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スポーツ 2014年10月25日 16時30分
阪神のリベンジなるか? ソフトバンクとの日本シリーズがいよいよ開幕
プロ野球の日本シリーズがいよいよ、10月25日に開幕する。 セ・リーグはレギュラーシーズン2位ながら、CS(クライマックスシリーズ)で下剋上を果たした阪神が9年ぶり2度目の出場。パ・リーグはリーグ優勝したソフトバンクが、3年ぶり15度目(前身の南海、ダイエー時代を含む)の出場となった。阪神は実に29年ぶり2度目、ソフトバンクは3年ぶり6度目の日本一を目指す。 過去、両軍による日本シリーズは64年(南海時代)、03年(ダイエー時代)と2度あり、いずれも4勝3敗でホークスが制しており、阪神にとっては“リベンジ”を懸けた決戦となる。 05年以降の両軍のセパ交流戦での対戦成績は、ソフトバンクの21勝20敗3分けと、ほぼ五分だ。 阪神はリーグ優勝こそ逃したが、CSでは5勝1分けと負け知らずで、日本シリーズ進出を決めて、波に乗っており、互角の闘いが期待できそうだ。 「Yahoo!ニュース」では、「2014年日本一に輝くのは阪神? ホークス?」との意識調査を10月20日から実施したところ、25日午後3時現在、5万0915票(男性=83.2%、女性=16.8%)の回答があった。 その結果は、「阪神」が2万6195票(51.4%)、「ソフトバンク」が2万4720票(48.6%)ときっ抗するものとなった。 両軍にとって、差があるのが日本シリーズでの経験値。ソフトバンクは11年に日本一となったメンバーが多数残っているが、阪神は出場すること自体が05年以来で、その差は明らか。 阪神で03、05年の日本シリーズに出場した経験がある選手は、鳥谷敬内野手、関本賢太郎内野手、安藤優也投手、能見篤史投手、福原忍投手の5人しかおらず、エース・能見は中継ぎでの起用だった。 福留孝介外野手(元中日)、藤井彰人捕手(元近鉄)、鶴岡一成捕手(元巨人)らは、他のチームに在籍した際に日本シリーズを経験しているが、キーマンとなりそうなのが、“お祭り男”西岡剛内野手だ。 今季、故障のため、不本意なシーズンとなった西岡だが、CS6試合では27打数10安打、1本塁打2打点、打率.370と打ちまくり、大舞台での強さを発揮した。西岡はロッテ時代の05、10年と日本一を2度経験。しかも、10年はリーグ3位から下剋上を果たしての日本一だった。両年とも、西岡は全試合にスタメン出場しており、その存在は大きいといえそう。 日本シリーズは25日、阪神の本拠地・甲子園球場で開幕。第3戦から福岡ヤフオク!ドームに舞台を移し、第6戦で甲子園に戻る。 果たして、日本一の栄冠に輝くのは、阪神かソフトバンクか?(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年10月25日 15時00分
策士、策に溺れる FA補強をねらう落合GMが避けられないFA流出
谷繁元信選手兼任監督(43)が10月8日に白井文吾オーナー(86=中日新聞社会長)へシーズン終了の報告を行った。その席上で白井オーナーが来季へ向けて大型補強を約束。FAでも金に糸目は付けないという。オーナーは「監督の好きなようにやってくれ」と語っていたが、補強の陣頭指揮を執るのは今年も落合博満GM(60)である。 「中日も今オフの主役とも言っていい、金子千尋(30=オリックス)の獲得に参戦します。社会人時代のトヨタの後輩に当たる吉見(一起=30)もおり、この件で一歩リードしている巨人を巻き返せると中日首脳陣は見ています」(ベテラン記者) 交渉には落合GMが当たる予定だ。同GMは、昨年オフにチーム総年俸を約8億円も減らしたように、交渉の巧さでは右に出る者はいない。FA補強には心強い話だが、その軍資金が必要になるため、今季のチーム功労者が割を食うことになりそうだというのだ。 「国内FA権を取得した山井(大介=36)をどうするのか? 慰留させるなら、昇給、複数年契約を約束してやらないと…」(地元関係者) 山井はFAについて聞かれると、「まずは球団の話を聞いてから」と答えている。そんな含みのある物言いから、「行使する可能性も高い」と見られているが、実はシーズンを終了したいまも(12日時点)、中日側から交渉のアクションは受けていないという。 「開幕から先発ローテーションを守ったのは山井だけ。プロ13年目で最多勝(13勝)、最高勝率の二冠を達成しています」(前出関係者) 山井の今季推定年俸は6000万円。山井の孤軍奮闘がなければ、チームは最下位転落もあり得る状況だった。そんな主力に対して放置プレーという状況はおかしいが、それも落合GMの交渉の戦術らしい。 「昇給提示はされるでしょう。でも、山井が求めているのは複数年契約で、落合GMは来季37歳という年齢的理由から単年提示で押し通すつもり」(前出記者) 落合GMは金子との交渉で、近年のその安定した成績を評価したことを伝えるつもりだ。それは昨季、5勝しか挙げていない山井に対する間接的な批判ともなる。作為的なマイナス査定はしないが、それでも納得できないのなら、権利行使せよというメッセージだ。 「白井オーナーは補強費に糸目を付けないと言いましたが、成績を上げた自軍選手の昇給については明言していません。Bクラス低迷を名目に微増の昇給しかされなかったら、外部からいくら選手を獲っても、チームのモチベーションは上がりません」(同) 山井には、阪神など食指を動かしているとの情報もある。金子争奪戦に敗れたチームも山井にラブコールを送るだろう。落合GMの主張は間違っていないが、巧みな交渉話術だけでは谷繁体制を盛り立てることはできない。
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スポーツ 2014年10月25日 15時00分
CS裏スクープ! 本誌既報通り 広島・緒方新監督でヤンキース黒田が戻ってくる!(1)
去る10月8日、本誌既報通り、広島東洋カープが野村謙二郎監督(48)の退任を発表した。敵地甲子園でのクライマックスシリーズファーストステージに臨む3日前であり、チームの士気にも影響する。「なぜ、このタイミングで!?」の声も多く聞かれたが、アノ人をこれ以上、待たせることができなかったのである。 アノ人とは、黒田博樹投手(39=ニューヨーク・ヤンキース)のことだ。 「ヤンキースの先発投手陣の中で、最後までローテーションを守ったのは黒田だけ。野茂英雄氏以来となる日米通算3000イニングを達成、日本人初の5年連続2ケタ勝利。年齢を感じさせないどころか、むしろ凄味が増してきた感じです」(現地特派記者) 今季は11勝。当然、ヤンキースも黒田に残留のオファーを出すつもりだが、当人はシーズン終了時の会見でこうこぼしていた。 「自分なりにいろいろ考えないといけないこともある。それは去年以上にというか、例年以上に難しい」 近年、黒田は単年契約を結んできた。本人の希望であり、そこには「いつも最後だと思って投げている」「1年1年が勝負」という気概があってのことだが、古巣帰還も意識していた。 「黒田が古巣の広島での引退を考えていることは、米国でも有名です」(前出・特派記者) 田中将大投手との“161億円契約”など大型補強で今季に臨んだヤンキースは結局、プレーオフ進出さえ逃した。来季こそ地区優勝&ワールドシリーズ制覇が至上命令となる。シーズン終盤からチーム補強プランも語られてきたが、ジラルディ監督はチームの大黒柱である黒田の去就について質問され、こう答えている。 「ヒロ(黒田)がどんなプランを持っているのか、誰もまだ知らない。オフに話し合いを持つことになるだろう。来年もメジャーで通用することは間違いないと私は確信している。だが、それは彼が投げたいと思うのかどうか、その意思にかかっている」 また、地元メディアもデレク・ジーターの引退を引き合いに「クロダが去るときは、試合前のセレモニーが行われないのかもしれない」と微妙な言い回しをしていた。要するに、ヤ軍首脳陣もファンも、今オフの広島帰還を既成事実として覚悟しているようだ。 「広島の渉外担当もオフになると毎年のように渡米し、黒田と接触してきました」(NPB関係者)
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スポーツ 2014年10月25日 14時30分
議論は尽きた!? タイブレーク制導入が高校野球を変える(1)
日本高校野球連盟(以下=高野連)の技術・振興委員会が開かれた(10月20日)。同委員会は『タイブレーク制導入の是非』についても触れ、来春の都道府県大会と地区大会で、テスト導入することを決めた。実際に走者を置くイニング数など詳細、並びに正式な決定手続きは11月の理事会になるが、「もう、変更はされない」と言っていいだろう。高野連は議論を尽くしたからである。 そもそも、タイブレーク制導入の是非が議案提示された理由は、球児たちのケガを防ぐ新たな防止策が必要となったため。これまで、高野連もあらゆる対策を講じてきた。連投を防ぐため、大会期間中に休養日を設けるなどしてきたが、しかし、雨天順延や、今夏の軟式大会で中京(東海・岐阜)と崇徳(西中国・広島)が延長50回の死闘を繰り広げたように、サスペンデッド(一時停止試合)にも限界が見えてきた。そこで浮上してきたのが『タイブレーク制導入案』だった。 繰り返しになるが、高野連は全国加盟校の指導者にアンケート調査を行った(硬式野球4030校/回答率98%)。<望ましい球児の健康管理方法は?>の四択回答で、最大投票があったのは、『タイブレーク制導入』(49.7%)。委員会終了後の説明によれば、「投球やイニング数に制限を設ける方法の是非も、改めて話し合われた」という。 だが、投球数やイニング数に制限を設けると、作戦面に影響が出る。公立校など部員数の少ない学校では「投手のできる球児が1人しかいない」なんてことも珍しくない。アンケート結果を開示したとき、振興委員会の相沢孝行委員長は「(導入の)賛成が半分しかないとも、半分もあるとも、受け止め方はいろいろだが…」と語っていた。都高野連の武井克時理事長も、「大きな大会(甲子園)につながらない春の大会でやってみようということに」と、アンケート開示時点で語っていた。今回の議論が“結論ありき”だったとは言わない。アンケート開示時点で予測された範疇から出られなかったのだろう。 これもアンケート結果を開示したときのコメントだが、竹中雅彦・事務局長は導入賛成の49.7%について、「消極的な賛成」と称し、「世界的な流れなら仕方ない」「他に方法がないのなら」など、回答者の声も説明していた。 世界的な流れ−−。 改めて『公認野球規則』(発行者・NPB)を見直してみたが、タイブレーク制のことは記されていなかった。大会主催者がそのルールを管理する“勝敗システム”なのだろう。だが、日本の野球ファンが『世界的な流れ』と聞いて、真っ先に思いつくタイブレーク制は、2008年北京五輪だろう。野球・日本代表チームは、タイブレーク制で米国に敗れている(一次リーグ)。 タイブレーク制の導入は五輪直前に決定されたもので、星野仙一・代表監督(当時)が「何故、今ごろになって!?」と怒りをあらわにしていたのも思い出される。 代表チームは<延長11回、無死一・二塁>という、タイブレーク制突入を想定した守備練習をやっていなかったそうだ。 国際試合は点が入りにくい。牽制やバントシフトを徹底して相手の攻撃に備えなければ、大量失点にも繋がり兼ねない。準備不足が北京五輪の敗因だが、タイブレーク制に適応するためには、通常の守備練習とは違う準備も必要なようである。テスト導入とはいえ、タイブレーク制がトーナメント形式の高校野球に与える影響は少なくないようだ。(スポーツライター・美山和也)※星野仙一氏のコメントは2008年8月21日付の各スポーツ新聞を参考にいたしました。
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レジャー 2014年10月25日 14時00分
夜を棄てたキャバ嬢〜過去のトラウマに悩まされていた佐奈〜
夜の世界で働くキャバ嬢の多くが睡眠不足に悩まされている。特に昼の仕事と両立していたり、育児と共にキャバで働く女性の平均睡眠時間は5〜6時間ほどだという。しかし佐奈(仮名・24歳)の場合は別の理由で眠れぬ夜を過ごしていた。 「この世界はキャバの経営を始めたという友達に誘われて、軽い気持ちで入ったんです。最初は楽しかったし、問題なかったんですが、元カレを思い出すようなお客さんにあたると、体調が悪くなり、帰ってからも一切眠れませんでした」 佐奈は元カレから激しいDVを受けていた過去があるという。その傷はまだ癒えておらず、乱暴な態度の客と接すると、過去を思い出し、彼女を苦しめた。恐怖心から頭がパニック状態になると、動悸が激しくなり、会話も支離滅裂、キャバクラの仕事を回していくのには厳しい状態となり、体調は日々悪化していった。仕事を終えてからも眠ることはできず、布団に入ってからもずっと震えていたという佐奈。 「最初は心療内科にも通院して、睡眠薬を処方してもらっていたりしたんですが、弱いものでは、だんだん効かなくなっていきました」 客への気遣いを常に求められる嬢にとって、ストレスにより心を蝕まれてしまうことが多いと聞く。佐奈の場合はそれに加えて過去のトラウマが消えることなく苦しめた。せっかく派手なメイクとドレスで着飾っても睡眠不足で肌は荒れていく一方。彼女の精神状態は限界に近づいていた。 「ずっとこの世界に誘ってくれた友達に悪いと思って、辞めたくても言い出せなかったんです。でも心療内科の先生に相談したら、このままの生活だと状態は悪化する一方だと言われてやめる決意をしました」 これ以上、キャバで働くことを医者に止められた佐奈は、店側にDVの過去やパニック障害などの事情をすべて話し、夜の世界から足を洗った。現在は、人と関わることの少ない、データ入力の仕事を都内で行っているという。(文・佐々木栄蔵)
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社会 2014年10月25日 14時00分
疑惑の宝石箱 まだある辞任小渕優子経産相の銭ゲバ錬金術(1)
女性閣僚を大量起用し、9月に発足したばかりの安倍改造内閣。その中核を担う小渕優子経産相と松島みどり法相が10月20日、「政治とカネ」問題でW辞任した。中でも有権者への買収疑惑で閣僚を辞任した小渕氏は、まさに崖っぷちに立たされた状態なのだ。 その概要を政治部記者がこう伝える。 「小渕氏の辞任騒動は、複数の後援会が'07年から'11年までの間に後援者から会費を徴収し、都内の明治座で観劇会を催したことが発端。食事代+入場料込みの劇場への支払額が、徴収額よりトータルで5330万円も多かったことが、公職選挙法の有権者への寄付行為に抵触するとマスコミに叩かれ、閣僚辞任に至ったのです。ただ、小渕氏の公設秘書が事務責任者なら、今後刑事責任に問われる確率も高く、連座制の適用で小渕氏の当選自体が無効となる可能性も出てきているのです」 ちなみに、騒動勃発後には地元から「会費は1万2000円前後が徴収された」との声が上がっているという。だが、仮に集められた会費が少額記載されていた場合には、今度は政治資金規正法違反に問われる恐れがある。まさに前門の虎、後門の狼といった具合で、小渕氏は逃げ場を失った状態に置かれているのだ。 政治部記者がこう続ける。 「しかも、彼女への疑惑はこれだけではない。後援会が'05年から'11年に行った東京ドームでの野球観戦会にも、同様の疑いが持たれている。こちらの徴収額は196万円。ドーム側への支払いは436万円で240万円の差額が出ており、これも後援会が補てんしたとすれば、買収行為が常態化していた可能性が高い。また、政治資金からベビー用品や化粧品を購入したといわれ、私的流用の疑いも浮上しているのです」 ただ、これは小渕氏が父親の故・小渕恵三元首相から受け継いだ“負の錬金術”だったとの見方もある。 というのも、今回疑惑の俎上に上った後援会の中心組織は元首相時代から存在しており、その一部は最近まで小渕氏の後援組織と認識されていなかったからなのだ。 政治部デスクがこう話す。 「疑惑噴出の発端となった『自民党群馬県ふるさと振興支部』は、もともと小渕元首相の政治団体で、同氏が急逝したために、長らく永田町では自然消滅したと見られていたのです。ところが、小渕経産相が誕生したばかりの今年9月に、一部マスコミがこの組織が群馬県高崎市に主たる事務所を置いて活動し、彼女の事務所や資金管理団体に莫大な金をもたらしていることを報じた。それが原因で、父娘相伝の錬金術の一端が明るみとなったのです」
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スポーツ 2014年10月25日 13時00分
阪神タイガース29年ぶりの日本一で噴出する“お家騒動”(2)
とはいえ阪神はタイトルホルダーの昇給&慰留に加え、福留に対しても来季、1億5000万円を払わなければならなくなった。 「中島裕之(アスレチックス2A)の獲得報道に西岡が疑念を感じています。守備位置のかぶる西岡は『自分は必要とされていないのか』と不満に感じ、満足のいく提示がなければ移籍も視野に入れているそうです」(同) また、ここに来て全く予想していなかった事態も発覚。メジャースカウト陣が能見にラブコールを送り始めたという。 「能見は制球力があり、スプリットを決め球にしています。田中将大やダルビッシュのような速球は投げられませんが、技巧派の岩隈久志も向こうで成功しており『年齢は関係ない。十分通用する』と」(球界関係者) 能見が海外FA権を取得するのは来季終了後。阪神は基本的に入札制度を容認していないが、国内FA権を取得した今オフは、まず複数年契約を提示しなければならない。長年、先発ローテーションを支えてきた功績に見合うだけの昇給がなければ、エース喪失の危機に直面する。 「CS初戦で好投した藤浪晋太郎も、2年連続2ケタ勝利で大幅昇給が確実です。優勝はできませんでしたが、阪神ナインの大半が昇給対象」(前出・ベテラン記者) マネー戦争が避けられそうにないオリックス・金子千尋や楽天・嶋基宏の争奪戦にも参加するつもり。前出の球界関係者によれば、阪神経営陣は単年契約の選手はもちろん、FA権取得の西岡、能見ともまだ下交渉を行っていないという。当然、彼らは日本シリーズを「自身を高く売り込む絶好の機会」とも捉えている。監督人事でモメたため、時間がなかったらしい。 結果的にそれは阪神選手を躍起にさせ、今、日本シリーズへの闘争心を掻き立てているのだが、トンデもない額の“チーム総年俸”を払う流れになってしまったようだ。 「ゴメスの代理人は吹っ掛けくるでしょう。1億2000万円から倍増が残留の最低ラインとなり、そのトバッチリを食うのは新井貴浩です。3年契約最終年の今季も不振でしたし、残留なら現在の年俸2億円から大幅減給でしょう」(前出・在阪記者) いや、新井貴も日本シリーズをラストチャンスと捉え、大爆発するかもしれない。ともあれ日本シリーズを第7戦まで戦うことになれば、甲子園球場は4試合を主催できる。グッズや弁当、気温が低くてもビールを売りまくって収益を上げなければ、トラは“29年ぶり日本一で大赤字”の窮地に陥ってしまう。
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社会 2014年10月25日 12時00分
病める巨象 新日鉄住金の内憂外患
新日本製鉄と住友金属が合併して新日鉄住金が発足したのは2012年10月だった。記念すべき合併2周年を目前にした9月26日、地球の裏側からトンデもない情報が飛び込んできた。ブラジルの鉄鋼大手で、新日鉄住金が発行済み株式の29.45%を保有し、持分法適用会社に組み込んでいるウジミナスが、現地時間の25日に開いた取締役会でフリアン・エグレン社長ら3人を突如解任したのだ。 日本では一部メディアが手短に報じ、有力紙はなぜか無視を決め込んだ。だから世間の関心度は極めて低いが、市場関係者は「新日鉄住金の命運を左右する。下手すると大量の返り血を浴びかねません」と声をひそめる。 ウジミナスは1958年に日本とブラジルの合弁で設立した同国第2位の鉄鋼会社。新日鉄住金(当時の八幡製鉄、富士製鉄)は設立当初から出資し、'06年に持分会社化。海外戦略の重要拠点に位置付けており、'08年のリーマンショクで業績が悪化した後は、役員や技術者を派遣するなど経営再建に尽力していた。 その会社で社長解任とは穏やかではない。現地報道や関係者の話を総合すると、解任された3人の取締役はウジミナスに27.66%出資する鉄鋼大手テルニウム(本社アルゼンチン)出身。解任理由は「お手盛りボーナス」が支給されていたことだ。後任社長に就いたロメル・ソウザ氏を新日鉄住金が支持したことから、仕掛け人は新日鉄サイドと見られている。 果たせるかな、テルニウムは社長解任決議の無効を訴えたばかりか、大株主であるブラジル銀行年金基金から「市場価格に82%のプレミアムを付けて買い取ることで合意した」(関係者)。結果、テルニウムの保有株は38.06%に高まり、新日鉄住金は第2位の株主に転落。これを機にテルニウムの本格的な逆襲が始まる図式だ。 「意外に思うでしょうが、新日鉄住金とテルニウムはメキシコで自動車向け鋼板の合弁事業を行う間柄。その関係から3年前にブラジルのナショナル製鉄(同国4位)がウジミナスの乗っ取りを画策した際には双方がタッグを組み、持ち株比率を高めることで防戦した。ナショナル製鉄はウジミナス株の15.91%を保有しており、もしこの株をテルニウムが取得すれば新日鉄は資本の論理で“無血開城”を迫られる。もう、これは屈辱です」(外資系証券アナリスト) むろん、新日鉄住金にも逆襲策はある。ナショナル製鉄の保有株を逆にソックリ肩代わりすれば、テルニウムの影響力を排除できる。しかし、いわく因縁のある相手である。そう簡単に商談が成立するわけがない。たとえ先方がその気になったところで、今度は相当のプレミアムが不可欠。それを極度に警戒するのか、進藤孝生社長は追加出資には及び腰だ。 これが日本を代表する巨大企業、新日鉄住金の“外患”ならば“内憂”は名古屋製鉄所での相次ぐトラブルだ。今年1月から9月までの間に停電でコークス炉のガスが処理できなくなり、黒煙が噴き出すトラブルが計4件も発生。9月3日にはコークス炉付近の石炭搭が炎上、15人が重軽傷を負った。相次ぐ停電トラブルの原因が解明されない中、生産を再開しての火災とあっては弁解の余地はない。 世間の集中砲火を浴びた同社は10月2日、酒本義嗣所長を11月1日付で解任し、後任に藤野伸司常務取締役が就くと発表した。常務執行役員兼所長の酒本氏よりも上席の役員が後任ポストに座るのは異例である。 進藤社長は10月4日、愛知県の大村秀章知事や名古屋製鉄所がある東海市の鈴木淳雄市長に“お詫び行脚”し、今回の火災事故について「石炭塔に一定期間、貯蔵されて発熱した石炭と、空気が反応して燃焼爆発したと聞いている」と釈明したが、例によって真相解明は先送りされたまま。同製鉄所は昭和33年の設立とあって設備の老朽化が指摘されるが、ライバル社OBは「それだけの理由とは思えない」と打ち明ける。 「鉄鋼業界はバブル崩壊後の大型リストラの影響で50歳代以上と30歳代以下の世代に集中している。しかも団塊世代が一気に退職した結果、事故を未然に察知して対応するなど技術の伝承がスムーズに進んでいない。新日鉄住金は合併を繰り返した分、お互いに遠慮があって余計な口出しを控え、マニュアルに書いてない問題に対応できない。所長が交代すれば簡単にクリアできる問題ではないのです」 リストラにまい進したとはいえ、新日鉄住金はグループの連結社員だけで9万人の大台に迫る。これをどう束ね“内憂外患”をどう乗り切るのか。『財界総理』の座から退いて久しい同社のかじを取る進藤社長には、まだまだイバラの道が続く。(注‥文中では新字体の「鉄」に統一しています)
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その他 2014年10月25日 11時00分
専門医に聞け! Q&A 運動で尿酸値を低く保つ
Q:尿酸値が8.5ぐらいあり、高い状態が続いています。少しメタボ気味です。痛風の発作が気になりますが、尿酸値を下げる薬も飲んでいません。好きなお酒はやめたほうがよいのでしょうか。(46歳・住設会社勤務) A:尿酸値を上げる要因に、カロリーの摂取過多と肥満、肉や魚の内臓類などプリン体を多く含む食品の摂り過ぎなどが挙げられています。 また、お酒は尿への尿酸の排泄を抑えるので血中尿酸値が上昇します。ビールは、そのものにもプリン体が多く含まれ、痛風持ちにはやっかいな存在です。●運動で減量しよう 実は私は、10年ほど前、40歳過ぎで痛風発作を一年間に3回ほど繰り返し起こしました。その痛みは激烈です。あまりの痛さで恐ろしくなり、その数年後に一年半ほど禁酒しました。そして、運動を日課にしました。 一年半禁酒したのち、恐る恐る飲んだ梅酒のソーダ割りから成長して、今や立ち飲み屋に行けば5杯はアルコール飲料を注文するもとの体質に戻りました。 夜は必ず飲みますが、以前と唯一違うのは、ビールは極力、生の中ジョッキ一杯にとどめていることです。飲酒後はラーメンを食べたくなりますが、食べるのは3カ月に1回と決めています。夕食は炭水化物(ご飯)は食べず、お酒と副食のみで肉は制限していません。 53歳の今、体重は78kgから10kg減り、68kgです。高尿酸血症の薬は飲まず、尿酸値は4.9で、痛風の発作は起きていません。 このように、私は食事制限をあまりせず、運動によって体重をコントロールすることで尿酸値を低く保てています。私の個人的体験ですが、ご質問の方も試してみてはどうでしょうか。 生活では、早寝早起きをお薦めします。生活も健康も、寝ることと働くことがセットで成り立っています。早起きしてジョギングなどの運動を日課にすると、生活も健康も変わってきます。 なお、ビール以外にも日本酒、葡萄酒などの醸造酒は痛風持ちにはカロリーオーバーとなり、発作の原因となります。とりあえず一杯のビールの後は焼酎、ウイスキーを水割りで飲み(ストレートは咽頭がんや食道がんの危険がある)、計5杯までとしてください。とはいえ飲酒を勧めているわけではないですから、その点は誤解なきように。牧典彦氏(小山病院院長)自律神経免疫療法(刺絡)や加圧トレーニング、温熱療法、オゾン療法など保険診療の枠に捕われずベストな治療を実践。小山病院(大阪市東住吉区)院長。
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芸能 2014年10月24日 20時00分
『めざましテレビ』卒業と安藤優子のしごきでフジ・生野陽子がフリー転身秒読み
フジテレビ上層部がまさかの展開に頭を抱えている。ショーパンこと生野陽子アナ(29)が独立をほのめかし始めたというのだ。 「あの知名度なら、ゴールデン&プライム帯でレギュラーを持てば最低でも一本当たり100万円は担保されるはず。日テレやテレ朝、TBSのキー局はすぐにでも起用したがるでしょう。おまけにフジの女子アナの中ではNHKでも通用する稀有な人材ですからね」(事情通) 潜在視聴率では現在、民放女子アナのトップが日テレの水卜麻美アナの11.2%。続くアヤパンが10.8%、ショーパンは第3位の10.5%を取る人気者。加えて私生活では同期の中村光宏アナとの結婚が発表されるなど、順風満帆な勝ち組女子アナの絶頂期を満喫しているはずだ。 いったいなぜ、フジを辞めると言い出したのか。その一番の原因は、先ごろの『めざましテレビ』からの卒業が大きく影響している。 「プライドの問題ですよ。フジのスタッフは、カトパンとの権力闘争で負けたために番組を追い出されたとの認識で一致している。外見からは想像もできないほどの勝気な性格で知られるショーパンにとっては、かなりショックだったようです」(関係者) そんな状況にトドメを刺したのが、局内のイジメにも近いシゴキ。夕方の『スーパーニュース』に移籍してからは、メーンキャスターの安藤から怒られる毎日なのだという。 「安藤は自分のポジションを奪いかねないショーパンに対し、ライバル心を剥き出しにしている。だから番組終了後の反省会は、コメントが長い短いに始まり、時には時事問題を答えさせられるなど、ショーパンの吊るし上げの場になるんです」(同) さらに周辺からはこんな話も聞こえてくる。 「バラエティー番組指向のショーパンには、はなから『スーパーニュース』をやる気などなかった。しかも、報道局の番組担当になれば安藤から睨まれるばかりか、サブの椿原慶子にも煙たがられる。無用な争いに巻き込まれたくなかったんです」(関係者) さらに、当初の話とは全く違う理不尽な扱いにも激怒しているという。 「局幹部からの説明では、生野は安藤と同じメーン扱いだった。しかしいざ蓋を開けてみれば、完全な二番手。局への不満は最高潮に達している」(制作関係者) 結果、飛び出したのがショーパンの独立話なのだ。 「元TBSの田中みな実が所属したテイクオフへの移籍説が飛び交っています。あそこならどのテレビ局にも出演できる。支度金として5000万円なんて話も出ています」(関係者) すでに秒読み段階か。
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GI秋華賞追い切り速報 春の実績馬を脅かす不気味な存在 究極の上がり馬 サンドリオン絶好
2006年10月11日 15時00分
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スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
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GII毎日王冠 テレグノシス花道V
2006年10月07日 15時00分
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アイルランドT キンシャサノキセキ断然
2006年10月06日 15時00分
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よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分
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マギー司郎「童貞は舞台に立たせない」
1990年12月15日 12時55分
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中居正広がクレカ被害、詐欺師に対し「可哀想」
1990年11月15日 11時21分
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1980年09月26日 22時06分
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1970年09月27日 12時20分
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1970年09月26日 22時43分
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1970年09月26日 22時28分
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1970年09月26日 22時10分