6人(※現在は岩橋玄樹がパニック障害の治療中のため5人)は、CDデビュー前から個々で活躍していた。メンバー全員では現在も、日本テレビ系朝の情報番組『ZIP!』のレギュラーコーナー“DESHIIRI”で奮闘中だが、最年少の高橋海人は、キンプリのデビュー前から『Rの法則』(Eテレ)にレギュラー出演(※元TOKIO・山口達也氏の不祥事によって番組は終了)。現在は、神宮寺勇太&岩橋玄樹とのトリプル主演の連ドラ『部活、好きじゃなきゃダメですか?』(日テレ系)がオンエア中。そしてついに、ソロで初ゴールデン番組『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)のレギュラーメンバーの座を射止めた。
タレント・坂上忍が10月、フジでスタートさせたばかりの動物番組。プライベートで愛犬を12匹も飼っている坂上が、人間と動物がふれあえる王国を建てたいという夢を描き、王国ファミリーと呼ばれるレギュラーメンバーたちと一緒に歩んでいる。
スタジオでは坂上をはじめ、同じレギュラー陣のサンドウィッチマン、野性爆弾・くっきー、大女優・片平なぎさいった大先輩と一緒に座る最年少の新人アイドル。父親ほどの年齢差がある坂上を横にしても物怖じしないのは、さすがだ。言葉知らずのナチュラルボーンは長所となりつつあり、キャラクターが浸透してきた。本人いわく、「いま成長段階」だそうだ。
そんな高橋が片平と共に取り組んでいるのは、「生き物と暮らす自然を取り戻す! 自然再生プロジェクト」。東京郊外の某神社で、生き物が集まる自然の池を造っているのだ。体を張ったガチ作業。すでに防水工事を終え、生き物の酸素供給のための滝を30時間以上もかけて造った。このときは、石材加工を担当した。
続いては、池の中の止まり木となる丸太(乱杭)作り。親方から厳しく指導されると、2時間で50本を1人で仕上げた。その丸太には、水中防腐のためにガスバーナーをしなければならない。親方から説明されると、「あぶりサーモンみたいに」と独特の解釈をして、バカ笑い。スタジオの坂上は、「ちょいちょいサイコになる」と絶妙な意見を述べたが、これは高橋の深部を表現するにふさわしい言葉だ。
今年もっとも売れたジャニーズのスーパー新人アイドル、キンプリ。キラキラの王子様も“坂上園長”のもとでは、泥と汗にまみれて体を酷使。このギャップも、ティアラ(キンプリのファン)にとっては萌えキュンポイントのようで……。
(伊藤雅奈子)