江波戸哲夫さんの原作をドラマ化。50歳を目前にして、廃店が決まっている銀行支店の支店長となった片岡洋(福山)と、左遷された銀行員たちが協力して大逆転に挑む平成最後の“下克上エンターテインメント”。廃店予定の三友銀行蒲田支店の支店長・片岡洋役で福山、副支店長・真山徹役で香川照之の出演がすでに発表されていた。
先日発表されたのは、片岡の部下となる蒲田支店の“ダメ社員”と、片岡を始めとする蒲田支店の面々に立ちはだかる最大の敵である本部の幹部。
“ダメ社員”の方は、神木隆之介、中村アンら、そして片岡にとって最大の宿敵である常務を三上博史、頭取を市村正親がそれぞれ演じるというのだ。
「銀行モノは民放キー局のみならず、WOWOWまでがこぞって映像化してしまったため、今回はドラマの放送開始に合わせて作品を書き下ろすという同時進行。そんな事情もあて、制作サイドの士気はいつも以上に高まっている」(TBS関係者)
発売中の「女性自身」(光文社)によると、福山の意気込みもかなりのもの。先月下旬、都内の人気美容室を訪れたというが、カットしたのはわずか1センチほど。
今作で初めて銀行員を演じるとあって、お気に入りの美容師に頼んで常に役と同じ髪形にして、クランクイン前から気持ちを高めているというのだ。
「15年9月に吹石一恵と結婚。“ましゃロス”なる言葉まで生まれるほど、多くの女性ファンを悲しませたが、結婚後、映像作品がまったく当たってないだけに、今回のドラマにかける思いは人一倍強いはず」(テレビ局関係者)
福山がその演技で視聴者をひきつけることができるかが注目される。