社会
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社会 2013年04月25日 17時00分
北朝鮮核戦争の最終シナリオ 暗殺に怯える三代目・金正恩は半狂乱「地下壕生活」(1)
金正恩第一書記を取り巻く驚くべき騒動が勃発していた。 防衛省関係者がこう証言する。 「ミサイル発射を3月10日前後からチラつかせた三代目・金正恩は、実は4月上旬から半狂乱の様相を呈していたとの情報があるのです。北朝鮮軍部は、この時点で『米政府がCIAに金正恩暗殺を指示した』との未確認情報をキャッチ。軍部に戦慄が走っていたのです」 要は、ミサイル発射の緊迫感が高まる最中に、人民軍中枢に突如「暗殺情報」が飛び込んできたというわけだが、これが原因で金正恩第一書記は大慌て。軍部への指示出し以外は、つとめて身を隠す生活を送っていたとも伝えられているのだ。 前出の防衛省関係者がこう続ける。 「これは極秘情報だが、以前から北朝鮮各地の地下には迷路のように張り巡らされた核シェルターがあり、その総面積は『平壌五つ分に等しい』と評判だった。そのため、暗殺情報をキャッチした金正恩は軍部との連絡も最小限にし、この地下壕内で逃亡生活を送っていたらしいのです」 にわかには信じがたいことだが、これが事実だとすれば無理もない話と言わざるを得ない。'01年に起きた『9・11米国同時多発テロ』の首謀者であるビン・ラディンは、'11年5月にパキスタン北部で米特殊部隊の急襲にあって銃殺されたが、その際に潜伏先を割り出し、一躍注目されたのがCIAだったからだ。 「つまり、金正恩は偵察衛星の補足を恐れる一方で、米国諜報員らに居所を発見され、B−2ステルス型爆撃機にピンポイント爆撃されることも恐れていたのです。実際、米軍は在韓基地に配備したステルス型偵察機を連日、国境付近に飛ばし、金正恩の動向を探っていた。これと並行してCIAが暗躍しだせば、ひとたまりもないというわけです」(前同) ただ、金正恩第一書記が「CIAによる暗殺情報」に怯えまくったのには、別の理由もあるようだ。その筆頭に挙げられるのが、この計画の「周到さ」なのである。 軍事ジャーナリストがこう語る。 「米軍とCIAは、約15年前から金日正総書記(故人)周辺に北朝鮮国籍の諜報員を潜り込ませ、この計画の下準備を進めており、こうしたスパイは今では金正恩の周辺にも複数いると見られている。『米国がスパイを送り込んでいる』との情報は北朝鮮側も織り込み済みだが、側近や軍部の誰が諜報員かわからないために、『暗殺情報』で大慌てとなった可能性が高いのです」 また、公安関係者によれば「北朝鮮は暗殺情報以前から、CIAの動向に神経を尖らせていた」という。その理由は同組織の長官人事。CIAは今年3月にジョン・ブレナン氏を新長官に就任させたが、この人物が“テロ対策のスペシャリスト”だったからだ。 「北朝鮮が注目するブレナン氏は、CIAで25年間にわたってテロ対策専門官を務めてきた筋金入り。しかも、件の『9・11同時多発テロ』の首謀者であるビン・ラディン暗殺計画の中心人物だったのです。そのため、就任時には対北朝鮮を標榜する“オバマの秘密兵器”と呼ばれたほど。北は、暗殺情報が流れる前からCIAへの警戒感を強めていたのです」(前同)
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社会 2013年04月25日 15時30分
過去の栄光汚した! 一般人に暴行ふるったボクシング元世界王者・徳山昌守が謝罪会見
4月23日、路上で男性2人を殴ってケガを負わせたとして、傷害の疑いで、兵庫県警三田署に逮捕されたボクシング元WBC世界スーパーフライ級王者で飲食店経営・徳山昌守容疑者(38=本名・洪昌守=ホン・チャンス=大阪府大阪市西区)が、24日夕方に神戸地裁に送致されて、釈放された。 釈放後、三田市内で謝罪会見を開いた徳山容疑者は、「被害者の方はもちろん、ご迷惑をおかけした皆様にもお詫び申し上げます」と陳謝した。 同署によると、徳山容疑者は22日午後6時15〜25分頃、家族を乗せて三田市の路上を運転中、別の車が急に車線を変えて前方に入ってきた。急ブレーキを踏んだ衝撃で、後部座席のチャイルドシートに座っていた2歳の長女が助手席に顔をぶつけて、後方シート下に転落した。立腹した徳山容疑者は車を止めて、別の車の運転手の会社員男性(24)のあごを殴った上、男性の車を移動しようとしたガソリンスタンドの男性店長(53)の顔を殴ったとされる。 今後は在宅のまま、事件の捜査状況や訴追への動向に従う。 徳山容疑者は94年9月にプロデビュー。00年8月に初の世界王座挑戦で、王者の仁柱(韓国)を破り、WBC世界スーパーフライ級王座を奪取。その後、8連続防衛に成功した。 04年6月のV9戦で川嶋勝重に敗れ、同王座から陥落するも、05年1月のリターンマッチで川嶋にリベンジし、同王座を奪還し、2度目の世界王座に就く。 06年2月、初防衛に成功した後、王座を返上。階級を上げて現役続行を模索したものの、「モチベーションが上がらない」として、07年3月にJBC(日本ボクシングコミッション)に引退届を提出した。 引退後の09年7月、大阪・鶴橋に焼き肉店「まる徳」を開店し、飲食店経営者として、第2の人生を歩んでいた。 元プロボクサー、しかも世界を制した男が一般人に手を出すとは許されがたい行為。徳山容疑者は過去の栄光を自らの手で汚してしまった。(落合一郎)
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社会 2013年04月25日 11時45分
愛知の消防士が「LINE」で連絡取り合った15歳少女にわいせつ行為
昨日、スマートフォン(多機能携帯電話)の無料通信アプリ「LINE(ライン)」が、性犯罪者の身柄確保に役立ったという記事を掲載したが、「LINE」はたぶんに悪用されるケースが多いようである。 愛知県警一宮署は4月22日、「LINE」を通して会った少女に、わいせつな行為をしたとして、同県青少年健全育成条例違反の疑いで、同県稲沢市消防署稲沢東分署の消防士・塚原道昭容疑者(22=同県岩倉市東町白山)を逮捕した。塚原容疑者は容疑を認めている。 逮捕容疑は、2月3日午前3時頃、当時15歳だった同県あま市の無職少女が18歳未満と知りながら、岐阜県羽島郡のホテルに連れ込み、みだらな行為をした疑い。少女が同日、同署に相談して発覚した。 同署によると、2人は1月下旬、携帯電話のサイトを通じて知り合い、「LINE」でのやりとりを続けていたという。 稲沢市は「事実確認をした後、厳正に対処するとともに全職員に対し綱紀粛正を図ってまいります」とコメントしている。 市民の命を守るべき消防士が、法を犯したとなると問題。塚原容疑者はまだ遊びたい盛りの22歳であるが、やはり立場というものがある。消防士としての自覚が、大いに欠如していたというしかない。 また、「LINE」は無料で利用できるとあって、特に若年層に急速に普及している。その反面、犯罪につながる事例が多数散見されている。ここで、なんらかの歯止めをする必要に迫られているのではなかろうか。(蔵元英二)
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社会 2013年04月24日 11時45分
「LINE」が女子高生にわいせつ行為をした男の逮捕に貢献
「LINE」といえば、10代、20代の若者を中心に絶大な人気を誇るスマートフォン(多機能携帯電話)の無料通信アプリだが、とかく、児童買春や恐喝など、犯罪につながることが多い。ところが、その「LINE」が犯人逮捕に貢献する事件が起きたというのだ。 福岡県警早良署は4月20日、同県福岡市の高1の女子生徒(16)の体を触ったとして、同市早良区の高校3年の男子生徒(18)を強制わいせつの疑いで逮捕した。 逮捕容疑は、19日午後10時10分頃、同区飯倉の路上でジョギング中の女子生徒に声を掛け、無理やり路地裏に連れ込んで体を触った疑い。男子生徒は「ムラムラしてやった」と容疑を認めている。 同署によると、男子生徒は自転車に乗り、午後9時半頃から約40分にわたり、「遊びに行こうよ」などと声を掛け、付きまとった。 女子生徒は、友人の男子生徒2人に「LINE」で、「知らん高校の人に捕まった」とメッセージを送信。その後も、現在地とともに「暗がりに連れて行かれる」「ハグされた」などと、状況や場所を書き込んだメッセージを送った。 友人2人は自転車で現場に駆けつけて、110番通報。逃げた少年を同署員らと追跡し、20日未明に現場から1.6キロ離れた路上で身柄を確保した。 捜査関係者は「『LINE』が容疑者逮捕に結びつくのは珍しい」と話している。 とかく、悪用されることが多い「LINE」だが、今回のように、犯人確保に貢献したケースは異例。利用者には、正常な使い方を望むばかりだが…。(蔵元英二)
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社会 2013年04月24日 11時00分
補導者続出が拍車をかける「闇JKリフレ」の“個人営業”
4月1日、警視庁は“JK(女子高生)リフレ”で働く18歳未満の少女を補導対象にすることを通達。それまで労働基準法違反として店側の責任のみが問われてきたが、“被害者”扱いされてきた少女も共犯者と見なされることになった。これを受け、4日には東京・秋葉原の個室マッサージ店で働いていた15〜17歳の少女11人が補導されている。 そもそもJKリフレは、今年1月にも都内の17店舗が摘発を受け、76人もの女子高生が保護されたグレーな業態。頻繁に通っていたS氏(30代・自営業)が、その実態を説明する。 「料金は30分4000円が相場。店に入ると、カーテンで仕切られた狭い一室に案内され、女の子と2人きりで肩揉みや耳掻きのサービスを受けます。さらに追加で2000円ほどを払うと、ハグや膝枕もしてもらえる。中にはもっとエロいサービスをする子もいて、店に内緒で裏オプ(裏オプション)を持ちかけられました。2000円でパンツ見せ、5000円で乳揉み、1万でパンツ越しの手マンといった具合です」 今回の取り締まり強化は、かつて「出会いカフェ」が援交の温床と化したために摘発を受けたケースと同様、女子高生の“売り”を防ぐためのものだが、これにより彼女たちが“闇サービスに流れる”という見方もあるのだ。 秋葉原の某店で働く奈美ちゃん(17歳・仮名)に話を聞いた。 「私は前に『女子高生見学クラブ』もやっていて、それも摘発されちゃって。やっとリフレに落ち着いたんだけど、補導されてあれこれ聞かれるのは嫌だから、店は辞める。しばらくは今まで連絡先を交換した人と援交でもやって、食いつなごうかなって考えているんだけど」 これは彼女に限っての行動ではないようだ。 「それまで“裏オプ”で1日4〜5万円を手に入れていた彼女たちが稼ぎ場を失い、こぞって個人営業に励むということ。それを狙う大人たちが増えるのも目に見えています」(風俗記者) イタチごっこは続きそうだ。
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社会 2013年04月23日 11時45分
まさに非道警官! 交番に相談に訪れた女性に巡査がわいせつ行為
まさに非道というしかないか…。にわかに信じがたい事件が起きた。 神奈川県警監察官室は4月22日、交番に相談に訪れた女性にわいせつな行為をしたとして、特別公務員暴行陵虐容疑で、県警相模原署地域2課の巡査・辻大志(たいし)容疑者(24=同県厚木市温水西)を逮捕したと発表した。 逮捕容疑は当直勤務中の20日午前0時頃、相模原市中央区内の公園で、交番に相談に訪れた同市在住の30代の無職女性にキスするなど、わいせつな行為をしたとしている。辻容疑者は調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているという。 同室によると、19日夜、女性が現場の公園近くの交番に相談に訪れたが、この交番の勤務員が別の任務にあたっていて対応できず、上溝駅前交番に勤務していた辻容疑者が応援に駆け付け、応対した。 辻容疑者は午後11時頃から約1時間、女性の相談を聞いた後、「ちょっと行こうか」などと言って、約200メートル離れた公園に誘い、公園の壁と遊具に囲まれた周りから見えにくい場所で、わいせつな行為に及んだ。辻容疑者は制服姿だった。 その際、暴行や脅迫はなかったといい、強制わいせつ容疑での立件は見送った。女性が21日に同署に被害届を提出し、県警が調べていた。 保坂都彦監察官室長は「警察の職務に対する信頼を大きく損なうものであり誠に遺憾。捜査の結果を踏まえ、厳正に対処する」とコメントした。 警察を頼って相談に来た女性に、わいせつ行為をするなど、まさに非道そのもの。これでは、警察を信用できなくなる。辻容疑者の罪は大きい。(蔵元英二)
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社会 2013年04月23日 11時00分
ハローワークに潜む“カラ求人”の実態
これもアベノミクスのおかげなのか、有効求人倍率も上昇気味だという。厚生労働省は、「企業の中には景気回復を期待して、求人を増やしているところもある。今後、さらに増えていくことを期待している」とコメントしている。 しかし、その頼りにすべきハローワークの実態は、完全に“ブラック化”しているようなのだ。 「求人倍率上昇のからくりは『カラ求人』ですよ。ハローワーク職員は公務員だから、クビにできない余剰人員を抱えている。これを“求人開拓員”に仕立て上げ、地元企業を回らせて『無料だから』と、求人する気もない企業に求人を勧めているのです」(地方紙社会部記者) 仕事を選ばなければ、再就職口はいくらでもあるといわれるが、これも実態とかい離している。 「よく、介護職の人材が足りないといわれます。相談窓口に行くと必ず『資格ある?』と質問されますが、中年男性ではヘルパーの資格を持っていても需要はありません」(中年求職者) さらに、流行りの“ブラック企業”も求人に紛れ込んでいるという話もある。厚労省職業安定局では、こうした“違法行為”が判明した場合、適宜ハローワークから指導が行くと説明しているが、罰則規定はない。同局のスタンスは、おおむね「ハローワークに求人を出す企業は、人を採用したいからという以外に理由はないのでは。応募する側の問題もあるのではないか」というものだ。 実際に就職が成立した「充足率」は、今年1月の実数では17.6%と、採用した会社は4〜5社に1社という状況だ。にもかかわらず、厚労省は求職者側の問題との認識なのである。 生活保護者が一向に減らないわけだ。
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社会 2013年04月23日 11時00分
崖っぷち3兄弟[シャープ][富士通][NEC]の自業自得 戦犯隠しも後の祭り
リストラに名を借りた電機メーカーの人減らしが止まらない。パナソニックは一昨年からだけで、約4万人を削減。ソニーなども追随し、日本を代表する有力企業から次々と優秀な技術者が海外の企業に流出している。このことから、経済産業省は「技術王国の崩壊に直結しかねない」と危機感を募らせている。 そんな折も折、富士通は3月末に幹部社員300人の希望退職募集に加え、半導体部門の2000人削減、欧州子会社での1500人削減を発表。同時に4〜12月まで役員報酬を10〜50%カット、管理職の報酬も3〜7%削減することも併せて発表した。 富士通は2月初め、今年3月期の業績見通しを下方修正し、950億円の最終赤字に転落(従来予想は250億円の黒字)と公表。赤字続きの半導体部門の再編を迫られたのが最大の理由で、これに伴い期末配当が見送られる。実はこのとき、転籍や派遣の打ち切りを含め、国内外で9500人を削減する方針を明らかにしたのだが、結局この計画には遠く及ばない形となった。 それにしてもITシステムで官公需をガッチリ抑え、つい最近まで数少ない勝ち組企業とみられてきた同社が大赤字に陥り、屈辱の無配に塗れた背景には何があったのか。 「世界を席巻してきた日本の半導体産業が、今やコスト競争力で韓国や台湾企業の後塵を拝し、悲惨な状態に追い込まれたということ。この立て直しは“日の丸半導体”のエースだった富士通でも極めて厳しく、下手すれば返り討ちに遭いかねません」(市場関係者) その理由として富士通ウオッチャーは、筋金入りの“お家騒動”体質を指摘する。かつて同社は、関澤義会長(当時)が東大閥を結成して私学勢を追放した。ところが早稲田出身の秋草直之社長(同)が実権を握ると、東大勢を次々と一掃。揚げ句に2009年9月には、早稲田出身の野副州旦社長(同)が秋草派から寝首をかかれる事件が発生した。その舞台裏の人間模様を巡っては今なお騒々しい。 「経営陣が、会社の指揮よりも血で血を洗う派閥抗争にウツツを抜かしてきたのだから、社員の士気に影響して当たり前。それにもかかわらず、トップが『業績が悪いのは社員が働かないからだ』とシャーシャーと言ってのけ、猛反発を買った。そんなツケが今になって重くのしかかったのです」(同ウオッチャー) 経営トップがドロドロの権力闘争に明け暮れ、今や死線をさまよっているという点ではシャープも負けていない。同社は台湾のホンハイ精密工業からの出資が白紙となり、韓国サムスン電子から“たった”103億円の出資を得たばかりだが、これで再建が軌道に乗るとは誰も思っていない。 「狙いはシャープのプリンター事業です。この分野はシャープが世界シェア約12%で第5位なのに対し、サムスンは微々たるシェアしかない。そんな魂胆がなければ、液晶では歯牙にもかけないシャープに救いの手を差し出すわけがありません」(業界アナリスト) こうした一連の舞台裏を巡っても、シャープの救い難い“お家騒動”が背景にあったことで、関係者の嘲笑を買っている。ホンハイからの出資交渉を主導したのは、かねて片山幹雄会長との確執説が取り沙汰された町田勝彦相談役だった。一方、片山会長はサムスンとの資本提携を唱え、既に代表権を返上していることから、代表権を持つ高橋興三副社長を交渉に同行させるなど前のめりになった。ホンハイからの出資が見送られたことで片山会長の存在感が増したかと思ったら、これが大間違い。サムスン出資で「最終的にハンコを押す役目しか与えられなかった奥田隆司社長が『この期に及んで片山会長の復権はとんでもない』とばかり、片山会長を執行役に就かせなかった」(関係者)のだ。 関係者が苦笑する。 「会長、社長の確執を見かねた元社長の辻春雄相談役が、1月から特別顧問として頻繁に出社するようになった。その狙いは片山会長と町田相談役の影響力を排除し、若い人に舵取りを任せようとのことですが、これでサムスンの軍門に屈したら目も当てられません」 NECも非常事態である。昨年は早期退職募集に2400人が群がるなど、トータル1万人の削減効果で、今年3月期は3期ぶりの黒字(200億円)を確保できる見通しだが、尻に火がついている点ではシャープといい勝負だ。 同社は'11年に、パソコン事業を中国のレノボとの合弁会社に移管するなど中国企業との関係を深めているが、今度は携帯電話の自社生産を打ち切る方針を固め、これもレノボへの売却を目指しているとされる。さらに液晶ディスプレー関連技術の特許も台湾のホンハイに売却するなど、資産整理を加速させているのだ。 口さがない向きは「一体、何屋になるつもりなのか。まさに“バザールでござーる”の行き着く先は身売りしかない」と斬って捨てる。 ご多分に漏れず、同社もまた経営トップが壮絶な権力闘争を演じてきた。とりわけ2年前に自殺した西垣浩司元社長と関本忠弘元会長の確執劇は、今なお暗い影を落としている。 「負けん気の強い御両人が演じた血みどろの暗闘は、ついに街宣車が繰り出す騒動にまで発展した。天下の上場企業がそんな醜態をさらせば、屋台骨を直撃するのは当然。今に至るNECの迷走は、10年ほど前に勃発したこの件に起因するといっても過言ではありません」(NEC関係者) この間、同社の将来に絶望した優秀な社員が“難破船ネズミ”を決め込み、これが業績悪化に追い打ちをかけた。富士通、シャープと共通する構図である。 低迷の戦犯が経営陣の確執では救われようがない。
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社会 2013年04月22日 11時00分
ホンダのF1復帰情報に不安の声
ホンダが自動車レースの最高峰、フォーミュラ・ワン(F1)への復帰を目指している。エンジン供給メーカーとして2015年の参戦を検討しており、供給先に英国の名門レーシングチーム、マクラーレンの名が挙がっている。 「ホンダは東京オリンピックが開催された1964年にF1に初参戦して以来、撤退と参戦を繰り返しており、'15年の復帰となれば4度目の参戦になる。同社は金融危機後の2008年には『年間数百億円のコストがかかる』ことなどを理由に撤退した。しかし、'14年からルールが変更となり、従来よりも排気量の少ない1600ccのV型6気筒エンジン搭載が義務付けられ、環境性能を重視した技術がF1に転用しやすくなったのを追い風に、ここへ来てホンダの復帰情報が駆け巡っているのです」(モーター誌記者) ところが、そんな期待に水を差しかねないのが同社を取り巻く環境だ。一昨年の東日本大震災やタイの洪水などの反動もあって、急激な円安にもかかわらず、好調な北米市場を除けば国内、中国などでも苦戦が続いている。 「とりわけ目が離せないのが、尖閣問題を機に反日運動が高まる中国市場。3月半ばには広東省の部品子会社で、賃上げ額を不満とする従業員約100人によるストライキが発生、労組の仲介で収束したが、この工場では2年前にも大規模なストライキが発生し、約3万台の生産が遅れています」(経済誌記者) 洪水被害で壊滅的被害に遭ったタイもまた然り。今年の2月に新工場の建設を発表したが、この土地は「再び洪水被害に遭いかねない場所。それも現地の事業パートナーの言いなりで選んだ」(関係者)のだから世話がない。 「業績の安定がなければF1は続けられない。資金力で勝るトヨタが二の足を踏んでいる中、ホンダが4度目の参戦に踏み切った揚げ句、またゾロ撤退ではそれこそ天下の笑いものです」(証券アナリスト) 参戦、撤退の“常習犯”だけに、どうなることか。
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社会 2013年04月22日 11時00分
『セガサミー』業績不安アリでも株価を急上昇させる“カジノ解禁”の予兆
パチンコ・スロット大手セガサミーHDの株価が上昇を続けている。今3月期業績予想を大幅に下方修正し、主力機種『パチスロ北斗の拳』の新台も販売を延期したにもかかわらずだ。 これは「“あの話”を期待して以外考えられません」と市場関係者が語る。 「東京都の猪瀬知事が都議会の中で、有益性について言及した上、国会での議員立法を求める趣旨の発言をした。橋下大阪市長も誘致を目指しているのは周知の通り。さらに安倍首相が衆議院予算委員会において『メリットがある』と公の場で認めた“カジノ解禁”についての話です」 セガサミーHDはその社名の通り、アミューズメント機器開発・製造・販売、ゲームセンター経営をするセガと、パチンコ・スロット遊技機の開発・製造・販売を行っているサミーがその傘下にある。そのセガはかつて、横浜にカジノ誘致をしようとして断念した過去があった。 2007年にセガは、横浜みなとみらい地区に「エンターテインメントを核とする複合施設の開発」を公表。当時の計画では、セガがまず高層ビルを建築しオープンさせる。そして国会でカジノ法案が成立した後、国有カジノが併設され、同地区が日本一のエンターテインメント地区となる構想だった。 ところが、法案成立前にリーマンショックにより経済が低迷し、計画を断念せざるを得なくなった。同社里見治会長の「ゲームは世界に通用する」という思いは実現しなかったのだ。しかし“カジノ実現”に向けて、ノウハウをしっかりため込んだといわれている。 そして、今、再びのカジノ解禁気運が高まってきた。'07年の失敗から現在に至るまで、セガサミーは韓国のカジノを含む複合リゾート施設案件に携わったり、国内でも宮崎のフェニックスリゾートを買収したりと、事前準備に余念がない。 果たしてセガサミーのリベンジなるか。
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