを見守る大人たちの姿が描かれた作品で、松山は関東軍の中尉・戸田英一役を演じる。ヒロインとなる小学校教師・水野有希子役は、新進気鋭の女優・二階堂ふみ。他の出演者は、宝田明、椎名桔平、深田恭子、前田吟、笹野高史、柄本時生ら。 松山といえば、12年のNHK大河ドラマ「平清盛」で主演を務めたものの、同ドラマの視聴率は不振を極め、最低7.3%(数字は以下、すべて関東地区)、全話平均12.0%で、大河史上ワースト記録を更新してしまった。 その後、各テレビ局は松山にオファーを出しづらくなり、松山は活動の場を映画や舞台に移した、映画では昨年は「清須会議」に出演、今年は「家路」「春を背負った」で主演を務めている。舞台では、「遠い夏のゴッホ」「蒼の乱」に出演し、新境地を開拓した。 大河以降、松山がドラマに出演したのは、昨年11月30日、12月1日に放送されたテレビ朝日開局55周年記念番組 二夜連続ドラマスペシャル「オリンピックの身代金」(竹野内豊主演)に、東大大学院生で出演したのみで、ドラマの主演となると1年8カ月ぶりとなる。 「平清盛」で惨敗したレッテルは、そう簡単にはがれそうにない。松山にとっては、ここで汚名返上を図りたいところで、その真価が問われることになりそうだ。
-
-
芸能 2014年07月23日 19時00分
プロフェッショナル巧の格言 二美 仁(演歌歌手/刑務所篤志面接委員) 「糟糠の妻と歩む刑務所慰問歌手の花道」(2)
結婚後の'84年、二美は法務省より北海道樺戸郡月形町にある月形刑務所の篤志面接委員を任命された。その1年後、札幌の地で二美は歌手の道を切り開いたともいえるヒット曲『津軽じょんがら流れ歌』と運命的な出会いは果たしたのだ。♪津軽じょんがら流れ歌〜 二美の妻・美喜子さんがママを務める『鹿の園』では毎晩、お客が合唱する『津軽じょんがら〜』の曲が聴こえる。 筆者が二美と出会ったのも、『津軽じょんがら〜』がきっかけだった。 この曲は村木賢吉の『おやじの海』の大ヒットで一躍有名になった佐義達雄氏が作曲。東京・赤坂でスナックを経営していた釧路出身の歌手・五郎正宗がレコーディングして全国発売した。 親しいプロダクションの社長から「五郎正宗が『津軽じょんがら〜』という曲を出す、ヒットは間違いない。しかし、プロモーション費がない。手伝ってくれないか」 と筆者に依頼がきた。 レコードを聴いてみるとなかなかいい曲で、新橋の居酒屋で親しくなった飲み仲間で著名なイラストレーターや広告代理店の友人に頼んで、レコードジャケットの作製に協力することになった。しかし、津軽まで行く金がない。そこで波しぶきを上げる津軽の雰囲気を出すため、冬の九十九里海岸に行った。寒い思いをした記憶がある。 ところが、いざ曲が全国発売になって、キャンペーンという段になったら、金がないのに歌手がこのホテルじゃなければダメだとか、キャンペーンに女性を同伴したことに筆者がキレて、手を引いた。そんなときに、「札幌で『津軽じょんがら〜』をレコーディング。2カ月余りで、約2万枚を売った歌手がいる。会ってみないか」と前述のプロダクション社長に誘われて会ったのが二美仁だった。 「実は僕も二美の歌を聴くのは初めてだった」と言うのはプロダクション社長。 「聴いて声質が綺麗で声量がある。ただ、コブシが回りすぎるのは気になるけど『津軽じょんがら〜』にはぴったり。それに、篤志面接委員を任命されるくらいだから、人柄もいい。だから売れたんだろうね」 その後、二美の『津軽じょんがら〜』は徳間ジャパンから全国発売された。 「この曲は他にも何人か歌って競作になりましたが、二美の曲が一番ヒットしましたよ。それだけ、彼を支持するファンがいたんです」(有線関係者) ファンの中には道内一のタクシー会社を経営するK氏もいた。 K氏は自分でピアノを弾くほど音楽に造詣が深い。また、K氏の会社は東京にもあったことから、二美はK氏の推薦で、歌手にとって憧れのステージである赤坂の『ニューラテンクォーター』でショーを開くことができた。 二美の“津軽じょんがら〜”が全国発売された頃、国鉄の民営化が実施され多くの国鉄マンが解雇された。 「K氏のタクシー会社は解雇された国鉄マンを50人ほど雇用。さらに彼らの第2の人生を励まそうと、大阪有線放送の部長に相談したところ船村徹先生を紹介され、出来上がったのがマーチ風の『男の出発』という国鉄民営化イメージソングだったんです」(二美) その後も、二美の歌に対する貪欲さは尽きなかった。 彼は初の日本レコード大賞を受賞した故・水原弘の『黒い花びら』のB面だった『女の爪あと』のような曲をどうしてもレコーディングしたかった。 「故・水原弘と親しかった氷川きよしの“育ての親”で、“演歌界のドン”と呼ばれた『長良プロダクション』の故・長良じゅん元会長に伝手を頼って接触したんです」 故・長良じゅんを札幌に招いたが、急用が入り急遽キャンセルに。代理でやって来たのが“ホタテマン”こと故・安岡力也だった。 だが、東京・六本木のレコーディングスタジオで『夜の爪あと』をレコーディングした際には、二美の姿を厳しい目で見る長良会長の姿があった。 「代理できた安岡力也さんから報告を聞いた長良会長はそのあと、スケジュールを作って、水原弘さんの『女の爪あと』を作詞した石本美由紀先生を伴い札幌まで来てくれたんです。その時に出来上がった曲が『夜の爪あと』でした。作曲は弦哲也先生。レコーディングに長良会長が立ち会ってくれたんです。感動しました」
特集
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
-
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分
-
カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能
2025年06月01日 12時00分