1位は、女子ソフトボールの金メダル獲得。
ソフトボールは2012年のロンドン五輪では、正式種目から除外される。金メダル獲得を目指す日本代表は、エース上野由岐子投手が準決勝の米国戦、決勝進出決定戦の豪州戦を延長まで投げ抜き、翌日に行われた決勝の米国戦でも完投し、2日間3試合で413球を完投して優勝。有終の美を飾った。女子の球技としては1976年モントリオール五輪での女子バレーボール以来の金メダル。
2位は、大活躍した女子レスリング4人娘。
55キロ級の吉田沙保里、63キロ級の伊調馨が、女子レスリングフリースタイルが正式種目となった04年アテネ五輪に続き金メダル。48キロ級の伊調千春は、2大会連続で銀メダル。72キロ級の浜口京子も2大会連続で銅メダルに輝いた。代表となった4選手が2大会連続でメダル獲得という快挙を達成した。
3位は、サッカー女子日本代表、なでしこジャパンの活躍。
予選リーグで敗退し、選手からは監督批判まで飛び出すなど醜態をさらした反町ジャパンとは対照的に、チーム一丸となってベスト4進出を果たした。3位決定戦に敗れ、惜しくもメダル獲得はならなかったが、エースの沢穂稀を中心に健闘した。
4位は、女子マラソンのドタバタ劇。
00年シドニーの高橋尚子、04年アテネの野口みずきに続き、日本勢3連覇が懸かっていたが、開幕前に野口が左太もも肉離れで出場辞退。土佐礼子、中村友梨香の2選手で臨んだが、土佐は途中リタイア、中村は13位。大会前の負傷者、レースでの途中棄権者を出したことに、日本陸上連盟に対する批判も飛び出した。
5位は、柔道で谷本歩実、上野雅恵が2連覇。谷本は63キロ級、上野は70キロ級でアテネに続き金メダルを獲得した。
一方、「田村で金、谷で金、ママでも金」を掲げ、シドニー、アテネに続き、3連覇を目指した谷亮子は銅メダルだった。
バドミントンのオグシオこと小椋久美子&潮田玲子は5位でメダル獲得ならず。一方、末綱聡子&前田美順は、準々決勝で世界ランキング2位の中国ペアを破る大金星。スエマエの愛称も生まれた。
また、次点としては、北京五輪でのビッグカップル誕生。卓球の福原愛が、11月発売の写真週刊誌で男子テニス世界ランク63位の錦織圭とのデートをキャッチされ処女スキャンダル発覚。2人が意気投合したのは、北京五輪の選手村だったという。