批判を受けているのは、青山が合羽橋の道具屋を訪れ、店に置いてあった商品をTシャツの下に取り付け、より乳首に近いものを探すという企画。道具屋の60代から70代と思われる男性店主に趣旨を説明すると、困惑気味ながらも乳首に見えそうな商品を紹介して回る。
そして、青山は急須の蓋やホイップクリームを出す器具の先端部分などを付け、店主や男性スタッフに見せて回る。そのたびに男性スタッフは「おー」と楽しそうな声を上げ、困惑気味の店主も「ドキドキしますね」と話した。
さらに、ホイップクリーム器具の先端部分で乳首をかたどった様子を見ると、店主は「突出感が抵抗ある」と評論する。言わされているようにも思えたが、「ノリノリ」であるかのような演出が取られる。
そして最後に、青山が店内から探してきたのは、熱い物を掴む際に使用するピンク色の指サック。色が色だけにリアリティがあり、ほぼ乳首にそのものに見える。それを見た男性スタッフは再び大歓声。
そこで、遠藤達也ディレクターが店主の男性に「楽しくてしょうがないでしょ」と笑い、「楽しくはないけどドキドキする…」と男性が話すと、遠藤ディレクターは「乳首好きですね」と再び笑った。
この内容にネットは大荒れ。一部には「やっぱりめぐちゃんが出ないとつまらない」「これもこの番組の醍醐味」という声もあったが、ツイッターのハッシュタグ『月曜から夜ふかし』では、「不快」「青山めぐちゃんをスタッフのおもちゃにしている」「全く面白さがわからない」などの批判の声が相次ぐ。
特に女性視聴者からは「発想が気持ち悪い」「男性が女性を性的に見て笑っているのが耐えられない」「青山めぐが出てきたらチャンネルを変える」などの声が出た。青山自身に、非はないと思われるのだが…。
青山は『月曜から夜ふかし』のセクシー担当としてたびたび出演し、内容に批判が集まってきた。2019年も正月に「乳首にみえるおせち料理」企画を放送し嫌悪感を訴える声が殺到すると、7月には青山の着たTシャツにシミを付けて、味覚コンサルタントに舐めさせてシミは何であるかを当てるという企画を放送し、「AVかと思った」などの声が挙がる。
さらに、8月には「かんぴょうをセクシーに見える使い方」という、青山にかんぴょうを巻きつけてセクシーに見える瞬間を見る企画で、「パンチラ」させるなどして、不興を買った。いずれも一部視聴者からは「これでこそ深夜番組」などの声も出るのだが、深夜としては異例の人気番組だけに女性の視聴者も多く、その殆どが嫌悪を訴えている状態だ。
この企画を指揮する遠藤氏は、一度番組内で企画立案引退を示唆したものの、マツコ・デラックスと村上信五に引き止められ、企画を継続することになった。もちろん演出だという声もあったのだが。
女性視聴者から嫌悪の声が殺到し、企画を忠実にこなす青山にも「チャンネルを変える」などの声が出ているセクシー企画。今後も続けていくつもりなのだろうか。