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根岸S 3年ぶりのV奪還を目指すリミットレスビッド絶好

 2006年の覇者リミットレスビッドが若さを誇示している。筋肉のたっぷり詰まったぷりぷりの胸前、そしてトモ。すでに10歳になったが、丸みを帯びたその体からは若いものにはまだまだ負けんという気概が伝わってくる。

 「10歳まで頑張らせるつもりだったから、予定通り。本当によく走ってくれている」と加用調教師はうなずいた。「しかも、毎年、重賞を勝っているんだから、偉いよ」
 芝を中心に使われていたころは成績もあまり安定しなかったが、2度の骨折を経て立ち直った6歳からはダート路線をひたすら走ってきた。
 父はサンデーサイレンス。母のエリザベスローズは自身も芝のセントウルSを勝ち、繁殖に上がってアグネスゴールドを産んでいる。リミットも血統から芝で期待されたのは無理からぬことだったが、脚元に不安を抱え込んだことで本当の適性を見いだされた。

 「あのあたりがこの馬の運。ここまで現役でいられるのも運だよね」
 前走は暮れに園田で行われた兵庫GTで3着。その後はここを目標に乗り込まれ、いたって順調。調子のバロメーターは馬体重で「500キロを切ると力を出せないけど、大丈夫でしょう。いい状態に持っていけば確実に走ってくれる。前回の東京は昨年のフェブラリーSで差のない5着。今のデキで、この相手なら」と自信を垣間見せた。

 【最終追いVTR】坂路で単走。中間2本目ということもあり、ゴール前で右ムチをビッシリ叩き込まれる意欲的な攻め。この気合注入に力強く反応し、最後までしぶとく脚を伸ばした。明け10歳ながら元気いっぱいだ。

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