先週の土曜の夕方、自分の生番組出演のため、TBS正面玄関に入ろうとすると、中年の紳士風の方が、私を見るなり突然やってきて、有名店の包み紙の菓子折りを差し出してきました。聞けば先々週の中山・アネモネSで、私の予想で3連単を的中させたから、何かお返しをしたいとのこと。24万7300円を500円も。お誘いは丁重にお断りしたものの、菓子折りは頂くことになりました。恐縮しています。
また、帰りはゲストの天雀さんと玄関を出たところで、ご老人が色紙片手にサインを、と哀願してきました。寒風の中、ひたすら待っていただいたようで、私も胸が熱くなりました。
さて、今週はGI「高松宮記念」が行われますが、阪神では皐月賞有力候補のアプレザンレーヴが「毎日杯」に登場。断然人気ですが、皐月賞出走はここで1、2着に入らないと賞金的に絶望。内田騎手を配して、どんなレースをするのか目が離せません。私の予想は4走中、3回もラスト3F33秒台を叩き出したストロングリターンです。
さあ、中山では伝統の「日経賞」です。AJCCを圧勝したネヴァブション。中山のこの距離は3戦3勝の適性。一昨年にもこのレースを制覇していますが、ここは一番、新鮮さと勢いに注目。アーネストリーに期待。重なる休養でキャリアが8戦、着外がわずか1回(5着)という未知の魅力。デビュー戦ではGI2勝のトールポピーを圧倒したように、潜在能力は相当高いと思われます。
昨年の9月から現在まで5戦3勝、2着と3着がそれぞれ1回。すごい充実ぶりです。しかも、抜群のレースセンス。流れに応じて位置取りを変えられる器用さを兼備しています。こういうタイプは相手に応じて競馬ができる勝負強さがあります。
前走の御堂筋Sでも3番手から余裕しゃくしゃくでナムラクレセントを突き放し完封。そのクレセントが先週の阪神大賞典で、ジャパンC優勝馬スクリーンヒーローに先着する3着。ゆえに御堂筋Sは価値ある好走。中3週の臨戦過程も2戦して(1)(2)着。時計のかかる馬場も歓迎。楽しみです。