社会
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社会 2020年10月24日 22時30分
70名以上の少年院生が施設から脱出!?【衝撃の未成年犯罪事件簿】
一度捕まった人物が牢を破り、施設の外に出てしまう行為「脱獄」。 近年(2018年)でも、大阪府警富田林警察署から被疑者1人が脱走。49日間に渡り脱走劇を繰り広げたことが話題になったが、昭和の時代は「脱走」に関してのスケールもまた大きい。 >>不良少年と教授の娘の逃避行「オー・ミステーク事件」【衝撃の未成年犯罪事件簿】<< 今回は戦後、昭和29年(1954年)に発生したトンデモナイ脱走劇を紹介したい。 この年の8月26日、千葉県印旛郡にある特別少年院で多くの院生が一斉に脱出する事件が発生した。脱出した少年院生は、なんと76人に及ぶ。 彼らは授業中に院生が教官に石を投げつけたことをきっかけに、一斉に大暴れ。ガラス窓を割り農作業の道具である鎌やクワ、こん棒などを手に教官に襲い掛かった。 「おい!やめろ」と教官は院生を捕まえようとするが、100人近い少年達が一斉に暴れたため、教官たちは取り押さえることができず、76名の院生が塀を乗り越え、外に出てしまった。 この脱出で、教官2名は割れたガラスで胸を刺されるなどで重傷。飛び出た院生のほとんどが殺人や強盗犯などの凶悪犯罪者だったことから、警察は青くなり、四方八方を尽くして脱走した院生を捕まえに向かった。 幸い特別少年院の近くに住宅はなく、走って逃げるしかないため、42名は警察が午後2時までに無事に保護できたが、残りは取り逃してしまい、東京方面にまで散ってしまった。 だが、当時の少年院生は白いズボンに裸足という姿で目立つため、翌日27日までには逃亡した70名あまりが無事保護された(中には途中で自殺した院生もいたという)。 なぜ、76名もの集団脱走になったか? それは、少年院内の縄張り争いの影響が強いという。 数か月前、印旛特別少年院には、八街少年院、小田原少年院からおよそ100名近い院生が移管してきたという。 そのため、院内では少年院生による縄張り争いが起こり、その結果「少年院を脱出して自由になろう」と有志が作戦を企てたのがキッカケだという。 当時は戦争の影響で不良化する少年も多く、少年院はかなり狭くなっており、若い少年たちは、一日も早く少年院から脱出したかったそうである。 なお、70名を超える少年院生の集団脱出は戦後では類例がなく、この集団脱走劇は今も千葉県の警察内部では有名な話だという。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2020年10月24日 19時00分
政治批判のために新幹線転覆を引き起こす 中国の著名人の名前を騙った理由とは【未解決事件ファイル】
1993年6月10日、岐阜県不破郡関ケ原町の東海道新幹線上り線で、新幹線の転覆を狙った事件が発生した。何者かによってレールにワイヤーロープが何重にも巻かれ、留め金で固定されていたのだ。点検中の作業員が発見し、事故を未然に防ぐことはできたものの、現場近くのフェンスに犯行声明文が残されており、犯人は自らを「墨子」と名乗り、政治への不満を書き連ねていたという。その後も「墨子」と見られる犯行が連続したが、結局犯人を捕まえることはできなかった。 >>お尻を切り取られ惨殺された少年、犯人の信じがたい目的と背景にある“一族”【未解決事件ファイル】<< 2つ目の事件は1993年8月28日。滋賀県彦根市の東海道新幹線下り線で、レールに鉄製のチェーンが巻かれるという内容だった。東京発新大阪行きのぞみ303号がこのチェーンをひいてしまい、一時停車するという事態に陥る。乗客に怪我はなかったものの、現場近くには「墨子」を名乗った犯行声明文が残されていたという。内容が酷似しており、筆跡も同じであったことから滋賀、岐阜の両県警は2つの事件が同一犯の可能性が高いと見て、共同捜査本部を設置。延べ4万人を超える捜査員を投入し、現場の遺留品や聞き込み捜査を続けたが、犯人を特定することはできなかった。 捜査が難航した原因としては、犯行に使われたチェーンが大量生産品だったため、購入経路が割り出せなかったことが上げられている。また、犯行動機に関しても政治への不満というだけで、特定人物を絞り込めるような情報が得られなかったのも大きいという。 それからしばらく「墨子」による犯行はなかったが、1998年4月30日に類似の事件が発生した。関ケ原町の東海道新幹線下り線でレールを枕木に固定するボルト25本が引き抜かれたのだ。犯行声明はなかったものの、1993年6月に起きた最初の現場からわずか500メートルしか離れていない場所での犯行だったため、警察は同一犯の可能性を考えて捜査を進めた。 それから2年後の2000年4月24日、「墨子」を名乗った人物による脅迫事件が発生する。JR東海の名古屋駅に5億円を要求する脅迫文が届いた。犯人は「墨子」と名乗り、5月2日を指定して京都府のホテルに現金を届けるように要求したという。しかし、犯人は指定の場所に姿を現さず、これ以降「墨子」を名乗る犯行は起きていない。 犯人が使用した「墨子」は、中国戦国時代に活動した思想家で、平和主義的な思想は現代でも広く愛されている。1993年と言えば、自民党が結党以来初めて野党に転落した年でもある。犯人の怒りは誰に向けたものだったのか、何を目的としていたのだろうか。
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社会 2020年10月24日 07時00分
大ヒットの『鬼滅の刃』、子どもたちに与える影響は? 心の成長とトラウマにも懸念
国内にとどまらず、海外からも多くの熱狂的なファンを獲得している人気漫画『鬼滅の刃』。16日から公開されている劇場版アニメ『鬼滅の刃 無限列車編』は、3日間で342万人以上を集客し、46億円を超える記録的な興行収入を得ている。 SNSでは「良かった!」「感動した」といった肯定的な感想が多く、アニメ映画作品としてのクオリティの高さが絶賛されている。 しかし、作中にたびたび登場するグロテスクな描写について、「結構グロいけど子どもは大丈夫?」と心理的な影響を心配する声や、実際にショッキングなシーンで「泣き出してしまった子どもがいた」という声もある。映画倫理機構(映倫)が定めた本作の区分は「PG12」であり、特に年齢制限はないものの、「12歳未満の観覧は保護者の助言・指導が必要」とされている。 >>『鬼滅の刃』ブームの裏で「#キメハラ」が話題に「苦手なのに世の中どこ行っても鬼滅」の声<< 『鬼滅の刃』は、大人も楽しめる深いストーリー性を持つにもかかわらず、小学生はもちろん、未就学児ほどの低年齢層からも高い人気があることで知られている。ストーリーやキャラクターの詳細を把握していなくても、魅力的なキャラクターに惹かれたり、親やきょうだい、友人などが好んで見ていることに影響されて興味を惹かれ、愛着を持っている場合もあるようだ。 しかし『鬼滅の刃』は、映画版に限らず、作中で鬼が人を無残に食い荒らしたり、鬼の首をはねるなどのショッキングな描写がたびたび登場する。グロテスクなシーンやショッキングな映像を見た子どもに実際どんな影響があるのか。こうしたテーマについては、実際に子どもたちにショッキングな映像を見せて実験することに倫理的な問題があるため、因果関係をはっきりとさせるようなデータはない。だが、大人でもハッとするようなショッキングな描写を、ただでさえ迫力のある映画館の大画面で見れば、少なからずトラウマ(心的外傷)を負ってしまう可能性は否めないだろう。 トラウマといえば、その原因になった事柄や、それに似た事柄を再体験することによってショック反応を引き起こすというイメージが一般的にある。だが実際の反応はそれだけにとどまらず、様々な形で間接的に表れることもある。 変化が表れるタイミングや期間には個人差があるが、身体的、精神的な症状が出てくる。例えば、不眠、食欲不振、頭痛、便秘や下痢などの身体症状。悪夢を見る、怒りっぽくなる、情緒不安定になる、映像がフラッシュバック(再体験)して怯える、集中力が低下するなどの精神症状。繰り返しそのシーンについて話す、赤ちゃん返りなどの退行現象、体がこわばる、無口になる、表情が乏しくなるといった行動や様子に表れることもある。 トラウマ体験後に表れるこれらの変化やサインは、おおむね5歳から小学生までの子どもに当てはまるもので、1カ月以上続けばPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断され、専門的なケアが必要になる場合もある。たとえささいな反応でも、観賞後にショックによる影響とみられる変化があった場合は、保護者による十分なスキンシップや傾聴、安心感を与える言葉掛けなどのフォローが必要だ。 とはいえ、『鬼滅の刃』が子どもたちに与える影響は悪いものばかりではない。 子どもたちは純粋であるほど憧れのキャラクターに影響されやすく、その言動や行動、思想を観察学習(モデリング)し、意識的にも無意識的にも、自分の中に取り込んでいこうとする傾向がある。 例えば本作の主人公・竈門炭治郎が、初めは弱くても努力を重ねて成長していくひたむきな姿や、敵役の背景をも案じる情の深さ、家族や仲間を大切に思う気持ちなど、倫理観を養うために好ましい要素も多くある。また、弱音や自分を鼓舞する言葉など、今の心理状態をその都度セリフとして具体的に表現されていることが多いため、キャラクターの心情をくみ取りやすく、感情移入しやすいという特徴がある。キャラクターとの一体感が高くなるほどその思想や考え方の影響力は強くなり、自分の考え方に取り入れやすくなるため、倫理観や正義感の育成に対するポジティブな影響が期待できる。 『鬼滅の刃』は多くの人々を惹きつけてやまない魅力的な作品である。しかし、子どもたちの鑑賞には注意が必要といえそうだ。文:心理カウンセラー 吉田明日香
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社会 2020年10月24日 06時00分
「襲う家を間違えた」ハロウィンパーティで3人死亡9人重軽傷、銃を乱射した容疑者ら12人が逮捕
今年もハロウィンの季節がやってきた。日本でも仮装してパーティを楽しむ人が増えている。そんな楽しいはずのハロウィンでも、銃絡みの事件は後を絶たないようだ。 アメリカ・ロサンゼルスの住宅で昨年発生した銃乱射事件の容疑者が特定され、12人が逮捕されたと海外ニュースサイト『KTLA』および『People』が2020年9月8日までに報じた。 >>着ぐるみに子供が暴力、母親は止めずに逃げるのを阻止 スタッフ1人がパニック発作に<< 記事によると、2019年10月29日にロサンゼルス郊外の一軒家で、ハロウィンパーティを兼ねた誕生日パーティが開催されたという。この日は家主の親戚や友人ら30人ほどが集まっており、庭でパーティを楽しんでいた。午後10時40分頃、黒っぽい服を着た男たちがフェンスを乗り越えて庭に侵入。突然銃を発砲したそうだ。ゲストらは家の中へ逃れようとしたが、男たちも追ってきて、銃を乱射したという。結果3人死亡、9人が重軽傷を負った。男らは現場から逃走した。 警察は重大事件として捜査を開始したが、銃を乱射した男たちが顔を隠していたこともあり、捜査は難航。家主や被害者の中に、ギャングと関わりのある人はいなかった。警察は、事件発生から9カ月後、男たちが現場に乗りつけたと思われる3台の車の映像を公開。この映像は現場近くの防犯カメラに映っていたもので、広く情報提供を呼び掛けた。映像公開から2カ月後の9月2日、警察は地元のカンボジア系のギャングメンバー12人(12人のうち2人は別件で逮捕済み)を本件で逮捕したと発表した。事件で使用されたと思われる銃も押収したそうだ。 警察の発表によると、容疑者となったギャングメンバーらは、敵対するギャングと抗争していたという。警察の調べでは、容疑者らは襲撃する家を間違えたか、または敵対するギャングの家と思い込んで襲撃したか、どちらかとみているそうだ。警察は、逮捕した容疑者12人のうち、殺人罪などで8人を起訴。有罪となれば、8人とも死刑の可能性があるという。 ハロウィンの夜は、こうした「勘違い」による銃撃事件が度々発生するようだ。日本人留学生が射殺されたケースもある。1992年10月17日夜、ハロウィンパーティへ出かけた日本人留学生が家を間違えて射殺された事件で、のちに「日本人留学生射殺事件」と各社が報じた有名事件だ。 各社の報道によると、アメリカ・ルイジアナ州の高校に留学していた当時16歳の日本人男性(以下被害者)は、ホストファミリーの同年代の男性(以下A)と仮装して、ハロウィンパーティへ出かけた。2人はパーティ会場と間違え、当時30歳の男性が住む住宅を訪問。2人は玄関をノックしたが応答はなかった。2人が来た道を戻ろうとした時に、男性が銃を手に持って出てきて、被害者を銃で撃ったという。BBCの2019年10月19日付記事によると、Aの話では、男性が玄関から出てきて、銃口を向けられた時、被害者は歌いながら陽気な口調で「パーティで来たんです」と返答したという。男性は「動くな!」と叫んだが、被害者は男性の言葉を理解していなかったようで、男性の方へ前進していき、撃たれたと語っている。被害者が警告を受けてもなお前進した理由には諸説ある。この日はコンタクトをしておらず、銃が見えていなかったと示唆する人もいる。被害者は病院に搬送されたが死亡が確認された。後日、警察は殺人罪で男性を起訴。陪審員裁判では、男性の「正当防衛」が認められ、無罪判決が言い渡された。なお、慰謝料などを求める民事裁判では、男性に対し賠償を命じる判決が言い渡されている。 他にも、アメリカ・ペンシルベニア州の住宅で開催されていたハロウィンパーティで、白い房のついた帽子をかぶり、黒っぽいコスチュームで仮装していた当時9歳の少女が、スカンクと間違えられて、親戚に銃で撃たれたとの『Daily Mail』の報道(2012年10月21日付)などがある。なお、少女は肩を撃たれて病院に運ばれたそうだが、その後の容体は伝えられていない。 ハロウィンの時期に限らず、何か問題が発生した場合、解決する方法はいくらでもあるだろう。銃で解決する方法を選べば大惨事を招きかねない。今後もこうした事件が発生しないことを願ってやまない。記事内の引用についてGang members went to wrong home in 2019 Halloween party shooting that left 3 dead, 9 hurt: Long Beach police(KTLAより)https://ktla.com/news/local-news/gang-members-went-to-wrong-home-in-2019-halloween-party-shooting-that-left-3-dead-9-hurt-police/Gang Members Went to Wrong House and Killed 3 Innocent People Celebrating Halloween: Police(Peopleより)https://people.com/crime/gang-members-went-to-wrong-house-killed-3-innocent-people-halloween-police/「銃のない米社会を」 服部君射殺事件から25年(日本経済新聞より)https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22294600W7A011C1000000/Yoshihiro Hattori: The door knock that killed a Japanese teenager in US(BBCより)https://www.bbc.com/news/world-us-canada-50063364Girl, nine, in Halloween costume shot by relative after being mistaken for a SKUNK(Daily Mailより)https://www.dailymail.co.uk/news/article-2221094/Girl-9-Halloween-costume-shot-relative-mistaken-SKUNK.html
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社会 2020年10月23日 19時00分
18歳少年、化粧品の空箱に100均を商品入れフリマアプリで販売「70件くらいやった」驚きの声
高級化粧品ブランドSK-IIの空き瓶に100円ショップの化粧水を入れ販売したとして、北海道札幌市西区在住の少年(18)が書類送検された。 少年はネットでSK-11の空き瓶・空き箱を購入し、瓶の中に100円ショップの化粧水を入れ、フリマアプリに出品して、2019年10月から2020年2月にかけ女性2人に売りつけ、計4万800円を騙し取っていた。 >>「ネットのフリマに出品」51歳韓国籍女、エコバッグを100点以上万引きし転売か<< 中身がおかしいことに気がついた女性が警察に相談し、事態が発覚。捜査を進めた結果、少年の犯行であることが判明し、詐欺などの疑いで書類送検した。取り調べに対し、少年は「金がなく、儲かるのでやった」と容疑を認め、「去年の5月から始めた」「フリマアプリを4種類使って70件くらいやった」と余罪をほのめかしているという。警察は少年が80万円分ほど売り捌いた可能性が高いとして、捜査を進めている。 信頼で成り立つフリマアプリを悪用した事件に「酷すぎる。こういう人間って、結構多いんじゃない?」「古典的な手口だけど、18歳がこれで儲けようとするのは異常と言わざるを得ないよね」「親は何をしていたのか。子どもにこんなことをさせるなんて、ロクな親じゃないよね」と憤りの声が上がる。 また、「化粧品や食品をフリマアプリで購入するのはかなり危険。止めた方が無難」「一見、本物でも偽物なことが多々ある。騙された女性は不運だったけど、教訓にしてほしい」「素人売買にはこういう落とし穴がある。絶対にお勧めしない」とフリマアプリで化粧品を購入することについて、リスクを指摘するネットユーザーも。 さらに、「フリマアプリは出品された商品をチェックするべきだ」「フリマアプリが犯罪の温床になっている。なんとかするべきではないのか」「アルコール消毒液なども同じことが出来る。こういうことを個人売買として黙認するサイト運営者が信じられない」とフリマアプリ運営者の責任を問う声もあった。 現状では、購入者が出品されている商品を吟味するしかない状態となっているフリマアプリ。「偽物かもしれない」という心を持ってほしい。
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社会 2020年10月23日 12時10分
56歳無職男、中学校に侵入しピアノカバーを盗み逮捕 同校で4件発生、「匂いフェチ」の犯行か
愛知県名古屋市熱田区の中学校に侵入し、ピアノカバーを盗んだとして56歳無職の男が窃盗などの容疑で逮捕されたことが判明。その行動が物議を醸している。 逮捕された男は2015年8月、熱田区内の中学校に窓ガラスを割って侵入し、ピアノに被せてあったピアノカバーを盗んだ疑いが持たれている。警察が容疑者の自宅を捜索したところ、7枚のピアノカバーが発見された。 >>「匂いをかぎたかった」61歳男、学校に侵入しサンダルを盗もうとして逮捕<< 被害を受けた中学校では、2014年からピアノカバーが盗まれる事件が4件発生しており、この男が関与している可能性も指摘されている状況だ。現在、警察が男の動機などを調べており、犯行に至った理由などは不明だが、ネット上では匂いにつられた「フェチ」を発端とした犯行ではないかと見る声がある。 匂いフェチが起こした窃盗事件は、今月同じ東海地方の三重県でも逮捕者が出た。桑名市内の中学校に61歳の男が侵入し、教職員用の下駄箱からサンダルを取り出し、別の場所で匂いを嗅いでいたのだ。 また、2019年には、東京都足立区内の小学校に侵入して、成人用の長靴を盗んだとして逮捕された事件も発生。男の自宅からは長靴271足、ゴム手袋17双、ゴムエプロン7枚が押収され、足立区の42箇所、葛飾区の12箇所で盗みを働いていたことが発覚。この男は「匂いがしなくなったら物を捨てた」という徹底ぶりで、「小学校の頃からゴムの匂いに興味を持っていた」などと、匂いに強い執着心を示していた。 今回の男が匂いフェチだったかどうかは現状不明だが、「ピアノカバーって重要なもの。そんなモノ盗んで何になるんだろう」「匂いじゃなくて独特な手触りを好んだ可能性もあるのでは」「コレクションしているとなると、転売目的ではなさそう」など、真意をはかりかねる声が上がった。 男の目的は不明だが、どのような物であっても学校に侵入し、盗む行為は犯罪。反省し、罪を償う必要がある。
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社会 2020年10月23日 06時00分
マスク未着用を注意した80歳男性に65歳男が逆ギレ、床に叩きつけ死亡させる
コロナ禍により、マスクをつけて生活することが常識となったが、海外ではマスクをしていなかったことを巡り、殺人事件が起きた。 アメリカ・ニューヨーク州のバーで、80歳の男性が65歳の男にマスクをつけるように注意したことで、65歳の男に殺されたと、海外ニュースサイト『Fox News』と『news.com.au』が10 月7日までに報じた。 >>マスク姿の調教師がサーカスのクマに襲われ死亡 顔が見えなかったことが原因か<< 報道によると、9月26日、80歳の男性は、いつもの馴染みのバーでお酒を飲んでいたという。80歳の男性がお酒を飲んでいると、同じくよくバーに訪れる65歳の男がマスクを着用せずに店内に入ってきた。事件が起きた当時、ニューヨーク州では公共交通機関やレストランなどの入店の際はマスクを着用することが義務となっていた。 65歳の男がマスクをせずに店内に入ってきたことで、80歳の男性はマスクを着用するように65歳の男に言った。65歳の男は80歳の男性から注意を受けると突然、激高したそうだ。65歳の男は80歳の男性に飛びかかり、両手で80歳の男性の頭を掴んで、バーの床に何度も叩きつけたという。頭を地面に叩きつけられると、80歳の男性は動かなくなった。近くにいた人が救急車を呼び、80歳の男性は病院に運ばれたが、事件から4日後に80歳の男性は死亡した。 報道によると、80歳の男性と65歳の男は会話こそ交わさなかったものの、過去に何度かバーで顔を合わせたことがあり、お互いを知っていたそうだ。65歳の男は事件が起きた日だけではなく、それ以前にも何度もマスクをつけずにバーに訪れていた姿が目撃されていた。65歳の男はその後、警察によって逮捕された。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「きちんとマスクをつけるべき。でないと一向にコロナは終息しない。注意をした80歳の男性は勇敢だと思う」「80歳の男性は65歳の男がマスクをつけずに来店しているのを何度か目撃していたのかも。他のお客さんのためを思って注意したのだろう」「マスクをつけるのは面倒なのは分かるけど、注意されて人を殺すなんて精神が異常。もしかしたらお酒の力もあったのか」「80歳の男性が暴力を振るわれていた時、周囲の人は止めに入らなかったのか。それとも一瞬の出来事だったのか」などの声が挙がっていた。 海外には、マスクを巡って起きた殺人事件がほかにもある。 フランス・ヌーヴェル=アキテーヌで、59歳のバスの運転手の男性が、マスクをせずにバスに乗車した22歳と23歳の男2人にマスクをするよう注意したことで、殺されたと、海外ニュースサイト『The Local France』7月11日に報じた。事件当時、フランスではバスなどの公共機関ではマスクの着用が義務付けられていた。 報道によると、バスの運転手は2人の男がマスクをせずに乗車していたことで、2人の男にマスクを着用するよう注意したという。バスの運転手は威圧的にではなく、冷静に2人の男に注意した。2人の男はバスの運転手に注意されると激怒し、バスの運転手に殴る蹴るの暴行を加えたそうだ。バスの運転手はすぐに病院に運ばれたが、搬送先の病院で死亡が確認された。2人の男は、警察によって逮捕された。 新型コロナウイルスの感染を拡大させないため、着用義務がなかったとしても人々は思いやりを持ってマスクを着用しているはずだ。マスクを着用しないだけではなく、注意されたことで怒り、人を殺すなどあってはならない事件である。記事内の引用について「New York bar patron, 80, shoved over mask request dies: prosecutor」(Fox News)よりhttps://www.foxnews.com/us/new-york-bar-mask-request-dies-prosecutor?utm_source=knewz「New York man charged after fight over face mask turns deadly」(news.com.au)よりhttps://www.news.com.au/world/coronavirus/global/new-york-man-charged-after-fight-over-face-mask-turns-deadly/news-story/528cb3d2bd39d4360f6a7d30eb042824?utm_source=knewz「French bus driver dies after attack over mask-wearing rules」(The Local France)よりhttps://www.thelocal.fr/20200711/french-bus-driver-dies-after-attack-over-mask-wearing-rules
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社会 2020年10月22日 19時00分
「どうしたらいいかわからなかった」55歳男、犬26匹を無登録で飼育し狂犬病予防法違反で逮捕
宮城県亘理郡亘理町で、住所不定無職の男(55)が狂犬病予防法違反の疑いで書類送検されたことが判明。その行動と言い訳に批判が集まっている。 男は亘理町のビニールハウスで49匹の犬を飼育。うち26匹は登録申請をしておらず、狂犬病の予防注射を受けさせていなかった。19日、男は狂犬病予防法違反の疑いで書類送検された。 >>81歳男、43歳会社員を十数発殴って逮捕 動機は秋田犬とコーギーの揉め事<< 警察の取り調べに対し、男は「金がなくて注射を受けさせることができなかった」と容疑を認め、「増えてきてどうしたらいいかわからなかった」と話しているそうだ。今回書類送検された男は、今年9月にもヤギ40匹や犬を糞尿が1メートル積もった状態で飼育したとして、動物愛護法違反の疑いで逮捕され、起訴されている。 劣悪な環境で飼育されていた犬は、既に動物愛護団体に引き取られているとのこと。また、ヤギについても、新しい飼い主が見つかっているそう。男がなぜ犬をここまで繁殖させ、劣悪な状況下で飼育していたのかは不明だが、新しい飼い主が見つかったことは幸いだったと言える。 動物の生命や存在を軽んじてると言わざるを得ない男の行動に「犬にとって本当に迷惑でかわいそうな話。こういう人間に動物を飼ってほしくない」「動物を飼うことにもルールがある。特に狂犬病の致死率は発症すれば100%近い。自覚がない飼い主が増えれば、大流行しないとも限らない」と怒りの声が上がる。また、「犬やヤギを糞尿まみれにしてなんとも思わない神経がわからない」「糞尿まみれでも平気な顔してるんだから、自分の家もとんでもないことになっていたのでは」という指摘も。 そして、「こういう犬の飼い主を放置していていいのか。ワクチン接種をしない犬の飼い主も多いと聞く。そんな犬に噛まれて狂犬病が広がったら恐ろしい」「犬を飼う人間を免許制にしないと怖すぎる」「この男はまた動物を飼うかもしれない。二度と飼えないように監視してほしい」という声も出た。 ほとんどの愛犬家はルールを守っていると思われるが、中には今回のように全く無視する人間もいる。無登録や狂犬病を広めない意味でも、そのあり方について考えるべきではないだろうか。
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社会 2020年10月22日 12時20分
40代の市課長ら2人、七輪で熱したスプーンを同僚に押しつけ笑う 市の対応にも怒りの声
茨城県鹿嶋市に勤務する40代の男性課長と当時課長補佐の2人が、昨年1月に開かれた懇親会でパワハラ行為をしていたことが判明。その行動と処分の甘さが物議を醸している。 男性課長2人は昨年1月、鹿嶋市内の焼肉店で懇親会に参加した40代の男性職員に対し1人が羽交い締めにし、もう1人が焼肉用の七輪で熱した金属製のスプーンを額に押し当てた。男性はこの行動により、全治10日のやけどを負う。この懇親会は市役所の野球同好会で、参加者は「イジリ」と見ていたのだという。 >>41歳男、飲み会2次会参加を断られ20代男性をボコボコにし逮捕 若い世代からは共感と同情の声<< 被害を受けた職員は警察に被害届を出し、事態が発覚。今月になり、課長と課長補佐の2人が昨年7月、麻生簡裁で傷害の罪で罰金20万円と15万円の略式命令を受けていたことが判明。1年以上、事態を隠匿していた。さらに、被害男性は損害賠償を求めて民事訴訟を起こしているという。この訴訟については和解協議があったが、決裂したとのことだ。 熱したスプーンを故意に額へ押し当てるという異常な行動に出た2人。当然、鹿嶋市としても看過できない事案だと思われるが、その処分は1人が戒告、そしてもう1人は訓告とした。処分は非公表で、その理由については「公表基準に達していない」として明かしていない。 1人の人間に熱いスプーンを押し当て、それを皆で笑うという異常な事件に「これはパワハラだし、イジメ。市の対応もおかしい。課長だから守ろうとしているのでは」「軽微な犯罪ではないはずで、処分が軽い。少なくとも依願退職くらいはするべきだ」「懲戒免職が妥当ではないのか。職場の出来事ではないとしてもこの行動は異常過ぎる」と怒りの声が相次ぐことになった。 和解協議が決裂したことについて、当該課長は「謝罪をしたし、慰謝料支払いに応じるつもりもある。条件が折り合わずに今に至ってしまった」と話しているとのこと。なぜ、このような処分になったのか、鹿嶋市民はもちろん、全国から疑問の声が上がっているようだ。
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社会 2020年10月22日 06時00分
マスク姿の調教師がサーカスのクマに襲われ死亡 顔が見えなかったことが原因か
マスクが習慣化した今、マスクをしていることで顔全体が見えず、顔が分かりにくいことはあるが、海外では、マスクをしていたことで動物に殺されてしまった人がいる。 ロシア・モスクワ州で、28歳の調教師の男性が、マスクをしていたことで顔が認識されず、サーカスのクマに襲われたと、海外ニュースサイト『THE Sun』と『LADbible』が10 月17日までに報じた。 >>お尻からウナギを挿入した男性、手術で無事摘出されるも「本当に便秘解消のため?」と疑う声<< 報道によると、男性は調教師としてクマとともにサーカスのショーに出演していたという。クマは男性といる時は大人しく、男性になついていた。男性が何年間クマとサーカスでパートナーを組んでいたのかは明かされていない。 男性はクマとコミュニケーションを取ったり、クマの檻の中を掃除するため、日頃から定期的にクマの檻の中に入っていた。ある日、男性は檻の中を掃除するため、いつものようにクマの檻の中に入ったが、男性が檻の中に入ってクマが男性を見た瞬間、クマが男性に襲いかかってきたそうだ。『LADbible』は男性と、男性を襲ったクマの写真を掲載しているが、クマの身長は1.7〜2.0メートルほどあり、胴体幅は男性の倍くらいある。 報道によると、男性はこの日、コロナ禍のためマスクをしていて、マスクをしたまま檻の中に入ったため、クマが男性だと認識できずに男性を襲ったと考えられるそうだ。『THE Sun』によると、男性はいつもはマスクを外して檻の中に入っていたが、襲われた日はマスクを外すのを忘れたという。男性はすぐに病院に運ばれたが、搬送先の病院で死亡が確認された。なお、男性を襲ったクマがサーカスのショーから外されたかどうかは分かっていない。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「マスクをしていたことでクマの警戒心は高まったのだろう。これまでいい関係だったというだけに、なんとも言えない辛いニュース」「クマは警戒するとすごい力で襲ってくる。マスクさえ取っていれば」「動物の鼻は人間以上に敏感だと聞いた。クマと男性は何度もコミュニケーションを取っていたのに、クマは匂いでいつもの男性だと判断できなかったのか」「そもそもサーカスは動物虐待。サーカスのあり方から見直されるべき」などの声が挙がっていた。 海外には、ほかにもサーカスの調教師が襲われた事件が起きている。 イタリアで、61歳の男性の調教師がサーカスのトラに噛み殺されたと、海外ニュースサイト『BBC』が7月5日に報じた。同記事によると、男性は経験が豊富で、イタリアで最も有名なトラの調教師だったという。 男性はサーカスの開演前に、いつものようにトラとショーのリハーサルをしていた。男性はこの日、4匹のトラとショーに出演する予定で、4匹のトラとともにリハーサルをしていたが、そのうちの1匹のトラが突然、男性に襲いかかってきたという。トラが男性になぜ襲いかかってきたのかについては不明である。男性はトラに噛みちぎられ、病院に運ばれたが、搬送先の病院で死亡が確認された。男性を襲ったトラはイタリアのサファリパークへ移送されたそうだ。 人々を楽しませるサーカスだが、動物を扱う調教師は常に危険と隣り合わせであろう。マスクをしていただけでも動物は異変を察し、人を襲う可能性があるようだ。記事内の引用について「FATAL MISTAKE Circus trainer mauled to death by a bear which tore off his scalp ‘because he forgot to take off his Covid face mask’」(THE Sun)よりhttps://www.thesun.co.uk/news/12946121/circus-trainer-mauled-death-bear-covid-face-mask/「Circus Trainer Killed By Bear After He 'Forgot To Take Off' Coronavirus Mask」(LADbible)よりhttps://www.ladbible.com/news/animals-circus-trainer-killed-by-bear-after-he-forgot-to-take-off-mask-20201017「Orfei Circus tigers maul trainer to death in southern Italy」(BBC)よりhttps://www.bbc.com/news/world-europe-48886443
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