同番組でMCを務めるフリーの宮根誠司アナに対し、寺島から何度か電話があったという。宮根アナは、「たけしさんが好きでオフィス北野に入れてもらった。面談をしたのは森(昌行)社長。たけしさんとの関係性は今後も変わらない。ただ、入れてくれたのは森社長なので、森社長にも恩義がある」と寺島の言葉を代弁。寺島が残留する意向であることを明かした。
さらに寺島は、「(オフィス北野に)残って、微力ながらオフィス北野を盛り立てていけるよう頑張る」と話していたという。宮根は「僕は気を遣って電話しなかったんですけど、しびれを切らせて向こうから電話がかかってきた」とし、寺島から「(テレビで)言ってくれ。俺は残る」と託されたため、寺島の言葉を公表したことを説明した。
「オフィス北野の俳優の中では、寺島が稼ぎ頭。寺島は脇役として確固たる地位を確立しているだけに、たけしの新事務所に移籍してもしなくてもオファーの数は変わらないだろう。役では男気あふれる役を演じることが多いが、渦中でも男気を貫いた」(芸能記者)
北野武初監督作品「その男、凶暴につき」への出演をはじめ、北野監督作品の常連だった寺島。
その後、05年放送の深田恭子主演のテレビ朝日系ドラマ「富豪刑事」のあたりからドラマなどへも活躍の場を広げ、名バイプレイヤーの1人に成長した。
今後は、新体制でスタートする「オフィス北野」を看板俳優として支えて行くことになりそうだ。