小籔は一連の問題に触れながら、「騒動のなかで、確かにパワハラとして自覚する部分は、栄コーチにももちろんあったと思います。」と発言。しかし、該当発言以前の言動も鑑みるべきと主張し、「一方的な意見だけ多めに聞くと、ちょっと怖くなってくるのは正直あります。」と、偏った意見が取り上げられることを疑問視した。
それに対し坂上は、「それは報道のあり方に疑問を呈しているの?」とコメント。パワハラに認定された発言やされてないものに対し意見を聞いていると述べ、「報道のあり方の話をされたって、俺だって困っちゃうよ。」と語気を強めた。
すると小籔は、「僕は一つの意見しか聞いていない。」と主張。2010年に栄氏が伊調に対し、「よく俺の前でレスリング出来るな。」と発言したことについて、「それまでに何があったのかって思う。」とその発言までの経緯を知りたいと語った。これに坂上は「あ、そう」と返すだけに留まった。
このやりとりに、ネット上では「小籔の分析に賛成」「小籔が正論だろ」と小籔を支持する声が続出。一方で「視聴していて不安になる」「坂上の態度が怖いしパワハラ」という批判の声も寄せられた。
「『バイキング』自体が、坂上とパネラーの絡みで人気を集めている部分があります。しかし、パワハラの話題を取り上げているなかで、こういったやりとりをしていると、番組の構造自体がパワハラだと突っ込まれても仕方ないでしょう。」(テレビ誌ライター)
また、坂上の怒りを疑問視する一方、小籔の発言も作為的なものかもしれないという声もあるようだ。
「小籔が番組の構造を知ったうえで、あえて坂上の発言を誘導させた可能性もあります。番組としては坂上を熱くさせてなんぼで、後の話題にも繋がりますからね。」(同・ライター)
火曜レギュラーを務める小籔の発言は、番組の空気を読んだものだったのだろうか。